ミミジロヒヨドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日は同じくヒヨドリの仲間、ミミジロヒヨドリをご紹介します。

ミミジロヒヨドリ(Streak-eared Bulbul)はタイ、マレーシア、ラオス、カンボジア、ベトナムなどに分布する体長17.5~19.5cmのヒヨドリ科シロガシラ属の鳥で、名前のごとく耳羽に線状の白斑が見られるのが特徴です。なお、ミャンマーに分布する別亜種については、2016年に別種として分離され、現在英名はAyeyarwady Bulbulとなっています。

カッティエン国立公園で目にしたミミジロヒヨドリ。全身褐色ですが、よく見ると耳の辺りに線状の白斑を確認することができます。、

ミミジロヒヨドリ3

ミミジロヒヨドリ2

ミミジロヒヨドり5

ミミジロヒヨドリ6

ミミジロヒヨドリ7

今日はタイ、マレーシア、ラオス、カンボジア、ベトナムなどに分布するミミジロヒヨドリをご紹介しましたが、ミャンマーに分布する下腹部の黄色みが薄い別亜種については、2016年に別種として分離されています。分類についてはある意味、人間が勝手に行っていることであり、それに伴い名前も変わるため、鳥にとっては迷惑な話かもしれませんが・・・・


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コシジロヒヨドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はコシジロヒヨドリをご紹介します。

コシジロヒヨドリ(Sooty-headed Bulbul)は中国南部から東南アジア、ジャワ、バリなどに分布する体長19~21㎝のヒヨドリ科シロガシラ属の鳥で、スマトラ島やスラウェシ島などにも移入されており、林縁や薮地、開けた林などを好み、公園や庭園にもよく現れるようです。

カッティエン国立公園で目にしたコシジロヒヨドリ。コシジロヒヨドリは分布域により9亜種に分かれており、今回目にしたのは尾羽基部に黄色斑があることから、ベトナム中部に分布する亜種Pycnonotus aurigaster dolichurus、あるいはタイ南東部、インドシナ南部に分布する亜種Pycnonotus aurigaster germaniの何れかと思われます。

コシジロヒヨドリ6

コシジロヒヨドリ7

コシジロヒヨドリ8

コシジロヒヨドリ9

コシジロヒヨドリ13

コシジロヒヨドリ14

こちらは飛び出しです。後ろから見ると、尾羽基部の黄色斑がよく分かります・・・

コシジロヒヨドリ20

コシジロヒヨドリ21

今日はベトナム南部で目にしたコシジロヒヨドリの亜種Pycnonotus aurigaster dolichurus、あるいは亜種Pycnonotus aurigaster germaniの何れかと思われる個体をご紹介しましたが、以前訪れたタイ北部では、ミャンマー南東部からタイ北部にかけて分布する尾羽基部が赤色の亜種Pycnonotus aurigaster klossiを目にしましたので、ご参考までにその時の写真をご紹介します。

コシジロヒヨドリ4


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シロハラカンムリヒヨドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はシロハラカンムリヒヨドリをご紹介します。

シロハラカンムリヒヨドリ(Ochraceous Bulbul)はミャンマー南部、タイ南部、カンボジア南西部、ベトナム南部からマレー半島、スマトラ、ボルネオにかけて分布する体長19~22cmのヒヨドリ科Alophoixus属の鳥で、分布域により8亜種に分かれており、今回目にしたのはべトナム南部に分布する亜種Alophoixus ochraceus hallaeと思われ、胸以下の体下面は和名とは異なり、淡い黄褐色なのが特徴のようです。

カッティエン国立公園で目にしたシロハラカンムリヒヨドリ。和名のように立派な冠羽があり、ヒヨドリの仲間とは思えない魅力的な雰囲気を持っています。

シロハラカンムリヒヨドリ1

シロハラカンムリヒヨドリ3

シロハラカンムリヒヨドリ4

シロハラカンムリヒヨドリ5

今日はベトナム南部だけに分布するシロハラカンムリヒヨドリの亜種Alophoixus ochraceus hallaeをご紹介しましたが、それにしてもベトナム南部は固有種、固有亜種が多く、同じインドシナ半島でも生物分布においては特異なエリアのようです・・・


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キガシラムクドリ、キュウカンチョウ

ベトナムシリーズの続きで、今日はキガシラムクドリとキュウカンチョウをご紹介します。

最初はキガシラムクドリです。

キガシラムクドリ(Golden-crested Myna)はインド北東部から東南アジアにかけて分布する体長22~24cmのムクドリ科Ampeliceps(キガシラムクドリ)属の鳥で、全身黒色ですが、名前のように頭部から喉にかけて鮮やかな黄色で、雨覆にも黄色のパッチがあり、大変インパクトのある鳥です。

カッティエン国立公園で遥か彼方の対岸にやって来たキガシラムクドリ。あまりに遠くて鮮明な写真ではありませんが、左側の個体は頭部から顔にかけて黄色で、翼のパッチもはっきりしていることからオスと思われ、右側の個体は頭部と喉に黄色斑があることからメスと思われます。

