東アフリカの鳥たち・・・ダチョウ
石垣島探鳥記などを予約投稿している間、東アフリカ(ケニア、タンザニア)のサファリに参加してきました。今回のツアーは動物がメインであったため、じっくり野鳥観察という訳にはいきませんでしたが、それでも予想を上回る120種を超える野鳥を撮影することができました。という訳で今日から暫くの間、現地で出会った鳥たちをご紹介していきたいと思います。
最初は現存の鳥類の中では最大のダチョウをご紹介します。ダチョウと言うと真っ先にオーストラリアが頭に浮かんできますが、本来の生息域はアフリカ大陸であり、オーストラリアは後に移入された場所であります。
湖の中を移動していたダチョウの群。羽色の黒いほうがオスで大きさもメスより若干大きいようです。

こちらはサバンナを1羽で歩いていたオス。体長は2.5mくらいあり、間近で見るととても迫力があります。


国立公園や自然保護区は未舗装であるため、サファリカーが通るとこのように土埃が舞い上がります・・・

オスのアップ写真

こちらは道路で休んでいたメス。

車が近づくと立ち上がって歩き始めました。こうして見ると太腿の筋肉の太さに圧倒されます。



今日は現存の鳥としては世界最大のダチョウをご紹介しましたが、ダチョウは飛ぶことをやめた代わりに肉食獣から逃れるための強い脚力を獲得したものと思われ、普段は羽根の下に隠れているあの太腿は何とも迫力がありました・・・
最初は現存の鳥類の中では最大のダチョウをご紹介します。ダチョウと言うと真っ先にオーストラリアが頭に浮かんできますが、本来の生息域はアフリカ大陸であり、オーストラリアは後に移入された場所であります。
湖の中を移動していたダチョウの群。羽色の黒いほうがオスで大きさもメスより若干大きいようです。

こちらはサバンナを1羽で歩いていたオス。体長は2.5mくらいあり、間近で見るととても迫力があります。


国立公園や自然保護区は未舗装であるため、サファリカーが通るとこのように土埃が舞い上がります・・・

オスのアップ写真

こちらは道路で休んでいたメス。

車が近づくと立ち上がって歩き始めました。こうして見ると太腿の筋肉の太さに圧倒されます。



今日は現存の鳥としては世界最大のダチョウをご紹介しましたが、ダチョウは飛ぶことをやめた代わりに肉食獣から逃れるための強い脚力を獲得したものと思われ、普段は羽根の下に隠れているあの太腿は何とも迫力がありました・・・
暗色型のコサギ
暗色型のコサギが飛来しているとの情報をいただき早速現地を訪れました。暗色型のコサギは先月訪れた石垣島でも暫くいたようですが、私が行った時には既に抜けた後であり、一度は見てみたいと思っていた鳥でもありました。
川の堰近くにいた暗色型のコサギは全身が暗灰色である点を除けば夏羽のコサギとほぼ一緒で、普通のコサギとは距離を置いて行動していていました。
堰の近くにやって来た暗色型のコサギ。夏羽のコサギ同様、後頭からは2本の長い冠羽が出ていました。



飛び出し


こちらは普通のコサギとのツーショット。体色を除いてほぼ同じであることがよく分かります。

やはりここでも普通のコサギとは一線を引き単独で行動していました。

飛び出し

今日はアフリカ東部とマダガスカルでは稀に見られ、北半球では珍しいとされるる暗色型のコサギをご紹介しましたが、このところのたび重なる台風の影響なのかここ関東でもこの珍鳥を見ることができました。台風シーズンは珍鳥に出会えるまたとない機会を与えてくれるようです・・・
川の堰近くにいた暗色型のコサギは全身が暗灰色である点を除けば夏羽のコサギとほぼ一緒で、普通のコサギとは距離を置いて行動していていました。
堰の近くにやって来た暗色型のコサギ。夏羽のコサギ同様、後頭からは2本の長い冠羽が出ていました。



飛び出し


こちらは普通のコサギとのツーショット。体色を除いてほぼ同じであることがよく分かります。

やはりここでも普通のコサギとは一線を引き単独で行動していました。

飛び出し

今日はアフリカ東部とマダガスカルでは稀に見られ、北半球では珍しいとされるる暗色型のコサギをご紹介しましたが、このところのたび重なる台風の影響なのかここ関東でもこの珍鳥を見ることができました。台風シーズンは珍鳥に出会えるまたとない機会を与えてくれるようです・・・
コアジサシとアジサシ
群れでやって来たキョウジョシギ
トウネンの幼鳥
メダイチドリとオオメダイチドリ
昨日の続きで、今日は同じく干潟で見かけたメダイチドリとオオメダイチドリをご紹介します。
最初はメダイチドリです。まだ赤味が残っていることから、冬羽に換羽中の個体と思われます。

ゴカイが好物のようです。

こちらはかなり冬羽に近い個体。この日メダイチドリは10羽程度目にしましたが、個体によって換羽の状態が微妙に異なっていました。

こちらはメダイチドリの中に1羽だけ混じっていたオオメダイチドリ。メダイチドリより体が一回り大きく、嘴と足が長く脚は黄褐色をしていました。



オオメダイチドリもゴカイが好物のようで、うまく餌を探し当てていました。


今日は干潟で出会ったメダイチドリとオオメダイチドリをご紹介しましたが、昨日ご紹介したコオバシギ同様、オオメダイチドリも飛来数は少ないようですので、一緒に見られたのは大変ラッキーでした・・・
最初はメダイチドリです。まだ赤味が残っていることから、冬羽に換羽中の個体と思われます。

ゴカイが好物のようです。

こちらはかなり冬羽に近い個体。この日メダイチドリは10羽程度目にしましたが、個体によって換羽の状態が微妙に異なっていました。

こちらはメダイチドリの中に1羽だけ混じっていたオオメダイチドリ。メダイチドリより体が一回り大きく、嘴と足が長く脚は黄褐色をしていました。



オオメダイチドリもゴカイが好物のようで、うまく餌を探し当てていました。


今日は干潟で出会ったメダイチドリとオオメダイチドリをご紹介しましたが、昨日ご紹介したコオバシギ同様、オオメダイチドリも飛来数は少ないようですので、一緒に見られたのは大変ラッキーでした・・・
オバシギとコオバシギ
石垣島から帰ってから久し振りに干潟へ渡り鳥の様子を見に行ってきました。今日はその時出会ったオバシギとコオバシギをご紹介します。
潮の引いた遠浅の海の先にはコアジサシの群れがとまっていましたが、その中に10数羽のオバシギの群れが混じっていました。

こちらはトリミング画像。オバシギの中にミユビシギも混じっていました。

更に大きくトリミングしてみました。オバシギの名前は腰を丸めたような太めの体型やゆったりとした動作から、姥(うば)を連想して付けられたようですが、そういう目で見ると確かにそのようにも見えますね・・・


こちらは早朝、キョウジョシギやトウネンの群れの中に1羽だけ混じっていたコオバシギの幼鳥。オバシギとよく似ていますが、体が一回り小さく体の上面は灰色がかって見え、脚は黄色っぽいのが特徴のようです。




飛び出しが偶然撮れました・・・

今日はオバシギとコオバシギをご紹介しましたが、コオバシギの飛来数は少ないようですので、同じ日に見られたのは大変幸運でした・・・
潮の引いた遠浅の海の先にはコアジサシの群れがとまっていましたが、その中に10数羽のオバシギの群れが混じっていました。

こちらはトリミング画像。オバシギの中にミユビシギも混じっていました。

更に大きくトリミングしてみました。オバシギの名前は腰を丸めたような太めの体型やゆったりとした動作から、姥(うば)を連想して付けられたようですが、そういう目で見ると確かにそのようにも見えますね・・・


こちらは早朝、キョウジョシギやトウネンの群れの中に1羽だけ混じっていたコオバシギの幼鳥。オバシギとよく似ていますが、体が一回り小さく体の上面は灰色がかって見え、脚は黄色っぽいのが特徴のようです。




飛び出しが偶然撮れました・・・

今日はオバシギとコオバシギをご紹介しましたが、コオバシギの飛来数は少ないようですので、同じ日に見られたのは大変幸運でした・・・
石垣島の野鳥たち・・・シマキンパラとセッカ
今日まで石垣島の鳥たちを長々とご覧いただきありがとうございました。石垣島探鳥記の最後に、島内の草地で出会ったシマキンパラとセッカをご紹介します。
最初はシマキンパラです。シマキンパラは飼鳥が野生化した鳥と考えられていますが、どのよな経緯でここ石垣島に持ち込まれたかは定かではありませんが、島内の草地では相当数が繁殖しているようです。
シマキンパラのシマは「島」ではなく、「縞」からきているとのことですが、確かに胸や脇には細かい縞模様が見られました。


こちらは在来種のセッカ。田圃周辺の草地の至るところで特有の空中飛翔をしたり、草の中では写真のように器用に草の茎にとまっていました。


今日まで長々と石垣島探鳥記をご覧いただきありがとうございました。今回の石垣島はやや季節外れということもあり、あまり多くは期待していませんでしたが、石垣島ならではの野鳥をはじめ、渡り鳥など、予想以上に多くの鳥を見ることができ大変充実した鳥見となりました。今回初め訪れた石垣島でしたが、できれば今度は時期を変えて訪れてみたいと思います・・・
最初はシマキンパラです。シマキンパラは飼鳥が野生化した鳥と考えられていますが、どのよな経緯でここ石垣島に持ち込まれたかは定かではありませんが、島内の草地では相当数が繁殖しているようです。
シマキンパラのシマは「島」ではなく、「縞」からきているとのことですが、確かに胸や脇には細かい縞模様が見られました。


こちらは在来種のセッカ。田圃周辺の草地の至るところで特有の空中飛翔をしたり、草の中では写真のように器用に草の茎にとまっていました。


今日まで長々と石垣島探鳥記をご覧いただきありがとうございました。今回の石垣島はやや季節外れということもあり、あまり多くは期待していませんでしたが、石垣島ならではの野鳥をはじめ、渡り鳥など、予想以上に多くの鳥を見ることができ大変充実した鳥見となりました。今回初め訪れた石垣島でしたが、できれば今度は時期を変えて訪れてみたいと思います・・・
石垣島の野鳥たち・・・コウライキジとインドクジャク
石垣島探鳥記の続きで、今日は何れも島内に持ち込まれた外来種、コウライキジとインドクジャクをご紹介します。
最初はコウライキジです。コウライキジはもともと石垣島にはいなく、後に放鳥された鳥だそうですが、現在その数を増やしているようで、島内の至るところで目にしました。
オスのコウライキジは首に白い輪があり、胸から腹は橙褐色で、上面も橙褐色味が強いという特徴を持っていました。



こちらはコウライキジのメス。メスのほうはニホンキジのメスとあまり変わらないようです。

次はインドクジャクです。こちらは観賞用として飼育されていたものが檻から逃げ出し、それが異常繁殖し現在では害鳥として厄介者扱いされているようです。クジャクに罪はないと思いますが・・・
というインドクジャクですが、見た目にはとても美しい鳥でした。


今日は何れも島内に持ち込まれた外来種、コウライキジとインドクジャクをご紹介しましたが、両者ともに島の環境が合っているのか異常繁殖しているようで、何れも厄介者扱いを受けているそうです。これ等の野鳥に限らず、外来生物は在来種の生息あるいは生育に大きな影響を与えることが懸念されていますが、罰則を厳しくするなど、持ち込まないためのより強い規制が必要ではないかと思うのですが・・・
最初はコウライキジです。コウライキジはもともと石垣島にはいなく、後に放鳥された鳥だそうですが、現在その数を増やしているようで、島内の至るところで目にしました。
オスのコウライキジは首に白い輪があり、胸から腹は橙褐色で、上面も橙褐色味が強いという特徴を持っていました。



こちらはコウライキジのメス。メスのほうはニホンキジのメスとあまり変わらないようです。

次はインドクジャクです。こちらは観賞用として飼育されていたものが檻から逃げ出し、それが異常繁殖し現在では害鳥として厄介者扱いされているようです。クジャクに罪はないと思いますが・・・
というインドクジャクですが、見た目にはとても美しい鳥でした。


今日は何れも島内に持ち込まれた外来種、コウライキジとインドクジャクをご紹介しましたが、両者ともに島の環境が合っているのか異常繁殖しているようで、何れも厄介者扱いを受けているそうです。これ等の野鳥に限らず、外来生物は在来種の生息あるいは生育に大きな影響を与えることが懸念されていますが、罰則を厳しくするなど、持ち込まないためのより強い規制が必要ではないかと思うのですが・・・
石垣島の野鳥たち・・・ムナグロとキョウジョシギ
石垣島探鳥記の続きで、こちらも島内の至るところで目にしたムナグロとキョウジョシギをご紹介します。
最初はムナグロです。ムナグロは日に日に増えているようで、このように群れになって田圃にやって来ていました。

こちらは冬羽に換羽中のムナグロ。ムナグロの名前は夏羽のオスの胸から腹が黒いことから名付けられたようですが、英名ではGolden Ploverと言い、背中の黄金色の斑に注目して名付けられたようです。


ムナグロは田圃だけでなく、ツバメチドリやツメナガセキレイがいた堆肥がまかれた畑地にもやって来ていました。


最後は干潟や畑地で何度も出会ったキョウジョシギです。華やかな夏羽を京都の女性(京女)に例えて名付けられたようですが、確かに華やかな色をしていますね・・・


ツバメチドリのいた畑地に来ていたキョウジョシギ。水辺だけではないのですね・・・

石垣島で出会ったシギ・チドリのご紹介は今回で最後になりますが、多くを期待せずに訪れた今回の石垣島
でしたが、予想以上に多くのシギ・チドリを見ることができ、大変充実した鳥見となりました・・・
最初はムナグロです。ムナグロは日に日に増えているようで、このように群れになって田圃にやって来ていました。

こちらは冬羽に換羽中のムナグロ。ムナグロの名前は夏羽のオスの胸から腹が黒いことから名付けられたようですが、英名ではGolden Ploverと言い、背中の黄金色の斑に注目して名付けられたようです。


ムナグロは田圃だけでなく、ツバメチドリやツメナガセキレイがいた堆肥がまかれた畑地にもやって来ていました。


最後は干潟や畑地で何度も出会ったキョウジョシギです。華やかな夏羽を京都の女性(京女)に例えて名付けられたようですが、確かに華やかな色をしていますね・・・


ツバメチドリのいた畑地に来ていたキョウジョシギ。水辺だけではないのですね・・・

石垣島で出会ったシギ・チドリのご紹介は今回で最後になりますが、多くを期待せずに訪れた今回の石垣島
でしたが、予想以上に多くのシギ・チドリを見ることができ、大変充実した鳥見となりました・・・
石垣島の野鳥たち・・・アカアシシギとアオアシシギ、コアオアシシギ
石垣島探鳥記の続きで、今日はアカアシシギとアオアシシギ、コアオアシシギをご紹介します。
最初は島内の至るところで出会ったアカアシシギです。この時期、冬羽に換羽しているようで、嘴基部や足の鮮やかな赤色は見られませんでした。



次はこちらも島内の至るところで目にしたアオアシシギです。この個体は顔から首、胸にかけて白地に黒の縦斑が見られることから夏羽のアオアシシギと思われます。

こちらは顔から首、胸にかけて黒の縦斑が見られないことから冬羽のアオアシシギと思われます。


こちらは最初見た時はアオアシシギかと思いましたが、嘴が細くて足が非常に長いことから冬羽のコアオアシシギと思われました。


今日は石垣島で出会ったアカアシシギとアオアシシギ、コアオアシシギをご紹介しましたが、よく似たこれらシギ・チドリ類を識別しながら観察するのは実に楽しいことでもありました・・・
最初は島内の至るところで出会ったアカアシシギです。この時期、冬羽に換羽しているようで、嘴基部や足の鮮やかな赤色は見られませんでした。



次はこちらも島内の至るところで目にしたアオアシシギです。この個体は顔から首、胸にかけて白地に黒の縦斑が見られることから夏羽のアオアシシギと思われます。

こちらは顔から首、胸にかけて黒の縦斑が見られないことから冬羽のアオアシシギと思われます。


こちらは最初見た時はアオアシシギかと思いましたが、嘴が細くて足が非常に長いことから冬羽のコアオアシシギと思われました。


今日は石垣島で出会ったアカアシシギとアオアシシギ、コアオアシシギをご紹介しましたが、よく似たこれらシギ・チドリ類を識別しながら観察するのは実に楽しいことでもありました・・・
石垣島の野鳥たち・・・サルハマシギとクサシギ、タマシギ
石垣島探鳥記の続きで、今日は田圃で出会ったサルハマシギとクサシギ、タマシギをご紹介します。
最初は冬羽のサルハマシギです。ハマシギにも似ていますが、嘴の長さがハマシギより長めであることからサルハマシギと思われます。右にいるのはトウネン。


次は冬羽のクサシギです。タカブシギにも似ていますが、上面が黒っぽく、眉斑が短く目の上あたりまでしかないことからクサシギと思われます。

最後は荒れた田圃で出会ったタマシギです。最初に現れたのはオスより美しいとされているメスのほうでしたが、その後、番で現れてくれました。

こうして一緒に並ぶと、喉から胸にかけて赤褐色をしたメスのほうがやはり美しく見えますね・・・


今日は石垣島の田圃で出会ったサルハマシギとクサシギ、タマシギをご紹介しましたが、この時期、田圃では実にいろいろな種類のシギチを見ることができ、楽しい鳥見となりました・・・
最初は冬羽のサルハマシギです。ハマシギにも似ていますが、嘴の長さがハマシギより長めであることからサルハマシギと思われます。右にいるのはトウネン。


次は冬羽のクサシギです。タカブシギにも似ていますが、上面が黒っぽく、眉斑が短く目の上あたりまでしかないことからクサシギと思われます。

最後は荒れた田圃で出会ったタマシギです。最初に現れたのはオスより美しいとされているメスのほうでしたが、その後、番で現れてくれました。

こうして一緒に並ぶと、喉から胸にかけて赤褐色をしたメスのほうがやはり美しく見えますね・・・


今日は石垣島の田圃で出会ったサルハマシギとクサシギ、タマシギをご紹介しましたが、この時期、田圃では実にいろいろな種類のシギチを見ることができ、楽しい鳥見となりました・・・
石垣島の野鳥たち・・・ヒバリシギとトウネン
石垣島探鳥記の続きで、今日は昨日のタカブシギ同様、島内至るところで目にしたヒバリシギとトウネンをご紹介します。
田圃の至るところで餌を探して歩き回っていたヒバリシギ。背中の羽毛がヒバリに似ていることから名付けられたようですが、確かにそういう目で見ると似ていますね・・・

ヒバリシギは干潟などにはあまり立ち寄らず、どちらかと言えば入り江や田圃のような内陸の水辺にやってくる小型のシギで、体を隠すのに都合のよい草類などの生えている環境を好む性質があるようです。




ヒバリシギの羽ばたき

こちらはヒバリシギの近くにいた冬羽に換羽中のトウネン。大きさはヒバリシギとほぼ同じ大きさですが、ヒバリシギのほうは上面の茶褐色味が強く、足が黄緑色をしている点が識別ポイントのようです。

今日は島内の田圃の至るところで目にしたヒバリシギとトウネンをご紹介しましたが、当地で体力をつけた後、越冬地に向け旅立っていくものと思われます。また来年、元気な姿で戻って来てほしいものです・・・
田圃の至るところで餌を探して歩き回っていたヒバリシギ。背中の羽毛がヒバリに似ていることから名付けられたようですが、確かにそういう目で見ると似ていますね・・・

ヒバリシギは干潟などにはあまり立ち寄らず、どちらかと言えば入り江や田圃のような内陸の水辺にやってくる小型のシギで、体を隠すのに都合のよい草類などの生えている環境を好む性質があるようです。




ヒバリシギの羽ばたき

こちらはヒバリシギの近くにいた冬羽に換羽中のトウネン。大きさはヒバリシギとほぼ同じ大きさですが、ヒバリシギのほうは上面の茶褐色味が強く、足が黄緑色をしている点が識別ポイントのようです。

今日は島内の田圃の至るところで目にしたヒバリシギとトウネンをご紹介しましたが、当地で体力をつけた後、越冬地に向け旅立っていくものと思われます。また来年、元気な姿で戻って来てほしいものです・・・
石垣島の野鳥たち・・・タカブシギ
石垣島探鳥記の続きです。
この時期、秋の渡りは相当進んでいるようで、島内の至るところで多くのシギやチドリを目にすることができました。今日はそんな中、行く先々で目にしたタカブシギをご紹介します。
田圃の中で佇んでいたタカブシギ。じっくり見ると均整がとれてなかなか美しい鳥です。


首を縮めるとずんぐりむっくりな感じがします。

前から見たところ

飛び出しです。このように飛ぶと名前の由来でもある尾羽の鷹斑がよく分かります。


今日は島内の至るところで目にしたタカブシギをご紹介しましたが、タカブシギは一見するとクサシギに似て地味な鳥ではありますが、飛んだ時の尾羽の鷹斑など、じっくり見るとなかなか味わい深い鳥でもあります・・・
この時期、秋の渡りは相当進んでいるようで、島内の至るところで多くのシギやチドリを目にすることができました。今日はそんな中、行く先々で目にしたタカブシギをご紹介します。
田圃の中で佇んでいたタカブシギ。じっくり見ると均整がとれてなかなか美しい鳥です。


首を縮めるとずんぐりむっくりな感じがします。

前から見たところ

飛び出しです。このように飛ぶと名前の由来でもある尾羽の鷹斑がよく分かります。


今日は島内の至るところで目にしたタカブシギをご紹介しましたが、タカブシギは一見するとクサシギに似て地味な鳥ではありますが、飛んだ時の尾羽の鷹斑など、じっくり見るとなかなか味わい深い鳥でもあります・・・
石垣島の野鳥たち・・・ツバメチドリ
石垣島探鳥記の続きで、今日は堆肥がまかれた畑地や牧場に集まっていたツバメチドリをご紹介します。
ツバメチドリは堆肥や糞に集まるハエなどの虫を目当てに集まって来ているようで、たくさんのツバメチドリが地面で虫を捕えようと歩き回っていました。
こちらは喉が淡褐色で周囲の黒線も切れて境界が不明瞭になっていることから、冬羽に換羽中の個体と思われます。



羽根を広げたところ。雨覆の灰褐色がよく分かります。

こちらは喉の黒線がさらに不明瞭で、上面の羽毛に淡色の羽縁が見られることから幼鳥と思われます。

あどけない顔をした幼鳥

日本を訪れるツバメチドリの多くは渡り途中の立ち寄りと考えられていますが、国内各地でも繁殖例があるようで、ここ石垣島でも一部が繁殖しているようです。今回出会ったツバメチドリが当地で繁殖したものか、あるいは旅鳥として立ち寄ったものかは定かではありませんが、何れにしても命を長らえ来年も元気な姿を見せて欲しいものです・・・
ツバメチドリは堆肥や糞に集まるハエなどの虫を目当てに集まって来ているようで、たくさんのツバメチドリが地面で虫を捕えようと歩き回っていました。
こちらは喉が淡褐色で周囲の黒線も切れて境界が不明瞭になっていることから、冬羽に換羽中の個体と思われます。



羽根を広げたところ。雨覆の灰褐色がよく分かります。

こちらは喉の黒線がさらに不明瞭で、上面の羽毛に淡色の羽縁が見られることから幼鳥と思われます。

あどけない顔をした幼鳥

日本を訪れるツバメチドリの多くは渡り途中の立ち寄りと考えられていますが、国内各地でも繁殖例があるようで、ここ石垣島でも一部が繁殖しているようです。今回出会ったツバメチドリが当地で繁殖したものか、あるいは旅鳥として立ち寄ったものかは定かではありませんが、何れにしても命を長らえ来年も元気な姿を見せて欲しいものです・・・
石垣島の野鳥たち・・・ツメナガセキレイ
石垣島探鳥記の続きで、今日はツメナガセキレイをご紹介します。
日本で見られるツメナガセキレイには4亜種が確認されており、その大部分は北海道で繁殖する亜種ツメナガセキレイ(キマユツメナガセキレイ)で、他の3種は比較的数が少ないとされています。今回出会ったのは亜種ツメナガセキレイと亜種マミジロツメナガセキレイと思われる2種でした
最初は最も数が多かった亜種ツメナガセキレイです。以前はキマユツメナガセキレイとも言っていたように眉斑が黄色いツメナガセキレイで、堆肥がまかれた畑地や田圃の畔などでたくさん見ることができました。




こちらは冬羽に換羽中と思われる亜種ツメナガセキレイ。下面は白っぽいですが眉斑にわずかに黄色味が見られます。

こちらは眉斑が白く、頭上と頬は青灰色の亜種マミジロツメナガセキレイと思われる個体。

こちらも眉斑が白いことから冬羽の亜種マミジロツメナガセキレイと思われます。

今日は当地では「秋の使者」と言われているツメナガセキレイをご紹介しましたが、田圃だけでなく堆肥がまかれた畑地や牧場でもたくさもん見ることができました。ツメナガセキレイは昆虫などの虫を主食にしているようで、堆肥や牧場に集まるハエなどを目当てに集まっているようでした・・・
日本で見られるツメナガセキレイには4亜種が確認されており、その大部分は北海道で繁殖する亜種ツメナガセキレイ(キマユツメナガセキレイ)で、他の3種は比較的数が少ないとされています。今回出会ったのは亜種ツメナガセキレイと亜種マミジロツメナガセキレイと思われる2種でした
最初は最も数が多かった亜種ツメナガセキレイです。以前はキマユツメナガセキレイとも言っていたように眉斑が黄色いツメナガセキレイで、堆肥がまかれた畑地や田圃の畔などでたくさん見ることができました。




こちらは冬羽に換羽中と思われる亜種ツメナガセキレイ。下面は白っぽいですが眉斑にわずかに黄色味が見られます。

こちらは眉斑が白く、頭上と頬は青灰色の亜種マミジロツメナガセキレイと思われる個体。

こちらも眉斑が白いことから冬羽の亜種マミジロツメナガセキレイと思われます。

今日は当地では「秋の使者」と言われているツメナガセキレイをご紹介しましたが、田圃だけでなく堆肥がまかれた畑地や牧場でもたくさもん見ることができました。ツメナガセキレイは昆虫などの虫を主食にしているようで、堆肥や牧場に集まるハエなどを目当てに集まっているようでした・・・
石垣島の野鳥たち・・・クロハラアジサシ
石垣島探鳥記の続きで、今日は田圃にいたクロハラアジサシをご紹介します。
クロハラアジサシの仲間にはクロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、ハシグロクロハラアジサシの3種がいますが、他のアジサシ類が海を主な生息域としているのに対し、彼らは何れも内陸を主な生息域としているようで、今回出会ったクロハラアジサシも海から少し離れた田圃で見かけたものでした。
休耕田で休んでいたクロハラアジサシ。

水面にいる昆虫類などを探しているのか、休耕田の上を低空飛行していたクロハラアジサシ。下面の黒色がまだら模様になっており、夏羽から冬羽への換羽中と思われました。


こちらは別の場所で見かけたクロハラアジサシ。


今日は田圃で見かけたクロハラアジサシをご紹介しましたが、同じアジサシの仲間でもこのように生息域を異にしているというのは実に興味深いことであり、棲み分けという彼らの巧みな生き残り戦略を考えさせられました・・・
クロハラアジサシの仲間にはクロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、ハシグロクロハラアジサシの3種がいますが、他のアジサシ類が海を主な生息域としているのに対し、彼らは何れも内陸を主な生息域としているようで、今回出会ったクロハラアジサシも海から少し離れた田圃で見かけたものでした。
休耕田で休んでいたクロハラアジサシ。

水面にいる昆虫類などを探しているのか、休耕田の上を低空飛行していたクロハラアジサシ。下面の黒色がまだら模様になっており、夏羽から冬羽への換羽中と思われました。


こちらは別の場所で見かけたクロハラアジサシ。


今日は田圃で見かけたクロハラアジサシをご紹介しましたが、同じアジサシの仲間でもこのように生息域を異にしているというのは実に興味深いことであり、棲み分けという彼らの巧みな生き残り戦略を考えさせられました・・・
石垣島の野鳥たち・・・ベニアジサシ、オオアジサシ
石垣島探鳥記の続きで、今日はベニアジサシとオオアジサシをご紹介します。
昨日ご紹介したエリグロアジサシがいた岩礁でエリグロアジサシに混じっていたベニアジサシ。嘴と脚が赤いので遠目でも識別することができました。

飛翔するベニアジサシ。ベニアジサシの名前は嘴と脚が赤いのでベニと名付けられたと思っていましたが、実際は繁殖期に胸やお腹が淡いピンク色をしていることから名付けられたようです。




この日、アジサシの仲間はエリグロアジサシとベニアジサシしか見られませんでしたが、帰り際、突然2羽のオオアジサシがやって来てくれました。急いでレンズを向けましたが残念ながら飛び去る際のワンショットしか撮れませんでした。なお、この写真でははっきりしませんが、嘴はオオアジサシ特有の黄色を呈していました。

昨日のエリグロアジサシに続き、ベニアジサシ、オオアジサシをご紹介しましたが、青空、紺碧の海をバックに飛翔するこれら海鳥は実に美しく魅力的でした・・・
昨日ご紹介したエリグロアジサシがいた岩礁でエリグロアジサシに混じっていたベニアジサシ。嘴と脚が赤いので遠目でも識別することができました。

飛翔するベニアジサシ。ベニアジサシの名前は嘴と脚が赤いのでベニと名付けられたと思っていましたが、実際は繁殖期に胸やお腹が淡いピンク色をしていることから名付けられたようです。




この日、アジサシの仲間はエリグロアジサシとベニアジサシしか見られませんでしたが、帰り際、突然2羽のオオアジサシがやって来てくれました。急いでレンズを向けましたが残念ながら飛び去る際のワンショットしか撮れませんでした。なお、この写真でははっきりしませんが、嘴はオオアジサシ特有の黄色を呈していました。

昨日のエリグロアジサシに続き、ベニアジサシ、オオアジサシをご紹介しましたが、青空、紺碧の海をバックに飛翔するこれら海鳥は実に美しく魅力的でした・・・
石垣島の野鳥たち・・・エリグロアジサシ
石垣島探鳥記の続きで、今日はエリグロアジサシをご紹介します。
干潮時間に合わせて干潟を訪れましたが、そこではエリグロアジサシをはじめ、ベニアジサシ、オオアジサシのアジサシ類3種を見ることができました。今日はその中のエリグロアジサシをご紹介します。
海中の岩の上にとまったエリグロアジサシ。


岩礁に降り立ったエリグロアジサシ。名前のように後頭のはちまき状の黒斑が印象的です。

海をバックに飛翔するエリグロアジサアシ

子供に餌を与えるためか、魚を咥えてやって来た親鳥。

岩礁の上で口を開けて餌を待っていた幼鳥(左端)。

飛翔するエリグロアジサシ。



今日は干潟の岩礁付近で飛び交っていたエリグロアジサシをご紹介しましたが、青空、海をバックの飛翔姿は特に素敵でした・・・
干潮時間に合わせて干潟を訪れましたが、そこではエリグロアジサシをはじめ、ベニアジサシ、オオアジサシのアジサシ類3種を見ることができました。今日はその中のエリグロアジサシをご紹介します。
海中の岩の上にとまったエリグロアジサシ。


岩礁に降り立ったエリグロアジサシ。名前のように後頭のはちまき状の黒斑が印象的です。

海をバックに飛翔するエリグロアジサアシ

子供に餌を与えるためか、魚を咥えてやって来た親鳥。

岩礁の上で口を開けて餌を待っていた幼鳥(左端)。

飛翔するエリグロアジサシ。



今日は干潟の岩礁付近で飛び交っていたエリグロアジサシをご紹介しましたが、青空、海をバックの飛翔姿は特に素敵でした・・・
石垣島の野鳥たち・・・シロハラクイナとバン
石垣島探鳥記の続きで、今日は日本では九州南部と沖縄で繁殖しているシロハラクイナと営巣中のバンをご紹介します。
最初は田圃脇の草叢で見つけたシロハラクイナです。灰黒色の上面と真っ白な下面の対比が鮮やかなクイナの仲間です。


こちらは番なのでしょうか、2羽で連れ添って休耕田を歩いていました。

道路に出てきたシロハラクイナ

こちらは同じクイナの仲間、バンの営巣風景。こんな開けたところで大丈夫かと思いましたが、田圃の中で卵を温めていました。

こちらは別の場所で見かけたバン。大きさはシロハラクイナとほぼ同じ大きさです。

今日は同じクイナの仲間、シロハラクイナとバンをご紹介しましたが、今回特に印象に残ったのはバンでした。あんな開けた場所で大胆に営巣するのはバンにとっての天敵が少ないからなのでしょうか・・・
最初は田圃脇の草叢で見つけたシロハラクイナです。灰黒色の上面と真っ白な下面の対比が鮮やかなクイナの仲間です。


こちらは番なのでしょうか、2羽で連れ添って休耕田を歩いていました。

道路に出てきたシロハラクイナ

こちらは同じクイナの仲間、バンの営巣風景。こんな開けたところで大丈夫かと思いましたが、田圃の中で卵を温めていました。

こちらは別の場所で見かけたバン。大きさはシロハラクイナとほぼ同じ大きさです。

今日は同じクイナの仲間、シロハラクイナとバンをご紹介しましたが、今回特に印象に残ったのはバンでした。あんな開けた場所で大胆に営巣するのはバンにとっての天敵が少ないからなのでしょうか・・・
石垣島の野鳥たち・・・クロサギ
石垣島探鳥記の続きで、今日はクロサギをご紹介します。
クロサギには黒色型と白色型の2種類があり、九州以北では黒色型が、奄美大島以南では黒色型と白色型の両者が留鳥として生息しているようですが、今回訪れた石垣島ではその両者を見ることができました。
海岸で見つけた黒色型のクロサギ。レンズを向けた瞬間飛び出しましたが、黄色い足を除き全身真っ黒でした。



こちらは白色型のクロサギ。ちょっと見るとカラシラサギやチュウサギにも似ていますが、カラシラサギは嘴がより細く、夏羽では長い冠羽が目立つようです。また、チュウサギは少し大きくて嘴は短く、足が長くて黒いことから識別できるようです。

当たり前ですが、飛翔姿は黒色型と変わりませんね・・・


浅瀬に降り立ち獲物を探し始めました。

低い姿勢で少し羽根を広げて獲物を待っているようでしたが、これはサギ類によく見られる漁の仕方で、羽根を広げて影を作り、魚をおびき寄せているのでしょうか?


今日は黒色型と白色型のクロサギをご紹介しましたが、先日訪れた沖縄では白色型しか見ることができなかっただけに、今回一度に両者を見ることができたことは大変幸運でした・・・
クロサギには黒色型と白色型の2種類があり、九州以北では黒色型が、奄美大島以南では黒色型と白色型の両者が留鳥として生息しているようですが、今回訪れた石垣島ではその両者を見ることができました。
海岸で見つけた黒色型のクロサギ。レンズを向けた瞬間飛び出しましたが、黄色い足を除き全身真っ黒でした。



こちらは白色型のクロサギ。ちょっと見るとカラシラサギやチュウサギにも似ていますが、カラシラサギは嘴がより細く、夏羽では長い冠羽が目立つようです。また、チュウサギは少し大きくて嘴は短く、足が長くて黒いことから識別できるようです。

当たり前ですが、飛翔姿は黒色型と変わりませんね・・・


浅瀬に降り立ち獲物を探し始めました。

低い姿勢で少し羽根を広げて獲物を待っているようでしたが、これはサギ類によく見られる漁の仕方で、羽根を広げて影を作り、魚をおびき寄せているのでしょうか?


今日は黒色型と白色型のクロサギをご紹介しましたが、先日訪れた沖縄では白色型しか見ることができなかっただけに、今回一度に両者を見ることができたことは大変幸運でした・・・
石垣島の野鳥たち・・・リュウキュウヨシゴイ
石垣島探鳥記の続きで、今日は初見のリュウキュウヨシゴイをご紹介します。
探鳥初日にはリュウキュウヨシゴイには出会えず、何とかお目にかかりたいものだと思っていましたが、2日目になりようやく出会うことができました。
休耕田の畔から首を出したリュウキュウヨシゴイ。

そして、頭を低くして獲物を探していました。この個体は上面が暗赤褐色で胸に縦斑が見られることからメスと思われます。

今度は対岸に移動して同じように獲物を探していました。



ここでも獲物が見つからないようで少し場所を変えるようです。

場所を変えて再び獲物を探し始めました。

今日は奄美大島以南では留鳥として繁殖しているリュウキュウヨシゴイをご紹介しましたが、初見のリュウキュウヨシゴイは飛んだ時は上面の赤褐色が実に色鮮やかであり印象に残る鳥でした。次回はぜひ飛翔写真を撮りたいものです・・・
探鳥初日にはリュウキュウヨシゴイには出会えず、何とかお目にかかりたいものだと思っていましたが、2日目になりようやく出会うことができました。
休耕田の畔から首を出したリュウキュウヨシゴイ。

そして、頭を低くして獲物を探していました。この個体は上面が暗赤褐色で胸に縦斑が見られることからメスと思われます。

今度は対岸に移動して同じように獲物を探していました。



ここでも獲物が見つからないようで少し場所を変えるようです。

場所を変えて再び獲物を探し始めました。

今日は奄美大島以南では留鳥として繁殖しているリュウキュウヨシゴイをご紹介しましたが、初見のリュウキュウヨシゴイは飛んだ時は上面の赤褐色が実に色鮮やかであり印象に残る鳥でした。次回はぜひ飛翔写真を撮りたいものです・・・
石垣島の野鳥たち・・・ムラサキサギとズグロミゾゴイ
石垣島探鳥記の続きで、今日はここ石垣島ではいずれも留鳥のムラサキサギとズグロミゾゴイをご紹介します。
最初はムラサキサギです。ムラサキサギは嘴も首も非常に細長い大型のサギですが、足はアオサギより短く、名前の通り体や首は紫褐色をした美しいサギでした。

こちらは田圃の中を歩いていた別個体。

荒地で見つけた別個体。こうして見ると本当に首が細長いですね・・・

こちらの個体は悠然と田圃の中を歩いていました。

休耕田から上に上がり・・・

長い首をすぼめたところ

こちらは木の陰で固まっていたズグロミゾゴイ。体の上面の赤褐色が淡いことからメスの若い個体ではないかと思われました。

こちらはナイトツアーで出会ったズグロミゾゴイの幼鳥。体全体が灰色で全身に黒の細かい横斑が見られます。枝の一部に擬態しているのか、まったく動かずにじっとその姿勢を保っていました。

今日は南部琉球ではいずれも留鳥のムラサキサギとズグロミゾゴイをご紹介しましたが、両者とも日本で見たのは今回が初めてであり、感慨深いものがありました・・・
最初はムラサキサギです。ムラサキサギは嘴も首も非常に細長い大型のサギですが、足はアオサギより短く、名前の通り体や首は紫褐色をした美しいサギでした。

こちらは田圃の中を歩いていた別個体。

荒地で見つけた別個体。こうして見ると本当に首が細長いですね・・・

こちらの個体は悠然と田圃の中を歩いていました。

休耕田から上に上がり・・・

長い首をすぼめたところ

こちらは木の陰で固まっていたズグロミゾゴイ。体の上面の赤褐色が淡いことからメスの若い個体ではないかと思われました。

こちらはナイトツアーで出会ったズグロミゾゴイの幼鳥。体全体が灰色で全身に黒の細かい横斑が見られます。枝の一部に擬態しているのか、まったく動かずにじっとその姿勢を保っていました。

今日は南部琉球ではいずれも留鳥のムラサキサギとズグロミゾゴイをご紹介しましたが、両者とも日本で見たのは今回が初めてであり、感慨深いものがありました・・・
石垣島の野鳥たち・・・リュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズク
石垣島探鳥記の続きで、今日はナイトツアーで出会ったリュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクをご紹介します。
最初は鹿児島県奄美諸島や沖縄では留鳥のリュウキュウコノハズクです。リュウキュウコノハズクはかってはコノハズクの亜種とされていましたが、現在は独立種として分類されており、鳴き声もコノハズクの「コッ、キョッコー」とは異なり、よく届く声で「コホッ」と鳴くようです。体長約22cmの小型のリュウキュウコノハズクはとても可愛らしかったです。


次は琉球地方では留鳥のリュウキュウアオバズクです。リュウキュウアオバズクはアオバズクの亜種として分類されていますが、見た目ではほとんどその違いが分からないようです。


今日はナイトツアーで出会ったリュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクをご紹介しましたが、昼間にはなかなかお目にかかれないこのような鳥たちも夜には出会えるチャンスがあるようで、汗をかきながらの真夏の夜のひと時でしたが楽しい時間を過ごすことができました・・・
最初は鹿児島県奄美諸島や沖縄では留鳥のリュウキュウコノハズクです。リュウキュウコノハズクはかってはコノハズクの亜種とされていましたが、現在は独立種として分類されており、鳴き声もコノハズクの「コッ、キョッコー」とは異なり、よく届く声で「コホッ」と鳴くようです。体長約22cmの小型のリュウキュウコノハズクはとても可愛らしかったです。


次は琉球地方では留鳥のリュウキュウアオバズクです。リュウキュウアオバズクはアオバズクの亜種として分類されていますが、見た目ではほとんどその違いが分からないようです。


今日はナイトツアーで出会ったリュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクをご紹介しましたが、昼間にはなかなかお目にかかれないこのような鳥たちも夜には出会えるチャンスがあるようで、汗をかきながらの真夏の夜のひと時でしたが楽しい時間を過ごすことができました・・・
石垣島の野鳥たち・・・カンムリワシ
石垣島探鳥記の続きで、今日は石垣島では留鳥のカンムリワシをご紹介します。
田圃脇の木にとまって獲物を探していたカンムリワシ。カンムリワシは飛翔しながら獲物を捕る猛禽とは異なり、地上にいるヘビやトカゲ、カエルなどを主な食料としており、そのため田圃近くの木や電柱にとまって獲物を探しているようです。


脱糞するためお尻を持ち上げました。こうして見ると頭の冠羽がよく分かります。


こちらは電柱にとまっていた別個体。


こちらは別の場所で見かけたカンムリワシ。この個体は羽根がボロボロでした。


この日、カンムリワシは島内数ヶ所で目にすることができましたが、残念ながらほとんどが電柱の上ばかりでした。やはり写真としては自然の木に止まっているほうが絵になりますね・・・
田圃脇の木にとまって獲物を探していたカンムリワシ。カンムリワシは飛翔しながら獲物を捕る猛禽とは異なり、地上にいるヘビやトカゲ、カエルなどを主な食料としており、そのため田圃近くの木や電柱にとまって獲物を探しているようです。


脱糞するためお尻を持ち上げました。こうして見ると頭の冠羽がよく分かります。


こちらは電柱にとまっていた別個体。


こちらは別の場所で見かけたカンムリワシ。この個体は羽根がボロボロでした。


この日、カンムリワシは島内数ヶ所で目にすることができましたが、残念ながらほとんどが電柱の上ばかりでした。やはり写真としては自然の木に止まっているほうが絵になりますね・・・
石垣島の野鳥たち・・・白色のセイタカシギ
石垣島探鳥記の続きで、今日は白色のセイタカシギをご紹介します。この時期、石垣島にはたくさんのセイタカシギが入っていましたが、その中に1羽だけ白色のセイタカシギが混じっていました。
翼にはわずかに褐色味が残っているものの全身ほぼ白色で、足と嘴の基部がオレンジ色をしていました。他のセイタカシギからは仲間に入れてもらえないようで、彼らからは少し距離をおいて単独で行動していました。





こちらは冬羽に換羽中の普通のセイタカシギ。両者を比べてみるとその違いがよく分かります。


今日はたくさんのセイタカシギに混じっていた1羽の白色のセイタカシギをご紹介しましたが、地元の新聞ではこの個体は瞳孔が赤くないことからアルビノではなく白変種ではないかと書かれていましたが、本当のところはどうなのでしょうか?正確には遺伝子レベルで調べてみないと分からないのではないかと思いますが・・・
翼にはわずかに褐色味が残っているものの全身ほぼ白色で、足と嘴の基部がオレンジ色をしていました。他のセイタカシギからは仲間に入れてもらえないようで、彼らからは少し距離をおいて単独で行動していました。





こちらは冬羽に換羽中の普通のセイタカシギ。両者を比べてみるとその違いがよく分かります。


今日はたくさんのセイタカシギに混じっていた1羽の白色のセイタカシギをご紹介しましたが、地元の新聞ではこの個体は瞳孔が赤くないことからアルビノではなく白変種ではないかと書かれていましたが、本当のところはどうなのでしょうか?正確には遺伝子レベルで調べてみないと分からないのではないかと思いますが・・・
石垣島の野鳥たち・・・ソリハシセイタカシギ
やや季節外れの感はありましたが、真夏の石垣島へ探鳥の旅に出かけてきました。時節柄、夏鳥はあまり見ることはできませんでしたが、それでも石垣島ならではの留鳥や渡り鳥などたくさんの野鳥に出会うことができましたので、そんな鳥たちをご紹介していきたいと思います。
最初は稀な旅鳥ソリハシセイタカシギです。ソリハシセイタカシギは昨年末にも関東に渡来しその優雅な姿を見ることができましたが、今回は比較的近くでその姿を堪能することができました。
田圃の中をゆっくり歩きながら水中の小動物を探していたソリハシセイタカシギ。その立ち居振る舞いはまさに貴婦人のようでした。



反りかえった嘴が何とも優雅です・・・



ソリハシセイタカシギのお得意のポーズ。可愛らしいですね・・・

今日は優雅な水鳥ソリハシセイタカシギをご紹介しましたが、ソリハシセイタカシギは英名をAvocetと言い、このAvocetはイタリア語のavocetta(優雅な鳥)から来ているそうです。西洋の人達もどうやら感じ方は同じようであり、うまく名前を付けたものですね・・・
最初は稀な旅鳥ソリハシセイタカシギです。ソリハシセイタカシギは昨年末にも関東に渡来しその優雅な姿を見ることができましたが、今回は比較的近くでその姿を堪能することができました。
田圃の中をゆっくり歩きながら水中の小動物を探していたソリハシセイタカシギ。その立ち居振る舞いはまさに貴婦人のようでした。



反りかえった嘴が何とも優雅です・・・



ソリハシセイタカシギのお得意のポーズ。可愛らしいですね・・・

今日は優雅な水鳥ソリハシセイタカシギをご紹介しましたが、ソリハシセイタカシギは英名をAvocetと言い、このAvocetはイタリア語のavocetta(優雅な鳥)から来ているそうです。西洋の人達もどうやら感じ方は同じようであり、うまく名前を付けたものですね・・・