3羽に増えたイカルチドリ

先日ご紹介したイカルチドリ(Long-billed Plover)ですが、再び散歩途中に立ち寄ったところ、今度は何と3羽に増えていました。

この日は風が強かったせいか、私が訪れた時には堰堤の石の間に身を寄せていた3羽のイカルチドリ。左側の2羽は前頭部に暗褐色斑があることから成鳥の冬羽と思われますが、右側の個体は前頭部に暗褐色斑がなく、眉斑、過眼線も不明瞭であることから第一回冬羽ではないかと思われます。

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今日は3羽に増えたイカルチドリをご紹介しましたが、この自宅近くの湖はカモ類の渡来する冬季以外は野鳥の影が薄いのですが、春秋の野鳥の移動時期や台風の後などには思わぬ野鳥が入ることがあり、ちょっと目が離せない場所でもあります・・・


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今シーズン初のベニマシコとシロハラ

昨日の続きで、今日は同じくマイフィールドの公園で目にした今シーズン初のベニマシコとシロハラをご紹介します。

最初はベニマシコです。

ベニマシコ(Long-tailed Rosefinch)はロシアから中国、、北朝鮮、韓国、日本、モンゴル、カザフスタン、チベットにかけて分布する体長約15cmのアトリ科ベニマシコ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、日本では樺太、千島列島、北海道、青森県下北半島で繁殖する亜種ベニマシコ(Carpodacus sibiricus sanguinolentus)が夏鳥として渡来し、冬季は本州以南へ渡り越冬することが知られています。

そんな関東では冬鳥のベニマシコですが、突然水路脇の小木に2羽が姿を見せてくれました。何れも顔から体下面にかすかに紅色みが見られることからオスの第1回冬羽でしょうか?

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次はシロハラです。

シロハラ(Pale Thrush)はロシア南東部から中国北東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季、日本や台湾、中国南東部で越冬する体長24~25cmのヒタキ科ツグミ属の鳥で、日本ではほとんどが冬鳥で、本州以南の積雪のない低地で越冬しますが、西日本の山地では少数が繁殖していると考えられています。

そんな冬鳥のシロハラですが、ベニマシコと同じく水路脇のブッシュに姿を見せてくれました。全身ほぼ灰褐色ですが頭頂がオリーブ褐色で、腮から喉に淡褐色の斑があることからメスと思われます。(オスは頭部が暗灰褐色)

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今日は今シーズン初めて目にしたベニマシコとシロハラをご紹介しましたが、これから寒さが増すにつれ、冬鳥の姿も徐々に増えてくるものと思われます・・・


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アオバト幼鳥

久し振りにマイフィールドの公園を訪れましたが、その時目にしたアオバトの幼鳥をご紹介します。

アオバト(White-bellied Green Pigeon)は中国東部、日本から台湾、中国南部、ベトナム、タイ北部にかけて分布する体長約33cmのハト科アオバト属の鳥で、全部で4亜種に分かれており、日本では日本と中国東部に分布する基亜種アオバト(Treron sieboldii sieboldii)が留鳥または漂鳥として、北海道から九州で繁殖しています。

そんな亜種アオバトですが、移動の途中、猛禽かなにかに襲われたのでしょうか、頸から胸上部にかけて傷のあるオスの幼鳥が水路脇のネズミモチ(モクセイ科イボタノキ属)の中で休んでいました。

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長い間、同じ場所でじっとしていましたが、動き始めるのか、ようやく頸を少し伸ばしました。

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頸を伸ばしたと思ったら・・・

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飛び出しました。英名がこの鳥の特徴をよく捉えており、真っ白のお腹と黄緑色の頭部が印象的です・・・

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近くの木にとまりました。雨覆が淡い赤紫色であり、オスの幼鳥であることが分かります。

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今日は水路脇の小木で休んでいた傷を負ったアオバトの幼鳥をご紹介しましたが、当地で傷を癒し、無事旅立って行ってほしいものです・・・


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ペアで行動していたジョウビタキ

昨日の続きで、今日は同じく自宅近くの林で目にしたジョウビタキをご紹介します。

先日もご紹介した身近な冬鳥、ジョウビタキ(Daurian Redstart)ですが、一般に非繁殖期にはオス・メスともに単独生活を行い、縄張りを作って同種を排斥する習性があり、異性個体や鏡に映った自分の姿にも攻撃を加えるほどと言われています。ところが今回目にしたのは不思議にもオスとメスが一見仲良く一緒にやってきたというものでした。

コゲラを待っているとき、突然、一緒にやってきたジョウビタキのオスとメス。

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しばらく同じ場所にとまっていましたが、その後オスのほうが飛び立ち、飛び去ったほうを見ていたメス。

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今日はペアでやってきたジョウビタキをご紹介しましたが、非繁殖期のこの時期は単独生活を行い、むしろ縄張り争いをするのが一般的と思っていただけに、この意外な行動に思わず夢中でシャッターを押していました。それにしても、このような行動をとるのは縄張り争いをした後、たまたま一緒になったのか、あるいは、もうこの時期からペアリングが始まっているのでしょうか? なんとも不思議です・・・


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マユミの実にやってきたコゲラ

昨日の続きで、同じく自宅近くの林で目にしたコゲラをご紹介します。

コゲラ(Japanese Pygmy Woodpecker)はロシア南東部、サハリン、朝鮮半島、中国東北部、日本列島など、東アジアの限られた地域に分布する体長約15cmのキツツキ科アカゲラ属の鳥で、分布域により10亜種に分かれており、そのうち日本では以下の9亜種が分布し、南へ行くほど体色が濃くなり、上面の白斑の幅も狭くなるようです。
エゾコゲラ(北海道、南千島)、コゲラ(本州北・中部)、ミヤケコゲラ(大島、三宅島、御蔵島、八丈島)、シコクコゲラ(本州西部および四国)、ツシマコゲラ(対馬、隠岐諸島)、キュウシュウコゲラ(九州)、アマミコゲラ(奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島)、リュウキュウコゲラ(沖縄本島、屋我地島)、オリイコゲラ(西表島)
このように亜種の多いコゲラですが、自宅近くでは亜種コゲラが留鳥として分布しており、一年を通して見ることができます。