キガシラムクドリ1

しばらくすると、やや大型の黒い鳥がやって来ました。よく見ると、日本でも飼い鳥として人気の高いキュウカンチョウです。(左側の個体はキガシラムクドリのメスと思われます)

キュウカンチョウ(Common Hill Myna)はインドから東南アジアにかけて分布する体長27~31cmのムクドリ科キュウカンチョウ属の鳥で、嘴はオレンジ色で、眼下部から後頭部にかけて黄色い肉垂れがあるのが特徴で、分布域により7亜種に分かれていますが、今回目にしたのは黄色い肉垂れの形と分布域から考え、インド北部から中国南部、インドシナ、タイにかけて分布する亜種Gracula religiosa intermediaと思われます。

キュウカンチョウ2

キュウカンチョウ1

今日は遥か遠くの木にとまった何れも黒色の体に黄色斑の対比が鮮やかなムクドリ科の鳥、キガシラムクドリとキュウカンチョウをご紹介しましたが、今度はもう少し近くでその姿を見てみたいものです・・・


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クビワムクドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日は東南アジアでは比較的ポピュラーなクビワムクドリをご紹介します。

クビワムクドリ(Black-collared Starling)は中国南部からカンボジア、ベトナムにかけて分布する体長27~30.5cmのムクドリ科Gracupica属の鳥で、名前のように首に太くて黒い首輪状の帯があることから名付けられています。

ベトナム南部の草地で目にしたクビワムクドリ。ムクドリの仲間ではキュウカンチョウと並んで大きく、眼の周囲は露出した黄色い皮膚で縁どられ、黒いマフラーを巻いたような首の輪が目を引きます。

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今日は中国南東部や東南アジアでは比較的ポピュラーなクビワムクドリをご紹介しましたが、日本ではまだ記録のない鳥ではありますが、気候の温暖化や亜熱帯化に伴い、今後日本でも記録される可能性のある鳥とも言われています。いつの日か日本でもそんなクビワムクドリを見てみたいいものです・・・


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チョウショウバト

ベトナムシリーズの続きで、今日はチョウショウバトをご紹介します。

チョウショウバト(Zebra Dove)はタイ南部、マレーシア、シンガポールから、インドネシアのスマトラ島、ジャワ島、バリ島などの島々に自然分布する体長約21cmのハト科チョウショウバト属の小型のハトですが、近年、かご抜けあるいは意図的な放鳥により、タイ中部、ラオス、ボルネオ島、スラウェシ島、ハワイ、ニューカレドニアなど、広い範囲で見ることができるようで、今回ベトナム南部で目にしたのもかご抜けあるいは意図的な放鳥により分布を広げたものではないかと思われます。

カッティエン国立公園で目にしたチョウショウバト。上面は褐色みのある灰色で黒の縞模様があり、下面は桃色みを帯び、頸、胸、腹の両側に黒い縞があるのが特徴で、顔は青灰色で目の周りに青い皮膚が裸出しています。

チョウショウバト1

チョウショウバト3

チョウショウバト4

今日はベトナムではかご抜けあるいは意図的な放鳥により分布を広げたと思われるチョウショウバトをご紹介しましたが、本種は鳴き声がクークーという柔らかい声で断続的に鳴くことからペットとして人気があり、本来の自然分布域以外にも分布域を広げているようで、以前訪れたボルネオでもその愛らしい姿を楽しんだことを思い出しました・・・


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ミカドバト

ベトナムシリーズの続きで、今日はミカドバトをご紹介します。

ミカドバト(Green Imperial Pigeon)はネパール、インド、スリランカから中国南部、タイ、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、大スンダ列島、小スンダ列島、フィリピンなどにかけ広く分布する体長42~47cmのハト科ミカドバト属の鳥で、分布域により12亜種に分かれており、今回目にしたのはインド北部、ネパールから中国南部、タイ、インドシナ、アンダマン諸島に分布する亜種Ducula aenea sylvaticaと思われます。

カッティエン国立公園で上空を横切っていったミカドキジ。さすがImperialというだけあり、上面が美しい緑色をした大型のハトです。

ミカドバト4

ミカドバト5

ミカドバト3

ミカドバト6

今日は上面が美しい緑色の大型のハト、ミカドバトのうち、インド北部、ネパールから中国南部、タイ、インドシナ、アンダマン諸島に分布する亜種Ducula aenea sylvaticaと思われる個体をご紹介しましたが、ご参考までに以前、ボルネオで目にしたマレー半島から大スンダ列島、小スンダ列島に分布する亜種Ducula aenea polia に関するブログをご紹介します。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-240.html


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ベニバト

ベトナムシリーズの続きで、今日は日本でも南西諸島ではお馴染みのベニバトをご紹介します。

ベニバト(Red Turtle Dove)はパキスタン、インドからネパール、チベット、中国、東南アジア、台湾、フィリピンにかけ広く分布する全長約23cmのハト科キジバト属の鳥で、全部で2亜種に分かれており、今回目にしたのはネパール東部、インド北東部、チベット北東部から中国、台湾、日本の南西諸島、フィリピンにかけて分布する亜種ベニバト(Streptopelia tranquebarica humilis)と思われます。

