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ヤマヒバリ

飛島探鳥の続きで、今日はヤマヒバリをご紹介します。

ヤマヒバリ(Siberian Accentor)はシベリア東部から極東の高山帯や寒帯で繁殖し、冬季は中国北東部、朝鮮半島などで越冬する体長14~15cmのイワヒバリ科カヤクグリ属の鳥で、日本には数少ない冬鳥または旅鳥として飛来しますが、特に日本海側の島嶼では秋に比較的よく見られるようです。

旅館近くの民家周辺で目にしたヤマヒバリ。陽も傾き始めた夕刻のため鮮明な写真ではありませんが、頭頂、過眼線から頬が黒褐色で、眉斑、体下面はやや赤みを帯びた褐色という特徴を何とか確認することができました。

ヤマヒバリ20201107-5

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民家の屋根に上ったヤマヒバリ。

ヤマヒバリ20201107-1

ヤマヒバリ20201107-2

ヤマヒバリ20201107-3

翌日早朝に撮った同じ個体。この状態でずっと固まっていました。

ヤマヒバリ20201109-3

英名からも分かるようにシベリア東部から極東の高山帯や寒帯で繁殖するヤマヒバリは、冬季は越冬地である中国北東部や朝鮮半島などに渡ることが知られていますが、日本海側の島嶼は渡りのルートにあたるようで毎年複数個体が観察されており、ここ飛島でもこの秋、数個体が立ち寄ってくれたようです・・・


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キレンジャク&ヒレンジャク

飛島探鳥の続きで、今日はキレンジャクとヒレンジャクをご紹介します。

キレンジャク(Bohemian Waxwing)はヨーロッパ北部からアジア北部、北アメリカ北部で繁殖し、冬季、木の実を求めて南下する体長19~20cmのレンジャク科レンジャク属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本ではヨーロッパ北部からアジア北部で繁殖する基亜種キレンジャク(Bombycilla garrulus garrulus)が冬鳥として主に本州中部以北に渡来しますが、木の実を求めてどの程度南下するかは途中の木の実の量に影響するとされています。

一方のヒレンジャク(Japanese Waxwing)ですが、シベリア東部、中国北東部のアムール川、ウスリー川流域で繁殖し、冬季、サハリン、日本、朝鮮半島、中国南部、台湾などに南下する体長17~18cmのレンジャク科レンジャク属の鳥で、日本では冬鳥として全国の平地から山地の林、河畔林、公園などに渡来し、東日本に多いキレンジャクに対し、ヒレンジャクは西日本に多く渡来し、年によって渡来数の変動が多いことが知られています。

そんなキレンジャクとヒレンジャクですが、島の高台の灌木に10羽程の群れがとまってくれました。数えてみると全部で9羽の群れで、8羽がキレンジャクで、ヒレンジャク(一番下)が1羽だけ混じっていました。

レンジャク20201109-9

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キレンジャク(上)とヒレンジャク(下)を大きくトリミングしてみました。キレンジャクは体長17~18cmのヒレンジャクに比べ若干大きく、過眼線は冠羽に達せず、尾の先端は黄色で、下尾筒は橙褐色、腹は一様に灰褐色である点がヒレンジャクとの違いです。また、次列風切の羽軸先端には赤い蝋状の突起物があり、この蝋状の物質がレンジャク科の英名(Waxwing)の由来となっています。

レンジャク20201109-1

今日は冬鳥として全国各地に飛来するキレンジャクとヒレンジャクをご紹介しましたが、関東周辺への渡来時期は比較的遅いため、この時期に出会えると何となく嬉しくなります・・・


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オオモズ(旧名称)の幼鳥

飛島探鳥の続きで、今日はオオモズ(旧名称)の幼鳥をご紹介します。

従来、オオモズ(Great grey shrike)はユーラシア大陸北部やインド中部、アフリカの中部で繁殖し、冬季、南方に渡って越冬する体長24~25cmのモズ科モズ属の鳥として18亜種に分類されていましたが、近年IOC(国際鳥類学会議)では、オオモズ(Great grey shrike)から①Northern Shrike(和名なし:5亜種)、②Iberian Grey Shrike(ミナミオオモズ:亜種なし)を別種として分類しています。その結果、サハリン、千島列島で繁殖し、冬季、日本には冬鳥または旅鳥として渡来する従来の亜種オオモズはNorthern Shrikeの1亜種(Lanius borealis bianchii)となっています。

そんな亜種オオモズ(旧名称)ですが、渡りの途中島に立ち寄ってくれたようで、海岸線の灌木周辺を動き回っていました。この個体は全体に体色が鈍く、大雨覆、三列風切が幼羽で、体下面には鱗模様が見られることから第1回冬羽と思われます。

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今日は渡りの途中島に立ち寄った亜種オオモズ(旧名称)の第1回冬羽と思われる個体をご紹介しましたが、従来のGreat grey shrikeの和名はオオモズのままで、亜種オオモズの属する別種Northern Shrikeは和名なしとなっており、種と亜種名が食い違うという不整合がおきています。早くすっきりとした和名を付けてほしいと願うものです・・・


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亜種アカウソ

飛島探鳥の続きで、今日はサハリンで繁殖し、冬季、冬鳥として九州以北に渡来する亜種アカウソ(Pyrrhula pyrrhula rosacea)と思われる個体をご紹介します。

道路脇の枯れ草の中で休んでいた亜種アカウソのオスと思われる2羽。亜種ウソのオスは胸から腹が灰色なのに対し、亜種アカウソは淡い紅色が入っているのが特徴です。

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こちらは亜種ウソのメスともよく似ていますが、体下面はブドウ褐色みが強く、外側尾羽に白い軸斑が見られることから亜種アカウソのメスではないかと思われます。

アカウソ20201109-19

こちらは亜種アカウソのオスと一緒に採餌していたことから亜種アカウソのメスと思われます。

ウソb20201111-2

今日は冬鳥として九州以北に渡来する亜種アカウソと思われる個体をご紹介しましたが、オスについては体下面に淡い紅色が入っていることから識別は比較的容易と思われますが、メスについては極めてよく似ており、外側尾羽の白い軸斑の有無が決め手になるものと思われます・・・


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亜種ウソ

飛島探鳥の続きで、今日は亜種ウソをご紹介します。

ウソ(Eurasian Bullfinch)はヨーロッパからアジアの北部にかけて広く分布する体長15.5~16cmのアトリ科ウソ属の鳥で、分布域により10亜種に分かれており、日本では①千島列島から日本の北部で繁殖する亜種ウソ(Pyrrhula pyrrhula griseiventris)が本州中部以北の亜高山帯などで繁殖し冬季は九州以北の低地に移動し越冬するほか、②サハリンで繁殖する亜種アカウソ(Pyrrhula pyrrhula rosacea)が冬鳥とて飛来、③また、稀な冬鳥として、シベリア東部で繁殖する亜種ベニバラウソ(Pyrrhula pyrrhula cassinii)の記録があります。

道路脇で草の見を啄んでいた亜種ウソのオス。オスは額から頭頂、腮が黒く、頬から喉は赤色、後頸から背、胸から腹が灰色なのが特徴です。

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こちらは別の場所でセンダングサの実を啄んでいた亜種ウソのメス。メスは頬から喉は赤くなく、頬から体下面、背が灰褐色なのが特徴です。

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今日は移動の途中、飛島に立ち寄った亜種ウソをご紹介しましたが、この後、越冬地である九州以北の低地に移動していくものと思われます・・・


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Author:shumishan
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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