たわわに実ったマユミ(ニシキギ科ニシキギ属)の実にやってきた亜種コゲラ。マユミの実にはほかにも、メジロやヒヨドリなどもやって来ますが、中でもコゲラはこの実が大好物のようです。

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このピンクの果皮の中の赤い実が彼らの食料です。

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今日はマユミの実にやってきたコゲラをご紹介しましたが、動物食の少なくなるこの時期、このような木の実は彼らの命をつなぐ貴重な食糧源であるようです・・・


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里山のキジ

昨日の続きで、今日は自宅近くの里山で久し振りに目にしたキジをご紹介します。

日本の国鳥である日本産のキジは、日本鳥類目録改定第7版ではユーラシア大陸に分布するコウライキジ(英名:Common Pheasant、学名:Phasianus colchicus)の亜種として4亜種(①東北地方・佐渡に生息するキジ、②本州・四国の大部分に生息するトウカイキジ、③紀伊半島などに局地的に生息するシマキジ、④主に九州に生息するキュウシュウキジ)に分類していますが、一方、IOC(国際鳥類学会議)では日本産の個体群のみで独立する種、キジ(英名:Green Pheasan、学名:Phasianus versicolor)として分離させ、同様に4亜種に分けています。

棚田の縁を歩いていたキジ(Phasianus versicolor tohkaidi)のオス。エリア的には亜種トウカイキジと言いたいところですが、人工放鳥によって亜種間の差異が明瞭でなくなっており、正確には亜種不明になるかと思われます。何れにしても日本産のキジは頭部から頸、体下面が紫光沢または光沢のある緑色であり、独立種としての英名(Green Pheasan)のほうがしっくりきます。

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しばらく歩いた後、立ち止まり、やがて奥の草むらに消えていきました・・・

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今日は久しぶりに目にしたキジをご紹介しましたが、この記事を書くにあたり分類を再確認したところ、前述のIOC分類を知ることとなりました。日本鳥類目録次期改定版ではどのような分類になるのか気になるところです・・・


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冬羽のイカルチドリ

バンクーバーの鳥の途中ですが、自宅近くを散歩中、冬羽のイカルチドリを目にしましたので、今日はそんなイカルチドリをご紹介します。

イカルチドリ(Long-billed Plover)は夏季にシベリア南東部、中国北東部・中部、朝鮮半島、日本などで繁殖し、冬季になると中国南部や東南アジアへ南下し越冬する体長約21cmのチドリ科チドリ属の鳥で、日本では九州以北に留鳥として分布し、北海道では夏鳥で一部留鳥、沖縄県では少数が越冬しているようです。

自宅近くの湖にやって来たイカルチドリの冬羽(夏羽では前頭、胸帯が黒色ですが、冬羽では褐色)。よく似たコチドリより一回り大きく、英名のように嘴や足が長く、アイリングがコチドリのようにはっきりないのが特徴です。

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しばらく同じ場所でじっとしていましたが、ようやく立ち上がり歩き始めました。

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翼と尾羽を少し広げてくれました。外側尾羽先端の黒白模様が印象的です・・・

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更に歩いていくと・・・

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突然、前方からハクセキレイがやって来ました。

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何食わぬ表情でやり過ごすイカルチドリ。

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今日は自宅近くの湖で目にしたイカルチドリの冬羽をご紹介しましたが、イカルチドリは冬季に夏羽に、晩夏に冬羽に換羽するとされていますので、年を越した早春には前頭、胸帯が黒色の夏羽に換羽していくものと思われます・・・


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メキシコマシコ

昨日に続き、今日はバンクーバーで目にしたメキシコマシコをご紹介します。

メキシコマシコ(House Finch)はカナダ南部からアメリカ、メキシコにかけて分布するアトリ科Haemorhous属の鳥で、分布域により11亜種に分かれており、今回目にしたのはカナダ南西部・南東部、アメリカ、メキシコ北西部に分布する亜種Haemorhous mexicanus frontalisと思われます。なお、メキシコマシコは日本で見られるオオマシコやベニマシコ、アカマシコとは近縁のようで、オスは赤く、メスは褐色である点も共通しています。

海岸線のブッシュで目にしたメキシコマシコのオス。頭から胸にかけて赤みがあり、下腹部には褐色の縦斑が見られます。

メキシコマシコ1

メキシコマシコ2

メキシコマシコ3

最初はオスだけでしたが、突然メスのほうもやって来ました。メスは全身が灰色みを帯びた褐色で、下面全体に濃褐色の縦斑が見られました。

メキシコマシコ4

メキシコマシコ10

メキシコマシコ11

今日は北米では比較的普通に見られるメキシコマシコをご紹介しましたが、メキシコマシコは従来、オオマシコやベニマシコ、アカマシコと同じマシコ属(Carpodacus)に分類されていましたが、近年、ムラサキマシコ、ズアカマシコとともにマシコ属から分離し、3種はHaemorhous属に分類されています・・・


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コマツグミ

再びバンクーバーの鳥に戻ります。今日は北米から中米にかけてごく普通に見られるコマツグミをご紹介します。

コマツグミ(American Robin)は北はアラスカ、カナダから南は中米のグアテマラまで広く分布する体長25~28cmのヒタキ科ツグミ属の鳥で、分布域により7亜種に分かれており、今回目にしたのはアラスカ南東部からカナダ西部の海岸線で繁殖し、冬季はアメリカ南西部で越冬する亜種Turdus migratorius caurinusと思われます。

ライフェル保護区で目にしたコマツグミ。成鳥のオスは頭が黒く、胸から腹は鮮やかなオレンジ色をしていますが、この個体は全体的に体色が鈍いことからオスの若い個体と思われます。

コマツグミ1

コマツグミ2

コマツグミ4

コマツグミ5

今日はバンクーバーで目にしたコマツグミの若いオスと思われる個体をご紹介しましたが、ご参考までに、2年前の4月、同じくバンクーバーで撮影した成鳥のオスをご紹介します・・・

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-963.html


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 増えてきた冬鳥や漂鳥たち

昨日の続きで、今日は同じくクラインガルテン周辺で目にした冬鳥や漂鳥たちをご紹介します。

最初はアオジです。

アオジ(Black-faced Bunting)は夏季に中国、ロシア南東部、朝鮮半島北部で繁殖し、冬季になると中国南部、台湾、インドシナ半島などへ南下し越冬する体長約16cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本では、①南樺太、千島列島、日本で繁殖する亜種アオジ(Emberiza spodocephala personata)が留鳥または漂鳥として北海道から本州中部に生息し、本州中部以南では主に冬鳥として見られるほか、②少数ながら基亜種シベリアアオジ(Emberiza spodocephala spodocephala)が旅鳥または冬鳥として主に日本海側や九州に飛来することが知られています。

そんな亜種アオジが今年も山梨の里山にやって来てくれました。

アオジ (1 - 9)

アオジ (2 - 9)

アオジ (3 - 9)

次は今秋初めて見たカシラダカです。

カシラダカ(Rustic Bunting)はスカンジナビア半島からカムチャッカ半島までのユーラシア大陸高緯度地域と、アリューシャン列島で繁殖し、冬季、中国東部から日本にかけて越冬する体長約15cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、日本では冬鳥として九州以北に渡来することで知られています。

梅林で目にした冬羽のカシラダカ。和名のごとく頭頂の短い冠羽が印象的です・・・

ノスリ (24 - 27)

ノスリ (25 - 27)

ノスリ (26 - 27)

最後は先日もご紹介したジョウビタキ(Daurian Redstart)です。

今回はオスが目の前に現れ楽しませてくれました。なお、ちょっと変わった和名の由来ですが、ジョウ(尉)は銀髪を意味し、頭頂が白色のであることから名付けられています。

ジョウビタキ1

ジョウビタキ2

ジョウビタキ4

今日は山梨クラインガルテン周辺で目にした冬鳥や漂鳥たちをご紹介しましたが、日を追うごとに冬鳥たちが増えており、この先どんな鳥たちが入ってくるのか楽しみの日々が続きます・・・


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ノスリとカラス

今日はお散歩カメラを携えて、山梨クラインガルテン近くを散策した際、目にしたノスリをご紹介します。

ノスリ(Eastern Buzzard)は中央・南シベリア、モンゴル、中国、日本に分布し、夏季は亜寒帯や温帯域で繁殖し、冬季は熱帯や温帯へ渡り越する体長50~60cmのタカ科ノスリ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本ではすでに絶滅しているとされる亜種ダイトウノスリ(Buteo japonicus oshiroi))を除き、基亜種ノスリ(Buteo japonicus japonicus)と亜種オガサワラノスリ(Buteo japonicus toyoshimai)が生息し、亜種ノスリは、北海道、本州中部以北、四国の山地で留鳥として生息するほか、南西諸島を除く全国に冬鳥として飛来します。

そんな亜種ノスリですが、早朝、朝日を浴びアカマツのてっぺんにとまっていました。

ノスリ (11 - 27)

その後、ノスリを追い払おうとしてか、どこからともなく1羽のハシブトガラスがやってきノスリにちょっかいを出し始めました・・・

ノスリ (10 - 27)

そんなカラスに嫌気がさしたのか、突然飛び出したノスリ。さすが猛禽、飛び出しの姿は迫力があります・・・

ノスリ (12 - 27)

ノスリ (13 - 27)

ノスリ (14 - 27)

ノスリ (16 - 27)

ノスリ (19 - 27)

その後、ハシブトガラスに執拗に追跡されるノスリ。

ノスリ (20 - 27)

ノスリ (21 - 27)

ノスリ (22 - 27)

今日はハシブトガラスに追い出されたノスリをご紹介しましたが、今回のノスリに限らずオオタカやトビなど、本来はカラスより強いと思われる猛禽たちも度々カラスに追われる光景を目にします。彼らにとってはカラスといえども、執拗な攻撃により最も大切は羽根や体が傷つくことを恐れているものと思われます・・・


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ミズキの実にやって来たイカル

昨日の続きで、今日は同じく高原の森で目にしたイカルをご紹介します。

イカル(Japanese Grosbeak)はロシア東部の沿海州方面から日本にかけて繁殖し、北方の個体は冬季に中国南部に渡り越冬する体長約23cmのアトリ科イカル属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本では北海道、本州、四国、九州の山林で繁殖する亜種イカル(Eophona personata personata)が留鳥または漂鳥として分布し、北日本の個体は冬季、本州以南の暖地に移動するようです。

たわわに実ったミズキの実にやって来たイカル。額から頭頂、腮から目先は青色光沢のある黒色で、ひときわ大きな嘴は黄色でインパクトがあります。

イカル1

夢中でミズキの実を食べるイカル。

イカル2

イカル3

イカル5

イカル7

イカル8

イカル9

今日はこの時期、高原の森にやって来たイカルをご紹介しましたが、イカルというこのちょっと変わった名前は、鳴き声が「イカルコキー」と聞こえるからとも言われていますが、その真偽のほどは定かではないようです・・・


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アカゲラとカケス

バンクーバーの鳥たちの途中ですが、山梨クラインガルテンから少し足を延ばし高原の森を散策しましたので、今日はその時目にしたアカゲラとカケスをご紹介します。

最初は突然目の前の木にやって来たアカゲラです。

アカゲラ(Great spotted Woodpecker)はヨーロッパ、北アフリカの一部、ロシア、モンゴル、オホーツク、カムチャツカ半島、中国北東部、朝鮮半島、日本、ミャンマー、インドシナ半島北部に分布する体長約24cmのキツツキ科アカゲラ属の鳥ですが、分布域により15亜種に分類されており、日本では、①北海道に亜種エゾアカゲラが、②本州、四国に亜種アカゲラが留鳥として周年生息するほか、③アジア大陸北部・樺太に生息する亜種ハシブトアカゲラが春秋の渡りの時期に日本海の離島(見島、舳倉島)で観察されています。

こちらは後頭部が黒色の亜種アカゲラのメス。

アカゲラ1

アカゲラ2

その後、その近くに亜種カケスもやって来ました。

カケス(Eurasian Jay)はアフリカ大陸北部、ユーラシア大陸の中部から南部にかけて広く分布する体長32~35cmのカラス科カケス属の留鳥ですが、分布域により34亜種に分類されており、日本では4亜種が分布し、そのうち本州から九州にかけては亜種カケス(Garrulus glandarius japonicus)が分布しています。

アカゲラ3

その後、アカゲラのメスは飛び立ってしまいましたが、代わりに後頭部が赤色なオスのアカゲラがやって来ました。

アカゲラ10

アカゲラ5

アカゲラ11

今日はアカゲラとカケスのツーショットをご紹介しましたが、普段は警戒心の強いカケスも、先にアカゲラがいたせいか心なしか安心しているように見受けられました・・・


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ホシワキアカトウヒチョウ

昨日の続きで、今日はバンクーバーで目にしたホシワキアカトウヒチョウをご紹介します。

ホシワキアカトウヒチョウ(Spotted Towhee)はカナダ南西部からアメリカ、メキシコ、グアテマラにかけて分布する体長約21cmのホオジロ科トウヒチョウ属の鳥で、分布域により実に21亜種に分けられており、今回目にしたのはカナダ南西部からアメリカ・オレゴン州南西部にかけて分布する亜種Pipilo maculatus oregonusと思われました。また、ちょっと変わった名前の由来ですが、ホシワキアカは脇腹が赤茶色で暗黒色の背面に白色の斑点模様があることから、また、トウヒは英名(鳴き声から命名?)をそのまま命名したものと思われます。

スタンレーパークで目にしたホシワキアカトウヒチョウのオス。

ホシワキアカトウヒチョウ1

ホシワキアカトウヒチョウ2

ホシワキアカトウヒチョウ3

ホシワキアカトウヒチョウ4

こちらは頭部から胸、背面、尾羽がオスに比べ褐色みを帯びていることからメスと思われます。

ホシワキアカトウヒチョウ5

ホシワキアカトウヒチョウ6

ホシワキアカトウヒチョウ7

今日はバンクーバーで目にしたホシワキアカトウヒチョウをご紹介しましたが、それにしても分布域により21亜種に分類されているということは、それぞれの生息域ではあまり移動せず留鳥化することにより、それぞれ独自の進化(分化)をしてきたということでしょうか・・・


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ミヤマシトド

昨日の続きで、今日はバンクーバーで目にしたミヤマシトドをご紹介します。

ミヤマシトド(White-crowned Sparrow)はアラスカ、カナダ、アメリカ北部と西部で繁殖し、冬季はアメリカ南西部からメキシコに渡り越冬する体長16~17cmのホオジロ科ミヤマシトド属の鳥で、全部で5亜種に分かれており、今回目にしたのはカナダ南西部とアメリカ北西部で繁殖し、冬季はアメリカ南西部で越冬する亜種Zonotrichia leucophrys pugetensisと思われました。なお、日本では迷鳥として北海道、本州、飛島、舳倉島、四国、見島、九州で記録があるようです。

ライフェル保護区で目にしたミヤマシトドの第1回冬羽と思われる個体。全体的に褐色みを帯び、頭央線、頭側線は褐色で、眉斑は淡褐色。嘴、足は橙褐色なのが特徴のようです。

ミヤマシトド6

ミヤマシトド7

ミヤマシトド8

ミヤマシトド9

こちらはスタンレーパークで目にしたミヤマシトド。

ミヤマシトド10

今日は第1回冬羽と思われるミヤマシトドをご紹介しましたが、以前、3月に当地を訪れた時には美しい夏羽個体を見ることができました。美しさという点ではやはり夏羽に軍配が上がりますが、野鳥の生態を知る上では冬羽も価値があります・・・


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ゴマフスズメ、イエスズメ

昨日に続き、今日は同じくバンクーバーで目にしたゴマフスズメとイエスズメをご紹介します。

最初はゴマフスズメです。

ゴマフスズメ(Fox Sparrow)は従来、アリューシャン列島からアラスカ、カナダ、北アメリカの西部で繁殖し、冬季は北アメリカの南部からメキシコ北部へ移動し越冬する体長17~18cmのホオジロ科ゴマフスズメ属の鳥として知られていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)では本種を以下の4種に分離独立させており、今回目にしたの分布域から考え、Sooty Fox Sparrow(ゴマフスズメ)7亜種のうち、アラスカ南東部からアメリカ北西部の海岸線で繁殖し、カナダ・ブリティッシュコロンビア州南西部からカリフォルニアにかけて越冬する亜種Passerella unalaschcensis fuliginosaと思われました。

・Red Fox Sparrow(2亜種)・・・アラスカ北東部・中央部からカナダ東部で繁殖し、アメリカ中南部・東南部で越冬
・Sooty Fox Sparrow(ゴマフスズメ:7亜種)・・・アリューシャン列島、アラスカ南西部、カナダ北西部で繁殖し、カナダ南西部からカリフォルニア南部で越冬
・Slate-colored Fox Sparrow(5亜種)・・・カナダ南西部からアメリカ中西部で繁殖し、カリフォルニアとアリゾナ南部で越冬
・Thick-billed Fox Sparrow・・・オレゴン南西部、カリフォルニアで繁殖し、カリフォルニア南部からメキシコ北西部で越冬

なお、ゴマフスズメは日本では迷鳥として1935年に栃木県、1985年に北海道で記録されています。

ライフェル保護区で目にしたゴマフスズメ。頭部から体上面は灰褐色。顎線、胸、脇に灰褐色の斑が密集しているのが特徴で、和名はこのゴマフ状の斑から名付けられたようです。

ゴマフスズメ1

ゴマフスズメ2

次はイエスズメです。

イエスズメ(House Sparrow)は南極を除く全大陸に分布する体長14~16cmのスズメ科スズメ属の鳥で、世界一分布域の広い鳥類として知られていますが、東アジアは分布の空白域になっており、朝鮮半島、日本、台湾、フィリピン、インドネシアには自然分布していません。なお、イエスズメは分布域により12亜種に分類されており、今回目にしたのはヨーロッパ西部・北部からアジア北部、シベリア北東部にかけて自然分布し、南北アメリカ、アフリカ南部、オーストラリアに移入された亜種Passer domesticus domesticusと思われます。なお、日本では迷鳥として北海道、利尻島、天売島、舳倉島、見島で記録があり、利尻島ではスズメと交雑し繁殖した記録があるようです。

ライフェル保護区で目にしたイエスズメのオス。スズメとよく似ていますが、額から後頸が灰色で眼の後方に小さい白斑があり、眼先から眼の後方、腮から胸は黒色なのが特徴です。

イエスズメ2

こちらはメス。頭頂、頬以下の体下面は灰褐色で、淡黄褐色の眉斑があるのが特徴です。

イエスズメ1

今日はバンクーバーで目にしたゴマフスズメとイエスズメをご紹介しましたが、中でもゴマフスズメについては近年IOCでは4種に分離しており、常に最新のリストを見ておく必要を感じさせられました・・・


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ウタスズメ

昨日の続きで、今日は同じくバンクーバーで目にしたウタスズメをご紹介します。

ウタスズメ(Song Sparrow)はアリューシャン列島からアラスカ、カナダ、北アメリカ、メキシコ中部にかけて広く分布する体長約16cmのホオジロ科ウタスズメ属の鳥で、分布域により実に24亜種に分かれており、今回目にしたのは分布域から考え、カナダ・ブリティッシュコロンビア州中・南西部からアメリカ・オレゴン州北西部にかけて分布する亜種Melospiza melodia morphnaと思われました。また、本種は日本では迷鳥として2007年に山口県見島で1例記録があるのみです。

スタンレーパークで目にしたウタスズメ。頭側線、眼の後方、翼、尾は茶褐色で、汚白色の体下面に黒褐色の縦斑があるのが特徴です。

ウタスズメ20

ウタスズメ21

ウタスズメ22

ウタスズメ24

ウタスズメ25

ウタスズメ26

こちらは赤い実を食べにきたウタスズメの若い個体。

ウタスズメ14

ウタスズメ15

ウタスズメ16

今日は日本では過去1例しか記録のないウタスズメをご紹介しましたが、やはり北米の鳥、訪れたバンクーバーの公園などではごく普通に見ることができました・・・


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アメリカズグロカモメ

昨日の続きで、今日は同じくバンクーバーで目にしたアメリカズグロカモメの幼鳥と思われる個体をご紹介します。

アメリカズグロカモメ(Franklin's Gull)はカナダ中南部からアメリカ北部で繁殖し、冬季は中央アメリカ・南アメリカ西海岸へ渡り越冬する体長約36cmのカモメ科カモメ属の鳥で、日本では迷鳥として本州以南で数例の報告があるようです。

スタンレーパークの池で遠くに浮かんでいたアメリカズグロカモメの幼鳥と思われる個体(右側)。左側のやや大きいカモメは丸みを帯びた頭の形などからするとカルフォルニアカモメでしょうか・・・

アメリカズグロカモメ0

更に大きくトリミングしてみました。背からの上面は暗褐色ですが、頭部と顔は頭巾状に黒褐色斑で覆われています。

アメリカズグロカモメ1

アメリカズグロカモメ2

今日はアメリカズグロカモメの幼鳥と思われる個体をご紹介しましたが、今度は是非、成鳥の夏羽個体を見てみたいものです・・・


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ヒメハマシギ

昨日の続きで、今日は同じくバンクーバーで目にしたヒメハマシギをご紹介します。

ヒメハマシギ(Western Sandpiper)はシベリア北東部、アラスカ北部・西部で繁殖し、冬季は北アメリカから中南米に渡り越冬する体長約16cmのシギ科オバシギ属の鳥で、日本では稀な旅鳥として干潟、埋立地などに渡来しますが、越冬例もあるようです。

バンクーバー近郊の干潟で目にした冬羽に移行中と思われるヒメハマシギ。鳥までは距離があり大きくトリミングしていますが、何とか特徴である赤褐色の頭部と肩羽、顔から胸にかけた黒色の縦斑、先が細く下に湾曲した黒色の嘴などを確認することができます・・・

ヒメハマシギ7

ヒメハマシギ8

ヒメハマシギ5

ヒメハマシギ9

こちらは夕方、海岸線で目にしたヒメハマシギの大群。

ヒメハマシギ1

ヒメハマシギ2

今日は渡り途中と思われるヒメハマシギをご紹介しましたが、この時期、北の繁殖地で繁殖を終えた個体群が南に渡る時期に当たり、このような大きな群れで行動しているものと思われます。日本ではめったに見ることができないヒメハマシギですが、さすが移動ルートにあたるカナダ、このような大群は迫力満点でした・・・


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アメリカオオハシシギ、オオハシシギ

昨日の続きで、今日は同じくバンクーバーで目にしたアメリカオオハシシギとオオハシシギをご紹介します。

最初はアメリカオオハシシギです。

アメリカオオハシシギ(Short-billed Dowitcher)はアラスカ南部、カナダ中部・北東部などで繁殖し、冬季は北アメリカ南部、中央アメリカ、南アメリカ北部に渡り越冬するシギ科オオハシシギ属の鳥で、全部で3亜種に分類されており、今回、当地で目にしたのはアラスカ南部、カナダ北西部(ユーコン準州)で繁殖し、冬季は北アメリカ中部から南米ペルーにかけて越冬する亜種Limnodromus griseus caurinusと思われました。なお、日本では迷鳥として、1982年に神奈川県で初めて記録され、その後、1987年に静岡県と徳島県で記録があるのみだそうで、日本に渡来したのはカナダ中部で繁殖し、冬季はアメリカ南東部からパナマにかけて越冬する亜種Limnodromus griseus hendersoniとされています。

昨日のコキアシシギと同じくライフェル保護区で目にしたアメリカオオハシシギ。体長約28cmとオオハシシギ(29cm)とよく似ていますが、英名のごとくオオハシシギに比べ嘴が短く、胸から脇腹にかけて黒い丸斑と横斑があるのが特徴です。

アメリカオオハシシギ2

アメリカオオハシシギ3

アメリカオオハシシギ4

手前の2羽はアメリアオオハシシギ。奥の嘴がより長く、一回り大きく見える個体はオオハシシギでしょうか・・・

アメリカオオハシシギ5

次はオオハシシギです。

オオハシシギ(Long-billed Dowitcher)はシベリア北東部、アラスカ、カナダ北部で繁殖し、冬季は北アメリカ南部から中米にかけて越冬するシギ科オオハシシギ属の鳥で、日本では数少ない旅鳥または冬鳥として渡来することが知られています。

アメリカオオハシシギと同じくライフェル保護区で目にしたオオハシシギ(右から2番目)。アメリカオオハシシギに比べ嘴が長いことが分かります。

オオハシシギ1

オオハシシギ3

今日はアメリカオオハシシギとオオハシシギをご紹介しましたが、冬羽のアメリカオオハシシギとオオハシシギは酷似しており識別が難しいとされています。今回目にしたのは何れも冬羽に移行中の個体と思われ、嘴の長さが明らかに異なるものはまだしも、その中間的な個体も見受けられ、改めてシギチの識別の難しさを痛感した次第です・・・


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コキアシシギ

昨日の続きで、今日は同じくバンクーバーで目にしたコキアシシギをご紹介します。

コキアシシギ(Lesser Yellowlegs)は北アメリカ北部で繁殖し、冬季はアメリカ南部から南アメリカに渡り越冬する体長約24cmのシギ科クサシギ属の鳥で、日本へは数少ない旅鳥として春秋の渡りの時期に干潟、河口、湿地、水田などに渡来し、ほとんどが単独での渡来だそうですが、中には越冬例もあるようです。

昨日のオオキアシシギと同じくライフェル保護区で目にしたコキアシシギ。オオキアシシギ(体長約31cm)より一回り小さく、嘴も短いのが特徴です。

コキアシシギ1

コキアシシギ2
コキアシシギ3

こちらは昨日のオオキアシシギと同じ場所にいたコキアシシギ。

コキアシシギ10

コキアシシギ11

コキアシシギ12

コキアシシギ15

しばらく周りの様子を伺っていましたが、ようやく飛び出しました・・・

コキアシシギ16

昨日のオオキアシシギに続いて今日はコキアシシギをご紹介しましたが、両種は名前こそキアシシギとなっていますが、アカアシシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、カラフトアオアシシギ、ツルシギ、クサシギ、タカブシギなどと同じクサシギ属に属しています。一方、名前のよく似たキアシシギやメリケンキアシシギは従来キアシシギ属に属していましたが、近年、IOC(国際鳥類学会議)ではクサシギ属に編入していますので、恐らく日本鳥類目録次期改訂版においてはクサシギ属に編入されるものと思われます・・・


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オオキアシシギ

再びバンクーバーの鳥に戻ります。今日はオオキアシシギをご紹介します。

オオキアシシギ(Greater Yellowlegs)はアラスカ南部からカナダ、アメリカ北部で繁殖し、冬季には中央アメリカ、南アメリカに渡り越冬する体長約31cmのシギ科クサシギ属の鳥で、日本では迷鳥として北海道、本州、四国、沖縄県で記録があり、越冬例もあるようです。

ライフェル保護区で目にしたオオキアシシギ。アオアシシギにも似ていますが、足はより黄色く、背から腰は白くなく、嘴はわずかに上に反っているのが特徴です。

オオキアシシギ4

オオキアシシギ1

コキアシシギ(右側)と一緒にいたオオキアシシギ。体長約24cmのコキアシシギと比べてみると大きさの違いがよく分かります。

オオキアシシギ10

突然飛び出しました・・・

オオキアシシギ12

オオキアシシギ13

オオキアシシギ14

今日は日本でも迷鳥として記録のあるオオキアシシギをご紹介しましたが、繁殖地であるカナダではごく普通に見ることができ、なんともうれしい限りです・・・


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往く鳥、来る鳥

バンクーバーの鳥の途中ですが、夏鳥と冬鳥の交差するこの時期、お散歩カメラを携えて久し振りに山梨クラインガルテン周辺を散策しましたので、今日はその時目にしたオオルリ、キビタキとジョウビタキをご紹介します。

最初は往く鳥、オオルリです。

オオルリ(Blue-and-white Flycatcher)は夏季にシベリア南東部から中国北東部、朝鮮半島、千島列島、日本で繁殖し、冬季、東南アジアからジャワ、フィリピンにかけて越冬する体長約16cmのヒタキ科オオルリ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本には千島列島、日本、朝鮮半島南部で繁殖し、冬季はフィリピンやボルネオなどで越冬する基亜種オオルリ(Cyanoptila cyanomelana cyanomelana)が南西諸島を除く北海道から九州までの全国各地に繁殖のためやって来ます。なお、従来オオルリの亜種として分類されていたチョウセンオオルリは、現在、IOC(国際鳥類学会議)では別種チョウセンオオルリ(Zappey's Flycatcher)として分離独立させています。

たわわに実をつけたミズキにやって来たオオルリ・オスの第1回冬羽。背からの上面はかなり青色になっていますが、頭部と顔はまだ灰褐色です・・・

オオルリ1

オオルリ2

オオルリ3

オオルリ4

往く鳥の2番目はキビタキです。

キビタキ(Narcissus Flycatcher)はサハリンから日本列島全土とその近隣、中国の一部地域で繁殖し、冬季はフィリピンやボルネオ島など東南アジアへ渡り越冬する体長約13.5cmのヒタキ科キビタキ属の鳥で、全部で3亜種に分類されていますが、今回目にしたのは夏鳥としてサハリンや日本全土で繁殖する基亜種キビタキ(Ficedula narcissina narcissina)です。

オオルリと同じ木にやって来たキビタキのメス。

キビタキ (2 - 4)

キビタキ (3 - 4)

キビタキ (1 - 4)

最後は冬鳥としてやって来たジョウビタキです。

ジョウビタキ(Daurian Redstart)はシベリア、モンゴル、ヒマラヤ東部から中国、朝鮮半島で繁殖し、冬季、中国南東部、日本からインドシナにかけて越冬する体長約14cmのヒタキ科ジョウビタキ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本にはシベリア、モンゴルから中国北東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季、中国南東部、日本などで越冬する基亜種ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus auroreus)が全国各地にやって来ます。