カッティエン国立公園で遠くの木に群れでとまっていた亜種ベニバト。

ベニバト5

頭から頸が青灰色で、翼と背中に赤色みがあるのがオスの特徴です。

ベニバト7

ベニバト8

こちらはオスで

ベニバト1

こちらはメスでしょうか・・・

ベニバト2

今日は日本でも数少ない旅鳥または冬鳥として西日本に渡来し、南西諸島ではほぼ毎年記録があるベニバトをご紹介しましたが、名前のようにオスでは全身紅色で体長も約23cmと小さく、何とも可愛らしいハトです・・・


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ハイガシラアオバト

ベトナムシリーズの続きで、今日はハイガシラアオバトをご紹介します。

ハイガシラアオバト(Ashy-headed Green Pigeon)はネパール、インド北東部からミャンマー、中国南西部、インドシナ南部にかけて分布する体長25.5~26cmのハト科アオバト属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはネパールを除く上記エリアに分布する基亜種Treron phayrei phayreiと思われ、名前のように頭部が灰色なのが特徴です。

カッティエン国立公園で目にしたハイガシラアオバト。何れの個体も頭部の灰色みが薄く、上面が暗色みを帯びていることから幼鳥と思われますが、左下の個体は胸にオレンジ色が見られることからオスの幼鳥と思われます。

ハイガシラアオバト6

ハイガシラアオバト8

ハイガシラアオバト9

ハイガシラアオバト3

ハイガシラアオバト1

ハイガシラアオバト2

今日はネパール、インド北東部からミャンマー、中国南西部、インドシナ南部にかけて分布するハイガシラアオバトをご紹介しましたが、本種は以前はハイビタイアオバト(Pompadour Green Pigeon)の亜種として分類されていましたが、その後、以下の3種に分割され、名前もハイガシラアオバト(Ashy-headed Green Pigeon)となったものです。
①スリランカに分布するハイビタイアオバト(Sri Lanka Green Pigeon)
②インド南西部に分布するGrey-fronted Green Pigeon(和名なし)
③ハイガシラアオバト(Ashy-headed Green Pigeon)


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ハシブトアオバト

ベトナムシリーズの続きで、今日はハシブトアオバトをご紹介します。

ハシブトアオバト(Thick-billed Green Pigeon)はネパール中部、インド北東部からミャンマー、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、フィリピンにかけて分布する体長25.5~27cmのハト科アオバト属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、今回目にしたのはネパール中部、インド北東部からミャンマー、インドシナにかけて分布する亜種Treron curvirostra nipalensisと思われ、名前のように嘴が太く、嘴後方には赤色斑があり、目の周りには青緑色のアイリングがあるのが特徴です。

カッティエン国立公園で目にした全身が黄緑色のハシブトアオバトのメス。オスは頭部から背にかけて灰緑色で、翼上面は赤茶色なのが特徴です。

ハシブトアオバト1

ハシブトアオバト2

ハシブトアオバト3

ハシブトアオバト5

今日はネパール、インドから東南アジアにかけて分布するハシブトアオバトをご紹介しましたが、初めて見るハシブトアオバトは目の周りに青緑色のアイリングがあり、とても印象的でした・・・


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ミヤマヒタキ

昨日の続きで、今日は同じく台湾で目にしたミヤマヒタキをご紹介します。

Southeast Asia, Philippines
ミヤマヒタキ(Ferruginous Flycatcher)は夏季にヒマラヤから中国中部、台湾にかけて繁殖し、冬季は東南アジア、フィリピンに渡り越冬する体長12~13cmのヒタキ科サメビタキ属の鳥で、日本では迷鳥として愛知県、見島、男女群島女島、トカラ列島平島、沖縄島、宮古島、与那国島などで記録があり、今回訪れた台湾では数少ない夏鳥として中海抜の山地に渡来することが知られています。

中海抜の山地で目にしたミヤマヒタキ。灰色の頭部に暗茶褐色の背と、白いアイリングが印象的で、さすがヒタキ科の鳥、何度も同じ場所にやって来て楽しませてくれました。  

ミヤマヒタキ1

中国語では紅尾鶲と表記されている通り、尾が紅色なのが印象的です。

ミヤマヒタキ3

ミヤマヒタキ2

ミヤマヒタキ6

ミヤマヒタキ10

ミヤマヒタキ12

ミヤマヒタキに会いたくて、比較的遭遇率が高いと言われるトカラ列島平島に何度も足を運びましたが、残念ながら今まで目にすることは叶いませんでした。今回、かすかな期待を抱いて台湾を訪れましたが、思いがけず憧れのミヤマヒタキを目にすることができ何だか得をした気分で戻ってきました・・・


