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スペインスズメ

ブルガリアシリーズの続きで、今日はスペインスズメをご紹介します。

スペインスズメ(Spanish Sparrow)はイベリア半島、アフリカ北西部からトルコ、中東、カザフスタン、中国西部、アフガニスタンにかけて分布する体長14~16cmのスズメ科スズメ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはイベリア半島、アフリカ北西部からトルコ西部、大西洋東部の島に分布する基亜種Passer hispaniolensis hispaniolensisで、オスでは頭部は赤茶色で、顔は白く、腮、喉が黒色で、胸と脇に黒色の縦斑があるのが特徴です。

黒海の海岸線で遠くの小枝にとまっていたスペインスズメのオス。オスは顔が白く、喉から胸にかけて黒斑があるのが特徴です。(メスはイエスズメ(House Sparrow)のメスと酷似しており、野外での識別は難しいとされています)

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大きくトリミングしてみました。オスの特徴である喉から胸にかけての黒斑をはっきりと確認することができます。

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今日は黒海の海岸線で目にしたスペインスズメをご紹介しましたが、ご参考までに以前、スペイン南部で目にした同じ亜種Passer hispaniolensis hispaniolensisのブログをご紹介します・・・

スペインスズメ(スペイン南部)


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イスカ

ブルガリアシリーズの続きで、今日は日本でもお馴染みのイスカをご紹介します。

イスカ(Red Crossbill)はヨーロッパから極東に至るユーラシアの中緯度エリアとアラスカ南部からニカラグアに至る北アメリカ・中央アメリカに広く分布する体長16~18cmのアトリ科イスカ属の鳥で、分布域により実に19亜種に分かれており、今回、ブルガリアで目にしたのはバルカン半島東部、トルコからコーカサス、ウクライナ南部にかけて分布する亜種Loxia curvirostra guillemardiと思われます。なお、日本ではシベリア南東部、中国北東部、サハリン、千島列島で繁殖する亜種Loxia curvirostra japonicaが主に冬鳥として渡来することが知られています。

山岳地帯でヨーロッパトウヒにとまっていたイスカのオス。右側の個体は頭から体下面が鮮やかな橙赤色であることから成鳥。左側の個体は全体的に橙赤色が鈍く、まだら模様であることから若い個体と思われます。

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飛び出した若いオス。

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今日はブルガリアの山岳地帯で目にしたイスカの亜種Loxia curvirostra guillemardiと思われる個体をご紹介しましたが、それにしても今回、亜種を調べている中で実に19亜種に分かれていることを知ったのは驚きでした・・・


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子育て中のゴシキヒワ

ブルガリアシリーズの続きで、今日は子育て中のゴシキヒワをご紹介します。

ゴシキヒワ(European Goldfinch)はヨーロッパ、北アフリカおよび中央アジアにかけて分布する体長12~13.5cmのアトリ科ヒワ属の鳥で、分布域により14亜種に分かれており、今回目にしたのはバルカン半島からギリシャ、トルコ北西部にかけて分布する亜種Carduelis carduelis balcanica と思われます。なお、本種は日本では迷鳥として飛島、山形県、舳倉島で記録がありますが、日本には飼い鳥として多数輸入されているため、かご抜けの可能性も否定できないようです。また、オーストラリア南東部とニュージーランドではかご抜けした個体が帰化しているほか、世界各地で人為移入されているようです。

ホテル近くの街路樹で目にしたゴシキヒワ。水浴びをした直後なのか、羽が濡れていますが、顔の前半が赤く、後半は白色で、頭頂から襟、初列風切、尾は黒色。背、胸は褐色で、風切基部と外側大雨覆が黄色と、和名のように五色の羽衣の特徴を確認することができます。

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ゴシキヒワはしばらく枝にとまり羽を乾かしていましたが、時折見ていたその先には可愛い雛のいる巣がありました。

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今日は子育て真っ最中のゴシキヒワの親鳥と雛をご紹介しましたが、日本に来れば珍鳥のこの鳥も、ヨーロッパではごく普通種であり、街中の街路樹で無防備で子育てをしていました。なお、ご参考までに、以前スペイン・フランスの国境線で目にした別亜種Carduelis carduelis parvaとオーストリアで目にした基亜種Carduelis carduelis carduelisのブログを紹介します・・・

ゴシキヒワ(スペイン:別亜種parva)

ゴシキヒワ(オーストリア:基亜種carduelis)


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ズアオアトリ

ブルガリアシリーズの続きで、今日はズアオアトリをご紹介します。

ズアオアトリ(Common Chaffinch)はヨーロッパ全域とロシア西部、トルコ、シリア、イラン西部、アフリカ西北部、カナリア諸島などで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季にアフリカ北部、中央アジア、ロシア西南部などに渡って越冬する体長14~16cmのアトリ科アトリ属の鳥で、分布域により全部で16亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパから中央アジア、トルコ、コーカサス、イランにかけて分布する基亜種Fringilla coelebs coelebsと思われます。なお、日本では迷鳥として1990年に北海道利尻島で1羽の記録があるのみという珍鳥です。

森で目にしたズアオアトリのオス。上面がはっきり見えませんが、額の黒色部が淡く、頭上から後頸、側頸にかけての青灰色も鈍く見えることから冬羽に移行中の個体と思われます。

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こちらは頭部から頬、体上面がバフ色がかった灰色で、体下面もバフ色みを帯びた灰白色であることからメスと思われます。

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今日はブルガリアで目にしたズアオアトリのヨーロッパ亜種をご紹介しましたが、ご参考までに以前スペイン南部で目にした同亜種と、モロッコで目にした別亜種africanaのブログをご紹介します・・・

ズアオアトリ(スペイン南部)

ズアオアトリ(モロッコ:亜種:africana)


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ニシコクマルガラス

ブルガリアシリーズの続きで、今日はニシコクマルガラスをご紹介します。

ニシコクマルガラス(Western Jackdaw)はアフリカ北西部、ヨーロッパのほぼ全域からシベリア中南部、中国西部にかけて広く分布する体長30~34cmのカラス科コクマルガラス属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回、ブルガリアで目にしたのは後頸が灰白色に見えることから、ヨーロッパ東部・南東部からシベリア中南部、中国西部にかけて分布する亜種Coloeus monedula soemmerringiiと思われます。なお、日本では迷鳥として1986年に天売島、1996年~1997年に北海道・浜中町での2例の記録がありますが、何れも後頸が淡い灰白色であったことから今回、ブルガリアで目にしたものと同じ亜種Coloeus monedula soemmerringii と考えられています。

農村地帯で目にしたニシコクマルガラスの成鳥。虹彩が銀灰色なのが本種の特徴で、全身ほぼ真っ黒ですが後頭部から頸にかけては灰白色です。

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下面を膨らませると、後頭部から頸にかけてと同様、灰白色であることがよく分かります。

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こちらは全身、黒白のまだら模様の幼鳥。虹彩も成鳥のように白くはありません。

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今日はブルガリアで目にしたヨーロッパ東部・南東部からシベリア中南部、中国西部にかけて分布するニシコクマルガラスの亜種Coloeus monedula soemmerringiiと思われる個体をご紹介しましたが、ご参考までに以前スペイン南部で目にしたヨーロッパ西部・南部、アフリカ北西部に分布する亜種Coloeus monedula spermologusのブログをご紹介します・・・

ニシコクマルガラス(スペイン:亜種spermologus)


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自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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