コスタリカの鳥たち・・・アメリカイソシギ、チュウシャクシギ、アメリカオオソリハシシギ、ダイゼン

今日まで長々とコスタリカの鳥たちにお付き合いいただきありがとうございました。コスタリカシリーズの最後に、今日は当地で出会ったシギやチドリの仲間をご紹介します。

最初はアメリカイソシギ(Spotted Sandpiper)です。アメリカイソシギは北アメリカ北部、中部で繁殖し、冬季は北アメリカ南部から中央アメリカ、南アメリカに渡って越冬する体長約20cmのシギで、コスタリカでは冬季、ほぼ全土で見ることができるようです。

赤い嘴と胸の褐色斑に特徴があるアメリカイソシギ。アメリカイソシギは日本では迷鳥として2003年に北海道で記録された1例のみですが、ここコスタリカではごく普通に見られるようです。

アメリカイソシギ1

アメリカイソシギ2

アメリカイソシギ3

次は日本でもお馴染みのチュウシャクシギ(Whimbrel)です。チュウシャクシギはユーラシア大陸と北アメリカの寒帯から亜寒帯にかけての地域で繁殖し、冬季はアフリカ、中東、インド、オーストラリア、中央アメリカ、南アメリカへ渡り越冬。コスタリカでは冬季にカリブ海側と太平洋側の海岸線で見られるようです。

チュウシャクシギ1

チュウシャクシギ2

次はアメリカオオソリハシシギ(Marbled Godwit)です。アメリカオオソリハシシギは夏季はカナダと北アメリカで繁殖し、冬季にはカリフォルニア沿岸部からメキシコ湾、南アメリカにかけて越冬するシギで、コスタリカでは太平洋側の海岸線で越冬個体が見られるようです。

背中がマーブル模様をしたアメリカオオソリハシシギ。

アメリカオオソリハシシギ1

最後は日本でもお馴染みのダイゼン(Grey plover)です。ダイゼンは夏季にカナダ北部やロシア北部、アラスカ北部の北極海沿岸部で繁殖し、冬季になると各地の大西洋、太平洋、インド洋の沿岸部で越冬。コスタリカでは冬季にカリブ海側、太平洋側の海岸線で普通に見られるようです。

冬羽のダイゼン。

ダイゼン1

コスタリカシリーズの最後に、当地で出会ったシギやチドリの仲間ご紹介しましたが、アメリカと名の付くアメリカイソシギとアメリカオオソリハシシギについては南北アメリカを往き来しているのに対し、チュウシャクシギやダイゼンなど、地球規模で移動する渡り鳥たちもおり、改めて鳥たちの移動範囲の広さを思い知らされました。

今日まで長々とコスタリカの鳥たちをご紹介してきましたが、コスタリカで見られる鳥は日本で見られる鳥種を遥かに超える800種以上であり、その内、今回滞在した10日間で見た鳥は214種類という数でした。世界には約10,000種の野鳥が生息していると言われていますが、体が動く間に少しでも多くの野鳥たちに出会いたいものだと考えています・・・


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コスタリカの鳥たち・・・アメリカレンカク、コンゴウクイナ、シロトキ、アメリカトキコウ、アメリカヘビウ、ナンベイヒメウ

コスタリカシリーズの続きで、今日は今までご紹介できなかった水辺の鳥たちをご紹介します。

最初はアメリカレンカク(Northern jacana)です。アメリカレンカクはアメリカ南部から中米にかけて分布し、冬季には南に渡る体長約23cmのレンカク科の鳥で、コスタリカではカリブ海側、太平洋側の両方で見られるようです。

河口付近に水辺を歩いていたアメリカレンカク。被写体までの距離が遠く、光線も強いため、見られるような写真ではありませんが証拠としてご紹介します。

アメリカレンカク1

アメリカレンカク2

アメリカレンカク3

次はコンゴウクイナ(Grey-necked Wood Rail)です。コンゴウクイナはメキシコ南部からアルゼンチン北部に分布する体長約38cmのクイナで、コスタリカではカリブ海側、太平洋側の海岸沿いの湿地、マングローブ林、植物の茂った沼沢地などで生息しているようです。

湿地帯の草叢から出てきたコンゴウクイナ。英名のように頸筋が灰色をした赤茶色のクイナでした。薄暗い中、予備機で撮ったためノイズの多い写真になってしまいました。

コンゴウクイナ1

次はシロトキ(American white ibis)です。シロトキは北アメリカ南部から南アメリカ北部にかけて分布する体長約64cmのトキの仲間で、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の両方で生息しているようです。

真っ赤な嘴と脚が特徴のシロトキ。

シロトキ1

次はアメリカトキコウ(Wood Stork)です。アメリカトキコウはアメリカのメキシコ湾沿岸から、アルゼンチン北部、ウルグアイにかけて分布する体長約102cmのコウノトリ科の鳥で、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の水辺で見られるようです。

シロトキやベニヘラサギ(左端)などと一緒に餌を探していたアメリカトキコウ(中央の大きな鳥)。

アメリカトキコウ1

次はアメリカヘビウ(Anhmga)です。アメリカヘビウはアメリカ南部からブラジル、アルゼンチン、キューバにかけて分布する体長約89cmのヘビウで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の海岸線や低地の湖沼などで生息しているようです。

全身真っ黒なアメリカヘビウのオス。

アメリカヘビウ10

こちらは頭から頸、胸にかけて黄褐色のメス。

アメリカヘビウ1

次はナンベイヒメウ(Neotropic cormorant)です。ナンベイヒメウはアメリカ南部から南アメリカ、西インド諸島に分布する体長約66cmのヒメウで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の海岸線、低地の湖沼などで生息しているようです。

アメリカヘビウと同じ場所にとまっていたナンベイヒメウ(左側)。この個体は体色が薄いことから若い個体と思われます。

アメリカヘビウ2

こちらも左の3羽がナンベイヒメウ。左から2番目の個体は体色が濃いことから成鳥と思われます。

ナンベイヒメウ1

今日は今までご紹介できなかった水辺の鳥たちをご紹介しましたが、昨日ご紹介したサギの仲間たち同様、何れも日本では見られない種ばかりであり、改めて日本とは遠く離れた地であることを思い知らされました・・・


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コスタリカの鳥たち・・・サンショクサギ、ユキコサギ、オオアオサギ、ハゲノドトラフサギ、ヒメアカクロサギ

コスタリカシリーズの続きで、今日は滞在中に出会ったサギ科の鳥たちをご紹介します。

最初はサンショクサギ(Tricolored heron)です。サンショクサギは北アメリカ南部から中央アメリカ、西インド諸島、南アメリカ北部沿岸に分布する体長約66cmのサギで、繁殖時に3色 (tricolor) に見えるその美しい姿から命名されたようです。

河口近くの水辺を歩いていたサンショクサギ。この個体は嘴は黄褐色で、足は黄緑色であることから冬羽と思われます。

サンショクサギ1

サンショクサギ2

次はユキコサギ(Snowy Egret)です。ユキコサギはアメリカとカナダの国境周辺から南アメリカにかけて分布する体長約61cmの小型のサギで、アメリカの温帯で繁殖するものは冬に南に渡って越冬するようです。

こちらも河口付近の水辺を歩いていたユキコサギ。繁殖羽では頭、首、背中などにふさふさした飾羽があるそうですが、この個体はまだ冬羽のようです。

ユキコサギ1

ユキコサギ1

次はオオアオサギ(Great blue heron)です。オオアオサギは北アメリカ中部、東部から中央アメリカにかけて分布し、冬季には西インド諸島や南アメリカ北部に渡り越冬する体長約117cmの大型のサギで、後頭部の黒色の長い冠羽と、頸から胸にかけてと背中から灰色の飾羽が伸びるのが特徴のようです。

河口付近の浅瀬をゆっくり歩いていたオオアオサギ。

オオアオサギ1

オオアオサギ2

次はハゲノドトラフサギ(Bare-throated Tiger-Heron )です。ハゲノドトラフサギはメキシコ北部からコロンビアまで広く生息する体長約76cmのサギで、コスタリカに生息する3種のトラフサギでは最大のサギで、コスタリカでは太平洋側、カリブ海側で観察できるようです。

湿地帯で見かけたハゲノドトラフサギ。名前のように喉の辺りが禿げたように白く、頸の辺りには細くて黒い横線が多数見られました。

頸を長く伸ばしたハゲノドトラフサギ。ちょっと見るとサンカノゴイなどともよく似ていました。

ハゲノドトラフサギ11

ハゲノドトラフサギ12

ハゲノドトラフサギ

最後はヒメアカクロサギ(Little Blue Heron)です。ヒメアカクロサギは北アメリカ東部と南部から南アメリカ北部と中部にかけて分布する体長約61cmの小型のサギで、アメリカの温帯部で繁殖するものは冬季に南に渡るようです。

水辺の倒木にとまったヒメアカクロサギ。青黒い体色に頭から頸にかけて赤味がある小型のサギということから、このような名前が付けられたのでしょうか。

ヒメアカクロサギ1

今日は滞在中に出会ったサギの仲間、5種をご紹介しましたが、何れも日本では見られない種ばかりであり、改めて日本とは異なる生物地理区(新北区、新熱帯区)で生息する鳥たちであることを認識させられました・・・


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コスタリカの鳥たち・・・オオシギダチョウ、マダラウズラ

コスタリカシリーズの続きで、今日はオオシギダチョウとマダラウズラをご紹介します。

最初はオオシギダチョウ(Great tinamou)です。オオシギダチョウはメキシコ南部からブラジル中部、ボリビア北部にかけて生息している全長約43cmのシギダチョウ科の鳥で、コスタリカではカリブ海側、太平洋側の低地から中高地の多湿な森林で観察できるそうです。

日本名のようにダチョウとよく似た姿をしたオオシギダチョウ。オオシギダチョウはダチョウとも密接な繋がりがあるようで、一千万年前に存在した原始的な種から進化したとも言われています。

オオシギダチョウ5

オオシギダチョウ1

オオシギダチョウ5

オオシギダチョウ6

次はマダラウズラ(Spotted Wood-Quail)です。マダラウズラはメキシコ南部からパナマ西部にかけて生息している全長約25cmのキジ科の鳥で、コスタリカでは国の中央を走る山岳部に生息し、ウズラの典型で茂みの深いエリアに潜み、小集団で林床を徘徊していることが多いようです。

林の中を歩いていたマダラウズラ。名前のようにマダラ状の小さな白斑が特徴的でした。

マダラウズラ1

マダラウズラ2

マダラウズラ3

マダラウズラ4

今日は何れも林床を行動範囲としているオオシギダチョウとマダラウズラをご紹介しましたが、中でもオオシギダチョウについては、見るからに原始的な雰囲気を漂わせた鳥でした。このことは天敵が少なく生息環境も大きな変化がないため、進化をしなくても種の継続が可能だったためなのか、そんなことを考えさせる不思議な鳥でした・・・


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コスタリカの鳥たち・・・カンムリサンジャク、オナガクロムクドリモドキ、ウタムクドリモドキ、ハゴロモガラス

コスタリカシリーズの続きで、今日はカラス科やムクドリモドキ科の鳥たちをご紹介します。

最初はカンムリサンジャク(White-throated Magpie-jay)です。カンムリサンジャクはメキシコ中央部からコスタリカにかけて生息している全長約48cmのカラス科、サンジャク属の鳥で、コスタリカでは北西部では普通種だそうですが、最近は徐々に生息範囲を広げ、カリブ海側でも記録があるようです。水辺近くの林縁や少し開けた場所、木々が散在するサバンナなどを好み、民家の庭でも観察できるそうです。

名前のように冠羽に特徴があり、日本のオナガのような体色が大変美しい鳥でした。

カンムリサンジャク1

カンムリサンジャク2

カンムリサンジャク3

次はオナガクロムクドリモドキ(Great-Tailed Grackle)です。オナガクロムクドリモドキは北米から南米にかけてアメリカ大陸全域に分布している体長33cm~43cmのムクドリモドキ科の鳥で、環境適応能力が高いのか、コスタリカにおいてもほぼ全域で生息しているようです。

木の上で鳴いていたオナガクロムクドリモドキのオス。

オナガクロムクモドキ10

こちらは全身灰褐色をしたメス。

オナガクロムクドリモドキ1

次はウタムクドリモドキ(Melodious Blackbird)です。ウタムクドリモドキはメキシコ南東部からコスタリカにかけて生息している全長約25cmのムクドリモドキ科の鳥で、牧草地や野原、林縁、疎林などを好み、ペアや小集団で行動していることが多いようです。英名ではMelodious(メロディアス)、日本名でも歌が得意そうな名前になっていますが、その声はむしろ金属音的であり決して美しいとは言えないそうです。

樹上にとまっていた ウタムクドリモドキ。

ウタムクドリモドキ1

ウタムクドリモドキ1

最後はハゴロモガラス(Red-winged Blackbird)です。ハゴロモガラスは北米から南米に至るアメリカ大陸全土に分布する全長約23cmのムクドリモドキ科の鳥で、冬になると他のムクドリモドキ科の鳥たちとともに大集団を形成し、開けた野原や牧草地に居座って穀物を食べたりするため「悪の鳥」のイメージが定着しているようです。

藪の中にいたハゴロモガラスのオス。手前の葉が邪魔になりはっきりしませんが、肩羽に赤と黄の模様を見てとることができます。

ハゴロモガラス1

今日はカラス科やムクドリモドキ科の鳥たちをご紹介しましたが、カラスがいないコスタリカにおいては、ムクドリモドキ科の鳥たちがカラスの生物学的位置を占めているようです・・・



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