カノコバト

今日まで長々とタイシリーズにお付き合いいただきありがとうございました。シリーズの最後は近年日本でも記録のあるカノコバトです。

カノコバト(Spotted Dove)はパキスタン、インド、スリランカから中国、台湾、東南アジアに広く分布する体長27.5~30cmのハト科Spilopelia属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはインド北東部、バングラデシュからインドシナ、スンダ列島、フィリピンにかけ分布する亜種Spilopelia chinensis tigrinaと思われます。なお、本種は北アメリカやオーストラリア、ニュージーランドなどにも移入され、なかでもオーストラリアやハワイ諸島では野生化しその数を増やしているようです。

タイ中部の浄水場で目にしたカノコバト。頸に白黒の数珠模様があり、英名、和名ともにこの模様から名付けられています。

カノコバト1

カノコバト2

こちらはケンガチャン国立公園近くのハイドで目にしたカノコバト。側頸部の鹿の子模様が鮮やかです。

カノコバト5

カノコバト6

カノコバト7

今日は近年日本でも記録のあるカノコバトをご紹介しましたが、カノコバト従来、キジバトやシラコバト、ベニバトと同じキジバト属に分類されていましたが、近年、IOC(国際鳥類学会議)では同じ属に分類されていたワライバトとともに、この2種を新たにSpilopelia属として分類しています・・


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ベニバト

タイシリーズの続きで、今日はベニバトをご紹介します。

ベニバト(Red Turtle Dove)はパキスタン、インドからネパール、チベット、中国、東南アジア、台湾、フィリピンにかけ広く分布する全長約23cmのハト科キジバト属の鳥で、全部で2亜種に分かれており、今回目にしたのはネパール東部、インド北東部、チベット北東部から中国、台湾、日本の南西諸島、フィリピンにかけて分布する亜種ベニバト(Streptopelia tranquebarica humilis)と思われます。

タイ中部の田園地帯で目にした亜種ベニバトのオス。ベニバトのオスは頭から頸が青灰色で、頸の後部に黒い帯があり、翼と背中は赤味のある灰褐色なのが特徴です。

ベニバト1

ベニバト2

ベニバト3

ベニバト6

メス(左側)とのツーショット。メスは赤みの少ない灰褐色で、一見シラコバトにも似ています・・・

ベニバト11

ベニバト12

ベニバト13

今日は日本でも数少ない旅鳥または冬鳥として西日本に渡来し、南西諸島ではほぼ毎年記録があるベニバトをご紹介しましたが、名前のようにオスでは全身紅色で体長も約23cmと小さく、何とも可愛らしいハトです・・・


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キンバト

タイシリーズの続きで、今日は日本でも先島諸島に分布するキンバトをご紹介します。

キンバト(Common Emerald Dove)はインド、スリランカから中国南部、マレーシア、フィリピン、インドネシア、パプア諸島、アンダマン島、ニコバル島、クリスマス島などに分布する体長約25cmのハト科キンバト属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはインドから中国南部、マレーシア、フィリピン、インドネシア、パプア諸島などに分布する亜種Chalcophaps indica indicaと思われます。なお、日本では宮古島以南の先島諸島に留鳥として分布しており、日本鳥類目録改訂第7版では亜種Chalcophaps indica yamashinaiとされていますが、現在IOC(国際鳥類学会議)では基亜種Chalcophaps indica indicaに含めているようです。

ケンガチャン国立公園近くのハイドで目にしたキンバトのメス。雌雄ほぼ同色ですが、メスでは額の灰色部が狭く、嘴や足の赤色が鈍く、体下面もブドウ褐色でオスよりも鈍いのが特徴のようです。

キンバト1

キンバト2

キンバト3

キンバト4

ようやく明るいところに出てきたキンバト。

キンバト5

従来、キンバト(Emerald Dove)はインドからアジア東南部、フィリピン、インドネシア、パプア諸島、オーストラリア北東部にかけて広く分布する種として分類されていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)ではインドからアジア東南部、フィリピン、インドネシア、パプア諸島西部に分布する個体群をキンバト(Common Emerald Dove)、小スンダ列島からオーストラリアにかけて分布する個体群をオーストラリアキンバト(Pacific Emerald Dove)として分離させているほか、日本の亜種Chalcophaps indica yamashinaiについても基亜種Chalcophaps indica indicaに吸収させており、日本鳥類目録次期改訂版においては分類の見直しが行われるものと思われます・・・


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ヒメマミジロタヒバリ

タイシリーズの続きで、今日はヒメマミジロタヒバリご紹介します。

ヒメマミジロタヒバリ(Paddyfield Pipit )はインド亜大陸から東南アジア、フィリピンなどかけて分布する体長15cm程のセキレイ科タヒバリ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはインド、スリランカから中国南部、インドシナにかけて分布する基亜種Anthus rufulus rufulusと思われます。

タイ中部の浄水場で目にしたヒメマミジロタヒバリ。マミジロタヒバリやコマミジロタヒバリにも似ていますが、マミジロタヒバリより小型で嘴は細く、コマミジロタヒバリに比べると眉斑がはっきりしており、上嘴の鼻孔付近の凹は見られません。

ヒメマミジロタヒバリ1

ヒメマミジロタヒバリ3

ヒメマミジロタヒバリ2

ヒメマミジロタヒバリ4

ヒメマミジロタヒバリ5

ヒメマミジロタヒバリ7

今日はインド亜大陸から東南アジア、フィリピンなどかけて分布するヒメマミジロタヒバリをご紹介しましたが、当地には冬季、マミジロタヒバリ(Richard's Pipit)も越冬にやってくるようですので、識別には注意が必要です・・・


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キムネコウヨウジャク

タイシリーズの続きで、今日はキムネコウヨウジャクをご紹介します。

キムネコウヨウジャク(Baya Weaver)はパキスタン、インド、スリランカ、ネパールから中国南西部、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、バリにかけて広く分布する体長約15cmのハタオリ科ハタオリ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはタイ、ラオス南部に分布する亜種Ploceus philippinus angelorumと思われます。

タイ中部の田園地帯ではるか彼方の電線にとまっていたキムネコウヨウジャクと思われる群れ。

キムネコウヨウジャク5

大きくトリミング・・・

キムネコウヨウジャク6

草の上に出てきた冬羽のキムネコウヨウジャク。夏羽では頭部から頸は鮮やかな黄色で、頬は黒褐色になりますが、冬羽では頭部から頸は黒褐色の縦斑が見られます。

キムネコウヨウジャク1

キムネコウヨウジャク2

キムネコウヨウジャク3

今日はハタオリ科ハタオリ属の鳥、キムネコウヨウジャクをご紹介しましたが、この聞きなれないハタオリ(機織)の名前は、草などを編んで枝から垂れ下がる袋状の巣を作ることから名付けられており、以前訪れたアフリカでもハタオリ科の鳥を多く目にしました。サバクヒタキの仲間もそうですが、アフリカとユーラシアには共通する種の存在が知られており、こんなことからも生物分布におけるアフリカとユーラシアの繋がりを考えさせられます・・・


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