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アカハシカモメ

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日はモロッコで目にしたアカハシカモメをご紹介します。

アカハシカモメ(Audouin's Gull)は地中海沿岸、アフリカ北西部沿岸のみで繁殖する体長44~52cmのカモメ科Ichthyaetus属の鳥で、かってはカモメ属に分類されていましたが、現在はオオズグロカモメ、ニシズグロカモメ、ゴビズキンカモメ、メジロカモメ、ススケカモメとともにIchthyaetus属に分類されています。

モロッコの海岸線で休んでいたアカハシカモメ。和名のごとく赤い嘴(先端は黒色)に特徴があり、足が灰緑色なのも印象的です。

アカハシカモメ7

初列風切先端に白斑があるのも成鳥夏羽の特徴のようです。

アカハシカモメ5

左側の個体は嘴の赤みが乏しく、初列風切先端の白斑も薄いことから、第2回夏羽と思われます。

アカハシカモメ6

アカハシカモメ4

アカハシカモメ8

アカハシカモメ9

今日は地中海沿岸、アフリカ北西部沿岸のみで繁殖するアカハシカモメをご紹介しましたが、今回のツアーではモロッコまで足を延ばしたおかげでこのような希少種を目にすることができ、大変幸運だったと言えます・・・


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ニシセグロカモメ

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日は日本でも数少ない冬鳥として渡来するニシセグロカモメをご紹介します。

ニシセグロカモメ(Lesser black-backed Gull)はヨーロッパの大西洋沿岸、ロシア北部、シベリア北部などで繁殖し、冬季はアフリカ北部、ヨーロッパ南西部からインド北東部、北米の東海岸にかけて越冬する体長48~56cmのカモメ科カモメ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはグリーンランド、アイスランド、フェロー諸島、ヨーロッパ西部で繁殖し、冬季、ヨーロッパ南西部、アフリカ西部、北米東海岸で越冬する亜種Larus fuscus graellsiiと思われます。

モロッコの海岸線で目にしたニシセグロカモメの成鳥夏羽。上面がセグロカモメより濃く、初列風切は長く、足は黄色(肉色を帯びる個体もいる)、嘴は黄色く小ぶりで先の膨らみが小さいのが特徴です。

ニシセグロカモメ1

ニシセグロカモメ2

海岸線で休んでいたニシセグロカモメ。左から2番目の個体は嘴に黒色みがあることから第3回冬羽から夏羽に移行中の個体でしょうか・・・

ニシセグロカモメ6

ニシセグロカモメ8

ニシセグロカモメ4

ダイシャクシギとのツーショット。

ニシセグロカモメ3

今日は日本でも数少ない冬鳥として渡来するニシセグロカモメをご紹介しましたが、ニシセグロカモメには5亜種が存在し、日本にはロシア北部からシベリア北部で繁殖する亜種ニシセグロカモメ(Larus fuscus heuglini)が渡来しますが、渡来する多くはセグロカモメとの交雑個体群とされるtaimyrensisタイプで、これらは上面の色がセグロカモメに近く、足は肉色味を帯びるものが多いようです・・・


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ハシボソカモメ

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日は日本では迷鳥として福岡でのみ記録のあるハシボソカモメをご紹介します。

ハシボソカモメ(Slender-billed Gull)は地中海西部から中央アジア、ペルシャ湾沿岸からパキスタンにかけての地域で繁殖し、冬季は繁殖地付近にとどまるものと、地中海や紅海沿岸に渡り越冬するものに分かれる体長約43cmのカモメ科カモメ属の鳥で、日本では迷鳥として福岡県で数例の記録があるだけという珍鳥です。

アフリカ・モロッコの海岸線で目にしたハシボソカモメの成鳥夏羽。名前のように嘴が細長く、額は低く、脚、頸、尾羽が長めなのが特徴で、成鳥夏羽では体下面はピンク色を帯び、嘴は赤黒く(遠目では黒く見える)、虹彩は暗黄色なのが特徴です。

ハシボソカモメ5

ハシボソカモメ1

ハシボソカモメ11

翼下面の初列風切外側2枚が白色なのもハシボソカモメの特徴です。

ハシボソカモメ12

ハシボソカモメ6

ハシボソカモメ8

ハシボソカモメ9

こちらは別個体で、体下面は白色で、嘴は若干肉色、虹彩は淡色であることから、第1回冬羽から夏羽に移行中の個体と思われます。

ハシボソカモメ18

今日はアフリカ・モロッコの海岸線で目にしたハシボソカモメの成鳥夏羽と第1回冬羽から夏羽に移行中と思われる個体をご紹介しましたが、ご参考までに、2017年12月にタイの海岸線で目にした冬羽の越冬個体についてのブログをご紹介します。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-1956.html


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オニアジサシ

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日はオニアジサシをご紹介します。

オニアジサシ(Caspian Tern)はヨーロッパ、中央アジア、中近東、アフリカ、北アメリカ、オーストラリアなど、南アメリカを除く熱帯から温帯で繁殖する体長46~56cmのカモメ科オニアジサシ属の鳥で、日本では稀な旅鳥または冬鳥として、本州、四国、九州、南西諸島で記録があります。英名はカスピ海周辺でよく見られたことから、また和名は日本で観察されるアジサシ類では最大であることから「鬼」と表現されたようです。

モロッコの海岸線で目にした夏羽のオニアジサシ。さすが近くで見ると大きく、額から後頭は黒色で、嘴は太く赤色で、先端付近に黒色斑が見られます。なお、完全な夏羽では黒色斑は消失するそうです。

オニアジサシ6

オニアジサシ7

オニアジサシ8

オニアジサシ9

こちらは額から後頭にかけた黒色部がまだら状で、耳羽にも黒みがあることから夏羽に換羽中の個体と思われます。

オニアジサシ1

オニアジサシ2

オニアジサシ3

オニアジサシ4

今までオニアジサシというと、比較的遠くにとまっている個体しか見ることができませんでしたが、今回はボートからの観察ということで比較的近くで見ることができ、日本で観察されるアジサシ類最大という迫力満点の姿をじっくり観察することができました・・・


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サンドイッチアジサシ

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日はアフリカ・モロッコで目にしたサンドイッチアジサシをご紹介します。

サンドイッチアジサシ(Sandwich Tern)はヨーロッパ北部から地中海、黒海、カスピ海にかけて繁殖し、冬季はヨーロッパ南部からアフリカ北部、ペルシャ湾、インドなどで越冬する体長37~43cmのカモメ科Thalasseus属の鳥で、繁殖羽では後頭がやや伸長(冠羽)した黒い羽毛で被われ、黒色の嘴は細長く先端は黄色で、脚は黒色で短いのが特徴です。

モロッコの海岸線で目にしたサンドイッチアジサシ。後ろの足輪が付いた個体は尾羽が黒く、前頭部も白色であることから第一回冬羽でしょうか?

サンドイッチアジサシ10

サンドイッチアジサシ11

サンドイッチアジサシ1

サンドイッチアジサシ2

サンドイッチアジサシ5

サンドイッチアジサシ7

今日はアフリカ・モロッコで目にしたサンドイッチアジサシをご紹介しましたが、本種はかってはカモメ科アジサシ属に分類されていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)ではオオアジサシ、アメリカオオアジサシ、ベンガルアジサシ、ヒガシシナアジサシ、ユウガアジサシなどとともにアジサシ属から分離させ、Thalasseus属としています。新分類についてはDNA解析に基づくものと思われますが、形態的にもThalasseus属の鳥は何れも比較的大型で冠羽があり、そういう意味ではアジサシ属から分離させたことに納得がいきます・・・


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Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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