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カンムリカッコウ

昨日の続きで、今日は台湾・金門島で目にしたカンムリカッコウをご紹介します。

カンムリカッコウ(Chestnut-winged Cuckoo)はインド北部、ネパールから中国東部、東南アジアにかけて分布する体長45~46cmのカッコウ科カンムリカッコウ属の鳥で、和名は頭部に立派な冠羽があることから、また、英名はのように翼がl鮮やかな栗色であることから名付けられています。中国大陸に近い金門島では稀な夏鳥として繁殖のため渡来するようです。

早朝、ロッジの近くにやって来たカンムリカッコウ。顔から後頭、背から雨覆、風切の一部、尾は光沢のある黒色で、尖った冠羽がとても印象的です。

カンムリカッコウ1

カンムリカッコウ3

カンムリカッコウ4

カンムリカッコウ5

カンムリカッコウ6

こちらは夕方、別の場所で目にしたカンムリカッコウ。横から見ると鮮やかな栗茶色の翼が印象的です。

カンムリカッコウ30

カンムリカッコウ31

日本では迷鳥として、トカラ列島宝島や飛島、舳倉島、男女群島、琉球諸島などで記録のあるカンムリカッコウですが、ここ台湾・金門島では中国大陸に近いこともあり、毎年少数が繁殖のため渡来しているようで、今回、幸いにもその雄姿を目にすることができました。名前通り立派な冠羽と長い尾を持つ初見のカンムリカッコウは何とも魅力的でした・・・


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バーダー憧れの鳥 ヤイロチョウ

ベトナムシリーズの途中ですが、今日は先日、台湾で目にしたヤイロチョウをご紹介します。

ヤイロチョウ(Fairy Pitta)は夏季に日本、韓国、北朝鮮、台湾、中国南東部で繁殖し、冬季はボルネオに渡り越冬する体長約18cmのヤイロチョウ科ヤイロチョウ属の鳥で、和名は色彩豊かなことから、また英名は妖精のような美しい鳥から名付けられおり、日本では数少ない夏鳥として渡来することから、まさにバーダー憧れの鳥として知られています。そんな魅力的なヤイロチョウですが、日本より南方に位置する台湾では少し早めに渡来するようで、今回訪れた6月初旬にはすでに繁殖に入っているようでした。

山麓に姿を見せたヤイロチョウ。尾羽は短く、嘴は太くやや下方へ湾曲し、後肢は長く、地表で歩行するのに適しています。

ヤイロチョウ30

ヤイロチョウ28

ヤイロチョウ33

ヤイロチョウ32

ヤイロチョウ38

ヤイロチョウ18

ヤイロチョウ19

日本の南方に位置することから台湾には一足早く渡来するヤイロチョウですが、今回訪れたこの場所ではすでに繁殖に入っているようで、ここ2日間は全く姿を見せていなかったそうですが、今回は幸運にも到着直後からその美しい姿を目にすることができ、久しぶりの出会いを楽しんできました・・・


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ベトナムの固有種 ズグロダルマエナガ

ベトナムシリーズの続きで、今日はズグロダルマエナガをご紹介します。

ズグロダルマエナガ(Black-headed Parrotbill)はベトナム南部にのみ分布する体長15.5~18.5cmのダルマエナガ科Psittiparus属のベトナムの固有種で、名前のとおり頭頂が黒く、頬に黒色斑があり、英名のようにオウムのような嘴に特徴があります。

ベトナム南部の山地で遠くの灌木にやってきたズグロダルマエナガ。本種は以前はハイガシラダルマエナガ(Grey-headed Parrotbill)のベトナム亜種として分類されていたものが、近年別種として分離されたもので、ハイガシラダルマエナガの頭頂が灰色なのに対し、本種は黒色なのが特徴のようです。

ズグロダルマエナガ4

ズグロダルマエナガ1

ズグロダルマエナガ2

ズグロダルマエナガ3

今日はベトナム南部にのみ分布するベトナムの固有種ズグロダルマエナガをご紹介しましたが、本種が属するダルマエナガ科はチメドリ科やメジロ科とは姉妹群であり、ズグロムシクイ類やノドジロチメドリ類、ダルマエナガ類などを含む20属70種からなっており、分類的に見ても、大変興味深い科と言えます・・・


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ベトナムセアカチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はベトナムセアカチメドリをご紹介します。

ベトナムセアカチメドリ(Vietnamese Cutia)はラオス南東部とベトナム中部・南中部に分布する体長17~19.5cmのガビチョウ科セアカチメドリ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのは分布域から考え、ベトナム南中部に分布する基亜種Cutia legalleni legalleniと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたベトナムセアカチメドリ。眉斑は太く黒く、和名のごとく背は赤茶色で、喉以下の体下面には黒色の細い横縞があるのが特徴です。

ベトナムセアカチメドリ9

ベトナムセアカチメドリ8

ベトナムセアカチメドリ10

ベトナムセアカチメドリ2

ベトナムセアカチメドリ3

ベトナムセアカチメドリ7

こちらは頭部が茶色で、背には黒色の縦斑があることからメスと思われます。

ベトナムセアカチメドリ11

今日はラオス南東部とベトナム中部・南中部にのみ分布するベトナムセアカチメドリをご紹介しましたが、以前はヒマラヤから中国四川省、雲南省、ミャンマー東部、インドシナ、マレー半島に分布するセアカチメドリ(Cutia)の亜種として分類されていましたが、近年、セアカチメドリから分離したもので、その分離に伴い、セアカチメドリは英名がHimalayan Cutiaに変更されています・・・


