台湾の鳥たち・・・コンヒタキ、クロエリヒタキ、シキチョウ
台湾シリーズの続きで、今日はヒタキ科およびカササギヒタキ科の鳥たちをご紹介します。
最初はコンヒタキ(White-tailed Robin)です。コンヒタキはネパール、インドから中国南部、台湾にかけて留鳥として分布する体長約17cmのヒタキ科の鳥で、日本では迷鳥として1997年に長崎県男女群島で捕獲された記録があるのみだそうです。
山地の道路脇に突然現れたコンヒタキ。全身オリーブ褐色であることからメスと思われます。英名のように外側の尾羽に
白色部が見られます。


すぐ近くの道路に降りてきたコンヒタキ。

次はクロエリヒタキ(Black-naped Monarch)です。クロエリヒタキは東南アジアに広く分布する体長約15cmのカササギヒタキ科(サンコウチョウと同じ)の鳥で、台湾では留鳥として平地から山地の林に生息しています。なお、日本では迷鳥として2008年に与那国島で1回記録されたのみだそうです。
巣作り真っ最中なのか、巣材を口に加え何度も姿を見せてくれました。英名、日本名のように襟の辺りの黒い帯が特徴的です。



襟の辺りだけでなく、頭頂にも黒い斑が見られます。

次はシキチョウ(Oriental magpie-robin)です。シキチョウはインドから、東南アジア、中国南部、台湾にかけて留鳥として分布する体長約19cmのツグミ科の鳥で、翼に大きな白色斑があり、この羽色がカササギ(magpieはカササギを示す)に似ていることが英名の由来となっているようです。
枝どまりのシキチョウのオス。頭から胸、背、尾羽は青味を帯びた美しい金属光沢の黒色でした。

営巣中のシキチョウ。雛の糞を口に咥え・・・


飛び出して行きました。

こちらは全身灰色のシキチョウのメス。オスとメスは交互に巣穴にやって来ていました。


今日はヒタキ科およびカササギヒタキ科の鳥たちをご紹介しましたが、中でもコンヒタキやクロエリヒタキは日本ではそれぞれ過去1回しか記録がない迷鳥であり、そんな珍鳥が簡単に見られるのはやはり海外遠征の魅力でもあります・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はコンヒタキ(White-tailed Robin)です。コンヒタキはネパール、インドから中国南部、台湾にかけて留鳥として分布する体長約17cmのヒタキ科の鳥で、日本では迷鳥として1997年に長崎県男女群島で捕獲された記録があるのみだそうです。
山地の道路脇に突然現れたコンヒタキ。全身オリーブ褐色であることからメスと思われます。英名のように外側の尾羽に
白色部が見られます。


すぐ近くの道路に降りてきたコンヒタキ。

次はクロエリヒタキ(Black-naped Monarch)です。クロエリヒタキは東南アジアに広く分布する体長約15cmのカササギヒタキ科(サンコウチョウと同じ)の鳥で、台湾では留鳥として平地から山地の林に生息しています。なお、日本では迷鳥として2008年に与那国島で1回記録されたのみだそうです。
巣作り真っ最中なのか、巣材を口に加え何度も姿を見せてくれました。英名、日本名のように襟の辺りの黒い帯が特徴的です。



襟の辺りだけでなく、頭頂にも黒い斑が見られます。

次はシキチョウ(Oriental magpie-robin)です。シキチョウはインドから、東南アジア、中国南部、台湾にかけて留鳥として分布する体長約19cmのツグミ科の鳥で、翼に大きな白色斑があり、この羽色がカササギ(magpieはカササギを示す)に似ていることが英名の由来となっているようです。
枝どまりのシキチョウのオス。頭から胸、背、尾羽は青味を帯びた美しい金属光沢の黒色でした。

営巣中のシキチョウ。雛の糞を口に咥え・・・


飛び出して行きました。

こちらは全身灰色のシキチョウのメス。オスとメスは交互に巣穴にやって来ていました。


今日はヒタキ科およびカササギヒタキ科の鳥たちをご紹介しましたが、中でもコンヒタキやクロエリヒタキは日本ではそれぞれ過去1回しか記録がない迷鳥であり、そんな珍鳥が簡単に見られるのはやはり海外遠征の魅力でもあります・・・
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台湾の鳥たち・・・タイワンオナガ、カササギ
台湾シリーズの続きで、今日はタイワンオナガとカササギをご紹介します。
最初はタイワンオナガ(Gray Treepie)です。タイワンオナガは名前こそタイワンとなっていますが、台湾だけでなく中国からヒマラヤ方面にかけて分布しているカラス科の鳥で、英名では灰色となっていますが、実際には灰色がかった赤褐色というほうが当たっており、太くて分厚くやや下に曲がった嘴が独特の存在感を放っていました。
木の中で休んでいたタイワンオナガ。


こちらは別の木で



次は日本でも近年生息地を広げているカササギ(Common Magpie)です。カササギは世界的には北米西部、欧州、中央アジア、極東に分布し、台湾でも留鳥として台湾全土で見ることができます。
木の中で休んでいたカササギ。

こちらは建物の屋上にいたカササギ。

今日は台湾滞在中、何度も出会った何れもカラス科のタイワンオナガとカササギをご紹介しましたが、台湾で見られるカラス科の仲間は日本でもお馴染みのハシブトガラス、ハシボソガラスのほか、先日ご紹介したヤマムスメや亜種カケス、クビワガラス、ホシガラスなど多くの種類が生息しており、日本で見られるものと比較してみるのも面白いと思いました・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はタイワンオナガ(Gray Treepie)です。タイワンオナガは名前こそタイワンとなっていますが、台湾だけでなく中国からヒマラヤ方面にかけて分布しているカラス科の鳥で、英名では灰色となっていますが、実際には灰色がかった赤褐色というほうが当たっており、太くて分厚くやや下に曲がった嘴が独特の存在感を放っていました。
木の中で休んでいたタイワンオナガ。


こちらは別の木で



次は日本でも近年生息地を広げているカササギ(Common Magpie)です。カササギは世界的には北米西部、欧州、中央アジア、極東に分布し、台湾でも留鳥として台湾全土で見ることができます。
木の中で休んでいたカササギ。

こちらは建物の屋上にいたカササギ。

今日は台湾滞在中、何度も出会った何れもカラス科のタイワンオナガとカササギをご紹介しましたが、台湾で見られるカラス科の仲間は日本でもお馴染みのハシブトガラス、ハシボソガラスのほか、先日ご紹介したヤマムスメや亜種カケス、クビワガラス、ホシガラスなど多くの種類が生息しており、日本で見られるものと比較してみるのも面白いと思いました・・・
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台湾の鳥たち・・・サンケイ
台湾シリーズの続きで、今日も台湾の固有種、サンケイをご紹介します。
サンケイ(Swinhoe's Pheasant)は台湾の高地に生息するキジ科の固有種で、オスは全身暗藍色で、顔には紅色の皮膚が露出した肉垂れ、頭頂には白色の短い冠羽、上背は白色、肩羽は紅褐色、そして尾羽は長く、中央の2枚の白色の尾羽が特に長いのが特徴です。
山地の道路脇に現れたサンケイのオス。体長約79cmと日本のキジより少し小さいですが、光の下では藍色や緑色の金属光沢が輝きとても美しい鳥でした。


日本のキジとは異なり、長い尾羽がたっぷりありフサフサしていまいた。

暫く餌を啄ばんだ後、羽繕いを始めました。


こちらは体長約50cmとやや小ぶりなサンケイのメス。メスのほうは全身灰褐色で、目の周りの紅色の露出部分がとても印象的でした。




今日は台湾の固有種サンケイをご紹介しましたが、サンケイは日本のキジにも大変よく似ていましたが、それでも独特の藍色や緑色の金属光沢の羽根、フサフサした長い尾羽が印象的な大変美しい鳥でした・・・
ご訪問ありがとうございました。

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サンケイ(Swinhoe's Pheasant)は台湾の高地に生息するキジ科の固有種で、オスは全身暗藍色で、顔には紅色の皮膚が露出した肉垂れ、頭頂には白色の短い冠羽、上背は白色、肩羽は紅褐色、そして尾羽は長く、中央の2枚の白色の尾羽が特に長いのが特徴です。
山地の道路脇に現れたサンケイのオス。体長約79cmと日本のキジより少し小さいですが、光の下では藍色や緑色の金属光沢が輝きとても美しい鳥でした。


日本のキジとは異なり、長い尾羽がたっぷりありフサフサしていまいた。

暫く餌を啄ばんだ後、羽繕いを始めました。


こちらは体長約50cmとやや小ぶりなサンケイのメス。メスのほうは全身灰褐色で、目の周りの紅色の露出部分がとても印象的でした。




今日は台湾の固有種サンケイをご紹介しましたが、サンケイは日本のキジにも大変よく似ていましたが、それでも独特の藍色や緑色の金属光沢の羽根、フサフサした長い尾羽が印象的な大変美しい鳥でした・・・
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台湾の鳥たち・・・ルリチョウ
台湾シリーズの続きで、今日も台湾の固有種、ルリチョウをご紹介します。
ルリチョウ(Taiwan Whistling Thrush)は台湾全島の中低海抜の森林の下層に分布する体長約30cmのツグミ科の台湾の固有種で、日本名のように全身が藍黒色で、額や翼角、胸などは紫色の光沢を帯び、目は紅色をした大変美しい鳥です。
お気に入りの枝にとまったルリチョウ。光を浴びると翼角や胸の辺りが紫色に輝いていました。



とまっている時は時折このように尾羽を広げていました。



餌を咥えて水場に現れたルリチョウ。

今日は台湾の固有種、ルリチョウをご紹介しましたが、光が当たった時のルリチョウはまさに文字どおり瑠璃色をした美しい鳥でした・・・
ご訪問ありがとうございました。

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ルリチョウ(Taiwan Whistling Thrush)は台湾全島の中低海抜の森林の下層に分布する体長約30cmのツグミ科の台湾の固有種で、日本名のように全身が藍黒色で、額や翼角、胸などは紫色の光沢を帯び、目は紅色をした大変美しい鳥です。
お気に入りの枝にとまったルリチョウ。光を浴びると翼角や胸の辺りが紫色に輝いていました。



とまっている時は時折このように尾羽を広げていました。



餌を咥えて水場に現れたルリチョウ。

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台湾の鳥たち・・・ヤマムスメ
台湾シリーズの続きで、今日も台湾の固有種で、かつ台湾の国鳥でもあるヤマムスメをご紹介します。
ヤマムスメ(Taiwan Blue Magpie)は台湾全島の低海抜の丘陵地から中海抜の山地に分布する台湾の固有種で、英名のようにコバルトブルーの胴体と翼に黒色の頭部、真紅な嘴と足、そして長い尾の周辺部の白斑が目立つ大変美しい鳥です。
間近で撮影できたヤマムスメ。

一連の動きを連続写真で・・・







こちらは遠くの木にとまったヤマムスメ。



ピン甘ですが、尾羽を広げると周辺部の白斑がよく目立ちます。

今日は台湾の固有種で、かつ台湾の国鳥でもあるヤマムスメをご紹介しましたが、当初、ヤマムスメの名前は日本人が付けたものと思っていましたが、台湾では以前からその綺麗な体より国民に「山娘」と呼ばれて親しまれ、19世紀に日本の統治が始まってから、「山娘」をそのまま訓読みしたのがこの鳥の名前となったそうです。そんな命名の由来を思いながら写真を見ていると益々愛着が湧いてきます・・・
ご訪問ありがとうございました。

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ヤマムスメ(Taiwan Blue Magpie)は台湾全島の低海抜の丘陵地から中海抜の山地に分布する台湾の固有種で、英名のようにコバルトブルーの胴体と翼に黒色の頭部、真紅な嘴と足、そして長い尾の周辺部の白斑が目立つ大変美しい鳥です。
間近で撮影できたヤマムスメ。

一連の動きを連続写真で・・・







こちらは遠くの木にとまったヤマムスメ。



ピン甘ですが、尾羽を広げると周辺部の白斑がよく目立ちます。

今日は台湾の固有種で、かつ台湾の国鳥でもあるヤマムスメをご紹介しましたが、当初、ヤマムスメの名前は日本人が付けたものと思っていましたが、台湾では以前からその綺麗な体より国民に「山娘」と呼ばれて親しまれ、19世紀に日本の統治が始まってから、「山娘」をそのまま訓読みしたのがこの鳥の名前となったそうです。そんな命名の由来を思いながら写真を見ていると益々愛着が湧いてきます・・・
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台湾の鳥たち・・・ゴシキドリ
台湾シリーズの続きで、今日は台湾の固有種、ゴシキドリをご紹介します。
台湾のゴシキドリ(Black-browed barbet)はかってはゴシキドリ科に分類されていたそうですが、その後、オオゴシキドリ科として分類され、更に現在ではオオゴシキドリ科のゴシキドリの一亜種から分離し、独立種ゴシキドリ(Taiwan Barbet)となっているようです。緑色の体色に頭頂と喉が黄色、目の上の黒く太いストライプ、青い頬と頸、鮮やかな赤い胸、まさに五色鳥の名前がふさわしい美しい鳥です。
近くにやって来たゴシキドリ。5色が実に配色よく入りまじり、得も言われぬ美しさです。




