子育て真っ最中のオオバン
迷鳥 メジロガモ
国内に飛来するのは珍しいといわれるメジロガモが飛来しているとの情報をいただき、早速現地を訪れました。
初めて見るメジロガモは頭部から胸が濃い紅褐色で脇も赤褐色、背から尾にかけては褐色~黒褐色、そしてお腹と下尾筒が白く、オスの特徴である白い目が印象的な美しいカモでした。
最初は単独で泳いでいたメジロガモ。頭部から胸にかけての紅褐色がとりわけ鮮やかでした。


メジロガモはマガモやキンクロハジロ、ホシハジロたちになじんでいるのか、彼らに混じって仲良く泳いでいました。こちらはマガモと一緒のところ。

ちょっと腰を浮かせました。こうして見るとお腹が白いのがよく分かります。

こちらは羽ばたきの瞬間。翼の白帯がよく分かります。


メジロガモの食性は植物食傾向の強い雑食で、主に水生植物を食べ昆虫も食べるとされていますが、当地のメジロガモも時々水に潜って水草や貝のような物を食べていました。

ヨーロッパ南部、西アジア、チベット南部などで繁殖し、インド北部、ロシア西部、ペルシャ湾沿岸部、ナイル川流域などへ移動し越冬するとされるメジロガモですが、この時期、どういう関係で日本に立ち寄ったのでしょうか、お陰で珍しい初見のカモを見ることができました・・・
初めて見るメジロガモは頭部から胸が濃い紅褐色で脇も赤褐色、背から尾にかけては褐色~黒褐色、そしてお腹と下尾筒が白く、オスの特徴である白い目が印象的な美しいカモでした。
最初は単独で泳いでいたメジロガモ。頭部から胸にかけての紅褐色がとりわけ鮮やかでした。


メジロガモはマガモやキンクロハジロ、ホシハジロたちになじんでいるのか、彼らに混じって仲良く泳いでいました。こちらはマガモと一緒のところ。

ちょっと腰を浮かせました。こうして見るとお腹が白いのがよく分かります。

こちらは羽ばたきの瞬間。翼の白帯がよく分かります。


メジロガモの食性は植物食傾向の強い雑食で、主に水生植物を食べ昆虫も食べるとされていますが、当地のメジロガモも時々水に潜って水草や貝のような物を食べていました。

ヨーロッパ南部、西アジア、チベット南部などで繁殖し、インド北部、ロシア西部、ペルシャ湾沿岸部、ナイル川流域などへ移動し越冬するとされるメジロガモですが、この時期、どういう関係で日本に立ち寄ったのでしょうか、お陰で珍しい初見のカモを見ることができました・・・
子育て真っ最中のカワセミ
北海道シリーズの最後に、今日はヤマセミ撮影の最中に、時々やって来たカワセミをご紹介します。
この時期カワセミも子育て真っ最中のようで、餌の小魚を求めて盛んに川に飛び込んでくれました。
獲物狙っていたカワセミのオス。

川に飛びこみましたが、どうやら捕り損なったようです。

再び飛びこみ、今度は成功しました。

子供にあげるためか魚の向きを整えるカワセミ。


子供にあげ易いよう魚の頭が先になるように咥えたカワセミ。そして、この後すぐに飛び立っていきました。

北海道シリーズの最後に子育て真っ最中のカワセミをご紹介しましたが、子供のために懸命に餌取りをする姿を見ると、思わず「お父さん頑張れ!!」と応援したくなりました・・・
今日まで長々と北海道シリーズにお付き合いいただきありがとうございました。この時期初めて訪れた北海道でしたが、思った以上に多くの鳥たちを見ることができ大変充実したツアーとなりました。ご一緒いただいた鳥仲間の皆さま、本当にお世話になりました。
この時期カワセミも子育て真っ最中のようで、餌の小魚を求めて盛んに川に飛び込んでくれました。
獲物狙っていたカワセミのオス。

川に飛びこみましたが、どうやら捕り損なったようです。

再び飛びこみ、今度は成功しました。

子供にあげるためか魚の向きを整えるカワセミ。


子供にあげ易いよう魚の頭が先になるように咥えたカワセミ。そして、この後すぐに飛び立っていきました。

北海道シリーズの最後に子育て真っ最中のカワセミをご紹介しましたが、子供のために懸命に餌取りをする姿を見ると、思わず「お父さん頑張れ!!」と応援したくなりました・・・
今日まで長々と北海道シリーズにお付き合いいただきありがとうございました。この時期初めて訪れた北海道でしたが、思った以上に多くの鳥たちを見ることができ大変充実したツアーとなりました。ご一緒いただいた鳥仲間の皆さま、本当にお世話になりました。
子育て真っ最中のヤマセミ
繁殖地のウミウ、オオセグロカモメ
ネイチャークルーズの最後に、今日は当地で繁殖していたウミウとオオセグロカモメをご紹介します。
最初は港近くの岩礁で営巣していたウミウです。この場所はウミウの一大繁殖地のようで、所狭しとウミウが体を休めていました。

体温を上げるためか、防波堤の上で日光浴をしていたウミウ。

餌を捕った後なのか、海面近くを飛翔するウミウ。

大きくトリミングしてみました。こうして見ると嘴の根元の黄色の形が尖っており、丸型のカワウとの違いがよく分かります。


こちらは防波堤の上で卵を温めていたオオセグロカモメの親鳥。防波堤の上にはこのような巣が沢山ありました。


今日までネイチャークルーズで出会った鳥たちをいろいろご紹介してきましたが、今までは何となく敬遠していた海鳥ですが、今回、意外に面白いことを実感しました。これからはもう少し海にも目を向けていきたいと思います・・・
最初は港近くの岩礁で営巣していたウミウです。この場所はウミウの一大繁殖地のようで、所狭しとウミウが体を休めていました。