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マユグロチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日は同じくチメドリの仲間、マユグロチメドリをご紹介します。

マユグロチメドリ(Mountain Fulvetta)はラオス南部、ベトナム南部、マレー半島に分布する体長14~15.5cmのチメドリ科チメドリ属の鳥で、和名のように頭側に黒い縞があるのが特徴で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはラオス南部、ベトナム南部に分布する亜種Alcippe peracensis annamensisと思われます。

ベトナム南部の山地で木の中を動き回っていたマユグロチメドリ。マレー半島に分布する基亜種Alcippe peracensis peracensisに比べ、上面のオリーブ褐色がより白いのが特徴のようです。

マユグロチメドリ1

マユグロチメドリ2

白いアイリングがあるのも本種の特徴で、以前、タイと台湾で目にしたメジロチメドリともよく似ています。

マユグロチメドリ4

マユグロチメドリ5

マユグロチメドリ6

マユグロチメドリ7

マユグロチメドリ8

マユグロチメドリ9

今日はマユグロチメドリの2亜種のうち、ラオス南部からベトナム南部にかけて分布する亜種Alcippe peracensis annamensisと思われる個体をご紹介しましたが、本種から分離したタイ南東部、カンボジア東部、ラオス中南部、ベトナムに分布するBlack-browed Fulvetta(和名なし)や旧メジロチメドリ(①台湾に分布する現メジロチメドリ、②中国南部からベトナム北西部に分布するDavid's Fulvetta、③中国南部からミャンマー北東部、インドシナ北部に分布するYunnan Fulvetta、④中国南東部と海南島に分布するHuet's Fulvetta)ともよく似ており、識別には注意が必要です・・・


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ベトナムの固有種、ワキフチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はワキフチメドリをご紹介します。

ワキフチメドリ(Grey-crowned Crocias)はベトナム南部だけに分布する体長約22cmのチメドリ科Crocias(ワキフチメドリ?)属のベトナムの固有種で、英名は頭部が灰色であること、和名は脇に黒褐色の縦斑があることから名付けられたものと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたワキフチメドリ。図鑑では頭部は灰色になっていますが、実際に見ると黒みを帯びた灰色です・・・

ワキフチメドリ2

ワキフチメドリ3

ワキフチメドリ6

ワキフチメドリ7

ワキフチメドリ8

ワキフチメドリ9

ワキフチメドリ10

今日はベトナム南部だけに分布するベトナムの固有種、ワキフチメドリをご紹介しましたが、先日ご紹介したベトナムカワラヒワもそうですが、大陸と地続きでありながらベトナムには固有種、固有亜種が多いことで知られており、ベトナム全体で約800種のうち固有種が9種とされています。やはり、ラオスとベトナム国境に南北に広がるアンナン山脈などが生物境界線の役割を果たしているのでしょうか・・・


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ズアカチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はズアカチメドリをご紹介します。

ズアカチメドリ(Rufous-capped Babbler)はヒマラヤ東部からミャンマー北東部、中国南部・中部・東部、インドシナ北部、ベトナム中南部、台湾、海南島に分布する体長約12.5cmのチメドリ科Stachyridopsis属の鳥で、名前のように頭部が赤茶色なのが特徴です。分布域により6亜種に分かれており、今回目にしたのはベトナム中南部に分布する亜種Stachyridopsis ruficeps paganaと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたズアカチメドリ。

ズアカチメドリ1

ズアカチメドリ3

今日はベトナム中南部に分布するズアカチメドリの亜種Stachyridopsis ruficeps paganaをご紹介しましたが、ご参考までに、以前台湾で目にした、見た目には非常によく似た亜種Stachyridopsis ruficeps praecognitaの記事をご紹介します。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-631.html


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クロガシラウタイチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はクロガシラウタイチメドリをご紹介します。

クロガシラウタイチメドリ(Black-headed Sibia)はミャンマー北部から中国南部、ラオス南部、ベトナムに分布する体長21.5~24.5cmのガビチョウ科ウタイチメドリ属の鳥で、名前のように頭部が黒色なのが特徴です。なお、本種は分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはベトナム南部にだけ分布する亜種Heterophasia desgodinsi robinsoniと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたクロガシラウタイチメドリ。本亜種は白色の太いアイリングと耳羽の辺りに白い縞模様があるのが特徴です。

クロガシラウタイチメドリ3

クロガシラウタイチメドリ2

クロガシラウタイチメドリ4

クロガシラウタイチメドリ5

クロガシラウタイチメドリ6

今日はクロガシラウタイチメドリの亜種Heterophasia desgodinsi robinsoniと思われる個体をご紹介しましたが、本亜種は黒い頭に白色の太いアイリングが印象的で、ガビチョウの仲間とは思えない魅力がありました・・・