その後、大きな声で鳴き始めました。

こちらは少し離れた木にやって来たゴシキドリ。この近くで営巣しているようで、盛んに営巣木のところにやって来ました。


尾羽を上げたポーズもいいですね・・・

昨日のヤイロチョウに続いて、これまた色彩豊かなゴシキドリをご紹介しましたが、こんなに美しい鳥が身近に見られる台湾はやはりバーダーにとっては夢のような国といっても過言ではありません・・・
ご訪問ありがとうございました。

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台湾のゴシキドリ(Black-browed barbet)はかってはゴシキドリ科に分類されていたそうですが、その後、オオゴシキドリ科として分類され、更に現在ではオオゴシキドリ科のゴシキドリの一亜種から分離し、独立種ゴシキドリ(Taiwan Barbet)となっているようです。緑色の体色に頭頂と喉が黄色、目の上の黒く太いストライプ、青い頬と頸、鮮やかな赤い胸、まさに五色鳥の名前がふさわしい美しい鳥です。
近くにやって来たゴシキドリ。5色が実に配色よく入りまじり、得も言われぬ美しさです。




その後、大きな声で鳴き始めました。

こちらは少し離れた木にやって来たゴシキドリ。この近くで営巣しているようで、盛んに営巣木のところにやって来ました。


尾羽を上げたポーズもいいですね・・・

昨日のヤイロチョウに続いて、これまた色彩豊かなゴシキドリをご紹介しましたが、こんなに美しい鳥が身近に見られる台湾はやはりバーダーにとっては夢のような国といっても過言ではありません・・・
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台湾の鳥たち・・・憧れのヤイロチョウ
バーダー憧れのヤイロチョウ(Fairy pitta)ですが、今や日本ではなかなか見ることも叶わず、私も一度は会いたいと思いながら今に至っていました。今回、たまたまお会いした親切なバーダーの方とのご縁がきっかけで憧れのヤイロチョウに出会うことができました。
朝5時にホテルを出発し、現地に着いたのは8時を少し回った頃でした。早速機材を準備しポイントで待ちますが、なかなか現れてくれません。11時をまわり、ひょっとすると今日は出てくれないのではないかと不安がよぎりますが、そんな時、近くの竹林に出たとの知らせが入り急いで機材を移動。待つこと数分で憧れのヤイロチョウが姿を見せてくれました。初めて見るヤイロチョウは写真で見るのと同じで、頭央線と過眼線は黒、頭側は茶褐色、背と肩羽は緑色、小雨覆と腰は鮮やかなコバルトブルー、お腹の中央から下尾筒は赤という、まさに八色というに相応しい美しい鳥でした。
餌を探しながら竹林の中をぴょんぴょんと飛ぶように歩き回っていたヤイロチョウ。緑の背に小雨覆のコバルトブルーが鮮やかに輝いていました。

ミミズを咥えたヤイロチョウ。正面側から見るとお腹中央と下尾筒の赤色が鮮やかでした。

上から見ると黒い頭央線がよく分かります。

それにしても尻尾が短いですね。



後ろから見ると腰の鮮やかなコバルトブルーがよく分かります。

ミミズなど地上の餌を捕るために適応したのか、体の割には足が長いですね・・・

今日はバーダー憧れの鳥ヤイロチョウをご紹介しましたが、初めて見るヤイロチョウは息を吞むような美しさで、最初に見た時は目を疑うほどでした。今回の場所は所々に陽が差し込んでいる竹林で、地面には枯葉というように写真としては今一つの状況でしたが、それでも初のヤイロチョウに出会えた喜びは大きく、その夜は全員で祝杯をあげました・・・
ご訪問ありがとうございました。

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朝5時にホテルを出発し、現地に着いたのは8時を少し回った頃でした。早速機材を準備しポイントで待ちますが、なかなか現れてくれません。11時をまわり、ひょっとすると今日は出てくれないのではないかと不安がよぎりますが、そんな時、近くの竹林に出たとの知らせが入り急いで機材を移動。待つこと数分で憧れのヤイロチョウが姿を見せてくれました。初めて見るヤイロチョウは写真で見るのと同じで、頭央線と過眼線は黒、頭側は茶褐色、背と肩羽は緑色、小雨覆と腰は鮮やかなコバルトブルー、お腹の中央から下尾筒は赤という、まさに八色というに相応しい美しい鳥でした。
餌を探しながら竹林の中をぴょんぴょんと飛ぶように歩き回っていたヤイロチョウ。緑の背に小雨覆のコバルトブルーが鮮やかに輝いていました。

ミミズを咥えたヤイロチョウ。正面側から見るとお腹中央と下尾筒の赤色が鮮やかでした。

上から見ると黒い頭央線がよく分かります。

それにしても尻尾が短いですね。



後ろから見ると腰の鮮やかなコバルトブルーがよく分かります。

ミミズなど地上の餌を捕るために適応したのか、体の割には足が長いですね・・・

今日はバーダー憧れの鳥ヤイロチョウをご紹介しましたが、初めて見るヤイロチョウは息を吞むような美しさで、最初に見た時は目を疑うほどでした。今回の場所は所々に陽が差し込んでいる竹林で、地面には枯葉というように写真としては今一つの状況でしたが、それでも初のヤイロチョウに出会えた喜びは大きく、その夜は全員で祝杯をあげました・・・
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子育ての季節・・・サンコウチョウ
6月も半ばを過ぎ、野鳥たちも子育てに忙しい時期を迎えていますが、遅まきながらサンコウチョウも営巣の準備を始めたようで、ペアーで仲良く巣作りに励んでいました。
比較的近くにやって来たサンコウチョウ(Japanese Paradise Flycatcher)のメス。


暫く様子を見ていると、何度も苔の付いた木にやってきました。どうやら巣材の苔を取りにやって来たようでした。

メスの行き先にはまだ不完全ながらも巣が・・・

何度も巣材を運んで巣を作っていました。

暫くすると目の周囲と嘴が鮮やかなコバルト色で背中が葡萄色のオスもやってきました。よく見るとこのオスはまだ若い個体なのか尾羽がかなり短いです。

その後、オスも交互に巣にやってき、ペアーで仲良く巣作りに励んでいました。



今日はようやく営巣の準備を始めたサンコウチョウのペアーをご紹介しましたが、彼等にとってはこれからが一番大切な時、繁殖の妨げにならないよう暫くは観察も控えていきたいと思います。無事に産卵を終え、元気な子供を育てて欲しいものです・・・
ご訪問ありがとうございました。

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比較的近くにやって来たサンコウチョウ(Japanese Paradise Flycatcher)のメス。


暫く様子を見ていると、何度も苔の付いた木にやってきました。どうやら巣材の苔を取りにやって来たようでした。

メスの行き先にはまだ不完全ながらも巣が・・・

何度も巣材を運んで巣を作っていました。

暫くすると目の周囲と嘴が鮮やかなコバルト色で背中が葡萄色のオスもやってきました。よく見るとこのオスはまだ若い個体なのか尾羽がかなり短いです。

その後、オスも交互に巣にやってき、ペアーで仲良く巣作りに励んでいました。



今日はようやく営巣の準備を始めたサンコウチョウのペアーをご紹介しましたが、彼等にとってはこれからが一番大切な時、繁殖の妨げにならないよう暫くは観察も控えていきたいと思います。無事に産卵を終え、元気な子供を育てて欲しいものです・・・
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夏羽のシロエリオオハム
夏羽のシロエリオオハム(Pacific loon)が飛来しているとの情報をいただき現地を訪れました。よく似たオオハムの可能性もあるとの話もあり識別に悩みましたが、最終的には以下のいくつかの特徴からやはりシロエリオオハムであると思われました。
内陸の小さな川にいた夏羽のシロエリオオハム。見る角度によっても異なりますが、やはり嘴はオオハムより短く直線的で、後頸が淡色であること、遊泳時、脇の白色部分が見られないことなどから、やはりシロエリオオハムの夏羽が妥当と思われました。



この角度では、やはり嘴がかなり短く見えます。


水に潜って魚を捕った後、時々このように羽ばたきをしてくれましたが、この個体は何らかの事情があったのか、両翼の先端が切れていました。



今日は夏羽のシロエリオオハムをご紹介しましたが、この時期、このような内陸の川で見られたということは、やはり何らかの事情があって北の繁殖地に戻れなかったものと思われます。この先の運命は何とも分かりませんが、何とか生き延びて欲しいものです・・・
ご訪問ありがとうございました。

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内陸の小さな川にいた夏羽のシロエリオオハム。見る角度によっても異なりますが、やはり嘴はオオハムより短く直線的で、後頸が淡色であること、遊泳時、脇の白色部分が見られないことなどから、やはりシロエリオオハムの夏羽が妥当と思われました。



この角度では、やはり嘴がかなり短く見えます。


水に潜って魚を捕った後、時々このように羽ばたきをしてくれましたが、この個体は何らかの事情があったのか、両翼の先端が切れていました。



今日は夏羽のシロエリオオハムをご紹介しましたが、この時期、このような内陸の川で見られたということは、やはり何らかの事情があって北の繁殖地に戻れなかったものと思われます。この先の運命は何とも分かりませんが、何とか生き延びて欲しいものです・・・
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オオタカの子育て
この時期、鳥たちは子育て最盛期を迎えていますが、今日はマイフィールドで営巣しているオオタカ(Northern Goshawk)の子育てをご紹介したいと思います。
2羽の雛に餌を持ってきたオオタカのメス。見通しの悪い場所ですが、何とか隙間から撮影することができました。


左側の2羽の雛ですが、手前はまだ羽毛が白く、兄弟でもかなり成鳥の度合いが異なるようです。

食事を終えた後、一番子のほうが立ちあがりました。


お腹が満たされたのか、兄弟揃ってうずくまって休んでいました。

暫くすると兄弟そろって立ち上がり・・・

一番子のほうは飛ぶ準備なのか、大きく羽根を伸ばしていました。

こちらを向いた2羽。こうして並んで見ると成鳥の度合いに随分差があることが分かります。

今日はオオタカの子育ての様子をご紹介しましたが、雛たちも日増しに大きくなっているようで、やがて彼らも巣立ちの日を迎えるものと思われます。この先、まだまだ多くの困難が待ち受けていると思いますが、何とか無事に育ってほしいものです・・・
ご訪問ありがとうございました。

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2羽の雛に餌を持ってきたオオタカのメス。見通しの悪い場所ですが、何とか隙間から撮影することができました。


左側の2羽の雛ですが、手前はまだ羽毛が白く、兄弟でもかなり成鳥の度合いが異なるようです。

食事を終えた後、一番子のほうが立ちあがりました。


お腹が満たされたのか、兄弟揃ってうずくまって休んでいました。

暫くすると兄弟そろって立ち上がり・・・

一番子のほうは飛ぶ準備なのか、大きく羽根を伸ばしていました。

こちらを向いた2羽。こうして並んで見ると成鳥の度合いに随分差があることが分かります。

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コスタリカの鳥たち・・・アメリカイソシギ、チュウシャクシギ、アメリカオオソリハシシギ、ダイゼン
今日まで長々とコスタリカの鳥たちにお付き合いいただきありがとうございました。コスタリカシリーズの最後に、今日は当地で出会ったシギやチドリの仲間をご紹介します。
最初はアメリカイソシギ(Spotted Sandpiper)です。アメリカイソシギは北アメリカ北部、中部で繁殖し、冬季は北アメリカ南部から中央アメリカ、南アメリカに渡って越冬する体長約19cmのシギの仲間で、コスタリカでは冬季、ほぼ全土で見ることができるようです。
赤い嘴と胸の褐色斑に特徴があるアメリカイソシギですが、この個体は冬羽に移行中と思われ胸の褐色斑は少なくなっています。アメリカイソシギは日本では迷鳥として2003年に北海道で記録された1例のみですが、ここコスタリカではごく普通に見られるようです。



次は日本でもお馴染みのチュウシャクシギ(Whimbrel)です。チュウシャクシギはユーラシア大陸と北アメリカの寒帯から亜寒帯にかけての地域で繁殖し、冬季はアフリカ、中東、インド、オーストラリア、中央アメリカ、南アメリカへ渡り越冬。コスタリカでは冬季にカリブ海側と太平洋側の海岸線で見られるようです。


次はアメリカオオソリハシシギ(Marbled Godwit)です。アメリカオオソリハシシギは夏季はカナダと北アメリカで繁殖し、冬季にはカリフォルニア沿岸部からメキシコ湾、南アメリカにかけて越冬するシギで、コスタリカでは太平洋側の海岸線で越冬個体が見られるようです。
背中がマーブル模様をしたアメリカオオソリハシシギ。

最後は日本でもお馴染みのダイゼン(Grey plover)です。ダイゼンは夏季にカナダ北部やロシア北部、アラスカ北部の北極海沿岸部で繁殖し、冬季になると各地の大西洋、太平洋、インド洋の沿岸部で越冬。コスタリカでは冬季にカリブ海側、太平洋側の海岸線で普通に見られるようです。
冬羽のダイゼン。

コスタリカシリーズの最後に、当地で出会ったシギやチドリの仲間ご紹介しましたが、アメリカと名の付くアメリカイソシギとアメリカオオソリハシシギについては南北アメリカを往き来しているのに対し、チュウシャクシギやダイゼンなど、地球規模で移動する渡り鳥たちもおり、改めて鳥たちの移動範囲の広さを思い知らされました。
今日まで長々とコスタリカの鳥たちをご紹介してきましたが、コスタリカで見られる鳥は日本で見られる鳥種を遥かに超える800種以上であり、その内、今回滞在した10日間で見た鳥は214種類という数でした。世界には約10,000種の野鳥が生息していると言われていますが、体が動く間に少しでも多くの野鳥たちに出会いたいものだと考えています・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はアメリカイソシギ(Spotted Sandpiper)です。アメリカイソシギは北アメリカ北部、中部で繁殖し、冬季は北アメリカ南部から中央アメリカ、南アメリカに渡って越冬する体長約19cmのシギの仲間で、コスタリカでは冬季、ほぼ全土で見ることができるようです。
赤い嘴と胸の褐色斑に特徴があるアメリカイソシギですが、この個体は冬羽に移行中と思われ胸の褐色斑は少なくなっています。アメリカイソシギは日本では迷鳥として2003年に北海道で記録された1例のみですが、ここコスタリカではごく普通に見られるようです。



次は日本でもお馴染みのチュウシャクシギ(Whimbrel)です。チュウシャクシギはユーラシア大陸と北アメリカの寒帯から亜寒帯にかけての地域で繁殖し、冬季はアフリカ、中東、インド、オーストラリア、中央アメリカ、南アメリカへ渡り越冬。コスタリカでは冬季にカリブ海側と太平洋側の海岸線で見られるようです。


次はアメリカオオソリハシシギ(Marbled Godwit)です。アメリカオオソリハシシギは夏季はカナダと北アメリカで繁殖し、冬季にはカリフォルニア沿岸部からメキシコ湾、南アメリカにかけて越冬するシギで、コスタリカでは太平洋側の海岸線で越冬個体が見られるようです。
背中がマーブル模様をしたアメリカオオソリハシシギ。

最後は日本でもお馴染みのダイゼン(Grey plover)です。ダイゼンは夏季にカナダ北部やロシア北部、アラスカ北部の北極海沿岸部で繁殖し、冬季になると各地の大西洋、太平洋、インド洋の沿岸部で越冬。コスタリカでは冬季にカリブ海側、太平洋側の海岸線で普通に見られるようです。
冬羽のダイゼン。

コスタリカシリーズの最後に、当地で出会ったシギやチドリの仲間ご紹介しましたが、アメリカと名の付くアメリカイソシギとアメリカオオソリハシシギについては南北アメリカを往き来しているのに対し、チュウシャクシギやダイゼンなど、地球規模で移動する渡り鳥たちもおり、改めて鳥たちの移動範囲の広さを思い知らされました。
今日まで長々とコスタリカの鳥たちをご紹介してきましたが、コスタリカで見られる鳥は日本で見られる鳥種を遥かに超える800種以上であり、その内、今回滞在した10日間で見た鳥は214種類という数でした。世界には約10,000種の野鳥が生息していると言われていますが、体が動く間に少しでも多くの野鳥たちに出会いたいものだと考えています・・・
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コスタリカの鳥たち・・・アメリカレンカク、コンゴウクイナ、シロトキ、アメリカトキコウ、アメリカヘビウ、ナンベイヒメウ
コスタリカシリーズの続きで、今日は今までご紹介できなかった水辺の鳥たちをご紹介します。
最初はアメリカレンカク(Northern jacana)です。アメリカレンカクはアメリカ南部から中米にかけて分布し、冬季には南に渡る体長約23cmのレンカク科の鳥で、コスタリカではカリブ海側、太平洋側の両方で見られるようです。
河口付近に水辺を歩いていたアメリカレンカク。被写体までの距離が遠く、光線も強いため、見られるような写真ではありませんが証拠としてご紹介します。



次はコンゴウクイナ(Grey-necked Wood Rail)です。コンゴウクイナはメキシコ南部からアルゼンチン北部に分布する体長約38cmのクイナで、コスタリカではカリブ海側、太平洋側の海岸沿いの湿地、マングローブ林、植物の茂った沼沢地などで生息しているようです。
湿地帯の草叢から出てきたコンゴウクイナ。英名のように頸筋が灰色をした赤茶色のクイナでした。薄暗い中、予備機で撮ったためノイズの多い写真になってしまいました。

次はシロトキ(American white ibis)です。シロトキは北アメリカ南部から南アメリカ北部にかけて分布する体長約64cmのトキの仲間で、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の両方で生息しているようです。
真っ赤な嘴と脚が特徴のシロトキ。

次はアメリカトキコウ(Wood Stork)です。アメリカトキコウはアメリカのメキシコ湾沿岸から、アルゼンチン北部、ウルグアイにかけて分布する体長約102cmのコウノトリ科の鳥で、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の水辺で見られるようです。
シロトキやベニヘラサギ(左端)などと一緒に餌を探していたアメリカトキコウ(中央の大きな鳥)。

次はアメリカヘビウ(Anhmga)です。アメリカヘビウはアメリカ南部からブラジル、アルゼンチン、キューバにかけて分布する体長約89cmのヘビウで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の海岸線や低地の湖沼などで生息しているようです。
全身真っ黒なアメリカヘビウのオス。

こちらは頭から頸、胸にかけて黄褐色のメス。

次はナンベイヒメウ(Neotropic cormorant)です。ナンベイヒメウはアメリカ南部から南アメリカ、西インド諸島に分布する体長約66cmのヒメウで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の海岸線、低地の湖沼などで生息しているようです。
アメリカヘビウと同じ場所にとまっていたナンベイヒメウ(左側)。この個体は体色が薄いことから若い個体と思われます。

こちらも左の3羽がナンベイヒメウ。左から2番目の個体は体色が濃いことから成鳥と思われます。

今日は今までご紹介できなかった水辺の鳥たちをご紹介しましたが、昨日ご紹介したサギの仲間たち同様、何れも日本では見られない種ばかりであり、改めて日本とは遠く離れた地であることを思い知らされました・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はアメリカレンカク(Northern jacana)です。アメリカレンカクはアメリカ南部から中米にかけて分布し、冬季には南に渡る体長約23cmのレンカク科の鳥で、コスタリカではカリブ海側、太平洋側の両方で見られるようです。
河口付近に水辺を歩いていたアメリカレンカク。被写体までの距離が遠く、光線も強いため、見られるような写真ではありませんが証拠としてご紹介します。



次はコンゴウクイナ(Grey-necked Wood Rail)です。コンゴウクイナはメキシコ南部からアルゼンチン北部に分布する体長約38cmのクイナで、コスタリカではカリブ海側、太平洋側の海岸沿いの湿地、マングローブ林、植物の茂った沼沢地などで生息しているようです。
湿地帯の草叢から出てきたコンゴウクイナ。英名のように頸筋が灰色をした赤茶色のクイナでした。薄暗い中、予備機で撮ったためノイズの多い写真になってしまいました。

次はシロトキ(American white ibis)です。シロトキは北アメリカ南部から南アメリカ北部にかけて分布する体長約64cmのトキの仲間で、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の両方で生息しているようです。
真っ赤な嘴と脚が特徴のシロトキ。

次はアメリカトキコウ(Wood Stork)です。アメリカトキコウはアメリカのメキシコ湾沿岸から、アルゼンチン北部、ウルグアイにかけて分布する体長約102cmのコウノトリ科の鳥で、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の水辺で見られるようです。
シロトキやベニヘラサギ(左端)などと一緒に餌を探していたアメリカトキコウ(中央の大きな鳥)。

次はアメリカヘビウ(Anhmga)です。アメリカヘビウはアメリカ南部からブラジル、アルゼンチン、キューバにかけて分布する体長約89cmのヘビウで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の海岸線や低地の湖沼などで生息しているようです。
全身真っ黒なアメリカヘビウのオス。

こちらは頭から頸、胸にかけて黄褐色のメス。

次はナンベイヒメウ(Neotropic cormorant)です。ナンベイヒメウはアメリカ南部から南アメリカ、西インド諸島に分布する体長約66cmのヒメウで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の海岸線、低地の湖沼などで生息しているようです。
アメリカヘビウと同じ場所にとまっていたナンベイヒメウ(左側)。この個体は体色が薄いことから若い個体と思われます。

こちらも左の3羽がナンベイヒメウ。左から2番目の個体は体色が濃いことから成鳥と思われます。

今日は今までご紹介できなかった水辺の鳥たちをご紹介しましたが、昨日ご紹介したサギの仲間たち同様、何れも日本では見られない種ばかりであり、改めて日本とは遠く離れた地であることを思い知らされました・・・
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コスタリカの鳥たち・・・サンショクサギ、ユキコサギ、オオアオサギ、ハゲノドトラフサギ、ヒメアカクロサギ
コスタリカシリーズの続きで、今日は滞在中に出会ったサギ科の鳥たちをご紹介します。
最初はサンショクサギ(Tricolored heron)です。サンショクサギは北アメリカ南部から中央アメリカ、西インド諸島、南アメリカ北部沿岸に分布する体長約66cmのサギで、繁殖時に3色 (tricolor) に見えるその美しい姿から命名されたようです。
河口近くの水辺を歩いていたサンショクサギ。この個体は嘴は黄褐色で、足は黄緑色であることから冬羽と思われます。


次はユキコサギ(Snowy Egret)です。ユキコサギはアメリカとカナダの国境周辺から南アメリカにかけて分布する体長約61cmの小型のサギで、アメリカの温帯で繁殖するものは冬に南に渡って越冬するようです。
こちらも河口付近の水辺を歩いていたユキコサギ。繁殖羽では頭、首、背中などにふさふさした飾羽があるそうですが、この個体はまだ冬羽のようです。


次はオオアオサギ(Great blue heron)です。オオアオサギは北アメリカ中部、東部から中央アメリカにかけて分布し、冬季には西インド諸島や南アメリカ北部に渡り越冬する体長約117cmの大型のサギで、後頭部の黒色の長い冠羽と、頸から胸にかけてと背中から灰色の飾羽が伸びるのが特徴のようです。
河口付近の浅瀬をゆっくり歩いていたオオアオサギ。


次はハゲノドトラフサギ(Bare-throated Tiger-Heron )です。ハゲノドトラフサギはメキシコ北部からコロンビアまで広く生息する体長約76cmのサギで、コスタリカに生息する3種のトラフサギでは最大のサギで、コスタリカでは太平洋側、カリブ海側で観察できるようです。
湿地帯で見かけたハゲノドトラフサギ。名前のように喉の辺りが禿げたように白く、頸の辺りには細くて黒い横線が多数見られました。
頸を長く伸ばしたハゲノドトラフサギ。ちょっと見るとサンカノゴイなどともよく似ていました。



最後はヒメアカクロサギ(Little Blue Heron)です。ヒメアカクロサギは北アメリカ東部と南部から南アメリカ北部と中部にかけて分布する体長約61cmの小型のサギで、アメリカの温帯部で繁殖するものは冬季に南に渡るようです。
水辺の倒木にとまったヒメアカクロサギ。青黒い体色に頭から頸にかけて赤味がある小型のサギということから、このような名前が付けられたのでしょうか。

今日は滞在中に出会ったサギの仲間、5種をご紹介しましたが、何れも日本では見られない種ばかりであり、改めて日本とは異なる生物地理区(新北区、新熱帯区)で生息する鳥たちであることを認識させられました・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はサンショクサギ(Tricolored heron)です。サンショクサギは北アメリカ南部から中央アメリカ、西インド諸島、南アメリカ北部沿岸に分布する体長約66cmのサギで、繁殖時に3色 (tricolor) に見えるその美しい姿から命名されたようです。
河口近くの水辺を歩いていたサンショクサギ。この個体は嘴は黄褐色で、足は黄緑色であることから冬羽と思われます。


次はユキコサギ(Snowy Egret)です。ユキコサギはアメリカとカナダの国境周辺から南アメリカにかけて分布する体長約61cmの小型のサギで、アメリカの温帯で繁殖するものは冬に南に渡って越冬するようです。
こちらも河口付近の水辺を歩いていたユキコサギ。繁殖羽では頭、首、背中などにふさふさした飾羽があるそうですが、この個体はまだ冬羽のようです。


次はオオアオサギ(Great blue heron)です。オオアオサギは北アメリカ中部、東部から中央アメリカにかけて分布し、冬季には西インド諸島や南アメリカ北部に渡り越冬する体長約117cmの大型のサギで、後頭部の黒色の長い冠羽と、頸から胸にかけてと背中から灰色の飾羽が伸びるのが特徴のようです。
河口付近の浅瀬をゆっくり歩いていたオオアオサギ。


次はハゲノドトラフサギ(Bare-throated Tiger-Heron )です。ハゲノドトラフサギはメキシコ北部からコロンビアまで広く生息する体長約76cmのサギで、コスタリカに生息する3種のトラフサギでは最大のサギで、コスタリカでは太平洋側、カリブ海側で観察できるようです。
湿地帯で見かけたハゲノドトラフサギ。名前のように喉の辺りが禿げたように白く、頸の辺りには細くて黒い横線が多数見られました。
頸を長く伸ばしたハゲノドトラフサギ。ちょっと見るとサンカノゴイなどともよく似ていました。



最後はヒメアカクロサギ(Little Blue Heron)です。ヒメアカクロサギは北アメリカ東部と南部から南アメリカ北部と中部にかけて分布する体長約61cmの小型のサギで、アメリカの温帯部で繁殖するものは冬季に南に渡るようです。
水辺の倒木にとまったヒメアカクロサギ。青黒い体色に頭から頸にかけて赤味がある小型のサギということから、このような名前が付けられたのでしょうか。

今日は滞在中に出会ったサギの仲間、5種をご紹介しましたが、何れも日本では見られない種ばかりであり、改めて日本とは異なる生物地理区(新北区、新熱帯区)で生息する鳥たちであることを認識させられました・・・
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コスタリカの鳥たち・・・オオシギダチョウ、マダラウズラ
コスタリカシリーズの続きで、今日はオオシギダチョウとマダラウズラをご紹介します。
最初はオオシギダチョウ(Great tinamou)です。オオシギダチョウはメキシコ南部からブラジル中部、ボリビア北部にかけて生息している全長約43cmのシギダチョウ科の鳥で、コスタリカではカリブ海側、太平洋側の低地から中高地の多湿な森林で観察できるそうです。
日本名のようにダチョウとよく似た姿をしたオオシギダチョウ。オオシギダチョウはダチョウとも密接な繋がりがあるようで、一千万年前に存在した原始的な種から進化したとも言われています。




次はマダラウズラ(Spotted Wood-Quail)です。マダラウズラはメキシコ南部からパナマ西部にかけて生息している全長約25cmのキジ科の鳥で、コスタリカでは国の中央を走る山岳部に生息し、ウズラの典型で茂みの深いエリアに潜み、小集団で林床を徘徊していることが多いようです。
林の中を歩いていたマダラウズラ。名前のようにマダラ状の小さな白斑が特徴的でした。




今日は何れも林床を行動範囲としているオオシギダチョウとマダラウズラをご紹介しましたが、中でもオオシギダチョウについては、見るからに原始的な雰囲気を漂わせた鳥でした。このことは天敵が少なく生息環境も大きな変化がないため、進化をしなくても種の継続が可能だったためなのか、そんなことを考えさせる不思議な鳥でした・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はオオシギダチョウ(Great tinamou)です。オオシギダチョウはメキシコ南部からブラジル中部、ボリビア北部にかけて生息している全長約43cmのシギダチョウ科の鳥で、コスタリカではカリブ海側、太平洋側の低地から中高地の多湿な森林で観察できるそうです。
日本名のようにダチョウとよく似た姿をしたオオシギダチョウ。オオシギダチョウはダチョウとも密接な繋がりがあるようで、一千万年前に存在した原始的な種から進化したとも言われています。




次はマダラウズラ(Spotted Wood-Quail)です。マダラウズラはメキシコ南部からパナマ西部にかけて生息している全長約25cmのキジ科の鳥で、コスタリカでは国の中央を走る山岳部に生息し、ウズラの典型で茂みの深いエリアに潜み、小集団で林床を徘徊していることが多いようです。
林の中を歩いていたマダラウズラ。名前のようにマダラ状の小さな白斑が特徴的でした。




今日は何れも林床を行動範囲としているオオシギダチョウとマダラウズラをご紹介しましたが、中でもオオシギダチョウについては、見るからに原始的な雰囲気を漂わせた鳥でした。このことは天敵が少なく生息環境も大きな変化がないため、進化をしなくても種の継続が可能だったためなのか、そんなことを考えさせる不思議な鳥でした・・・
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コスタリカの鳥たち・・・カンムリサンジャク、オナガクロムクドリモドキ、ウタムクドリモドキ、ハゴロモガラス
コスタリカシリーズの続きで、今日はカラス科やムクドリモドキ科の鳥たちをご紹介します。
最初はカンムリサンジャク(White-throated Magpie-jay)です。カンムリサンジャクはメキシコ中央部からコスタリカにかけて生息している全長約48cmのカラス科、サンジャク属の鳥で、コスタリカでは北西部では普通種だそうですが、最近は徐々に生息範囲を広げ、カリブ海側でも記録があるようです。水辺近くの林縁や少し開けた場所、木々が散在するサバンナなどを好み、民家の庭でも観察できるそうです。
名前のように冠羽に特徴があり、日本のオナガのような体色が大変美しい鳥でした。



次はオナガクロムクドリモドキ(Great-Tailed Grackle)です。オナガクロムクドリモドキは北米から南米にかけてアメリカ大陸全域に分布している体長33cm~43cmのムクドリモドキ科の鳥で、環境適応能力が高いのか、コスタリカにおいてもほぼ全域で生息しているようです。
木の上で鳴いていたオナガクロムクドリモドキのオス。

こちらは全身灰褐色をしたメス。

次はウタムクドリモドキ(Melodious Blackbird)です。ウタムクドリモドキはメキシコ南東部からコスタリカにかけて生息している全長約25cmのムクドリモドキ科の鳥で、牧草地や野原、林縁、疎林などを好み、ペアや小集団で行動していることが多いようです。英名ではMelodious(メロディアス)、日本名でも歌が得意そうな名前になっていますが、その声はむしろ金属音的であり決して美しいとは言えないそうです。
樹上にとまっていた ウタムクドリモドキ。


最後はハゴロモガラス(Red-winged Blackbird)です。ハゴロモガラスは北米から南米に至るアメリカ大陸全土に分布する全長約23cmのムクドリモドキ科の鳥で、冬になると他のムクドリモドキ科の鳥たちとともに大集団を形成し、開けた野原や牧草地に居座って穀物を食べたりするため「悪の鳥」のイメージが定着しているようです。
藪の中にいたハゴロモガラスのオス。手前の葉が邪魔になりはっきりしませんが、肩羽に赤と黄の模様を見てとることができます。

今日はカラス科やムクドリモドキ科の鳥たちをご紹介しましたが、カラスがいないコスタリカにおいては、ムクドリモドキ科の鳥たちがカラスの生物学的位置を占めているようです・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はカンムリサンジャク(White-throated Magpie-jay)です。カンムリサンジャクはメキシコ中央部からコスタリカにかけて生息している全長約48cmのカラス科、サンジャク属の鳥で、コスタリカでは北西部では普通種だそうですが、最近は徐々に生息範囲を広げ、カリブ海側でも記録があるようです。水辺近くの林縁や少し開けた場所、木々が散在するサバンナなどを好み、民家の庭でも観察できるそうです。
名前のように冠羽に特徴があり、日本のオナガのような体色が大変美しい鳥でした。



次はオナガクロムクドリモドキ(Great-Tailed Grackle)です。オナガクロムクドリモドキは北米から南米にかけてアメリカ大陸全域に分布している体長33cm~43cmのムクドリモドキ科の鳥で、環境適応能力が高いのか、コスタリカにおいてもほぼ全域で生息しているようです。
木の上で鳴いていたオナガクロムクドリモドキのオス。

こちらは全身灰褐色をしたメス。

次はウタムクドリモドキ(Melodious Blackbird)です。ウタムクドリモドキはメキシコ南東部からコスタリカにかけて生息している全長約25cmのムクドリモドキ科の鳥で、牧草地や野原、林縁、疎林などを好み、ペアや小集団で行動していることが多いようです。英名ではMelodious(メロディアス)、日本名でも歌が得意そうな名前になっていますが、その声はむしろ金属音的であり決して美しいとは言えないそうです。
樹上にとまっていた ウタムクドリモドキ。


最後はハゴロモガラス(Red-winged Blackbird)です。ハゴロモガラスは北米から南米に至るアメリカ大陸全土に分布する全長約23cmのムクドリモドキ科の鳥で、冬になると他のムクドリモドキ科の鳥たちとともに大集団を形成し、開けた野原や牧草地に居座って穀物を食べたりするため「悪の鳥」のイメージが定着しているようです。
藪の中にいたハゴロモガラスのオス。手前の葉が邪魔になりはっきりしませんが、肩羽に赤と黄の模様を見てとることができます。

今日はカラス科やムクドリモドキ科の鳥たちをご紹介しましたが、カラスがいないコスタリカにおいては、ムクドリモドキ科の鳥たちがカラスの生物学的位置を占めているようです・・・
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コスタリカの鳥たち・・・アカスズメフクロウ、シロエリオオガシラ、オナガレンジャクモドキ、アカエリシトド、ニッケイカザリドリモドキ、クロルリノジコ
コスタリカシリーズの続きで、今日は今までご紹介できなかったもののうち比較的小型の鳥たちをご紹介します。
最初はアカスズメフクロウ(Ferruginous Pygmy Owl)です。アカスズメフクロウはアメリカ南部から南米のアンデス山脈東部にかけて広範囲に分布する体長約15cmの小型のフクロウで、コスタリカでは太平洋岸北部の熱帯林や公園、民家近くで生息しています。
民家近くの木の中で休んでいたアカスズメフクロウ。英名のように、鉄分を含んだような赤茶色の羽根に特徴がありました。


次はシロエリオオガシラ(White-necked Puffbird)です。シロエリオオガシラはメキシコからコロンビア、ベネズエラにかけて分布している体長約25cmのオオガシラの仲間で、コスタリカではカリブ海側、太平洋側の比較的低地でよく見られるようです。
白黒模様がはっきりしているシロエリオオガシラ。名前のように頭が大きく、全体的にずんぐりした存在感たっぷりの鳥でした。



次はオナガレンジャクモドキ(Long-tailed Silky-Flycatcher)です。オナガレンジャクモドキはコスタリカとパナマ西部にのみ生息している全長約25cmのレンジャクモドキ科の鳥で、高地の森林地帯や少し開けた場所を小集団で移動していることが多く、空中の昆虫類をメインに果実なども食べるそうです。
木の高いところにいたオナガレンジャクモドキ。名前のように尾羽が長く、レンジャクのような冠羽が目立っていました。


次はアカエリシトド(Rufous-collared sparrow)です。アカエリシトドはメキシコの東南端から南アメリカ南端部にかけての山岳地帯とイスパニョーラ島(カリブ海)に分布する体長約13cmのホオジロ科の鳥で、コスタリカでは高度600mから4000m地帯で多く見られ、ところによっては農耕地や庭園、公園、都市部や郊外でも見られることがあるようです。
日本のホオジロのように行く先々で目にしたアカエリシトド。名前のように襟が赤茶色をしていました。


次はニッケイカザリドリモドキ(Cinnamon Becard)です。ニッケイカザリドリモドキはメキシコ南東部からエクアドル北西部、ベネズエラ北西部にかけて生息している体長約15cmのタイランチョウ科に分類されている鳥で、コスタリカではカリブ海側と太平洋側で見られるそうですが、太平洋側では個体数が著しく少なく、沿岸部のみに限られるそうです。
名前のようにニッケイ色をしたニッケイカザリドリモドキ。

最後はクロルリノジコ(Blue-black Grosbeak)です。クロルリノジコはメキシコ南部からエクアドル西部、ボリビア北部、ブラジルのアマゾン流域にかけて生息している体長約18cmのホオジロ科の鳥で、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の南部で普通種、北西部や中央盆地帯でも観察チャンスがあるそうです。
木の中でひっそりと休んでいたクロルリノジコのメス。オスでは名前のように青味がかった黒色をしているうそうです。

今日は今までご紹介できなかった様々な鳥たちをご紹介しましたが、これらの鳥たちの中には時代とともに分類が変わってきたものも多く、中でもクロルリノジコは現在はホオジロ科に分類されているようですが、英名もそうですが見た目にもイカルの仲間に大変よく似ており、遺伝子レベル等での研究が進めば、将来的には分類も変わる可能性があるかも知れません・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はアカスズメフクロウ(Ferruginous Pygmy Owl)です。アカスズメフクロウはアメリカ南部から南米のアンデス山脈東部にかけて広範囲に分布する体長約15cmの小型のフクロウで、コスタリカでは太平洋岸北部の熱帯林や公園、民家近くで生息しています。
民家近くの木の中で休んでいたアカスズメフクロウ。英名のように、鉄分を含んだような赤茶色の羽根に特徴がありました。


次はシロエリオオガシラ(White-necked Puffbird)です。シロエリオオガシラはメキシコからコロンビア、ベネズエラにかけて分布している体長約25cmのオオガシラの仲間で、コスタリカではカリブ海側、太平洋側の比較的低地でよく見られるようです。
白黒模様がはっきりしているシロエリオオガシラ。名前のように頭が大きく、全体的にずんぐりした存在感たっぷりの鳥でした。



次はオナガレンジャクモドキ(Long-tailed Silky-Flycatcher)です。オナガレンジャクモドキはコスタリカとパナマ西部にのみ生息している全長約25cmのレンジャクモドキ科の鳥で、高地の森林地帯や少し開けた場所を小集団で移動していることが多く、空中の昆虫類をメインに果実なども食べるそうです。
木の高いところにいたオナガレンジャクモドキ。名前のように尾羽が長く、レンジャクのような冠羽が目立っていました。


次はアカエリシトド(Rufous-collared sparrow)です。アカエリシトドはメキシコの東南端から南アメリカ南端部にかけての山岳地帯とイスパニョーラ島(カリブ海)に分布する体長約13cmのホオジロ科の鳥で、コスタリカでは高度600mから4000m地帯で多く見られ、ところによっては農耕地や庭園、公園、都市部や郊外でも見られることがあるようです。
日本のホオジロのように行く先々で目にしたアカエリシトド。名前のように襟が赤茶色をしていました。


次はニッケイカザリドリモドキ(Cinnamon Becard)です。ニッケイカザリドリモドキはメキシコ南東部からエクアドル北西部、ベネズエラ北西部にかけて生息している体長約15cmのタイランチョウ科に分類されている鳥で、コスタリカではカリブ海側と太平洋側で見られるそうですが、太平洋側では個体数が著しく少なく、沿岸部のみに限られるそうです。
名前のようにニッケイ色をしたニッケイカザリドリモドキ。

最後はクロルリノジコ(Blue-black Grosbeak)です。クロルリノジコはメキシコ南部からエクアドル西部、ボリビア北部、ブラジルのアマゾン流域にかけて生息している体長約18cmのホオジロ科の鳥で、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の南部で普通種、北西部や中央盆地帯でも観察チャンスがあるそうです。
木の中でひっそりと休んでいたクロルリノジコのメス。オスでは名前のように青味がかった黒色をしているうそうです。

今日は今までご紹介できなかった様々な鳥たちをご紹介しましたが、これらの鳥たちの中には時代とともに分類が変わってきたものも多く、中でもクロルリノジコは現在はホオジロ科に分類されているようですが、英名もそうですが見た目にもイカルの仲間に大変よく似ており、遺伝子レベル等での研究が進めば、将来的には分類も変わる可能性があるかも知れません・・・
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コスタリカの鳥たち・・・アカエリサボテンミソサザイ、ハイムネモリミソサザイ、シロボシクロアリモズ、サザナミアリモズ、
コスタリカシリーズの続きで、今日はミソサザイの仲間とアリドリの仲間をご紹介します。
最初はアカエリサボテンミソサザイ(Rufous-naped Wren)です。アカエリサボテンミソサザイはメキシコ中央部からコスタリカにかけて生息している全長約17cmのミソサザイ科の鳥で、コスタリカでは主に太平洋側の北部に生息しており、開けた森林地帯や二次林、雑木林、木が散在するサバンナなどを好むそうです。


次はハイムネモリミソサザイ(Grey-breasted Wood-Wren)です。ハイムネモリミソサザイはメキシコからベネズエラ、、コロンビア、エクアドル、ペルーにかけての山地に生息する体長約10cmのミソサザイ科の鳥で、コスタリカでは中央部の山岳地帯で生息しているようです。
名前のように灰色がかった胸をしていたハイムネモリミソサザイ。

次はシロボシクロアリモズ(Black-hooded Antshrike)です。シロボシクロアリモズはコスタリカからパナマ西部にかけて生息している体長約15cmのアリドリの仲間で、コスタリカでは太平洋側の南部の原生林や二次林、林縁に生息しており、一般的にアリドリの仲間は薄暗い藪に潜むタイプが多く、見つけるのに苦労することが多いそうですが、シロボシクロアリモズは例外で、好奇心が強く比較的近くに寄って来ることが多いそうです。
名前のように肩羽の辺りに星をちりばめたような細かい白斑が見られます。


次はサザナミアリモズ(Fasciated Antshrike)です。サザナミアリモズはニカラグア、コスタリカからボリビア、ブラジルにかけての亜熱帯や熱帯の湿った低地林に生息する体長約18cmのアリドリの仲間で、コスタリカではカリブ海側の1200m辺りまでの低地林に生息しているようです。
早朝、街路灯に集まる虫を探しにやって来たサザナミアリモズのオス。名前のようにさざ波をうったような横縞が目立ちました。


今日はミソサザイの仲間とアリドリの仲間をご紹介しましたが、中でも中南米にだけしか生息しないアリドリの仲間はグンタイアリの隊列に付き従って、アリから逃げる小動物を捕食する習性があることからアリドリと呼ばれているそうで、今度はぜひそんな光景も見てみたいものだと思いました・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はアカエリサボテンミソサザイ(Rufous-naped Wren)です。アカエリサボテンミソサザイはメキシコ中央部からコスタリカにかけて生息している全長約17cmのミソサザイ科の鳥で、コスタリカでは主に太平洋側の北部に生息しており、開けた森林地帯や二次林、雑木林、木が散在するサバンナなどを好むそうです。


次はハイムネモリミソサザイ(Grey-breasted Wood-Wren)です。ハイムネモリミソサザイはメキシコからベネズエラ、、コロンビア、エクアドル、ペルーにかけての山地に生息する体長約10cmのミソサザイ科の鳥で、コスタリカでは中央部の山岳地帯で生息しているようです。
名前のように灰色がかった胸をしていたハイムネモリミソサザイ。

次はシロボシクロアリモズ(Black-hooded Antshrike)です。シロボシクロアリモズはコスタリカからパナマ西部にかけて生息している体長約15cmのアリドリの仲間で、コスタリカでは太平洋側の南部の原生林や二次林、林縁に生息しており、一般的にアリドリの仲間は薄暗い藪に潜むタイプが多く、見つけるのに苦労することが多いそうですが、シロボシクロアリモズは例外で、好奇心が強く比較的近くに寄って来ることが多いそうです。
名前のように肩羽の辺りに星をちりばめたような細かい白斑が見られます。


次はサザナミアリモズ(Fasciated Antshrike)です。サザナミアリモズはニカラグア、コスタリカからボリビア、ブラジルにかけての亜熱帯や熱帯の湿った低地林に生息する体長約18cmのアリドリの仲間で、コスタリカではカリブ海側の1200m辺りまでの低地林に生息しているようです。
早朝、街路灯に集まる虫を探しにやって来たサザナミアリモズのオス。名前のようにさざ波をうったような横縞が目立ちました。


今日はミソサザイの仲間とアリドリの仲間をご紹介しましたが、中でも中南米にだけしか生息しないアリドリの仲間はグンタイアリの隊列に付き従って、アリから逃げる小動物を捕食する習性があることからアリドリと呼ばれているそうで、今度はぜひそんな光景も見てみたいものだと思いました・・・
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コスタリカの鳥たち・・・バフムジツグミ、ズグロヒトリツグミ、カオグロアリツグミ、チャボウシツグミ
コスタリカシリーズの続きで、今日はツグミと名の付く鳥たちをご紹介します。
最初はバフムジツグミ(Clay-colored Robin)です。バフムジツグミは主にメキシコの東部からコロンビアの北部にかけて生息する全長約23cmのツグミ科の鳥で、コスタリカでは国鳥に指定されており、二次林や木が散在する牧草地、ホテルの庭、民家近くなど、あらゆる場所で見ることができる大変親しみやすい鳥です。
滞在中、いろいろな場所で目にしたバフムジツグミ。名前の通りバフ色(淡い黄褐色)をした無地の比較的地味なツグミでした。





次はチャボウシツグミ(Ruddy-capped Nightingale-Thrush)です。チャボウシツグミはメキシコ中部からパナマ西部にかけて生息している全長約15cmのツグミ科の鳥で、コスタリカでは国の中央を走る標高1500m~2500m位の山岳地帯で観察でき、湿った山林や藪、二次林などを好むそうです。
茶色い帽子のような頭と目が可愛いチャボウシツグミ。


次はズグロヒトリツグミ(Black-faced solitaire)です。ズグロヒトリツグミはコスタリカとパナマ西部の高地だけに生息する全長約18cmのツグミ科の鳥で、全身青味がかった灰色で、英名のように顔が黒く、赤味のある嘴と脚との対比が鮮やかでした。英名のBlack-faced はそのままで分かりやすいのですが、日本名のズグロはどうしてそのような名前になったのでしょうか?



最後はカオグロアリツグミ( Black-faced Antthrush)です。カオグロアリツグミはメキシコからコロンビア、ベネズエラ、ブラジルにかけて分布する全長約18cm のアリツグミ科の鳥で、名前のように顔と喉が黒く、写真でははっきりしませんが眼のまわりの裸域は青味がかっているそうです。また、アリツグミの名前からも分かるようには主食はアリや昆虫で、地上性の鳥だそうです。


今日はツグミと名の付く鳥たちをご紹介しましたが、最初の3種は何れもツグミ科の鳥でしたが、最後にご紹介したカオグロアリツグミだけは日本では生息していないアリツグミ科の鳥であり、そのような目線で見ると、確かに他の3種の鳥たちとは印象が異なって見えました・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はバフムジツグミ(Clay-colored Robin)です。バフムジツグミは主にメキシコの東部からコロンビアの北部にかけて生息する全長約23cmのツグミ科の鳥で、コスタリカでは国鳥に指定されており、二次林や木が散在する牧草地、ホテルの庭、民家近くなど、あらゆる場所で見ることができる大変親しみやすい鳥です。
滞在中、いろいろな場所で目にしたバフムジツグミ。名前の通りバフ色(淡い黄褐色)をした無地の比較的地味なツグミでした。





次はチャボウシツグミ(Ruddy-capped Nightingale-Thrush)です。チャボウシツグミはメキシコ中部からパナマ西部にかけて生息している全長約15cmのツグミ科の鳥で、コスタリカでは国の中央を走る標高1500m~2500m位の山岳地帯で観察でき、湿った山林や藪、二次林などを好むそうです。
茶色い帽子のような頭と目が可愛いチャボウシツグミ。


次はズグロヒトリツグミ(Black-faced solitaire)です。ズグロヒトリツグミはコスタリカとパナマ西部の高地だけに生息する全長約18cmのツグミ科の鳥で、全身青味がかった灰色で、英名のように顔が黒く、赤味のある嘴と脚との対比が鮮やかでした。英名のBlack-faced はそのままで分かりやすいのですが、日本名のズグロはどうしてそのような名前になったのでしょうか?



最後はカオグロアリツグミ( Black-faced Antthrush)です。カオグロアリツグミはメキシコからコロンビア、ベネズエラ、ブラジルにかけて分布する全長約18cm のアリツグミ科の鳥で、名前のように顔と喉が黒く、写真でははっきりしませんが眼のまわりの裸域は青味がかっているそうです。また、アリツグミの名前からも分かるようには主食はアリや昆虫で、地上性の鳥だそうです。


今日はツグミと名の付く鳥たちをご紹介しましたが、最初の3種は何れもツグミ科の鳥でしたが、最後にご紹介したカオグロアリツグミだけは日本では生息していないアリツグミ科の鳥であり、そのような目線で見ると、確かに他の3種の鳥たちとは印象が異なって見えました・・・
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コスタリカの鳥たち・・・ココアオニキバシリ、ヨコジマオニキバシリ
コスタリカシリーズの続きで、今日はオニキバシリの仲間2種をご紹介します。
最初はココアオニキバシリ(Cocoa Woodcreeper)です。ココアオニキバシリは中米からトリニダード・トバゴ、コロンビア北部、ベネズエラ北部にかけて分布する全長約23cmのオニキバシリで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の森林や耕作地で見ることができます。
滞在中、何度も目にしたココアオニキバシリ。頭から肩、胸にかけての縦斑とココア色の体色が特徴的です。




次はヨコジマオニキバシリ(Northern Barred Woodcreeper)です。ヨコジマオニキバシリはメキシコからコロンビア、エクアドル北西部にかけて分布する全長約28cmのオニキバシリの仲間で、コスタリカでは中央部を除く湿った低地の原生林や二次林、少し開けた森林内で見られるようです。
早朝、自然保護区の街路灯に集まった蛾などを食べに来たヨコジマオニキバシリ。全身褐色で、頭、背と喉から胸、腹に明瞭な黒い横縞模様があり、それが英名と日本名の由来になっているようです。



今日はオニキバシリの仲間2種をご紹介しましたが、オニキバシリの仲間は新熱帯区(中南米)にのみ分布し、爪を木の幹に引っ掛けて垂直に登り、樹皮の間や幹の割れ目にいる昆虫などを食べる点はキバシリ科の鳥たちとよく似ています。
新熱帯区においては旧北区(東アジア、中央アジア、ヨーロッパを含むユーラシア大陸と、アフリカ北部のエリア)におけるキバシリ科と同様の生物的位置付けになっているものと思われます・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はココアオニキバシリ(Cocoa Woodcreeper)です。ココアオニキバシリは中米からトリニダード・トバゴ、コロンビア北部、ベネズエラ北部にかけて分布する全長約23cmのオニキバシリで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の森林や耕作地で見ることができます。
滞在中、何度も目にしたココアオニキバシリ。頭から肩、胸にかけての縦斑とココア色の体色が特徴的です。




次はヨコジマオニキバシリ(Northern Barred Woodcreeper)です。ヨコジマオニキバシリはメキシコからコロンビア、エクアドル北西部にかけて分布する全長約28cmのオニキバシリの仲間で、コスタリカでは中央部を除く湿った低地の原生林や二次林、少し開けた森林内で見られるようです。
早朝、自然保護区の街路灯に集まった蛾などを食べに来たヨコジマオニキバシリ。全身褐色で、頭、背と喉から胸、腹に明瞭な黒い横縞模様があり、それが英名と日本名の由来になっているようです。



今日はオニキバシリの仲間2種をご紹介しましたが、オニキバシリの仲間は新熱帯区(中南米)にのみ分布し、爪を木の幹に引っ掛けて垂直に登り、樹皮の間や幹の割れ目にいる昆虫などを食べる点はキバシリ科の鳥たちとよく似ています。
新熱帯区においては旧北区(東アジア、中央アジア、ヨーロッパを含むユーラシア大陸と、アフリカ北部のエリア)におけるキバシリ科と同様の生物的位置付けになっているものと思われます・・・
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コスタリカの鳥たち・・・ウィルソンアメリカムシクイ、ワキチャアメリカムシクイ、オウゴンアメリカムシクイ、クビワアメリカムシクイ
コスタリカシリーズの続きで、今日はアメリカムシクイの仲間たちをご紹介します。
最初は日本でも1991年に舳倉島で1回だけ記録のあるウィルソンアメリカムシクイ(Wilson's Warbler)です。ウィルソンアメリカムシクイは夏季にはアラスカ、カナダからアメリカ南西部にかけてに分布し、コスタリカでは冬鳥として全土で普通に見られるアメリカムシクイの仲間で、 黄色い体に黒い頭頂が印象的で、一度見たら忘れられない鳥でもあります。
頭の黒いベレー帽が特徴のウィルソンアメリカムシクイ。



次はワキチャアメリカムシクイ(Chestnut-sided Warbler)です。ワキチャアメリカムシクイは北米東部カナダ南部で繁殖し、冬季は中央アメリカに渡るアメリカムシクイの仲間で、英名、日本名ともにお腹の脇に茶色の斑があることから名付けられたものと思われます。
頭上の黄色と脇の茶色の斑が特徴のワキチャアメリカムシクイ。


こちらは脇の茶色斑がなく、ワキチャアメリカムシクイのメスあるいは幼鳥と思われます。



次はオウゴンアメリカムシクイ(Prothonotary Warbler)です。オウゴンアメリカムシクイは夏季は北米カナダ南部・アメリカ東部で繁殖し、冬季はカリブ海諸島・中央アメリカ・南アメリカ北部で越冬。コスタリカでは冬鳥として8月末頃には姿を現し始め、春まで目を楽しませてくれるそうです。
低木の中で休んでいたオウゴンアメリカムシクイ。名前のように黄金色をした大変美しい鳥でした。


最後はクビワアメリカムシクイ(Collared Redstart)です。クビワアメリカムシクイはコスタリカとパナマ西部にのみ生息しているアメリカムシクイの仲間で、苔に覆われた高地の森林や二次林、林縁の藪、牧草地などを好み、牧草地においては牛や馬を追いかけて、それらの家畜が驚かせた昆虫を食事にする事もあるそうです。また、非常に好奇心が強い鳥で、人間の存在に気付くと近寄って来る事があるようで、今回もファインダーに入りきらないほどの近くにやって来てくれました。
頭頂の赤いベレー帽が大変可愛らしいクビワアメリカムシクイ。


今日はアメリカムシクイの仲間4種をご紹介しましたが、彼等は何れも見た目にも大変愛らしく、すっかり私達の目を楽しませてくれました。また、ウィルソンアメリカムシクイについては日本鳥類目録改訂第7版で初めて載録された鳥でもあり、海外とは言え、そんな珍鳥に巡り会うことができるのは海外ツアーの魅力でもあります・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初は日本でも1991年に舳倉島で1回だけ記録のあるウィルソンアメリカムシクイ(Wilson's Warbler)です。ウィルソンアメリカムシクイは夏季にはアラスカ、カナダからアメリカ南西部にかけてに分布し、コスタリカでは冬鳥として全土で普通に見られるアメリカムシクイの仲間で、 黄色い体に黒い頭頂が印象的で、一度見たら忘れられない鳥でもあります。
頭の黒いベレー帽が特徴のウィルソンアメリカムシクイ。



次はワキチャアメリカムシクイ(Chestnut-sided Warbler)です。ワキチャアメリカムシクイは北米東部カナダ南部で繁殖し、冬季は中央アメリカに渡るアメリカムシクイの仲間で、英名、日本名ともにお腹の脇に茶色の斑があることから名付けられたものと思われます。
頭上の黄色と脇の茶色の斑が特徴のワキチャアメリカムシクイ。


こちらは脇の茶色斑がなく、ワキチャアメリカムシクイのメスあるいは幼鳥と思われます。



次はオウゴンアメリカムシクイ(Prothonotary Warbler)です。オウゴンアメリカムシクイは夏季は北米カナダ南部・アメリカ東部で繁殖し、冬季はカリブ海諸島・中央アメリカ・南アメリカ北部で越冬。コスタリカでは冬鳥として8月末頃には姿を現し始め、春まで目を楽しませてくれるそうです。
低木の中で休んでいたオウゴンアメリカムシクイ。名前のように黄金色をした大変美しい鳥でした。


最後はクビワアメリカムシクイ(Collared Redstart)です。クビワアメリカムシクイはコスタリカとパナマ西部にのみ生息しているアメリカムシクイの仲間で、苔に覆われた高地の森林や二次林、林縁の藪、牧草地などを好み、牧草地においては牛や馬を追いかけて、それらの家畜が驚かせた昆虫を食事にする事もあるそうです。また、非常に好奇心が強い鳥で、人間の存在に気付くと近寄って来る事があるようで、今回もファインダーに入りきらないほどの近くにやって来てくれました。
頭頂の赤いベレー帽が大変可愛らしいクビワアメリカムシクイ。


今日はアメリカムシクイの仲間4種をご紹介しましたが、彼等は何れも見た目にも大変愛らしく、すっかり私達の目を楽しませてくれました。また、ウィルソンアメリカムシクイについては日本鳥類目録改訂第7版で初めて載録された鳥でもあり、海外とは言え、そんな珍鳥に巡り会うことができるのは海外ツアーの魅力でもあります・・・
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コスタリカの鳥たち・・・ユキカザリドリ
コスタリカシリーズの続きで、今日は純白の鳥、ユキカザリドリをご紹介します。
ユキカザリドリ(Snowy Cotinga)はホンジュラス北部からパナマ西部にかけて生息している全長約20cmのカザリドリ科の鳥で、コスタリカではカリブ海側でのみ記録されています。一般的にカザリドリ科の鳥は樹冠部を好み、早朝や夕方、少し開けた場所や林縁にある枯れ木の樹冠で姿を見かけることが多いようで、今回も早朝、樹冠部で虫を追って飛び回っている美しい姿を見ることができました。
純白の羽毛をまとったユキカザリドリのオス。それにしても英名、日本名ともに「雪のよう」とはうまく名付けたものです。
。


飛び出しです。


真っ白な羽根を広げると、小さな鳥が遠目でも大きく見えます。


今日は純白の鳥、ユキカザリドリをご紹介しましたが、今までこれほど純白な小鳥は見たことがなく、今回のツアーを通して最も印象に残った鳥の一つとなりました・・・
ご訪問ありがとうございました。

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ユキカザリドリ(Snowy Cotinga)はホンジュラス北部からパナマ西部にかけて生息している全長約20cmのカザリドリ科の鳥で、コスタリカではカリブ海側でのみ記録されています。一般的にカザリドリ科の鳥は樹冠部を好み、早朝や夕方、少し開けた場所や林縁にある枯れ木の樹冠で姿を見かけることが多いようで、今回も早朝、樹冠部で虫を追って飛び回っている美しい姿を見ることができました。
純白の羽毛をまとったユキカザリドリのオス。それにしても英名、日本名ともに「雪のよう」とはうまく名付けたものです。
。



飛び出しです。


真っ白な羽根を広げると、小さな鳥が遠目でも大きく見えます。


今日は純白の鳥、ユキカザリドリをご紹介しましたが、今までこれほど純白な小鳥は見たことがなく、今回のツアーを通して最も印象に残った鳥の一つとなりました・・・
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コスタリカの鳥たち・・・ルリミツドリ、マミジロミツドリ、ウスズミハナサシミツドリ
コスタリカシリーズの続きで、今日は何れも日本名でミツドリの名前の付いた鳥たちをご紹介します。
最初はズグロミツドリ(Green Honeycreeper)です。ズグロミツドリはメキシコ南部からペルー北西部、ボリビア中央部、ブラジル南東部にかけて生息する全長約13cmのフウキンチョウで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の低地から丘陵地で見られ、樹冠部を好み、林縁、木々が散在した開けた場所では目線近くまで降りて来ることもあるそうです。
ネオングリーンが美しいズグロミツドリ。英名は見た目通りの素直な名前ですが、日本名のズグロは全体の印象からはちょっと無理があるようです。



次はウスズミハナサシミツドリ(Slaty Flowerpiercer)です。ウスズミハナサシミツドリはコスタリカとパナマの西部にのみ生息する全長約10cmのフウキンチョウで、コスタリカ国内では1200m以上の高地の森林、その林縁、草地、花々の咲いている藪、道路際、庭園などで観察できるようです。
花の蜜を吸いにやって来たウスズミハナサシミツドリ。この鳥は嘴が上向きの形をしており、これは花の基部に穴を開けるために進化したものだと考えられています。

次はマミジロミツドリ(Bananaquit)です。マミジロミツドリはメキシコ南部から西インド諸島、南アメリカの熱帯地域に留鳥として生息する全長約10cmのミツドリで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の標高1600m位までのところで見られるようです。かつてはアメリカムシクイ類かフウキンチョウ類の一種とされていたようですが、現在、アメリカ鳥学会では本種を所属不明としているようです。
独特の嘴をしたマミジロミツドリ。

今日は何れも日本名でミツドリの名前の付いた鳥たちをご紹介しましたが、一般的にミツドリの名前のついた鳥はフウキンチョウ科に属するものが多いのですが、マミジロミツドリのようにフウキンチョウの仲間でないものも含まれており、日本名だけで判断する難しさを感じてしまいます・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はズグロミツドリ(Green Honeycreeper)です。ズグロミツドリはメキシコ南部からペルー北西部、ボリビア中央部、ブラジル南東部にかけて生息する全長約13cmのフウキンチョウで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の低地から丘陵地で見られ、樹冠部を好み、林縁、木々が散在した開けた場所では目線近くまで降りて来ることもあるそうです。
ネオングリーンが美しいズグロミツドリ。英名は見た目通りの素直な名前ですが、日本名のズグロは全体の印象からはちょっと無理があるようです。



次はウスズミハナサシミツドリ(Slaty Flowerpiercer)です。ウスズミハナサシミツドリはコスタリカとパナマの西部にのみ生息する全長約10cmのフウキンチョウで、コスタリカ国内では1200m以上の高地の森林、その林縁、草地、花々の咲いている藪、道路際、庭園などで観察できるようです。
花の蜜を吸いにやって来たウスズミハナサシミツドリ。この鳥は嘴が上向きの形をしており、これは花の基部に穴を開けるために進化したものだと考えられています。

次はマミジロミツドリ(Bananaquit)です。マミジロミツドリはメキシコ南部から西インド諸島、南アメリカの熱帯地域に留鳥として生息する全長約10cmのミツドリで、コスタリカではカリブ海側と太平洋側の標高1600m位までのところで見られるようです。かつてはアメリカムシクイ類かフウキンチョウ類の一種とされていたようですが、現在、アメリカ鳥学会では本種を所属不明としているようです。
独特の嘴をしたマミジロミツドリ。

今日は何れも日本名でミツドリの名前の付いた鳥たちをご紹介しましたが、一般的にミツドリの名前のついた鳥はフウキンチョウ科に属するものが多いのですが、マミジロミツドリのようにフウキンチョウの仲間でないものも含まれており、日本名だけで判断する難しさを感じてしまいます・・・
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コスタリカの鳥たち・・・シラガフタオタイランチョウ、カトリタイランチョウ、ブチタイランチョウ
昨日の続きで、今日もタイランチョウの仲間たちをご紹介します。
最初はシラガフタオタイランチョウ(Long-tailed Tyrant)です。シラガフタオタイランチョウは中米のホンジュラスから南米のアルゼンチンまで広く分布し、コスタリカではカリブ海側の低地で見られ、名前のように通常の尾に加えて更に細長い二本の尾が生えているため、まるで後から二本の尾を付け足したように見えます。体長そのものは13cm程の長さですが、オスでは尾の長さが12cm程あり、全長は25cm程の長さになるようです。
虫を追いかけて飛び回った後、梢にとまったシラガフタオタイランチョウ。



次はカトリタイランチョウ(Torrent Tyrannulet)です。カトリタイランチョウはコスタリカ、バナマ西部からコロンビア、ベネズエラ北西部、ボリビア北部の亜熱帯に分布し、標高の高い地域の渓流などに生息する全長約10cmの小型のタイランチョウで、 渓流の岩の上などにいることが多く、セキレイ科の鳥のように尾を上下に振る習性があるようです。
標高の高い渓流の岩場にいたカトリタイランチョウ。名前のように蚊などの虫が好物のようです。


次はブチタイランチョウ(Streaked Flycatcher)です。ブチタイランチョウはコスタリカでは太平洋側でよく見られる全長約20cmの大型のタイランチョウで、名前のように胸にまだら模様があることから名付けられたものと思われます。
枝にとまっていたブチタイランチョウ。胸の縦斑がよく目立ちます。


一般的にタイランチョウの仲間は特徴のないものが多いと言われますが、そんな中、今日ご紹介したシラガフタオタイランチョウはその長い二本の尾に特徴があり、一度見たら忘れられないインパクトがありました・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はシラガフタオタイランチョウ(Long-tailed Tyrant)です。シラガフタオタイランチョウは中米のホンジュラスから南米のアルゼンチンまで広く分布し、コスタリカではカリブ海側の低地で見られ、名前のように通常の尾に加えて更に細長い二本の尾が生えているため、まるで後から二本の尾を付け足したように見えます。体長そのものは13cm程の長さですが、オスでは尾の長さが12cm程あり、全長は25cm程の長さになるようです。
虫を追いかけて飛び回った後、梢にとまったシラガフタオタイランチョウ。



次はカトリタイランチョウ(Torrent Tyrannulet)です。カトリタイランチョウはコスタリカ、バナマ西部からコロンビア、ベネズエラ北西部、ボリビア北部の亜熱帯に分布し、標高の高い地域の渓流などに生息する全長約10cmの小型のタイランチョウで、 渓流の岩の上などにいることが多く、セキレイ科の鳥のように尾を上下に振る習性があるようです。
標高の高い渓流の岩場にいたカトリタイランチョウ。名前のように蚊などの虫が好物のようです。


次はブチタイランチョウ(Streaked Flycatcher)です。ブチタイランチョウはコスタリカでは太平洋側でよく見られる全長約20cmの大型のタイランチョウで、名前のように胸にまだら模様があることから名付けられたものと思われます。
枝にとまっていたブチタイランチョウ。胸の縦斑がよく目立ちます。


一般的にタイランチョウの仲間は特徴のないものが多いと言われますが、そんな中、今日ご紹介したシラガフタオタイランチョウはその長い二本の尾に特徴があり、一度見たら忘れられないインパクトがありました・・・
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コスタリカの鳥たち・・・フサボウシハエトリ、ズグロメジロハエトリ、クロツキヒメハエトリ、パナマヒタキモドキ、ハイイロヒタキモドキ、オリーブヒタキモドキ
昨日に続き、今日もタイランチョウの仲間たちをご紹介します。
最初はフサボウシハエトリ(Tufted Flycatcher)です。フサボウシハエトリはコスタリカとパナマ西部に生息し、コスタリカでは海抜500mから3000mの高地の森や林縁、庭などで生息する全長約13cmのタイランチョウの仲間で、英名。、日本名のように房状の頭に特徴があるようです。
顔から胸にかけて明るい橙褐色の色合いをした大変愛らしいタイランチョウでした。


次はズグロメジロハエトリ(Black-capped Flycatcher)です。ズグロメジロハエトリはコスタリカとパナマ西部にのみ生息する全長約10cmのタイランチョウで、コスタリカでは標高2000mを超える高地の森林で生息し、名前のように頭が黒く、白い目尻に特徴があるようです。
高地にある村の道路脇にやって来たズグロメジロハエトリ。ちょっと目には、いたずら坊主のような雰囲気を漂わせていました。


次はクロツキヒメハエトリ(Black Phoebe)です。クロツキヒメハエトリはコスタリカでは中央部の500mから2200mの高地に生息する全長約18cmのタイランチョウの仲間で、全身ほぼ真っ黒な鳥でした。
高地にあるロッジ近くの地面にいたクロツキヒメハエトリ。

次はハイイロヒタキモドキ(Dark Pewee)です。ハイイロヒタキモドキはコスタリカでは中央部の1200mから2200mの高地で生息する全長約18cmのタイランチョウの仲間で、名前のように全身暗灰色をしたちょっと地味系の鳥でした。


最後はオリーブヒタキモドキ(Dusky-capped Flycatcher)です。オリーブヒタキモドキはアメリカ南西部からペルー西部、 アルゼンチン北西部とブラジルにかけて生息し、コスタリカではほぼ全土で生息する全長約15cmのタイランチョウの仲間で、英名のように暗褐色の帽子を被ったような姿に特徴があります。

今日もタイランチョウの仲間、5種をご紹介しましたが、一般的にタイランチョウの仲間は攻撃的な鳥が多いのですが、最初にご紹介したフサボウシハエトリだけは見た目の可愛らしさからか、少しばかりおとなしそうに見えました・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はフサボウシハエトリ(Tufted Flycatcher)です。フサボウシハエトリはコスタリカとパナマ西部に生息し、コスタリカでは海抜500mから3000mの高地の森や林縁、庭などで生息する全長約13cmのタイランチョウの仲間で、英名。、日本名のように房状の頭に特徴があるようです。
顔から胸にかけて明るい橙褐色の色合いをした大変愛らしいタイランチョウでした。


次はズグロメジロハエトリ(Black-capped Flycatcher)です。ズグロメジロハエトリはコスタリカとパナマ西部にのみ生息する全長約10cmのタイランチョウで、コスタリカでは標高2000mを超える高地の森林で生息し、名前のように頭が黒く、白い目尻に特徴があるようです。
高地にある村の道路脇にやって来たズグロメジロハエトリ。ちょっと目には、いたずら坊主のような雰囲気を漂わせていました。


次はクロツキヒメハエトリ(Black Phoebe)です。クロツキヒメハエトリはコスタリカでは中央部の500mから2200mの高地に生息する全長約18cmのタイランチョウの仲間で、全身ほぼ真っ黒な鳥でした。
高地にあるロッジ近くの地面にいたクロツキヒメハエトリ。

次はハイイロヒタキモドキ(Dark Pewee)です。ハイイロヒタキモドキはコスタリカでは中央部の1200mから2200mの高地で生息する全長約18cmのタイランチョウの仲間で、名前のように全身暗灰色をしたちょっと地味系の鳥でした。


最後はオリーブヒタキモドキ(Dusky-capped Flycatcher)です。オリーブヒタキモドキはアメリカ南西部からペルー西部、 アルゼンチン北西部とブラジルにかけて生息し、コスタリカではほぼ全土で生息する全長約15cmのタイランチョウの仲間で、英名のように暗褐色の帽子を被ったような姿に特徴があります。

今日もタイランチョウの仲間、5種をご紹介しましたが、一般的にタイランチョウの仲間は攻撃的な鳥が多いのですが、最初にご紹介したフサボウシハエトリだけは見た目の可愛らしさからか、少しばかりおとなしそうに見えました・・・
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コスタリカの鳥たち・・・キバラオオタイランチョウ、カマハシタイランチョウ
コスタリカシリーズの続きで、昨日に続きタイランチョウの仲間をご紹介します。
最初はキバラオオタイランチョウ(Great Kiskadee)です。キバラオオタイランチョウはテキサス州南部・メキシコ南部からカリブ海、アルゼンチンにかけて広く分布し、コスタリカではほぼ全域で見られる全長約23cmのタイランチョウで、タイランチョウの中では比較的大きなサイズであり、黒い頭に目の上の白い筋、黄色いお腹が特徴的です。
滞在中、何度となく出会ったキバラオオタイランチョウ。名前のように鮮やかな黄色のお腹と黒色の太い過眼線がとても印象的な鳥でした。



次はカマハシタイランチョウ(Northern Bentbill)です。カマハシタイランチョウはメキシコ南部からコスタリカにかけて生息している(パナマ西部からコロンビア北西部には南米種Southern Bentbillが生息)全長約10cmの小型のタイランチョウで、コスタリカでは中央盆地帯や山岳部を除くエリアで生息し、二次林、藪のある雑木林、林縁などを好み、地面から5m未満にいることが多いそうです。
枝でひっそりととまっていたカマハシタイランチョウ。英名、日本名からも分かるように嘴が鎌のように曲がっており、
よく似た他の鳥との識別に役立ちます。


次はパナマヒタキモドキ(Panama Flycatcher)です。パナマヒタキモドキはコスタリカからコロンビアの北部、ベネズエラ北西部にかけて生息する全長約20cmのタイランチョウの仲間で、コスタリカではマングローブ林が存在するニコヤ半島南部からパナマ国境にかけてのマングローブ林で生息しており、主に昆虫を捕食しているようです。
マングローブのボートツアーで出会ったパナマヒタキモドキ。体の割には大きな昆虫を咥えていました。


昨日に続きタイランチョウの仲間3種をご紹介しましたが、昨日ご紹介したオウギタイランチョウやハシナガタイランチョウ同様、何れも見た目にも攻撃的な雰囲気を漂わせていました・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はキバラオオタイランチョウ(Great Kiskadee)です。キバラオオタイランチョウはテキサス州南部・メキシコ南部からカリブ海、アルゼンチンにかけて広く分布し、コスタリカではほぼ全域で見られる全長約23cmのタイランチョウで、タイランチョウの中では比較的大きなサイズであり、黒い頭に目の上の白い筋、黄色いお腹が特徴的です。
滞在中、何度となく出会ったキバラオオタイランチョウ。名前のように鮮やかな黄色のお腹と黒色の太い過眼線がとても印象的な鳥でした。



次はカマハシタイランチョウ(Northern Bentbill)です。カマハシタイランチョウはメキシコ南部からコスタリカにかけて生息している(パナマ西部からコロンビア北西部には南米種Southern Bentbillが生息)全長約10cmの小型のタイランチョウで、コスタリカでは中央盆地帯や山岳部を除くエリアで生息し、二次林、藪のある雑木林、林縁などを好み、地面から5m未満にいることが多いそうです。
枝でひっそりととまっていたカマハシタイランチョウ。英名、日本名からも分かるように嘴が鎌のように曲がっており、
よく似た他の鳥との識別に役立ちます。


次はパナマヒタキモドキ(Panama Flycatcher)です。パナマヒタキモドキはコスタリカからコロンビアの北部、ベネズエラ北西部にかけて生息する全長約20cmのタイランチョウの仲間で、コスタリカではマングローブ林が存在するニコヤ半島南部からパナマ国境にかけてのマングローブ林で生息しており、主に昆虫を捕食しているようです。
マングローブのボートツアーで出会ったパナマヒタキモドキ。体の割には大きな昆虫を咥えていました。


昨日に続きタイランチョウの仲間3種をご紹介しましたが、昨日ご紹介したオウギタイランチョウやハシナガタイランチョウ同様、何れも見た目にも攻撃的な雰囲気を漂わせていました・・・
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コスタリカの鳥たち・・・オウギタイランチョウ、ハシナガタイランチョウ
再びコスタリカシリーズに戻ります。今日からはタイランチョウの仲間たちをご紹介します。
タイランチョウは北米から南米にかけてのほぼ全域(北米最北部以外)に生息する全長7~40cm程の鳥で、羽色は地味で一部の種は尾羽が非常に長く、多くの種は生物地理区でいう旧世界のヒタキ科 (Old World flycatchers) に生態が似ており、枝から飛び上がり空中の昆虫を捕食するものが多いようです。また、タイランチョウの名前の由来ですが、英語のTyrant(暴君、君主)に由来するそうで 、一般的に気性の激しい鳥が多いようです。
最初にご紹介するのはオウギタイランチョウ(Royal Flycatcher)です。オウギタイランチョウはエクアドルからブラジルにかけて生息する全長約18cmのタイランチョウで、背面は褐色、尻と尾羽は赤茶色をしており、名前からも分かるように一番の特徴は扇型の冠羽で、冠羽は誇示したり攻撃したりするときにしか表さないそうです。
近くに巣があるようで、我々を威嚇するように近くを飛び回っていました。赤茶色の尾羽が目立ちます。




次はハシナガタイランチョウ(Common Tody-Flycatcher)です。ハシナガタイランチョウはコスタリカのほぼ全域に生息する全長約10cmの小型のタイランチョウで、嘴が長いことからこのような名前が付けられたようです。ガイドさんの話では顔の様子が意地悪っぽく見えることから通称「いじわる君」と名付けていました。


今日はコスタリカ訪問初日に出会ったタイランチョウの仲間、2種をご紹介しましたが、両者ともに攻撃的な雰囲気を漂わせており、さすがタイランチョウと思わせるところがありました・・・
ご訪問ありがとうございました。

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タイランチョウは北米から南米にかけてのほぼ全域(北米最北部以外)に生息する全長7~40cm程の鳥で、羽色は地味で一部の種は尾羽が非常に長く、多くの種は生物地理区でいう旧世界のヒタキ科 (Old World flycatchers) に生態が似ており、枝から飛び上がり空中の昆虫を捕食するものが多いようです。また、タイランチョウの名前の由来ですが、英語のTyrant(暴君、君主)に由来するそうで 、一般的に気性の激しい鳥が多いようです。
最初にご紹介するのはオウギタイランチョウ(Royal Flycatcher)です。オウギタイランチョウはエクアドルからブラジルにかけて生息する全長約18cmのタイランチョウで、背面は褐色、尻と尾羽は赤茶色をしており、名前からも分かるように一番の特徴は扇型の冠羽で、冠羽は誇示したり攻撃したりするときにしか表さないそうです。
近くに巣があるようで、我々を威嚇するように近くを飛び回っていました。赤茶色の尾羽が目立ちます。




次はハシナガタイランチョウ(Common Tody-Flycatcher)です。ハシナガタイランチョウはコスタリカのほぼ全域に生息する全長約10cmの小型のタイランチョウで、嘴が長いことからこのような名前が付けられたようです。ガイドさんの話では顔の様子が意地悪っぽく見えることから通称「いじわる君」と名付けていました。


今日はコスタリカ訪問初日に出会ったタイランチョウの仲間、2種をご紹介しましたが、両者ともに攻撃的な雰囲気を漂わせており、さすがタイランチョウと思わせるところがありました・・・
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子育ての季節・・・フクロウ
昨日に続き、今日は巣立ちが始まったフクロウの雛をご紹介します。
雛は全部で3羽育っているようで、この日、そのうち2羽が巣立ったようです。こちらは巣立ち後、巣の近くでじっとしていた雛。

そして、夕刻近くになりようやく動き出しました。羽ばたきながら少しずつ登っていきます。周りもかなり薄暗くなりシャッタースピードも上がりません・・・


持てる力を出し切って必死に登ろうとする姿を見ると、ついついこちらも応援したくなります。



こちらは最初に巣立った雛でしょうか、巣の近くの木の根元から顔を出しました。

そして羽ばたきながら必死に木を登ろうとしますが、うまくいきません。

こちらは周りもかなり暗くなったころ巣から顔を出した雛。先に巣立ったお兄さん(お姉さん)がじっと見守っていました。


こちらは昼間、巣箱から少し離れた場所でそっと雛たちを見守っていた親フクロウ。昼間は寝ている時間のほうが多いようでしたが、時々このように目を開け周りの様子を伺っていました。

こちらは薄暗くなってから巣箱の近くにやって来た親フクロウ。暗くなってからがいよいよ彼らの活動時間。この後、獲物を獲って雛たちに与えるのでしょうか・・・

今日は巣立ち直後のフクロウの雛たちをご紹介しましたが、幼い彼等にとっては周りには怖い外敵がいっぱい。この先、幾多の困難が待ち受けていると思いますが、無事に育ってほしいと願わずにはいられません・・・
ご訪問ありがとうございました。

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雛は全部で3羽育っているようで、この日、そのうち2羽が巣立ったようです。こちらは巣立ち後、巣の近くでじっとしていた雛。

そして、夕刻近くになりようやく動き出しました。羽ばたきながら少しずつ登っていきます。周りもかなり薄暗くなりシャッタースピードも上がりません・・・


持てる力を出し切って必死に登ろうとする姿を見ると、ついついこちらも応援したくなります。



こちらは最初に巣立った雛でしょうか、巣の近くの木の根元から顔を出しました。

そして羽ばたきながら必死に木を登ろうとしますが、うまくいきません。

こちらは周りもかなり暗くなったころ巣から顔を出した雛。先に巣立ったお兄さん(お姉さん)がじっと見守っていました。


こちらは昼間、巣箱から少し離れた場所でそっと雛たちを見守っていた親フクロウ。昼間は寝ている時間のほうが多いようでしたが、時々このように目を開け周りの様子を伺っていました。

こちらは薄暗くなってから巣箱の近くにやって来た親フクロウ。暗くなってからがいよいよ彼らの活動時間。この後、獲物を獲って雛たちに与えるのでしょうか・・・

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子育ての季節・・・コサメビタキ、キバシリ
木々の緑も日増しに濃くなるにつれ、小鳥たちの子育ても佳境に入りつつあります。今日はそんな小鳥たちの子育ての様子をご紹介したいと思います。
最初はコサメビタキ(Asian Brown Flycatcher)です。コサメビタキは日本では標高1,800m以下の落葉広葉樹林で繁殖し、高木の葉がない水平な樹上にウメノキゴケなどをクモの糸で付着させた樹皮やコケを組み合わせた皿状の巣を作り、5~6月に1回に3~5個の卵を産み、メスのみが抱卵し、抱卵期間は12~14日。雛は孵化してから12~14日で巣立つと言われています。
雛を温めているのか、巣に下半身を埋めていたコサメビタキのメスと思われる個体。

メスが口を開けたと思ったらオスが餌を運んできました。

餌を受け渡す番。

オスのほうは餌を渡すとすぐに飛び去っていきます。

餌を雛に与えるメス。


次はキバシリ(Eurasian treecreeper)です。キバシリは木の割れ目や樹洞に、朽木の破片をクモの巣で繋いで椀状の巣を作り、産卵時期は3~5月で、産卵数は4~5個。抱卵日数は14-~15日で、雌が抱卵。雛は14~16日で巣立つと言われています。
口一杯に餌を咥えて巣穴にやって来たキバシリ。

巣穴の中の雛に餌を与える親鳥。

餌を与えた後

再び巣穴に顔を突っ込み

雛の糞を口に加えて飛び出した親鳥。ピントが来ていませんが・・・

今日はコサメビタキとキバシリの子育ての様子をご紹介しましたが、両者ともにかなり頻繁に餌を運んでいましたので、もう暫くすると雛が顔を出してくれるのではないかと思われます。今度は可愛らしい雛の姿や、彼等の巣立ち風景も見てみたいものです・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はコサメビタキ(Asian Brown Flycatcher)です。コサメビタキは日本では標高1,800m以下の落葉広葉樹林で繁殖し、高木の葉がない水平な樹上にウメノキゴケなどをクモの糸で付着させた樹皮やコケを組み合わせた皿状の巣を作り、5~6月に1回に3~5個の卵を産み、メスのみが抱卵し、抱卵期間は12~14日。雛は孵化してから12~14日で巣立つと言われています。
雛を温めているのか、巣に下半身を埋めていたコサメビタキのメスと思われる個体。

メスが口を開けたと思ったらオスが餌を運んできました。

餌を受け渡す番。

オスのほうは餌を渡すとすぐに飛び去っていきます。

餌を雛に与えるメス。


次はキバシリ(Eurasian treecreeper)です。キバシリは木の割れ目や樹洞に、朽木の破片をクモの巣で繋いで椀状の巣を作り、産卵時期は3~5月で、産卵数は4~5個。抱卵日数は14-~15日で、雌が抱卵。雛は14~16日で巣立つと言われています。
口一杯に餌を咥えて巣穴にやって来たキバシリ。

巣穴の中の雛に餌を与える親鳥。

餌を与えた後

再び巣穴に顔を突っ込み

雛の糞を口に加えて飛び出した親鳥。ピントが来ていませんが・・・

今日はコサメビタキとキバシリの子育ての様子をご紹介しましたが、両者ともにかなり頻繁に餌を運んでいましたので、もう暫くすると雛が顔を出してくれるのではないかと思われます。今度は可愛らしい雛の姿や、彼等の巣立ち風景も見てみたいものです・・・
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シラコバト
日本では関東のごく限られたエリアでのみ生息するシラコバトですが、今まで何故か縁がなく、今回たまたま別のフィールドでお会いした方から情報をいただき初の出会いを果たすことができました。
シラコバト(Eurasian collared dove)はユーラシア大陸、北アフリカに広く分布し、日本では江戸時代に鷹狩り用の狩猟鳥として国外から持ち込まれたようで、埼玉県熊谷市と新座市、千葉県松戸市、茨城県つくば市、栃木県小山市などを結ぶ半径30kmの圏内に局地的に分布しています。また近年、これとは別に岡山県や宮古島、石垣島などでも観察例があるようです。
体全体が灰褐色で、英名のように後頸の黒と白の帯に特徴があります。


こちらは別の場所に移動したシラコバト。


向きを変え羽根を少し広げました。


また少し場所を変え

こちらに向かって飛び出しました。


今日は関東のごく限られたエリアでのみ生息するシラコバトをご紹介しましたが、江戸時代に移入されたとされるシラコトはインドに分布する亜種S.d.decaoctoと推測されており、当時どのような経緯で移入されたのかは不明ですが、鎖国をしていた江戸時代においても当時の交易は私達の想像を超えるものがあったのではないかと思いを巡らせてしまいます・・・
ご訪問ありがとうございました。

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シラコバト(Eurasian collared dove)はユーラシア大陸、北アフリカに広く分布し、日本では江戸時代に鷹狩り用の狩猟鳥として国外から持ち込まれたようで、埼玉県熊谷市と新座市、千葉県松戸市、茨城県つくば市、栃木県小山市などを結ぶ半径30kmの圏内に局地的に分布しています。また近年、これとは別に岡山県や宮古島、石垣島などでも観察例があるようです。
体全体が灰褐色で、英名のように後頸の黒と白の帯に特徴があります。


こちらは別の場所に移動したシラコバト。


向きを変え羽根を少し広げました。


また少し場所を変え

こちらに向かって飛び出しました。


今日は関東のごく限られたエリアでのみ生息するシラコバトをご紹介しましたが、江戸時代に移入されたとされるシラコトはインドに分布する亜種S.d.decaoctoと推測されており、当時どのような経緯で移入されたのかは不明ですが、鎖国をしていた江戸時代においても当時の交易は私達の想像を超えるものがあったのではないかと思いを巡らせてしまいます・・・
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舳倉島を訪れる鳥たち・・・コムクドリ、ホオアカ、コホオアカ、シベリアアオジ
今日まで舳倉島およびその道中で出会った鳥たちをご紹介してきましたが、シリーズの最後に今日はコムクドリ、ホオアカ、コホオアカ、シベリアアオジをご紹介します。
最初はコムクドリ(Chestnut-cheeked Starling)です。コムクドリは千島列島、サハリン南部、日本で繁殖し、冬季はフィリピン、ボルネオ島北部などに渡って越冬。日本では夏鳥として北海道、本州北部で繁殖しますが、渡りの時期には本州中部以南の地域でも見られるようです。
群れで枝にとまっていたコムクドリ。


こちらは島に到着して間がないのか、疲れて道路で休んでいたペアー(右がオス、左がメス)。オスでは英名のように栗色の頬に特徴があります。


次はコホオアカ(Little Bunting)です。コホオアカはスカンジナビア半島北部からロシア、シベリア、カムチャッカ半島で繁殖し、冬季はネパール東部、インド北東部からインドシナ北部、中国南部、台湾に渡り、日本では数少ない旅鳥または冬鳥として全国で記録があり、特に日本海側の島嶼部や南西諸島では春秋の渡りの時期に毎年記録されているようです。
民宿近くの草地にいたコホオアカ。よく似たホオアカは全長約16cmで頬だけが赤褐色であるのに対し、コホオアカのほうは全長約12.5cmと小さく、顔全体が赤褐色である点で識別することができます。



次はホオアカ(Chestnut-eared Bunting)です。ホオアカはインド、タイ、韓国、中国、北朝鮮、日本、ネパール、パキスタン、ベトナム、ミャンマー、モンゴル、ラオス、ロシア南東部に分布し、日本では留鳥または漂鳥として北海道から九州までの平地から山地の草原、農耕地、干拓地などに生息し、北海道や東北では夏鳥、本州中部の太平洋岸から西日本では農耕地などで越冬することが知られています。
同じく民宿近くの草地にいたホオアカのオス。頬は赤褐色で腹に茶褐色の斑紋があるのが特徴です。

最後は基亜種シベリアアオジ(Black-faced Bunting)です。アオジはインド北部、中国、台湾、北朝鮮、日本、ネパール、ブータン、ロシア南東部に分布し、日本では亜種アオジが北海道や本州中部以北で繁殖し、中部以西で越冬。また少数ながら基亜種シベリアアオジが越冬や渡りの途中に主に本州の日本海側や九州に飛来することが知られています。
水場にやって来た基亜種シベリアアオジ。亜種アオジに比べ下面は淡黄色の羽毛で覆われ、オスでは頭部と胸部が暗灰色の羽毛で覆われています。


民宿近くの草地にいた基亜種シベリアアオジ。

今日まで長々と舳倉島およびその道中で出会った鳥たちをご紹介してきましたが、今年は舳倉島に限らず飛島や粟島など日本海側の島嶼では鳥の飛来が今一つの感がありますが、それでもそんな中、シマノジコやシマゴマ、アカマシコ、コウライウグイス、シロハラホオジロ、キマユホオジロなど珍し系の幾つかを見ることができました。春秋の渡りの中継地、舳倉島はまた時期をずらして訪れてみたいところです・・・
ご訪問ありがとうございました。

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最初はコムクドリ(Chestnut-cheeked Starling)です。コムクドリは千島列島、サハリン南部、日本で繁殖し、冬季はフィリピン、ボルネオ島北部などに渡って越冬。日本では夏鳥として北海道、本州北部で繁殖しますが、渡りの時期には本州中部以南の地域でも見られるようです。
群れで枝にとまっていたコムクドリ。


こちらは島に到着して間がないのか、疲れて道路で休んでいたペアー(右がオス、左がメス)。オスでは英名のように栗色の頬に特徴があります。


次はコホオアカ(Little Bunting)です。コホオアカはスカンジナビア半島北部からロシア、シベリア、カムチャッカ半島で繁殖し、冬季はネパール東部、インド北東部からインドシナ北部、中国南部、台湾に渡り、日本では数少ない旅鳥または冬鳥として全国で記録があり、特に日本海側の島嶼部や南西諸島では春秋の渡りの時期に毎年記録されているようです。
民宿近くの草地にいたコホオアカ。よく似たホオアカは全長約16cmで頬だけが赤褐色であるのに対し、コホオアカのほうは全長約12.5cmと小さく、顔全体が赤褐色である点で識別することができます。



次はホオアカ(Chestnut-eared Bunting)です。ホオアカはインド、タイ、韓国、中国、北朝鮮、日本、ネパール、パキスタン、ベトナム、ミャンマー、モンゴル、ラオス、ロシア南東部に分布し、日本では留鳥または漂鳥として北海道から九州までの平地から山地の草原、農耕地、干拓地などに生息し、北海道や東北では夏鳥、本州中部の太平洋岸から西日本では農耕地などで越冬することが知られています。
同じく民宿近くの草地にいたホオアカのオス。頬は赤褐色で腹に茶褐色の斑紋があるのが特徴です。

最後は基亜種シベリアアオジ(Black-faced Bunting)です。アオジはインド北部、中国、台湾、北朝鮮、日本、ネパール、ブータン、ロシア南東部に分布し、日本では亜種アオジが北海道や本州中部以北で繁殖し、中部以西で越冬。また少数ながら基亜種シベリアアオジが越冬や渡りの途中に主に本州の日本海側や九州に飛来することが知られています。
水場にやって来た基亜種シベリアアオジ。亜種アオジに比べ下面は淡黄色の羽毛で覆われ、オスでは頭部と胸部が暗灰色の羽毛で覆われています。


民宿近くの草地にいた基亜種シベリアアオジ。

今日まで長々と舳倉島およびその道中で出会った鳥たちをご紹介してきましたが、今年は舳倉島に限らず飛島や粟島など日本海側の島嶼では鳥の飛来が今一つの感がありますが、それでもそんな中、シマノジコやシマゴマ、アカマシコ、コウライウグイス、シロハラホオジロ、キマユホオジロなど珍し系の幾つかを見ることができました。春秋の渡りの中継地、舳倉島はまた時期をずらして訪れてみたいところです・・・
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