ボルネオの野鳥たち・・・キタカササギサイチョウ
先週末からボルネオ島(マレーシア)のエコツアーに参加してきましたが、ツアーの合間をぬって野鳥撮影を楽しんできました。という訳で今日からボルネオで出会った鳥たちを順次ご紹介していきたいと思います。
最初はボルネオ滞在最終日に運よく出会ったキタカササギサイチョウです。サイチョウ(犀鳥)は、東南アジアの熱帯、亜熱帯域の森林に生息するブッポウソウ目サイチョウ科サイチョウ属の鳥で、嘴の上に角状突起があり動物のサイ(犀)の角に似ていることから名付けられたようです。
ボルネオでは8種類のサイチョウがいるそうですが、今回私が見ることができたのはその中のひとつ、キタカササギサイチョウでした。
突然木の中にやって来たキタカササギサイチョウのメス。上半身しか見えませんが独特の嘴は迫力満点でした。

サイチョウは番で行動しているらしく、暫くすると近くの松にオスがやってきました。オスの方は角状突起がメスに比べて大きく更に迫力がありました。

その後、メスの方もオスの横にやってきて仲睦まじく枝に止まっていました。

このように番で仲良く一緒にいるのはブッポウソウ目の仲間の特徴のようで、同じブッポウソウ目のカワセミ類やブッポウソウなどでも同じような行動を目にします。

今回訪れたコタキナバル周辺ではサイチョウに出会える確率はそれほど高くないと聞いていましたので、大きな期待はしていませんでした。しかし幸運の女神はいたようで、滞在最終日、突然目の前にその雄姿を見せてくれました。間近に見るサイチョウは実に大きく(体長75cm)迫力があり、旅の最後を締めくくってくれました・・・
最初はボルネオ滞在最終日に運よく出会ったキタカササギサイチョウです。サイチョウ(犀鳥)は、東南アジアの熱帯、亜熱帯域の森林に生息するブッポウソウ目サイチョウ科サイチョウ属の鳥で、嘴の上に角状突起があり動物のサイ(犀)の角に似ていることから名付けられたようです。
ボルネオでは8種類のサイチョウがいるそうですが、今回私が見ることができたのはその中のひとつ、キタカササギサイチョウでした。
突然木の中にやって来たキタカササギサイチョウのメス。上半身しか見えませんが独特の嘴は迫力満点でした。

サイチョウは番で行動しているらしく、暫くすると近くの松にオスがやってきました。オスの方は角状突起がメスに比べて大きく更に迫力がありました。

その後、メスの方もオスの横にやってきて仲睦まじく枝に止まっていました。

このように番で仲良く一緒にいるのはブッポウソウ目の仲間の特徴のようで、同じブッポウソウ目のカワセミ類やブッポウソウなどでも同じような行動を目にします。

今回訪れたコタキナバル周辺ではサイチョウに出会える確率はそれほど高くないと聞いていましたので、大きな期待はしていませんでした。しかし幸運の女神はいたようで、滞在最終日、突然目の前にその雄姿を見せてくれました。間近に見るサイチョウは実に大きく(体長75cm)迫力があり、旅の最後を締めくくってくれました・・・
今シーズン初のトラフズク
今日は今シーズン初めて出会うトラフズクをご紹介します。
トラフズクが来ているということで早速現地を訪れましたが、被写体までの距離があまりに近く、標準ズームに付け替え撮影しました。
道路わきの木の中でじっと眠っていたトラフズク。全身にある褐色の斑を虎斑(とらふ)に見立て、「虎斑が顕著なミミズク」と名付けられたようですが、よく見ると確かに虎の斑のようにも見えます。

トラフズクはほとんど寝ていましたが、時折このように眼を覚ましてくれました。

まだ眠そうですが、ようやく両目を開けてくれました。コミミズクの目が黄色なのに対し、こちらは鮮やかなルビー色をしていました。

今日は今シーズン初めて出会ったトラフズクをご紹介しましたが、やはり年に一度は見ておきたい魅力ある鳥です・・・
トラフズクが来ているということで早速現地を訪れましたが、被写体までの距離があまりに近く、標準ズームに付け替え撮影しました。
道路わきの木の中でじっと眠っていたトラフズク。全身にある褐色の斑を虎斑(とらふ)に見立て、「虎斑が顕著なミミズク」と名付けられたようですが、よく見ると確かに虎の斑のようにも見えます。

トラフズクはほとんど寝ていましたが、時折このように眼を覚ましてくれました。

まだ眠そうですが、ようやく両目を開けてくれました。コミミズクの目が黄色なのに対し、こちらは鮮やかなルビー色をしていました。

今日は今シーズン初めて出会ったトラフズクをご紹介しましたが、やはり年に一度は見ておきたい魅力ある鳥です・・・
カラスに追われてやって来たコミミズク
ハイチュウ・メスとチュウヒ
昨日はハイチュウのオスをご紹介しましたが、今日は同じ場所にやって来たハイチュウのメスとチュウヒをご紹介します。
最初は明るい灰色のオスに比べ地味なハイイロチュウヒのメスです。ハイチュウのメスはチュウヒのメスとよく似ていますが、下面に黒褐色の縦斑があり、風切と尾に数本の黒帯が、そして上尾筒が白いことからチュウヒのメスとは識別することができます。

