ムネアカアオバトのスリランカ固有亜種
スリランカシリーズの続きで、今日はムネアカアオバトをご紹介します。
ムネアカアオバト(Orange-breasted Green Pigeon)はスリランカ、インドから東南アジア、ジャワ、バリにかけて分布する体長約29cmのハト科アオバト属の鳥で、名前のようにオスでは胸がオレンジ色なのが特徴で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのはスリランカだけに分布するスリランカの固有亜種Treron bicinctus leggeと思われます。
広大な湿地帯で目にしたムネアカアオバトのオス。(メスは胸が黄色)



今日はムネアカアオバトのスリランカの固有亜種をご紹介しましたが、さすが固有種の多い島国スリランカ、固有亜種も多いようです・・・
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ムネアカアオバト(Orange-breasted Green Pigeon)はスリランカ、インドから東南アジア、ジャワ、バリにかけて分布する体長約29cmのハト科アオバト属の鳥で、名前のようにオスでは胸がオレンジ色なのが特徴で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのはスリランカだけに分布するスリランカの固有亜種Treron bicinctus leggeと思われます。
広大な湿地帯で目にしたムネアカアオバトのオス。(メスは胸が黄色)



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ミカドバト
スリランカシリーズの続きで、今日はミカドバトをご紹介します。
ミカドバト(Green Imperial Pigeon)はネパール、インド、スリランカから中国南部、タイ、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、大スンダ列島、小スンダ列島、フィリピンなどにかけ広く分布する体長42~47cmのハト科ミカドバト属の鳥で、分布域により12亜種に分かれており、今回目にしたのはインド南部、スリランカに分布する亜種Ducula aenea pusillaと思われます。
ホテル中庭で目にしたミカドバト。さすがImperialというだけあり、大型で上面が美しい緑色をした魅力的なハトです。



イチジクの仲間でしょうか、この果実が好物のようで美味しそうに食べていました。



撮影していると、突然左のほうからゴシキドリの仲間が飛んできました。 よく見ると額と胸が赤色で、腹には緑色の太い縦斑があることからムネアカゴシキドリ(Coppersmith Barbet)のオスのようです。

ミカドバトの下を横切るムネアカゴシキドリ。

今日は大型の魅力的なミカドバトをご紹介しましたが、ご参考までに以前ボルネオで目にしたミカドバトと、タイで目にしたムネアカゴシキドリのブログをご紹介します。
ミカドバト(ボルネオ)
ムネアカゴシキドリ(タイ)
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ミカドバト(Green Imperial Pigeon)はネパール、インド、スリランカから中国南部、タイ、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、大スンダ列島、小スンダ列島、フィリピンなどにかけ広く分布する体長42~47cmのハト科ミカドバト属の鳥で、分布域により12亜種に分かれており、今回目にしたのはインド南部、スリランカに分布する亜種Ducula aenea pusillaと思われます。
ホテル中庭で目にしたミカドバト。さすがImperialというだけあり、大型で上面が美しい緑色をした魅力的なハトです。



イチジクの仲間でしょうか、この果実が好物のようで美味しそうに食べていました。



撮影していると、突然左のほうからゴシキドリの仲間が飛んできました。 よく見ると額と胸が赤色で、腹には緑色の太い縦斑があることからムネアカゴシキドリ(Coppersmith Barbet)のオスのようです。

ミカドバトの下を横切るムネアカゴシキドリ。

今日は大型の魅力的なミカドバトをご紹介しましたが、ご参考までに以前ボルネオで目にしたミカドバトと、タイで目にしたムネアカゴシキドリのブログをご紹介します。
ミカドバト(ボルネオ)
ムネアカゴシキドリ(タイ)
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スリランカの固有種 ハイビタイアオバト
スリランカシリーズの続きで、今日はスリランカの固有種ハイビタイアオバトをご紹介します。
ハイビタイアオバト(Sri Lanka Green Pigeon)はスリランカにのみ分布する体長約28cmのハト科アオバト属のスリランカの固有種で、かっては同じハイビタイアオバトの亜種であった①インド南西部に分布するGrey-fronted Green Pigeon(和名なし)、②東南アジア、中国南部などに分布するハイガシラアオバト(Ashy-headed Green Pigeon)、③アンダマン、ニコバル諸島に分布するアンダマンアオバト(Andaman Green Pigeon)、④フィリピンに分布するフィリピンアオバト(Philippine Green Pigeon)、⑤ブル島に分布するブルアオバト(Buru Green Pigeon)がそれぞれ別種として独立したため、独立種となったものです。
ホテル中庭で目にしたハイビタイアオバトのオス。本種は和名とは異なり、オスでは背、肩のあずき色を除きほぼ全身黄緑色の美しいハトですが、これはもともと和名の由来となった額が灰色の①インド南西部に分布するGrey-fronted Green Pigeon(和名なし)が別種となったためこのようになったものと思われます。







