イギリスで出会った鳥たち・・・ヨーロッパコマドリ
格安ツアーを利用し初めてのイギリスを旅してきましたが、その観光の合間をぬって鳥見も楽しんできましたので、今日からしばらくの間、当地で出会った鳥たちをご紹介したいと思います。
最初は一度は見たいと思っていたヨーロッパコマドリです。
ヨーロッパコマドリ(European Robin)はヨーロッパ全域のほか、シベリア西部、カフカース、アルジェリア、大西洋上のアゾレス諸島、マデイラ諸島まで広く分布するヒタキ科の鳥で、日本では迷鳥として北海道、飛島、千葉県、奈良県、舳倉島で記録があるのみという大変珍しい鳥です。
ヨーロッパ各地ではごく普通に見られるようで、今回訪れたスコットランドからイングランドではホテル周辺や庭園、公園など、樹木や茂みのある場所で何度もその愛らししい姿を目にすることができました。
早朝、湖水地方のホテル周辺を散策した時に出会ったヨーロッパコマドリ。イギリスで生息する亜種は胸の赤橙色が強く、上部が灰色ではなく緑色みを帯びたオリーブ褐色だそうですが、この個体もまさにそんな特徴を有していました。



薮の中で休んでいたヨーロッパコマドリ。


こちらはオックスフォード市内の人通りの多い小さな公園で目にしたヨーロッパコマドリ。日本のコマドリとは異なり、ちょっとした樹木や茂みで生息しているようです・・・


ロンドンの公園で出会ったヨーロッパコマドリ。



今日はヨーロッパではごく一般的に見られるヨーロッパコマドリをご紹介しましたが、イギリスではロンドン・タイムズが1960年代初めに行った人気投票でも一位になるなど、馴染み深い野鳥の代表として知られており、正式には制定されていないものの一般には国鳥とされているようです・・・
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最初は一度は見たいと思っていたヨーロッパコマドリです。
ヨーロッパコマドリ(European Robin)はヨーロッパ全域のほか、シベリア西部、カフカース、アルジェリア、大西洋上のアゾレス諸島、マデイラ諸島まで広く分布するヒタキ科の鳥で、日本では迷鳥として北海道、飛島、千葉県、奈良県、舳倉島で記録があるのみという大変珍しい鳥です。
ヨーロッパ各地ではごく普通に見られるようで、今回訪れたスコットランドからイングランドではホテル周辺や庭園、公園など、樹木や茂みのある場所で何度もその愛らししい姿を目にすることができました。
早朝、湖水地方のホテル周辺を散策した時に出会ったヨーロッパコマドリ。イギリスで生息する亜種は胸の赤橙色が強く、上部が灰色ではなく緑色みを帯びたオリーブ褐色だそうですが、この個体もまさにそんな特徴を有していました。



薮の中で休んでいたヨーロッパコマドリ。


こちらはオックスフォード市内の人通りの多い小さな公園で目にしたヨーロッパコマドリ。日本のコマドリとは異なり、ちょっとした樹木や茂みで生息しているようです・・・


ロンドンの公園で出会ったヨーロッパコマドリ。



今日はヨーロッパではごく一般的に見られるヨーロッパコマドリをご紹介しましたが、イギリスではロンドン・タイムズが1960年代初めに行った人気投票でも一位になるなど、馴染み深い野鳥の代表として知られており、正式には制定されていないものの一般には国鳥とされているようです・・・
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イギリスで出会った鳥たち・・・ズアオアトリ
イギリスシリーズの続きで、今日はこちらも一度は会いたいと思っていたズアオアトリをご紹介します。
ズアオアトリ(Common chaffinch)はヨーロッパ全域とロシア西部、トルコ、シリア、イラン西部、アフリカ西北部などで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季にアフリカ北部、中央アジア、ロシア西南部などに渡って越冬。日本では、迷鳥として1990年に北海道利尻島で1羽の記録があるのみという珍鳥です。
早朝、リバプール市内のホテルの中庭を散策しているとき、突然飛んできたズアオアトリのオス。最初見た時にはお腹側しか見えず、何の鳥かと思いましたが、よく見ると額が黒色で、頭上から後頸、側頸にかけて青灰色味が見られたため、ズアオアトリと分かりました。

この写真では側頸の青灰色味がよく分かります・・・


背中側を少し見せてくれました。大雨覆先端の白色部を見ることができます・・・


今日は日本では迷鳥として一度だけ記録のあるズアオアトリをご紹介しましたが、今回出会ったのはこの一回きりであり、昨日ご紹介したヨーロッパコマドリに比べると個体数は少ないことが推測されました。今度はもっと近くで全身を見てみたいものです・・・
ご訪問ありがとうございました。
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ズアオアトリ(Common chaffinch)はヨーロッパ全域とロシア西部、トルコ、シリア、イラン西部、アフリカ西北部などで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季にアフリカ北部、中央アジア、ロシア西南部などに渡って越冬。日本では、迷鳥として1990年に北海道利尻島で1羽の記録があるのみという珍鳥です。
早朝、リバプール市内のホテルの中庭を散策しているとき、突然飛んできたズアオアトリのオス。最初見た時にはお腹側しか見えず、何の鳥かと思いましたが、よく見ると額が黒色で、頭上から後頸、側頸にかけて青灰色味が見られたため、ズアオアトリと分かりました。

この写真では側頸の青灰色味がよく分かります・・・


背中側を少し見せてくれました。大雨覆先端の白色部を見ることができます・・・


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イギリスで出会った鳥たち・・・ゴシキヒワ
イギリスシリーズの続きで、今日は日本でも記録のあるゴシキヒワをご紹介します。
ゴシキヒワ(European Goldfinch)はヨーロッパ、北アフリカおよび中央アジアに分布し、日本では迷鳥として飛島、山形県、舳倉島で記録がありますが、日本には飼い鳥として多数輸入されているため、かご抜けの可能性も否定できないようです。また、オーストラリア南東部とニュージーランドではかご抜けした個体が帰化しているほか、世界各地で人為移入されているそうです。
オックスフォード大学に隣接する公園で目にしたゴシキヒワ。最初はマヒワかと思いましたが、よく見ると顔面が赤黒いことからゴシキヒワであることが分かりました。初見の鳥でもあり、息を殺して夢中で撮影しました・・・



最初は空抜けであったため、少し場所を変え建物が背景に入る場所から撮影しました・・・

こちらを向いてくれました。嘴周囲の赤色部分の範囲がよく分かります。


今日は日本でも僅かに記録のあるゴシキヒワをご紹介しましたが、今回のイギリス訪問では何とか目にしたいと思っていただけに、出会えた時には思わず興奮し、夢中でシャッターを押していました・・・
ご訪問ありがとうございました。
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ゴシキヒワ(European Goldfinch)はヨーロッパ、北アフリカおよび中央アジアに分布し、日本では迷鳥として飛島、山形県、舳倉島で記録がありますが、日本には飼い鳥として多数輸入されているため、かご抜けの可能性も否定できないようです。また、オーストラリア南東部とニュージーランドではかご抜けした個体が帰化しているほか、世界各地で人為移入されているそうです。
オックスフォード大学に隣接する公園で目にしたゴシキヒワ。最初はマヒワかと思いましたが、よく見ると顔面が赤黒いことからゴシキヒワであることが分かりました。初見の鳥でもあり、息を殺して夢中で撮影しました・・・



最初は空抜けであったため、少し場所を変え建物が背景に入る場所から撮影しました・・・

こちらを向いてくれました。嘴周囲の赤色部分の範囲がよく分かります。


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イギリスで出会った鳥たち・・・ハイイロガン
イギリスシリーズの続きで、今日は日本でも稀な冬鳥として渡来するハイイロガンをご紹介します。
ハイイロガン(Greylag goose)はヨーロッパで繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、西アジア、ヨーロッパ西部へ渡り越冬する亜種キバシハイイロガンと、中国北部、モンゴル、ロシアで繁殖し、冬季になるとインド北部、中国へ南下し越冬する亜種ハイイロガンに分けられますが、日本には稀な冬鳥として亜種ハイイロガンが越冬のため少数飛来することが知られています。
亜種キバシハイイロガンはイギリスでは留鳥のようで、訪れた各地の湖沼や公園の池で目にすることができました。
湖水地方の湖で目にしたキバシハイイロガン。和名のように嘴は黄色味を帯びたピンクで、上面は灰褐色、胸から腹は灰色、翼上面と脇と腹には淡色の横斑があり、他のガンの仲間に比べ頭部と嘴が体に比べて大きいのが特徴だそうです。


仲良く2羽で泳いでいたキバシハイイロガン。




こちらはオックスフォード大学に隣接する公園で休んでいたキバシハイイロガン。



こちらはユネスコ世界遺産にも登録されているロンドンのキューガーデンで目にしたキバシハイイロガン。


ご訪問ありがとうございました。
今日は日本にも稀な冬鳥として少数が渡来する亜種ハイイロガンの別亜種、キバシハイイロガンをご紹介しましたが、今度は是非、日本に渡来する亜種ハイイロガンを見てみたいものです・・・
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ハイイロガン(Greylag goose)はヨーロッパで繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、西アジア、ヨーロッパ西部へ渡り越冬する亜種キバシハイイロガンと、中国北部、モンゴル、ロシアで繁殖し、冬季になるとインド北部、中国へ南下し越冬する亜種ハイイロガンに分けられますが、日本には稀な冬鳥として亜種ハイイロガンが越冬のため少数飛来することが知られています。
亜種キバシハイイロガンはイギリスでは留鳥のようで、訪れた各地の湖沼や公園の池で目にすることができました。
湖水地方の湖で目にしたキバシハイイロガン。和名のように嘴は黄色味を帯びたピンクで、上面は灰褐色、胸から腹は灰色、翼上面と脇と腹には淡色の横斑があり、他のガンの仲間に比べ頭部と嘴が体に比べて大きいのが特徴だそうです。


仲良く2羽で泳いでいたキバシハイイロガン。




こちらはオックスフォード大学に隣接する公園で休んでいたキバシハイイロガン。



こちらはユネスコ世界遺産にも登録されているロンドンのキューガーデンで目にしたキバシハイイロガン。


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イギリスで出会った鳥たち・・・ニシセグロカモメ
イギリスシリーズの続きで、今日は日本でも数少ない冬鳥として渡来するニシセグロカモメをご紹介します。
ニシセグロカモメ(Lesser black-backed gull)はヨーロッパの大西洋沿岸、ロシア北部、シベリア北部などで繁殖し、冬季はイギリス諸島から南西アフリカにかけて越冬するほか、北米の東海岸へも定期的に渡っているようです。
ロンドン市内を流れるテームズ川の干潟で採餌していたニシセグロカモメの冬羽。上面がセグロカモメより濃く、初列風切は長く、足は黄色(肉色を帯びる個体もいる)、嘴は黄色く小ぶりで先の膨らみが小さいのが特徴です。

ユリカモメと一緒に採餌していたニシセグロカモメ。何か貝のようなものを咥えました・・・


この個体は足が肉色味を帯びています。


こちらはテームズ川で休んでいたニシセグロカモメ。

飛び出しです・・・

テームズ川のクルーズで船に近くに浮かんでいたニシセグロカモメ。

この個体は足が黄色です。

キューガーデンで出会ったニシセグロカモメ。

この後、池の水面近くを飛び・・・

着水しました。




今日は日本でも数少ない冬鳥として渡来するニシセグロカモメをご紹介しましたが、ニシセグロカモメには5亜種が存在し、日本にはロシア北部からシベリア北部で繁殖する亜種ニシセグロカモメ(heuglini)が渡来しますが、渡来する多くはセグロカモメとの交雑個体群でとされるtaimyrensisタイプで、これらは上面の色がセグロカモメに近く、足は肉色味を帯びるものが多いようです・・・
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ニシセグロカモメ(Lesser black-backed gull)はヨーロッパの大西洋沿岸、ロシア北部、シベリア北部などで繁殖し、冬季はイギリス諸島から南西アフリカにかけて越冬するほか、北米の東海岸へも定期的に渡っているようです。
ロンドン市内を流れるテームズ川の干潟で採餌していたニシセグロカモメの冬羽。上面がセグロカモメより濃く、初列風切は長く、足は黄色(肉色を帯びる個体もいる)、嘴は黄色く小ぶりで先の膨らみが小さいのが特徴です。

ユリカモメと一緒に採餌していたニシセグロカモメ。何か貝のようなものを咥えました・・・


この個体は足が肉色味を帯びています。


こちらはテームズ川で休んでいたニシセグロカモメ。

飛び出しです・・・

テームズ川のクルーズで船に近くに浮かんでいたニシセグロカモメ。

この個体は足が黄色です。

キューガーデンで出会ったニシセグロカモメ。

この後、池の水面近くを飛び・・・

着水しました。




今日は日本でも数少ない冬鳥として渡来するニシセグロカモメをご紹介しましたが、ニシセグロカモメには5亜種が存在し、日本にはロシア北部からシベリア北部で繁殖する亜種ニシセグロカモメ(heuglini)が渡来しますが、渡来する多くはセグロカモメとの交雑個体群でとされるtaimyrensisタイプで、これらは上面の色がセグロカモメに近く、足は肉色味を帯びるものが多いようです・・・
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