ベニバト

ベトナムシリーズの続きで、今日は日本でも南西諸島ではお馴染みのベニバトをご紹介します。

ベニバト(Red Turtle Dove)はパキスタン、インドからネパール、チベット、中国、東南アジア、台湾、フィリピンにかけ広く分布する全長約23cmのハト科キジバト属の鳥で、全部で2亜種に分かれており、今回目にしたのはネパール東部、インド北東部、チベット北東部から中国、台湾、日本の南西諸島、フィリピンにかけて分布する亜種ベニバト(Streptopelia tranquebarica humilis)と思われます。

カッティエン国立公園で遠くの木に群れでとまっていた亜種ベニバト。

ベニバト5

頭から頸が青灰色で、翼と背中に赤色みがあるのがオスの特徴です。

ベニバト7

ベニバト8

こちらはオスで

ベニバト1

こちらはメスでしょうか・・・

ベニバト2

今日は日本でも数少ない旅鳥または冬鳥として西日本に渡来し、南西諸島ではほぼ毎年記録があるベニバトをご紹介しましたが、名前のようにオスでは全身紅色で体長も約23cmと小さく、何とも可愛らしいハトです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ
スポンサーサイト

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ハイガシラアオバト

ベトナムシリーズの続きで、今日はハイガシラアオバトをご紹介します。

ハイガシラアオバト(Ashy-headed Green Pigeon)はネパール、インド北東部からミャンマー、中国南西部、インドシナ南部にかけて分布する体長25.5~26cmのハト科アオバト属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはネパールを除く上記エリアに分布する基亜種Treron phayrei phayreiと思われ、名前のように頭部が灰色なのが特徴です。

カッティエン国立公園で目にしたハイガシラアオバト。何れの個体も頭部の灰色みが薄く、上面が暗色みを帯びていることから幼鳥と思われますが、左下の個体は胸にオレンジ色が見られることからオスの幼鳥と思われます。

ハイガシラアオバト6

ハイガシラアオバト8

ハイガシラアオバト9

ハイガシラアオバト3

ハイガシラアオバト1

ハイガシラアオバト2

今日はネパール、インド北東部からミャンマー、中国南西部、インドシナ南部にかけて分布するハイガシラアオバトをご紹介しましたが、本種は以前はハイビタイアオバト(Pompadour Green Pigeon)の亜種として分類されていましたが、その後、以下の3種に分割され、名前もハイガシラアオバト(Ashy-headed Green Pigeon)となったものです。
①スリランカに分布するハイビタイアオバト(Sri Lanka Green Pigeon)
②インド南西部に分布するGrey-fronted Green Pigeon(和名なし)
③ハイガシラアオバト(Ashy-headed Green Pigeon)


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ハシブトアオバト

ベトナムシリーズの続きで、今日はハシブトアオバトをご紹介します。

ハシブトアオバト(Thick-billed Green Pigeon)はネパール中部、インド北東部からミャンマー、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、フィリピンにかけて分布する体長25.5~27cmのハト科アオバト属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、今回目にしたのはネパール中部、インド北東部からミャンマー、インドシナにかけて分布する亜種Treron curvirostra nipalensisと思われ、名前のように嘴が太く、嘴後方には赤色斑があり、目の周りには青緑色のアイリングがあるのが特徴です。

カッティエン国立公園で目にした全身が黄緑色のハシブトアオバトのメス。オスは頭部から背にかけて灰緑色で、翼上面は赤茶色なのが特徴です。

ハシブトアオバト1

ハシブトアオバト2

ハシブトアオバト3

ハシブトアオバト5

今日はネパール、インドから東南アジアにかけて分布するハシブトアオバトをご紹介しましたが、初めて見るハシブトアオバトは目の周りに青緑色のアイリングがあり、とても印象的でした・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ミヤマヒタキ

昨日の続きで、今日は同じく台湾で目にしたミヤマヒタキをご紹介します。

Southeast Asia, Philippines
ミヤマヒタキ(Ferruginous Flycatcher)は夏季にヒマラヤから中国中部、台湾にかけて繁殖し、冬季は東南アジア、フィリピンに渡り越冬する体長12~13cmのヒタキ科サメビタキ属の鳥で、日本では迷鳥として愛知県、見島、男女群島女島、トカラ列島平島、沖縄島、宮古島、与那国島などで記録があり、今回訪れた台湾では数少ない夏鳥として中海抜の山地に渡来することが知られています。

中海抜の山地で目にしたミヤマヒタキ。灰色の頭部に暗茶褐色の背と、白いアイリングが印象的で、さすがヒタキ科の鳥、何度も同じ場所にやって来て楽しませてくれました。  

ミヤマヒタキ1

中国語では紅尾鶲と表記されている通り、尾が紅色なのが印象的です。

ミヤマヒタキ3

ミヤマヒタキ2

ミヤマヒタキ6

ミヤマヒタキ10

ミヤマヒタキ12

ミヤマヒタキに会いたくて、比較的遭遇率が高いと言われるトカラ列島平島に何度も足を運びましたが、残念ながら今まで目にすることは叶いませんでした。今回、かすかな期待を抱いて台湾を訪れましたが、思いがけず憧れのミヤマヒタキを目にすることができ何だか得をした気分で戻ってきました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

カンムリカッコウ

昨日の続きで、今日は台湾・金門島で目にしたカンムリカッコウをご紹介します。

カンムリカッコウ(Chestnut-winged Cuckoo)はインド北部、ネパールから中国東部、東南アジアにかけて分布する体長45~46cmのカッコウ科カンムリカッコウ属の鳥で、和名は頭部に立派な冠羽があることから、また、英名はのように翼がl鮮やかな栗色であることから名付けられています。中国大陸に近い金門島では稀な夏鳥として繁殖のため渡来するようです。

早朝、ロッジの近くにやって来たカンムリカッコウ。顔から後頭、背から雨覆、風切の一部、尾は光沢のある黒色で、尖った冠羽がとても印象的です。

カンムリカッコウ1

カンムリカッコウ3

カンムリカッコウ4

カンムリカッコウ5

カンムリカッコウ6

こちらは夕方、別の場所で目にしたカンムリカッコウ。横から見ると鮮やかな栗茶色の翼が印象的です。

カンムリカッコウ30

カンムリカッコウ31

日本では迷鳥として、トカラ列島宝島や飛島、舳倉島、男女群島、琉球諸島などで記録のあるカンムリカッコウですが、ここ台湾・金門島では中国大陸に近いこともあり、毎年少数が繁殖のため渡来しているようで、今回、幸いにもその雄姿を目にすることができました。名前通り立派な冠羽と長い尾を持つ初見のカンムリカッコウは何とも魅力的でした・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

バーダー憧れの鳥 ヤイロチョウ

ベトナムシリーズの途中ですが、今日は先日、台湾で目にしたヤイロチョウをご紹介します。

ヤイロチョウ(Fairy Pitta)は夏季に日本、韓国、北朝鮮、台湾、中国南東部で繁殖し、冬季はボルネオに渡り越冬する体長約18cmのヤイロチョウ科ヤイロチョウ属の鳥で、和名は色彩豊かなことから、また英名は妖精のような美しい鳥から名付けられおり、日本では数少ない夏鳥として渡来することから、まさにバーダー憧れの鳥として知られています。そんな魅力的なヤイロチョウですが、日本より南方に位置する台湾では少し早めに渡来するようで、今回訪れた6月初旬にはすでに繁殖に入っているようでした。

山麓に姿を見せたヤイロチョウ。尾羽は短く、嘴は太くやや下方へ湾曲し、後肢は長く、地表で歩行するのに適しています。

ヤイロチョウ30

ヤイロチョウ28

ヤイロチョウ33

ヤイロチョウ32

ヤイロチョウ38

ヤイロチョウ18

ヤイロチョウ19

日本の南方に位置することから台湾には一足早く渡来するヤイロチョウですが、今回訪れたこの場所ではすでに繁殖に入っているようで、ここ2日間は全く姿を見せていなかったそうですが、今回は幸運にも到着直後からその美しい姿を目にすることができ、久しぶりの出会いを楽しんできました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ベトナムの固有種 ズグロダルマエナガ

ベトナムシリーズの続きで、今日はズグロダルマエナガをご紹介します。

ズグロダルマエナガ(Black-headed Parrotbill)はベトナム南部にのみ分布する体長15.5~18.5cmのダルマエナガ科Psittiparus属のベトナムの固有種で、名前のとおり頭頂が黒く、頬に黒色斑があり、英名のようにオウムのような嘴に特徴があります。

ベトナム南部の山地で遠くの灌木にやってきたズグロダルマエナガ。本種は以前はハイガシラダルマエナガ(Grey-headed Parrotbill)のベトナム亜種として分類されていたものが、近年別種として分離されたもので、ハイガシラダルマエナガの頭頂が灰色なのに対し、本種は黒色なのが特徴のようです。

ズグロダルマエナガ4

ズグロダルマエナガ1

ズグロダルマエナガ2

ズグロダルマエナガ3

今日はベトナム南部にのみ分布するベトナムの固有種ズグロダルマエナガをご紹介しましたが、本種が属するダルマエナガ科はチメドリ科やメジロ科とは姉妹群であり、ズグロムシクイ類やノドジロチメドリ類、ダルマエナガ類などを含む20属70種からなっており、分類的に見ても、大変興味深い科と言えます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ベトナムセアカチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はベトナムセアカチメドリをご紹介します。

ベトナムセアカチメドリ(Vietnamese Cutia)はラオス南東部とベトナム中部・南中部に分布する体長17~19.5cmのガビチョウ科セアカチメドリ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのは分布域から考え、ベトナム南中部に分布する基亜種Cutia legalleni legalleniと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたベトナムセアカチメドリ。眉斑は太く黒く、和名のごとく背は赤茶色で、喉以下の体下面には黒色の細い横縞があるのが特徴です。

