ホオアカ、チョウゲンボウ
トラフズク
穏やかな小春日和の日、越冬中のトラフズクに会いに行ってきました。トラフズクは2羽確認することができましたが、何れも笹藪の中で身を隠すように休んでおり、ついに最後まで全身を見ることはできませんでした。
トラフズクはほとんど眠っていましたが、時折このように少しばかり目を開けてくれました。


少し横を向いたトラフズク。トラフズクの名前は全身にある褐色の斑を虎斑(とらふ)に見立て、「虎斑が顕著なミミズク」から命名されたそうですが、よく見るとそのように見えなくもありません。

橙色の目と長い羽角(うかく)が印象的です。

こちらは近くにいた別の個体。

今日は越冬中のトラフズクをご紹介しましたが、トラフズクの英名はLong-eared Owlと言い、長い羽角を持つことからこのように命名されたようですが、同じ仲間で人気のあるコミミズク(小耳木兎)の英名はShort-eared Owlであり、このようなことを考えながら眺めて見ると、急に親しみが湧いてきます・・・
トラフズクはほとんど眠っていましたが、時折このように少しばかり目を開けてくれました。


少し横を向いたトラフズク。トラフズクの名前は全身にある褐色の斑を虎斑(とらふ)に見立て、「虎斑が顕著なミミズク」から命名されたそうですが、よく見るとそのように見えなくもありません。

橙色の目と長い羽角(うかく)が印象的です。

こちらは近くにいた別の個体。

今日は越冬中のトラフズクをご紹介しましたが、トラフズクの英名はLong-eared Owlと言い、長い羽角を持つことからこのように命名されたようですが、同じ仲間で人気のあるコミミズク(小耳木兎)の英名はShort-eared Owlであり、このようなことを考えながら眺めて見ると、急に親しみが湧いてきます・・・
迷鳥 クビワキンクロのオス
伊勢詣に行く途中、サバンナシトドを撮影した後、さらに別のポイントでクビワキンクロに会ってきました。
クビワキンクロは迷鳥として北海道、本州、四国で記録があるようで、昨年は幸運にも別な場所でメスに会うことができましたが、今回は更にオスにも出会うことができました。
キンクロハジロとヒドリガモのメスと一緒に泳いでいたクビワキンクロのオス。

後ろを泳いでいるキンクロハジロと比べると頭の形が特徴的で、頭頂のピークは後方にあることが分かります。また嘴は鉛色で先端が黒く、その内側に白い部分があり、基部は細く白く縁取られています。

キンクロハジロのメスとオスを従えて・・・

ヒドリガモ(オス)とのツーショット

陽を浴びると、名前の由来である頸と胸の境にある褐色の頸輪がかすかに分かります。


正面から見たクビワキンクロ

クビワキンクロはキンクロハジロたちに混じって時々水に潜って餌を捕っていましたが、こちらは潜る直前のクビワキンクロです。

今日は迷鳥クビワキンクロのオスをご紹介しましたが、昨年のメスに続いて今年はオスも見ることができ、今年の鳥運は比較的いいようです。この鳥運がいつまでも続いてくれるといいのですが・・・
クビワキンクロは迷鳥として北海道、本州、四国で記録があるようで、昨年は幸運にも別な場所でメスに会うことができましたが、今回は更にオスにも出会うことができました。
キンクロハジロとヒドリガモのメスと一緒に泳いでいたクビワキンクロのオス。

後ろを泳いでいるキンクロハジロと比べると頭の形が特徴的で、頭頂のピークは後方にあることが分かります。また嘴は鉛色で先端が黒く、その内側に白い部分があり、基部は細く白く縁取られています。

キンクロハジロのメスとオスを従えて・・・

ヒドリガモ(オス)とのツーショット

陽を浴びると、名前の由来である頸と胸の境にある褐色の頸輪がかすかに分かります。


正面から見たクビワキンクロ

クビワキンクロはキンクロハジロたちに混じって時々水に潜って餌を捕っていましたが、こちらは潜る直前のクビワキンクロです。

今日は迷鳥クビワキンクロのオスをご紹介しましたが、昨年のメスに続いて今年はオスも見ることができ、今年の鳥運は比較的いいようです。この鳥運がいつまでも続いてくれるといいのですが・・・
ホオアカとコジュリン
サバンナシトドに出会った草地ではこれまた冬の草原の常連、ホオアカとコジュリンの姿も見ることができました。
ホオアカはサバンナシトドなどと一緒に草地の周辺を飛び交っていましたが、時々このように草にとまってじっくりサービスしてくれました。


特徴である赤褐色の頬がよく分かります。


正面を向くと胸の黒褐色の縦斑がよく分かります。

こちらも何度となく姿を見せてくれたコジュリン。コジュリンは端正な容姿でとても美しく見えました。




この個体は下面が白くすっきりしており最初シベリアジュリンかと思いましたが、嘴の色や形から判断しコジュリンと思われました。


今日はサバンナシトドに出会った草地で出会ったホオアカとコジュリンをご紹介しましたが、冬の草地はこれらホオジロの仲間が私たちを楽しませてくれます・・・
ホオアカはサバンナシトドなどと一緒に草地の周辺を飛び交っていましたが、時々このように草にとまってじっくりサービスしてくれました。


特徴である赤褐色の頬がよく分かります。


正面を向くと胸の黒褐色の縦斑がよく分かります。

こちらも何度となく姿を見せてくれたコジュリン。コジュリンは端正な容姿でとても美しく見えました。




この個体は下面が白くすっきりしており最初シベリアジュリンかと思いましたが、嘴の色や形から判断しコジュリンと思われました。


今日はサバンナシトドに出会った草地で出会ったホオアカとコジュリンをご紹介しましたが、冬の草地はこれらホオジロの仲間が私たちを楽しませてくれます・・・
稀な冬鳥 サバンナシトド
前回は不発に終わったサバンナシトドですが、今回、伊勢詣に行く途中、少しばかり早立ちして再び現地を訪れました。
心配していた雪もすっかりなくなっており、おまけにこの日は穏やかな小春日和ということも幸いしたのか、初見のサバンナシトドは何度も元気な姿を見せてくれました。
サバンナシトドはホオアカたちと一緒に草地で餌を食べたり水路で水を飲んだりしていましたが、時々このように雑草にとまってサービスしてくれました。ホオアカとのツーショット。

こちらは草にとまって向きを変えてサービスしてくれたサバンナシトド。特徴的な黒褐色の頭側線、過眼線、頬線と、白色の体下面に黒褐色の縦斑、そしてこの個体は眉斑が黄色味を帯びていました。




