FC2ブログ

オオミズナギドリ

小笠原・西之島クルーズの続きで、今日は航路の途中、何度も目にしたオオミズナギドリをご紹介します。

オオミズナギドリ(Streaked Shearwater)は西太平洋北部の温帯域(日本近海、黄海、台湾周辺の島嶼)で繁殖し、冬季になると南シナ海からオーストラリア北部海域へ南下し越冬する体長約49㎝のミズナギドリ科オオミズナギドリ属の海鳥で、日本では夏季に北海道(渡島大島)から八重山諸島(仲御神島)にかけての離島で繁殖するほか、韓国では済州道の管轄となる泗水島に大繁殖地があり、他の島々でも少数が繁殖しているようです。

風のない穏やかな海では数十羽のオオミズナギドリの群れが海上で休んでいましたが、船が近づくと一斉に飛び出しました・・・

オオミズナギドリ13

オオミズナギドリ10

オオミズナギドリ12

オオミズナギドリ2

英名のごとく頭部の白色と黒褐色のごま塩模様がオオミズナギドリの特徴ですが、和名は日本産ミズナギドリ類では最大であることから名付けられています。

オオミズナギドリ4

オオミズナギドリ3

今日は日本近海では最も普通に見られるオオミズナギドリをご紹介しましたが、日本では1924年に京都府舞鶴市の冠島が「オオミズナギドリ繁殖地」、1928年に北海道松前町の渡島大島が「オオミズナギドリ繁殖地」、1935年に岩手県釜石市の三貫島が「三貫島オオミズナギドリおよびヒメクロウミツバメ繁殖地」、1938年に島根県西ノ島町の星神島が「星神島オオミズナギドリ繁殖地」、1940年に島根県西郷町(現:隠岐の島町)の沖ノ島が「沖島オオミズナギドリ繁殖地」、1972年に新潟県粟島浦村の粟島が「粟島のオオミズナギドリおよびウミウ繁殖地」として繁殖地が国の天然記念物に指定されており、そんなことから京都府では府鳥に指定されているそうです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

スポンサーサイト

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

西之島で繁殖するアオツラカツオドリ

今なお噴火が続いている西之島(小笠原・父島列島から西に約130km)クルーズに参加してきましたので、今日からクルーズ中、目にした海鳥たちをご紹介します。

最初は西之島で繁殖しているアオツラカツオドリです。

アオツラカツオドリ(Masked Booby)はインド洋、太平洋、大西洋の熱帯から亜熱帯の海域に分布する体長81~92cmのカツオドリ科カツオドリ属の海鳥で、分布域により4亜種に分かれており、日本ではインド洋南部・東部から太平洋の熱帯から亜熱帯の海域に分布する亜種アオツラカツオドリ(Sula dactylatra personata)が尖閣諸島及び西之島で繁殖が確認されているほか、本州、四国、九州、佐渡島、伊豆諸島、南鳥島、硫黄列島、南西諸島で海上、港湾、海鳥の繁殖地などで稀に観察されることが知られています。
そんな希少種アオツラカツオドリですが、今なお噴火が続く西之島では旧島の砂浜で繁殖が続いており、今回のクルーズでは噴火が続いてることから島の中心部から約2kmの海域を周回しましたが、運よく1羽のアオツラカツオドリが船の近くまでやって来てくれ、間近でその魅力的な姿を目にすることができました。

小笠原丸にぐんぐん近づいてきたアオツラカツオドリの成鳥。全身白い羽毛で覆われ、尾羽と風切は黒く、眼の周囲には羽毛がなく、名前のように暗青色の皮膚が露出するのが特徴です。

アオツラカツオドリ9

アオツラカツオドリ8

間近にやって来たアオツラカツオドリ。カツオドリ属では最も大きく、近くで見ると迫力満点です・・・

アオツラカツオドリ1

アオツラカツオドリ2

アオツラカツオドリ3

アオツラカツオドリ4

アオツラカツオドリ5

アオツラカツオドリ6

今日は初見のアオツラカツオドリをご紹介しましたが、この1羽が近くで見られただけでもはるばる西之島まで来た甲斐があったと喜びを噛みしめていました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ホオジロガモもやって来ました

今日も散歩の途中、地元の貯水池で目にした今季初のホオジロガモをご紹介します。

ホオジロガモ(Common Goldeneye)はユーラシア北部と北アメリ北部で繁殖し、冬季はヨーロッパ南部、アジア南東部、北アメリカ南部で越冬する体長約45cmのカモ科ホオジロガモ属のカモで、分布域により2亜種に分かれており、日本にはユーラシア北部で繁殖する基亜種ホオジロガモ(Bucephala clangula clangula)が冬鳥として九州以北に渡来することが知られています。

遠くで仲良く泳いでいたホオジロガモ。左側の個体は嘴先端が黄色であることから成鳥のメス、右側の個体は嘴全体が黒色であることからオスのエクリプスと思われます。

20181115-DSC01764-2.jpg

20181115-DSC01765-2.jpg

オスのエクリプスと思われる個体。

20181115-DSC01741-3.jpg

20181115-DSC01821-3.jpg

こちらは成鳥のメス。

20181115-DSC01811-2.jpg

20181115-DSC01837-2.jpg

今日は今季初のホオジロガモをご紹介しましたが、一般にこの時期はエクリプスが見られることが多く、今回の個体も最初は幼鳥あるいはオスのエクリプスの何れかと思いましたが、幼鳥であれば嘴全体が橙色で、基部に淡い白斑が見られることからオスのエクリプスの可能性が高いと判断しました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