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ルリハコバシチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はルリハコバシチメドリをご紹介します。

ルリハコバシチメドリ(Blue-winged Minla)はヒマラヤ、インド北東部からミャンマー、タイ、中国南部、インドシナ、マレー半島にかけて分布する体長14~15.5cmのガビチョウ科ルリハコバシチメドリ属の鳥で、分布域により8亜種に分かれていますが、名前のように風切羽根が青いのが共通する特徴のようです。

ベトナム南部の山地で桜の花にやって来たルリハコバシチメドリ。今回目にしたのはカンボジア東部とベトナム南部に分布する亜種Minla cyanouroptera orientalisと思われ、上面は褐色みを帯び、風切羽根は鈍い青色で、体下面は白色でした。

ルリハコバシチメドリ17

虹彩が白いためか、何となく目つきが悪い感じがします・・・

ルリハコバシチメドリ18

ルリハコバシチメドリ20

ルリハコバシチメドリ12

ルリハコバシチメドリ13

ルリハコバシチメドリ14

ルリハコバシチメドリ15

ルリハコバシチメドリ16

今日はベトナム南部で目にしたルリハコバシチメドリの亜種Minla cyanouroptera orientalisと思われる個体をご紹介しましたが、ガビチョウ科の仲間とはいえ、花がらみのルリハコバシチメドリはなかなか魅力的でした・・・


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ズアカエナガ

ベトナムシリーズの続きで。今日はズアカエナガをご紹介します。

ズアカエナガ(Black-throated Bushtit)はヒマラヤからインド、東南アジア、中国、台湾に分布する体長10~11cmのエナガ科エナガ属の鳥で、分布域により6亜種に分類されており、今回目にしたのはインドシナ南部に分布する亜種Aegithalos concinnus annamensisと思われ、英名は喉に黒斑があることから、和名は頭部が赤茶色であることから名付けられています。

ベトナム南部の開かれた山地で目にしたズアカエナガ。亜種Aegithalos concinnus annamensisは頭部が鈍い灰色で、胸から脇も赤茶色ではなく灰色みを帯びているのが特徴のようです。

ズアカエナガ3

ズアカエナガ4

ズアカエナガ6

ズアカエナガ7

ズアカエナガ1

ズアカエナガ2

今日はベトナム南部で目にしたズアカエナガの亜種Aegithalos concinnus annamensisをご紹介しましたが、ご参考までに、以前台湾で目にした中国中東部・南東部、ベトナム北東部、台湾に分布する基亜種Aegithalos concinnus concinnusをご紹介します・・・


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ベトナムの固有種 ベトナムカワラヒワ

ベトナムシリーズの続きで、今日はベトナムの固有種、ベトナムカワラヒワをご紹介します。

ベトナムカワラヒワ(Vietnamese Greenfinch)はベトナムだけに分布する体長13.5cmのアトリ科カワラヒワ属のベトナムの固有種で、頭部は黒く、体上面は黒みがかった緑色で、体下面は黄色で胸には縦斑があるのが特徴です。

ベトナム南部の開けた山地で目にしたベトナムカワラヒワ。陽を浴びて少し光って見えますが、頭部や上面の黒色みが強く、襟や体下面の黄色がはっきりしていることからオスと思われます。

ベトナムカワラヒワ6

ベトナムカワラヒワ7

ベトナムカワラヒワ9

その後、近くの電線にとまりました。黒色と黄色の対比が鮮やかです・・・

ベトナムカワラヒワ10

早朝、松の先端で盛んに囀っていたベトナムカワラヒワのオス。

ベトナムカワラヒワ20

ベトナムカワラヒワ21

ベトナムカワラヒワ22

今日はベトナムの固有種、ベトナムカワラヒワをご紹介しましたが、大陸と地続きでありながらベトナムには固有種、固有亜種が多いことで知られていますが、これは、ラオスとベトナム国境に南北に広がるアンナン山脈などが生物境界線の役割を果たしているからとも言われています・・・


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オオヒメコノハドリ、ヒメコノハドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はオオヒメコノハドリとヒメコノハドリをご紹介します。

最初はオオヒメコノハドリです。

オオヒメコノハドリ(Great Iora)はミャンマー南部からタイ、中国南部、ラオス南部、カンボジア、ベトナム、マレー半島に分布する体長15.5~17cmのヒメコノハドリ科ヒメコノハドリ属の鳥で、全部で3亜種に分かれており、今回目にしたのはカンボジアとベトナム南部に分布する亜種Aegithina lafresnayei xanthotisと思われます。

カッティエン国立公園で目にしたオオヒメコノハドリ。同じヒメコノハドリ属のヒメコノハドリに比べ、体も一回り大きく、嘴も太く長く、翼には翼帯がないのが特徴で、今回目にしたのは顔から体下面が鮮やかな黄色で、上面が明るい黄緑色をしていることからオスと思われます。