こちらは別の場所にとまってくれたサバンナシトド。


お腹側を見せてくれたサバンナシトド。特徴である白色の体下面と黒褐色の縦斑がよく分かります。


ちょっと込み入ったところにとまったサバンナシトド。


今日は稀な冬鳥サバンナシトドをご紹介しましたが、前回は不発に終わっただけに今回の出会いは大変嬉しいものでした。命を長らえ、また来年も元気な姿を見せて欲しいものです・・・
心配していた雪もすっかりなくなっており、おまけにこの日は穏やかな小春日和ということも幸いしたのか、初見のサバンナシトドは何度も元気な姿を見せてくれました。
サバンナシトドはホオアカたちと一緒に草地で餌を食べたり水路で水を飲んだりしていましたが、時々このように雑草にとまってサービスしてくれました。ホオアカとのツーショット。

こちらは草にとまって向きを変えてサービスしてくれたサバンナシトド。特徴的な黒褐色の頭側線、過眼線、頬線と、白色の体下面に黒褐色の縦斑、そしてこの個体は眉斑が黄色味を帯びていました。




こちらは別の場所にとまってくれたサバンナシトド。


お腹側を見せてくれたサバンナシトド。特徴である白色の体下面と黒褐色の縦斑がよく分かります。


ちょっと込み入ったところにとまったサバンナシトド。


今日は稀な冬鳥サバンナシトドをご紹介しましたが、前回は不発に終わっただけに今回の出会いは大変嬉しいものでした。命を長らえ、また来年も元気な姿を見せて欲しいものです・・・
ハイチュウ再び
先日に続きハイイロチュウヒをご紹介します。
先日は陽も傾きかけた夕刻の遠くてやや逆光気味の写真しか撮れませんでしたので、今回は少し早起きして再び出かけました。そんなご褒美なのか、今回は比較的近くに来てくれサービスしてくれました。
突然やって来たハイイロチュウヒのオス。


獲物を見つけたのか、ホバリングしました。

でも見つからなかったようで、再び刈田の上を低空飛翔していきます。

正面から見ると金色の目が何とも魅力的です。



刈田を低空飛翔した後、突然近くの畦に降りました。

周りの様子を見ながら暫くの間休んでいましたが・・・


そろそろ飛び出すのかお尻を持ち上げ

飛び出して行きました。残念ながらこちらを向いてくれせんでしたが・・・

今日は先日に続き再びハイイロチュウヒをご紹介しましたが、ハイイロチュウヒのオスは何度見ても魅力があり、見るものの心を惹きつけます・・・
先日は陽も傾きかけた夕刻の遠くてやや逆光気味の写真しか撮れませんでしたので、今回は少し早起きして再び出かけました。そんなご褒美なのか、今回は比較的近くに来てくれサービスしてくれました。
突然やって来たハイイロチュウヒのオス。


獲物を見つけたのか、ホバリングしました。

でも見つからなかったようで、再び刈田の上を低空飛翔していきます。

正面から見ると金色の目が何とも魅力的です。



刈田を低空飛翔した後、突然近くの畦に降りました。

周りの様子を見ながら暫くの間休んでいましたが・・・


そろそろ飛び出すのかお尻を持ち上げ

飛び出して行きました。残念ながらこちらを向いてくれせんでしたが・・・

今日は先日に続き再びハイイロチュウヒをご紹介しましたが、ハイイロチュウヒのオスは何度見ても魅力があり、見るものの心を惹きつけます・・・
九州の鳥たち・・・カツオドリpart2
昨日に続き、今日は着水まで追うことができたカツオドリの魚を捕るシーンをご紹介します。
獲物を探して上空を旋回

獲物を見つけたのか降下態勢に入りました。

そして、急降下スタート


翼をW字型にしてどんどん降下していきます・・・


海面に近づきました。

着水直前はこのように矢のように一直線になります。

そして水中に消えていきました。この着水でしたらオリンピックの金メダルですね・・・

暫くすると魚を咥えて水面に上ってきました。


昨日に続いてカツオドリの獲物を捕えるシーンをご紹介しましたが、初めて見るカツオドリの飛び込みシーンは何とも迫力があり、時を忘れて撮影していました。ミサゴの捕獲シーンもいいものですがカツオドリも勝るとも劣りません・・・
獲物を探して上空を旋回

獲物を見つけたのか降下態勢に入りました。

そして、急降下スタート


翼をW字型にしてどんどん降下していきます・・・


海面に近づきました。

着水直前はこのように矢のように一直線になります。

そして水中に消えていきました。この着水でしたらオリンピックの金メダルですね・・・

暫くすると魚を咥えて水面に上ってきました。


昨日に続いてカツオドリの獲物を捕えるシーンをご紹介しましたが、初めて見るカツオドリの飛び込みシーンは何とも迫力があり、時を忘れて撮影していました。ミサゴの捕獲シーンもいいものですがカツオドリも勝るとも劣りません・・・
九州の鳥たち・・・初見のカツオドリ
九州遠征の続きで、今日は初見のカツオドリをご紹介します。
カツオドリはペリカン目カツオドリ科の大型の外洋性の海鳥で、日本にはカツオドリ、アカアシカツオドリ、アオツラカツオドリの3種が分布し、何れもカツオなどの魚群の上で群れ、魚の居場所を教えてくれることからこのような名前が付けられたようです。
港の上空で魚を探して旋回していたカツオドリのオス。オスは目の周辺と嘴基部が青色であることから識別できるようです。

こちらは目の周辺と嘴基部が黄白色のメス。


こちらはお腹が灰褐色で下雨覆も黒褐色味が強く、目の周囲と嘴基部はくすんだ青灰色であることから幼羽と思われます。

ここからは魚を捕えるシーンをご紹介します。魚を探して上空を旋回しています。

獲物を見つけたのか急降下していきます。


翼をW型にした急降下シーンが何ともたまりません・・・

そして大きな魚をゲットしました。

魚を飲みこみながら飛び出して行きます。





今日は初見のカツオドリをご紹介しましたが、魚を求めてダイビングするシーンは何とも迫力があり心引き付けるものがありました。急降下時のスピードは時速100km以上とも言われており、特に今回のように近くでダイビングする場合は最後まで追い切れませんでした。少し遠いですが着水まで追えたシーンにつきましては明日ご紹介したいと思います・・・
カツオドリはペリカン目カツオドリ科の大型の外洋性の海鳥で、日本にはカツオドリ、アカアシカツオドリ、アオツラカツオドリの3種が分布し、何れもカツオなどの魚群の上で群れ、魚の居場所を教えてくれることからこのような名前が付けられたようです。
港の上空で魚を探して旋回していたカツオドリのオス。オスは目の周辺と嘴基部が青色であることから識別できるようです。