体温を上げるためか、防波堤の上で日光浴をしていたウミウ。

餌を捕った後なのか、海面近くを飛翔するウミウ。

大きくトリミングしてみました。こうして見ると嘴の根元の黄色の形が尖っており、丸型のカワウとの違いがよく分かります。


こちらは防波堤の上で卵を温めていたオオセグロカモメの親鳥。防波堤の上にはこのような巣が沢山ありました。


今日までネイチャークルーズで出会った鳥たちをいろいろご紹介してきましたが、今までは何となく敬遠していた海鳥ですが、今回、意外に面白いことを実感しました。これからはもう少し海にも目を向けていきたいと思います・・・
北海道の海鳥たち・・・オオミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ
ネイチャクルーズの続きで、今日は航行中に出会ったオオミズナギドリとハシボソミズナギドリをご紹介します。
最初はオオミズナギドリです。先日訪れた伊豆・三宅島航路では海面近くを低く飛翔する姿を幾度となく見たオオミズナギドリですが、当地では数は多くはありませんでしたが海面で漂う姿をカメラに収めることができました。
かなりトリミングしているため鮮明ではありませんが、特徴である頭上から顔にかけての白地に黒褐色の斑点を見ることができます。

海面近くを飛翔するオオミズナギドリ。

次は1羽だけ海で漂っていたハシボソミズナギドリです。この個体は船が近づいても何故かあまり逃げようとはしませんでした。特徴であるすすけた黒褐色の体色と灰褐色を帯びた下面の様子がよく分かります。


停船している間ずっと漂っていましたが、暫くしてようやく飛び立っていきました。

今日はネイチャークルーズの航行中に出会ったオオミズナギドリとハシボソミズナギドリをご紹介しましたが、ミズナギドリの仲間は世界的に分布し、世界で約60種、日本では17種が見られるようですが、ちょっと見だけでは何れもよく似ておりガイドさんの案内がないとなかなか識別が困難な鳥であることが分かりました。今まで関心が薄かった海鳥ですが、これを機会にもう少し勉強をしていきたいと思います・・・
最初はオオミズナギドリです。先日訪れた伊豆・三宅島航路では海面近くを低く飛翔する姿を幾度となく見たオオミズナギドリですが、当地では数は多くはありませんでしたが海面で漂う姿をカメラに収めることができました。
かなりトリミングしているため鮮明ではありませんが、特徴である頭上から顔にかけての白地に黒褐色の斑点を見ることができます。

海面近くを飛翔するオオミズナギドリ。

次は1羽だけ海で漂っていたハシボソミズナギドリです。この個体は船が近づいても何故かあまり逃げようとはしませんでした。特徴であるすすけた黒褐色の体色と灰褐色を帯びた下面の様子がよく分かります。


停船している間ずっと漂っていましたが、暫くしてようやく飛び立っていきました。

今日はネイチャークルーズの航行中に出会ったオオミズナギドリとハシボソミズナギドリをご紹介しましたが、ミズナギドリの仲間は世界的に分布し、世界で約60種、日本では17種が見られるようですが、ちょっと見だけでは何れもよく似ておりガイドさんの案内がないとなかなか識別が困難な鳥であることが分かりました。今まで関心が薄かった海鳥ですが、これを機会にもう少し勉強をしていきたいと思います・・・
北海道の海鳥たち・・・ウミスズメ、ウミガラス
昨日の続きで、今日は同じくネイチャークルーズで出会ったウミスズメとウミガラスをご紹介します。
最初は航行中によく出会ったウミスズメです。ウミスズメは体長25cmとウミスズメの仲間では小さい方で、黄白色の嘴は短くて太く、夏羽では頭上と喉、後頸、胸側が黒く、目の後方の上には白線があり、体の上面は石板灰色で下面は白と、まさに海のスズメといった感じの可愛らしい海鳥でした。


船が近づくと水面を蹴るように群れで飛び立っていきました。


次は同じく航行の途中で出会ったウミガラスです。ウミガラスはウミスズメ同様、ウミスズメの仲間ではありますが、体長は約43cmと大きく、嘴は長めで首も長くお腹を除いて全体に黒っぽいためまさに海のカラスという感じでした。
海面で休んでいたウミガラス。ウミガラスはあまり人を恐れないようで比較的近くまで近づいてきてくれました。



今日までネイチャークルーズで出会った何れもウミスズメの仲間、エトピリカ、ケイマフリ、ウトウ、ウミスズメ、ウミガラスの5種をご紹介してきましたが、今回のクルーズでは今までに見ることのできなかったこのような海鳥たちを一度に見ることができ、大変思い出に残るクルーズとなりました・・・
最初は航行中によく出会ったウミスズメです。ウミスズメは体長25cmとウミスズメの仲間では小さい方で、黄白色の嘴は短くて太く、夏羽では頭上と喉、後頸、胸側が黒く、目の後方の上には白線があり、体の上面は石板灰色で下面は白と、まさに海のスズメといった感じの可愛らしい海鳥でした。


船が近づくと水面を蹴るように群れで飛び立っていきました。


次は同じく航行の途中で出会ったウミガラスです。ウミガラスはウミスズメ同様、ウミスズメの仲間ではありますが、体長は約43cmと大きく、嘴は長めで首も長くお腹を除いて全体に黒っぽいためまさに海のカラスという感じでした。
海面で休んでいたウミガラス。ウミガラスはあまり人を恐れないようで比較的近くまで近づいてきてくれました。



今日までネイチャークルーズで出会った何れもウミスズメの仲間、エトピリカ、ケイマフリ、ウトウ、ウミスズメ、ウミガラスの5種をご紹介してきましたが、今回のクルーズでは今までに見ることのできなかったこのような海鳥たちを一度に見ることができ、大変思い出に残るクルーズとなりました・・・
北海道の海鳥たち・・・ウトウ
昨日に続き、同じくネイチャークルーズで出会ったウトウをご紹介します。
ウトウは今までご紹介してきたエトピリカやケイマフリ同様、大型のウミスズメの仲間で、頭部と体の上面は黒褐色、喉・胸・脇は灰黒色で腹は白く、夏羽では嘴は橙色で上嘴の基部に白っぽい突起があり、嘴の根元と目の上からそれぞれ斜め下方に白い飾り羽が生じるのが特徴のようです。
独特の風貌をしたウトウ。最初は船が近づくと一定の距離を保っていましたが、停船してじっと待っているとウトウの方から徐々に近づいてきてくれました。



羽ばたいていたウトウ。


ウトウは群れで行動していましたが、船が近づくと一斉に飛び立っていきました。

今日はネイチャークルーズで出会ったウトウをご紹介しましたが、今までご紹介してきたエトピリカやケイマフリ同様、独特の雰囲気を持った不思議な鳥でした・・・
ウトウは今までご紹介してきたエトピリカやケイマフリ同様、大型のウミスズメの仲間で、頭部と体の上面は黒褐色、喉・胸・脇は灰黒色で腹は白く、夏羽では嘴は橙色で上嘴の基部に白っぽい突起があり、嘴の根元と目の上からそれぞれ斜め下方に白い飾り羽が生じるのが特徴のようです。
独特の風貌をしたウトウ。最初は船が近づくと一定の距離を保っていましたが、停船してじっと待っているとウトウの方から徐々に近づいてきてくれました。



羽ばたいていたウトウ。


ウトウは群れで行動していましたが、船が近づくと一斉に飛び立っていきました。

今日はネイチャークルーズで出会ったウトウをご紹介しましたが、今までご紹介してきたエトピリカやケイマフリ同様、独特の雰囲気を持った不思議な鳥でした・・・
北海道の海鳥たち・・・ケイマフリ
昨日の続きで、今日は同じくネイチャークルーズで出会ったケイマフリをご紹介します。
ケイマフリは昨日ご紹介したエトピリカ同様大型のウミスズメの一種で、夏羽では全身はほとんど黒、目の周囲が白く、嘴の基部に一個ずつ小白斑があり足が赤いのが特徴で、これまた独特の雰囲気を持っていました。
遠くの岩礁の上にいたケイマフリ。遠くても独特の目の周りの白さが目立ちます・・・

飛び出しの瞬間。

ケイマフリは海面近くを低く直線的に飛んでいきました。

真っ赤な足が印象的です。

今日はネイチャクルーズで出会ったケイマフリをご紹介しましたが、アイヌ語でケマは「脚」、フレは「赤い」の名前の通り水掻きがある赤い脚は遠くから見てもよく目立ちました・・・
ケイマフリは昨日ご紹介したエトピリカ同様大型のウミスズメの一種で、夏羽では全身はほとんど黒、目の周囲が白く、嘴の基部に一個ずつ小白斑があり足が赤いのが特徴で、これまた独特の雰囲気を持っていました。
遠くの岩礁の上にいたケイマフリ。遠くても独特の目の周りの白さが目立ちます・・・

飛び出しの瞬間。

ケイマフリは海面近くを低く直線的に飛んでいきました。

真っ赤な足が印象的です。

今日はネイチャクルーズで出会ったケイマフリをご紹介しましたが、アイヌ語でケマは「脚」、フレは「赤い」の名前の通り水掻きがある赤い脚は遠くから見てもよく目立ちました・・・
北海道の海鳥・・・エトピリカ
北海道シリーズの続きで、今日はネイチャークルーズで出会った人気の海鳥、エトピリカをご紹介します。
エトピリカは北海道のごく限られた海域で繁殖する体長39cm程の大型のウミスズメの一種で、体は黒く、夏羽では額、目の周囲が白く、目の上から黄白色の房状の飾り羽が垂れているほか、嘴は赤と黄緑色で縦に平たく、足は赤という独特の風貌をした人気の鳥として知られています。
この日は運よくクルーズの途中で何回も出会うことができましたが、近くで見ると、まさにそのような特徴を持った何とも不思議な海鳥でした。

仲良く2羽で海上に浮かんでいました。



船が近づくと海面から飛び立っていきます。飛びだしの瞬間・・・

飛び立つと真っ赤な足が目立ちます・・・

今日はネイチャークルーズで出会った人気のエトピリカをご紹介しましたが、アイヌ語でエトは「嘴」、ピリカは「美しい」の通り、嘴はきれいな赤色をしていました。余談ですが、繁殖期が終わると嘴の基部は暗褐色、それより先は赤褐色になり、飾り羽も抜け落ちて地味な色合いになってしまうようです・・・
エトピリカは北海道のごく限られた海域で繁殖する体長39cm程の大型のウミスズメの一種で、体は黒く、夏羽では額、目の周囲が白く、目の上から黄白色の房状の飾り羽が垂れているほか、嘴は赤と黄緑色で縦に平たく、足は赤という独特の風貌をした人気の鳥として知られています。
この日は運よくクルーズの途中で何回も出会うことができましたが、近くで見ると、まさにそのような特徴を持った何とも不思議な海鳥でした。

仲良く2羽で海上に浮かんでいました。



船が近づくと海面から飛び立っていきます。飛びだしの瞬間・・・

飛び立つと真っ赤な足が目立ちます・・・

今日はネイチャークルーズで出会った人気のエトピリカをご紹介しましたが、アイヌ語でエトは「嘴」、ピリカは「美しい」の通り、嘴はきれいな赤色をしていました。余談ですが、繁殖期が終わると嘴の基部は暗褐色、それより先は赤褐色になり、飾り羽も抜け落ちて地味な色合いになってしまうようです・・・
北海道の草原を彩る鳥たち・・・カッコウ
サンコウチョウの巣立ち
サンコウチョウの巣立ちが見たくて再び現地を訪れました。待つこと数時間、ようやく雛たちが巣立ち始めました。
今日はそんな巣立ちの状況をご紹介します。
今日が巣立ちの日と決めていたのか、最初のうちは頻繁に餌を運んでいましたが、その後、餌はあまり与えなくなりました。巣立ちを促しているのでしょうか・・・
最初のうちはよく餌を運んでいたお父さん


体を軽くするためなのか、盛んに雛の糞を口に咥えて捨てに行っていました。

その後も盛んに雛のところにやって来て巣立ちを促しているようでした。

お母さんの方も何度もやって来て巣立ちを促しているようです。


いよいよ巣立ちをするのか、4羽の雛たちも巣から身を乗り出し盛んに羽ばたきの練習をしていました。

今にも飛び立つのか、雛の1羽はすでに巣から飛び出し枝にとまっていました。そしてこの直後、2羽の雛が巣から飛び出していきました。

残った雛に巣立ちを促していたお父さん


こちらは巣立ち後の雛の様子を見に来たお母さん。雛は盛んに餌をねだっていました。

早速、餌を運んできたお母さん


今回、運よくサンコウチョウの巣立ちに出会うことができましたが、未知の世界に飛び出す雛たちの気持ちはいかほどのものでしょうか。この先、雛たちにとっても多くの困難が待ち受けていると思いますが、何とか無事に育ってほしいものです・・・
今日はそんな巣立ちの状況をご紹介します。
今日が巣立ちの日と決めていたのか、最初のうちは頻繁に餌を運んでいましたが、その後、餌はあまり与えなくなりました。巣立ちを促しているのでしょうか・・・
最初のうちはよく餌を運んでいたお父さん


体を軽くするためなのか、盛んに雛の糞を口に咥えて捨てに行っていました。

その後も盛んに雛のところにやって来て巣立ちを促しているようでした。

お母さんの方も何度もやって来て巣立ちを促しているようです。


いよいよ巣立ちをするのか、4羽の雛たちも巣から身を乗り出し盛んに羽ばたきの練習をしていました。

今にも飛び立つのか、雛の1羽はすでに巣から飛び出し枝にとまっていました。そしてこの直後、2羽の雛が巣から飛び出していきました。

残った雛に巣立ちを促していたお父さん


こちらは巣立ち後の雛の様子を見に来たお母さん。雛は盛んに餌をねだっていました。

早速、餌を運んできたお母さん


今回、運よくサンコウチョウの巣立ちに出会うことができましたが、未知の世界に飛び出す雛たちの気持ちはいかほどのものでしょうか。この先、雛たちにとっても多くの困難が待ち受けていると思いますが、何とか無事に育ってほしいものです・・・
雛の面倒を見るサンコウチョウ
サンコウチョウ、雛が育っています
営巣中のサンコウチョウ
久し振りのアカショウビン
このところ猛暑が続いていますが、アカショウビンに会いたくて避暑を兼ね少しばかり遠征してきました。
待つこと暫し、ようやくその美しい姿を見せてくれました。
今にも雨が降りそうで薄暗く距離もありましたが、キョロロロ・・・と鳴きながら姿を見せてくれたアカショウビンのオス。久し振りのアカショウビンに思わず息を殺してシャッターを押していました。


こちらはオスと入れ代りに池にやって来たアカショウビンのメス。

池の中には好物のカエルやオタマジャクシがいるようで、水面を見て狙いを定めています・・・

ピンボケですが、飛び込みの瞬間。

水中からの飛び出し・・・




今日は長時間待った末ようやく会えたアカショウビンをご紹介しましたが、久し振りのアカショウビンは実に美しく、この日は美味しいお酒を飲むことができました。欲を言えば今度はもう少し近距離で明るい場所で見てみたいものです・・・
待つこと暫し、ようやくその美しい姿を見せてくれました。
今にも雨が降りそうで薄暗く距離もありましたが、キョロロロ・・・と鳴きながら姿を見せてくれたアカショウビンのオス。久し振りのアカショウビンに思わず息を殺してシャッターを押していました。


こちらはオスと入れ代りに池にやって来たアカショウビンのメス。

池の中には好物のカエルやオタマジャクシがいるようで、水面を見て狙いを定めています・・・

ピンボケですが、飛び込みの瞬間。

水中からの飛び出し・・・




今日は長時間待った末ようやく会えたアカショウビンをご紹介しましたが、久し振りのアカショウビンは実に美しく、この日は美味しいお酒を飲むことができました。欲を言えば今度はもう少し近距離で明るい場所で見てみたいものです・・・
稀な旅鳥シベリアオオハシシギ
北海道シリーズの途中ですが、今日は稀な旅鳥として春秋の渡りの時期に少数が飛来するとされるシベリアオオハシシギに会ってきましたのでご紹介します。
シベリアオオハシシギは体長約33cmとオオハシシギ(体長約29cm)より若干大きく、夏羽は体全体が赤褐色でオオハシシギとよく似ていますが、嘴と足が黒色で、足はオオハシシギ(黄緑色)より長いのが特徴のようです。
餌を探しながら池の中を歩き回っていたシベリアオオハシシギ。



尾羽を少し広げてくれました。

カルガモ幼鳥とのツーショット。

嘴を水中に差し入れ、盛んに餌を探していました。

アカアシシギ、アオアシシギ、セイタカシギとのフォーショット

コサギの後に従って・・・

アオアシシギ、セイタカシギと一緒に・・・

セイタカシギ、コサギ、アカアシシギ、アオアシシギとの揃い踏み

今日は稀な旅鳥シベリアオオハシシギをご紹介しましたが、夏羽のシベリアオオハシシギは鮮やかな赤褐色をしており、他の鳥たちの中でひときわ異彩を放っていました・・・
シベリアオオハシシギは体長約33cmとオオハシシギ(体長約29cm)より若干大きく、夏羽は体全体が赤褐色でオオハシシギとよく似ていますが、嘴と足が黒色で、足はオオハシシギ(黄緑色)より長いのが特徴のようです。
餌を探しながら池の中を歩き回っていたシベリアオオハシシギ。



尾羽を少し広げてくれました。

カルガモ幼鳥とのツーショット。

嘴を水中に差し入れ、盛んに餌を探していました。

アカアシシギ、アオアシシギ、セイタカシギとのフォーショット

コサギの後に従って・・・

アオアシシギ、セイタカシギと一緒に・・・

セイタカシギ、コサギ、アカアシシギ、アオアシシギとの揃い踏み

今日は稀な旅鳥シベリアオオハシシギをご紹介しましたが、夏羽のシベリアオオハシシギは鮮やかな赤褐色をしており、他の鳥たちの中でひときわ異彩を放っていました・・・
北海道の草原を彩る鳥たち・・・オオジシギ
北海道の草原の鳥の続きで、今日は訪れた草原や公園のあちこちで見かけたオオジシギをご紹介します。
オオジシギというとその独特のディスプレイ・フライトで有名ですが、とまる場所は電柱など人工物が多く、自然の枯れ木などにとまる姿はなかなか見ることができませんでした。今回、幸運にも地元の親切なバーダーの方から場所を教えてていただき、枯れ木にとまる姿をシャッターに収めることができました。
立ち枯れの木にとまるオオジシギ。

かなりトリミングしてみました。


こちらは別の場所で見かけたオオジシギ。ここでは案内板の杭にとまっていました。

この時期オオジシギは繁殖の真っ只中にあるようで、行く先々で独特のディスプレイ・フライトを見せてくれました。ズビーヤク、ズビーヤクと鳴きながら飛び回っていたオオジシギ。

そして、その後ザザザザ・・・という大きな尾音を立てて急降下を繰り返していました。

今日は北海道の草原でよく見かけたオオジシギをご紹介しましたが、夏の風物詩であるオオジシギのディスプレイ・フライトは何度見てもいいものです・・・
オオジシギというとその独特のディスプレイ・フライトで有名ですが、とまる場所は電柱など人工物が多く、自然の枯れ木などにとまる姿はなかなか見ることができませんでした。今回、幸運にも地元の親切なバーダーの方から場所を教えてていただき、枯れ木にとまる姿をシャッターに収めることができました。
立ち枯れの木にとまるオオジシギ。

かなりトリミングしてみました。


こちらは別の場所で見かけたオオジシギ。ここでは案内板の杭にとまっていました。

この時期オオジシギは繁殖の真っ只中にあるようで、行く先々で独特のディスプレイ・フライトを見せてくれました。ズビーヤク、ズビーヤクと鳴きながら飛び回っていたオオジシギ。

そして、その後ザザザザ・・・という大きな尾音を立てて急降下を繰り返していました。

今日は北海道の草原でよく見かけたオオジシギをご紹介しましたが、夏の風物詩であるオオジシギのディスプレイ・フライトは何度見てもいいものです・・・
北海道の草原を彩る鳥たち・・・ノビタキ
北海道の草原の鳥の続きで、今日は本州では夏の高原でよく見かけるノビタキをご紹介します。
ノビタキは日本では夏鳥として本州中部以北で繁殖するほか、旅鳥として全国を通過することが知られていますが、ここ北海道では草原の代表的な鳥のようで、草原の至るところで目にすることができました。
頭、背、尾の黒色と胸のオレンジ色の対比が美しい夏羽のオス。それにしても垂直な茎や枝などに実にうまくとまるものですね。



エゾノヨロイグサの上にとまったノビタキ。

こちらは上面が黒褐色で胸は淡褐色のメス。近くに営巣場所があるのか、餌を咥えてやって来ました。



ノビタキは子育て真っ最中なのか、オス、メスともに餌を咥えてよく草原を飛び交っていました。この時期ですと本州では標高の高い高原に行かないと見られないノビタキですが、ここ北海道では平地でも普通に見ることができます・・・
ノビタキは日本では夏鳥として本州中部以北で繁殖するほか、旅鳥として全国を通過することが知られていますが、ここ北海道では草原の代表的な鳥のようで、草原の至るところで目にすることができました。
頭、背、尾の黒色と胸のオレンジ色の対比が美しい夏羽のオス。それにしても垂直な茎や枝などに実にうまくとまるものですね。



エゾノヨロイグサの上にとまったノビタキ。

こちらは上面が黒褐色で胸は淡褐色のメス。近くに営巣場所があるのか、餌を咥えてやって来ました。



ノビタキは子育て真っ最中なのか、オス、メスともに餌を咥えてよく草原を飛び交っていました。この時期ですと本州では標高の高い高原に行かないと見られないノビタキですが、ここ北海道では平地でも普通に見ることができます・・・
北海道の草原を彩る鳥たち・・・コヨシキリ
北海道の草原の鳥の続きで、これまた草原の至る所で鳴いていたコヨシキリをご紹介します。
コヨシキリは夏鳥として主に本州以北に渡来し、北海道では低地の草原で繁殖することが知られていますが、ここ北海道では至る所で独特の賑やかな囀りを楽しむことができました。
葦にとまったコヨシキリ。オオヨシキりに比べるとかなり小振りで(体長約13.5cm)、鳴き声もオオヨシキリ程うるさくありません。

すっきりとした白い眉斑とバフ白色の下面がなかなかきれいでした。

同じような写真ばかりですが、盛んに囀っていたコヨシキリ。





今日は北海道の草原を彩るコヨシキリをご紹介しましたが、今回、何故かオオヨシキリはほとんど目にすることはありませんでした。同じ草原性の鳥でありながら彼らは微妙に棲み分けしているのでしょうか・・・
コヨシキリは夏鳥として主に本州以北に渡来し、北海道では低地の草原で繁殖することが知られていますが、ここ北海道では至る所で独特の賑やかな囀りを楽しむことができました。
葦にとまったコヨシキリ。オオヨシキりに比べるとかなり小振りで(体長約13.5cm)、鳴き声もオオヨシキリ程うるさくありません。

すっきりとした白い眉斑とバフ白色の下面がなかなかきれいでした。

同じような写真ばかりですが、盛んに囀っていたコヨシキリ。





今日は北海道の草原を彩るコヨシキリをご紹介しましたが、今回、何故かオオヨシキリはほとんど目にすることはありませんでした。同じ草原性の鳥でありながら彼らは微妙に棲み分けしているのでしょうか・・・
北海道の野鳥たち・・・夏羽のオオジュリン
北海道の草原の鳥の続きで、今日は訪れた原生花園や公園など、至るところで目にした夏羽のオオジュリンをご紹介します。
日本では秋冬には本州中部から九州までの低地の葦原にいるオオジュリンですが、夏場は繁殖のため北海道、東北北部などに移動するため、関東周辺ではなかなか見ることはできません。今回はそんなオオジュリンに出会うことができました。
すっかり夏羽に換羽したオオジュリンのオス。それにしても真っ黒な頭が印象的です。

雛への給餌のためか虫を咥えてやって来たオオジュリン。




こちらはオスの冬羽とよく似たメス。


今日は北海道の草原で出会った夏羽のオオジュリンをご紹介しましたが、オオジュリンもまた北海道の草原を彩る貴重な鳥と言えそうです・・・
日本では秋冬には本州中部から九州までの低地の葦原にいるオオジュリンですが、夏場は繁殖のため北海道、東北北部などに移動するため、関東周辺ではなかなか見ることはできません。今回はそんなオオジュリンに出会うことができました。
すっかり夏羽に換羽したオオジュリンのオス。それにしても真っ黒な頭が印象的です。

雛への給餌のためか虫を咥えてやって来たオオジュリン。




こちらはオスの冬羽とよく似たメス。


今日は北海道の草原で出会った夏羽のオオジュリンをご紹介しましたが、オオジュリンもまた北海道の草原を彩る貴重な鳥と言えそうです・・・
北海道の草原を彩る鳥たち・・・ベニマシコ
北海道の草原の鳥の続きで、日本では北海道と青森県の一部で繁殖するベニマシコをご紹介します。
秋冬には本州以南の低地から山地の低木林で生息するベニマシコですが、ここ北海道では夏の草原の代表的な鳥の一つで原生花園や公園など至る所で目にすることができました。
真っ赤な夏羽に換羽したベニマシコのオス。関東辺りで冬鳥として出会うときには「フィッ、フィホ」というような地鳴しか聞きませんが、繁殖期のこの時期では「チュル、チルチチー」いうような囀りがよく聞かれました。

こちらも真っ赤に変身したオス。

こちらはまだそれ程赤色が強くないオス。


エゾノヨロイグサにとまった若オス。

今日は北海道の草原で繁殖するベニマシコをご紹介しましたが、この時期、真っ赤な夏羽に換羽したベニマシコはまさに北海道の草原を彩る鳥でした・・・
秋冬には本州以南の低地から山地の低木林で生息するベニマシコですが、ここ北海道では夏の草原の代表的な鳥の一つで原生花園や公園など至る所で目にすることができました。
真っ赤な夏羽に換羽したベニマシコのオス。関東辺りで冬鳥として出会うときには「フィッ、フィホ」というような地鳴しか聞きませんが、繁殖期のこの時期では「チュル、チルチチー」いうような囀りがよく聞かれました。

こちらも真っ赤に変身したオス。

こちらはまだそれ程赤色が強くないオス。


エゾノヨロイグサにとまった若オス。

今日は北海道の草原で繁殖するベニマシコをご紹介しましたが、この時期、真っ赤な夏羽に換羽したベニマシコはまさに北海道の草原を彩る鳥でした・・・
北海道の草原を彩る鳥たち・・・ノゴマ
北海道の草原の鳥の続きで、今日は訪れた原生花園など至る所で目にしたノゴマをご紹介します。
ノゴマはコマドリと同じく小型ツグミ類の仲間で、野のコマドリということから名付けられたように草原で普通に見ることができ、北海道では平地から高山の低木林に住む夏鳥として知られています。
小木の上に出てきたノゴマのオス。鮮やかなルビー色の喉が遠目でもよく分かります。


そして時折、ピーヒョロ、ピーヒョロというような独特の囀りを奏でてくれました。




こちらはオスと行動を共にしていたノゴマのメス。メスは喉が白く地味な印象ですが、よくよく見るとすっきりとしてなかなかきれいな鳥です。

こちらは道路に出てきた番と思われる2羽。メスでも喉に少し赤味のある個体がいるようですが、左側のメスは正にそのような個体でした。

今日は北海道の草原を彩るノゴマをご紹介しましたが、関東では秋の渡りのシーズンに限られた場所に立ち寄る人気の鳥ですが、ここ北海道ではこの時期、草原の至る所で目にすることができました。やはりこの時期の北海道は華やぎがあり大変魅力的です・・・
ノゴマはコマドリと同じく小型ツグミ類の仲間で、野のコマドリということから名付けられたように草原で普通に見ることができ、北海道では平地から高山の低木林に住む夏鳥として知られています。
小木の上に出てきたノゴマのオス。鮮やかなルビー色の喉が遠目でもよく分かります。


そして時折、ピーヒョロ、ピーヒョロというような独特の囀りを奏でてくれました。




こちらはオスと行動を共にしていたノゴマのメス。メスは喉が白く地味な印象ですが、よくよく見るとすっきりとしてなかなかきれいな鳥です。

こちらは道路に出てきた番と思われる2羽。メスでも喉に少し赤味のある個体がいるようですが、左側のメスは正にそのような個体でした。

今日は北海道の草原を彩るノゴマをご紹介しましたが、関東では秋の渡りのシーズンに限られた場所に立ち寄る人気の鳥ですが、ここ北海道ではこの時期、草原の至る所で目にすることができました。やはりこの時期の北海道は華やぎがあり大変魅力的です・・・
北海道の草原を彩る鳥たち・・・シマセンニュウ
北海道の草原の鳥の続きで、今日はシマセンニュウをご紹介します。
今回の北海道ツアーでは幾つかの原生花園や公園を訪れましたが、行く先々で枯れ草や木々で囀っているシマセンニュウに出会うことができました。
枝にとまったシマセンニュウ。大きさや色彩はウグイスにも似ていますが、体はオリーブ褐色で下面が淡く、チュルルチュカチュカというような囀り飛翔をしながら草の中に急降下していく姿をよく見かけました。

小木のてっぺんで・・・


こちらはやや高い木の枝に止まって休んでいたシマセンニュウ。

今日は夏鳥として渡来し、北海道の草原で繁殖するシマセンニュウをご紹介しましたが、センニュウという名前は草むらの中を自在に動いて暮らしている様子が「仙人」のようであることから付けられたようですが、昨日ご紹介したマキノセンニュウといい、まさにそのように草の中を自在に動き回っていました・・・
今回の北海道ツアーでは幾つかの原生花園や公園を訪れましたが、行く先々で枯れ草や木々で囀っているシマセンニュウに出会うことができました。
枝にとまったシマセンニュウ。大きさや色彩はウグイスにも似ていますが、体はオリーブ褐色で下面が淡く、チュルルチュカチュカというような囀り飛翔をしながら草の中に急降下していく姿をよく見かけました。

小木のてっぺんで・・・


こちらはやや高い木の枝に止まって休んでいたシマセンニュウ。

今日は夏鳥として渡来し、北海道の草原で繁殖するシマセンニュウをご紹介しましたが、センニュウという名前は草むらの中を自在に動いて暮らしている様子が「仙人」のようであることから付けられたようですが、昨日ご紹介したマキノセンニュウといい、まさにそのように草の中を自在に動き回っていました・・・
北海道の草原を彩る鳥たち・・・マキノセンニュウ
北海道シリーズの続きで、今日はいろいろ探し回った挙句、ようやく見ることができたマキノセンニュウをご紹介します。
北海道の草原の鳥を代表するマキノセンニュウですが、その独特のチリリリリりという虫のような囀りは至るところで耳にしますが、草に潜ったままで姿はなかなか見せてくれません。しかし、鳥運はまだ残っていたようで、最終日になりようやくその姿を見ることができました。
この鳥はかなりナーバスな鳥のようで、そっと静かにしていないとなかなか出てきてくれません。我慢して待っているとようやくその愛らしい姿を見せてくれました。初見のマキノセンニュウは上面はヒメコウテンシのように淡いオリーブ褐色で、独特の黒褐色の縦斑が上面と胸、脇にもあり、一度見たら忘れられない美しい鳥でした。




こちらは別の場所で出てきたマキノセンニュウ。

こちらは雨上がりの直後、姿を見せてくれたマキノセンニュウ。雨のため羽根が濡れていました。

今日は北海道の草原を代表するマキノセンニュウをご紹介しましたが、苦労した挙句ようやく出会えたこの鳥は今回のツアーの最後を飾る忘れられない鳥となりました・・・
北海道の草原の鳥を代表するマキノセンニュウですが、その独特のチリリリリりという虫のような囀りは至るところで耳にしますが、草に潜ったままで姿はなかなか見せてくれません。しかし、鳥運はまだ残っていたようで、最終日になりようやくその姿を見ることができました。
この鳥はかなりナーバスな鳥のようで、そっと静かにしていないとなかなか出てきてくれません。我慢して待っているとようやくその愛らしい姿を見せてくれました。初見のマキノセンニュウは上面はヒメコウテンシのように淡いオリーブ褐色で、独特の黒褐色の縦斑が上面と胸、脇にもあり、一度見たら忘れられない美しい鳥でした。




こちらは別の場所で出てきたマキノセンニュウ。

こちらは雨上がりの直後、姿を見せてくれたマキノセンニュウ。雨のため羽根が濡れていました。

今日は北海道の草原を代表するマキノセンニュウをご紹介しましたが、苦労した挙句ようやく出会えたこの鳥は今回のツアーの最後を飾る忘れられない鳥となりました・・・
子供を守るオジロワシ
北海道ツアーの続きで、今日は子育て真っ最中のオジロワシをご紹介します。
営巣中のオジロワシがいるということで現地を訪れました。遠くの営巣場所を見るとどうやら2羽の幼鳥がいるようで、親から与えられた餌を盛んに食べていましたが、食べ終わると少し顔を持ち上げてくれました。

そして、もう1羽の幼鳥の方に少し近づいていきました。

こちらは少し離れた場所でじっと子供をを見守っていた親鳥。

そんな時、突然3羽程のカラスが親鳥にちょっかいを出しにやって来ました。カラスを威嚇するオジロワシ。

後ろにいるカラスにも盛んに威嚇していました。カラスは執拗にちょっかいを出していましたが、そのうち諦めて飛び去っていきました。

今日はカラスから子供を守るオジロワシの親鳥をご紹介しましたが、幼鳥たちはそんな親鳥の苦労は知らないとばかりに無邪気に動き回っていました・・・
営巣中のオジロワシがいるということで現地を訪れました。遠くの営巣場所を見るとどうやら2羽の幼鳥がいるようで、親から与えられた餌を盛んに食べていましたが、食べ終わると少し顔を持ち上げてくれました。

そして、もう1羽の幼鳥の方に少し近づいていきました。

こちらは少し離れた場所でじっと子供をを見守っていた親鳥。

そんな時、突然3羽程のカラスが親鳥にちょっかいを出しにやって来ました。カラスを威嚇するオジロワシ。

後ろにいるカラスにも盛んに威嚇していました。カラスは執拗にちょっかいを出していましたが、そのうち諦めて飛び去っていきました。

今日はカラスから子供を守るオジロワシの親鳥をご紹介しましたが、幼鳥たちはそんな親鳥の苦労は知らないとばかりに無邪気に動き回っていました・・・
初見のヤマゲラ
子育て真っ最中のエゾライチョウ
日本では北海道でしか見られないエゾライチョウを求めて山地を探し回りましたが、幸い子育て真っ最中の親子に出会うことができました。
最初は枝止まりのエゾライチョウです。喉が褐色で、上面は褐色で黒褐色の斑があることからメスと思われえます。

同じく枝止まり

こちらは小さな雛を従えたエゾライチョウ。こっちに来るようにと促しているようです・・・



よく見ると雛は全部で3羽いましたが、こちらの写真はその内の2羽。

雛を大きくトリミングしてみました。全体に褐色で、黒褐色の過眼線を見てとることができます。

今日は日本では北海道でしか見ることのできないエゾライチョウをご紹介しましたが、今回のツアーでは見られない可能性も相当高いと思っていただけに、出会えた時の喜びはひとしおでした・・・
最初は枝止まりのエゾライチョウです。喉が褐色で、上面は褐色で黒褐色の斑があることからメスと思われえます。

同じく枝止まり

こちらは小さな雛を従えたエゾライチョウ。こっちに来るようにと促しているようです・・・



よく見ると雛は全部で3羽いましたが、こちらの写真はその内の2羽。

雛を大きくトリミングしてみました。全体に褐色で、黒褐色の過眼線を見てとることができます。

今日は日本では北海道でしか見ることのできないエゾライチョウをご紹介しましたが、今回のツアーでは見られない可能性も相当高いと思っていただけに、出会えた時の喜びはひとしおでした・・・
子育てに忙しいクマゲラ
気の合った鳥仲間と一緒に北海道へ撮影旅行に行ってきました。鳥だけを目的の北海道ツアーは今回が初めてでしたが、予想以上に多くの野鳥を見ることができ大満足で帰ってきました。ということで、今日から暫くの間、北海道で出会った鳥たちを紹介していきたいと思います。
最初は苦労した挙句ようやく見ることができた営巣中のクマゲラです。数日前に雛がヘビに襲われたということで別の場所に行きましたが見ることができません。何とか姿だけでも見たいと思い、ヘビに襲われたポイントを訪れたところ幸い難を逃れた雛がまだ残っており、給餌の様子を観察することができました。
雛への給餌のため突然やって来たクマゲラ。この時は息を殺して夢中でシャッターを押していましたが、後でよく見ると後頭部のみが赤いことからお母さんであることが分かりました。

雛に餌をあげるお母さん。クマゲラは雛でも雌雄の判別ができ、この雛は前頭部から赤いことからオスであることが分かります。

この1羽に餌をあげた後、今度は頭を巣穴に突っ込んで餌やりをしていました。奥に更にもう1羽いるのでしょうか・・・

お母さんが給餌を行った後、暫くすると今度はお父さんが給餌にやって来ました。

メスとは異なり頭全体が真っ赤です。

先ほどと同じように今度も同じ雛が餌をねだっています。

餌やりを終えた後、巣穴から離れたお父さん。巣穴の中にはもう1羽(右側)の雛が確認できました。この雛は前頭部が赤くないことからメスだと思われました。

今回は苦労した挙句ようやく見ることができたクマゲラの親子をご紹介しましたが、初見のクマゲラは思った以上に大きく存在感がありました。それにしてもヘビに襲われた時、雛たちの恐怖はいかほどのものだったのでしょうか? 弱肉強食の世界とはいえ厳しい自然界の掟を考えさせられる今回の出会いでした・・・
最初は苦労した挙句ようやく見ることができた営巣中のクマゲラです。数日前に雛がヘビに襲われたということで別の場所に行きましたが見ることができません。何とか姿だけでも見たいと思い、ヘビに襲われたポイントを訪れたところ幸い難を逃れた雛がまだ残っており、給餌の様子を観察することができました。
雛への給餌のため突然やって来たクマゲラ。この時は息を殺して夢中でシャッターを押していましたが、後でよく見ると後頭部のみが赤いことからお母さんであることが分かりました。

雛に餌をあげるお母さん。クマゲラは雛でも雌雄の判別ができ、この雛は前頭部から赤いことからオスであることが分かります。

この1羽に餌をあげた後、今度は頭を巣穴に突っ込んで餌やりをしていました。奥に更にもう1羽いるのでしょうか・・・

お母さんが給餌を行った後、暫くすると今度はお父さんが給餌にやって来ました。

メスとは異なり頭全体が真っ赤です。

先ほどと同じように今度も同じ雛が餌をねだっています。

餌やりを終えた後、巣穴から離れたお父さん。巣穴の中にはもう1羽(右側)の雛が確認できました。この雛は前頭部が赤くないことからメスだと思われました。

今回は苦労した挙句ようやく見ることができたクマゲラの親子をご紹介しましたが、初見のクマゲラは思った以上に大きく存在感がありました。それにしてもヘビに襲われた時、雛たちの恐怖はいかほどのものだったのでしょうか? 弱肉強食の世界とはいえ厳しい自然界の掟を考えさせられる今回の出会いでした・・・
ボルネオの鳥たち・・・シロガシラトビ
ボルネオシリーズの最後に、今日はコナキタバル市内で出会ったシロガシラトビをご紹介します。
シロガシラトビはインドから中国、東南アジア、オーストラリア、ソロモン諸島に分布する上半身が白い美しいトビですが、前回当地を訪れた時には近くで見ることができず、出会いを待ち望んでいました。今回車で移動中に上空を旋回しているシロガシラトビを発見し何とかカメラに収めることができました。
500mmレンズを急遽手持ちで撮ったためブレブレの写真ですが、取り敢えず初撮りすることができました。




ボルネオシリーズの最後に、今日はようやく撮れたシロガシラトビをご紹介しましたが、今度は三脚を使ってもう少しまともな写真を撮りたいものです・・・
今日まで長々とボルネオの鳥たちにお付き合いいただきありがとうございました。
今年に入って2度目のボルネオでしたが、今回は時間的にも少しゆとりを持って回ることができたお陰で最初の時より多くの鳥を見ることができました。また、今回は残念がら出会いが叶いませんでしたが、ボルネオにはヤイロチョウやその仲間も生息しており、次回はぜひ彼らを探しに訪れてみたいものだと思いながら現地を後にしました・・・
シロガシラトビはインドから中国、東南アジア、オーストラリア、ソロモン諸島に分布する上半身が白い美しいトビですが、前回当地を訪れた時には近くで見ることができず、出会いを待ち望んでいました。今回車で移動中に上空を旋回しているシロガシラトビを発見し何とかカメラに収めることができました。
500mmレンズを急遽手持ちで撮ったためブレブレの写真ですが、取り敢えず初撮りすることができました。




ボルネオシリーズの最後に、今日はようやく撮れたシロガシラトビをご紹介しましたが、今度は三脚を使ってもう少しまともな写真を撮りたいものです・・・
今日まで長々とボルネオの鳥たちにお付き合いいただきありがとうございました。
今年に入って2度目のボルネオでしたが、今回は時間的にも少しゆとりを持って回ることができたお陰で最初の時より多くの鳥を見ることができました。また、今回は残念がら出会いが叶いませんでしたが、ボルネオにはヤイロチョウやその仲間も生息しており、次回はぜひ彼らを探しに訪れてみたいものだと思いながら現地を後にしました・・・