コスタリカの鳥たち・・・サンショクサギ、ユキコサギ、オオアオサギ、ハゲノドトラフサギ、ヒメアカクロサギ
コスタリカシリーズの続きで、今日は滞在中に出会ったサギ科の鳥たちをご紹介します。
最初はサンショクサギ(Tricolored heron)です。サンショクサギは北アメリカ南部から中央アメリカ、西インド諸島、南アメリカ北部沿岸に分布する体長約66cmのサギで、繁殖時に3色 (tricolor) に見えるその美しい姿から命名されたようです。
河口近くの水辺を歩いていたサンショクサギ。この個体は嘴は黄褐色で、足は黄緑色であることから冬羽と思われます。
次はユキコサギ(Snowy Egret)です。ユキコサギはアメリカとカナダの国境周辺から南アメリカにかけて分布する体長約61cmの小型のサギで、アメリカの温帯で繁殖するものは冬に南に渡って越冬するようです。
こちらも河口付近の水辺を歩いていたユキコサギ。繁殖羽では頭、首、背中などにふさふさした飾羽があるそうですが、この個体はまだ冬羽のようです。
次はオオアオサギ(Great blue heron)です。オオアオサギは北アメリカ中部、東部から中央アメリカにかけて分布し、冬季には西インド諸島や南アメリカ北部に渡り越冬する体長約117cmの大型のサギで、後頭部の黒色の長い冠羽と、頸から胸にかけてと背中から灰色の飾羽が伸びるのが特徴のようです。
河口付近の浅瀬をゆっくり歩いていたオオアオサギ。
次はハゲノドトラフサギ(Bare-throated Tiger-Heron )です。ハゲノドトラフサギはメキシコ北部からコロンビアまで広く生息する体長約76cmのサギで、コスタリカに生息する3種のトラフサギでは最大のサギで、コスタリカでは太平洋側、カリブ海側で観察できるようです。
湿地帯で見かけたハゲノドトラフサギ。名前のように喉の辺りが禿げたように白く、頸の辺りには細くて黒い横線が多数見られました。
頸を長く伸ばしたハゲノドトラフサギ。ちょっと見るとサンカノゴイなどともよく似ていました。
最後はヒメアカクロサギ(Little Blue Heron)です。ヒメアカクロサギは北アメリカ東部と南部から南アメリカ北部と中部にかけて分布する体長約61cmの小型のサギで、アメリカの温帯部で繁殖するものは冬季に南に渡るようです。
水辺の倒木にとまったヒメアカクロサギ。青黒い体色に頭から頸にかけて赤味がある小型のサギということから、このような名前が付けられたのでしょうか。
今日は滞在中に出会ったサギの仲間、5種をご紹介しましたが、何れも日本では見られない種ばかりであり、改めて日本とは異なる生物地理区(新北区、新熱帯区)で生息する鳥たちであることを認識させられました・・・
ご訪問ありがとうございました。
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最初はサンショクサギ(Tricolored heron)です。サンショクサギは北アメリカ南部から中央アメリカ、西インド諸島、南アメリカ北部沿岸に分布する体長約66cmのサギで、繁殖時に3色 (tricolor) に見えるその美しい姿から命名されたようです。
河口近くの水辺を歩いていたサンショクサギ。この個体は嘴は黄褐色で、足は黄緑色であることから冬羽と思われます。
次はユキコサギ(Snowy Egret)です。ユキコサギはアメリカとカナダの国境周辺から南アメリカにかけて分布する体長約61cmの小型のサギで、アメリカの温帯で繁殖するものは冬に南に渡って越冬するようです。
こちらも河口付近の水辺を歩いていたユキコサギ。繁殖羽では頭、首、背中などにふさふさした飾羽があるそうですが、この個体はまだ冬羽のようです。
次はオオアオサギ(Great blue heron)です。オオアオサギは北アメリカ中部、東部から中央アメリカにかけて分布し、冬季には西インド諸島や南アメリカ北部に渡り越冬する体長約117cmの大型のサギで、後頭部の黒色の長い冠羽と、頸から胸にかけてと背中から灰色の飾羽が伸びるのが特徴のようです。
河口付近の浅瀬をゆっくり歩いていたオオアオサギ。
次はハゲノドトラフサギ(Bare-throated Tiger-Heron )です。ハゲノドトラフサギはメキシコ北部からコロンビアまで広く生息する体長約76cmのサギで、コスタリカに生息する3種のトラフサギでは最大のサギで、コスタリカでは太平洋側、カリブ海側で観察できるようです。
湿地帯で見かけたハゲノドトラフサギ。名前のように喉の辺りが禿げたように白く、頸の辺りには細くて黒い横線が多数見られました。
頸を長く伸ばしたハゲノドトラフサギ。ちょっと見るとサンカノゴイなどともよく似ていました。
最後はヒメアカクロサギ(Little Blue Heron)です。ヒメアカクロサギは北アメリカ東部と南部から南アメリカ北部と中部にかけて分布する体長約61cmの小型のサギで、アメリカの温帯部で繁殖するものは冬季に南に渡るようです。
水辺の倒木にとまったヒメアカクロサギ。青黒い体色に頭から頸にかけて赤味がある小型のサギということから、このような名前が付けられたのでしょうか。
今日は滞在中に出会ったサギの仲間、5種をご紹介しましたが、何れも日本では見られない種ばかりであり、改めて日本とは異なる生物地理区(新北区、新熱帯区)で生息する鳥たちであることを認識させられました・・・
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