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一妻多夫のアカエリヒレアシシギ

先日のことですが、渡り途中のアカエリヒレアシシギが来ているということで現地を訪れてみました。

アカエリヒレアシシギ(Red-necked phalarope)は北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸や南アメリカ大陸等で越冬。日本には渡りの途中に旅鳥として飛来し、明石海峡では春秋の渡りの時期に多いときには1万羽を越える群れが観察されることもあるそうです。

水が張られた休耕田で餌を探して泳ぎ回っていた2羽の冬羽のアカエリヒレアシシギ。夏羽は和名や英名の由来にもなっているように頸から上胸が赤褐色で、冬羽では体上面は灰色、下面は白く、頭上と眼の周囲に黒斑が見られます。

アカエリヒレアシシギは2羽いましたが、産卵を終えたメスはすぐに南への渡りを開始し、抱卵と育雛はオスのみが行うようですので、この時期に見られるアカエリヒレアシシギはオスか幼鳥ということになります。手前の個体は上面や頭上が黒っぽいことから幼鳥で、奥の全体に白っぽい個体は冬羽に換羽中のオスではないかと思われました。

アカエリヒレアシシギ0

こちらは全体に白っぽいことからオスかと思われます。

アカエリヒレアシシギ1

アカエリヒレアシシギ2

こちらは上面や頭上が黒っぽいことから幼鳥ではないかと思われます。

アカエリヒレアシシギ10

アカエリヒレアシシギ11

アカエリヒレアシシギ16

時々このように羽根を広げてサービスしてくれました。

アカエリヒレアシシギ12

アカエリヒレアシシギ13

アカエリヒレアシシギ14

今日は渡りの途中、休耕田に立ち寄ったアカエリヒレアシシギをご紹介しましたが、鳥類の種の95%は社会的に一夫一婦だそうですが、そんな中、ヒレアシシギの仲間は一妻多夫のシステムをとっているようで、羽衣の地味な雄が鮮やかな色の雌を選択し、産卵を終えたメスはすぐに南への渡りを開始し、抱卵と育雛はオスのみが行うようです。同じ一妻多夫のシステムをとるタマシギの場合は、生息地が洪水による氾濫の危険が高いため、数が多いオスに分散して子育てさせることにより確実に子孫を残すという戦略と考えられていますが、ヒレアシシギの仲間も同じような理由でこのようなシステムをとるようになったのでしょうか? 生物の世界は考えれば考えるほど不思議です・・・



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