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ハイガシラセイケイ(仮称)

スリランカシリーズの続きで、今日はかってはセイケイ(Purple Swamphen)の亜種として分類され、現在は別種となっているGrey-headed Swamphen(和名なし)をご紹介します。

Grey-headed Swamphen(Porphyrio poliocephalus:和名なし)は中東、インドから中国南部、インドシナ、マレー半島に分布する体長40~45cmのクイナ科セイケイ属の鳥で、 かってはユーラシアからアフリカ、オーストラリアにかけて広く分布するセイケイ(Purple Swamphen)の亜種として分類されていましたが、現在はセイケイから分離し別種として分類されています。本種は3亜種に分かれており、今回、目にしたのはインド、スリランカから中国南西部、タイ北部、アンダマン諸島、ニコバル諸島にかけて分布する基亜種Porphyrio poliocephalus poliocephalusと思われます。なお、かってのセイケイ(Purple Swamphen)の他の亜種についても同様に以下の種に分類されています。

①セイケイ(Western Swamphen)・・・ヨーロッパ南西部、アフリカ北西部に分布
②African Swamphen・・・アフリカ、マダガスカルに分布
③Black-backed Swamphen・・・スマトラ、ジャワ、ボルネオ、スラウェシ、フィリピン南部に分布
④Philippine Swamphen・・・フィリピンに分布
⑤Australasian Swamphen・・・スラウェシ、小スンダ列島、ニューギニア、オーストラリア、ニュージーランド、南太平洋諸島に分布

湿地帯で目にしたGrey-headed Swamphenの基亜種Porphyrio poliocephalus poliocephalus。他のセイケイの仲間と同様、青紫色の体色に、赤色の額板、嘴、脚のコントラストが鮮やかですが、英名のように頭部が灰色みを帯びているのが本種の特徴であるようです。

セイケイ2

セイケイ5

セイケイ7

セイケイ8

セイケイ13

セイケイ15

セイケイ16

一緒にいるシギはソリハシシギとムナグロでしょうか・・・

セイケイ22

セイケイ25

セイケイ29

かってはセイケイ(Purple Swamphen)の亜種として分類され、現在は別種となっているGrey-headed Swamphen(和名なし)の基亜種Porphyrio poliocephalus poliocephalusをご紹介しましたが、和名がないため呼びずらく、とりあえず英訳のハイガシラセイケイとでも付けてくれればいいのですが・・・


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インドアカガシラサギ

スリランカシリーズの続きで、今日はインドアカガシラサギをご紹介します。

インドアカガシラサギ(Indian Pond Heron)はイラン、パキスタン、インド、スリランカ、バングラデシュ、ミャンマーなどに分布する体長42~45cmのサギ科アカガシラサギ属の鳥で、夏羽では頭部から胸にかけて黄色みを帯びたバフ色で、背は茶褐色なのが特徴です。(よく似たアカガシラサギは頭部から胸が赤褐色で、背は濃い青灰色。ジャワアカガシラサギは頭部から頸がクリーム色を帯びた淡いバフ色で、背と肩羽は濃い青灰色)

湿地帯で目にしたインドアカガシラサギの冬羽。冬羽では頭部は淡灰褐色で褐色の縦斑があり、背や肩羽は褐色で、アカガシラサギやジャワアカガシラサギの冬羽と酷似しており、これらとの識別は不可能とも言われているようです。

インドアカガシラサギ4

インドアカガシラサギ6

インドアカガシラサギ7

インドアカガシラサギ12

インドアカガシラサギ13

インドアカガシラサギ19

インドアカガシラサギ22

インドアカガシラサギ23

今日はスリランカで目にしたインドアカガシラサギの冬羽をご紹介しましたが、冬羽についてはアカガシラサギやジャワアカガシラサギの冬羽と酷似しており、生息場所を考えなければ識別は難しく、インドアカガシラサギという実感がありませんでした。今度は是非、頭部から胸にかけて黄色みを帯びたバフ色で、背は茶褐色の夏羽を見てみたいものです・・・


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ムラサキサギ

スリランカシリーズの続きで、今日はムラサキサギをご紹介します。

ムラサキサギ(Purple Heron)はヨーロッパ中南部から中央アジア、中東、サハラ砂漠以南のアフリカと南アジア、東アジアからフィリピン、インドネシアなどにかけて分布する体長70~90cmのサギ科アオサギ属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのは南アジア、東アジアからフィリピン、インドネシアにかけて分布する亜種ムラサキサギ(Ardea purpurea manilensis)と思われます。なお、 日本では同じ亜種ムラサキサギが先島諸島に留鳥として分布し、池間島(宮古島の北西にある離島)や西表島では繁殖例があるようです。

湿地帯で目にしたムラサキサギの成鳥冬羽。(夏羽では足は赤く、頸から胸にかけ黒色と茶色のコントラストが鮮やか)

ムラサキサギ2

ムラサキサギ3

ムラサキサギ4

ムラサキサギ5

ムラサキサギ7

ムラサキサギ8

ムラサキサギ10

今日はスリランカで目にしたサギ科アオサギ属のムラサキサギをご紹介しましたが、今回ムラサキサギのことを調べていて分かったことですが、従来コサギ属に分類されていたチュウサギがアオサギ属に移動し、その結果、日本で見られるアオサギ属の仲間はアオサギ、ムラサキサギ、ダイサギ、チュウサギの4種になっています(コサギ、クロサギ、カラシラサギは従来通りコサギ属)・・・


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ヘラサギ

スルランカシリーズの続きで、今日は日本でもお馴染みのヘラサギをご紹介します。

ヘラサギ(Eurasian Spoonbill)はヨーロッパから紅海沿岸、インド、スリランカ、中国北部にかけてと、モーリタニア、ソマリアなどで繁殖し、冬季、北方の個体はアフリカ北部、アジア南部に渡り越冬する体長80~93cmのトキ科ヘラサギ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、スリランカではヨーロッパからインド、スリランカ、中国北部にかけて繁殖する基亜種ヘラサギ(Platalea leucorodia leucorodia)が留鳥として分布しています。なお、日本では数少ない冬鳥または旅鳥として、同じ基亜種ヘラサギが北海道から南西諸島までの各地で記録されています。

湿地帯で目にした冬羽のヘラサギ。独特のスプーン状の長い嘴がなんとも魅力的です。

ヘラサギ1

ヘラサギ2

左はインドトキコウ。

ヘラサギ3

ヘラサギ8

ヘラサギ10

真ん中は冬羽のダイサギでしょうか・・・

ヘラサギ12

ヘラサギ14

ヘラサギ17

今日はスリランカで目にしたヘラサギをご紹介しましたが、ご参考までに以前アフリカとオーストラリアで目にした同じヘラサギ属の鳥、アフリカヘラサギ、オーストラリアヘラサギのブログをご紹介します。

アフリカへラサギ

オーストラリアヘラサギ


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ホシバシペリカン

スリランカシリーズの続きで、今日は日本でも記録のあるホシバシペリカンをご紹介します。

ホシバシペリカン(Spot-billed Pelican)はインド南東部、スリランカ、スマトラに分布する体長127~152cmのペリカン科ペリカン属の鳥で、冬季はインド北部、ネパール、ミャンマーからジャワ島付近に渡るとされていますが詳細は不明のようです。日本では迷鳥として2006年に奄美大島、渡嘉敷島で記録があるだけという珍鳥で、全体に灰白色でハイイロペリカンより灰色みが強く、名前のように上嘴の縁には星をちりばめたように小さい青斑が並んでいるのが特徴です。

湿地帯で目にしたホシバシペリカン。体全体が灰白色で、雨覆、風切に褐色みがなく、胸にオレンジ色みが見られることから成鳥の繁殖羽と思われます。

ホシバシペリカン22

こちらは上空を飛んでいたホシバシペリカン。この個体は翼下面に黒色みがあり、翼上面に褐色斑が見られることから若い個体と思われます。

ホシバシペリカン (2 - 8)

ホシバシペリカン (3 - 8)

ホシバシペリカン (6 - 8)

ホシバシペリカン (7 - 8)

ホシバシペリカン (8 - 8)

ホシバシペリカン (9 - 8)

上空を飛んでいる個体は翼上面が褐色であることから幼鳥と思われます。

ホシバシペリカン (1 - 1)

ホシバシペリカンは学名(Pelecanus philippensis )からも分かるように別名フィリピンペリカンとも呼ばれています。これは、最初フィリピン産の個体に基づいて記載されたと考えられますが、現在ではフィリピンでの繁殖個体群は確認されておらず、名前には違和感があります。鳥の名前には地名が付けられたものが数多く存在しますが、島などの隔離されたエリアに生息する固有種・亜種は別として、それ以外の鳥についてはできる限り地名を付けないほうが混乱を招かないのではないかと思われます・・・


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Author:shumishan
自然大好き人間です。
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