アマミヤマシギ、アマミノクロウサギ

トカラシリーズの最後に、今日は奄美大島の夜の探鳥で目にしたアマミヤマシギとアマミノクロウサギをご紹介します。

最初はアマミヤマシギです。アマミヤマシギ(Amami Woodcock)は奄美群島及び沖縄諸島に生息する日本の固有種として知られていますが、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島では繁殖が確認されていますが、喜界島、沖永良部島、沖縄本島、慶良間列島、久米島などでは繁殖は確認されておらず、越冬のため渡って来ていると考えられています。

暗くなった森の林道に出てきたアマミヤマシギ。アマミヤマシギは近縁種のヤマシギとよく似ていますが、体全体が赤褐色みに欠けるほか、頭頂の黒斑は最前のものが細く、2番目から太くなるのが特徴です。

アマミヤマシギ1

アマミヤマシギ2

次は鳥ではありませんが、夜の探鳥で目にしたアマミノクロウサギです。
アマミノクロウサギ(Amami Rabbit)は奄美大島、徳之島にのみ生息する日本の固有種で、和名の通り背面は光沢のある黒や暗褐色の体毛(腹面は灰褐色)で覆われており、形態およびDNAによる分子系統学的解析、生態からウサギ科の中でも原始的形態を残した種と考えられているそうです。

道路脇で固まっていたアマミノクロウサギ。ライトの明かりのためあまり黒く見えませんが、実際はもう少し黒っぽいようです。

アマミノクロウサギ1

アマミノクロウサギ2

アマミノクロウサギ3

今日は何れも奄美の名が付く日本の固有種、アマミヤマシギとアマミノクロウサギをご紹介しましたが、先にご紹介したオーストンオオアカゲラやルリカケスをはじめ、奄美群島にこのような固有種が多い理由として、南西諸島が大陸とつながっていた太古の時代に動植物達が島に渡り住み、その後、島として分離され、その島固有の姿や生態を維持してきたためと考えられています。このことは他の南西諸島の島々や台湾などに固有種が多いことと共通しているようです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ
スポンサーサイト

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

亜種ズアカアオバト

トカラシリーズの続きで、今日は奄美大島で目にした亜種ズアカアオバトをご紹介します。

ズアカアオバト(Whistling Green Pigeon)は屋久島から南西諸島、台湾、フィリピン北部に分布する体長約35cmのハト科アオバト属の鳥で、全部で4亜種に分かれており、日本には亜種ズアカアオバト(屋久島、種子島、トカラ列島、奄美大島、沖縄諸島)と亜種チュウダイズアカアオバト(先島諸島)の2亜種が生息してり、両者の違いは体の大きさで、亜種ズアカアオバトの方が一回り大きいようです。なお、和名の由来ですが、日本の亜種には頭の上部に赤色部分がありませんが、台湾の亜種Treron formosae formosaeには赤色部分があることからズアカアオバトと名付けられています。

宿泊したロッジの裏山にやって来た亜種ズアカアオバト。この個体は雨覆が緑褐色であることからメスと思われます。(オスは淡い赤紫色)

ズアカアオバト1

ズアカアオバト2

ズアカアオバト4

ズアカアオバト5

ズアカアオバト6

ズアカアオバト7

ズアカアオバト8

今日は奄美大島で出会った亜種ズアカアオバトをご紹介しましたが、英名は笛を吹くように鳴くことから名付けられていますが、鳴き声がアオバトとは異なり、「ボアーオ ボアーオ」と尺八に似た声で鳴くことから、一部の地域では「シャクハチバト」と呼ぶところもあるようです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

亜種オーストンオオアカゲラ

トカラシリーズの続きで、今日は奄美大島で出会った亜種オーストンオオアカゲラをご紹介します。

オオアカゲラ(White-backed woodpecker)はヨーロッパ東部、スカンジナビア南部、コーカサス、シベリア南部、モンゴル、中国東北部、ウスリー地方、朝鮮半島、樺太、日本、台湾、中国東南部などに幅広く生息し、全部で12亜種に分けられていますが、そのうち、日本では4亜種(エゾオオアカゲラ、オオアカゲラ、ナミエオオアカゲラ、オーストンオオアカゲラ)が 留鳥として周年生息することが知られており、中でも奄美群島の固有亜種オーストンオオアカゲラは生息数が少なく、国の天然記念物と希少野生動植物種に指定されています。