こちらは目の周辺と嘴基部が黄白色のメス。


こちらはお腹が灰褐色で下雨覆も黒褐色味が強く、目の周囲と嘴基部はくすんだ青灰色であることから幼羽と思われます。

ここからは魚を捕えるシーンをご紹介します。魚を探して上空を旋回しています。

獲物を見つけたのか急降下していきます。


翼をW型にした急降下シーンが何ともたまりません・・・

そして大きな魚をゲットしました。

魚を飲みこみながら飛び出して行きます。





今日は初見のカツオドリをご紹介しましたが、魚を求めてダイビングするシーンは何とも迫力があり心引き付けるものがありました。急降下時のスピードは時速100km以上とも言われており、特に今回のように近くでダイビングする場合は最後まで追い切れませんでした。少し遠いですが着水まで追えたシーンにつきましては明日ご紹介したいと思います・・・
九州の鳥たち・・・初見のイワミセキレイ
九州遠征の続きで、今日は初見のイワミセキレイをご紹介します。
イワミセキレイは中国東部から朝鮮半島で繁殖し、昔から石見の国(島根県西部)をはじめ山陰地方で比較的よく見られることから、このような名前が付けられたようです。今回そんなイワミセキレイが来ているとの情報をいただき現地を訪れました。
枝にとまったイワミセキレイ。体長約16cmと日本で見られるセキレイの仲間ではもっとも小さいですが、黒味を帯びた雨覆と先端の白色、そして特徴ある胸の黒帯がとても印象的な美しい鳥でした。



黒味を帯びた雨覆とその先端の白色の対比が美しいですね・・・


地面に降りたイワミセキレイ


正面から見ると胸の模様がよく分かります。


今回の九州遠征にあたっては最初にご紹介したナベコウと今回のイワミセキレイを最も見たいと思っていましたが、幸運にも両者共に出会うことができ、幸せな気持ちで帰ってくることができました。やはり初めての鳥には心躍ります・・・
イワミセキレイは中国東部から朝鮮半島で繁殖し、昔から石見の国(島根県西部)をはじめ山陰地方で比較的よく見られることから、このような名前が付けられたようです。今回そんなイワミセキレイが来ているとの情報をいただき現地を訪れました。
枝にとまったイワミセキレイ。体長約16cmと日本で見られるセキレイの仲間ではもっとも小さいですが、黒味を帯びた雨覆と先端の白色、そして特徴ある胸の黒帯がとても印象的な美しい鳥でした。



黒味を帯びた雨覆とその先端の白色の対比が美しいですね・・・


地面に降りたイワミセキレイ


正面から見ると胸の模様がよく分かります。


今回の九州遠征にあたっては最初にご紹介したナベコウと今回のイワミセキレイを最も見たいと思っていましたが、幸運にも両者共に出会うことができ、幸せな気持ちで帰ってくることができました。やはり初めての鳥には心躍ります・・・
九州の鳥たち・・・ヒシクイ
昨日に続き、今日は同じく冬鳥として出水市に渡来しているヒシクイをご紹介します。
日本に渡来するヒシクイには亜種オオヒシクイ(全体の約80%)と亜種ヒシクイ(約20%)、亜種ヒメヒシクイ(ごく少数)の3亜種の記録があるようですが、地元の方の話では当地を訪れるヒシクイは亜種ヒシクイだそうで、嘴と頸が太くて短いのが特徴だそうです。
刈田に水を張って作られた池にいた亜種ヒシクイ。

真ん中の1羽が羽ばたいてくれました。


こうして見ると、亜種ヒシクイの特徴である嘴と頸が太く短いのがよく分かります。手前はツクシガモ。

こちらは低空飛翔する亜種ヒシクイ。飛ぶ姿はやはりマガンとよく似ていますね・・・

今日はツルの渡来地として有名な出水市にやって来た亜種ヒシクイをご紹介しましたが、ツルのみならず、先日ご紹介したツクシガモやアカツクシガモなど、実に多様な野鳥が渡来する出水市はとても魅力的なところです・・・
日本に渡来するヒシクイには亜種オオヒシクイ(全体の約80%)と亜種ヒシクイ(約20%)、亜種ヒメヒシクイ(ごく少数)の3亜種の記録があるようですが、地元の方の話では当地を訪れるヒシクイは亜種ヒシクイだそうで、嘴と頸が太くて短いのが特徴だそうです。
刈田に水を張って作られた池にいた亜種ヒシクイ。

真ん中の1羽が羽ばたいてくれました。


こうして見ると、亜種ヒシクイの特徴である嘴と頸が太く短いのがよく分かります。手前はツクシガモ。

こちらは低空飛翔する亜種ヒシクイ。飛ぶ姿はやはりマガンとよく似ていますね・・・

今日はツルの渡来地として有名な出水市にやって来た亜種ヒシクイをご紹介しましたが、ツルのみならず、先日ご紹介したツクシガモやアカツクシガモなど、実に多様な野鳥が渡来する出水市はとても魅力的なところです・・・
九州の鳥たち・・・クロヅル、ナベクロヅル(通称)
昨日に続き今日は日本では数少ない冬鳥として渡来するクロヅルをご紹介します。
今年、出水市には4羽のクロヅルが渡来しているそうですが、何れも近くには来てくれず、今回も遥か彼方にいる個体を何とか見つけることができました。
ナベヅルと一緒にいたクロヅル(中央)。体色は灰色でナベヅルより白っぽく、この写真ではよく分かりませんが頭頂が赤く、眼先・喉・前頸・後頭が黒いのが特徴です。

右側がクロヅル


中央がクロヅル

中央の顔が見えないのがクロヅル。クロヅルの右の個体は体色はクロヅルとよく似て白っぽいですが、頭はナベヅルに似ています。恐らくナベヅルとクロヅルの交雑個体ではないかと思われます。

こちらは別の場所で見かけたナベヅルとクロヅルの交雑と思われる個体。頭はナベヅル、体色等はクロヅルによく似ています。

今日は数少ない冬鳥として飛来するクロヅルとナベクロヅル(ナベヅルとクロヅルの交雑個体)をご紹介しましたが、このように稀な冬鳥が定期的にやって来る出水は実に貴重な場所です・・・
今年、出水市には4羽のクロヅルが渡来しているそうですが、何れも近くには来てくれず、今回も遥か彼方にいる個体を何とか見つけることができました。
ナベヅルと一緒にいたクロヅル(中央)。体色は灰色でナベヅルより白っぽく、この写真ではよく分かりませんが頭頂が赤く、眼先・喉・前頸・後頭が黒いのが特徴です。

右側がクロヅル


中央がクロヅル

中央の顔が見えないのがクロヅル。クロヅルの右の個体は体色はクロヅルとよく似て白っぽいですが、頭はナベヅルに似ています。恐らくナベヅルとクロヅルの交雑個体ではないかと思われます。

こちらは別の場所で見かけたナベヅルとクロヅルの交雑と思われる個体。頭はナベヅル、体色等はクロヅルによく似ています。

今日は数少ない冬鳥として飛来するクロヅルとナベクロヅル(ナベヅルとクロヅルの交雑個体)をご紹介しましたが、このように稀な冬鳥が定期的にやって来る出水は実に貴重な場所です・・・
九州の鳥たち・・・カナダヅル
昨日の続きで、今日は同じく出水市で出会ったカナダヅルをご紹介します。
昨シーズンは11羽渡来したカナダヅルですが、今年は4羽ということで探すのは難しいかと心配しましたが、幸いにも比較的近くに来てくれ、その美しい姿を楽しむことができました。
マナヅルの横で大きく羽ばたいてくれたカナダヅル。

マナヅルと比べると体色は若干薄いことが分かります。

このカナダヅルは番なのでしょうか、仲良く2羽で行動していました。

正面から見ると頭頂のハートマークの赤色斑がよく分かります。



こちらに向かって近づいてきたカナダヅル。

今日は出水市で出会ったカナダヅルをご紹介しましたが、稀な冬鳥として渡来するカナダヅルが毎年やってくる当地は実に魅力あるところです・・・
昨シーズンは11羽渡来したカナダヅルですが、今年は4羽ということで探すのは難しいかと心配しましたが、幸いにも比較的近くに来てくれ、その美しい姿を楽しむことができました。
マナヅルの横で大きく羽ばたいてくれたカナダヅル。

マナヅルと比べると体色は若干薄いことが分かります。

このカナダヅルは番なのでしょうか、仲良く2羽で行動していました。

正面から見ると頭頂のハートマークの赤色斑がよく分かります。



こちらに向かって近づいてきたカナダヅル。

今日は出水市で出会ったカナダヅルをご紹介しましたが、稀な冬鳥として渡来するカナダヅルが毎年やってくる当地は実に魅力あるところです・・・
九州の鳥たち・・・ナベヅル
九州遠征の続きで、今日も同じく出水市のナベヅルご紹介します。
出水市に渡来するツルはナベヅルが最も多く、今年は約10,000羽以上が渡来しているとのことでした。因みにマナヅルは約2,000羽、カナダヅル4羽、クロヅル4羽、ナベクロヅル(クロヅルとナベヅルの交雑種)2羽だそうです。ナベヅルは灰色の羽色を鍋についている煤に見立てた名前で、その名の通り日本に訪れるツルの中では最も黒っぽく見えます。
山をバックに群れで飛翔するナベヅル。

先頭は頭部が黄褐色味を帯び、目の周囲が黒い若鳥。




頭上から見ると頭頂の赤色がよく分かります。

ファミリーで行動していたナベヅル親子。一番右側は若鳥。

今日は当地に最も多く渡来するナベヅルをご紹介しましたが、ナベヅルの北帰行はマナヅルより遅いとはいえ、彼らも間もなく北の繁殖地に向け旅立っていきます・・・
出水市に渡来するツルはナベヅルが最も多く、今年は約10,000羽以上が渡来しているとのことでした。因みにマナヅルは約2,000羽、カナダヅル4羽、クロヅル4羽、ナベクロヅル(クロヅルとナベヅルの交雑種)2羽だそうです。ナベヅルは灰色の羽色を鍋についている煤に見立てた名前で、その名の通り日本に訪れるツルの中では最も黒っぽく見えます。
山をバックに群れで飛翔するナベヅル。

先頭は頭部が黄褐色味を帯び、目の周囲が黒い若鳥。




頭上から見ると頭頂の赤色がよく分かります。

ファミリーで行動していたナベヅル親子。一番右側は若鳥。

今日は当地に最も多く渡来するナベヅルをご紹介しましたが、ナベヅルの北帰行はマナヅルより遅いとはいえ、彼らも間もなく北の繁殖地に向け旅立っていきます・・・
九州の鳥たち・・・優雅に飛翔するマナヅル
九州の鳥たち・・・ツクシガモのリーダーはアカツクシガモ?
九州遠征の続きで、今日は昨日に続きアカツクシガモとツクシガモをご紹介します。
アカツクシガモを撮った後、食事をするため一旦この場所を離れ、その後再び同じ場所に戻って来ましたが、そこでは偶然にも沢山のツクシガモを従えて飛ぶアカツクシガモを見ることができました。
何かに驚いて飛び立ったのか、アカツクシガモを先頭に沢山のツクシガモが一団となって付いていきます。


そして正面を通り過ぎ・・・

徐々にこちらに向かって旋回してきました。



正面を飛ぶアカツクシガモとツクシガモ。

翼を全開にしたアカツクシガモは実にきれいでした。


今日はアカツクシガモを先頭に一団となって飛ぶツクシガモをご紹介しましたが、たまたまアカツクシガモが何かに驚いて飛び立ったため、周りにいたツクシガモもつられて飛び立ったものと思われますが、見た目にはいかにも「リーダーは俺だ」みたいな雰囲気にも見えてしまいました・・・・
アカツクシガモを撮った後、食事をするため一旦この場所を離れ、その後再び同じ場所に戻って来ましたが、そこでは偶然にも沢山のツクシガモを従えて飛ぶアカツクシガモを見ることができました。
何かに驚いて飛び立ったのか、アカツクシガモを先頭に沢山のツクシガモが一団となって付いていきます。


そして正面を通り過ぎ・・・

徐々にこちらに向かって旋回してきました。



正面を飛ぶアカツクシガモとツクシガモ。

翼を全開にしたアカツクシガモは実にきれいでした。


今日はアカツクシガモを先頭に一団となって飛ぶツクシガモをご紹介しましたが、たまたまアカツクシガモが何かに驚いて飛び立ったため、周りにいたツクシガモもつられて飛び立ったものと思われますが、見た目にはいかにも「リーダーは俺だ」みたいな雰囲気にも見えてしまいました・・・・
九州の鳥たち・・・初見のアカツクシガモ
九州遠征の続きで、今日はこれまた初見のアカツクシガモをご紹介します。
ナベコウやツリスガラを見た翌日、レンタカーを走らせ更に南下しましたが、そこでは運よく初見のアカツクシガモを見ることができました。
ツクシガモの仲間は世界で7種、日本ではツクシガモ、アカツクシガモ、カンムリツクシガモの3種が知られていますが、カンムリツクシガモは既に絶滅したと考えられており、実際には2種ということになります。
水路脇の土手にいたアカツクシガモ。首に黒いリングが見られることから夏羽に換羽中のオスと思われます。


水路に入り水を飲んでいたアカツクシガモ。

その後、少し羽根を広げながら勢いをつけて道路側に上りましたが、白い雨覆がとても美しく見えました。




そして、暫くすると飛び出して行きました。

遠くを旋回するアカツクシガモ。黒くて緑色光沢のある風切と白色の雨覆のコントラストが実に美しく見えました。



今日は初見のアカツクシガモをご紹介しましたが、特にその飛翔する姿は数多いカモの中でも屈指の美しさではないかと思われました・・・
ナベコウやツリスガラを見た翌日、レンタカーを走らせ更に南下しましたが、そこでは運よく初見のアカツクシガモを見ることができました。
ツクシガモの仲間は世界で7種、日本ではツクシガモ、アカツクシガモ、カンムリツクシガモの3種が知られていますが、カンムリツクシガモは既に絶滅したと考えられており、実際には2種ということになります。
水路脇の土手にいたアカツクシガモ。首に黒いリングが見られることから夏羽に換羽中のオスと思われます。


水路に入り水を飲んでいたアカツクシガモ。

その後、少し羽根を広げながら勢いをつけて道路側に上りましたが、白い雨覆がとても美しく見えました。




そして、暫くすると飛び出して行きました。

遠くを旋回するアカツクシガモ。黒くて緑色光沢のある風切と白色の雨覆のコントラストが実に美しく見えました。



今日は初見のアカツクシガモをご紹介しましたが、特にその飛翔する姿は数多いカモの中でも屈指の美しさではないかと思われました・・・
九州の鳥たち・・・初見のツリスガラ
九州遠征の続きで、今日はナベコウに出会った場所近くで見ることができた初見のツリスガラをご紹介します。
ツリスガラはユーラシアの中緯度地帯に広く分布していますが、日本では本州中部以南に冬鳥として渡来し、関東では滅多に見ることができないため、以前から一度は見てみたい思っていた憧れの鳥でもあります。
ツリスガラは昨年九州を訪れた際にも探しましたが残念ながら見つけることができず、今回は地元の親切なバーダーさんのお陰で水路脇にやって来た群れを撮影することができました。
頭上が灰色で黒い過眼線が目立つツリスガラのオス。


実に器用に茎にとまります。




こちらは頭上と過眼線に褐色味が見られるメス。オスに比べると顔つきも何となく優しく見えます。



こちらは葦の茎にとまったメス。

今日はナベコウに出会った翌日、同じエリアで見ることができた初見のツリスガラをご紹介しましたが、ツリスガラの名前は巣を枝から吊りさげるので「つりす」。それに「カラ類」という意味の「から」がついてツリスガラとなったようです。昨年訪れた東アフリカでもハタオリの仲間が同じような巣で子育てしていましたが、ツリスガラの仲間の多くはアフリカを主産地としていることと関係があるのでしょうか・・・
ツリスガラはユーラシアの中緯度地帯に広く分布していますが、日本では本州中部以南に冬鳥として渡来し、関東では滅多に見ることができないため、以前から一度は見てみたい思っていた憧れの鳥でもあります。
ツリスガラは昨年九州を訪れた際にも探しましたが残念ながら見つけることができず、今回は地元の親切なバーダーさんのお陰で水路脇にやって来た群れを撮影することができました。
頭上が灰色で黒い過眼線が目立つツリスガラのオス。


実に器用に茎にとまります。




こちらは頭上と過眼線に褐色味が見られるメス。オスに比べると顔つきも何となく優しく見えます。



こちらは葦の茎にとまったメス。

今日はナベコウに出会った翌日、同じエリアで見ることができた初見のツリスガラをご紹介しましたが、ツリスガラの名前は巣を枝から吊りさげるので「つりす」。それに「カラ類」という意味の「から」がついてツリスガラとなったようです。昨年訪れた東アフリカでもハタオリの仲間が同じような巣で子育てしていましたが、ツリスガラの仲間の多くはアフリカを主産地としていることと関係があるのでしょうか・・・
九州の鳥たち・・・初見のナベコウ
まだ見ぬ鳥を求めて冬の九州を訪れました。今日はそんな中から初見のナベコウをご紹介します。
ナベコウはアフリカ大陸南部やユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖し、冬季になると越冬のためアフリカ大陸中部やユーラシア大陸南部へ渡るとされ、日本では稀な冬鳥として沖縄や九州への渡来例が比較的多いようです。
ナベコウ探しは簡単ではないことはブログや知人からも聞いていましたので、今回、現地で2日間滞在の日程を組んでおりましたが、実際に訪れてみるとあまりにも広い田園地帯でおまけにクリークも無数あり、探すのは困難を極めることを直感させられました。
そして、初日は下見を兼ね、現地のカメラマンから朝方は見た人がいるという場所に向け車を走らせました。暫くすると前方にツルのような姿をした真っ黒な鳥を発見。急いで双眼鏡で確認すると、何と探し求めていた憧れのナベコウでした。急いで証拠写真を撮ったあと、光線の比較的よい場所に移動して撮ったのが以下の写真です。
水田の畦で佇んでいたナベコウ

以下、大きくトリミング。嘴や足は赤いものの目の周りにはそれ程赤味が見られないことから、成鳥一歩前の若い個体でしょうか・・・


暫く同じ場所で佇んでいた後、少し移動し始めました。


そして、周りの様子を見ていたかと思うといきなり飛び立ちました。


コウノトリに比べ若干小さいものの、飛んでいる姿はコウノトリとよく似ています。


陽を浴びると黒い羽衣に緑色や紫色の光沢が美しく光っていました。

そして、徐々にこちらに向かって旋回し・・・

逆方向に飛び去っていきました。

今日は初見のナベコウをご紹介しましたが、現地には2羽のナベコウが渡来しているということで、翌日もナベコウ探しに時間を割きましたが、結局その日は1羽も見ることができず改めてナベコウ探しの難しさを思い知らされました。後で考えると初日、現地到着後すぐに発見できたのは奇跡としか言いようがありません・・・
ナベコウはアフリカ大陸南部やユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖し、冬季になると越冬のためアフリカ大陸中部やユーラシア大陸南部へ渡るとされ、日本では稀な冬鳥として沖縄や九州への渡来例が比較的多いようです。
ナベコウ探しは簡単ではないことはブログや知人からも聞いていましたので、今回、現地で2日間滞在の日程を組んでおりましたが、実際に訪れてみるとあまりにも広い田園地帯でおまけにクリークも無数あり、探すのは困難を極めることを直感させられました。
そして、初日は下見を兼ね、現地のカメラマンから朝方は見た人がいるという場所に向け車を走らせました。暫くすると前方にツルのような姿をした真っ黒な鳥を発見。急いで双眼鏡で確認すると、何と探し求めていた憧れのナベコウでした。急いで証拠写真を撮ったあと、光線の比較的よい場所に移動して撮ったのが以下の写真です。
水田の畦で佇んでいたナベコウ

以下、大きくトリミング。嘴や足は赤いものの目の周りにはそれ程赤味が見られないことから、成鳥一歩前の若い個体でしょうか・・・


暫く同じ場所で佇んでいた後、少し移動し始めました。


そして、周りの様子を見ていたかと思うといきなり飛び立ちました。


コウノトリに比べ若干小さいものの、飛んでいる姿はコウノトリとよく似ています。


陽を浴びると黒い羽衣に緑色や紫色の光沢が美しく光っていました。

そして、徐々にこちらに向かって旋回し・・・

逆方向に飛び去っていきました。

今日は初見のナベコウをご紹介しましたが、現地には2羽のナベコウが渡来しているということで、翌日もナベコウ探しに時間を割きましたが、結局その日は1羽も見ることができず改めてナベコウ探しの難しさを思い知らされました。後で考えると初日、現地到着後すぐに発見できたのは奇跡としか言いようがありません・・・
心躍るコミミズク
ノスリ、チョウゲンボウ、タゲリ
昨日の続きで、今日はハイイロチュウヒを待っている間に現れたノスリとチョウゲンボウ、タゲリをご紹介します。
最初はノスリです。突然上空で旋回を始めたノスリ。ノスリの名前は野に顔を「こする」ように低空飛行してネズミなどの獲物を探すことから名付けられたようですが、実際に見るノスリは割合高いところを旋回することが多いような気がします・・・


次はこれまた冬の刈田でよく見かけるチョウゲンボウです。低い杭にとまったチョウゲンボウのメス。

ホバリングしながら獲物を探していたチョウゲンボウ。

最後はこれまた冬の刈田でよく見かけるタゲリです。群れで飛んでいたタゲリ。

近くを飛んでいた1羽をアップで撮ってみました。


刈田に降り立ったタゲリ。タゲリは玉虫色の羽衣もきれいですが、後ろから見る尾羽もよく見ると茶色、白、黒の三色模様でとてもきれいでした。

玉虫色の羽衣が美しいタゲリ。

今日はハイイロチュウヒを待っている間に現れたノスリ、チョウゲンボウ、タゲリをご紹介しましたが、これ以外にもタヒバリやオオジュリンなど小鳥類も多く、寒ささえ耐えられれば冬の刈田はなかなか楽しい場所と言えます・・・
最初はノスリです。突然上空で旋回を始めたノスリ。ノスリの名前は野に顔を「こする」ように低空飛行してネズミなどの獲物を探すことから名付けられたようですが、実際に見るノスリは割合高いところを旋回することが多いような気がします・・・


次はこれまた冬の刈田でよく見かけるチョウゲンボウです。低い杭にとまったチョウゲンボウのメス。

ホバリングしながら獲物を探していたチョウゲンボウ。

最後はこれまた冬の刈田でよく見かけるタゲリです。群れで飛んでいたタゲリ。

近くを飛んでいた1羽をアップで撮ってみました。


刈田に降り立ったタゲリ。タゲリは玉虫色の羽衣もきれいですが、後ろから見る尾羽もよく見ると茶色、白、黒の三色模様でとてもきれいでした。

玉虫色の羽衣が美しいタゲリ。

今日はハイイロチュウヒを待っている間に現れたノスリ、チョウゲンボウ、タゲリをご紹介しましたが、これ以外にもタヒバリやオオジュリンなど小鳥類も多く、寒ささえ耐えられれば冬の刈田はなかなか楽しい場所と言えます・・・
チュウヒ、ハヤブサ、
ハイイロチュウヒのオスが現れた刈田では他にもいくつかの鳥たちを見ることができました。今日はその中からチュウヒとハヤブサをご紹介します。
最初はチュウヒです。チュウヒは何度となく姿を見せてくれましたが残念ながら何れも近くには来てくれませんでした。
低空飛翔で獲物を探していたチュウヒ。

上空から獲物を探していたチュウヒ。


次はハイイロチュウヒを待っている間に突然現れたハヤブサです。大きな声を出してバトルするハヤブサ。どうやら獲物を横取りしようとしたようです。

身をくねらせるようにして飛んでいくハヤブサ。



大きな声をあげながら飛んでいくハヤブサ。

今日はハイイロチュウヒのオスを待っている間に現れたチュウヒとハヤブサをご紹介しましたが、冬の刈田は猛禽類にとっては格好の狩り場であるようです・・・
最初はチュウヒです。チュウヒは何度となく姿を見せてくれましたが残念ながら何れも近くには来てくれませんでした。
低空飛翔で獲物を探していたチュウヒ。

上空から獲物を探していたチュウヒ。


次はハイイロチュウヒを待っている間に突然現れたハヤブサです。大きな声を出してバトルするハヤブサ。どうやら獲物を横取りしようとしたようです。

身をくねらせるようにして飛んでいくハヤブサ。



大きな声をあげながら飛んでいくハヤブサ。

今日はハイイロチュウヒのオスを待っている間に現れたチュウヒとハヤブサをご紹介しましたが、冬の刈田は猛禽類にとっては格好の狩り場であるようです・・・
心躍るハイイロチュウヒ
先日訪れた北海道では遠くを低空飛翔するハイイロチュウヒのメスを見ることができましたが、今季オスはまだ見ていません。そんな訳で少し足を伸ばしてオスに会いに行ってきました。
現地に着いたのは午後。朝方一度近くを飛んだもののその後ずっと出ていないとのことで、夕方まで粘ることにします。待つこと暫し、そしてようやくその魅力的な美しい姿を見せてくれました。残念ながら少し離れたところにいたため間近でという訳にはいきませんでしたが・・・
遠くの刈田にやって来たハイイロチュウヒのオス。

獲物を探しながらゆったりと低空飛翔するハイイロチュウヒ。



道路を横切っていきます。


こちらを向いてくれました。




そして、遠くの田圃に降り立ち・・・、羽づくろいしていました。


今日は今季初のハイイロチュウヒのオスをご紹介しましたが、オスのハイイロチュウヒは何度見ても心躍ります・・・
現地に着いたのは午後。朝方一度近くを飛んだもののその後ずっと出ていないとのことで、夕方まで粘ることにします。待つこと暫し、そしてようやくその魅力的な美しい姿を見せてくれました。残念ながら少し離れたところにいたため間近でという訳にはいきませんでしたが・・・
遠くの刈田にやって来たハイイロチュウヒのオス。

獲物を探しながらゆったりと低空飛翔するハイイロチュウヒ。



道路を横切っていきます。


こちらを向いてくれました。




そして、遠くの田圃に降り立ち・・・、羽づくろいしていました。


今日は今季初のハイイロチュウヒのオスをご紹介しましたが、オスのハイイロチュウヒは何度見ても心躍ります・・・
北海道航路の鳥たち・・・アカエリカイツブリ、フルマカモメ、トウゾクカモメ
北海道シリーズの最後に、今日は北海道航路で出会ったアカエリカイツブリ、フルマカモメ、トウゾクカモメをご紹介します。
最初はアカエリカイツブリです。フェリーが近づいたため慌てて飛び出していったアカエリカイツブリ。カンムリカイツブリやミミカイツブリ、ハジロカイツブリ同様、次列風切の白がよく目立ちます。





次は陽も落ちようとする夕刻、薄暗い海面を飛んでいったフルマカモメ。フルマカモメは名前は「カモメ」ですがカモメ科ではなくミズナギドリ科の鳥で、フルマの名前は古ノルウェー語のful(悪臭のする)とma(カモメ)に由来と言われています。ちなみにミズナギドリの仲間は人に捕まえられると強い肝油臭のする液体を吐き出すことが知られています。



最後は強い逆光の中で海面すれすれに飛んでいたトウゾクカモメです。この個体は体全体が黒褐色であることから暗色型と思われます。ちなみにトウゾクカモメの名前ですが、トウゾクカモメはカモメやアジサシの仲間などを執拗に追いかけ回し、恐れをなして飲みこんでいた食べ物を吐き出させ、それを空中で咥え取ることからこのような名前が付けられたようです。




北海道シリーズの最後に、今日は北海道航路で出会ったアカエリカイツブリ、フルマカモメ、トウゾクカモメをご紹介しましたが、このような海鳥ウォッチングは今まで船酔いの心配もあり敬遠していましたが、やってみると面白く、何だか病みつきになりそうです・・・
最初はアカエリカイツブリです。フェリーが近づいたため慌てて飛び出していったアカエリカイツブリ。カンムリカイツブリやミミカイツブリ、ハジロカイツブリ同様、次列風切の白がよく目立ちます。





次は陽も落ちようとする夕刻、薄暗い海面を飛んでいったフルマカモメ。フルマカモメは名前は「カモメ」ですがカモメ科ではなくミズナギドリ科の鳥で、フルマの名前は古ノルウェー語のful(悪臭のする)とma(カモメ)に由来と言われています。ちなみにミズナギドリの仲間は人に捕まえられると強い肝油臭のする液体を吐き出すことが知られています。



最後は強い逆光の中で海面すれすれに飛んでいたトウゾクカモメです。この個体は体全体が黒褐色であることから暗色型と思われます。ちなみにトウゾクカモメの名前ですが、トウゾクカモメはカモメやアジサシの仲間などを執拗に追いかけ回し、恐れをなして飲みこんでいた食べ物を吐き出させ、それを空中で咥え取ることからこのような名前が付けられたようです。




北海道シリーズの最後に、今日は北海道航路で出会ったアカエリカイツブリ、フルマカモメ、トウゾクカモメをご紹介しましたが、このような海鳥ウォッチングは今まで船酔いの心配もあり敬遠していましたが、やってみると面白く、何だか病みつきになりそうです・・・
北海道航路の鳥たち・・・シロエリオオハム、ハシブトウミガラス、ウミスズメ、
北海道航路の続きで、今日はシロエリオオハムとハシブトウミガラス、ウミスズメをご紹介します。
最初はシロエリオオハムです。遠くの海上を2羽で飛んでいたシロエリオオハム。


大きくトリミングしてみました。アビの仲間は飛ぶとき頭と首が一直線になるのが特徴だそうで、よく似たカイツブリの仲間は頭の後ろが下に湾曲することで識別できるようです。


次は海上を飛翔するウミスズメの仲間、ハシブトウミガラスです。海面すれすれに飛んでいました。


大きくトリミング

最後はこちらも何度となく目にしたウミスズメです。ウミスズメもこのような群れになって海面すれすれに飛んでいました。


今日は北海道航路で出会ったシロエリオオハム、ハシブトウミガラス、ウミスズメをご紹介しましたが、何れも距離があり鮮明な写真は撮れませんでしたが、海面近くを高速で飛んでいく姿は見ているだけでも魅力があり、思わず興奮してしまいました・・・
最初はシロエリオオハムです。遠くの海上を2羽で飛んでいたシロエリオオハム。


大きくトリミングしてみました。アビの仲間は飛ぶとき頭と首が一直線になるのが特徴だそうで、よく似たカイツブリの仲間は頭の後ろが下に湾曲することで識別できるようです。


次は海上を飛翔するウミスズメの仲間、ハシブトウミガラスです。海面すれすれに飛んでいました。


大きくトリミング

最後はこちらも何度となく目にしたウミスズメです。ウミスズメもこのような群れになって海面すれすれに飛んでいました。


今日は北海道航路で出会ったシロエリオオハム、ハシブトウミガラス、ウミスズメをご紹介しましたが、何れも距離があり鮮明な写真は撮れませんでしたが、海面近くを高速で飛んでいく姿は見ているだけでも魅力があり、思わず興奮してしまいました・・・
北海道航路の鳥たち・・・ミツユビカモメ、カモメ、ウミネコ
今まで北海道で出会った鳥たちをご紹介してきましたが、今日は北海道航路で出会った海鳥たちをご紹介したいと思います。
最初はミツユビカモメです。ミツユビカモメは先日、関東の漁港の堤防にいる個体をご紹介しましたが、今回の北海道航路では海上を華麗に飛翔するミツユビカモメを沢山見ることができました。



次はこちらもミツユビカモメ同様、北海道航路で沢山見ることができたカモメです。冬羽では頭部に褐色の斑点があります。


最後はこちらも海上で沢山見られたウミネコです。ウミネコは尾羽に太い黒帯があることで容易に識別できます。


今日は北海道航路で出会ったミツユビカモメ、カモメ、ウミネコをご紹介しましたが、今までは山野の鳥たちを中心に鳥撮りしてきたため今回の海鳥ウォッチングはとても新鮮でした。これを機会に海鳥の方にも少しばかり首を突っ込んでいければと思います・・・
最初はミツユビカモメです。ミツユビカモメは先日、関東の漁港の堤防にいる個体をご紹介しましたが、今回の北海道航路では海上を華麗に飛翔するミツユビカモメを沢山見ることができました。



次はこちらもミツユビカモメ同様、北海道航路で沢山見ることができたカモメです。冬羽では頭部に褐色の斑点があります。


最後はこちらも海上で沢山見られたウミネコです。ウミネコは尾羽に太い黒帯があることで容易に識別できます。


今日は北海道航路で出会ったミツユビカモメ、カモメ、ウミネコをご紹介しましたが、今までは山野の鳥たちを中心に鳥撮りしてきたため今回の海鳥ウォッチングはとても新鮮でした。これを機会に海鳥の方にも少しばかり首を突っ込んでいければと思います・・・
北海道の鳥たち・・・コクガン
北海道シリーズの続きで、今日は冬鳥として主に北日本に渡来するコクガンをご紹介します。
コクガンは全体的に羽衣が黒いことが和名の由来になっていますが、頸部に白いリング状の斑紋が入り、体側面には白と淡黒褐色の縞模様が入るのが特徴のようです。
海岸べりの岩礁付近で群れで休んでいたコクガン。

遠くからでも特徴である首のリングがよく分かります。



こちらは陸に上がって一休み・・・

海上に浮かんでいたコクガン。

一斉に飛び出しました・・・



今日は冬鳥として主に北日本に渡来するコクガンをご紹介しましたが、コクガンには繁殖地の違いにより全部で4亜種が存在しているようで、コクガン以外の亜種はネズミガン(腹部が暗色)、シロハラネズミガン(腹部が白い)、クロネズミガン(体側面の淡色部が不明瞭)で、名前からも分かるようにコクガンが一番黒く、コクガン以外は何れもネズミ色をしているようです・・・
コクガンは全体的に羽衣が黒いことが和名の由来になっていますが、頸部に白いリング状の斑紋が入り、体側面には白と淡黒褐色の縞模様が入るのが特徴のようです。
海岸べりの岩礁付近で群れで休んでいたコクガン。

遠くからでも特徴である首のリングがよく分かります。



こちらは陸に上がって一休み・・・

海上に浮かんでいたコクガン。

一斉に飛び出しました・・・



今日は冬鳥として主に北日本に渡来するコクガンをご紹介しましたが、コクガンには繁殖地の違いにより全部で4亜種が存在しているようで、コクガン以外の亜種はネズミガン(腹部が暗色)、シロハラネズミガン(腹部が白い)、クロネズミガン(体側面の淡色部が不明瞭)で、名前からも分かるようにコクガンが一番黒く、コクガン以外は何れもネズミ色をしているようです・・・
北海道の鳥たち・・・ミヤマカケス、シロハラゴジュウカラ、ハシブトガラ
北海道シリーズの続きで、今日も北海道ならでは鳥たちをご紹介します。
最初は亜種ミヤマカケスです。ミヤマカケスは基亜種カケスに比べ頭上と顔が黄褐色で目は葡萄色、目の周囲の黒色部もないため、あまりおじさん顔には見えません。
すっきり顔のミヤマカケス。



正面から見るとちょっとひょうきん顔にも見えます。

次はこちらも北海道の亜種シロハラゴジュウカラです。背面は青味がかった淡灰色で、名前のようにお腹は白い羽毛で覆われ、下尾筒は赤みを帯びるものの赤色部分は基亜種ゴジュウカラと比べずっと小さいようです。



最後はハシブトガラです。見た目にもコガラとよく似ていますが、頭部の黒色が濃く、名前のように嘴がやや太いのが特徴のようです。


今日も北海道ならでは鳥たち3種をご紹介しましたが、雪に覆われた冬景色の中の鳥たちはひときわ魅力的でした・・・
最初は亜種ミヤマカケスです。ミヤマカケスは基亜種カケスに比べ頭上と顔が黄褐色で目は葡萄色、目の周囲の黒色部もないため、あまりおじさん顔には見えません。
すっきり顔のミヤマカケス。



正面から見るとちょっとひょうきん顔にも見えます。

次はこちらも北海道の亜種シロハラゴジュウカラです。背面は青味がかった淡灰色で、名前のようにお腹は白い羽毛で覆われ、下尾筒は赤みを帯びるものの赤色部分は基亜種ゴジュウカラと比べずっと小さいようです。



最後はハシブトガラです。見た目にもコガラとよく似ていますが、頭部の黒色が濃く、名前のように嘴がやや太いのが特徴のようです。


今日も北海道ならでは鳥たち3種をご紹介しましたが、雪に覆われた冬景色の中の鳥たちはひときわ魅力的でした・・・
北海道の鳥たち・・・エゾアカゲラ、ヤマゲラ、エゾコゲラ
北海道シリーズの続きで、今日は何れも北海道のキツツキの仲間3種をご紹介します。
最初は亜種エゾアカゲラです。エゾアカゲラは基亜種アカゲラより喉や胸が白く、肩羽の白色部が広いことで知られています。
オスのエゾアカゲラ。後頭部だけ赤いのは基亜種アカゲラと同じです。

胸の白さがよく分かります。


こちらはメスのエゾアカゲラ。基亜種アカゲラ同様、頭に赤色部分がありません。この個体は肩羽の白色部の広さが目立ちます・・・


次は北海道では留鳥のヤマゲラです。ヤマゲラはアオゲラに似ていますが、顔から体の下面は灰色味が強く顎線は黒で、オスでは前頭だけが赤くメスではまったく赤色部分がありません。
小雪まじりの中、樹の幹にじっと止まっていたヤマゲラのメス。アオゲラに見られる腹部の黒色横斑がなくすっきり見えます。


最後は亜種エゾコゲラです。日本鳥類目録改訂第7版によればコゲラには9種の亜種が記載されており、南に行くほど体色が濃くなると言われていますが、そういう目で見ると何となく白っぽくも見えます。


今日は何れも北海道ならではのキツツキの仲間、エゾアカゲラ、ヤマゲラ、エゾコゲラをご紹介しましたが、これら以外にもクマゲラ(東北地方北部でも生息)やエゾオオアカゲラ、コアカゲラなど本州以南では見られないものが多く、探鳥地としての北海道はやはり特別な場所であることを思い知らされます・・・
最初は亜種エゾアカゲラです。エゾアカゲラは基亜種アカゲラより喉や胸が白く、肩羽の白色部が広いことで知られています。
オスのエゾアカゲラ。後頭部だけ赤いのは基亜種アカゲラと同じです。

胸の白さがよく分かります。


こちらはメスのエゾアカゲラ。基亜種アカゲラ同様、頭に赤色部分がありません。この個体は肩羽の白色部の広さが目立ちます・・・


次は北海道では留鳥のヤマゲラです。ヤマゲラはアオゲラに似ていますが、顔から体の下面は灰色味が強く顎線は黒で、オスでは前頭だけが赤くメスではまったく赤色部分がありません。
小雪まじりの中、樹の幹にじっと止まっていたヤマゲラのメス。アオゲラに見られる腹部の黒色横斑がなくすっきり見えます。


最後は亜種エゾコゲラです。日本鳥類目録改訂第7版によればコゲラには9種の亜種が記載されており、南に行くほど体色が濃くなると言われていますが、そういう目で見ると何となく白っぽくも見えます。


今日は何れも北海道ならではのキツツキの仲間、エゾアカゲラ、ヤマゲラ、エゾコゲラをご紹介しましたが、これら以外にもクマゲラ(東北地方北部でも生息)やエゾオオアカゲラ、コアカゲラなど本州以南では見られないものが多く、探鳥地としての北海道はやはり特別な場所であることを思い知らされます・・・