オオヒメコノハドリ

オオヒメコノハドリ2

オオヒメコノハドリ3

次はヒメコノハドリです。

ヒメコノハドリ(Common Iora)はインド、ヒマラヤ、中国中南部から東南アジアにかけて広く分布する体長12~14.5cmのヒメコノハドリ科ヒメコノハドリ属の鳥で、生息域により11亜種に分類されており、今回目にしたのはタイ南東部、カンボジア、ベトナム南部に分布する亜種Aegithina tiphia cambodianaと思われます。

同じくカッティエン国立公園で目にしたヒメコノハドリ。体色が緑色のコノハドリ科の鳥とは異なり、体色は黄色で、嘴は短く、翼に白い2本の翼帯があるのが特徴で、この個体は体下面が鈍い黄色であることからメスの可能性が高いと思われます。

ヒメコノハドリ1

ヒメコノハドリ2

今日は、かってはコノハドリ科ヒメコノハドリ属に分類されていたオオヒメコノハドリとヒメコノハドリをご紹介しましたが、ヒメコノハドリ科の鳥は何れも体色が黄色であり、体色が緑色のコノハドリ科の鳥とは見た目も大きく異なることから、やはり別科であるほうが納得がいきます・・・


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ルリコノハドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はルリコノハドリをご紹介します。

ルリコノハドリ(Asian Fairy-bluebird)はインド、ネパール東部からインドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、フィリピン西部にかけて分布する体長24.5~26.5cmのルリコノハドリ科ルリコノハドリ属の鳥で、分布域により6亜種に分かれており、今回目にしたのはインド、ネパール東部からインドシナにかけて分布する基亜種Irena puella puellaと思われます。

カッティエン国立公園で目にしたルリコノハドリ。全身深緑色で翼は濃紺であることから、メスあるいはオスの若い個体ではないかと思われます。(成鳥オスは顔から体下面は黒色)

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今日はルリコノハドリ科ルリコノハドリ属のルリコノハドリをご紹介しましたが、和名は本種がかってはコノハドリ科(Chloropseidae)に属していたためで、現在はコノハドリ科から独立し、別科ルリコノハドリ科(Irenidae)になっています・・・


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アオゲラのカップル

昨日に続き、今日は同じく高原の森で目にしたアオゲラのカップルをご紹介します。

アオゲラ(Japanese Green Woodpecker)は英名のように日本の本州から四国、九州にかけて分布する体長29~30cmのキツツキ科アオゲラ属の日本の固有種で、分布域により以下の3亜種に分かれており、今回ご紹介するのは本州に分布する基亜種アオゲラです。
①アオゲラ(Picus awokera awokera)・・・本州に分布(まれに飛島、粟島、佐渡島、隠岐でも見られる)
②カゴシマアオゲラ(Picus awokera horii)・・・四国、九州に分布
③タネアオゲラ(Picus awokera takatsukasae)・・・種子島、屋久島に分布

子育てが終わった後なのか、カップルと思われる2羽のアオゲラがすぐ近くでお互いを意識しながら暫く佇んでいました。こちらは額から後頭にかけて赤色斑があるオス。

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そしてこちらはオスの近くでじっとしていたメス。メスは後頭のみ赤いのが特徴です。

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今日は高原の森で目にしたアオゲラのカップルと思われる2羽ををご紹介しましたが、一般にアオゲラの繁殖時期は4~6月と言われ、夫婦で協力して抱卵、育雛をするとされていますので、今回のこのカップルは子育てを終えた後、仲良く一休みをしていたのでしょうか・・・


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美しい囀りのクロツグミ

先日は子育て真っ最中のクロツグミをご紹介しましたが、今回はまだ繁殖期なのか、美しい囀りを聞かせてくれたクロツグミをご紹介します。

クロツグミ(Japanese Thrush)は夏季に主に日本の本州中部以北や中国の長江中流域などで繁殖し、冬季は中国南部や東南アジアに渡って越冬する体長21~22cmのヒタキ科ツグミ属の鳥ですが、今年もこの森に繁殖のためやって来ています。

高枝で美しい囀りを奏でていたクロツグミのオス。まだパートナーが見つからないのか、延々と囀り続けていました。

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こちらはその近くの道路わきで餌を探していたクロツグミのメス。

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今日はこの時期、まだ美しい囀りを聞かせてくれたクロツグミをご紹介しましたが、一般にクロツグミは5~7月に木の枝の上に、コケ類や枯れ枝、土を使って椀状の巣を作り、3-4卵を産むと言われていますが、この個体はこれからパートナーを見つけて繁殖活動に入るのでしょうか?うまく相手が見つかるといいのですが・・・


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ルリオタイヨウチョウ

ベトナムシリーズの続きで、今日はルリオタイヨウチョウをご紹介します。

ルリオタイヨウチョウ(Mrs. Gould's Sunbird)はヒマラヤ東部からインド、バングラデシュ、ミャンマー、タイ北部、中国中南部、ラオス、ベトナムにかけて分布する体長11~16.5cmのタイヨウチョウ科アジアタイヨウチョウ属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのはラオス南部、ベトナム南部に分布する亜種Aethopyga gouldiae annamensisと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたルリオタイヨウチョウの亜種Aethopyga gouldiae annamensisのメス。本亜種のメスは頭部から顔が
灰色(中国中南部からインドシナ北部に分布する亜種Aethopyga gouldiae dabryiiのメスは顔が黄白色)なのが特徴のようです。

