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ヨーロッパコマドリ

少し前になりますが、中欧4ヵ国(チェコ、オーストリア、スロバキア、ハンガリー)の観光ツアーに参加してきました。観光がメインで自由時間は限られていましたが、そんな中、公園などで鳥見をしてきましたので、今日からしばらくの間、当地で目にした鳥たちをご紹介します。

最初はヨーロッパコマドリです。

ヨーロッパコマドリ(European Robin)はヨーロッパ全域のほか、シベリア西部、カフカース、アルジェリア、大西洋上のアゾレス諸島、マデイラ諸島まで広く分布するヒタキ科の鳥で、日本では迷鳥として北海道、飛島、千葉県、奈良県、舳倉島で記録があるのみという珍鳥です。

そんなヨーロッパコマドリですが、ツアー前半は全く見ることができず今回は出会えないことも覚悟しましたが、後半に入りようやくその美しい姿を目にすることができました。

オーストリアのハルシュタット湖畔で目にしたヨーロッパコマドリ。ヨーロッパコマドリは全部で10亜種に分けられるそうですが、ヨーロッパ大陸で見られるのは基亜種(E. r. rubecula)だそうで、昨年、イギリスで見た亜種(E. r. melophilus)に比べると胸の赤橙色は弱く、上面は灰色がかった褐色をしていました。

ヨーロッパコマドリ9

ヨーロッパコマドリ10

ヨーロッパコマドリ11

インスブルックの公園で目にしたヨーロッパコマドリ。この個体は胸の赤橙色が鈍い色をしており、腹も暗灰色をしていることから
まだ若い個体と思われます。

ヨーロッパコマドリ1

ヨーロッパコマドリ2

こちらも同じ公園で目にしたヨーロッパコマドリ。

ヨーロッパコマドリ8

ヨーロッパコマドリ3

ヨーロッパコマドリ4

ヨーロッパコマドリ5

ヨーロッパコマドリ7

昨年のイギリスに続いて、再びヨーロッパコマドリを目にすることができましたが、今回いろいろ調べた結果、ヨーロッパコマドリは地域により10亜種に分けられるそうで、ひとくくりにヨーロッパコマドリとは言えないことが分かりました。今まで日本で記録のあったヨーロッパコマドリは亜種不明とのことですが、いったいどんな亜種がやって来たのでしょうか? 興味が湧いてきます・・・


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ムナフヒタキ

中欧シリーズの続きで、今日は先日のモンゴルでも出会ったムナフヒタキをご紹介します。

ムナフヒタキ(Spotted Flycatcher)はヨーロッパからモロッコ、パキスタン南部、バイカル湖付近に至るエリアで繁殖し、冬季はアフリカ中南部に渡り越冬。日本では迷鳥として舳倉島と大阪府でしか記録がないという珍鳥です。なお、ムナフヒタキは全部で7亜種に分類されるそうで、日本に渡来した個体はモンゴルからシベリア中南部にかけて分布する亜種ムナフヒタキ(Muscicapa striata mongola)だそうです。

オーストリアのハルシュタット湖畔で目にしたムナフヒタキ。この個体はヨーロッパから西シベリア、北西アフリカにかけて分布する亜種(Muscicapa striata striata )と思われます。額から体上面は灰褐色で、額から頭頂に黒褐色の筋状の細い縦斑があるほか、名前のように腮から胸にかけ特徴ある灰褐色の斑が見られます。

ムナフヒタキ2

やはりヒタキ科の鳥、このような場所にとまって空中の昆虫などをフライキャッチしていました。

ムナフヒタキ3

ムナフヒタキ4

ムナフヒタキ5

尾を上げる仕草はヒタキ科共通の動きですね・・・

ムナフヒタキ6

ムナフヒタキ7

ムナフヒタキ8

先日のモンゴルに続き、再び目にしたムナフヒタキですが、今回は日本では記録のないヨーロッパの亜種(Muscicapa striata striata )と思われ、亜種ムナフヒタキに比べると、胸の縦斑がよりはっきりしているように感じられました・・・


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クロジョウビタキ

中欧シリーズの続きで、今日は旅行中、何度も目にしたクロジョウビタキをご紹介します。

クロジョウビタキ(Black redstart)はヨーロッパ中南部、ロシア中南部、モンゴル、中国中西部で繁殖し、冬季はアフリカ北部、ヨーロッパ南部、西南アジア、インドに渡り越冬。日本では迷鳥として北海道、本州、飛島、粟島、舳倉島、見島、宇治群島、久米島、西表島、与那国島などで記録があるようです。なお、クロジョウビタキは全部で7亜種に分類されており、日本に渡来したのはトルクメニスタンからタジキスタン、中国西部に分布する亜種クロジョウビタキ(Phoenicurus ochruros rufiventris)とされています。

オーストリアのハルシュタット湖畔で目にしたクロジョウビタキのオス成鳥と思われる個体。当地に分布するクロジョウビタキは西ヨーロッパからトルコに至る地域に分布する亜種(Phoenicurus ochruros gibraltariensis)と思われ、オスの成鳥は顔から頸は黒色ですが、体上面は暗灰色で、翼に白斑が見られるのが特徴のようです。

クロジョウビタキ3

こちらはオーストリアの山岳地帯で目にしたオスの第1回夏羽と思われる個体です。全身暗灰色で成鳥に見られる翼の白斑は見られません。

クロジョウビタキ2

クロジョウビタキ1

こちらはハルシュタット湖畔で目にした同じくオスの第1回夏羽と思われる個体。

クロジョウビタキ5

クロジョウビタキ6

クロジョウビタキ7

クロジョウビタキ4

こちらはハルシュタット近くの山岳地帯で目にしたクロジョウビタキのメスと思われる個体。全体的に灰褐色みを帯び、オスに比べ黒みが薄い感じです。

クロジョウビタキ10

クロジョウビタキ11

クロジョウビタキ12

クロジョウビタキについては昨年訪れたモンゴルの南ゴビ砂漠で目にすることができましたが、今回、オーストリアの山岳地帯で目にした個体とは見た目にもかなり違うためいろいろ調べてみました。その結果、クロジョウビタキは7亜種に分類されることが分かり、モンゴルで目にした個体は中国北西部からモンゴルにかけて分布する別亜種(Phoenicurus ochruros phoenicuroides)であることが分かりました。亜種のレベルまで考えていくと話はややこしくなりますが、新たな興味も湧いてきます・・・


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シロビタイジョウビタキ

中欧シリーズの続きで、今日は先日のモンゴルでも目にしたシロビタイジョウビタキをご紹介します。

シロビタイジョウビタキ(Common redstart)はアフリカ北部からヨーロッパ、ロシア中南部、カザフスタン、モンゴルなどにかけての地域で繁殖し、冬季はアフリカ中部に渡り越冬。日本では迷鳥として石川県舳倉島で過去2回しか記録がないという珍鳥です。

プラハ市内の住宅地で朝陽を浴びて囀っていたシロビタイジョウビタキのオス。顔、喉は黒色で、額上部から眉斑部分は和名のように白色で、頭頂から背中、肩羽にかけては青灰色。胸以下の下面は橙褐色をしています。

シロビタイジョウビタキ2

シロビタイジョウビタキ1

更に大きくトリミング。

シロビタイジョウビタキ4

シロビタイジョウビタキ3

こちらはインスブルックの公園で目にしたシロビタイジョウビタキのメスと思われる個体。全体が明るい灰褐色で、下尾筒は淡い褐色をしていました。

シロビタイジョウビタキ5

今日は先日のモンゴルでも目にしたシロビタイジョウビタキをご紹介しましたが、日本では迷鳥として過去2回しか記録がないシロビタイジョウビタキも繁殖地ではごく普通に見られるようで、ツアーの途中、市街地などで何度も目にすることができました。やはりいる所にはいるものです・・・


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夏羽のズアオアトリ

モンゴルシリーズの続きで、今日は昨年訪れたイギリスでも目にしたズアオアトリをご紹介します。

ズアオアトリ(Common chaffinch)はヨーロッパ全域とロシア西部、トルコ、シリア、イラン西部、アフリカ西北部などで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季にアフリカ北部、中央アジア、ロシア西南部などに渡って越冬。日本では、迷鳥として1990年に北海道利尻島で1羽の記録があるのみという珍鳥です。

インスブルック市内の公園で目にした夏羽のズアオアトリのオス。額は黒色で、頭上から後頸、側頸にかけての青灰色が鮮やかです。

ズアオアトリ7

ズアオアトリ8

ズアオアトリ9

ズアオアトリ10

ズアオアトリ11オス

こちらはプラハの公園で目にしたズアオアトリのオス。水たまりで水を飲んだ後・・・

ズアオアトリ2

すぐ木に飛び上がり、囀り始めました。

ズアオアトリ3

ズアオアトリ4

ズアオアトリ5

こちらはザルツブルクの公園で目にしたズアオアトリのメス。額から頭頂、背は暗灰色で、顔は灰褐色、体下面は淡い灰褐色をしていました。

ズアオアトリ21

ズアオアトリ20

幹で動き回っていた同じくメス。

ズアオアトリ22

ズアオアトリ23

ズアオアトリ24

ズアオアトリ25

昨年冬に訪れたイギリスでは一度しか目にすることがなかったズアオアトリですが、今回は夏羽の美しいオスに二度も出会うことができたほか、メスにも巡り合うことができました。日本では一度しか記録のないズアオアトリですが、ヨーロッパでは夏鳥あるいは留鳥としてほぼ全域で見られるようで、嬉しい出会いとなりました・・・


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Author:shumishan
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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