今日はスリランカの固有種ハイビタイアオバトをご紹介しましたが、和名としては、インド南西部に分布するGrey-fronted Green Pigeon(和名なし)をハイビタイアオバトにし、Sri Lanka Green Pigeonはスリランカアオバトとしたほうが混乱が起きないと思います・・・
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ハイビタイアオバト(Sri Lanka Green Pigeon)はスリランカにのみ分布する体長約28cmのハト科アオバト属のスリランカの固有種で、かっては同じハイビタイアオバトの亜種であった①インド南西部に分布するGrey-fronted Green Pigeon(和名なし)、②東南アジア、中国南部などに分布するハイガシラアオバト(Ashy-headed Green Pigeon)、③アンダマン、ニコバル諸島に分布するアンダマンアオバト(Andaman Green Pigeon)、④フィリピンに分布するフィリピンアオバト(Philippine Green Pigeon)、⑤ブル島に分布するブルアオバト(Buru Green Pigeon)がそれぞれ別種として独立したため、独立種となったものです。
ホテル中庭で目にしたハイビタイアオバトのオス。本種は和名とは異なり、オスでは背、肩のあずき色を除きほぼ全身黄緑色の美しいハトですが、これはもともと和名の由来となった額が灰色の①インド南西部に分布するGrey-fronted Green Pigeon(和名なし)が別種となったためこのようになったものと思われます。







今日はスリランカの固有種ハイビタイアオバトをご紹介しましたが、和名としては、インド南西部に分布するGrey-fronted Green Pigeon(和名なし)をハイビタイアオバトにし、Sri Lanka Green Pigeonはスリランカアオバトとしたほうが混乱が起きないと思います・・・
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キンバトのスリランカ固有亜種
スリランカシリーズの続きで、今日は日本でも先島諸島に分布するキンバトをご紹介します。
キンバト(Common Emerald Dove)はインド、スリランカから中国南部、マレーシア、フィリピン、インドネシア、パプア諸島、アンダマン島、ニコバル島、クリスマス島などに分布する体長約25cmのハト科キンバト属の鳥で、分布域により6亜種に分かれており、今回目にしたのはスリランカにのみ分布するスリランカの固有亜種Chalcophaps indica robinsoniと思われます。なお、日本では宮古島以南の先島諸島に留鳥として分布しており、日本鳥類目録改訂第7版では亜種Chalcophaps indica yamashinaiとされていますが、現在IOC(国際鳥類学会議)では基亜種Chalcophaps indica indicaに含めているようです。
山岳地帯の民家庭先にやってきたキンバト。この個体は額から後頭の白色部の幅が広く、小雨覆の一部も白色であることからオスの成鳥と思われます。(メスは額から頭頂の灰白色部が狭く、小雨覆に白色部がなく、全体的にコントラストが弱い)




