識別が難しいカナダガンとシジュウカラガン

アラスカシリーズの最後に、今日はアンカレッジ郊外で出会ったカナダガンとシジュウカラガンをご紹介します。

最初はアンカレッジ郊外の池で出会ったカナダガンです。

カナダガン(Canada goose)はアラスカ、カナダ、アメリカ北部で繁殖し、冬季は北アメリカ中部以南で越冬するガンで、多くの亜種に分けられていますが、何れも頭と頸が黒く、頬から喉が白色で、茶色の羽を持つという特徴があります。

池の中州にいたカナダガン。自信の程はありませんが、後方の大型でやや暗色気味の個体は亜種クロカナダガン(Dusky Canada Goose)、手前のやや小型で胸の白っぽいい個体は亜種チュウカナダガン(Lesser Canada Goose)ではないかと思われます。

カナダガン1

カナダガン2

次はシジュウカラガンと思われるガンです。

シジュウカラガン(Cackling Goose)はアリューシャン列島やアラスカで繁殖し、冬季には北アメリカの中南部に移動して越冬し、日本には亜種シジュウカラガンと亜種ヒメシジュウカラガンが冬鳥として渡来しますが、亜種チュウショウカナダガン(Taverner's Canada Goose)とされる記録もあるようです。

群れで泳いでいた亜種チュウショウカナダガンと思われる個体。上記のカナダガン2種より小型で、日本で見られる亜種シジュウカラガン(Aleutian Canada Goose)のような頸の付け根の白いリングはありません。

シジュウカラガン2

シジュウカラガン4

シジュウカラガン3

日本で見られるカナダガン、シジュウカラガン、ヒメシジュウカラガンなどについては、従来カナダガンの一亜種(全部で12亜種)として扱われていましたが、日本鳥類分類改訂第7版より、それぞれ別種としてカナダガン(Canada goose)とシジュウカラガン(Cackling Goose)の2種に分類されました。、今回、識別にあたっては、ご一緒したベテランバーダー氏の写真判定による確認種を参考にカナダガン、シジュウカラガンに分けて推測しましたが、何れにしてもその亜種の分類は難しく自信の程はありません。間違い等ご指摘いただければ幸いです・・・



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カナダカケス、カナダコガラ

昨日の続きで、今日はアラスカツアーの最終日、アンカレッジ郊外の森で出会ったカナダカケスとカナダコガラをご紹介します。

最初はカナダカケスです。

カナダカケス(Gray Jay)はアラスカからカナダ、アメリカ北部に留鳥として分布するカラス科の鳥で、英名のように全身ほぼ灰色で嘴は短く、見た目にも比較的地味系の鳥でした。

他の鳥を探している時、突然、近くのトウヒの天辺にやって来たカナダカケス。この個体は顔や胸、額があまり白くないことから若い個体と思われます。

カナダカケス1

カナダカケス2

暫くすると飛び出し・・・

カナダカケス3

隣の木に飛び移りました。

カナダカケス4

カナダカケス5

次はカナダコガラです。

カナダコガラ(Boreal Chickadee)はアラスカ、カナダ、アメリカ北部の森に留鳥として分布するコガラの仲間で、よく似たアメリカコガラ(Black-Capped Chickadee)とは頭から背にかけて茶色味がある点が異なります。なお、英名のChickadeeですが、これはチッカ ディー ディー ディーという鳴き声に由来しているそうです。

トウヒの中を動き回っていたカナダコガラ。なかなかじっとしてくれません・・・

カナダコガラ1

カナダコガラ2

今日は何れもカナダと名の付く2種をご紹介しましたが、中でもカナダカケスについては、カラス科の仲間にしては嘴が小さく短いのが印象的でした。カナダカケスは人慣れしやすく、キャンプ地などでキャンパーたちの目を盗んで食べ物をとったりするため、Camp Robberという俗名まで付いているそうですが、考えようによってはカラスなどと同様、頭のいい鳥なのかもしれません・・・



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キヅタアメリカムシクイ、キタメジロハエトリ

アラスカシリーズの続きで、今日はツアー最終日、アンカレッジ郊外で出会ったキヅタアメリカムシクイとキタメジロハエトリをご紹介します。

最初はこの春訪れたカナダ・バンクーバーでも出会ったキヅタアメリカムシクイです。

キヅタアメリカムシクイ(Myrtle Warbler)は2亜種が存在し、アラスカ北部からカナダ、アメリカ北東部で繁殖し、冬季はアメリカ南部に渡る「Myrtle」と呼ばれる亜種、もう一方はカナダ南西部からアメリカ西海岸で繁殖し、冬季はメキシコなどへ渡る「Audubon's」と呼ばれる亜種で、日本では迷鳥として2010年に神奈川県で1例(前者のMyrtle)のみ記録があるようです。