オオタカの飛び出し

昨日の続きで、今日はオオタカ(Northern Goshawk)の飛び出しをご紹介します。

しばらく周りの様子を伺っていたオオタカの幼鳥ですが、次第にカラスが集まってきて上空から威嚇を始めました。

20181113-DSC01429.jpg

カラスを気にして上を見上げるオオタカ。

20181113-DSC01430.jpg

そして遂に耐えられなくなったのか突然飛び出しました。幼鳥とは言えやはり猛禽、眼光は鋭く、躍動感あふれる姿は迫力があります・・・

20181113-DSC01451.jpg

20181113-DSC01452.jpg

こちらに向かって飛び出してきたオオタカ。

20181113-DSC01453.jpg

20181113-DSC01454.jpg

20181113-DSC01455.jpg

20181113-DSC01456.jpg

20181113-DSC01457.jpg

今日はカラスの威嚇に負けて飛び出したオオタカの幼鳥をご紹介しましたが、オオタカはカラスにとっても天敵であるため、オオタカを発見すると、カラスは集団でオオタカを追い出しにかかります。本来は強いはずのオオタカも集団で来られると逃げるしか方法はないようです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

近くにやって来たオオタカ

今日は散歩の途中、自宅近くの貯水池で目にしたオオタカの幼鳥をご紹介します。

オオタカ(Northern goshawk)はユーラシア大陸と北アメリカ大陸に広く分布する体長50~58.5cmのタカ科ハイタカ属の猛禽で、分布域により10亜種に分かれており、そのうち日本では亜種オオタカ(Accipiter gentilis fujiyamae)が九州北部以北に留鳥として分布(その他の地域では冬鳥)するほか、シベリア北東部に分布する亜種シロオオタカ(Accipiter gentilis albidus)が稀に飛来し、北海道、青森県、山形県、新潟県などで記録があるようです。

そんな日本では広く分布する亜種オオタカですが、貯水池で遠くのカモを観察していたその時、水鳥を狙ってでしょうか、水面近くを低空飛翔しすぐ近くの湖岸にとまりました。よく見ると全身褐色で、体上面には黒褐色の斑があり、腮以下の体下面には黒褐色の縦斑がある幼鳥でした。

20181113-DSC01259.jpg

しばらく辺りをりを見回していましたが・・・

20181113-DSC01274.jpg

20181113-DSC01298-2.jpg

20181113-DSC01310-2.jpg

突然飛び上がり・・・

20181113-DSC01328.jpg

20181113-DSC01340.jpg

どうやらこの場所がお気に入りのようで、すぐ近くの草の根のようなところに移動しました。

20181113-DSC01350.jpg

20181113-DSC01351.jpg

20181113-DSC01357.jpg

20181113-DSC01410.jpg

今日は湖岸に降り立ったオオタカの幼鳥をご紹介しましたが、この幼鳥は時々同じような場所に降り立ち、湖面に浮かんでいるカモ類やバンなどの水鳥を狙っているようなのですが、まだまだ狩りは未熟なようで、成功したところを見た人はいないようです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

クラインガルテンのノスリ

昨日の続きで、今日は同じくクラインガルテン近くの農耕地で目にしたノスリをご紹介します。

ノスリ(Eastern Buzzard)はシベリア中部・南部、モンゴル、中国北東部から日本にかけて繁殖する体長50~60cmのタカ科ノスリ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本ではすでに絶滅しているとされる亜種ダイトウノスリ(Buteo japonicus oshiroi))を除き、基亜種ノスリ(Buteo japonicus japonicus)と亜種オガサワラノスリ(Buteo japonicus toyoshimai)が生息し、亜種ノスリは北海道、本州中部以北、四国の山地で留鳥として生息し、南西諸島を除く全国に冬鳥として飛来しますが、近年西日本でも繁殖例が増えているそうです。

そんな当地では留鳥の亜種ノスリですが、上昇気流を体いっぱいに受け、今日も農耕地上空をゆっくり旋回していました・・・

名称未設定 (11 - 15)

名称未設定 (12 - 15)

名称未設定 (13 - 15)

名称未設定 (14 - 15)

名称未設定 (15 - 15)

名称未設定 (9 - 15)

今日はクラインガルテン近くの農耕地上空を旋回していたノスリをご紹介しましたが、この場所は昨日ご紹介したチョウゲンボウのやってくる場所と同じなのですが、獲物が豊富からなのでしょうか、同じような食性である彼らが縄張り争いする姿はあまり見たことがありません・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

クラインガルテンのチョウゲンボウ

毎年、寒さとともに山梨クラインガルテン近くにやって来るチョウゲンボウですが、今年もまたその姿を見せてくれました。

チョウゲンボウ(Common Kestrel)はユーラシア大陸とアフリカ大陸に広く分布する体長33~39cmのハヤブサ科ハヤブサ属の猛禽で、分布域により11亜種に分類されており、寒冷地で繁殖した個体は冬季に南方へ渡り越冬することが知られています。日本ではヒマラヤから日本、インドシナにかけて繁殖し、冬季、東アジア、南アジア、フィリンピンに渡り越冬する亜種チョウゲンボウ(Falco tinnunculus interstinctus)が主に北海道、本州中部以北で繁殖(西日本では主に冬鳥)しているほか、シベリア北東部、中国北東部、朝鮮半島で繁殖する亜種チョウセンチョウゲンボウ(Falco tinnunculus perpallidus)が冬季、稀に渡来することが知られています。

散歩の途中目にした亜種チョウゲンボウのメス。農耕地わきの電柱にとまり、獲物を探していましたが・・・

名称未設定 (1 - 15)

名称未設定 (2 - 15)

名称未設定 (3 - 15)

ようやく獲物を見つけたようで、突然飛び出しました。

名称未設定 (4 - 15)

名称未設定 (5 - 15)

名称未設定 (6 - 15)

名称未設定 (7 - 15)

今年もクラインガルテン近くの農耕地に姿を見せてくれたチョウゲンボウのメスをご紹介しましたが、この農耕地には獲物となる昆虫類や小動物などが比較的も捕獲しやすい場所のようで、これから春先にかけては、オスも含め私たちの目を楽しませてくれます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ニシコクマルガラス

今日まで長々とスペインシリーズにお付き合いいただきありがとうございました。シリーズの最後に、今日は日本でも記録のあるニシコクマルガラスをご紹介します。

ニシコクマルガラス(Western Jackdaw)はアフリカ北西部、ヨーロッパのほぼ全域からシベリア中南部、中国西部にかけて広く分布する体長30~34cmのカラス科コクマルガラス属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回、スペイン南部で目にしたのはヨーロッパ西部・南部、アフリカ北西部に分布する亜種Coloeus monedula spermologusと思われます。なお、日本では迷鳥として1986年に天売島、1996年~1997年に北海道・浜中町での2例のみ記録がありますが、何れも後頸が淡い灰白色であったことからヨーロッパ東部・南東部からシベリア中南部、中国西部にかけて分布する亜種Coloeus monedula soemmerringii と考えられています。