獲物を見つけたのか、地面に降りようとするハイチュウのメス。

一方、こちらはチュウヒの若鳥と思われる個体です。チュウヒのメスもよく似ていると思いますが、下面に縦斑が残ることから若い個体ではないかと思われます。


ハイチュウのメスと比べると、風切と尾に黒帯がなく上尾筒も白くないことから、その違いがよく分かります。


今日はハイチュウのメスとチュウヒの若鳥と思われる個体をご紹介しましたが、ハイチュウのオス以外にもこれ等の鳥たちが時々姿を見せてくれ、楽しい鳥見をすることができました・・・
最初は明るい灰色のオスに比べ地味なハイイロチュウヒのメスです。ハイチュウのメスはチュウヒのメスとよく似ていますが、下面に黒褐色の縦斑があり、風切と尾に数本の黒帯が、そして上尾筒が白いことからチュウヒのメスとは識別することができます。

獲物を見つけたのか、地面に降りようとするハイチュウのメス。

一方、こちらはチュウヒの若鳥と思われる個体です。チュウヒのメスもよく似ていると思いますが、下面に縦斑が残ることから若い個体ではないかと思われます。


ハイチュウのメスと比べると、風切と尾に黒帯がなく上尾筒も白くないことから、その違いがよく分かります。


今日はハイチュウのメスとチュウヒの若鳥と思われる個体をご紹介しましたが、ハイチュウのオス以外にもこれ等の鳥たちが時々姿を見せてくれ、楽しい鳥見をすることができました・・・
ハイチュウ再び
目覚めた時間が遅くどうしようかと考えあぐねましたが、やはり憧れのハイチュウに会いたくて再び行ってまいりました。
現地に着いたのは陽がかなり昇ってからでしたが、暫く待ってようやく姿を現してくれました。いつもながら突然現れたハイチュウにはなかなかフォーカスが合わず満足のいく写真はほとんどありませんでしたが、そんな中、何とか見られる写真をご紹介させていただきます。
草地の上をV字型で帆翔するハイイロチュウヒのオス。明るい灰色の体と初列風切の黒、そして黄色の目はやはり何回見ても魅力一杯です。


今度はこちらに向かってやって来ました。


草地に降りる直前のハイチュウ。

今回も満足のいく写真は撮れませんでしたが、それでも憧れのハイチュウに出会うことができただけでも良しとし、幸せな気持ちで現地を後にしました・・・
現地に着いたのは陽がかなり昇ってからでしたが、暫く待ってようやく姿を現してくれました。いつもながら突然現れたハイチュウにはなかなかフォーカスが合わず満足のいく写真はほとんどありませんでしたが、そんな中、何とか見られる写真をご紹介させていただきます。
草地の上をV字型で帆翔するハイイロチュウヒのオス。明るい灰色の体と初列風切の黒、そして黄色の目はやはり何回見ても魅力一杯です。


今度はこちらに向かってやって来ました。


草地に降りる直前のハイチュウ。

今回も満足のいく写真は撮れませんでしたが、それでも憧れのハイチュウに出会うことができただけでも良しとし、幸せな気持ちで現地を後にしました・・・
沖縄の野鳥たち・・・タシギ、ムナグロ、コチドリなど
沖縄シリーズの最後に、今日は旅行中、田圃や河口の干潟などで出会ったシギ・チドリをご紹介します。
最初は菖蒲田の畦にいたタシギと思われる個体。ジシギ類は見た目にはよく似ており正直よく分かりませんが、姿形からタシギではないかと思われました。


次は同じく水が張られた田圃にやって来た冬羽のムナグロ。

こちらは河口の干潟に群れでやって来たムナグロ。

最後は田圃にやって来たコチドリです。顔の斑が不明瞭なことから幼鳥と思われます。

今日まで沖縄旅行中に出会った野鳥たちを長々とご紹介してまいりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。1月の沖縄は天気があまり良くないと聞いていましたが、まさにその通りで、滞在中は傘を手放せない状態でした。そんな中、雨の合間をぬって野鳥を求めて歩き回りましたが、幸運にも多くの野鳥を見ることができました。
野鳥目的では今回初めて訪れた沖縄ですが、九州以北では見られない固有種が生息するほか亜種も多く、まさに魅力溢れる探鳥地でした。今度は夏鳥が見られる時期に訪れてみたいと思いながら沖縄を後にしました・・・
最初は菖蒲田の畦にいたタシギと思われる個体。ジシギ類は見た目にはよく似ており正直よく分かりませんが、姿形からタシギではないかと思われました。