ルリオタイヨウチョウ2

ルリオタイヨウチョウ3

細枝にとまり器用に花蜜を吸っていました・・・

ルリオタイヨウチョウ4

ルリオタイヨウチョウ5

ルリオタイヨウチョウ1

今日はルリオタイヨウチョウのうち、ラオス南部、ベトナム南部に分布する亜種Aethopyga gouldiae annamensisのメスをご紹介しましたが、図鑑で見ると、本種のオスは和名のように瑠璃色の長い尾を持ち、上半身は赤く、頭部から喉がインク色と、大変カラフルで美しく、今度は是非オスのほうも見てみたいものです・・・


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キバラタイヨウチョウ

ベトナムシリーズの続きで、今日はキバラタイヨウチョウをご紹介します。

キバラタイヨウチョウ(Olive-backed Sunbird)は中国南部、東南アジアからオーストラリアかけて広く分布する体長11.5cmのタイヨウチョウ科Cinnyris 属の鳥で、分布域により全部で21亜種に分類されていますが、今回目にしたのはミャンマー、タイ、インドシナ中南部、マレー半島北部に分布する亜種Cinnyris jugularis flammaxillarisと思われます。

カッティエン国立公園で目にしたキバラタイヨウチョウのオス。オス・メスともに英名のように背はオリーブ褐色で、腹部は和名のように明るい黄色ですが、オスでは額、喉、上胸が金属光沢のある暗青色である点が異なります。

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キバラタイヨウチョウ11

キバラタイヨウチョウ12

こちらは花蜜を吸いにやって来たキバラタヨウチョウのメス。

キバラタイヨウチョウ4

キバラタイヨウチョウ5

キバラタイヨウチョウ7

キバラタイヨウチョウ2

キバラタイヨウチョウ3

今日は東南アジアを代表するタイヨウチョウ科の鳥、キバラタイヨウチョウをご紹介しましたが、この花蜜を主食とするタイヨウチョウの仲間は、分類や系統は異なりますが、形態的には同じく花蜜を主食とするアメリカ大陸のハチドリやオーストラリアのミツスイの仲間ともよく似ており、このような類似性は同じく系統の異なるツバメとアマツバメの関係同様、生物学的収斂進化の結果と思われます・・・


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ノドジロオウギビタキ

ベトナムシリーズの続きで、今日はノドジロオウギビタキをご紹介します。

ノドジロオウギビタキ(White-throated Fantail)はヒマラヤからインド、バングラデシュ、中国南部、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオに分布する体長17.5~20.5cmのオウギビタキ科オウギビタキ属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、今回目にしたのはタイ南東部とインドシナ南部に分布するRhipidura albicollis cinerascensと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたノドジロオウギビタキ。全身暗褐色で眉斑と喉が白く、尾羽は長く広げると扇状になるのが特徴です。

ノドジロオウギビタキ2

ノドジロオウギビタキ3

飛び出しました・・・ 

ノドジロオウギビタキ4

今日はオウギビタキ科オウギビタキ属のノドジロオウギビタキをご紹介しましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)の分類によれば、オウギビタキ科の鳥は生物地理区でいうところの東洋区からオーストラリア区にかけ51種(そのうちオウギビタキ属は48種)が知られており、まさにこのエリアでは代表的な鳥種であることが分かります・・・


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コサメビタキ

ベトナムシリーズの続きで、今日は日本でもお馴染みのコサメビタキをご紹介します。

コサメビタキ(Asian brown Flycatcher)はシベリア、モンゴル北部、中国北部、朝鮮半島、日本、パキスタン、ブータン、インド、ミャンマー、タイ、ベトナムなどで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下し越冬する体長約13cmのヒタキ科サメビタキ属の鳥で、英名のごとく体上面は灰褐色で、白いアイリングがあるのが特徴です。なお、本種は分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマー南東部からタイ北西部、ベトナム中南部にかけて分布する亜種Muscicapa dauurica siamensisと思われ、日本に渡来する基亜種Muscicapa dauurica dauuricaに比べ、上面がより褐色みが強く、下面も無地で、アイリングもはっきりしないのが特徴のようです。

カッティエン国立公園で目にしたコサメビタキ。

コサメビタキ1

コサメビタキ3

コサメビタキ4

今日はミャンマー南東部からタイ北西部、ベトナム中南部にかけて留鳥として分布するコサメビタキの亜種Muscicapa dauurica siamensisと思われる個体をご紹介しましたが、一方で、シベリア、モンゴル北部、中国北部、朝鮮半島、日本などで繁殖し、冬季、大スンダ列島、フィリピンなどへ渡り越冬する基亜種Muscicapa dauurica dauuricaが渡りの途中、立ち寄った可能性もあり、亜種の特定は大変難しいと言えます・・・


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Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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