スペイン南部で目にしたニシコクマルガラス。虹彩が銀灰色なのが本種の特徴で、当地の亜種は全身ほぼ真っ黒ですが、後頭部から頸にかけては灰色なのが特徴のようです。

ニシコクマルガラス1

ニシコクマルガラス2

ニシコクマルガラス3

ニシコクマルガラス4

ニシコクマルガラス5

当地で営巣しているようで、盛んに巣材を集めていました・・・

ニシコクマルガラス7

今日は日本でも記録のあるニシコクマルガラスのうち、ヨーロッパ西部・南部、アフリカ北西部に分布する亜種Coloeus monedula spermologusと思われ個体をご紹介しましたが、ニシコクマルガラスは虹彩が銀灰色のせいかちょっと悪童のような雰囲気を持っていますが、それでも何となく憎めない愛らしさがあります・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ニシツメナガセキレイ(仮称)

スペインシリーズの続きで、今日はニシツメナガセキレイ(仮称)と思われる個体をご紹介します。

従来、ツメナガセキレイ(Yellow Wagtail)は夏季にユーラシア大陸中部以北、アラスカで繁殖し、冬季はアフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシアなどへ渡り越冬するセキレイ科セキレイ属の鳥として知られてきましたが、近年、IOC(国際鳥類学会議)ではYellow WagtailをWestern Yellow Wagtail(ニシツメナガセキレイ(仮称):10亜種)とEastern Yellow Wagtail(ツメナガセキレイ:4亜種)の2種に分割しています。

スペイン南部の草地で目にしたニシツメナガセキレイ(仮称)の夏羽。頭部と頬は暗灰色で、眼の後方に眉斑があり、腮から喉は白色であることから、イベリア半島、フランス南西部、アフリカ北西部で繁殖し、冬季、アフリカ西部・中北部で越冬する亜種Motacilla flava iberiaeと思われました。

ニシツメナガセキレイ6

ニシツメナガセキレイ9

ニシツメナガセキレイ10

こちらは上記個体と似ていますが、眉斑が見られないことから、イタリア、シシリー島、コルシカ島、サルデーニャ島、スロベニアで繁殖し、冬季、アフリカ中部で越冬する亜種Motacilla flava cinereocapillaと思われました。当地は繁殖域ではないため、渡りの途中に立ち寄った ものなのでしょうか・・・

ニシツメナガセキレイ4

ニシツメナガセキレイ2

ニシツメナガセキレイ3

こちらはスペイン南部の湿地帯で目にした個体で、こちらは白い眉斑がはっきりしており、腮から体下面にかけて黄色であることから、ヨーロッパ北部・中部からウラル山脈にかけて繁殖し、冬季、アフリカに渡り越冬する基亜種Motacilla flava flavaと思われます。こちらも渡りの途中立ち寄ったのでしょうか・・・

ニシツメナガセキレイ13

ニシツメナガセキレイ14

今日はニシツメナガセキレイ(仮称)10亜種のうち、それぞれ別亜種と思われる3個体をご紹介しましたが、渡りの時期にはこのように同じエリアでも異なった亜種が見られるのは大変魅力的です・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

シロカツオドリ、オニミズナギドリ(旧称)

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日はスペインからアフリカ・モロッコに渡るフェリーで目にしたシロカツオドリとオニミズナギドリ(旧称)をご紹介します。

最初はシロカツオドリです。

シロカツオドリ(Northern Gannet)は大西洋北部でで繁殖し、冬季、地中海沿岸に渡り越冬する体長85~97cmのカツオドリ科シロカツオドリ属の鳥で、和名のように成鳥では黒褐色の翼先端を除き、全身白色なのが特徴です。

スペインとモロッコを結ぶジブラルタル海峡のフェリーで遥か彼方の上空を飛んでいたシロカツオドリ。後ろの2羽は全身白色で、頭部が黄金色をした成鳥夏羽で、先頭の個体は翼がまだら模様であることから第3回冬羽から夏羽に換羽中の個体と思われます。

シロカツオドリ5

シロカツオドリ4

次は同じくジブラルタル海峡のフェリーで目にしたオニミズナギドリ(旧称)です。

旧称 オニミズナギドリ(Cory's Shearwater)は地中海の諸島と大西洋のアゾレス諸島、マデイラ諸島、カナリア諸島で繁殖する体長45~56cmのミズナギドリ科オニミズナギドり属の鳥として2亜種に分かれていましたが、近年それぞれが別種となり、以下の2種になっています。
①地中海の諸島で繁殖するオニミズナギドリ(Scopoli's Shearwater)
②アゾレス諸島、マデイラ諸島、カナリア諸島で繁殖するCory's Shearwater(和名なし)

ジブラルタル海峡のフェリーで目にしたCory's Shearwater(和名なし)と思われる個体。体上面は黒褐色で、黄色の嘴先端には黒色斑が見られます。

オニミズナギドリ1

尾羽先端が黒く、その手前が白色なのも本種の特徴のようです。

オニミズナギドリ2

今日はジブラルタル海峡のフェリーで目にしたシロカツオドリとオニミズナギドリ(旧称)をご紹介しましたが、あいにくこの日は小雨が煙る中での航海であり観察には大変厳しい条件でした。もし、再び訪れるチャンスがあれば、今度は是非、もう少しいい条件で観察したいものです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

オナガガモも入ってきました

昨日の続きで、今日も同じく散歩の途中、地元の貯水池で目にしたオナガガモをご紹介します。

オナガガモ(Northern Pintail)はユーラシア北部と北アメリカ北部の寒帯から亜寒帯にかけての地域で繁殖し、冬季はユーラシアおよび北アメリカの温帯から熱帯地域やアフリカ北部に渡り越冬する体長53~75cmのカモ科マガモ属の鳥で、カモ類の中ではマガモ、コガモ、ハシビロガモと並んで分布域が広く、日本では全国に冬鳥として多数渡来することが知られています。

マガモのオスと一緒に泳いでいたオナガガモのオス。オスは頭部が黒褐色で、頸から胸、腹まで白色で、その境界では白い帯が頸の側面から後頭部に切れこみ、上面と脇は灰色で細かい黒色横斑が密で、背中に蓑のような黒い肩羽があり、中央尾羽は名前のように黒色で細長く、腰に黄白色の太い帯が入るほか、嘴は中央が黒く、側面が青灰色をしているのが特徴です。

20181107-DSC01010.jpg

20181107-DSC01015.jpg

中央はオス。その前後のメスのように見える個体は嘴の両側が青灰色みを帯びているようにも見えますので、ひょっとするとオスのエクリプスかも知れません。

20181107-DSC01024.jpg

20181107-DSC01022.jpg

群れで泳いでいたメスタイプのオナガガモ。鳥まで距離がありはっきりしませんが、ひょっとするとオスのエクリプスが混じっているかも知れません。

20181107-DSC01090.jpg

今日は地元の貯水池で目にしたオナガガモをご紹介しましたが、この時期、エクリプスが混じっていることが多いため、エクリプスなのかメスなのか、識別は困難を極めます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ハシビロガモのサブエクリプス

1日12,000歩を目標に散歩を続けていますが、今日は散歩の途中目にしたハシビロガモをご紹介します。

ハシビロガモ(Northern Shoveler)は北アメリカやユーラシアの高緯度から中緯度地域で繁殖し、冬季になるとアフリカ北部、北アメリカ南部、ヨーロッパ南部、インド、中国南部などへ南下し越冬する体長約50cmのカモ科Spatula属(ハシビロガモ属?)の鳥で、日本では冬季に越冬のため渡来するほか、北海道では少数が繁殖することが知られています。

散歩の途中、地元の貯水池でマガモの中に混じっていたハシビロガモ・オスのサブエクリプスと思われる個体。オスの成鳥はメスとよく似たエクリプス(ただし、虹彩は黄色く、雨覆は青灰色)になった後、頭部や体羽の一部を換羽して、繁殖羽になりかけのような羽衣になる段階があり、その羽衣をサブエクリプスと呼ぶそうですが、今回そんな羽衣を目にすることができました。

20181107-DSC01102.jpg

サブエクリプスのオスとメス(左側の2羽)。

20181107-DSC01093.jpg

サブエクリプスのオスとメス。

20181107-DSC01099.jpg

手前はマガモのメス。

20181107-DSC01085.jpg

20181107-DSC01080.jpg

20181107-DSC01075.jpg

20181107-DSC01072.jpgと

今日は散歩の途中目にしたハシビロガモのサブエクリプスと思われる個体をご紹介しましたが、これはハシビロガモのオスだけに見られる特徴のようですが、このように他のカモ類と異なる換羽形態をとるのは一体どのような理由からなのでしょうか・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

アカハシカモメ

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日はモロッコで目にしたアカハシカモメをご紹介します。

アカハシカモメ(Audouin's Gull)は地中海沿岸、アフリカ北西部沿岸のみで繁殖する体長44~52cmのカモメ科Ichthyaetus属の鳥で、かってはカモメ属に分類されていましたが、現在はオオズグロカモメ、ニシズグロカモメ、ゴビズキンカモメ、メジロカモメ、ススケカモメとともにIchthyaetus属に分類されています。

モロッコの海岸線で休んでいたアカハシカモメ。和名のごとく赤い嘴(先端は黒色)に特徴があり、足が灰緑色なのも印象的です。

アカハシカモメ7

初列風切先端に白斑があるのも成鳥夏羽の特徴のようです。

アカハシカモメ5

左側の個体は嘴の赤みが乏しく、初列風切先端の白斑も薄いことから、第2回夏羽と思われます。

アカハシカモメ6

アカハシカモメ4

アカハシカモメ8

アカハシカモメ9

今日は地中海沿岸、アフリカ北西部沿岸のみで繁殖するアカハシカモメをご紹介しましたが、今回のツアーではモロッコまで足を延ばしたおかげでこのような希少種を目にすることができ、大変幸運だったと言えます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

キアシセグロカモメ

スペインシリーズの続きで、今日はキアシセグロカモメをご紹介します。

キアシセグロカモメ(Yellow-legged Gull)は従来はアゾレス諸島、カナリア諸島から地中海・黒海・カスピ海沿岸を経て中央アジアまでの地域で繁殖し、冬季はヨーロッパ、アフリカ北部、紅海・ペルシア湾周辺と中国南部の沿岸に渡り越冬する体長52~58cmのカモメ科カモメ属の鳥として分類されていましたが、カモメ科の鳥は近年分類が大きく見直されており、現在.IOC(国際鳥類学会議)では、亜種カスピキアシセグロカモメはカスピアカモメ(英名:Caspian Gull、学名:Larus cachinnans)として別種にしているほか、同じく亜種カザフキアシセグロカモメはニシセグロカモメ(英名:Lesser Black-backed Gull、学名:Larus fuscus)の亜種として、また亜種キアシセグロカモメ(Larus cachinnans mongolicus)はセグロカモメ(英名:Vega Gull、学名:Larus vegae)の亜種として編入しており、現在のキアシセグロカモメは学名もLarus michahellisとなり、ヨーロッパ西南部、アフリカ北西部、地中海沿岸、アゾレス諸島、マデリア諸島。カナリー諸島に分布する2亜種だけになっています。

スペイン南部の海岸線で目にした基亜種キアシセグロカモメ(Larus michahellis michahellis)の成鳥夏羽。名前のように足は鮮やかな黄色です。

キアシセグロカモメ11

キアシセグロカモメ10

青空のもと、優雅に飛翔するキアシセグロカモメ。

キアシセグロカモメ1

キアシセグロカモメ2

キアシセグロカモメ4

キアシセグロカモメ5

キアシセグロカモメ6

キアシセグロカモメ7

今日はヨーロッパ西南部、アフリカ北西部、地中海沿岸で繁殖する基亜種キアシセグロカモメ(Larus michahellis michahellis)をご紹介しましたが、従来、日本で記録されていたキアシセグロカモメの3亜種(キアシセグロカモメ、カスピキアシセグロカモメ、カザフキアシセグロカモメ)は現在、何れも別種になっているため、今後、キアシセグロカモメ(Yellow-legged Gull)は日本鳥類目録からは外れてしまうのではないかと思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ニシセグロカモメ

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日は日本でも数少ない冬鳥として渡来するニシセグロカモメをご紹介します。

ニシセグロカモメ(Lesser black-backed Gull)はヨーロッパの大西洋沿岸、ロシア北部、シベリア北部などで繁殖し、冬季はアフリカ北部、ヨーロッパ南西部からインド北東部、北米の東海岸にかけて越冬する体長48~56cmのカモメ科カモメ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはグリーンランド、アイスランド、フェロー諸島、ヨーロッパ西部で繁殖し、冬季、ヨーロッパ南西部、アフリカ西部、北米東海岸で越冬する亜種Larus fuscus graellsiiと思われます。

モロッコの海岸線で目にしたニシセグロカモメの成鳥夏羽。上面がセグロカモメより濃く、初列風切は長く、足は黄色(肉色を帯びる個体もいる)、嘴は黄色く小ぶりで先の膨らみが小さいのが特徴です。

ニシセグロカモメ1

ニシセグロカモメ2

海岸線で休んでいたニシセグロカモメ。左から2番目の個体は嘴に黒色みがあることから第3回冬羽から夏羽に移行中の個体でしょうか・・・

ニシセグロカモメ6

ニシセグロカモメ8

ニシセグロカモメ4

ダイシャクシギとのツーショット。

ニシセグロカモメ3

今日は日本でも数少ない冬鳥として渡来するニシセグロカモメをご紹介しましたが、ニシセグロカモメには5亜種が存在し、日本にはロシア北部からシベリア北部で繁殖する亜種ニシセグロカモメ(Larus fuscus heuglini)が渡来しますが、渡来する多くはセグロカモメとの交雑個体群とされるtaimyrensisタイプで、これらは上面の色がセグロカモメに近く、足は肉色味を帯びるものが多いようです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ハシボソカモメ

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日は日本では迷鳥として福岡でのみ記録のあるハシボソカモメをご紹介します。

ハシボソカモメ(Slender-billed Gull)は地中海西部から中央アジア、ペルシャ湾沿岸からパキスタンにかけての地域で繁殖し、冬季は繁殖地付近にとどまるものと、地中海や紅海沿岸に渡り越冬するものに分かれる体長約43cmのカモメ科カモメ属の鳥で、日本では迷鳥として福岡県で数例の記録があるだけという珍鳥です。

アフリカ・モロッコの海岸線で目にしたハシボソカモメの成鳥夏羽。名前のように嘴が細長く、額は低く、脚、頸、尾羽が長めなのが特徴で、成鳥夏羽では体下面はピンク色を帯び、嘴は赤黒く(遠目では黒く見える)、虹彩は暗黄色なのが特徴です。

ハシボソカモメ5

ハシボソカモメ1

ハシボソカモメ11

翼下面の初列風切外側2枚が白色なのもハシボソカモメの特徴です。

ハシボソカモメ12

ハシボソカモメ6

ハシボソカモメ8

ハシボソカモメ9

こちらは別個体で、体下面は白色で、嘴は若干肉色、虹彩は淡色であることから、第1回冬羽から夏羽に移行中の個体と思われます。

ハシボソカモメ18

今日はアフリカ・モロッコの海岸線で目にしたハシボソカモメの成鳥夏羽と第1回冬羽から夏羽に移行中と思われる個体をご紹介しましたが、ご参考までに、2017年12月にタイの海岸線で目にした冬羽の越冬個体についてのブログをご紹介します。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-1956.html


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

オニアジサシ

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日はオニアジサシをご紹介します。

オニアジサシ(Caspian Tern)はヨーロッパ、中央アジア、中近東、アフリカ、北アメリカ、オーストラリアなど、南アメリカを除く熱帯から温帯で繁殖する体長46~56cmのカモメ科オニアジサシ属の鳥で、日本では稀な旅鳥または冬鳥として、本州、四国、九州、南西諸島で記録があります。英名はカスピ海周辺でよく見られたことから、また和名は日本で観察されるアジサシ類では最大であることから「鬼」と表現されたようです。

モロッコの海岸線で目にした夏羽のオニアジサシ。さすが近くで見ると大きく、額から後頭は黒色で、嘴は太く赤色で、先端付近に黒色斑が見られます。なお、完全な夏羽では黒色斑は消失するそうです。

オニアジサシ6

オニアジサシ7

オニアジサシ8

オニアジサシ9

こちらは額から後頭にかけた黒色部がまだら状で、耳羽にも黒みがあることから夏羽に換羽中の個体と思われます。

オニアジサシ1

オニアジサシ2

オニアジサシ3

オニアジサシ4

今までオニアジサシというと、比較的遠くにとまっている個体しか見ることができませんでしたが、今回はボートからの観察ということで比較的近くで見ることができ、日本で観察されるアジサシ類最大という迫力満点の姿をじっくり観察することができました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

サンドイッチアジサシ

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日はアフリカ・モロッコで目にしたサンドイッチアジサシをご紹介します。

サンドイッチアジサシ(Sandwich Tern)はヨーロッパ北部から地中海、黒海、カスピ海にかけて繁殖し、冬季はヨーロッパ南部からアフリカ北部、ペルシャ湾、インドなどで越冬する体長37~43cmのカモメ科Thalasseus属の鳥で、繁殖羽では後頭がやや伸長(冠羽)した黒い羽毛で被われ、黒色の嘴は細長く先端は黄色で、脚は黒色で短いのが特徴です。

モロッコの海岸線で目にしたサンドイッチアジサシ。後ろの足輪が付いた個体は尾羽が黒く、前頭部も白色であることから第一回冬羽でしょうか?

サンドイッチアジサシ10

サンドイッチアジサシ11

サンドイッチアジサシ1

サンドイッチアジサシ2

サンドイッチアジサシ5

サンドイッチアジサシ7

今日はアフリカ・モロッコで目にしたサンドイッチアジサシをご紹介しましたが、本種はかってはカモメ科アジサシ属に分類されていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)ではオオアジサシ、アメリカオオアジサシ、ベンガルアジサシ、ヒガシシナアジサシ、ユウガアジサシなどとともにアジサシ属から分離させ、Thalasseus属としています。新分類についてはDNA解析に基づくものと思われますが、形態的にもThalasseus属の鳥は何れも比較的大型で冠羽があり、そういう意味ではアジサシ属から分離させたことに納得がいきます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

コシアカツバメ

スペインシリーズの続きで、今日はコシアカツバメをご紹介します。

コシアカツバメ(Red-rumped Swallow)はヨーロッパ南部、アフリカ北部から中東、パキスタン、インド、カザフスタン、モンゴル、中国南部、シベリア南東部、朝鮮半島、日本にかけてと、アフリカ中央部で繁殖し、冬季北方の個体は南アジア、東南アジア、オーストラリア北部に渡り越冬する体長14~19cmのツバメ科Cecropis属(コシアカツバメ属?)の鳥で、分布域により8亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ南部、アフリカ北部からイラン、パキスタン、インド北西部にかけて繁殖し、冬季、アフリカ、南西アジアに渡り越冬する亜種Cecropis daurica rufulaと思われます。

スペイン南部の山岳地帯で目にしたコシアカツバメ。顔が赤褐色みを帯びているほか、腰は名前のように赤みを帯び、尾は長く、上尾筒から尾は黒色で、腮以下の体下面は淡褐色で、黒褐色の細い縦斑があるのが特徴です。

コシアカツバメ1

コシアカツバメ2

コシアカツバメ3

コシアカツバメ5

コシアカツバメ6

今日は日本でも夏鳥として渡来するコシアカツバメをご紹介しましたが、本種は集団営巣する傾向があり、崖や建物の空洞、橋桁などに土と枯れ草で固めた出入り口が細長い徳利や壺状の巣を作ることが知られており、繁殖地ではねぐらを作らず、繁殖後も渡りの時期まで巣をねぐらとして用いることが多いそうです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ニシイワツバメ

スペインシリーズの続きで、今日は日本でも記録のあるニシイワツバメをご紹介します。

ニシイワツバメ(Common House Martin)はヨーロッパからユーラシア大陸北部一帯で繁殖し、冬季はアフリカ、東南アジアにわたり越冬する体長13.5~15cmのツバメ科Delichon属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ南部、アフリカ北部からアジア中南部にかけて繁殖し、冬季、アフリカ、南西アジアに渡り越冬する亜種Delichon urbicum meridionaleと思われます。

スペイン南部の聖地で目にしたニシイワツバメ。巣作り真っ最中のようで、道路わきの水溜まりで巣材の泥を盛んに口に咥えていました。日本に夏鳥としてやってくるイワツバメに比べ、紺色の光沢が強く、腰の羽軸、腮以下の体下面も白色なのが特徴です。

ニシイワツバメ3

ニシイワツバメ4

ニシイワツバメ5

ニシイワツバメ8

ニシイワツバメ9

ニシイワツバメ10

ニシイワツバメ2

日本では稀な旅鳥として渡来するニシイワツバメですが、日本に渡来する亜種ニシイワツバメ(Delichon urbicum lagopodum)に比べ、本亜種や基亜種Delichon urbicum urbicum(ヨーロッパ北部、西部、中部からシベリア西部にかけて分布)は尾の切れ込みがより深く、上尾筒はやや光沢のある黒色をしているそうです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

チャイロツバメ

スペインシリーズの続きで、今日はチャイロツバメをご紹介します。

チャイロツバメ(Eurasian Crag Martin)は地中海沿岸から南アジア、モンゴル、中国東部にかけて繁殖し、冬季、アフリカ北部、インドに渡って越冬する体長14~15cmのツバメ科チャイロツバメ属の鳥で、日本で見られるショウドウツバメにも似ていますが、腮からの体下面は淡い灰褐色で、尾羽に白斑がある点が大きく異なります。

スペイン南部の山岳地帯で目にしたチャイロツバメ。ずんぐりした体形ですが、素早い動きで飛び回っていました。

チャイロツバメ2

眼下を飛んでいたチャイロツバメ。上から見ると尾羽の白斑をはっきり見ることができます。

チャイロツバメ3

チャイロツバメ4

チャイロツバメ5

チャイロツバメ7

チャイロツバメ8

チャイロツバメ9

今日はスペイン南部の山岳地帯で目にしたチャイロツバメをご紹介しましたが、日本では2008年に山口県見島での観察情報があるようですが、目録掲載の根拠となる出版物がないため、日本鳥類目録改訂第7版では検討種扱いとなっています・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヨーロッパアマツバメ

スペインシリーズの続きで、今日はヨーロッパアマツバメをご紹介します。

ヨーロッパアマツバメ(Common Swift)はヨーロッパ、アフリカ北部からシベリア中部、中央アジア、中国北部にかけて繁殖し、冬季は南アフリカに渡り越冬する体長17~18cmのアマツバメ科アマツバメ属の鳥で、2亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ西部、アフリカ北部からシベリア中部にかけて分布する基亜種Apus apus apusと思われます。なお、日本では亜種Apus apus pekinensisと思われる個体が迷鳥として2002年に与那国島で記録され、その後も4例確認されたほか、舳倉島でも記録があるようです。

スペイン南部の市街地上空を飛んでいたヨーロッパアマツバメ。全身ほぼ黒褐色で喉はわずかに白っぽく、尾はアマツバメよりもやや長く深い燕尾である点が特徴です。

ヨーロッパアマツバメ1

ヨーロッパアマツバメ3

ヨーロッパアマツバメ6

ヨーロッパアマツバメ7

ヨーロッパアマツバメ8

昨日に続き、同じくアマツバメ科アマツバメ属のヨーロッパアマツバメを紹介しましたが、本種は昨日ご紹介したシロハラアマツバメ同様、長期間にわたり飛び続けることが知られており、スウェーデン・ルンド大学の研究チームによれば、ヨーロッパアマツバメ13羽の背部に超小型データ記録装置を取り付け、飛行状況や加速度、位置情報などを収集した結果、繁殖地を出発し次の繁殖期に戻ってくるまでの10ヵ月間、多くの個体は一度も着地しなかったとのことです。このような特徴はアマツバメ科の鳥に共通しているようで、日本にも夏鳥としてやってくるアマツバメやハリオアマツバメなども普段の生活のほとんどを空中で行い、飛びながら睡眠することもできるようです。アマツバメの仲間がどうしてこのような生活様態をとるようになったのかは不思議ですが、飛ぶことに特化した結果、翼が長くなりすぎ、平らな場所にいると翼がつかえて飛び立てなくなってしまうためと考えられているようです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

シロハラアマツバメ

スペインシリーズの続きで、今日はシロハラアマツバメをご紹介します。

シロハラアマツバメ(Alpine Swift)はヨーロッパ南部、アフリカから中東、インド西部、スリランカで繁殖し、ヨーロッパから中東の個体は冬季、アフリカ中部から南部に渡り越冬する体長20~23cmのアマツバメ科アマツバメ属の鳥で、全部で10亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ南部から中東で繁殖し、冬季、アフリカ中部から南部に渡り越冬する基亜種シロハラアマツバメ(Tachymarptis melba melba)と思われます。

スペイン南部の山岳地帯で目にしたシロハラアマツバメ。英名は山岳地帯の崖などで繁殖することから、また、和名は喉と胸から腹が白いことから名付けられています。

シロハラアマツバメ1

シロハラアマツバメ2

シロハラアマツバメ3

シロハラアマツバメ4

真上を横切っていったシロハラアマツバメ。

シロハラアマツバメ5

今日は主に山岳地帯で繁殖するシロハラアマツバメをご紹介しましたが、本種に所在地と生態活動レベルが計測できるGPSデータロガーという記録計を装着し、そこに蓄積されたデータを解析した結果、約200日間(6ヵ月以上)、一度も陸上や水面などに降りないで飛び続けたという恐るべき研究データがあり、にわかには信じがたい話ではありますが、食事や睡眠も飛びながら行っていると考えざるを得なく、体の構造もこのような生活様式に合わせ、独自の進化をとげているものと思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

アオジもやって来てくれました

今日もお散歩カメラを携えて、自宅近くの小さな森を散歩しましたが、そこでは今季初のアオジを目にすることができました。

アオジ(Black-faced Bunting)は夏季に中国、ロシア南東部、朝鮮半島北部で繁殖し、冬季になると中国南部、台湾、インドシナ半島などへ南下し越冬する体長約16cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本では、①南樺太、千島列島、日本で繁殖する亜種アオジ(Emberiza spodocephala personata)が留鳥または漂鳥として北海道から本州中部に生息し、本州中部以南では主に冬鳥として見られるほか、②少数ながら基亜種シベリアアオジ(Emberiza spodocephala spodocephala)が旅鳥または冬鳥として主に日本海側や九州に飛来することが知られています。

そんな亜種アオジですが、今年も自宅近くの小さな森にやって来てくれました。こちらは頭部から顔が暗緑灰色の冬羽のオス。(夏羽のオスは英名のように顔がもっと黒い)

20181027-DSC00246.jpg

20181027-DSC00238.jpg

20181027-DSC00253.jpg

20181027-DSC00261.jpg

こちらは頭側線、過眼線、頬線が暗褐色で、頭央線、眉斑、頬側線が淡黄色の冬羽のメス。

20181027-DSC00133.jpg

20181027-DSC00139.jpg

20181027-DSC00164.jpg

今日は当地では冬鳥のアオジをご紹介しましたが、先日のジョウビタキをはじめ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリなど、日を追うごとに冬鳥たちが入り始めており、この先どんな鳥たちが入ってくるのか楽しみの日々が続きます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

増えてきたハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ

今日は地元の貯水池に越冬のため渡来しているハジロカイツブリとカンムリカイツブリをご紹介します。

ハジロカイツブリ(Black-necked Grebe)はヨーロッパ、アフリカ、東アジア、北アメリカ中部、南アメリカ北東部等で繁殖し、非繁殖期には海上や温暖な地域へ移動する体長31cmのカイツブリ科カンムリカイツブリ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本にはヨーロッパ、東アジアに分布する基亜種Podiceps nigricollis nigricollisが冬鳥として全国の湖沼や沿岸に渡来することが知られています。

そんなハジロカイツブリですが、寒さとともに渡来数も増えてきており、今日は11羽の群れが水に潜って獲物を獲っていました。

20181026-DSC00031.jpg

20181026-DSC00050.jpg

大きくトリミングしてみました。冬羽では頭部からの上面は黒く、顔の白黒の境界は不明瞭で、胸は汚白色で体下面が白いのが特徴です。

20181026-DSC00027-2.jpg

そして、こちらも渡来数が増えてきたカンムリカイツブリです。

カンムリカイツブリ(Great crested Gebe)はアフリカ大陸の一部、ユーラシア大陸の中部以南、オーストラリア、ニュージーランドなどに分布する体長56cmのカイツブリかカンムリカイツブリ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本にはユーラシア大陸の中部以南に分布する基亜種Podiceps cristatus cristatusが主に冬鳥として九州以北に渡来し、青森県、茨城県、滋賀県では少数が繁殖しているようです。

近くで水に潜って獲物を獲っていた冬羽のカンムリカイツブリ。冬羽では顔の飾り羽がなくなり、冠羽も短くなり、顔からの体下面は白く、額からの上面が黒いのが特徴です。

20181026-DSC00067-2.jpg

20181026-DSC00077-2.jpg

20181026-DSC00085-2.jpg

今日は寒さとともに渡来数が増えてきたハジロカイツブリとカンムリカイツブリをご紹介しましたが、冬の到来とともにさらに数を増やし、最盛期にはそれぞれ数十羽、数百羽に増えてくるものと思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

カワラバト(原種)

スペインシリーズの続きで、今日はカワラバト(原種)をご紹介します。

カワラバト(Rock Dove)はヨーロッパ、アフリカ中北部から中東、ヒマラヤ、中央アジア、南アジアにかけて分布する体長30~35cmのハト科カワラバト属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ中西部、アフリカ北部から中央アジアにかけて分布する基亜種Columba livia liviaと思われます。なお、本種は英名のように岩場を主な繁殖場所としており、市街地近くで見かけるものはすべて本種をもとに作出された家禽が再び野生化したドバトと思われます。

スペイン南部の山岳地帯で目にしたカワラバト。家禽が再び野生化したドバトに比べると、体全体は青灰色で、頸部は緑色と紫色の金属光沢があり、雨覆の黒灰色の斑がはっきりとした2本の翼帯となって見えます。

カワラバト1

カワラバト2

カワラバト3

カワラバト4

今日はスペインの山岳地帯で目にしたカワラバトの原種をご紹介しましたが、これら原種は山岳地帯のごく限られた場所にしか生息していないようで、このような貴重な原種がこの先絶えることがないよう祈りたいものです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

今日もいましたノゴマのオス

天気の良い日は12,000歩/日(うち速歩40分)を目標に散歩を続けていますが、今日もお散歩カメラを携え自宅近くを散歩しましたが、昨日目にしたノゴマ(Siberian Rubythroat)のオスを再び目にすることができました。

貯水池に到着直後、目にしたノゴマのオス。

20181024-DSC09889.jpg

シモツケの細枝にとまっていましたが・・・

20181024-DSC09899.jpg

羽根を広げて、その下の更に細い枝に飛び移りました。

20181024-DSC09904.jpg

20181024-DSC09905.jpg

20181024-DSC09906.jpg

20181024-DSC09910.jpg

昨日に続き、今日も地元に立ち寄ったノゴマのオスをご紹介しましたが、渡り鳥が立ち寄ったり、冬鳥が入ってくるこの時期は平凡な散歩を楽しくさせてくれます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ノゴマのオス

先日、地元に立ち寄ってくれたのはノゴマ(Siberian Rubythroat)のメスでしたが、その後、オスも追いかけるように立ち寄ってくれましたので、今日はそんなノゴマをご紹介します。

散歩の途中、地元の貯水池堰堤で目にしたノゴマのオス。今回目にしたのは大雨覆が幼羽であることから第1回冬羽と思われます。

20181023-DSC09482.jpg

20181023-DSC09480.jpg

腮から喉にかけての美しいルビー色が何とも印象的です。

20181023-DSC09451.jpg

20181023-DSC09458.jpg

足が長いのもノゴマの特徴です。

20181023-DSC09431.jpg

20181023-DSC09421.jpg

20181023-DSC09571.jpg

20181023-DSC09606.jpg

先日のメスの続き、今日はノゴマのオスをご紹介しましたが、当地を通過するノゴマはカムチャッカ半島、千島列島、北海道などで繁殖する亜種Calliope calliope camtschatkensisとされており、この後、東南アジアやフィリピンなどに向け渡っていくものと思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

冬鳥到来・・・ジョウビタキ

スペインシリーズの途中ですが、今日はクラインガルテン近くを散歩中目にした今季初の冬鳥、ジョウビタキをご紹介します。

ジョウビタキ(Daurian Redstart)はシベリア、モンゴル、ヒマラヤ東部から中国、朝鮮半島で繁殖し、冬季、中国南東部、日本からインドシナにかけて越冬する体長約14cmのヒタキ科ジョウビタキ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本にはシベリア、モンゴルから中国北東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季、中国南東部、日本などで越冬する基亜種ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus auroreus)が全国各地にやって来ます。

そんなジョウビタキのオズですが、まだやって来て間がないのか、警戒心が強いようで遠くの枝にとまり、あまり近くには来てくれません。

名称未設定 (5 - 13)

名称未設定 (4 - 13)

名称未設定 (3 - 13)

同じ個体。光線の加減でしょうか? キビタキみたいに黄色っぽく写りこんでしまいました。

名称未設定 (11 - 13)

名称未設定 (10 - 13)

名称未設定 (9 - 13)

こちらはジョウビタキのメス。こちらも高木の枝にとまり、下には降りてきてくれませんでした。

名称未設定 (2 - 13)

名称未設定 (1 - 13)

今日は、山梨クラインガルテンで朝の散歩の途中目にしたジョウビタキをご紹介しましたが、冬鳥の中でもジョウビタキは最も早く渡来する小鳥として知られており、このジョウビタキを皮切りに、この先いつもの常連たちが次々にやって来てくれることと思います・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

コキジバト

スペインシリーズの続きで、今日はコキジバトをご紹介します。

コキジバト(European Turtle Dove)はヨーロッパ、アフリカ北西部から中東、シベリア西部、中国西部にかけて繁殖し、冬季はアフリカに渡り越冬するする体長25~27cmのハト科キジバト属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ、マデイラ諸島、カナリア諸島からシベリア西部にかけて繁殖する基亜種Streptopelia turtur turturと思われます。

スペイン南部の農耕地付近で目にしたコキジバト。日本で普通に見られるキジバト(Oriental Turtle Dove)によく似ていますが、体長は一回り小さく(キジバトは体長30~35cm)、胸は淡いピンク色を帯び、風切、雨覆には幅広い橙褐色の羽縁が見られるのが特徴です。

コキジバト1

コキジバト2

コキジバト3

コキジバト4

コキジバト5

今日はユーラシアの西部に分布するコキジバトをご紹介しましたが、ユーラシアの東部に分布するキジバトとは形態的にも極めてよく似ており、恐らくは元は同じ種だったものが、別々のエリアで独自の進化を遂げたものと思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

プロフィール

shumishan

Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


   ↑ ↑
鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリック宜しくお願いします。  

カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
カテゴリ
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる