イギリスで出会った鳥たち・・・オシドリ
今まで長々とイギリスで出会った鳥たちをご紹介してきましたが<、シリーズの最後にロンドンのキューガーデンで目にしたオシドリをご紹介します。
オシドリ(Mandarin duck)は中国、ロシア南東部、朝鮮半島、台湾、日本などの東アジアのみに分布するカモで、日本では北海道や本州中部以北で繁殖し、冬季になると西日本へ南下し越冬。イギリスでは20世紀に移入され、当地で定着しているようです。
キューガーデンの細長い池で泳いでいたオシドリ。右はカナダガン。

紅葉の下、キンクロハジロと一緒のオシドリ。




右サイドはオシドリのメス。

イギリスシリーズの最後に、今日はロンドンのキューガーデンで目にしたオシドリをご紹介しましたが、紅葉の下、このような静かな池で泳いでいるオシドリたちを見ていると、ここは日本では?と錯覚するほどでした・・・
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オシドリ(Mandarin duck)は中国、ロシア南東部、朝鮮半島、台湾、日本などの東アジアのみに分布するカモで、日本では北海道や本州中部以北で繁殖し、冬季になると西日本へ南下し越冬。イギリスでは20世紀に移入され、当地で定着しているようです。
キューガーデンの細長い池で泳いでいたオシドリ。右はカナダガン。

紅葉の下、キンクロハジロと一緒のオシドリ。




右サイドはオシドリのメス。

イギリスシリーズの最後に、今日はロンドンのキューガーデンで目にしたオシドリをご紹介しましたが、紅葉の下、このような静かな池で泳いでいるオシドリたちを見ていると、ここは日本では?と錯覚するほどでした・・・
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イギリスで出会った鳥たち・・・エジプトガン、カオジロガン
イギリスシリーズの続きで、今日はロンドン市内で目にしたエジプトガンとカオジロガンをご紹介します。
最初はエジプトガン(Egyptian goose)です。
エジプトガンはアフリカ大陸に分布するガンで、イギリスには18世紀に移入されたものが当地で繁殖しており、ロンドン市内ではテームズ川や公園の池などで何度も目にすることができました。
ロンドン市内にあるリージェントパークで目にしたエジプトガン。ここでは訪れた人達がパンくずなどを与えており、完全に人慣れしていました。眼の周囲の褐色斑がちょっと異様な雰囲気を醸し出しています・・・


こちらはLondon Wetland Centreで目にしたエジプトガン。ここでは世界各地の代表的なガン・カモ類が集められ、自然な状態で見られるよう工夫されており、そんな中、エジプトガンもその一角を占めていました。

こちらはLondon Wetland Centreで目にしたカオジロガンです。
カオジロガン(Barnacle Goose)は北大西洋の北極諸島を中心に繁殖し、冬季イギリス諸島やオランダなどに渡り越冬するガンですが、London Wetland Centreのようなところでは定着させられているようであり、いつでも見ることができるようです。
London Wetland Centreの池の畔で草を食んでいたカオジロガン。和名のように顔の白さが目立つ大変美しい鳥でした。


今日はロンドン市内で目にしたエジプトガンとカオジロガンをご紹介しましたが、イギリスではこのように多数の鳥たちが移入されており、自然分布の鳥たちとの識別が必要となります・・・
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最初はエジプトガン(Egyptian goose)です。
エジプトガンはアフリカ大陸に分布するガンで、イギリスには18世紀に移入されたものが当地で繁殖しており、ロンドン市内ではテームズ川や公園の池などで何度も目にすることができました。
ロンドン市内にあるリージェントパークで目にしたエジプトガン。ここでは訪れた人達がパンくずなどを与えており、完全に人慣れしていました。眼の周囲の褐色斑がちょっと異様な雰囲気を醸し出しています・・・


こちらはLondon Wetland Centreで目にしたエジプトガン。ここでは世界各地の代表的なガン・カモ類が集められ、自然な状態で見られるよう工夫されており、そんな中、エジプトガンもその一角を占めていました。

こちらはLondon Wetland Centreで目にしたカオジロガンです。
カオジロガン(Barnacle Goose)は北大西洋の北極諸島を中心に繁殖し、冬季イギリス諸島やオランダなどに渡り越冬するガンですが、London Wetland Centreのようなところでは定着させられているようであり、いつでも見ることができるようです。
London Wetland Centreの池の畔で草を食んでいたカオジロガン。和名のように顔の白さが目立つ大変美しい鳥でした。


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イギリスで出会った鳥たち・・・アオガラ、シジュウカラ(分離前の旧名)、ヒガラ
イギリスシリーズの続きで、今日は滞在中、各地で出会ったアオガラとシジュウカラ(分離前の旧名)、ヒガラをご紹介します。
最初はアオガラです。
アオガラ(Blue tit)はヨーロッパからアフリカ北部にかけて分布するシジュウカラ科の鳥で、先日モンゴルで撮影したルリガラの近縁種のようで、上面は青味がかった灰色で、胸から腹が淡黄色をしたルリガラによく似た魅力的な鳥でした。
湖水地方の別荘地近くで目にしたアオガラ。このキイチゴのような果実が好物のようです。

美味しそうに果実を食べていたアオガラ。



次はこちらも各地で目にしたシジュウカラ(分離前の旧名)です。
シジュウカラ(分離前の旧名)(Great tit)はユーラシア中部・西部、北アフリカに生息するシジュウカラ科の鳥で、かっては日本や韓国を含む東アジア、ロシア極東に分布するシジュウカラ(Japanese tit)や、南アジア、東南アジア、西アジアの一部に分布する現学名:Parus cinereusを含むシジュウカラから、分離独立した3種のうちの1種です。そのため、まだ日本名は付けられていないようですが、日本などで見られるシジュウカラが腹部が白いのに対し、このユーラシア中部・西部、北アフリカに生息するGreat titは腹部が黄色いのが特徴です。
湖水地方のホテル周辺で目にしたシジュウカラ(分離前の旧名)。お腹の色が黄色いほかは日本のシジュウカラと大変よく似ていました。




次は日本でもお馴染みのヒガラです。
ヒガラ(Coal tit)はユーラシア大陸の広範囲にかけてとアフリカ北部のアルジェリア、チュニジア、モロッコおよび日本、台湾に分布するシジュウカラ科の鳥ですが、全部で24の亜種に分類されており、当地で出会ったのはイギリスに分布するPeriparus ater britannicusという亜種のようです。
日本で見られるヒガラと大変よく似ていましたが、背中が褐色みを帯びた灰色、体下面は黄褐色みを帯びている点が異なっていました。


今日はイギリス滞在中何度も目にしたアオガラ、シジュウカラ(分離前の旧名)、ヒガラ(イギリスの亜種)の3種をご紹介しましたが、体色の違いを除けばそれぞれ日本で見られるルリガラ、シジュウカラ、ヒガラと大変よく似ていました。近年、種の分類にはDNAの塩基配列に基づく分類法が取り入れられ、今までの分類が急に変わることが多々ありますが、このような近縁の鳥たちを見るにつけ、生命の進化についていろいろ考えさせられます・・・
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最初はアオガラです。
アオガラ(Blue tit)はヨーロッパからアフリカ北部にかけて分布するシジュウカラ科の鳥で、先日モンゴルで撮影したルリガラの近縁種のようで、上面は青味がかった灰色で、胸から腹が淡黄色をしたルリガラによく似た魅力的な鳥でした。
湖水地方の別荘地近くで目にしたアオガラ。このキイチゴのような果実が好物のようです。

美味しそうに果実を食べていたアオガラ。



次はこちらも各地で目にしたシジュウカラ(分離前の旧名)です。
シジュウカラ(分離前の旧名)(Great tit)はユーラシア中部・西部、北アフリカに生息するシジュウカラ科の鳥で、かっては日本や韓国を含む東アジア、ロシア極東に分布するシジュウカラ(Japanese tit)や、南アジア、東南アジア、西アジアの一部に分布する現学名:Parus cinereusを含むシジュウカラから、分離独立した3種のうちの1種です。そのため、まだ日本名は付けられていないようですが、日本などで見られるシジュウカラが腹部が白いのに対し、このユーラシア中部・西部、北アフリカに生息するGreat titは腹部が黄色いのが特徴です。
湖水地方のホテル周辺で目にしたシジュウカラ(分離前の旧名)。お腹の色が黄色いほかは日本のシジュウカラと大変よく似ていました。




次は日本でもお馴染みのヒガラです。
ヒガラ(Coal tit)はユーラシア大陸の広範囲にかけてとアフリカ北部のアルジェリア、チュニジア、モロッコおよび日本、台湾に分布するシジュウカラ科の鳥ですが、全部で24の亜種に分類されており、当地で出会ったのはイギリスに分布するPeriparus ater britannicusという亜種のようです。
日本で見られるヒガラと大変よく似ていましたが、背中が褐色みを帯びた灰色、体下面は黄褐色みを帯びている点が異なっていました。


今日はイギリス滞在中何度も目にしたアオガラ、シジュウカラ(分離前の旧名)、ヒガラ(イギリスの亜種)の3種をご紹介しましたが、体色の違いを除けばそれぞれ日本で見られるルリガラ、シジュウカラ、ヒガラと大変よく似ていました。近年、種の分類にはDNAの塩基配列に基づく分類法が取り入れられ、今までの分類が急に変わることが多々ありますが、このような近縁の鳥たちを見るにつけ、生命の進化についていろいろ考えさせられます・・・
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イギリスで出会った鳥たち・・・コブハクチョウ
イギリスシリーズの続きで、今日は訪れた先々で目にしたコブハクチョウをご紹介します。
コブハクチョウ(Mute swan)はヨーロッパ西・中部、モンゴル、バイカル湖東部、ウスリー川流域で繁殖し、アジアのものは冬季に中国東部や朝鮮半島へ渡り越冬。日本へは迷鳥として1933年に伊豆諸島・八丈島で記録がありますが、その後、確実な野生記録はないようです。なお、日本では飼育・観賞用として移入されたものが籠ぬけし各地で生息しているほか、北アメリカ東部、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど世界各地に移入されています。
湖水地方の湖で目にしたコブハクチョウ。コブハクチョウはイギリスでは留鳥であるため、このような湖や池ではごく普通に見られるようです。



ロンドン市内のリージェントパークで目にしたコブハクチョウ。近くで見ると、特徴である橙赤色の嘴、嘴先端と上嘴の縁、鼻孔、嘴基部から眼先が黒く、額前には黒いこぶがあることがよく分かります。

2羽で仲良く泳いでいました。



陸に上がったコブハクチョウ。

今日は日本でも時々目にするコブハクチョウをご紹介しましたが、ここイギリスでは日本とは異なり何れも自然分布の個体であり、同じコブハクチョウでも何となく有難味を感じてしまいます・・・
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コブハクチョウ(Mute swan)はヨーロッパ西・中部、モンゴル、バイカル湖東部、ウスリー川流域で繁殖し、アジアのものは冬季に中国東部や朝鮮半島へ渡り越冬。日本へは迷鳥として1933年に伊豆諸島・八丈島で記録がありますが、その後、確実な野生記録はないようです。なお、日本では飼育・観賞用として移入されたものが籠ぬけし各地で生息しているほか、北アメリカ東部、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど世界各地に移入されています。
湖水地方の湖で目にしたコブハクチョウ。コブハクチョウはイギリスでは留鳥であるため、このような湖や池ではごく普通に見られるようです。



ロンドン市内のリージェントパークで目にしたコブハクチョウ。近くで見ると、特徴である橙赤色の嘴、嘴先端と上嘴の縁、鼻孔、嘴基部から眼先が黒く、額前には黒いこぶがあることがよく分かります。

2羽で仲良く泳いでいました。



陸に上がったコブハクチョウ。

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イギリスで出会った鳥たち・・・ホンセイインコ
イギリスシリーズの続きで、今日はロンドン市内の公園で目にしたワカケホンセイインコをご紹介します。
ワカケホンセイインコ(Rose-necked Parakeet)は北緯20度以南のインド、スリランカに分布していますが、世界各地でペットとして飼われていたものが野生化する現象が起きており、日本でも関東地方を中心に野生化が知られています。
イギリスにおいても飼育個体が野生化しているようで、ロンドン市内のロンドン・ウェットランドセンターやキューガーデンでは数多くのワカケホンセイインコを見ることができました。
キューガーデンで目にしたワカケホンセイインコ。この木の果実が好物のようで、夢中でむさぼっていました。

全身鮮やかな緑色で、大きくて赤い嘴との対比が印象的です。

栗の実も好物のようで、群れになって若い栗の実をむさぼっていました。この個体は喉から首にかけて細い黒帯が走り、首の後ろは細い桃色の帯となっていることから成鳥のオスと思われます。(メスや若い個体は首輪が目立たない)


枝先の実も、羽ばたきながらバランスをとって器用に食べています・・・







今日は日本でも野生化しているワカケホンセイインコをご紹介しましたが、日本では樹洞を利用する在来種の営巣場所を奪ったりするなど、生態系への悪影響が危惧されているほか、電柱への営巣による漏電事故、農作物への被害、オウム病の媒介などの問題も指摘されています。ここイギリスでも同様のことが起きているのでしょうか・・・
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ワカケホンセイインコ(Rose-necked Parakeet)は北緯20度以南のインド、スリランカに分布していますが、世界各地でペットとして飼われていたものが野生化する現象が起きており、日本でも関東地方を中心に野生化が知られています。
イギリスにおいても飼育個体が野生化しているようで、ロンドン市内のロンドン・ウェットランドセンターやキューガーデンでは数多くのワカケホンセイインコを見ることができました。
キューガーデンで目にしたワカケホンセイインコ。この木の果実が好物のようで、夢中でむさぼっていました。

全身鮮やかな緑色で、大きくて赤い嘴との対比が印象的です。

栗の実も好物のようで、群れになって若い栗の実をむさぼっていました。この個体は喉から首にかけて細い黒帯が走り、首の後ろは細い桃色の帯となっていることから成鳥のオスと思われます。(メスや若い個体は首輪が目立たない)


枝先の実も、羽ばたきながらバランスをとって器用に食べています・・・







今日は日本でも野生化しているワカケホンセイインコをご紹介しましたが、日本では樹洞を利用する在来種の営巣場所を奪ったりするなど、生態系への悪影響が危惧されているほか、電柱への営巣による漏電事故、農作物への被害、オウム病の媒介などの問題も指摘されています。ここイギリスでも同様のことが起きているのでしょうか・・・
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