まだ、やって来て間がないのか、比較的警戒心が強かったジョウビタキのメス。

ジョウビタキ1

ジョウビタキ2

ジョウビタキ3

今日は夏鳥オオルリの第1回冬羽とキビタキのメス、そして冬鳥のジョウビタキのメスをご紹介しましたが、夏鳥と冬鳥が同時に見られるこの時期は一年の中で最も楽しい時期でもあります・・・


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オウギアイサ、アメリカオオバン

昨日の続きで、今日も北米の鳥、オウギアイサとアメリカオオバンをご紹介します。

最初はオウギアイサです。

オウギアイサ(Hooded Merganser)はアメリカ北西部とカナダ南部から北アメリカ北東部で繁殖し、冬季はカリフォルニア西部やアメリカ南部に渡り越冬するカモ科オウギアイサ属の鳥で、アメリカ北西部に生息するものの中には越夏する個体もいるようです。日本では迷鳥として1997年に北海道でオス1羽の記録があるのみだそうです。

バンクーバー郊外のライフェル保護区で目にしたオウギアイサのメス。メスのほうは他のアイサ類のメスともよく似ていますが、冠羽を立てるとオウギアイサの冠羽が一番立派だそうです。

オウギアイサ1

オウギアイサ2

次はアメリカオオバンです。

アメリカオオバン(American Coot)はアラスカ南東部、カナダから南米北部にかけて分布するクイナ科オオバン属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはアラスカ南東部、カナダからコスタリカ、西インド諸島にかけて分布する基亜種アメリカオオバン(Fulica americana americana)と思われます。

ライフェル保護区で目にしたアメリカオオバン。日本やアフリカ北部、ユーラシア大陸からオーストラリア、ニュージーランドにかけて分布するオオバン(4亜種)と大変よく似ていますが、白い額板の大きさははやや小さいのが特徴のようです・・・

アメリカオオバン2

アメリカオオバン1

アメリカオオバン3

アメリカオオバン5

今は何れもも北米の鳥、オウギアイサとアメリカオオバンをご紹介しましたが、今回、その独特の風貌で人気のあるオウギアイサのオスは目にすることができず、少しばかり残念な結果になってしまいました・・・


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アメリカオシ

昨日の続きで、同じくカナダ・バンクーバーで目にしたアメリカオシをご紹介します。

アメリカオシ(Wood Duck)はカナダ南部からアメリカ合衆国を経てメキシコまでの北アメリカ中部に分布し、冬季には暖地に移動するカモ科オシドリ属の鳥で、英名のように森に住むカモで、日本で見られるオシドリ同様オスは鮮やかな羽色を持つことで知られています。

スタンレーパークで目にしたアメリカオシのオス。繁殖期のオスは頭部が光沢のある深緑色で、後頭部に冠羽が垂れ下がるのが特徴です。

アメリカオシ25

アメリカオシ26

こちらはライフェル保護区で目にしたオスのエクリプス。繁殖羽に見られる垂れ下がった冠羽は短くなっており、羽衣も全体的に鈍い色になっています・・・

アメリカオシ5

アメリカオシ7

アメリカオシ8

アメリカオシ9

アメリカオシ0

こちらは全体的に地味系のメス。

アメリカオシ11

アメリカオシ12

今日はカナダ・バンクーバーで目にしたアメリカオシをご紹介しましたが、9月のこの時期は既にエクリプスが始まっており、異なる場所で繁殖羽とエクリプスの両者を目にすることができたのは収穫でした・・・


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カナダガン

先日、カナダ・バンクーバーから横浜までの北太平洋横断のクルーズに参加してきましたので、今日からしばらくの間、ツアーで目にした鳥たちをご紹介します。

最初はカナダ・バンクーバーで目にしたカナダガンです。

カナダガン(Canada Goose)はアラスカ、カナダ、アメリカ北部で繁殖し、冬季は北アメリカ中部以南で越冬するカモ科コクガン属の鳥で、分布域により7亜種に分かれており、何れも頭と頸が黒く、頬から喉が白色で、茶色の羽を持つという特徴があります。

バンクーバー郊外の湿地で目にしたカナダガン。分布域から考え、アラスカ南部からカナダ・(ブリティッシュ・コロンビア州西部)にかけて分布する亜種オオクロカナダガン(学名:Branta canadensis fulva、英名:Vancouver Canada Goose)と思われます。(右側のサギはオオアオサギ)

カナダガン1

スタンレーパークで目にした亜種オオクロカナダガン。

カナダガン2

カナダガン3

カナダガン5

カナダガン6

今日はバンクーバーで目にした亜種オオクロカナダガンと思われる個体をご紹介しましたが、日本で見られるカナダガン、シジュウカラガン、ヒメシジュウカラガンなどについては、従来カナダガンの一亜種(全部で12亜種)として扱われていましたが、日本鳥類分類改訂第7版より、それぞれ別種としてカナダガン(Canada Goose、7亜種) とシジュウカラガン(Cackling Goose、5亜種)の2種に分類されています。しかし、カナダガンとシジュウカラガンの違いは鳥類学者の間でも議論があり、特に小さめのカナダガン、大きめのシジュウカラガンは議論の的となっているようです・・・


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台風一過のノビタキ

台風一過の昼下がり、お散歩カメラを携えて自宅近くを散歩しましたが、ちょうど渡り途中のノビタキを目にすることが出来ましたので、今日はそんなノビタキをご紹介します。

ノビタキ(Common Stonechat)はユーラシア大陸、アフリカで広く繁殖し、冬季はアフリカ北部、中近東、インド、東南アジアで越冬する体長約13cmのヒタキ科ノビタキ属の鳥で、分布域により全部で24亜種に分類されており、日本にはシベリア南東部からモンゴル東部、中国北東部、朝鮮半島、日本で繁殖する亜種ノビタキ(Saxicola torquatus stejnegeri)が渡来し、繁殖を終えたあとは東南アジア(主にマレー半島)に渡り越冬することが知られています。

渡りの途中、自宅近くの貯水池の堰堤にやって来た冬羽のノビタキ。

ノビタキ1

ノビタキ2

ノビタキ3

ノビタキ4

ノビタキ8

ノビタキ5

ノビタキ6

ノビタキ7

今日は自宅近くにやってきた渡り途中のノビタキをご紹介しましたが、現在IOC(国際鳥類学会議)では従来のノビタキ(Common Stonechat)をヨーロッパノビタキ(European Stonechat:2亜種)、シベリアノビタキ(仮称)(Siberian Stonechat:5亜種)、ニシノビタキ(African Stonechat:13亜種)、ノビタキ(Stejneger's Stonechat:亜種なし)などに分離独立させており、日本鳥類目録次期改訂版ではどのような分類になるのか興味が持たれます・・・


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オオヨシゴイのメス幼鳥

日本には夏鳥として本州中部以北に渡来し、少数が局地的に繁殖するオオヨシゴイですが、メスの幼鳥が飛来しているということで現地を訪れました。

オオヨシゴイ(Von Schrenck's Bittern)はシベリア南東部、中国東部、北朝鮮、韓国、日本の北部で繁殖し、冬季は東南アジアからスンダ列島、フィリピンに渡り越冬する体長約39cmのサギ科ヨシゴイ属の鳥で、和名はヨシゴイ(体長約36cm)より大型であることから名付けられています。オスは額から頭頂が黒っぽく、顔から後頸、背、翼にかけてはチョコレート色で、淡黄褐色の体下面には中央に暗褐色の縦斑が1本あるのが特徴で、メスでは上面が褐色で白斑が点在し、喉から胸に5本の褐色縦斑と腹にも縦斑があるのが特徴です。

水生植物で生い茂った水路で獲物を探していたオオヨシゴイのメス幼鳥と思われる個体。背からの体上面は黒色みが強く、胸の縦斑も黒褐色で、やはり成鳥のメスとは異なるようです・・・

オオヨシゴイ1

オオヨシゴイ2

抜けた場所が少なく草被り写真ばかりでしたが、ようやく全身を上から撮ることができました・・・

オオヨシゴイ11

オオヨシゴイ15

オオヨシゴイ16

オオヨシゴイ19

オオヨシゴイ21

オオヨシゴイ22

今日はオオヨシゴイのメス幼鳥と思われる個体をご紹介しましたが、本種は開発による生息地の破壊などにより生息数が減少しているようで、環境省レッドリストでは絶滅危惧IA類 (CR)・・・<ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの> に指定されています。この貴重な野鳥が絶滅しないことを祈りたいものです・・・


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渡り途中のクロハラアジサシ

昨日の続きで、今日は同じく渡りの途中、地元に立ち寄ってくれたクロハラアジサシをご紹介します。

クロハラアジサシ(Whiskered Tern)はヨーロッパ南部から中央アジア、アフリカ、南アジア、中国東北部、オーストラリアなどの点在した地域で繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季アフリカ、インド、東南アジア、オーストラリアなどに南下し越冬する体長33から36cmのカモメ科クロハラアジサシ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれています。日本ではアフリカ北部、ヨーロッパ南西部から中央アジア、シベリア南東部、中国、東南アジアで繁殖し、冬季はアフリカ、南アジア、東南アジア南部からスラウェシ島、フィリピンにかけて越冬する基亜種Chlidonias hybrida hybridaが旅鳥として5月から10月にかけて各地で観察され、特に南西諸島では多く見られるようです。

獲物の魚を探して湖の上空を飛翔するクロハラアジサシ。冬羽に移行中と思われ、額から後頸はまだ黒色が残っていますが、眼の後方に黒色斑があり、腮以下の体下面は白色です。

クロハラアジサシ1

クロハラアジサシ2

クロハラアジサシ3

クロハラアジサシ4

クロハラアジサシ10

クロハラアジサシ5

クロハラアジサシ6

獲物を見つけたのか、急降下するクロハラアジサシ。

クロハラアジサシ7

クロハラアジサシ8

クロハラアジサシ9

今日は渡りの途中、地元に立ち寄ってくれたクロハラアジサシをご紹介しましたが、この時期、地元を通過する渡り鳥を見るのは何とも嬉しいものです・・・


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渡り途中のノゴマ

毎年この時期になると、渡り途中に地元に立ち寄ってくれるノゴマですが、今年も無事にやって来てくれました。

ノゴマ(Siberian Rubythroat)は夏季にシベリア、モンゴル北部、中国、ロシア、北朝鮮、韓国、日本でなどで繁殖し、冬季は東南アジア、フィリピンなどへ移動し越冬する体長15~16cmのヒタキ科ノゴマ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれています。そのうち日本にやって来るのは、カムチャッカ半島、千島列島、北海道などで繁殖し、冬季は東南アジアやフィリピンなどで越冬する亜種Calliope calliope camtschatkensisとされています。

そんなノゴマですが、今年も渡りの途中、繁殖を終えたオスが立ち寄ってくれました。オスのほうは英名のごとく腮から喉の部分が美しいルビー色をしているのが特徴です。

ノゴマ4

これ見よがしに赤い喉を見せてくれたノゴマ。

ノゴマ2

ノゴマ3

ノゴマ14

ノゴマ15

ノゴマ5

ノゴマ6

ノゴマ7

ノゴマ8

ノゴマ9

縄張り宣言なのか、渡りの途中なのに盛んに囀っていました・・・

ノゴマ10

ノゴマ22

ノゴマ23

今日は地元に立ち寄ってくれたノゴマをご紹介しましたが、従来、ノゴマ、コマドリ、アカヒゲ、オガワコマドリ、コルリ、シマゴマなどはLuscinia属(ノゴマ属)として分類されていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)ではノゴマはCalliope属(ノゴマ属)に、コマドリ、アカヒゲ、コルリ、シマゴマなどはLarvivora属(コマドリ属)に、オガワコマドリはLuscinia属(サヨナキドリ属)として分類しており、日本鳥類目録次期改訂版ではこれらについても分類の見直しが行われるものと思われます・・・


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Author:shumishan
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自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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