次は同じく水が張られた田圃にやって来た冬羽のムナグロ。

こちらは河口の干潟に群れでやって来たムナグロ。

最後は田圃にやって来たコチドリです。顔の斑が不明瞭なことから幼鳥と思われます。

今日まで沖縄旅行中に出会った野鳥たちを長々とご紹介してまいりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。1月の沖縄は天気があまり良くないと聞いていましたが、まさにその通りで、滞在中は傘を手放せない状態でした。そんな中、雨の合間をぬって野鳥を求めて歩き回りましたが、幸運にも多くの野鳥を見ることができました。
野鳥目的では今回初めて訪れた沖縄ですが、九州以北では見られない固有種が生息するほか亜種も多く、まさに魅力溢れる探鳥地でした。今度は夏鳥が見られる時期に訪れてみたいと思いながら沖縄を後にしました・・・
沖縄の野鳥たち・・・アカアシシギ、アオアシシギなど
沖縄の野鳥たち・・・ダイシャクシギ、チュウシャクシギ
今日は沖縄南部の河口の干潟で出会ったダイシャクシギとチュウシャクシギをご紹介します。
潮の引いた河口の干潟ではたくさんの水鳥が餌を求めてやって来ましたが、そんな中、嘴がひときわ目立つダイシャクシギが1羽で餌を探しながら歩いていました。
顔の何倍もの長い嘴を持ったダイシャクシギ。よく似たホウロクシギは下腹部が淡褐色であるのに対し、ダイシャクシギは白色です。


こちらはダイシャクシギより一回り小さいチュウシャクシギ。よく見ると、ダイシャクシギに比べ体の大きさに対する嘴の長さの割合も小さいことが分かります。

羽根を広げたチュウシャクシギ

今日は沖縄南部の河口の干潟で出会ったダイシャクシギとチュウシャクシギをご紹介しましたが、下向きに反った長い嘴を持つシギ類をシャクシギ類と呼んでいますが、長い嘴を「柄杓(ひしゃく)」の柄(え)に見立てて命名した先人の感性は凄いと思いました・・・
潮の引いた河口の干潟ではたくさんの水鳥が餌を求めてやって来ましたが、そんな中、嘴がひときわ目立つダイシャクシギが1羽で餌を探しながら歩いていました。
顔の何倍もの長い嘴を持ったダイシャクシギ。よく似たホウロクシギは下腹部が淡褐色であるのに対し、ダイシャクシギは白色です。


こちらはダイシャクシギより一回り小さいチュウシャクシギ。よく見ると、ダイシャクシギに比べ体の大きさに対する嘴の長さの割合も小さいことが分かります。

羽根を広げたチュウシャクシギ

今日は沖縄南部の河口の干潟で出会ったダイシャクシギとチュウシャクシギをご紹介しましたが、下向きに反った長い嘴を持つシギ類をシャクシギ類と呼んでいますが、長い嘴を「柄杓(ひしゃく)」の柄(え)に見立てて命名した先人の感性は凄いと思いました・・・
沖縄の野鳥たち・・・セイタカシギ
今日は沖縄北・中部の田圃で出会ったセイタカシギをご紹介します。
シギ・チドリを探して農道を歩いていると、菖蒲田の中にセイタカシギが餌を探して歩き回っていました。
2羽で歩いていたセイタカシギ。足長のセイタカシギはまさに水田の貴婦人のような風格を持っていました。


こちらは収穫の終わった水田にやって来たセイタカシギ。このように水量の多い場所でも歩けるように足が長くなったのでしょうか。


今日は水田の貴婦人、セイタカシギをご紹介しましたが、セイタカシギの英名はBlack-winged Stilt(黒い翼の竹馬)と言い、長くて細い足と竹馬に乗っているいるような歩き方に由来する名前とされています。鳥たちを見る目は洋の東西を問わず変わらないようです・・・
シギ・チドリを探して農道を歩いていると、菖蒲田の中にセイタカシギが餌を探して歩き回っていました。
2羽で歩いていたセイタカシギ。足長のセイタカシギはまさに水田の貴婦人のような風格を持っていました。


こちらは収穫の終わった水田にやって来たセイタカシギ。このように水量の多い場所でも歩けるように足が長くなったのでしょうか。


今日は水田の貴婦人、セイタカシギをご紹介しましたが、セイタカシギの英名はBlack-winged Stilt(黒い翼の竹馬)と言い、長くて細い足と竹馬に乗っているいるような歩き方に由来する名前とされています。鳥たちを見る目は洋の東西を問わず変わらないようです・・・
沖縄の野鳥たち・・・アマサギ、クロサギ
今日は沖縄滞在中に出会ったサギ科の鳥、アマサギとクロサギをご紹介します。
沖縄中部の河口とその近くの田圃を探索している時、遠方にサギの一群を目にしました。ダイサギやチュウサギ、コサギなどだろうと思いながら双眼鏡で確認すると、その中にアマサギが混じっているのを発見しました。冬羽のため特徴のある橙黄色がほとんど見られませんでしたが、それでも良く見ると微かにその痕跡を見ることができました。
頭部が微かに黄色味を帯びた冬羽のアマサギ。



こちらは河口の堤防でじっと同じ姿勢でとまっていた白色型のクロサギです。九州以北では黒色型が多く、奄美大島以南では白色型と黒色型の両方がいるようです。

今日は沖縄滞在中に出会ったアマサギとクロサギをご紹介しましたが、これら野鳥たちがたくさん生息している沖縄はまさに野鳥たちの楽園でした・・・
沖縄中部の河口とその近くの田圃を探索している時、遠方にサギの一群を目にしました。ダイサギやチュウサギ、コサギなどだろうと思いながら双眼鏡で確認すると、その中にアマサギが混じっているのを発見しました。冬羽のため特徴のある橙黄色がほとんど見られませんでしたが、それでも良く見ると微かにその痕跡を見ることができました。
頭部が微かに黄色味を帯びた冬羽のアマサギ。



こちらは河口の堤防でじっと同じ姿勢でとまっていた白色型のクロサギです。九州以北では黒色型が多く、奄美大島以南では白色型と黒色型の両方がいるようです。

今日は沖縄滞在中に出会ったアマサギとクロサギをご紹介しましたが、これら野鳥たちがたくさん生息している沖縄はまさに野鳥たちの楽園でした・・・
沖縄の野鳥たち・・・イソヒヨドリ
今日は沖縄旅行中、至るところで目にしたイソヒヨドリをご紹介します。
イソヒヨドリというとヒヨドリ科の鳥かと思ってしまいますが、実はツグミ科の鳥で、そう思ってみると体型は確かにツグミ科の鳥であることが分かります。
頭から胸、背、腰の青藍色とお腹の赤褐色の対比が鮮やかなイソヒヨドリのオス。


後ろから見ると青藍色一色のため、別の鳥のように見えます。

こちらは上面が灰黒褐色、下面が暗黄褐色と褐色のうろこ状斑をしたメス。


イソヒヨドリは主に海岸の岩礁地帯やその周辺に生息しているため、「磯にいるヒヨドリのような鳥」と名付けられたようですが、ここ沖縄では公園やビル街など至るところで目にする街中の鳥という印象でした。イソヒヨドリにとってはこのような人工的環境も磯と同じような感覚なのでしょうか・・・
イソヒヨドリというとヒヨドリ科の鳥かと思ってしまいますが、実はツグミ科の鳥で、そう思ってみると体型は確かにツグミ科の鳥であることが分かります。
頭から胸、背、腰の青藍色とお腹の赤褐色の対比が鮮やかなイソヒヨドリのオス。


後ろから見ると青藍色一色のため、別の鳥のように見えます。

こちらは上面が灰黒褐色、下面が暗黄褐色と褐色のうろこ状斑をしたメス。


イソヒヨドリは主に海岸の岩礁地帯やその周辺に生息しているため、「磯にいるヒヨドリのような鳥」と名付けられたようですが、ここ沖縄では公園やビル街など至るところで目にする街中の鳥という印象でした。イソヒヨドリにとってはこのような人工的環境も磯と同じような感覚なのでしょうか・・・
沖縄の野鳥たち・・・シロガシラ
沖縄の野鳥たち・・・シマアカモズほか
今日は沖縄で出会った別亜種の鳥たちをご紹介します。
最初はアカモズの亜種シマアカモズです。田圃の周辺を探索中に突然姿を見せてくれました。頭上から背が褐色味のある灰色で脇に褐色の波状紋があることからメスあるいは若鳥かと思います。


次はキジバトの亜種リュウキュウキジバトです。奄美諸島、琉球諸島に分布しており、亜種キジバトに比べ全体にやや暗色であるようです。

ヒヨドリの亜種リュウキュウヒヨドリです。こちらも琉球諸島に分布しており、亜種ヒヨドリに比べ暗色であるようです。


最後はメジロの亜種リュウキュウメジロです。奄美大島以南の南西諸島に分布し、亜種メジロに見られる脇腹の褐色味がなく白色をしています。


今日は沖縄で出会った別亜種の鳥たちをご紹介しましたが、本州、九州から遠く離れたここ沖縄では、それぞれ独自の進化を遂げたようです・・・
最初はアカモズの亜種シマアカモズです。田圃の周辺を探索中に突然姿を見せてくれました。頭上から背が褐色味のある灰色で脇に褐色の波状紋があることからメスあるいは若鳥かと思います。


次はキジバトの亜種リュウキュウキジバトです。奄美諸島、琉球諸島に分布しており、亜種キジバトに比べ全体にやや暗色であるようです。

ヒヨドリの亜種リュウキュウヒヨドリです。こちらも琉球諸島に分布しており、亜種ヒヨドリに比べ暗色であるようです。


最後はメジロの亜種リュウキュウメジロです。奄美大島以南の南西諸島に分布し、亜種メジロに見られる脇腹の褐色味がなく白色をしています。


今日は沖縄で出会った別亜種の鳥たちをご紹介しましたが、本州、九州から遠く離れたここ沖縄では、それぞれ独自の進化を遂げたようです・・・
沖縄の野鳥たち・・・ズグロカモメ
今日はクロツラヘラサギがいた河口の干潟にやって来た絶滅危惧種ズグロカモメをご紹介します。
ズグロカモメはユリカモメとよく似ていますが、若干体が小さく、冬鳥として主に九州の干潟で越冬することが知られています。今回、若鳥ではありますが、幸運にもズグロカモメに出会うことができました。
嘴が黒く短いズグロカモメ


初列風切と小雨覆の黒斑、そして尾の先に黒帯が見られることから若い個体と思われます。

好物の蟹をゲットしたところ

ご参考までに、こちらは同じ場所にいたユリカモメです。ズグロカモメより若干体が大きく、嘴は細長くて赤いので区別することができます。

今日は昨日に続いて世界的に数が少ないズグロカモメをご紹介しましたが、今度は夏羽に換羽した頭の黒い個体を見てみたいものです・・・
ズグロカモメはユリカモメとよく似ていますが、若干体が小さく、冬鳥として主に九州の干潟で越冬することが知られています。今回、若鳥ではありますが、幸運にもズグロカモメに出会うことができました。
嘴が黒く短いズグロカモメ


初列風切と小雨覆の黒斑、そして尾の先に黒帯が見られることから若い個体と思われます。

好物の蟹をゲットしたところ

ご参考までに、こちらは同じ場所にいたユリカモメです。ズグロカモメより若干体が大きく、嘴は細長くて赤いので区別することができます。

今日は昨日に続いて世界的に数が少ないズグロカモメをご紹介しましたが、今度は夏羽に換羽した頭の黒い個体を見てみたいものです・・・
沖縄の野鳥たち・・・クロツラヘラサギ
今日は沖縄南部の干潟にやって来た絶滅危惧種クロツラヘラサギをご紹介します。
河口近くの干潟で水鳥を観察していると、突然、遠方の水際に1羽のクロツラヘラサギがやってきました。
そして盛んに嘴を水の中に突っ込み餌を探して歩き回っていました。
こちらに向かって徐々に近づいてきたクロツラヘラサギ。ヘラサギより若干小ぶりで、目先が幅広く黒い皮膚が露出しており、ちょっと人相(鳥相)が悪く見えます。


姿が似ているため「サギ」と付けられたようですが、実はトキの仲間だそうです。


世界的に数が少なく、朝鮮半島西岸の島で繁殖し、中国西南部沿岸、台湾、日本(主に九州)で越冬するクロツラヘラサギですが、沖縄でも数羽が越冬するようであり、今回幸いにもその越冬個体を見ることができました。ただ、写真からもお分かりいただけますように、当地の干潟はゴミが散乱しており、野鳥たちにとっても決していい環境とは言えない状況でした。もう少し行政側でも何らかの手を打つ必要があるのではないかとの思いで帰ってきました・・・
河口近くの干潟で水鳥を観察していると、突然、遠方の水際に1羽のクロツラヘラサギがやってきました。
そして盛んに嘴を水の中に突っ込み餌を探して歩き回っていました。
こちらに向かって徐々に近づいてきたクロツラヘラサギ。ヘラサギより若干小ぶりで、目先が幅広く黒い皮膚が露出しており、ちょっと人相(鳥相)が悪く見えます。


姿が似ているため「サギ」と付けられたようですが、実はトキの仲間だそうです。


世界的に数が少なく、朝鮮半島西岸の島で繁殖し、中国西南部沿岸、台湾、日本(主に九州)で越冬するクロツラヘラサギですが、沖縄でも数羽が越冬するようであり、今回幸いにもその越冬個体を見ることができました。ただ、写真からもお分かりいただけますように、当地の干潟はゴミが散乱しており、野鳥たちにとっても決していい環境とは言えない状況でした。もう少し行政側でも何らかの手を打つ必要があるのではないかとの思いで帰ってきました・・・
沖縄の野鳥たち・・・サシバ
本州から九州では夏鳥として飛来するサシバですが、訪れた沖縄では越冬する個体も相当数いるようで、滞在中森や公園では幾度も目にすることができました。
田圃横の木の天辺にやって来たサシバ。このような場所に止まり、田圃のカエルなどを探しているようです。

縄張り宣言なのか、時折ピックィーという大きな声で鳴いていました。

別の木に止まっていたサシバ。

こちらは雨の中、別の場所で見たサシバ。サシバはこのように電柱の上などにもとまり獲物を探していました。


今日は滞在中、何度も目にしたサシバをご紹介しましたが、本州から九州では夏鳥であるサシバがこの時期まだ見られるという幸せ!! 沖縄の魅力を改めて感じた今回の訪問でした・・・
田圃横の木の天辺にやって来たサシバ。このような場所に止まり、田圃のカエルなどを探しているようです。

縄張り宣言なのか、時折ピックィーという大きな声で鳴いていました。

別の木に止まっていたサシバ。

こちらは雨の中、別の場所で見たサシバ。サシバはこのように電柱の上などにもとまり獲物を探していました。


今日は滞在中、何度も目にしたサシバをご紹介しましたが、本州から九州では夏鳥であるサシバがこの時期まだ見られるという幸せ!! 沖縄の魅力を改めて感じた今回の訪問でした・・・
沖縄の野鳥たち・・・ノグチゲラ
アカヒゲに出会ったヤンバルの森では、これまた憧れの鳥であったノグチゲラにも出会うことができましたのでご紹介します。
突然少し離れた木にやって来たノグチゲラのオス。オオアカゲラと同じようにオスでは前頂から後頭までが赤く、メスとの識別ができます。体はほぼ黒褐色をしていますが図鑑で見るより赤味が強いように思われました。

こちらは頭が赤くないメス。

メスは2羽おり、お互いに意識しながら近づいてきました。


3羽揃ったところ。

2羽が絡んだところ。羽根を広げると初列風切の白斑が目立ちます。

今日は沖縄本島北部(ヤンバル)にだけ分布しているノグチゲラをご紹介しましたが、探鳥としては初めて訪れた沖縄でいきなりノグチゲラが見られたのは実にラッキーであり、遠路訪れた甲斐がありました・・・
突然少し離れた木にやって来たノグチゲラのオス。オオアカゲラと同じようにオスでは前頂から後頭までが赤く、メスとの識別ができます。体はほぼ黒褐色をしていますが図鑑で見るより赤味が強いように思われました。

こちらは頭が赤くないメス。

メスは2羽おり、お互いに意識しながら近づいてきました。


3羽揃ったところ。

2羽が絡んだところ。羽根を広げると初列風切の白斑が目立ちます。

今日は沖縄本島北部(ヤンバル)にだけ分布しているノグチゲラをご紹介しましたが、探鳥としては初めて訪れた沖縄でいきなりノグチゲラが見られたのは実にラッキーであり、遠路訪れた甲斐がありました・・・
沖縄の野鳥たち・・・アカヒゲ
お正月明けの格安ツアーを利用して沖縄へ観光兼、鳥見旅行に行ってきました。あいにく旅行中は連日の雨模様でしたが、合間をぬって北部のヤンバルの森や中・南部の田圃、干潟などを訪れました。
今日は最初に訪れた北部ヤンバルの森で出会ったアカヒゲをご紹介します。
森の遊歩道を歩いていると突然コマドリとよく似たヒンルルルルという鳴き声が聞こえてきました。声のする方を探していると突然近くに憧れのアカヒゲがやって来てくれました。距離があまりに近いため少し離れて撮影しましたがそれでも画面一杯になってしまいました。
文字通り真っ黒な髭をたくわえたアカヒゲのオス。



別な場所に現れたオス。こちらも近すぎて画面一杯になってしまいました。

こちらは黒い髭がないことからメスのようにも見えますが、メスの特徴である上面の暗橙赤色が見られないことから若オスの可能性もあると思われます。


今日は探鳥初日に訪れたヤンバルの森で出会ったアカヒゲ(屋久島、種子島、琉球諸島、男女群島の特産種)をご紹介しましたが、憧れのアカヒゲに幸先良く出会うことができたことでこの先への期待が大きく膨らんできました・・・
今日は最初に訪れた北部ヤンバルの森で出会ったアカヒゲをご紹介します。
森の遊歩道を歩いていると突然コマドリとよく似たヒンルルルルという鳴き声が聞こえてきました。声のする方を探していると突然近くに憧れのアカヒゲがやって来てくれました。距離があまりに近いため少し離れて撮影しましたがそれでも画面一杯になってしまいました。
文字通り真っ黒な髭をたくわえたアカヒゲのオス。



別な場所に現れたオス。こちらも近すぎて画面一杯になってしまいました。

こちらは黒い髭がないことからメスのようにも見えますが、メスの特徴である上面の暗橙赤色が見られないことから若オスの可能性もあると思われます。


今日は探鳥初日に訪れたヤンバルの森で出会ったアカヒゲ(屋久島、種子島、琉球諸島、男女群島の特産種)をご紹介しましたが、憧れのアカヒゲに幸先良く出会うことができたことでこの先への期待が大きく膨らんできました・・・
ちょっと遠かったですが・・・ハイイロチュウヒ
ハイイロチュウヒに会いたくて先日は塒入りを見に行きましたが、被写体までの距離があまりに遠くしかも陽が落ちてからということで満足できる写真は撮れませんでした。そんな中、今回は狩り場の飛翔が見られるということで現地を訪れました。
この日は朝から風が強く鳥の出は今一つでしたが、それでも数回その魅力溢れる雄姿を見せてくれました。
草地の上を獲物を探して飛翔するハイチュウのオス。

上空を飛翔するハイチュウ

メスとのバトル

バトルの後、メスと並んで飛んでいきました。

こちらはハイチュウのメス。上尾筒が白いことからチュウヒと区別できます。


この日は終日強風が吹き荒れ、鳥の出もあまり良くありませんでしたが、それでも念願叶いようやくその雄姿を見ることができました。被写体までの距離が遠く満足のいく写真は撮れませんでしたが、次回の楽しみに残しておきたいと思います・・・
この日は朝から風が強く鳥の出は今一つでしたが、それでも数回その魅力溢れる雄姿を見せてくれました。
草地の上を獲物を探して飛翔するハイチュウのオス。

上空を飛翔するハイチュウ

メスとのバトル

バトルの後、メスと並んで飛んでいきました。

こちらはハイチュウのメス。上尾筒が白いことからチュウヒと区別できます。


この日は終日強風が吹き荒れ、鳥の出もあまり良くありませんでしたが、それでも念願叶いようやくその雄姿を見ることができました。被写体までの距離が遠く満足のいく写真は撮れませんでしたが、次回の楽しみに残しておきたいと思います・・・
遊んでくれたチョウゲンボウ
またまたノスリです
ようやく会えたコチョウゲンボウ
2度ほど空振りに終わったコチョウゲンボウですが、念願叶い今回ようやく姿を見ることができました。
淡い期待を抱いて現地を訪れましたが、探し回った揚句ようやく樹上で休んでいたコチョウゲンボウに出会うことができました。枝が多くすっきりとしませんが取り敢えず写真に収めることができました。
頭から上面が青灰色で頸と体下面は淡い橙色のコチョウゲンボウのオス。


こちらをじっと見つめるコチョウゲンボウ。

リラックスしているのか時々毛づくろいしていました。猛禽とは思えないほどユーモラスな表情です。


2度ほど空振りに終わったコチョウゲンボウですが、今回ようやく姿を見ることができました。3度目の正直とはまさにこのようなことを言うのでしょうか・・・
淡い期待を抱いて現地を訪れましたが、探し回った揚句ようやく樹上で休んでいたコチョウゲンボウに出会うことができました。枝が多くすっきりとしませんが取り敢えず写真に収めることができました。
頭から上面が青灰色で頸と体下面は淡い橙色のコチョウゲンボウのオス。


こちらをじっと見つめるコチョウゲンボウ。

リラックスしているのか時々毛づくろいしていました。猛禽とは思えないほどユーモラスな表情です。


2度ほど空振りに終わったコチョウゲンボウですが、今回ようやく姿を見ることができました。3度目の正直とはまさにこのようなことを言うのでしょうか・・・
ヒクイナとクイナ
ヒクイナが見られるとの情報をいただき現地を訪れました。
訪れた時間が遅かったため暫く待つことになりましたが、午後遅くなってようやく姿を現してくれました。
とにかく動きが早く、川畔の藪から姿を見せたと思うとスルスルと足早に移動しなかなか写真を撮らせてくれません。
何とかファインダーに捉えることができたヒクイナ。クイナ(29cm)に比べるとかなり小さく(23cm)、名前のように顔から胸にかけてが赤茶色で足も真っ赤でした。

足が届くところでは足早に走るように移動していましたが、水深の深いところではこのように泳いでいました。

走るのが得意なためか、体の割には足が大きいですね。


こちらは同じ場所に現れたクイナ。クイナもヒクイナ同様、動きが早かったです。


今日は夏鳥ヒクイナと冬鳥クイナをご紹介しましたが、ヒクイナは越冬例もあるようで、恐らく当地の個体も越冬するのではないかと思われます・・・
訪れた時間が遅かったため暫く待つことになりましたが、午後遅くなってようやく姿を現してくれました。
とにかく動きが早く、川畔の藪から姿を見せたと思うとスルスルと足早に移動しなかなか写真を撮らせてくれません。
何とかファインダーに捉えることができたヒクイナ。クイナ(29cm)に比べるとかなり小さく(23cm)、名前のように顔から胸にかけてが赤茶色で足も真っ赤でした。

足が届くところでは足早に走るように移動していましたが、水深の深いところではこのように泳いでいました。

走るのが得意なためか、体の割には足が大きいですね。


こちらは同じ場所に現れたクイナ。クイナもヒクイナ同様、動きが早かったです。


今日は夏鳥ヒクイナと冬鳥クイナをご紹介しましたが、ヒクイナは越冬例もあるようで、恐らく当地の個体も越冬するのではないかと思われます・・・
冬鳥ヒレンジャク
今日は待っていたレンジャクにようやく会うことができましたのでご紹介します。
レンジャクが来ているとの情報をいただき早速現地を訪れました。レンジャクは20羽以上の群れでヤドリギの実を食べにやって来ましたが、何れも下尾筒の赤いヒレンジャクでした。
歌舞伎役者を彷彿とさせるヒレンジャク。



オレンジ色に熟したヤドリギの実を美味しそうに頬張りました。

お尻から粘液にまみれたヤドリギの種を垂れ流していたヒレンジャク。ヤドリギの実には粘液性の物質が豊富に含まれており、このようにレンジャクに種を拡散してもらい種の保存を行っているようです。

今日は今シーズン初めて出会ったヒレンジャクをご紹介しましたが、レンジャクは毎年来るとは限らないため出会えた時は本当に嬉しくなります・・・
レンジャクが来ているとの情報をいただき早速現地を訪れました。レンジャクは20羽以上の群れでヤドリギの実を食べにやって来ましたが、何れも下尾筒の赤いヒレンジャクでした。
歌舞伎役者を彷彿とさせるヒレンジャク。



オレンジ色に熟したヤドリギの実を美味しそうに頬張りました。

お尻から粘液にまみれたヤドリギの種を垂れ流していたヒレンジャク。ヤドリギの実には粘液性の物質が豊富に含まれており、このようにレンジャクに種を拡散してもらい種の保存を行っているようです。

今日は今シーズン初めて出会ったヒレンジャクをご紹介しましたが、レンジャクは毎年来るとは限らないため出会えた時は本当に嬉しくなります・・・
北海道の野鳥・・・シロハラゴジュウカラ、ミヤマカケス
北海道シリーズの最後に、今日は北海道の別亜種シロハラゴジュウカラとミヤマカケスをご紹介します。
最初は北海道で繁殖する別亜種シロハラゴジュウカラです。ちょっと見ただけでは違いに気付きませんが、よく見ると名前の通り胸腹部の羽毛が純白(ゴジュウカラは脇が橙色)です。


次はちょっと枝被りですが、シロハラゴジュウカラと同じく北海道で繁殖する別亜種ミヤマカケスです。よく見ると頭上と顔が黄褐色で目はぶどう色をしています。(カケスは体がぶどう褐色で、頭上は白地に黒の縦斑)

北海道シリーズの最後にシロハラゴジュウカラとミヤマカケスをご紹介しましたが、これら北海道の野鳥はそれぞれ別の進化を遂げたようで、一見すると姿形は似ていますがよく見ると微妙な違いがあることが分かります・・・
最初は北海道で繁殖する別亜種シロハラゴジュウカラです。ちょっと見ただけでは違いに気付きませんが、よく見ると名前の通り胸腹部の羽毛が純白(ゴジュウカラは脇が橙色)です。


次はちょっと枝被りですが、シロハラゴジュウカラと同じく北海道で繁殖する別亜種ミヤマカケスです。よく見ると頭上と顔が黄褐色で目はぶどう色をしています。(カケスは体がぶどう褐色で、頭上は白地に黒の縦斑)

北海道シリーズの最後にシロハラゴジュウカラとミヤマカケスをご紹介しましたが、これら北海道の野鳥はそれぞれ別の進化を遂げたようで、一見すると姿形は似ていますがよく見ると微妙な違いがあることが分かります・・・
北海道の野鳥・・・シマエナガ、ハシブトガラ
北海道の野鳥・・・エゾアカゲラ、エゾコゲラ
今日は年末に訪れた道東の森で出会ったエゾアカゲラとエゾコゲラをご紹介します。
最初は何度となく出会った亜種エゾアカゲラです。亜種アカゲラに比べ白い翼斑が長くて大きいのが特徴のようです。
こちらは後頭部が赤色のオス。

こちらは頭が黒いメス。


次は亜種エゾコゲラです。日本のコゲラは9亜種に分類されているようですが、北のものは南のものに比べ羽色が白っぽいようです。
見た目ではほとんど分かりませんが、そう言われれば普段見かけるコゲラに比べ少し色が薄いように感じます。



今日は道東の森で出会ったエゾアカゲラとエゾコゲラをご紹介しましたが、これ等の亜種は北海道でしか見ることができず、厳寒の森を探し回った甲斐がありました・・・
最初は何度となく出会った亜種エゾアカゲラです。亜種アカゲラに比べ白い翼斑が長くて大きいのが特徴のようです。
こちらは後頭部が赤色のオス。

こちらは頭が黒いメス。


次は亜種エゾコゲラです。日本のコゲラは9亜種に分類されているようですが、北のものは南のものに比べ羽色が白っぽいようです。
見た目ではほとんど分かりませんが、そう言われれば普段見かけるコゲラに比べ少し色が薄いように感じます。



今日は道東の森で出会ったエゾアカゲラとエゾコゲラをご紹介しましたが、これ等の亜種は北海道でしか見ることができず、厳寒の森を探し回った甲斐がありました・・・