昨日のルリカケスと同じく、宿泊したロッジの裏山で目にした亜種オーストンオオアカゲラのオス。頭頂と腹以下の体下面は赤色で、胸脇から腹の黒褐色の縦斑は胸脇で大きくつながっています。

オーストンオオアカゲラ10

オーストンオオアカゲラ11

飛び出しました・・・

オーストンオオアカゲラ12

羽根を広げると翼の白斑がとても印象的です。

オーストンオオアカゲラ15

オーストンオオアカゲラ14

オーストンオオアカゲラ16

オーストンオオアカゲラ7

オーストンオオアカゲラ8

こちらはロッジ横の芝生に降りてきた同じ個体。

オーストンオオアカゲラ3

よく見ると腐食した切り株をつつき、中にいる蟻を食べているようでした。

オーストンオオアカゲラ4

オーストンオオアカゲラ5

オーストンオオアカゲラ6

昨年は見ることのできなかった亜種オーストンオオアカゲラでしたが、今回は幸運にもロッジの周辺でじっくり観察することができました。やはり、このような希少種は奄美を訪れた際には是非見ておきたい貴重な鳥と言えます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ルリカケス

トカラシリーズの続きで、今日は途中立ち寄った奄美大島で目にしたルリカケスをご紹介します。

ルリカケス(Lidth's Jay)は奄美大島、加計呂麻島、請島にのみ生息する体長約38cmのカラス科カケス属の固有種で、和名のごとく頭部から頸部にかけてと尾羽や翼が大変美しい瑠璃色をしています。

宿泊したロッジの裏山にやって来たルリカケス。朝陽を強く浴び本来の美しい瑠璃色が出ませんが・・・

ルリカケス2

ルリカケス4

ルリカケス5

ルリカケス6

ルリカケス10

ルリカケス11

別の枝にとまったルリカケス。

ルリカケス13

ルリカケス14

ルリカケス17

飛び出したところを何とかシャッターに収めることができました・・・

ルリカケス15

今日は奄美大島周辺にのみ生息する固有種ルリカケスをご紹介しましたが、ルリカケスはその美しい羽衣と固有種ということもあり人気が高く、奄美を代表する鳥としても知られています。オオルリ、コルリ、ルリビタキなどもそうですが、瑠璃色の鳥たちは何れも人気があり、日本人にとって瑠璃色は好きな色の一つなのではと思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

亜種タイワンハクセキレイ

トカラシリーズの続きで、今日は亜種タイワンハクセキレイをご紹介します。

ハクセキレイ(White Wagtail)はユーラシアのほぼ全域およびアフリカ北部に分布し、全部で9亜種に分類されていますが、その一つ亜種タイワンハクセキレイはロシア(中央シベリア高原以東のシベリア・極東地域)およびアラスカ西岸に分布し、日本国内にも少数が分布しています。過眼線があるなど容姿は亜種ハクセキレイと酷似していますが、本亜種は胸部の黒色が嘴の下までつながる点、背が灰色などで識別することができます。

島の海岸線で目にした亜種タイワンハクセキレイ。

タイワンハクセキレイ

タイワンハクセキレイ6

タイワンハクセキレイ5

タイワンハクセキレイ1

タイワンハクセキレイ4

今日は渡りの途中、島に立ち寄った亜種タイワンハクセキレイをご紹介しましたが、先日ご紹介したツメナガセキレイ同様、、南西諸島ではこの時期ごく普通に見られるハクセキレイの亜種と言えます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

プロフィール

shumishan

Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


    ↑ ↑
鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリック宜しくお願いします。

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
カテゴリ
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる