秋の舳倉島を訪れる鳥たち・・・ミヤマホオジロ、カシラダカ、コホオアカ、アトリ、マヒワなど
舳倉島シリーズの最後に、今日は今までご紹介できなかった鳥たちをご紹介します。
最初はミヤマホオジロです。島内には相当数が入って来ているようで、何度となく目にすることができました。
冠羽を立てたオス。

道路にも出てきて草の実をついばんでいました。

こちらは全体に色が薄いメス。

冬鳥のカシラダカ。こちらも相当数入って来ているようで、島内の至る所で目にすることができました。


数少ない旅鳥または冬鳥のコホオアカ。こちらも島内の草地で何度も目にすることができました。

冬鳥のアトリ。こちらは相当数入って来ているようで島内全域で幾度となく見ることができました。
こちらは頭部に黒味が強いことから冬羽のオスと思われます。

こちらは頭部の黒味が薄いメス。

そして、今回最も多く見られたのはマヒワで、島内どこに行ってもマヒワだらけという感じでした。
全身黄色味が強く、頭が黒いオス。

黄色味も薄く、頭も黒くないメス。

夏鳥のメボソムシクイ。こちらも島内の松林や草地で幾度となく目にすることができました。
水場に現れたメボソムシクイ。


水場に現れた漂鳥のルリビタキ。尾羽の青色が比較的濃いことから若いオスの個体と思われます。


草地にいたキマユツメナガセキレイ(ツメナガセキレイ)の幼鳥。

今日まで秋の舳倉島で出会った鳥たちをご紹介してきましたが、渡り鳥の一大中継地であるここ舳倉島は、春だけでなく秋もまた野鳥が多く、期待を裏切らない一級の探鳥地であることを改めて感じさせてくれました。季節によって鳥種も異なることから、今度は時期を変え再び訪れてみたいと思います・・・
なお、今回ご紹介した鳥たち以外にもアオジ、オオジュリン、エゾビタキ、ノビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、タヒバリ、キセキレイ、ハクセキレイ、シメ、モズ、ヒバリ、ウグイス、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ツバメ、ハヤブサ、ハイタカ、ツミ、アオサギ、マガモ、ヒドリガモ、ウミウ、ウミネコなど多種類の鳥たちに出会ったことを付記しておきます。
最初はミヤマホオジロです。島内には相当数が入って来ているようで、何度となく目にすることができました。
冠羽を立てたオス。

道路にも出てきて草の実をついばんでいました。

こちらは全体に色が薄いメス。

冬鳥のカシラダカ。こちらも相当数入って来ているようで、島内の至る所で目にすることができました。


数少ない旅鳥または冬鳥のコホオアカ。こちらも島内の草地で何度も目にすることができました。

冬鳥のアトリ。こちらは相当数入って来ているようで島内全域で幾度となく見ることができました。
こちらは頭部に黒味が強いことから冬羽のオスと思われます。

こちらは頭部の黒味が薄いメス。

そして、今回最も多く見られたのはマヒワで、島内どこに行ってもマヒワだらけという感じでした。
全身黄色味が強く、頭が黒いオス。

黄色味も薄く、頭も黒くないメス。

夏鳥のメボソムシクイ。こちらも島内の松林や草地で幾度となく目にすることができました。
水場に現れたメボソムシクイ。


水場に現れた漂鳥のルリビタキ。尾羽の青色が比較的濃いことから若いオスの個体と思われます。


草地にいたキマユツメナガセキレイ(ツメナガセキレイ)の幼鳥。

今日まで秋の舳倉島で出会った鳥たちをご紹介してきましたが、渡り鳥の一大中継地であるここ舳倉島は、春だけでなく秋もまた野鳥が多く、期待を裏切らない一級の探鳥地であることを改めて感じさせてくれました。季節によって鳥種も異なることから、今度は時期を変え再び訪れてみたいと思います・・・
なお、今回ご紹介した鳥たち以外にもアオジ、オオジュリン、エゾビタキ、ノビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、タヒバリ、キセキレイ、ハクセキレイ、シメ、モズ、ヒバリ、ウグイス、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ツバメ、ハヤブサ、ハイタカ、ツミ、アオサギ、マガモ、ヒドリガモ、ウミウ、ウミネコなど多種類の鳥たちに出会ったことを付記しておきます。
秋の舳倉島を訪れる鳥たち・・・コミミズク、キレンジャク、オシドリ、マガン
舳倉島の続きで、今日は当地で出会ったコミミズク、キレンジャク、オシドリ、マガンをご紹介します。
最初は海岸近くの草地の中から急に飛び出してきたコミミズクです。いきなり飛び出してきたためすぐにファインダーに入れることができませんでしたが、上空に上ってから何とか証拠写真をゲットすることができました。
今季初撮りのコミミズク。





次はこちらも今季初撮りのキレンジャクです。かなり離れていたため大きくトリミングしています。

レンジャク類は普通、群れで行動することが多いですが、この個体は単独で行動していました。

次は遥か遠くの海上を群れで飛んでいた漂鳥のオシドリ。

更にトリミングしてみました。オシドリたちはこの後、どこに飛んでいくのでしょうか・・・

最後は港近くの広場で羽根を休めていた2羽のマガンです。

マガンは数日前に飛来したそうですが、まだまだ長逗留しそうな雰囲気でいつも行動を共にしていました。

今日は何れも渡り途中のコミミズクとキレンジャク、オシドリ、マガンをご紹介しましたが、この時期にこのような鳥たちと出会うことができ、何か得をしたような気持ちになりました・・・
最初は海岸近くの草地の中から急に飛び出してきたコミミズクです。いきなり飛び出してきたためすぐにファインダーに入れることができませんでしたが、上空に上ってから何とか証拠写真をゲットすることができました。
今季初撮りのコミミズク。





次はこちらも今季初撮りのキレンジャクです。かなり離れていたため大きくトリミングしています。

レンジャク類は普通、群れで行動することが多いですが、この個体は単独で行動していました。

次は遥か遠くの海上を群れで飛んでいた漂鳥のオシドリ。

更にトリミングしてみました。オシドリたちはこの後、どこに飛んでいくのでしょうか・・・

最後は港近くの広場で羽根を休めていた2羽のマガンです。

マガンは数日前に飛来したそうですが、まだまだ長逗留しそうな雰囲気でいつも行動を共にしていました。

今日は何れも渡り途中のコミミズクとキレンジャク、オシドリ、マガンをご紹介しましたが、この時期にこのような鳥たちと出会うことができ、何か得をしたような気持ちになりました・・・
秋の舳倉島を訪れる鳥たち・・・ヤマヒバリ、オジロビタキ
舳倉島の続きで、今日はヤマヒバリとオジロビタキをご紹介します。
最初は初見のヤマヒバリです。ヤマヒバリはイワヒバリやカヤクグリと同じくイワヒバリ科の鳥で、日本には数少ない冬鳥として渡来するようですが目にすることは少なく、渡りの時期にほぼ定期的に立ち寄る舳倉島は大変貴重な場所でもあるようです。
草に潜ってなかなか姿を見せてくれませんでしたが、ほんの一瞬飛び出してくれたヤマヒバリ。ちょっと嘴が隠れていますが、黄色い眉斑と下面に黒色の頭と過眼線が目立つなかなか印象的な鳥でした。

正面から見ると黒色の頭と過眼線がよく目立ちます。

次は数少ない旅鳥または冬鳥として、関東でも時折目にすることができるオジロビタキです。樹木に囲まれた薄暗い水場に姿を見せてくれました。
尾羽を上げる得意のポーズ。

名前の由来でもある外側尾羽基部の白色部分がよく見えます。


水浴びをするため地面に降りてきました。

気持ち良さそうに水浴びするオジロビタキ。

今日は何れも数少ない冬鳥あるいは旅鳥として日本に渡来するヤマヒバリとオジロビタキをご紹介しましたが、この時期このような鳥が見られる舳倉島は船の揺れを差し引いても来てよかったと思わせる魅力があります・・・
最初は初見のヤマヒバリです。ヤマヒバリはイワヒバリやカヤクグリと同じくイワヒバリ科の鳥で、日本には数少ない冬鳥として渡来するようですが目にすることは少なく、渡りの時期にほぼ定期的に立ち寄る舳倉島は大変貴重な場所でもあるようです。
草に潜ってなかなか姿を見せてくれませんでしたが、ほんの一瞬飛び出してくれたヤマヒバリ。ちょっと嘴が隠れていますが、黄色い眉斑と下面に黒色の頭と過眼線が目立つなかなか印象的な鳥でした。

正面から見ると黒色の頭と過眼線がよく目立ちます。

次は数少ない旅鳥または冬鳥として、関東でも時折目にすることができるオジロビタキです。樹木に囲まれた薄暗い水場に姿を見せてくれました。
尾羽を上げる得意のポーズ。

名前の由来でもある外側尾羽基部の白色部分がよく見えます。


水浴びをするため地面に降りてきました。

気持ち良さそうに水浴びするオジロビタキ。

今日は何れも数少ない冬鳥あるいは旅鳥として日本に渡来するヤマヒバリとオジロビタキをご紹介しましたが、この時期このような鳥が見られる舳倉島は船の揺れを差し引いても来てよかったと思わせる魅力があります・・・
秋の舳倉島を訪れる鳥たち・・・ベニヒワ
舳倉島の続きで、今日はベニヒワをご紹介します。
ベニヒワは北半球の高緯度の地域に広く繁殖し、日本には冬鳥として主に本州北部、北海道に渡来しますが、関東地方ではめったに見ることができず、一度は目にしたいと思っていた憧れの鳥でもあります。今回、そんな憧れの鳥に期せずして出会うことができました。
体力を付けるためか、脇目もふらず草の実をついばんでいたベニヒワ。右側の胸が紅色の個体がオス。


額の暗紅色が鮮やかです。


草の実はどれでもいいようで、ススキの実も食べていました。


こちらは胸に紅色が見られないメス。

この時期、島にはマヒワが溢れていましたが、さすが同じ仲間、仲良く同じ草の実をついばんでいました。

昨日のオガワコマドリに続き、今日は北の繁殖地から移動途中のベニヒワをご紹介しましたが、この時期ベニヒワが見られる舳倉島は何とも魅力的な場所と言えます・・・
ベニヒワは北半球の高緯度の地域に広く繁殖し、日本には冬鳥として主に本州北部、北海道に渡来しますが、関東地方ではめったに見ることができず、一度は目にしたいと思っていた憧れの鳥でもあります。今回、そんな憧れの鳥に期せずして出会うことができました。
体力を付けるためか、脇目もふらず草の実をついばんでいたベニヒワ。右側の胸が紅色の個体がオス。


額の暗紅色が鮮やかです。


草の実はどれでもいいようで、ススキの実も食べていました。


こちらは胸に紅色が見られないメス。

この時期、島にはマヒワが溢れていましたが、さすが同じ仲間、仲良く同じ草の実をついばんでいました。

昨日のオガワコマドリに続き、今日は北の繁殖地から移動途中のベニヒワをご紹介しましたが、この時期ベニヒワが見られる舳倉島は何とも魅力的な場所と言えます・・・
秋の舳倉島を訪れる鳥たち・・・オガワコマドリ
東アフリカシリーズの途中ではありますが、渡り鳥の中継地として知られる舳倉島に行ってきましたの、その時出会った鳥たちをご紹介したいと思います。
最初はコマドリの仲間であるオガワコマドリです。オガワコマドリはユーラシアの中・高緯度地帯に広く繁殖し、日本では数少ない冬鳥として渡来しますが、今までチャンスがなく一度は見てみたいと思っていた憧れの鳥でもあります。そんなオガワコマドリに今回幸運にも出会うことができました。
やや開けた空き地に姿を見せてくれたオガワコマドリ。喉に赤褐色の斑が見られないことから若いオスの冬羽と思われます。


小石の上に乗ってポーズをとってくれました。




さすが舳倉島、国内ではめったに見ることができない珍鳥を幸いにも見ることができました。舳倉島は能登半島から50km程離れた日本海の孤島であり、よほどの体力がないと飛べるものではありません。当地でしっかり体力を回復し次なる目的地に向け元気に旅立ってほしいと思います・・・
最初はコマドリの仲間であるオガワコマドリです。オガワコマドリはユーラシアの中・高緯度地帯に広く繁殖し、日本では数少ない冬鳥として渡来しますが、今までチャンスがなく一度は見てみたいと思っていた憧れの鳥でもあります。そんなオガワコマドリに今回幸運にも出会うことができました。
やや開けた空き地に姿を見せてくれたオガワコマドリ。喉に赤褐色の斑が見られないことから若いオスの冬羽と思われます。


小石の上に乗ってポーズをとってくれました。




さすが舳倉島、国内ではめったに見ることができない珍鳥を幸いにも見ることができました。舳倉島は能登半島から50km程離れた日本海の孤島であり、よほどの体力がないと飛べるものではありません。当地でしっかり体力を回復し次なる目的地に向け元気に旅立ってほしいと思います・・・
東アフリカの鳥たち・・・ミナミジサイチョウ
サイチョウの仲間の最後に、今日はミナミジサイチョウをご紹介します。
ミナミジサイチョウはアフリカ南部のサバンナに生息し、成鳥は体長約90~130cmほどの大きさで、体重は6kg前後、翼を広げれば2メートル近くになる大型のサイチョウです。ほぼ全身真っ黒で、嘴はサイの角のように長く硬く発達し、喉袋と目の周りだけが鮮やかな赤色であるのが特徴のようです。主にアカシアなどの木の上に巣を設け、飛翔能力はあるものの地上を徘徊し、地中に潜むフンコロガシやクモ、トカゲ、カエル、ヒョウモンガメなどを食べると言われています。
餌を探して地面を歩いていたミナミジサイチョウ。成鳥のオスとメスはよく似ているようですが、メスでは喉の中央に青紫の斑があるとされていますので、この個体は成鳥のメスと思われます。

何か獲物をゲットしたようです。



獲物のヒョウモンガメなどを食べる際には甲羅を割って中身を食べると言われていますが、確かにこのサイの角のように固く鋭く発達した嘴を見るとなるほどと納得できます。

今日まで長々とサイチョウの仲間たちをご紹介してきましたが、ご覧いただきありがとうございました。今回、短い期間ではありましたが6種ものサイチョウに出会うことができたことは本当にラッキーでした。それにしてもアフリカという地は実に様々な生き物を生み出してくれるところですね・・・
ミナミジサイチョウはアフリカ南部のサバンナに生息し、成鳥は体長約90~130cmほどの大きさで、体重は6kg前後、翼を広げれば2メートル近くになる大型のサイチョウです。ほぼ全身真っ黒で、嘴はサイの角のように長く硬く発達し、喉袋と目の周りだけが鮮やかな赤色であるのが特徴のようです。主にアカシアなどの木の上に巣を設け、飛翔能力はあるものの地上を徘徊し、地中に潜むフンコロガシやクモ、トカゲ、カエル、ヒョウモンガメなどを食べると言われています。
餌を探して地面を歩いていたミナミジサイチョウ。成鳥のオスとメスはよく似ているようですが、メスでは喉の中央に青紫の斑があるとされていますので、この個体は成鳥のメスと思われます。

何か獲物をゲットしたようです。



獲物のヒョウモンガメなどを食べる際には甲羅を割って中身を食べると言われていますが、確かにこのサイの角のように固く鋭く発達した嘴を見るとなるほどと納得できます。

今日まで長々とサイチョウの仲間たちをご紹介してきましたが、ご覧いただきありがとうございました。今回、短い期間ではありましたが6種ものサイチョウに出会うことができたことは本当にラッキーでした。それにしてもアフリカという地は実に様々な生き物を生み出してくれるところですね・・・
東アフリカの鳥たち・・・カンムリコサイチョウ
昨日の続きで、今日は同じく森林性のコサイチョウの仲間、カンムリコサイチョウをご紹介します。
カンムリコサイチョウはエチオピアから中南部アフリカ、南アフリカ北部の森林にすむ体長55cmほどの中型のサイチョウで、嘴は赤く体は濃い茶色をしていました。
木の天辺にとまっていたカンムリコサイチョウ。この個体は上嘴の角状の膨らみが大きいことからオスの成鳥と思われます。

通常、カンムリコサイチョウは番あるいは家族で行動することが多いとされていますが、この時も家族と思われるグループで行動していました。

カンムリコサイチョウは雑食性で、果実や昆虫、小脊椎動物などを食べると言われていますが、この時は木の実を食べていたのでしょうか。

今日は森林性のコサイチョウの仲間、カンムリコサイチョウをご紹介しましたが、そもそもサイチョウ類に共通している角状の膨らみは何の役に立っているのでしょうか?一般に哺乳類や昆虫などでは相手との戦いの武器として有用との説が有力のようですが、サイチョウ類につては今のところ納得できる定説がないようです。果たしてどんな目的でこのような角が発達したのでしょうか・・・
カンムリコサイチョウはエチオピアから中南部アフリカ、南アフリカ北部の森林にすむ体長55cmほどの中型のサイチョウで、嘴は赤く体は濃い茶色をしていました。
木の天辺にとまっていたカンムリコサイチョウ。この個体は上嘴の角状の膨らみが大きいことからオスの成鳥と思われます。

通常、カンムリコサイチョウは番あるいは家族で行動することが多いとされていますが、この時も家族と思われるグループで行動していました。

カンムリコサイチョウは雑食性で、果実や昆虫、小脊椎動物などを食べると言われていますが、この時は木の実を食べていたのでしょうか。

今日は森林性のコサイチョウの仲間、カンムリコサイチョウをご紹介しましたが、そもそもサイチョウ類に共通している角状の膨らみは何の役に立っているのでしょうか?一般に哺乳類や昆虫などでは相手との戦いの武器として有用との説が有力のようですが、サイチョウ類につては今のところ納得できる定説がないようです。果たしてどんな目的でこのような角が発達したのでしょうか・・・
東アフリカの鳥たち・・・ハイイロコサイチョウ
昨日の続きで、今日は森林性の小型のサイチョウであるハイイロコサイチョウをご紹介します。
ハイイロコサイチョウは名前のように全体的に灰色がかった茶色をしており、嘴は黒く、上部は根元が白色で下部は白いストライプが入り、メスでは嘴の先端が赤いのが特徴のようです。また、普段は主に樹上で生活しているようですが、今回は何故か開けたサバンナで見ることができました。
餌を探していたのか、地面に降りていたハイイロコサイチョウ。嘴の先端が赤いことからメスと思われます。


枯れ木にとまったメス

こちらは同じく枯れ枝にとまったオス


餌渡しなのでしょうか、空中で餌を受け取っていたハイイロコサイチョウ。



今日はサバンナで出会ったハイイロコサイチョウをご紹介しましたが、体長50cm程を越えるハイイロコサイチョウの餌渡しシーンは何とも迫力がありました・・・
ハイイロコサイチョウは名前のように全体的に灰色がかった茶色をしており、嘴は黒く、上部は根元が白色で下部は白いストライプが入り、メスでは嘴の先端が赤いのが特徴のようです。また、普段は主に樹上で生活しているようですが、今回は何故か開けたサバンナで見ることができました。
餌を探していたのか、地面に降りていたハイイロコサイチョウ。嘴の先端が赤いことからメスと思われます。


枯れ木にとまったメス

こちらは同じく枯れ枝にとまったオス


餌渡しなのでしょうか、空中で餌を受け取っていたハイイロコサイチョウ。



今日はサバンナで出会ったハイイロコサイチョウをご紹介しましたが、体長50cm程を越えるハイイロコサイチョウの餌渡しシーンは何とも迫力がありました・・・
東アフリカの鳥たち・・・セグロコサイチョウ
サイチョウの仲間の続きで、今日は同じく草原性の小型のサイチョウ、セグロコサイチョウをご紹介します。
セグロコサイチョウは東アフリカに分布しており、乾燥したサバンナや岩場がある丘陵、林などに生息し、昆虫のほか、木の実、種子、芽、カタツムリ、鳥の雛、アマガエルなど、食べられそうなものは何でも食べる雑食性のサイチョウだそうで、名前のように背中が黒く、嘴はオスでは先端(黄色)を除き鮮やかな赤色をしています。
枝にとまっていたセグロコサイチョウのオス。


こちらは木の実を食べに来たのか、2羽で行動していたセグロコサイチョウ。何れもオスであることから子供同士かも知れません。

羽根を広げたところ


今日は昨日のアカハシコサイチョウ同様、草原性のセグロコサイチョウをご紹介しましたが、両者ともに嘴が赤く似通っているため、最初見たときにはすぐに区別ができませんでした。後で図鑑と見比べその違いを確認することができましたが、野鳥撮影の楽しみはそんな事後の確認作業にあるのかも知れません・・・
セグロコサイチョウは東アフリカに分布しており、乾燥したサバンナや岩場がある丘陵、林などに生息し、昆虫のほか、木の実、種子、芽、カタツムリ、鳥の雛、アマガエルなど、食べられそうなものは何でも食べる雑食性のサイチョウだそうで、名前のように背中が黒く、嘴はオスでは先端(黄色)を除き鮮やかな赤色をしています。
枝にとまっていたセグロコサイチョウのオス。


こちらは木の実を食べに来たのか、2羽で行動していたセグロコサイチョウ。何れもオスであることから子供同士かも知れません。

羽根を広げたところ


今日は昨日のアカハシコサイチョウ同様、草原性のセグロコサイチョウをご紹介しましたが、両者ともに嘴が赤く似通っているため、最初見たときにはすぐに区別ができませんでした。後で図鑑と見比べその違いを確認することができましたが、野鳥撮影の楽しみはそんな事後の確認作業にあるのかも知れません・・・
東アフリカの鳥たち・・・アカハシコサイチョウ
サイチョウの仲間の続きで、今日は草原性の小型のサイチョウ、アカハシコサイチョウをご紹介します。
アカハシコサイチョウは体長45cmと小型のサイチョウで、ディズニーのライオンキングの「ザズー」のモデルでもあるそうですが、名前の通り嘴上部の角状突起が赤いことからこのような名前が付けられたようです。
自然発火で焼け焦げたサバンナで歩きまわっていたアカハシコサイチョウ。確かにアニメのモデルになるようなひょうきんな顔をしていました。




こちらは木の上に上がったアカハシコサイチョウ

今日は草原性の小型のサイチョウ、アカハシコサイチョウをご紹介しましたが、アカハシコサイチョウはあまり神経質ではないようで、かなり近づいても夢中で虫を探し回っていました・・・
アカハシコサイチョウは体長45cmと小型のサイチョウで、ディズニーのライオンキングの「ザズー」のモデルでもあるそうですが、名前の通り嘴上部の角状突起が赤いことからこのような名前が付けられたようです。
自然発火で焼け焦げたサバンナで歩きまわっていたアカハシコサイチョウ。確かにアニメのモデルになるようなひょうきんな顔をしていました。




こちらは木の上に上がったアカハシコサイチョウ

今日は草原性の小型のサイチョウ、アカハシコサイチョウをご紹介しましたが、アカハシコサイチョウはあまり神経質ではないようで、かなり近づいても夢中で虫を探し回っていました・・・
東アフリカの鳥たち・・・ギンガオサイチョウ
今回訪れた東アフリカはサイチョウの仲間が多く、同じくサイチョウの多い東南アジア(14種)を上回る20種のサイチョウが生息しています。今回その中の6種を撮影することができましたので、順次ご紹介していきたいと思います。
最初は標高の高い森で出会ったギンガオサイチョウです。ギンガオサイチョウは体長約74cmの大型の森林性のサイチョウで、名前のように頬のあたりが銀色をしていることから名付けられたようです。
鬱蒼と茂った森で出会ったギンガオサイチョウのオス。オスは嘴の上の角状の突起物が大きいことで識別できます。

サイチョウはイチジクの実など果実が好物のようで、このときも何やら木の実を食べていました。

こちらは別の場所のギンガオサイチョウ。どうやら営巣木のようで雛に餌を与えにやって来たようです。


別の場所で・・・


重そうに飛ぶギンガオサイチョウ

今日は森林性のサイチョウの仲間、ギンガオサイチョウをご紹介しましたが、日本では生息していないこの奇妙な鳥はなんとも存在感がありました・・・
最初は標高の高い森で出会ったギンガオサイチョウです。ギンガオサイチョウは体長約74cmの大型の森林性のサイチョウで、名前のように頬のあたりが銀色をしていることから名付けられたようです。
鬱蒼と茂った森で出会ったギンガオサイチョウのオス。オスは嘴の上の角状の突起物が大きいことで識別できます。

サイチョウはイチジクの実など果実が好物のようで、このときも何やら木の実を食べていました。

こちらは別の場所のギンガオサイチョウ。どうやら営巣木のようで雛に餌を与えにやって来たようです。


別の場所で・・・


重そうに飛ぶギンガオサイチョウ

今日は森林性のサイチョウの仲間、ギンガオサイチョウをご紹介しましたが、日本では生息していないこの奇妙な鳥はなんとも存在感がありました・・・
東アフリカの鳥たち・・・アフリカコミミズク、アフリカスズメフクロウ
東アフリカシリーズの続きで、今日は当地で出会ったフクロウの仲間、アフリカコミミズクとアフリカスズメフクロウをご紹介します。
最初は夕刻、サバンナを移動中に見かけたアフリカコミミズクです。アフリカコミミズクは体長38cmほどで日本を訪れるコミミズクとほぼ同じ大きさでしたが、コミミズク同様、開けたサバンナの小木にとまり獲物を探しているようでした。
日本を訪れるコミミズクとはちょっと様相が異なり、目の周りが黒っぽく見えるアフリカコミミズク。



こちらは森の中でじっと枝にとまっていたアフリカスズメフクロウ。体長20cm程の小さなフクロウで、体色もスズメのような赤茶色であることからこのような名前が付けられたようです。


首を180度回転させましたが、一種の擬態でしょうか、頭の後ろには目と思わせるような黒い模様がありました。何とも不思議です・・・

今日は草原性と森林性の2種類のフクロウをご紹介しましたが、東アフリカにはフクロウの仲間が約20種生息しているようであり、次回はもう少し別のフクロウも見てみたいものだと思いました・・・
最初は夕刻、サバンナを移動中に見かけたアフリカコミミズクです。アフリカコミミズクは体長38cmほどで日本を訪れるコミミズクとほぼ同じ大きさでしたが、コミミズク同様、開けたサバンナの小木にとまり獲物を探しているようでした。
日本を訪れるコミミズクとはちょっと様相が異なり、目の周りが黒っぽく見えるアフリカコミミズク。



こちらは森の中でじっと枝にとまっていたアフリカスズメフクロウ。体長20cm程の小さなフクロウで、体色もスズメのような赤茶色であることからこのような名前が付けられたようです。


首を180度回転させましたが、一種の擬態でしょうか、頭の後ろには目と思わせるような黒い模様がありました。何とも不思議です・・・

今日は草原性と森林性の2種類のフクロウをご紹介しましたが、東アフリカにはフクロウの仲間が約20種生息しているようであり、次回はもう少し別のフクロウも見てみたいものだと思いました・・・
東アフリカの鳥たち・・・アフリカサンコウチョウ
東アフリカシリーズの続きで、今日は川畔のブッシュにいたアフリカサンコウチョウをご紹介します。
今回出会ったアフリカサンコウチョウは尾羽が短いこと、全体的に地味目であることから、メスあるいは非繁殖期のオスと思われましたが、基本的には日本を訪れるサンコウチョウとはよく似ていました。異なる点は、頭部が光沢のある青黒色で背面が赤茶色、腹部が灰色がかった色をしている点でした。
ブッシュの中で動き回っていたアフリカサンコウチョウ


こういうポーズは日本を訪れるサンコウチョウもよく見せてくれますね・・・

尾羽を広げてくれました。


今日は川畔のブッシュで見かけたアフリカサンコウチョウをご紹介しましたが、日本でサンコウチョウと言えば薄暗い針葉樹林の中でひらひらと舞うように飛んでいる姿を見ることの多い人気の鳥ですが、ところ変われば何とかで、ここアフリカではまさかと思うような開けた場所でその愛らしい姿を見ることができました・・・
今回出会ったアフリカサンコウチョウは尾羽が短いこと、全体的に地味目であることから、メスあるいは非繁殖期のオスと思われましたが、基本的には日本を訪れるサンコウチョウとはよく似ていました。異なる点は、頭部が光沢のある青黒色で背面が赤茶色、腹部が灰色がかった色をしている点でした。
ブッシュの中で動き回っていたアフリカサンコウチョウ


こういうポーズは日本を訪れるサンコウチョウもよく見せてくれますね・・・

尾羽を広げてくれました。


今日は川畔のブッシュで見かけたアフリカサンコウチョウをご紹介しましたが、日本でサンコウチョウと言えば薄暗い針葉樹林の中でひらひらと舞うように飛んでいる姿を見ることの多い人気の鳥ですが、ところ変われば何とかで、ここアフリカではまさかと思うような開けた場所でその愛らしい姿を見ることができました・・・
東アフリカの鳥たち・・・ゴマフオナガゴシキドリ、アカミミヒメゴシキドリ
昨日の続きで、今日は同じくゴシキドリの仲間、ゴマフオナガゴシキドリとアカミミヒメゴシキドリをご紹介します。
最初はロッジの庭先にやって来たゴマフオナガゴシキドリです。ゴマフオナガゴシキドリは昨日ご紹介したホオアカオナガゴシキドリと同じくGround Barbetsの仲間で、地上にJの字型に垂直に60~90cmの穴を掘って巣とするようです。
昨晩の食べ残しのパン屑を食べにやって来たようで、名前の通りゴマのような細かい黒斑が顔からお腹にかけて見られました。


こちらは同じロッジ敷地内の小木にやって来たアカミミヒメゴシキドリです。アカミミヒメゴシキドリは体長10cm程の小型のゴシキドリの仲間で、サバンナから森林に至る広範囲で生息しているようです。
前頭部に赤斑が見られることから成鳥のアカミミヒメゴシキドリと思われます。



今日はロッジの敷地内で出会ったゴマフオナガゴシキドリとアカミミヒメゴシキドリをご紹介しましたが、それにしてもアフリカには様々なゴシキドリがいるものです・・・
最初はロッジの庭先にやって来たゴマフオナガゴシキドリです。ゴマフオナガゴシキドリは昨日ご紹介したホオアカオナガゴシキドリと同じくGround Barbetsの仲間で、地上にJの字型に垂直に60~90cmの穴を掘って巣とするようです。
昨晩の食べ残しのパン屑を食べにやって来たようで、名前の通りゴマのような細かい黒斑が顔からお腹にかけて見られました。


こちらは同じロッジ敷地内の小木にやって来たアカミミヒメゴシキドリです。アカミミヒメゴシキドリは体長10cm程の小型のゴシキドリの仲間で、サバンナから森林に至る広範囲で生息しているようです。
前頭部に赤斑が見られることから成鳥のアカミミヒメゴシキドリと思われます。



今日はロッジの敷地内で出会ったゴマフオナガゴシキドリとアカミミヒメゴシキドリをご紹介しましたが、それにしてもアフリカには様々なゴシキドリがいるものです・・・
東アフリカの鳥たち・・・ホオアカオナガゴシキドリ
東アフリカシリーズの続きで、今日は東アフリカの野鳥図鑑「Birds of East Africa」の表紙に取り上げられているゴシキドリの仲間、ホオアカオナガゴシキドリをご紹介します。
東アフリカには20数種類のゴシキドリの仲間が生息しているようで、滞在中に一度はお目にかかりたいと考えていましたが、サファリの休憩時に偶然このホオアカオナガゴシキドリが姿を見せてくれました。
最初は木々の中で動き回ってなかなか全身を見せてくれませんでしたが、暫くすると地面に降り姿を見せてくれました。名前の通りほっぺたが赤くて下面は黄色、黒褐色の上面には白い斑が目立つ大変カラフルな鳥でした。

ちょっと上を見上げるポーズ

ホアアカオナガゴシキドリの食性は果実と昆虫だそうですが、地面に降りて昆虫を探しているのでしょうか、盛んに動き回っていました。


こちらは木にとまったホオアカオナガゴシキドリ。

今日はゴシキドリの仲間、ホオアカオナガゴシキドリをご紹介しましたが、森林性のゴシキドリは樹木の穴に巣を作ることが多いようですが、このホオアカオナガゴシキドリは地上やアリ塚に巣を作るGround Barbetsの仲間だそうで、このようなサバンナで見ることができたようです・・・
東アフリカには20数種類のゴシキドリの仲間が生息しているようで、滞在中に一度はお目にかかりたいと考えていましたが、サファリの休憩時に偶然このホオアカオナガゴシキドリが姿を見せてくれました。
最初は木々の中で動き回ってなかなか全身を見せてくれませんでしたが、暫くすると地面に降り姿を見せてくれました。名前の通りほっぺたが赤くて下面は黄色、黒褐色の上面には白い斑が目立つ大変カラフルな鳥でした。

ちょっと上を見上げるポーズ

ホアアカオナガゴシキドリの食性は果実と昆虫だそうですが、地面に降りて昆虫を探しているのでしょうか、盛んに動き回っていました。


こちらは木にとまったホオアカオナガゴシキドリ。

今日はゴシキドリの仲間、ホオアカオナガゴシキドリをご紹介しましたが、森林性のゴシキドリは樹木の穴に巣を作ることが多いようですが、このホオアカオナガゴシキドリは地上やアリ塚に巣を作るGround Barbetsの仲間だそうで、このようなサバンナで見ることができたようです・・・
東アフリカの鳥たち・・・ヒメハチクイ
東アフリカシリーズの続きで、今日はこちらもサバンナの至る所で目にしたヒメハチクイをご紹介します。
ヒメハチクイはサハラ以南のアフリカに生息する体長約15cmほどでの最も小型のハチクイで、若草色の上面に黄色の下面、そして黒色の過眼線と喉の黒帯が特徴の可愛らしい鳥でした。
枝の先端にとまっていたヒメハチクイ。

カップルでしょうか、仲良く並んだ2羽。

こちらは別な場所で出会ったカップル

そしていきなり愛の営みを始めました・・・



愛の営みが終わり、何事もなかったかのように並んだカップル。

今日はサバンナのあちこちで出会ったヒメハチクイをご紹介しましたが、東アフリカでは合計17種類のハチクイが生息しているようです。今回私達が出会ったのはこのヒメハチクイだけでしたが、もし再び訪れる機会があれば、是非別のハチクイにも会ってみたいものです・・・
ヒメハチクイはサハラ以南のアフリカに生息する体長約15cmほどでの最も小型のハチクイで、若草色の上面に黄色の下面、そして黒色の過眼線と喉の黒帯が特徴の可愛らしい鳥でした。
枝の先端にとまっていたヒメハチクイ。

カップルでしょうか、仲良く並んだ2羽。

こちらは別な場所で出会ったカップル

そしていきなり愛の営みを始めました・・・



愛の営みが終わり、何事もなかったかのように並んだカップル。

今日はサバンナのあちこちで出会ったヒメハチクイをご紹介しましたが、東アフリカでは合計17種類のハチクイが生息しているようです。今回私達が出会ったのはこのヒメハチクイだけでしたが、もし再び訪れる機会があれば、是非別のハチクイにも会ってみたいものです・・・
東アフリカの鳥たち・・・ライラックニシブッポウソウ
東アフリカシリーズの続きで、今日はサファリの途中で何度も出会ったライラックニシブッポウソウをご紹介します。
ライラックニシブッポウソウはサハラ砂漠以南のアフリカとアラビア半島に生息し、ボツワナの国鳥となっている鳥だそうで、英名をLilac-breasted Rollerと言うように胸がライラック色(紫色)をした大変カラフルなブッポウソウでした。
羽根色の美しいライラックニシブッポウソウ。Wikipediaによれば、何でも14色からなる羽で覆われているそうです。




青空バックに枝の先端にとまったところ

飛び出しです・・・ 羽根を広げると紺色と水色と濃紺の鮮やかな模様がよく分かります。



今日は大変色鮮やかなライラックニシブッポウソウをご紹介しましたが、日本でブッポウソウと言えば、ごく限られた地域でしか見ることができない大変貴重な鳥ですが、当地のライラックニシブッポウソウは草原の至る所で目にすることができ、そういう意味ではやや有難味が少ない鳥でもありました・・・
ライラックニシブッポウソウはサハラ砂漠以南のアフリカとアラビア半島に生息し、ボツワナの国鳥となっている鳥だそうで、英名をLilac-breasted Rollerと言うように胸がライラック色(紫色)をした大変カラフルなブッポウソウでした。
羽根色の美しいライラックニシブッポウソウ。Wikipediaによれば、何でも14色からなる羽で覆われているそうです。




青空バックに枝の先端にとまったところ

飛び出しです・・・ 羽根を広げると紺色と水色と濃紺の鮮やかな模様がよく分かります。



今日は大変色鮮やかなライラックニシブッポウソウをご紹介しましたが、日本でブッポウソウと言えば、ごく限られた地域でしか見ることができない大変貴重な鳥ですが、当地のライラックニシブッポウソウは草原の至る所で目にすることができ、そういう意味ではやや有難味が少ない鳥でもありました・・・
東アフリカの鳥たち・・ハイガシラショウビン、ヒメヤマセミ
東アフリカシリーズの続きで、今日は何れもカワセミの仲間、ハイガシラショウビンとヒメヤマセミをご紹介します。
東アフリカでは合計15種類のカワセミの仲間が生息しているようですが、今回は駆け足で回ったこともあり撮影出来たのはその内の2種類だけでした。
最初は森の中の水路近くで何度も目にしたハイガシラショウビンです。体長約21cmの中型のショウビンですが、真っ赤な嘴に黒い背と茶色のお腹、そして腰から下が鮮やかなコバルトブルーの大変美しい鳥でした。

ハイガシラショウビンは比較的人慣れしているようで、かなり近ずいてもあまり逃げませんでした。



こちらは大きな湖のほとりでお目にかかったヒメヤマセミです。一見すると日本で見られるヤマセミにも似ていますが、体長は約25cmとヤマセミより一回り小さく、過眼線も太くはっきりしていました。
今回見たヒメヤマセミは首のリングが一つだけであることからメスと思われます(オスはリングが2つ)。



今日はハイガシラショウビンとヒメヤマセミをご紹介しましたが、当地にはまだまだ多くのカワセミの仲間が生息しているようであり、次回はもう少し時間を割いて探してみたいものです・・・
東アフリカでは合計15種類のカワセミの仲間が生息しているようですが、今回は駆け足で回ったこともあり撮影出来たのはその内の2種類だけでした。
最初は森の中の水路近くで何度も目にしたハイガシラショウビンです。体長約21cmの中型のショウビンですが、真っ赤な嘴に黒い背と茶色のお腹、そして腰から下が鮮やかなコバルトブルーの大変美しい鳥でした。

ハイガシラショウビンは比較的人慣れしているようで、かなり近ずいてもあまり逃げませんでした。



こちらは大きな湖のほとりでお目にかかったヒメヤマセミです。一見すると日本で見られるヤマセミにも似ていますが、体長は約25cmとヤマセミより一回り小さく、過眼線も太くはっきりしていました。
今回見たヒメヤマセミは首のリングが一つだけであることからメスと思われます(オスはリングが2つ)。



今日はハイガシラショウビンとヒメヤマセミをご紹介しましたが、当地にはまだまだ多くのカワセミの仲間が生息しているようであり、次回はもう少し時間を割いて探してみたいものです・・・
東アフリカの鳥たち・・・ヘビクイワシ
再び東アフリカシリーズに戻ります。今日はサバンナで時々目にしたヘビクイワシをご紹介します。
ヘビクイワシは名前からも分かるようにヘビを食べるワシと言うことから名付けられていますが、英名ではSecretary Birdと言い、冠羽が書記用の羽根ペンを連想させることから名付けられたようです。また、ヘビクイワシは単独で行動することが多いと言われていますが、今回出会った個体もやはり単独でサバンナを歩いていました。
かなり遠くを歩いていたヘビクイワシ。

そして、徐々にこちらに向かって歩いてきました。


そして、こちらを無視するように間近を悠然と横切って行きました。

長い脚は意外にも細く、膝から上はまるで半ズボンをはいているような感じでした。

冠羽が寝るとまるで落武者のような雰囲気です・・・

今日は独特の風貌を持った草原の猛禽ヘビクイワシをご紹介しましたが、ヘビクイワシはヘビだけを食べるわけではなく、トカゲや昆虫、鳥類のほか、ネズミやウサギなどの小動物も食べるそうです。今回は悠然と歩き去る姿しか見ていませんが、次回はぜひ得意の足を使って獲物をしとめる姿も見てみたいものです・・・
ヘビクイワシは名前からも分かるようにヘビを食べるワシと言うことから名付けられていますが、英名ではSecretary Birdと言い、冠羽が書記用の羽根ペンを連想させることから名付けられたようです。また、ヘビクイワシは単独で行動することが多いと言われていますが、今回出会った個体もやはり単独でサバンナを歩いていました。
かなり遠くを歩いていたヘビクイワシ。

そして、徐々にこちらに向かって歩いてきました。


そして、こちらを無視するように間近を悠然と横切って行きました。

長い脚は意外にも細く、膝から上はまるで半ズボンをはいているような感じでした。

冠羽が寝るとまるで落武者のような雰囲気です・・・

今日は独特の風貌を持った草原の猛禽ヘビクイワシをご紹介しましたが、ヘビクイワシはヘビだけを食べるわけではなく、トカゲや昆虫、鳥類のほか、ネズミやウサギなどの小動物も食べるそうです。今回は悠然と歩き去る姿しか見ていませんが、次回はぜひ得意の足を使って獲物をしとめる姿も見てみたいものです・・・
ツルシギとオグロシギ
昨日の続きで、今日は別の沼で出会ったツルシギとオグロシギをご紹介します。
最初はツルシギです。ツルシギは体長約30cmのシギの仲間で、足と嘴が赤色でツルを連想させる容姿であることからその名が付けられたようです。日本には旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来しますが、今回やってきたのは全身灰褐色で上面に細かい黒褐色斑が見られる冬羽の成鳥でした。
すっきりとした体形のツルシギ


餌を探して盛んに歩きまわっていました。

次はツルシギの近くにいたオグロシギです。オグロシギは名前のように尾羽が黒く、嘴の長い体長38cm位のシギの仲間ですが、成鳥冬羽では頭部から胸にかけてと体の上面が赤味を帯びた灰褐色をしています。
こちらも餌を探して盛んに歩きまわっていました。



ツルシギとオグロシギは仲がいいようで、時々一緒になって行動していました。一緒にいると大きさの違いがよく分かります。



今日は沼で出会ったツルシギとオグロシギをご紹介しましたが、何れも渡り途中に立ち寄ってくれた旅鳥であり、果たしていつまで居てくれるでしょうか?彼らが居なくなるとこの沼も寂しくなっていきます・・・
最初はツルシギです。ツルシギは体長約30cmのシギの仲間で、足と嘴が赤色でツルを連想させる容姿であることからその名が付けられたようです。日本には旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来しますが、今回やってきたのは全身灰褐色で上面に細かい黒褐色斑が見られる冬羽の成鳥でした。
すっきりとした体形のツルシギ


餌を探して盛んに歩きまわっていました。

次はツルシギの近くにいたオグロシギです。オグロシギは名前のように尾羽が黒く、嘴の長い体長38cm位のシギの仲間ですが、成鳥冬羽では頭部から胸にかけてと体の上面が赤味を帯びた灰褐色をしています。
こちらも餌を探して盛んに歩きまわっていました。



ツルシギとオグロシギは仲がいいようで、時々一緒になって行動していました。一緒にいると大きさの違いがよく分かります。



今日は沼で出会ったツルシギとオグロシギをご紹介しましたが、何れも渡り途中に立ち寄ってくれた旅鳥であり、果たしていつまで居てくれるでしょうか?彼らが居なくなるとこの沼も寂しくなっていきます・・・
ミヤコドリとユリカモメ
東アフリカシリーズの途中ですが、少し趣を変え、先日訪れた干潟で出会ったミヤコドリとユリカモメをご紹介します。
最初はミヤコドリです。
ミヤコドリ体長は45cmほどの大きさで、上面の黒色と下面の白色、それに真っ赤な長い嘴と赤い足の対比が鮮やかな大変美しい水鳥です。、かつて日本では旅鳥または冬鳥として主に九州に渡来していたようですが、近年は東京湾でも定期的に観察されるようになっています。
英名はOystercatcherと言いますが、これはカキなどの二枚貝を食べる習性に由来しているそうで、嘴は上下に平たくて先が鋭く、わずかに口を開けた二枚貝に素早く嘴を差し込み、貝柱を切断して殻を開け中身を食べるのに適した形になっているようです。
数十羽の群れで浅瀬で餌を捕っていたミヤコドリ。


時々、このように羽根を広げてくれました。

餌捕りに余念のないミヤコドリ

お隣がちょっと気に入らなかったのか、威嚇しました。

次は冬鳥として日本にやってくるユリカモメです。水鳥たちの渡りは山野の鳥たちより少し早いようで、ウミネコの群れに混じったユリカモメを数羽見ることができました。
嘴と足の赤い中央の2羽がユリカモメ。右側の個体は既に冬羽に換羽していますが、左側の個体はまだ夏羽の名残が残っています。



手前の個体はまだ夏羽が少し残っています。

今日は干潟で出会ったミヤコドリとユリカモメをご紹介しましたが、日本の古典文学に登場する「都鳥」は、今日ご紹介したミヤコドリではなくユリカモメを指すとする説が有力のようで、 その根拠として、平安時代に書かれた『伊勢物語』では「都鳥は隅田川にいる鳥で、体が白く、嘴と脚が赤いシギ程度の大きさで、魚を食べる水鳥」とされており、この条件に当てはまる鳥としてユリカモメが最も近いとされています。
隅田川にいる鳥で、嘴と脚が赤いシギ程度の大きさというところから短絡的に現在のミヤコドリに比定されてしまったのか?それとも別の鳥とは分かっていて敢えて同じ名前を付けたのか?命名者に聞いてみたいところです・・・
最初はミヤコドリです。
ミヤコドリ体長は45cmほどの大きさで、上面の黒色と下面の白色、それに真っ赤な長い嘴と赤い足の対比が鮮やかな大変美しい水鳥です。、かつて日本では旅鳥または冬鳥として主に九州に渡来していたようですが、近年は東京湾でも定期的に観察されるようになっています。
英名はOystercatcherと言いますが、これはカキなどの二枚貝を食べる習性に由来しているそうで、嘴は上下に平たくて先が鋭く、わずかに口を開けた二枚貝に素早く嘴を差し込み、貝柱を切断して殻を開け中身を食べるのに適した形になっているようです。
数十羽の群れで浅瀬で餌を捕っていたミヤコドリ。


時々、このように羽根を広げてくれました。

餌捕りに余念のないミヤコドリ

お隣がちょっと気に入らなかったのか、威嚇しました。

次は冬鳥として日本にやってくるユリカモメです。水鳥たちの渡りは山野の鳥たちより少し早いようで、ウミネコの群れに混じったユリカモメを数羽見ることができました。
嘴と足の赤い中央の2羽がユリカモメ。右側の個体は既に冬羽に換羽していますが、左側の個体はまだ夏羽の名残が残っています。



手前の個体はまだ夏羽が少し残っています。

今日は干潟で出会ったミヤコドリとユリカモメをご紹介しましたが、日本の古典文学に登場する「都鳥」は、今日ご紹介したミヤコドリではなくユリカモメを指すとする説が有力のようで、 その根拠として、平安時代に書かれた『伊勢物語』では「都鳥は隅田川にいる鳥で、体が白く、嘴と脚が赤いシギ程度の大きさで、魚を食べる水鳥」とされており、この条件に当てはまる鳥としてユリカモメが最も近いとされています。
隅田川にいる鳥で、嘴と脚が赤いシギ程度の大きさというところから短絡的に現在のミヤコドリに比定されてしまったのか?それとも別の鳥とは分かっていて敢えて同じ名前を付けたのか?命名者に聞いてみたいところです・・・
東アフリカの鳥たち・・・アフリカレンカク、レンカクゲリ
東アフリカシリーズの続きで、今日は訪れた湿地で目にしたアフリカレンカクとレンカクゲリをご紹介します。
最初は日本でも大変人気のあるレンカクと同じ仲間のアフリカレンカクです。前頭部から嘴にかけて明るい水色をしており、貴婦人のような美しい鳥でした。

水辺の小動物や虫が好物なのか、餌を求めて盛んに歩き回っていました。



こちらはアフリカレンカクにもよく似ていますが、ケリの仲間のレンカクゲリです。こちらも水辺で餌を探しながら歩き回っていました。


今日は湿地で目にしたアフリカレンカクとそれによく似たレンカクゲリをご紹介しましたが、中でもアフリカレンカクは日本にも稀に渡来するレンカクに負けず劣らず美しい鳥でした・・・
最初は日本でも大変人気のあるレンカクと同じ仲間のアフリカレンカクです。前頭部から嘴にかけて明るい水色をしており、貴婦人のような美しい鳥でした。

水辺の小動物や虫が好物なのか、餌を求めて盛んに歩き回っていました。



こちらはアフリカレンカクにもよく似ていますが、ケリの仲間のレンカクゲリです。こちらも水辺で餌を探しながら歩き回っていました。


今日は湿地で目にしたアフリカレンカクとそれによく似たレンカクゲリをご紹介しましたが、中でもアフリカレンカクは日本にも稀に渡来するレンカクに負けず劣らず美しい鳥でした・・・
東アフリカの鳥たち・・・アフリカヘラサギ
昨日の続きで、今日も同じくトキの仲間であるアフリカヘラサギをご紹介します。
アフリカヘラサギはサハラ砂漠以南のアフリカ、マダガスカルに分布するヘラサギの仲間で、裸出した赤色の顔が鮮やかな美しいヘラサギでした。
水辺で餌を探して歩き回っていたアフリカヘラサギ。真っ白な体色に赤色の顔と脚が鮮やかです・・・



モモイロペリカンと一緒にいたアフリカヘラサギ

正面から見るとスプーン状の嘴がよく分かります。

アフリカクロトキとのツーショット。こうして見るとアフリカヘラサギの方が一回り大きいことが分かります。

今日はアフリカでは留鳥であるアフリカヘラサギをご紹介しましたが、アフリカヘラサギはベニツラヘラサギと言ってもおかしくないような、真っ白な体色に赤色の顔が鮮やかな美しいヘラサギでした・・・
アフリカヘラサギはサハラ砂漠以南のアフリカ、マダガスカルに分布するヘラサギの仲間で、裸出した赤色の顔が鮮やかな美しいヘラサギでした。
水辺で餌を探して歩き回っていたアフリカヘラサギ。真っ白な体色に赤色の顔と脚が鮮やかです・・・



モモイロペリカンと一緒にいたアフリカヘラサギ

正面から見るとスプーン状の嘴がよく分かります。

アフリカクロトキとのツーショット。こうして見るとアフリカヘラサギの方が一回り大きいことが分かります。

今日はアフリカでは留鳥であるアフリカヘラサギをご紹介しましたが、アフリカヘラサギはベニツラヘラサギと言ってもおかしくないような、真っ白な体色に赤色の顔が鮮やかな美しいヘラサギでした・・・
東アフリカの鳥たち・・・ハダダトキ、ブロンズトキ
昨日の続きで、同じくトキの仲間であるハダダトキとブロンズトキをご紹介します。
最初はハダダトキです。ちょっと聞き慣れない名前ですが、これは鳴き声が「ハーダーダー」と聞こえることから付けられたようで、暗い場所では黒っぽく見えましたが、陽が当たると褐色の背中が緑色に輝き大変美し鳥でした。
ロッジ敷地内の広い庭で餌を探して歩き回っていたハダダトキの成鳥。


湖畔の木の枝で仲良く止まっていたハダダトキ。上嘴基部の赤色もよく目立っていました。

こちらは別の場所で出会ったブロンズトキの若い個体。成鳥のブロンズトキは名前の通りブロンズ色の身体に暗緑色の翼を持つようですが、今回の個体は若い個体のようで、風切の辺りに若干ブロンズ色は見られるものの、全体的には暗い体色をしていました。

餌を探して盛んに歩きまわっていました。


今日は何れもトキの仲間であるハダダトキとブロンズトキをご紹介しましたが、ブロンズトキも遠目に見るとハダダトキによく似ており、最初見たときは見間違うほどでしたが大きさがハダダトキより一回り小さく、嘴もより細いことから識別できるようです。今度は是非ブロンズ色に輝く成鳥のブロンズトキを見てみたいものです・・・
最初はハダダトキです。ちょっと聞き慣れない名前ですが、これは鳴き声が「ハーダーダー」と聞こえることから付けられたようで、暗い場所では黒っぽく見えましたが、陽が当たると褐色の背中が緑色に輝き大変美し鳥でした。
ロッジ敷地内の広い庭で餌を探して歩き回っていたハダダトキの成鳥。


湖畔の木の枝で仲良く止まっていたハダダトキ。上嘴基部の赤色もよく目立っていました。

こちらは別の場所で出会ったブロンズトキの若い個体。成鳥のブロンズトキは名前の通りブロンズ色の身体に暗緑色の翼を持つようですが、今回の個体は若い個体のようで、風切の辺りに若干ブロンズ色は見られるものの、全体的には暗い体色をしていました。

餌を探して盛んに歩きまわっていました。


今日は何れもトキの仲間であるハダダトキとブロンズトキをご紹介しましたが、ブロンズトキも遠目に見るとハダダトキによく似ており、最初見たときは見間違うほどでしたが大きさがハダダトキより一回り小さく、嘴もより細いことから識別できるようです。今度は是非ブロンズ色に輝く成鳥のブロンズトキを見てみたいものです・・・
東アフリカの鳥たち・・・アフリカクロトキ
東アフリカシリーズの続きで、今日は訪れた湿地でよく見たアフリカクロトキをご紹介します。
アフリカクロトキは日本に渡来するクロトキとは別種で、別名コシグロトキとも言うように腰の辺りの羽根が黒味を帯びています。
湿地帯で餌を探して歩きまわっていたアフリカクロトキの成鳥。

後ろから見ると腰背部の黒い飾り羽がよく分かります。

こちらは頭から首にかけて黒味が薄い幼鳥。


同じトキの仲間であるアフリカヘラサギと遊んでいたアフリカクロトキの幼鳥。


こちらは成鳥の飛翔。白い翼と風切先端の黒色との対比が美しいですね・・・


今日は湿地でよく見かけたアフリカクロトキをご紹介しましたが、以前、佐渡のトキの森公園で見た日本に渡来するクロトキともよく似ており、最初見たときは懐かしい気持ちが湧いてきました・・・
アフリカクロトキは日本に渡来するクロトキとは別種で、別名コシグロトキとも言うように腰の辺りの羽根が黒味を帯びています。
湿地帯で餌を探して歩きまわっていたアフリカクロトキの成鳥。

後ろから見ると腰背部の黒い飾り羽がよく分かります。

こちらは頭から首にかけて黒味が薄い幼鳥。


同じトキの仲間であるアフリカヘラサギと遊んでいたアフリカクロトキの幼鳥。


こちらは成鳥の飛翔。白い翼と風切先端の黒色との対比が美しいですね・・・


今日は湿地でよく見かけたアフリカクロトキをご紹介しましたが、以前、佐渡のトキの森公園で見た日本に渡来するクロトキともよく似ており、最初見たときは懐かしい気持ちが湧いてきました・・・
東アフリカの鳥たち・・・クラハシコウ、アフリカシロエリコウ
昨日の続きで、今日も同じくコウノトリの仲間であるクラハシコウとアフリカシロエリコウ(別名エンビコウ)をご紹介します。
最初はサハラ砂漠以南のアフリカの湿地に生息するクラハシコウです。英名をSaddle-billed Storkと言い、嘴の付け根にある黄色い部分が馬の鞍に似ているためこのような名前が付けられたようですが、赤と黒の嘴に付け根の黄色のコントラストが鮮やかなとても美しい鳥でした。
日が暮れてロッジに帰る途中に見つけたクラハシコウ。

水の中でじっと佇んでいましたが、何故か突然大きな口を開けました・・・


そろそろ眠る態勢に入るのか、片足立ちになりました。

こちらは別の場所で見つけたアフリカシロエリコウ(別名エンビコウ)の幼鳥と思われる個体。アフリカシロエリコウはクラハシコウと同じくサハラ砂漠以南の湿地に生息するコウノトリの仲間で、他にもインドからフィリピン、セレベスにかけて生息する別亜種シロエリコウとコブハシコウがいるようです。
かなり遠方で佇んでいた3羽のアフリカシロエリコウ。頭から首にかけて灰色であることから幼鳥と思われます。


今日は何れもコウノトリの仲間であるクラハシコウとアフリカシロエリコウをご紹介しましたが、日本で見られるコウノトリの仲間はコウノトリとナベコウの2種だけですが、東アフリカでは8種(世界で17種)生息しているようで、今回短い期間ではありましたが、アフリカハゲコウ、アフリカトキコウを含め4種を見ることができたことは大きな収穫でした・・・
最初はサハラ砂漠以南のアフリカの湿地に生息するクラハシコウです。英名をSaddle-billed Storkと言い、嘴の付け根にある黄色い部分が馬の鞍に似ているためこのような名前が付けられたようですが、赤と黒の嘴に付け根の黄色のコントラストが鮮やかなとても美しい鳥でした。
日が暮れてロッジに帰る途中に見つけたクラハシコウ。

水の中でじっと佇んでいましたが、何故か突然大きな口を開けました・・・


そろそろ眠る態勢に入るのか、片足立ちになりました。

こちらは別の場所で見つけたアフリカシロエリコウ(別名エンビコウ)の幼鳥と思われる個体。アフリカシロエリコウはクラハシコウと同じくサハラ砂漠以南の湿地に生息するコウノトリの仲間で、他にもインドからフィリピン、セレベスにかけて生息する別亜種シロエリコウとコブハシコウがいるようです。
かなり遠方で佇んでいた3羽のアフリカシロエリコウ。頭から首にかけて灰色であることから幼鳥と思われます。


今日は何れもコウノトリの仲間であるクラハシコウとアフリカシロエリコウをご紹介しましたが、日本で見られるコウノトリの仲間はコウノトリとナベコウの2種だけですが、東アフリカでは8種(世界で17種)生息しているようで、今回短い期間ではありましたが、アフリカハゲコウ、アフリカトキコウを含め4種を見ることができたことは大きな収穫でした・・・
東アフリカの鳥たち・・・アフリカトキコウ
東アフリカシリーズの続きで、今日はアフリカトキコウをご紹介します。
アフリカトキコウはコウノトリと同じく白色大型のコウノトリの仲間ですが、黄色い嘴と目の辺りの赤く露出した肌、白と黒の羽根の対比が鮮やかな大変美しい鳥で、繁殖時には羽根がトキ色に染まることからこの名が付けられたようです。
湖畔の木の枝にとまって休んでいたアフリカトキコウ。こうして見るとなかなか優雅です・・・

水中に嘴を突っ込み餌を探していたアフリカトキコウ。

同じコウノトリの仲間、アフリカハゲコウとのツーショット。美女と野獣という感じでしょうか・・・

着水直前のポーズ




湖上の低空飛翔

今日はコウノトリにも負けず劣らず美しいアフリカトキコウをご紹介しましたが、一方でアフリカハゲコウのような不気味な鳥も同じ仲間であり、それぞれの食性から来ている風貌とは言え、神様は実に様々な生き物を生み出してくれるものです・・・
アフリカトキコウはコウノトリと同じく白色大型のコウノトリの仲間ですが、黄色い嘴と目の辺りの赤く露出した肌、白と黒の羽根の対比が鮮やかな大変美しい鳥で、繁殖時には羽根がトキ色に染まることからこの名が付けられたようです。
湖畔の木の枝にとまって休んでいたアフリカトキコウ。こうして見るとなかなか優雅です・・・

水中に嘴を突っ込み餌を探していたアフリカトキコウ。

同じコウノトリの仲間、アフリカハゲコウとのツーショット。美女と野獣という感じでしょうか・・・

着水直前のポーズ




湖上の低空飛翔

今日はコウノトリにも負けず劣らず美しいアフリカトキコウをご紹介しましたが、一方でアフリカハゲコウのような不気味な鳥も同じ仲間であり、それぞれの食性から来ている風貌とは言え、神様は実に様々な生き物を生み出してくれるものです・・・
東アフリカの鳥たち・・・コフラミンゴ、オオフラミンゴ
東アフリカシリーズの続きで、今日はこれも動物園等でお馴染みのフラミンゴをご紹介します。
フラミンゴは全世界で5種類いるようですが、アフリカでは数の多いコフラミンゴと少数のオオフラミンゴが生息しているようです。
遠方の湖に集結していたコフラミンゴの大群。コフラミンゴは特にピンク色が濃いことで知られていますが、このピンク色はコフラミンゴが食料としているアルカリ湖で育つ藍藻スピルリナ(色素であるβ-カロテンやカンタキサンチンを含んでいる)によるものだと言われています。

コフラミンゴの大群の近くをヌーの群れが通り過ぎて行きました。

群れで飛翔するコフラミンゴ。



そんなコフラミンゴの大群の中にオオフラミンゴが1羽混じっていました(中央の大型のフラミンゴ)。オオフラミンゴ(体長約140cm)はコフラミンゴ(体長約90cm)より一回り大きいだけでなく、嘴の赤い部分がコフラミンゴより多いことからも識別できます。

今日はアフリカの鳥を代表するフラミンゴの仲間をご紹介しましたが、1970年代には約600万羽生息していたと推定されるコフラミンゴも、開発による生息地の破壊、水質汚染などにより生息数を減らしているようで、現在では約200万羽程度に減少していると言われています。かっては野生の王国と言われたアフリカも開発がどんどん進んでおり、環境破壊をどう食い止めるかが課題になっているようです・・・
フラミンゴは全世界で5種類いるようですが、アフリカでは数の多いコフラミンゴと少数のオオフラミンゴが生息しているようです。
遠方の湖に集結していたコフラミンゴの大群。コフラミンゴは特にピンク色が濃いことで知られていますが、このピンク色はコフラミンゴが食料としているアルカリ湖で育つ藍藻スピルリナ(色素であるβ-カロテンやカンタキサンチンを含んでいる)によるものだと言われています。

コフラミンゴの大群の近くをヌーの群れが通り過ぎて行きました。

群れで飛翔するコフラミンゴ。



そんなコフラミンゴの大群の中にオオフラミンゴが1羽混じっていました(中央の大型のフラミンゴ)。オオフラミンゴ(体長約140cm)はコフラミンゴ(体長約90cm)より一回り大きいだけでなく、嘴の赤い部分がコフラミンゴより多いことからも識別できます。

今日はアフリカの鳥を代表するフラミンゴの仲間をご紹介しましたが、1970年代には約600万羽生息していたと推定されるコフラミンゴも、開発による生息地の破壊、水質汚染などにより生息数を減らしているようで、現在では約200万羽程度に減少していると言われています。かっては野生の王国と言われたアフリカも開発がどんどん進んでおり、環境破壊をどう食い止めるかが課題になっているようです・・・
東アフリカの鳥たち・・・モモイロペリカン
東アフリカシリーズの続きで、今日も大型の鳥であるモモイロペリカンをご紹介します。
モモイロペリカンの名前の由来は繁殖期に体色が桃色になることから付けられたようですが、通常はほぼ白色であり、英名ではそんなことから大型の白いペリカンGreat White pelican と名付けられています。
湖のボートサファリで出会ったモモイロペリカンの群れ(手前の羽根に黒味があるやや小型の鳥はアフリカトキコウ、左端はヌー)

少しアップしてみました。

更に大きくアップ・・・
獲物の魚を捕る時は5~10羽程度の群れで魚の群れを追い込み、逃げ道を塞いだ上で一斉に喉の袋で掬い上げるといいますが、まさにそんな漁法に適した大きな嘴と弾力性のある喉の袋を持っていました。

青空バックの飛翔姿


こちらは別の湖で見かけたモモイロペリカンの群れ(先頭の羽根色の濃い個体は幼鳥)。

こちらは数羽の群れで水に潜り盛んに漁を行っていました。

今日は動物園等でもお馴染みにモモイロペリカンをご紹介しましたが、改めて観察してみると今まで気付かなかったことが色々見えてきます・・・
モモイロペリカンの名前の由来は繁殖期に体色が桃色になることから付けられたようですが、通常はほぼ白色であり、英名ではそんなことから大型の白いペリカンGreat White pelican と名付けられています。
湖のボートサファリで出会ったモモイロペリカンの群れ(手前の羽根に黒味があるやや小型の鳥はアフリカトキコウ、左端はヌー)

少しアップしてみました。

更に大きくアップ・・・
獲物の魚を捕る時は5~10羽程度の群れで魚の群れを追い込み、逃げ道を塞いだ上で一斉に喉の袋で掬い上げるといいますが、まさにそんな漁法に適した大きな嘴と弾力性のある喉の袋を持っていました。

青空バックの飛翔姿


こちらは別の湖で見かけたモモイロペリカンの群れ(先頭の羽根色の濃い個体は幼鳥)。

こちらは数羽の群れで水に潜り盛んに漁を行っていました。

今日は動物園等でもお馴染みにモモイロペリカンをご紹介しましたが、改めて観察してみると今まで気付かなかったことが色々見えてきます・・・
東アフリカの鳥たち・・・アフリカハゲコウ
東アフリカシリーズの続きで、今日はアフリカを代表するアフリカハゲコウをご紹介します。
アフリカハゲコウは名前の通り禿げた赤い頭と首の周りの襟巻のような白い毛が特徴の体長約1.5mの大型のコウノトリの仲間で、死肉にありつけるアフリカの大草原のみならず、食べ残しの残飯を狙ってかロッジ周辺やナイロビ市内など人の多いところでもたくさん見ることができました。
宿泊したロッジ敷地内の樹上にいたアフリカハゲコウ。死肉を食べるのに適応したと思われる大きな嘴と禿げた赤い頭が何とも不気味な感じを与えます。

ロッジ近くの湖に浮かぶ島にいたアフリカハゲコウ。

アップで見たアフリカハゲコウ。赤ら顔で禿げた頭を見ると、美しいコウノトリと同じ仲間とは思えません。

ロッジ近くの湖の島で休んでいたアフリカハゲコウ(左はトムソンガゼル)

アマサギとクロトキ(右端)と一緒に・・・

水辺で餌を探していたアフリカハゲコウ

ケニアとタンザニアの国境にまたがるマラ川はヌーの大移動の際、川を渡れずに死んでしまうものが出ることで知られています(写真でもヌーの骨と思われものが確認できます)。そんなマラ川にはヌーを待ち構えるワニのほか、死肉をあさるアフリカハゲコウやハゲワシなどたくさんの鳥が見られました。
写真はアフリカハゲコウとミミヒダハゲワシ(左端)

朝陽を浴びて飛翔するアフリカハゲコウ


今日はアフリカを代表するアフリカハゲコウをご紹介しましたが、頭が禿げている鳥は他にもハゲワシなどがいますが、彼らに共通しているのは何れも死肉をあさる点であり、毛があると頭にべっとりと血がつくのを避けるためこのような姿になったのでしょうか? 不思議な生き物を見ると色々なことを考えさせられます・・・
アフリカハゲコウは名前の通り禿げた赤い頭と首の周りの襟巻のような白い毛が特徴の体長約1.5mの大型のコウノトリの仲間で、死肉にありつけるアフリカの大草原のみならず、食べ残しの残飯を狙ってかロッジ周辺やナイロビ市内など人の多いところでもたくさん見ることができました。
宿泊したロッジ敷地内の樹上にいたアフリカハゲコウ。死肉を食べるのに適応したと思われる大きな嘴と禿げた赤い頭が何とも不気味な感じを与えます。

ロッジ近くの湖に浮かぶ島にいたアフリカハゲコウ。

アップで見たアフリカハゲコウ。赤ら顔で禿げた頭を見ると、美しいコウノトリと同じ仲間とは思えません。

ロッジ近くの湖の島で休んでいたアフリカハゲコウ(左はトムソンガゼル)

アマサギとクロトキ(右端)と一緒に・・・

水辺で餌を探していたアフリカハゲコウ

ケニアとタンザニアの国境にまたがるマラ川はヌーの大移動の際、川を渡れずに死んでしまうものが出ることで知られています(写真でもヌーの骨と思われものが確認できます)。そんなマラ川にはヌーを待ち構えるワニのほか、死肉をあさるアフリカハゲコウやハゲワシなどたくさんの鳥が見られました。
写真はアフリカハゲコウとミミヒダハゲワシ(左端)

朝陽を浴びて飛翔するアフリカハゲコウ


今日はアフリカを代表するアフリカハゲコウをご紹介しましたが、頭が禿げている鳥は他にもハゲワシなどがいますが、彼らに共通しているのは何れも死肉をあさる点であり、毛があると頭にべっとりと血がつくのを避けるためこのような姿になったのでしょうか? 不思議な生き物を見ると色々なことを考えさせられます・・・