込み入った枝の中で動き回っていたキヅタアメリカムシクイ。この個体は喉が白色であることから日本に来た亜種(Myrtle」)と同じと思われます。

キヅタアメリカムシクイ1

キヅタアメリカムシクイ2

動きが早く、すっきりとは撮らせてくれません・・・

キヅタアメリカムシクイ3

キヅタアメリカムシクイ4

次は湿原で目にしたキタメジロハエトリです。

キタメジロハエトリ(Alder flycatcher)はアラスカ、カナダ、アメリカ北東部で繁殖し、冬季は南アメリカに移動し越冬するタイランチョウ科の鳥で、和名のように白いアイリングを持ったフライキャッチャーで、ホバリングしながら昆虫類を捕えることで知られています。

低木の上部にやって来たキタメジロハエトリ。そして飛行中の昆虫を見つけると飛び出していきます・・・

キタメジロハエトリ1

キタメジロハエトリ2

キタメジロハエトリ3

今日は何れも昆虫類を主食にしているキヅタアメリカムシクイとキタメジロハエトリをご紹介しましたが、ムシクイの名前はまだしも、ハエトリという名前はflycatcher(昆虫を空中で捕食する)を直訳したものだと思いますが、愛らしいこの鳥を見ているともう少し優雅な名前にしてもよかったのではないかと思ってしまいます・・・



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羽色の美しいアメリカカササギ

アラスカシリーズの続きで、今日はアンカレッジ郊外の水辺にやって来たアメリカカササギをご紹介します。

アメリカカササギ(Black-billed magpie)はアラスカから北カリフォルニア、ネバダ州北部、北部アリゾナ州、ニューメキシコ州北部にまたがる北米の西半分に生息するカササギ属の鳥で、日本で見られるカササギにも大変よく似た美しい羽色を持つ鳥でした。

水辺の木にやって来たアメリカカササギ。

アメリカカササギ6

アメリカカササギ7

群れで行動しているらしく、徐々に仲間たちが集まってきました・・・

アメリカカササギ8

アメリカカササギ9

こちらは別の木にやって来たアメリカカササギ。眼の下方周囲と口角に露出部分があることから幼鳥と思われます。

アメリカカササギ1

アメリカカササギ2

こちらはその近くの小川に降りてきたアメリカカササギの幼鳥。

アメリカカササギ3

アメリカカササギ4

てっきり水を飲んでいるのかと思ったら、しっかり獲物を咥えていました・・・

アメリカカササギ5

今日は見た目にもカササギとよく似たアメリカカササギをご紹介しましたが、従来、アメリカカササギはカササギとは別種として扱われてきましたが、近年の研究によればカササギ属の分類に疑問が呈されており、アメリカカササギについても近い将来、別種ではなく亜種として扱われる可能性もあるようです・・・



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夏羽のアビ

アラスカシリーズの続きで、今日は昨日のアカエリカイツブリと同じ池で目にした夏羽のアビをご紹介します。

アビ(Red-throated loon)は北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季は北大西洋、北太平洋の沿岸部に南下し越冬。日本では冬鳥として九州以北の沿岸に渡来しますが、北海道では渡りの途中に旅鳥として立ち寄るようです。

美しい夏羽で姿を見せてくれたアビ。夏羽は頭部から頸側が灰色で、前頸に大きな赤色斑があるほか、後頭から後頸には白く細い縦斑があり、実に色鮮やかです。

アビ1

周りを見回しながら、徐々にこちらに近づいてきてくれました。

アビ2

アビ3

真っ赤な虹彩にやや上に反った嘴も魅力的です。

アビ4

後ろ側から見ると後頭から後頸にかけての白く細い縦斑が確認できます。

アビ5

アビ6

日本で見られるアビは冬羽もしくは換羽中のものが多く、完全な夏羽を目にするチャンスはそれ程多くはないと思います。ツアー最終日の夜(白夜のため明るい)、幸運にも夏羽のアビに出会うことができ、ツアーの最後を飾ることができました・・・



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自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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