こちらは額から頭頂の白色部が薄く、一見メスのようにも見えますが、小雨覆に白色部が少し見られることからオスの若い個体ではないかと思われます。





従来、キンバト(Emerald Dove)はインドからアジア東南部、フィリピン、インドネシア、パプア諸島、オーストラリア北東部にかけて広く分布する種として分類されていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)ではインドからアジア東南部、フィリピン、インドネシア、パプア諸島西部に分布する個体群をキンバト(Common Emerald Dove)、小スンダ列島からオーストラリアにかけて分布する個体群をオーストラリアキンバト(Pacific Emerald Dove)として分離させているほか、日本の亜種Chalcophaps indica yamashinaiについても基亜種Chalcophaps indica indicaに吸収させており、日本鳥類目録次期改訂版においては分類の見直しが行われるものと思われます・・・
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キンバト(Common Emerald Dove)はインド、スリランカから中国南部、マレーシア、フィリピン、インドネシア、パプア諸島、アンダマン島、ニコバル島、クリスマス島などに分布する体長約25cmのハト科キンバト属の鳥で、分布域により6亜種に分かれており、今回目にしたのはスリランカにのみ分布するスリランカの固有亜種Chalcophaps indica robinsoniと思われます。なお、日本では宮古島以南の先島諸島に留鳥として分布しており、日本鳥類目録改訂第7版では亜種Chalcophaps indica yamashinaiとされていますが、現在IOC(国際鳥類学会議)では基亜種Chalcophaps indica indicaに含めているようです。
山岳地帯の民家庭先にやってきたキンバト。この個体は額から後頭の白色部の幅が広く、小雨覆の一部も白色であることからオスの成鳥と思われます。(メスは額から頭頂の灰白色部が狭く、小雨覆に白色部がなく、全体的にコントラストが弱い)




こちらは額から頭頂の白色部が薄く、一見メスのようにも見えますが、小雨覆に白色部が少し見られることからオスの若い個体ではないかと思われます。





従来、キンバト(Emerald Dove)はインドからアジア東南部、フィリピン、インドネシア、パプア諸島、オーストラリア北東部にかけて広く分布する種として分類されていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)ではインドからアジア東南部、フィリピン、インドネシア、パプア諸島西部に分布する個体群をキンバト(Common Emerald Dove)、小スンダ列島からオーストラリアにかけて分布する個体群をオーストラリアキンバト(Pacific Emerald Dove)として分離させているほか、日本の亜種Chalcophaps indica yamashinaiについても基亜種Chalcophaps indica indicaに吸収させており、日本鳥類目録次期改訂版においては分類の見直しが行われるものと思われます・・・
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スリランカの固有種 ズアカサトウチョウ
スリランカシリーズの続きで、今日はスリランカの固有種ズアカサトウチョウをご紹介します。
ズアカサトウチョウ(Sri Lanka Hanging Parrot)はスリランカのみに生息する体長約14cmのインコ科サトウチョウ属のスリランカの固有種で、オスでは和名のように頭部が赤色で、上尾筒も赤色、眼の外縁が白色なのが特徴です。なお、和名のサトウチョウ(砂糖鳥)は花蜜や花、果実など甘いものが好物なことから、英名は夜眠るときや日中休む時に枝から逆さにぶら下がるという習性から来ているそうです。
山岳地帯の道路わきでバナナの花を食べていたズアカサトウチョウのオス。(メスは頭部と上尾筒がオスほど赤くなく、眼の外縁は白くない)








今日はスリランカの固有種ズアカサトウチョウをご紹介しましたが、サトウチョウ属の仲間は南インドから東南アジア、小スンダ列島、フィリピンにかけて14種が分布していますが、いずれも小型で尾が短く、見た目にも大変可愛い魅力的なインコです・・・
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ズアカサトウチョウ(Sri Lanka Hanging Parrot)はスリランカのみに生息する体長約14cmのインコ科サトウチョウ属のスリランカの固有種で、オスでは和名のように頭部が赤色で、上尾筒も赤色、眼の外縁が白色なのが特徴です。なお、和名のサトウチョウ(砂糖鳥)は花蜜や花、果実など甘いものが好物なことから、英名は夜眠るときや日中休む時に枝から逆さにぶら下がるという習性から来ているそうです。
山岳地帯の道路わきでバナナの花を食べていたズアカサトウチョウのオス。(メスは頭部と上尾筒がオスほど赤くなく、眼の外縁は白くない)








今日はスリランカの固有種ズアカサトウチョウをご紹介しましたが、サトウチョウ属の仲間は南インドから東南アジア、小スンダ列島、フィリピンにかけて14種が分布していますが、いずれも小型で尾が短く、見た目にも大変可愛い魅力的なインコです・・・
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