ベトナムセアカチメドリ9

ベトナムセアカチメドリ8

ベトナムセアカチメドリ10

ベトナムセアカチメドリ2

ベトナムセアカチメドリ3

ベトナムセアカチメドリ7

こちらは頭部が茶色で、背には黒色の縦斑があることからメスと思われます。

ベトナムセアカチメドリ11

今日はラオス南東部とベトナム中部・南中部にのみ分布するベトナムセアカチメドリをご紹介しましたが、以前はヒマラヤから中国四川省、雲南省、ミャンマー東部、インドシナ、マレー半島に分布するセアカチメドリ(Cutia)の亜種として分類されていましたが、近年、セアカチメドリから分離したもので、その分離に伴い、セアカチメドリは英名がHimalayan Cutiaに変更されています・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

マユグロチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日は同じくチメドリの仲間、マユグロチメドリをご紹介します。

マユグロチメドリ(Mountain Fulvetta)はラオス南部、ベトナム南部、マレー半島に分布する体長14~15.5cmのチメドリ科チメドリ属の鳥で、和名のように頭側に黒い縞があるのが特徴で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはラオス南部、ベトナム南部に分布する亜種Alcippe peracensis annamensisと思われます。

ベトナム南部の山地で木の中を動き回っていたマユグロチメドリ。マレー半島に分布する基亜種Alcippe peracensis peracensisに比べ、上面のオリーブ褐色がより白いのが特徴のようです。

マユグロチメドリ1

マユグロチメドリ2

白いアイリングがあるのも本種の特徴で、以前、タイと台湾で目にしたメジロチメドリともよく似ています。

マユグロチメドリ4

マユグロチメドリ5

マユグロチメドリ6

マユグロチメドリ7

マユグロチメドリ8

マユグロチメドリ9

今日はマユグロチメドリの2亜種のうち、ラオス南部からベトナム南部にかけて分布する亜種Alcippe peracensis annamensisと思われる個体をご紹介しましたが、本種から分離したタイ南東部、カンボジア東部、ラオス中南部、ベトナムに分布するBlack-browed Fulvetta(和名なし)や旧メジロチメドリ(①台湾に分布する現メジロチメドリ、②中国南部からベトナム北西部に分布するDavid's Fulvetta、③中国南部からミャンマー北東部、インドシナ北部に分布するYunnan Fulvetta、④中国南東部と海南島に分布するHuet's Fulvetta)ともよく似ており、識別には注意が必要です・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ベトナムの固有種、ワキフチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はワキフチメドリをご紹介します。

ワキフチメドリ(Grey-crowned Crocias)はベトナム南部だけに分布する体長約22cmのチメドリ科Crocias(ワキフチメドリ?)属のベトナムの固有種で、英名は頭部が灰色であること、和名は脇に黒褐色の縦斑があることから名付けられたものと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたワキフチメドリ。図鑑では頭部は灰色になっていますが、実際に見ると黒みを帯びた灰色です・・・

ワキフチメドリ2

ワキフチメドリ3

ワキフチメドリ6

ワキフチメドリ7

ワキフチメドリ8

ワキフチメドリ9

ワキフチメドリ10

今日はベトナム南部だけに分布するベトナムの固有種、ワキフチメドリをご紹介しましたが、先日ご紹介したベトナムカワラヒワもそうですが、大陸と地続きでありながらベトナムには固有種、固有亜種が多いことで知られており、ベトナム全体で約800種のうち固有種が9種とされています。やはり、ラオスとベトナム国境に南北に広がるアンナン山脈などが生物境界線の役割を果たしているのでしょうか・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ズアカチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はズアカチメドリをご紹介します。

ズアカチメドリ(Rufous-capped Babbler)はヒマラヤ東部からミャンマー北東部、中国南部・中部・東部、インドシナ北部、ベトナム中南部、台湾、海南島に分布する体長約12.5cmのチメドリ科Stachyridopsis属の鳥で、名前のように頭部が赤茶色なのが特徴です。分布域により6亜種に分かれており、今回目にしたのはベトナム中南部に分布する亜種Stachyridopsis ruficeps paganaと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたズアカチメドリ。

ズアカチメドリ1

ズアカチメドリ3

今日はベトナム中南部に分布するズアカチメドリの亜種Stachyridopsis ruficeps paganaをご紹介しましたが、ご参考までに、以前台湾で目にした、見た目には非常によく似た亜種Stachyridopsis ruficeps praecognitaの記事をご紹介します。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-631.html


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

クロガシラウタイチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はクロガシラウタイチメドリをご紹介します。

クロガシラウタイチメドリ(Black-headed Sibia)はミャンマー北部から中国南部、ラオス南部、ベトナムに分布する体長21.5~24.5cmのガビチョウ科ウタイチメドリ属の鳥で、名前のように頭部が黒色なのが特徴です。なお、本種は分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはベトナム南部にだけ分布する亜種Heterophasia desgodinsi robinsoniと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたクロガシラウタイチメドリ。本亜種は白色の太いアイリングと耳羽の辺りに白い縞模様があるのが特徴です。

クロガシラウタイチメドリ3

クロガシラウタイチメドリ2

クロガシラウタイチメドリ4

クロガシラウタイチメドリ5

クロガシラウタイチメドリ6

今日はクロガシラウタイチメドリの亜種Heterophasia desgodinsi robinsoniと思われる個体をご紹介しましたが、本亜種は黒い頭に白色の太いアイリングが印象的で、ガビチョウの仲間とは思えない魅力がありました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ルリハコバシチメドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はルリハコバシチメドリをご紹介します。

ルリハコバシチメドリ(Blue-winged Minla)はヒマラヤ、インド北東部からミャンマー、タイ、中国南部、インドシナ、マレー半島にかけて分布する体長14~15.5cmのガビチョウ科ルリハコバシチメドリ属の鳥で、分布域により8亜種に分かれていますが、名前のように風切羽根が青いのが共通する特徴のようです。

ベトナム南部の山地で桜の花にやって来たルリハコバシチメドリ。今回目にしたのはカンボジア東部とベトナム南部に分布する亜種Minla cyanouroptera orientalisと思われ、上面は褐色みを帯び、風切羽根は鈍い青色で、体下面は白色でした。

ルリハコバシチメドリ17

虹彩が白いためか、何となく目つきが悪い感じがします・・・

ルリハコバシチメドリ18

ルリハコバシチメドリ20

ルリハコバシチメドリ12

ルリハコバシチメドリ13

ルリハコバシチメドリ14

ルリハコバシチメドリ15

ルリハコバシチメドリ16

今日はベトナム南部で目にしたルリハコバシチメドリの亜種Minla cyanouroptera orientalisと思われる個体をご紹介しましたが、ガビチョウ科の仲間とはいえ、花がらみのルリハコバシチメドリはなかなか魅力的でした・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ズアカエナガ

ベトナムシリーズの続きで。今日はズアカエナガをご紹介します。

ズアカエナガ(Black-throated Bushtit)はヒマラヤからインド、東南アジア、中国、台湾に分布する体長10~11cmのエナガ科エナガ属の鳥で、分布域により6亜種に分類されており、今回目にしたのはインドシナ南部に分布する亜種Aegithalos concinnus annamensisと思われ、英名は喉に黒斑があることから、和名は頭部が赤茶色であることから名付けられています。

ベトナム南部の開かれた山地で目にしたズアカエナガ。亜種Aegithalos concinnus annamensisは頭部が鈍い灰色で、胸から脇も赤茶色ではなく灰色みを帯びているのが特徴のようです。

ズアカエナガ3

ズアカエナガ4

ズアカエナガ6

ズアカエナガ7

ズアカエナガ1

ズアカエナガ2

今日はベトナム南部で目にしたズアカエナガの亜種Aegithalos concinnus annamensisをご紹介しましたが、ご参考までに、以前台湾で目にした中国中東部・南東部、ベトナム北東部、台湾に分布する基亜種Aegithalos concinnus concinnusをご紹介します・・・


http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-1699.html

ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ベトナムの固有種 ベトナムカワラヒワ

ベトナムシリーズの続きで、今日はベトナムの固有種、ベトナムカワラヒワをご紹介します。

ベトナムカワラヒワ(Vietnamese Greenfinch)はベトナムだけに分布する体長13.5cmのアトリ科カワラヒワ属のベトナムの固有種で、頭部は黒く、体上面は黒みがかった緑色で、体下面は黄色で胸には縦斑があるのが特徴です。

ベトナム南部の開けた山地で目にしたベトナムカワラヒワ。陽を浴びて少し光って見えますが、頭部や上面の黒色みが強く、襟や体下面の黄色がはっきりしていることからオスと思われます。

ベトナムカワラヒワ6

ベトナムカワラヒワ7

ベトナムカワラヒワ9

その後、近くの電線にとまりました。黒色と黄色の対比が鮮やかです・・・

ベトナムカワラヒワ10

早朝、松の先端で盛んに囀っていたベトナムカワラヒワのオス。

ベトナムカワラヒワ20

ベトナムカワラヒワ21

ベトナムカワラヒワ22

今日はベトナムの固有種、ベトナムカワラヒワをご紹介しましたが、大陸と地続きでありながらベトナムには固有種、固有亜種が多いことで知られていますが、これは、ラオスとベトナム国境に南北に広がるアンナン山脈などが生物境界線の役割を果たしているからとも言われています・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

オオヒメコノハドリ、ヒメコノハドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はオオヒメコノハドリとヒメコノハドリをご紹介します。

最初はオオヒメコノハドリです。

オオヒメコノハドリ(Great Iora)はミャンマー南部からタイ、中国南部、ラオス南部、カンボジア、ベトナム、マレー半島に分布する体長15.5~17cmのヒメコノハドリ科ヒメコノハドリ属の鳥で、全部で3亜種に分かれており、今回目にしたのはカンボジアとベトナム南部に分布する亜種Aegithina lafresnayei xanthotisと思われます。

カッティエン国立公園で目にしたオオヒメコノハドリ。同じヒメコノハドリ属のヒメコノハドリに比べ、体も一回り大きく、嘴も太く長く、翼には翼帯がないのが特徴で、今回目にしたのは顔から体下面が鮮やかな黄色で、上面が明るい黄緑色をしていることからオスと思われます。

オオヒメコノハドリ

オオヒメコノハドリ2

オオヒメコノハドリ3

次はヒメコノハドリです。

ヒメコノハドリ(Common Iora)はインド、ヒマラヤ、中国中南部から東南アジアにかけて広く分布する体長12~14.5cmのヒメコノハドリ科ヒメコノハドリ属の鳥で、生息域により11亜種に分類されており、今回目にしたのはタイ南東部、カンボジア、ベトナム南部に分布する亜種Aegithina tiphia cambodianaと思われます。

同じくカッティエン国立公園で目にしたヒメコノハドリ。体色が緑色のコノハドリ科の鳥とは異なり、体色は黄色で、嘴は短く、翼に白い2本の翼帯があるのが特徴で、この個体は体下面が鈍い黄色であることからメスの可能性が高いと思われます。

ヒメコノハドリ1

ヒメコノハドリ2

今日は、かってはコノハドリ科ヒメコノハドリ属に分類されていたオオヒメコノハドリとヒメコノハドリをご紹介しましたが、ヒメコノハドリ科の鳥は何れも体色が黄色であり、体色が緑色のコノハドリ科の鳥とは見た目も大きく異なることから、やはり別科であるほうが納得がいきます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ルリコノハドリ

ベトナムシリーズの続きで、今日はルリコノハドリをご紹介します。

ルリコノハドリ(Asian Fairy-bluebird)はインド、ネパール東部からインドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、フィリピン西部にかけて分布する体長24.5~26.5cmのルリコノハドリ科ルリコノハドリ属の鳥で、分布域により6亜種に分かれており、今回目にしたのはインド、ネパール東部からインドシナにかけて分布する基亜種Irena puella puellaと思われます。

カッティエン国立公園で目にしたルリコノハドリ。全身深緑色で翼は濃紺であることから、メスあるいはオスの若い個体ではないかと思われます。(成鳥オスは顔から体下面は黒色)

20180110-4S3A9197.jpg

20180110-4S3A9195.jpg

20180110-4S3A9199.jpg

20180110-4S3A9192.jpg

20180110-4S3A9188.jpg

今日はルリコノハドリ科ルリコノハドリ属のルリコノハドリをご紹介しましたが、和名は本種がかってはコノハドリ科(Chloropseidae)に属していたためで、現在はコノハドリ科から独立し、別科ルリコノハドリ科(Irenidae)になっています・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

アオゲラのカップル

昨日に続き、今日は同じく高原の森で目にしたアオゲラのカップルをご紹介します。

アオゲラ(Japanese Green Woodpecker)は英名のように日本の本州から四国、九州にかけて分布する体長29~30cmのキツツキ科アオゲラ属の日本の固有種で、分布域により以下の3亜種に分かれており、今回ご紹介するのは本州に分布する基亜種アオゲラです。
①アオゲラ(Picus awokera awokera)・・・本州に分布(まれに飛島、粟島、佐渡島、隠岐でも見られる)
②カゴシマアオゲラ(Picus awokera horii)・・・四国、九州に分布
③タネアオゲラ(Picus awokera takatsukasae)・・・種子島、屋久島に分布

子育てが終わった後なのか、カップルと思われる2羽のアオゲラがすぐ近くでお互いを意識しながら暫く佇んでいました。こちらは額から後頭にかけて赤色斑があるオス。

名称未設定 (6 - 16)

名称未設定 (4 - 16)

名称未設定 (5 - 16)

そしてこちらはオスの近くでじっとしていたメス。メスは後頭のみ赤いのが特徴です。

名称未設定 (3 - 16)

名称未設定 (1 - 16)

名称未設定 (8 - 16)

今日は高原の森で目にしたアオゲラのカップルと思われる2羽ををご紹介しましたが、一般にアオゲラの繁殖時期は4~6月と言われ、夫婦で協力して抱卵、育雛をするとされていますので、今回のこのカップルは子育てを終えた後、仲良く一休みをしていたのでしょうか・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

美しい囀りのクロツグミ

先日は子育て真っ最中のクロツグミをご紹介しましたが、今回はまだ繁殖期なのか、美しい囀りを聞かせてくれたクロツグミをご紹介します。

クロツグミ(Japanese Thrush)は夏季に主に日本の本州中部以北や中国の長江中流域などで繁殖し、冬季は中国南部や東南アジアに渡って越冬する体長21~22cmのヒタキ科ツグミ属の鳥ですが、今年もこの森に繁殖のためやって来ています。

高枝で美しい囀りを奏でていたクロツグミのオス。まだパートナーが見つからないのか、延々と囀り続けていました。

名称未設定 (15 - 16)

名称未設定 (13 - 16)

名称未設定 (14 - 16)

名称未設定 (16 - 16)

こちらはその近くの道路わきで餌を探していたクロツグミのメス。

名称未設定 (9 - 16)

名称未設定 (11 - 16)

名称未設定 (12 - 16)

今日はこの時期、まだ美しい囀りを聞かせてくれたクロツグミをご紹介しましたが、一般にクロツグミは5~7月に木の枝の上に、コケ類や枯れ枝、土を使って椀状の巣を作り、3-4卵を産むと言われていますが、この個体はこれからパートナーを見つけて繁殖活動に入るのでしょうか?うまく相手が見つかるといいのですが・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ルリオタイヨウチョウ

ベトナムシリーズの続きで、今日はルリオタイヨウチョウをご紹介します。

ルリオタイヨウチョウ(Mrs. Gould's Sunbird)はヒマラヤ東部からインド、バングラデシュ、ミャンマー、タイ北部、中国中南部、ラオス、ベトナムにかけて分布する体長11~16.5cmのタイヨウチョウ科アジアタイヨウチョウ属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのはラオス南部、ベトナム南部に分布する亜種Aethopyga gouldiae annamensisと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたルリオタイヨウチョウの亜種Aethopyga gouldiae annamensisのメス。本亜種のメスは頭部から顔が
灰色(中国中南部からインドシナ北部に分布する亜種Aethopyga gouldiae dabryiiのメスは顔が黄白色)なのが特徴のようです。

ルリオタイヨウチョウ2

ルリオタイヨウチョウ3

細枝にとまり器用に花蜜を吸っていました・・・

ルリオタイヨウチョウ4

ルリオタイヨウチョウ5

ルリオタイヨウチョウ1

今日はルリオタイヨウチョウのうち、ラオス南部、ベトナム南部に分布する亜種Aethopyga gouldiae annamensisのメスをご紹介しましたが、図鑑で見ると、本種のオスは和名のように瑠璃色の長い尾を持ち、上半身は赤く、頭部から喉がインク色と、大変カラフルで美しく、今度は是非オスのほうも見てみたいものです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

キバラタイヨウチョウ

ベトナムシリーズの続きで、今日はキバラタイヨウチョウをご紹介します。

キバラタイヨウチョウ(Olive-backed Sunbird)は中国南部、東南アジアからオーストラリアかけて広く分布する体長11.5cmのタイヨウチョウ科Cinnyris 属の鳥で、分布域により全部で21亜種に分類されていますが、今回目にしたのはミャンマー、タイ、インドシナ中南部、マレー半島北部に分布する亜種Cinnyris jugularis flammaxillarisと思われます。

カッティエン国立公園で目にしたキバラタイヨウチョウのオス。オス・メスともに英名のように背はオリーブ褐色で、腹部は和名のように明るい黄色ですが、オスでは額、喉、上胸が金属光沢のある暗青色である点が異なります。

キバラタイヨウチョウ10

キバラタイヨウチョウ11

キバラタイヨウチョウ12

こちらは花蜜を吸いにやって来たキバラタヨウチョウのメス。

キバラタイヨウチョウ4

キバラタイヨウチョウ5

キバラタイヨウチョウ7

キバラタイヨウチョウ2

キバラタイヨウチョウ3

今日は東南アジアを代表するタイヨウチョウ科の鳥、キバラタイヨウチョウをご紹介しましたが、この花蜜を主食とするタイヨウチョウの仲間は、分類や系統は異なりますが、形態的には同じく花蜜を主食とするアメリカ大陸のハチドリやオーストラリアのミツスイの仲間ともよく似ており、このような類似性は同じく系統の異なるツバメとアマツバメの関係同様、生物学的収斂進化の結果と思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ノドジロオウギビタキ

ベトナムシリーズの続きで、今日はノドジロオウギビタキをご紹介します。

ノドジロオウギビタキ(White-throated Fantail)はヒマラヤからインド、バングラデシュ、中国南部、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオに分布する体長17.5~20.5cmのオウギビタキ科オウギビタキ属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、今回目にしたのはタイ南東部とインドシナ南部に分布するRhipidura albicollis cinerascensと思われます。

ベトナム南部の山地で目にしたノドジロオウギビタキ。全身暗褐色で眉斑と喉が白く、尾羽は長く広げると扇状になるのが特徴です。

ノドジロオウギビタキ2

ノドジロオウギビタキ3

飛び出しました・・・ 

ノドジロオウギビタキ4

今日はオウギビタキ科オウギビタキ属のノドジロオウギビタキをご紹介しましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)の分類によれば、オウギビタキ科の鳥は生物地理区でいうところの東洋区からオーストラリア区にかけ51種(そのうちオウギビタキ属は48種)が知られており、まさにこのエリアでは代表的な鳥種であることが分かります・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

コサメビタキ

ベトナムシリーズの続きで、今日は日本でもお馴染みのコサメビタキをご紹介します。

コサメビタキ(Asian brown Flycatcher)はシベリア、モンゴル北部、中国北部、朝鮮半島、日本、パキスタン、ブータン、インド、ミャンマー、タイ、ベトナムなどで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下し越冬する体長約13cmのヒタキ科サメビタキ属の鳥で、英名のごとく体上面は灰褐色で、白いアイリングがあるのが特徴です。なお、本種は分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマー南東部からタイ北西部、ベトナム中南部にかけて分布する亜種Muscicapa dauurica siamensisと思われ、日本に渡来する基亜種Muscicapa dauurica dauuricaに比べ、上面がより褐色みが強く、下面も無地で、アイリングもはっきりしないのが特徴のようです。

カッティエン国立公園で目にしたコサメビタキ。

コサメビタキ1

コサメビタキ3

コサメビタキ4

今日はミャンマー南東部からタイ北西部、ベトナム中南部にかけて留鳥として分布するコサメビタキの亜種Muscicapa dauurica siamensisと思われる個体をご紹介しましたが、一方で、シベリア、モンゴル北部、中国北部、朝鮮半島、日本などで繁殖し、冬季、大スンダ列島、フィリピンなどへ渡り越冬する基亜種Muscicapa dauurica dauuricaが渡りの途中、立ち寄った可能性もあり、亜種の特定は大変難しいと言えます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヤマザキヒタキ

ベトナムシリーズの続きで、今日は日本には稀な迷鳥として飛来するヤマザキヒタキをご紹介します。

ヤマザキヒタキ(Grey bush Chat)はヒマラヤからインド北部、中国中南部、ミャンマー、タイ、インドシナにかけて分布する体長14~15.5cmのヒタキ科ノビタキ属の鳥で、分布域により次の2亜種に分かれています。
①基亜種Saxicola ferreus ferreus(ヒマラヤからミャンマー、タイ北部、ベトナム中部にかけて繁殖し、非繁殖期はインド北部、ミャンマー南部、インドシナ南部で越冬)
②亜種Saxicola ferreus harington(中国中部・南部で繁殖し、非繁殖期は中国南東部、インドシナ南部で越冬)
両亜種ともに非繁殖期はインドシナ南部で越冬するため、分布域からだけでは判断が難しいと考えましたが、今回目にした中に夏羽のオスが確認できたことから、①基亜種Saxicola ferreus ferreusの可能性が高いと思われました。

ベトナム南部の山岳地帯で目にしたヤマザキヒタキの夏羽のオス。額から背は黒く、灰白色の羽縁があり、これが英名の由来になったものと思われます。

ヤマザキヒタキ23

ヤマザキヒタキ20

ヤマザキヒタキ21

こちらは額から背にかけて暗灰褐色で、腰から尾は橙褐色であることからメスと思われます。

ヤマザキヒタキ1

ヤマザキヒタキ2

ヤマザキヒタキ5

こちらはメスのようにも見えますが、目先から頬がより黒みを帯び、腰から尾に橙褐色みが見られないことからオスの若い個体ではないかと思われます。

ヤマザキヒタキ10

ヤマザキヒタキ12

ヤマザキヒタキ14

今日はヤマザキヒタキの基亜種Saxicola ferreus ferreusと思われる成鳥のオス、成鳥のメス、若オスと思われる3個体をご紹介しましたが、今回訪れたベトナム南部はヤマザキヒタキの2亜種がともに分布している可能性があり、亜種の資料が少ない中で亜種を特定する難しさを痛感しました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

オオアオヒタキ

ベトナムシリーズの続きで、今日はオオアオヒタキをご紹介します。

オオアオヒタキ(Large Niltava)はヒマラヤ東部から中国南部、ミャンマー 、タイ、インドシナ、マレー半島、スマトラにかけて分布する体長約20~21.5cmのヒタキ科アオヒタキ属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのはベトナム中南部だけに分布する亜種Niltava grandis decorataと思われます。

ベトナム南部の山岳地帯で目にしたオオアオヒタキのメス。同じメスでもヒマラヤ東部から中国南西部、ミャンマー中部、タイ北部・西部に分布する基亜種Niltava grandis grandisでは頸だけに青い斑があるのに対し、ベトナム中南部の亜種では頭頂から後頸にかけても青い斑があるのが特徴のようです。

オオアオヒタキ1

オオアオヒタキ2

オオアオヒタキ3

今日はオオアオヒタキのベトナム中南部だけに分布する亜種Niltava grandis decorataをご紹介しましたが、本亜種に限らずベトナムには固有種あるいは固有亜種が多く分布していることが知られています。このことは同じ陸続きのインドシナの中でも、特にベトナムが地理的、生物環境的に隔離された環境にあるということなのでしょうか・・・。


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

クロノビタキ

ベトナムシリーズの続きで、今日は日本では稀な迷鳥として与那国島、久米島、宮古島、粟島などで記録があるクロノビタキをご紹介します。

クロノビタキ(Pied Bush Chat)はイラン東部からネパール、インド、東南アジア、フィリピン、ニューギニアにかけて広く分布する体長約14cmのヒタキ科ノビタキ属の鳥で、分布域により実に16亜種に分かれており、今回目にしたのはインド中部・南東部からミャンマー、中国南部、タイ、インドシナに分布する亜種Saxicola caprata burmanicusと思われます。

カッティエン国立公園で目にしたクロノビタキのオス。全身黒色で、雨覆の一部、腰から上尾筒、尻から下尾筒が白色なのが特徴です。

クロノビタキ2

クロノビタキ3

クロノビタキ1

クロノビタキ4

クロノビタキ5

今日はベトナム南部で目にしたクロノビタキの亜種Saxicola caprata burmanicusと思われる個体をご紹介しましたが、以前、インド北部で目にしたクロノビタキは腹以下が白く、分布域から考えるとパキスタンからインド北部、ネパールにかけ分布する亜種Saxicola caprata bicolorと思われましたので、ご参考までにインドの記事を以下にご紹介させていただきます。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-1242.html


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

色鮮やかなロクショウヒタキ

ベトナムシリーズの続きで、今日はロクショウヒタキをご紹介します。

ロクショウヒタキ(Verditer Flycatcher)はヒマラヤから中国中部・南部、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオにかけて分布する体長15~17cmのヒタキ科アイイロヒタキ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのは分布域から考え、ヒマラから中国中部・南部、ミャンマー中部、タイ北部、インドシナに分布する基亜種Eumyias thalassinus thalassinus と思われます。

ベトナム南部の山岳地帯で目にしたロクショウヒタキ。目先が黒く、体全体も緑青色が濃いことからオスと思われます。

ロクショウヒタキ3

ロクショウヒタキ4

こちらは少し離れた小木にとまった別のオス。尾羽裏側が黒色なのもオスの特徴のようです。

ロクショウヒタキ12

ロクショウヒタキ13

ロクショウヒタキ14

ロクショウヒタキ15

ロクショウヒタキ16

しばらく様子を見ていると、突然小鳥がやって来ました。よく見ると当地で越冬中のキマユムシクイ(Yellow-browed Warbler)のようです。キマユムシクイは体長11~11.5cmと小さく、大きさの違いがよく分かります。

ロクショウヒタキ9

今日は名前の通り体全体が鮮やかな緑青色のロクショウヒタキをご紹介しましたが、今まで目にしたのは逆光や暗い木の中であり、本来の美しい色合いを目にしたのは今回が初めてでした。淡い光線の中で見るロクショウヒタキはこの世のものとは思えない美しさがありました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

微笑ましいカルガモ親子

お散歩カメラを携え、早朝クラインガルテン近くを散歩しましたが、今日はその時目にしたカルガモ親子をご紹介します。

カルガモ(Eastern Spot-billed Duck)はロシア東部、中国北東部、朝鮮半島、日本で繁殖し、冬季は中国南部、台湾、フィリピンなどで越冬する体長58~63cmのカモ科マガモ属の鳥で、日本では北海道では夏鳥、本州以南には周年生息することが知られています。

そんなお馴染みのカルガモですが、繁殖を終えたこの時期、小さな雛を連れた親子を目にすることがあり、今回偶然にもそんな光景を目にすることができました。2羽の雛を見守っていたカルガモの親。

名称未設定 (1 - 3)

名称未設定 (2 - 3)

小さな雛も親鳥と同じように水中に顔を突っ込み、水草を食んでいました。

名称未設定 (3 - 3)

今日は小さな雛を連れ、暖かく見守っていたカルガモをご紹介しましたが、このような光景を見るとこちらも心なしか癒されます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

子育て真っ最中のコムクドリ

昨日の続きで、今日も高原の森で目にした子育て真っ最中のコムクドリをご紹介します。

コムクドリ(Chestnut-cheeked Starling)は千島列島、サハリン南部、日本で繁殖し、冬季はフィリピン、ボルネオ北部などに渡り越冬する体長約19cmのムクドリ科コムクドリ属の鳥で、日本では夏鳥として北海道、本州北部で繁殖し、渡りの時期には本州中部以南の地域でも見ることができます。

今年も繁殖のためこの森にやって来たコムクドリのオス。子育て真っ最中のようで、口いっぱいに虫を咥え、巣の近くで待機しているようでした・・・

名称未設定 (17 - 30)

名称未設定 (20 - 30)

名称未設定 (19 - 30)

名称未設定 (18 - 30)

名称未設定 (21 - 30)

こちらはその近くいたコムクドリのメス。

名称未設定 (16 - 30)

その後、虫を咥えてやって来ました・・・

名称未設定 (22 - 30)

名称未設定 (23 - 30)

昨日に続き、今日も子育て真っ最中のコムクドリをご紹介しましたが、この時期、森では至るところでこのようなシーンが見られ、親鳥たちにとっては最も忙しい時期を迎えています・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

子育て真っ最中のキビタキ

昨日に続き、今日は同じく高原の森で目にしたキビタキ(Narcissus Flycatcher)をご紹介します。

日本には基亜種キビタキ(Ficedula narcissina narcissina)が南西諸島を除く全土に夏鳥として渡来しますが、今年も繁殖のためこの森にやって来てくれました。

森の中を飛び回っていた美しいキビタキのオス。

名称未設定 (1 - 30)

名称未設定 (2 - 30)

名称未設定 (3 - 30)

こちらは雛に与える餌でしょうか? 別のオスが口いっぱいに餌を咥えていました。

名称未設定 (4 - 30)

名称未設定 (5 - 30)

今日は高原の森で目にした子育て真っ最中のキビタキをご紹介しましたが、キビタキにとってもこの時期、一年で最も忙しい時期を迎えています・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

プロフィール

shumishan

Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


    ↑ ↑
鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリック宜しくお願いします。

カレンダー
06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
カテゴリ
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる