オウチュウ
インド探鳥記の続きで、今日は滞在中、何度も目にしたオウチュウをご紹介します。
オウチュウ(Black drongo)はインド、東南アジア、中国東部から台湾に分布し、中国に生息する個体は冬季には南方へ渡り越冬。日本では数少ない旅鳥として渡来し、日本海側の島嶼や南西諸島では比較的よく観察されているようです。
世界遺産・ケオラディオ国立公園で遠くの木にとまっていたオウチュウ。全身青みがかった黒色で羽根には光沢があり、尾は中央尾羽が短く、最外側尾羽は長く大きく外側に反るのが特徴です。

近くの枯れ枝にとまったオウチュウ。よく見るとオウチュウの特徴である口角の付け根付近の白斑を確認することができます。





陽も落ちはじめたころ、公園内の散策路脇の小木にやって来たオウチュウ。





眼の前にとまったオウチュウ。口角の付け根付近の白斑がよく分かります・・・

日本では数少ない旅鳥として渡来するオウチュウですが、当地では留鳥で一年を通して見られるため、ちょっと有難味が薄れてしまいます・・・
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オウチュウ(Black drongo)はインド、東南アジア、中国東部から台湾に分布し、中国に生息する個体は冬季には南方へ渡り越冬。日本では数少ない旅鳥として渡来し、日本海側の島嶼や南西諸島では比較的よく観察されているようです。
世界遺産・ケオラディオ国立公園で遠くの木にとまっていたオウチュウ。全身青みがかった黒色で羽根には光沢があり、尾は中央尾羽が短く、最外側尾羽は長く大きく外側に反るのが特徴です。

近くの枯れ枝にとまったオウチュウ。よく見るとオウチュウの特徴である口角の付け根付近の白斑を確認することができます。





陽も落ちはじめたころ、公園内の散策路脇の小木にやって来たオウチュウ。





眼の前にとまったオウチュウ。口角の付け根付近の白斑がよく分かります・・・

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ヒメマミジロタヒバリ
インド探鳥記の続きで、今日は滞在中何度も出会ったヒメマミジロタヒバリをご紹介します。
ヒメマミジロタヒバリ(Paddyfield Pipit )はインド亜大陸から東南アジア、フィリピンなどかけて分布する体長15cm程のタヒバリの仲間で、マミジロタヒバリやコマミジロタヒバリにも似ていますが、マミジロタヒバリより小型で嘴は細く、コマミジロタヒバリに比べると眉斑ははっきりしており、上嘴の鼻孔付近の凹は見られません。
デリー近郊の湖畔で目にしたヒメマミジロタヒバリ。英名は水田のタヒバリという意味ですので、やはり水辺が好きなのでしょうか・・・






こちらは収穫の終わった耕作地で目にしたヒメマミジロタヒバリ。水辺だけかと思ったらこのように乾燥したところにもいるんですね・・・




今日は滞在中何度も目にしたヒメマミジロタヒバリをご紹介しましたが、当地には冬季、コマミジロタヒバリも越冬にやってくるようですので、識別には注意が必要です・・・
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ヒメマミジロタヒバリ(Paddyfield Pipit )はインド亜大陸から東南アジア、フィリピンなどかけて分布する体長15cm程のタヒバリの仲間で、マミジロタヒバリやコマミジロタヒバリにも似ていますが、マミジロタヒバリより小型で嘴は細く、コマミジロタヒバリに比べると眉斑ははっきりしており、上嘴の鼻孔付近の凹は見られません。
デリー近郊の湖畔で目にしたヒメマミジロタヒバリ。英名は水田のタヒバリという意味ですので、やはり水辺が好きなのでしょうか・・・






こちらは収穫の終わった耕作地で目にしたヒメマミジロタヒバリ。水辺だけかと思ったらこのように乾燥したところにもいるんですね・・・




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カンムリヒバリ、ハイガシラスズメヒバリ
インド探鳥記の続きで、今日はヒメコウテンシがいた収穫の終わった耕作地で目にしたカンムリヒバリとハイガシラスズメヒバリをご紹介します。
最初はカンムリヒバリです。
カンムリヒバリ(Crested lark)はポルトガルから中国北東部にかけてのユーラシア大陸温帯やアフリカで繁殖する体長約18cmのヒバリ科の鳥で、日本ではまだ記録がありませんが、名前からも分かるようにその独特の冠羽に特徴があります。
ヒメコウテンシと同じ耕作地にいたカンムリヒバリ。体長はヒバリと同じく18cm程ですが、ヒバリに比べると嘴は長く、尾は短く、長い独特の冠羽が目を引きます・・・

盛んに草の実を啄ばんでいたカンムリヒバリ。


カンムリヒバリもすっかり地面の色にとけ込んでいます・・・





次はカンムリヒバリの近くで目にしたハイガシラスズメヒバリです。
ハイガシラスズメヒバリ(Ashy-crowned Sparrow-Lark)はインド亜大陸に分布する体長12cm程のヒバリ科の鳥で、名前のように頭から背にかけては灰色ですが、顔には黒い模様があり、まるで頭が灰色のシジュウカラのような感じの鳥でした。
逆光気味のため鮮明な写真ではありませんが、何とかその特徴を確認することができます・・・


今日はヒバリの仲間2種をご紹介しましたが、中でもカンムリヒバリはヨーロッパから中国北東部にかけてのユーラシア大陸温帯域やアフリカなどの広いエリアに分布していることから、近い将来、是非日本にもやって来てほしいものです・・・
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最初はカンムリヒバリです。
カンムリヒバリ(Crested lark)はポルトガルから中国北東部にかけてのユーラシア大陸温帯やアフリカで繁殖する体長約18cmのヒバリ科の鳥で、日本ではまだ記録がありませんが、名前からも分かるようにその独特の冠羽に特徴があります。
ヒメコウテンシと同じ耕作地にいたカンムリヒバリ。体長はヒバリと同じく18cm程ですが、ヒバリに比べると嘴は長く、尾は短く、長い独特の冠羽が目を引きます・・・

盛んに草の実を啄ばんでいたカンムリヒバリ。


カンムリヒバリもすっかり地面の色にとけ込んでいます・・・





次はカンムリヒバリの近くで目にしたハイガシラスズメヒバリです。
ハイガシラスズメヒバリ(Ashy-crowned Sparrow-Lark)はインド亜大陸に分布する体長12cm程のヒバリ科の鳥で、名前のように頭から背にかけては灰色ですが、顔には黒い模様があり、まるで頭が灰色のシジュウカラのような感じの鳥でした。
逆光気味のため鮮明な写真ではありませんが、何とかその特徴を確認することができます・・・


今日はヒバリの仲間2種をご紹介しましたが、中でもカンムリヒバリはヨーロッパから中国北東部にかけてのユーラシア大陸温帯域やアフリカなどの広いエリアに分布していることから、近い将来、是非日本にもやって来てほしいものです・・・
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ヒメコウテンシ
インド探鳥記の続きで、今日は日本でも数少ない旅鳥、冬鳥として渡来するヒメコウテンシをご紹介します。
ヒメコウテンシ(Greater short-toed lark)はヨーロッパ南部からトルコ、中央アジア、モンゴル、中国北部にかけてと、アフリカ東北部から南部で繁殖し、冬季は地中海沿岸、アフリカ、アラビア半島、パキスタン、インド北西部に渡って越冬しますが、日本では数少ない旅鳥または冬鳥として渡来し、特に日本海側の島嶼ではほぼ毎年観察されています。
ツアー最終日、収穫の終わった耕作地で草の実を啄ばんでいたヒメコウテンシ。地面の色に同化しており、よく見ないと何処にいるのか分かりません。

手前の草が少し邪魔をしていますが、後ろから見ると、三列風切が長く、初列風切をほぼ覆っているのが分かります・・・









今日は越冬地であるインドにやって来たヒメコウテンシをご紹介しましたが、ヒメコウテンシは全体で20~30羽程の群れで行動しており、冬の間、収穫の終わったこのような耕作地などを渡り歩くものと思われます・・・
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ヒメコウテンシ(Greater short-toed lark)はヨーロッパ南部からトルコ、中央アジア、モンゴル、中国北部にかけてと、アフリカ東北部から南部で繁殖し、冬季は地中海沿岸、アフリカ、アラビア半島、パキスタン、インド北西部に渡って越冬しますが、日本では数少ない旅鳥または冬鳥として渡来し、特に日本海側の島嶼ではほぼ毎年観察されています。
ツアー最終日、収穫の終わった耕作地で草の実を啄ばんでいたヒメコウテンシ。地面の色に同化しており、よく見ないと何処にいるのか分かりません。

手前の草が少し邪魔をしていますが、後ろから見ると、三列風切が長く、初列風切をほぼ覆っているのが分かります・・・









今日は越冬地であるインドにやって来たヒメコウテンシをご紹介しましたが、ヒメコウテンシは全体で20~30羽程の群れで行動しており、冬の間、収穫の終わったこのような耕作地などを渡り歩くものと思われます・・・
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ギンバシ、シマキンパラ
インド探鳥記の続きで、今日は昨日のベニスズメと同じくカエデチョウ科の鳥、ギンバシとシマキンパラをご紹介します。
ギンバシ(Indian Silverbill)はイラン、イスラエル、パキスタン、ネパール、インド、スリランカ、バングラデシュなどに分布するカエデチョウ科の鳥で、これら自然分布域以外にも、ヨルダン、クウェート、オマーン、プエルトリコ、カタール、サウジアラビア、米国、ニース(フランス南部)などでは移入あるいは籠脱けなどにより定着しているようです。
デリー郊外の湖畔で目にしたギンバシ。名前のように嘴が銀色をしており、一目でそれと分かります。

低木に生った実を食べた後は、水を飲みに飛び出して行きます。

近くの水場に降りてきたギンバシ。

小枝にとまったギンバシ。背中側から見ると、腰と上尾筒、下尾筒が白色でアクセントになっています。




次は同じくカエデチョウ科のシマキンパラです。
シマキンパラ(Scaly-breasted Munia)は中国南部、台湾、マレー半島、インドネシア、フィリピン、インド、スリランカなどに分布していますが、近年、日本でも沖縄諸島をはじめ、奄美諸島以南の多くの島で観察されているようです。
ケオラディオ国立公園の散策路脇の藪の中にいたシマキンパラ幼鳥と思われる2羽。幼鳥とは言え、胸から体側部にかけての波状紋をしっかり確認することができます。

昨日に続き、同じくカエデチョウ科の鳥、ギンバシとシマキンパラをご紹介しましたが、インド亜大陸周辺にはベニスズメをはじめ、ギンバシ、シマキンパラ、コシジロキンパラ、ギンパラなど、カエデチョウ科の鳥が多く見られるようです・・・
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ギンバシ(Indian Silverbill)はイラン、イスラエル、パキスタン、ネパール、インド、スリランカ、バングラデシュなどに分布するカエデチョウ科の鳥で、これら自然分布域以外にも、ヨルダン、クウェート、オマーン、プエルトリコ、カタール、サウジアラビア、米国、ニース(フランス南部)などでは移入あるいは籠脱けなどにより定着しているようです。
デリー郊外の湖畔で目にしたギンバシ。名前のように嘴が銀色をしており、一目でそれと分かります。

低木に生った実を食べた後は、水を飲みに飛び出して行きます。

近くの水場に降りてきたギンバシ。

小枝にとまったギンバシ。背中側から見ると、腰と上尾筒、下尾筒が白色でアクセントになっています。




次は同じくカエデチョウ科のシマキンパラです。
シマキンパラ(Scaly-breasted Munia)は中国南部、台湾、マレー半島、インドネシア、フィリピン、インド、スリランカなどに分布していますが、近年、日本でも沖縄諸島をはじめ、奄美諸島以南の多くの島で観察されているようです。
ケオラディオ国立公園の散策路脇の藪の中にいたシマキンパラ幼鳥と思われる2羽。幼鳥とは言え、胸から体側部にかけての波状紋をしっかり確認することができます。

昨日に続き、同じくカエデチョウ科の鳥、ギンバシとシマキンパラをご紹介しましたが、インド亜大陸周辺にはベニスズメをはじめ、ギンバシ、シマキンパラ、コシジロキンパラ、ギンパラなど、カエデチョウ科の鳥が多く見られるようです・・・
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ベニスズメ
インド探鳥記の続きで、今日はベニスズメをご紹介します。
ベニスズメ(Red avadavat)はパキスタン、インド、スリランカ、バングラデシュ、ネパール、、ミャンマー、カンボジア、インドネシア、タイ、ベトナム、中国南部など、東南アジア全域に分布するカエデチョウ科の鳥で、日本では籠脱けした個体が一部野生化しており、日本以外にもイベリア半島、フィリピン、ブルネイ、フィジー、プエルトリコ、ハワイ諸島などに移入されているようです。
世界遺産・ケオラディオ国立公園の葦原で目にしたベニスズメのオス。繁殖羽ほど鮮やかではないようですが、それでも顔と体下面は鮮紅色で、体側から翼にかけては円形の白斑がありました。


腹側から見ると鮮やかな紅色がよく分かります。この鮮紅色に白い斑点をまぶしたようなオスの外見がイチゴに似ているため、 英名には Strawberry finch, Red Strawberry などの別名もあるようです。


こちらは顔から体下面にかけての赤色が薄いことからオスの若い個体と思われます。

こちらは顔から体下面がクリーム色で赤みがないことからメスあるいは若鳥と思われます。




高度経済成長の盛りであった1970年代から1980年代頃には、日本各地で籠脱けしたベニスズメが野生化し繁殖していたそうですが、近年は激減しているようで関東辺りではほとんど目にすることはなく、一度は見てみたいものだと思っていました。そんなベニスズメですが、ここインドでは留鳥であり、あっけなく初見のベニスズメを見ることができました・・・
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ベニスズメ(Red avadavat)はパキスタン、インド、スリランカ、バングラデシュ、ネパール、、ミャンマー、カンボジア、インドネシア、タイ、ベトナム、中国南部など、東南アジア全域に分布するカエデチョウ科の鳥で、日本では籠脱けした個体が一部野生化しており、日本以外にもイベリア半島、フィリピン、ブルネイ、フィジー、プエルトリコ、ハワイ諸島などに移入されているようです。
世界遺産・ケオラディオ国立公園の葦原で目にしたベニスズメのオス。繁殖羽ほど鮮やかではないようですが、それでも顔と体下面は鮮紅色で、体側から翼にかけては円形の白斑がありました。


腹側から見ると鮮やかな紅色がよく分かります。この鮮紅色に白い斑点をまぶしたようなオスの外見がイチゴに似ているため、 英名には Strawberry finch, Red Strawberry などの別名もあるようです。


こちらは顔から体下面にかけての赤色が薄いことからオスの若い個体と思われます。

こちらは顔から体下面がクリーム色で赤みがないことからメスあるいは若鳥と思われます。




高度経済成長の盛りであった1970年代から1980年代頃には、日本各地で籠脱けしたベニスズメが野生化し繁殖していたそうですが、近年は激減しているようで関東辺りではほとんど目にすることはなく、一度は見てみたいものだと思っていました。そんなベニスズメですが、ここインドでは留鳥であり、あっけなく初見のベニスズメを見ることができました・・・
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ムラサキタイヨウチョウ
再びインド探鳥記に戻ります。今日はムラサキタイヨウチョウをご紹介します。
ムラサキタイヨウチョウ(Purple Sunbird)はイラン、アフガニスタン、パキスタン、インド、バングラデシュ、ミャンマー、インドシナなどに分布するタイヨウチョウの仲間で、オスの夏羽では名前のように金属光沢のある美しい紫色になることで知られています。
サリスカ国立公園近くの湖畔で目にした冬羽のムラサキタイヨウチョウのオス。冬羽では雨覆、風切の一部と、喉から腹にかけた細い縦斑だけが鈍い紫色で、頭から背にかけては灰色を呈していました。

枝の中をせわしなく動き回っていたムラサキタイヨウチョウ。



こちらはケオラディオ国立公園で目にしたムラサキタイヨウチョウのオス。


こちらはオスの近くにいたメス。メスは上面が灰褐色で下面は薄いクリーム色をしていました。

今日は滞在中、何度も目にした冬羽のムラサキタイヨウチョウをご紹介しましたが、今度は名前の由来ともなっている紫色に光り輝く夏羽のオスをを見てみたいものです・・・
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ムラサキタイヨウチョウ(Purple Sunbird)はイラン、アフガニスタン、パキスタン、インド、バングラデシュ、ミャンマー、インドシナなどに分布するタイヨウチョウの仲間で、オスの夏羽では名前のように金属光沢のある美しい紫色になることで知られています。
サリスカ国立公園近くの湖畔で目にした冬羽のムラサキタイヨウチョウのオス。冬羽では雨覆、風切の一部と、喉から腹にかけた細い縦斑だけが鈍い紫色で、頭から背にかけては灰色を呈していました。

枝の中をせわしなく動き回っていたムラサキタイヨウチョウ。



こちらはケオラディオ国立公園で目にしたムラサキタイヨウチョウのオス。


こちらはオスの近くにいたメス。メスは上面が灰褐色で下面は薄いクリーム色をしていました。

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ヤマヒバリ、カヤクグリ
クラインガルテンからの帰り道、今話題のヤマヒバリのポイントに立ち寄ってきましたので、今日はその時目にしたヤマヒバリとカヤクグリをご紹介します。
最初はヤマヒバリです。
ヤマヒバリ(Siberian accentor)はシベリア東部から極東の高山帯および寒帯で繁殖し、冬季はモンゴル、中国北東部、朝鮮半島で越冬するイワヒバリ科カヤクグリ属の鳥で、日本には数少ない冬鳥または旅鳥として飛来しますが、特に日本海側の離島では秋に比較的よく見られるようです。
山裾で姿を見せてくれたヤマヒバリ。頭頂、過眼線から頬は黒褐色で、眉斑、体下面、耳羽の小さい斑は黄褐色。そのコントラストが実に鮮やかです。

ヤマヒバリは草の実が好物なのか、地面を歩き回り盛んに草の実を啄ばんでいました。




いいところに乗ってくれました・・・




次は同じ場所に姿を見せてくれたカヤクグリです。
カヤクグリ(Japanese accentor)は英名のように日本(北海道、本州中部以北、四国、九州)、ロシア(南千島)に分布する漂鳥で、夏季に北海道や南千島、本州、四国の亜高山帯から高山帯で繁殖し、冬季になると低地や本州、四国、九州の暖地へ南下して越冬します。
そんなカヤクグリですが、冬の間は当地で越冬しているようで時々姿を見せてくれました。暗褐色の頭に暗灰色の下面というやや地味な体色のカヤクグリ。


こちらもいいところに乗ってくれました・・・



今日は同じくイワヒバリ科カヤクグリ属のヤマヒバリとカヤクグリをご紹介しましたが、中でもヤマヒバリは今まで舳倉島でしか見たことがなく、まさか本州の内陸部で見られるとは思ってもなく、嬉しい出会いとなりました・・・
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最初はヤマヒバリです。
ヤマヒバリ(Siberian accentor)はシベリア東部から極東の高山帯および寒帯で繁殖し、冬季はモンゴル、中国北東部、朝鮮半島で越冬するイワヒバリ科カヤクグリ属の鳥で、日本には数少ない冬鳥または旅鳥として飛来しますが、特に日本海側の離島では秋に比較的よく見られるようです。
山裾で姿を見せてくれたヤマヒバリ。頭頂、過眼線から頬は黒褐色で、眉斑、体下面、耳羽の小さい斑は黄褐色。そのコントラストが実に鮮やかです。

ヤマヒバリは草の実が好物なのか、地面を歩き回り盛んに草の実を啄ばんでいました。




いいところに乗ってくれました・・・




次は同じ場所に姿を見せてくれたカヤクグリです。
カヤクグリ(Japanese accentor)は英名のように日本(北海道、本州中部以北、四国、九州)、ロシア(南千島)に分布する漂鳥で、夏季に北海道や南千島、本州、四国の亜高山帯から高山帯で繁殖し、冬季になると低地や本州、四国、九州の暖地へ南下して越冬します。
そんなカヤクグリですが、冬の間は当地で越冬しているようで時々姿を見せてくれました。暗褐色の頭に暗灰色の下面というやや地味な体色のカヤクグリ。


こちらもいいところに乗ってくれました・・・



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亜種クムリーンアイスランドカモメ
インド探鳥記の途中ですが、今日はカモメウオッチングで見かけたアイスランドカモメの亜種、クムリーンアイスランドカモメと思われる個体をご紹介します。
アイスランドカモメ(Iceland Gull)はカナダ北東部やグリーンランドで繁殖し、冬季はアメリカ東北部やアイスランド、イギリス等に渡り越冬。日本ではごく稀な冬鳥として関東以北の海岸や港に渡来することが知られています。体長約56cmとセグロカモメ(約61cm)よりやや小さく、嘴は他のカモメ類と比べて小ぶりで、頭部は丸みを帯びたドーム状、初列風切の突出が顕著で、足も比較的短かめなのが特徴です。
なお、アイスランドカモメは2亜種に分類されていますが、日本に渡来する多くは今日ご紹介する亜種クムリーンアイスランドカモメ(初列風切がカナダカモメのように灰色斑がある)で、亜種アイスランドカモメ(初列風切がシロカモメのように白い)は稀なようです。
関東の漁港で目にした亜種クムリーンアイスランドカモメの第1回冬羽と思われる個体(後方右側)。周りはカモメの第1回冬羽。


ドーム状の頭と初列風切の突出がよく分かります・・・



飛び出しました・・・ 初列風切は淡い灰褐色です。



こちらはセグロカモメ第1回冬羽とのツーショット。大きさ、頭の形、嘴の長さ、初列風切の長さ・色、足の長さなど、違いがよく分かります・・・
、



飛び出しました・・・



今日はカモメウオッチングで見かけたアイスランドカモメの亜種、クムリーンアイスランドカモメと思われる個体をご紹介しましたが、それにしてもカモメの仲間は何れもよく似ているうえ、成鳥になるまでに4~5年かかるため経年変化もあり、たくさんいる中から個々を識別するのは至難の業といえます。そんな中、今回、第1回冬羽とはいえ念願の亜種クムリーンアイスランドカモメに出会えたのは幸運でした・・・
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アイスランドカモメ(Iceland Gull)はカナダ北東部やグリーンランドで繁殖し、冬季はアメリカ東北部やアイスランド、イギリス等に渡り越冬。日本ではごく稀な冬鳥として関東以北の海岸や港に渡来することが知られています。体長約56cmとセグロカモメ(約61cm)よりやや小さく、嘴は他のカモメ類と比べて小ぶりで、頭部は丸みを帯びたドーム状、初列風切の突出が顕著で、足も比較的短かめなのが特徴です。
なお、アイスランドカモメは2亜種に分類されていますが、日本に渡来する多くは今日ご紹介する亜種クムリーンアイスランドカモメ(初列風切がカナダカモメのように灰色斑がある)で、亜種アイスランドカモメ(初列風切がシロカモメのように白い)は稀なようです。
関東の漁港で目にした亜種クムリーンアイスランドカモメの第1回冬羽と思われる個体(後方右側)。周りはカモメの第1回冬羽。


ドーム状の頭と初列風切の突出がよく分かります・・・



飛び出しました・・・ 初列風切は淡い灰褐色です。



こちらはセグロカモメ第1回冬羽とのツーショット。大きさ、頭の形、嘴の長さ、初列風切の長さ・色、足の長さなど、違いがよく分かります・・・
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飛び出しました・・・



今日はカモメウオッチングで見かけたアイスランドカモメの亜種、クムリーンアイスランドカモメと思われる個体をご紹介しましたが、それにしてもカモメの仲間は何れもよく似ているうえ、成鳥になるまでに4~5年かかるため経年変化もあり、たくさんいる中から個々を識別するのは至難の業といえます。そんな中、今回、第1回冬羽とはいえ念願の亜種クムリーンアイスランドカモメに出会えたのは幸運でした・・・
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メンガタハクセキレイ、シベリアハクセキレイ、ホオジロハクセキレイ(?)、オオハクセキレイ
インド探鳥記の続きで、今日はデリー郊外の湖畔で目にしたハクセキレイの亜種3種とオオハクセキレイをご紹介します。
最初は亜種メンガタハクセキレイです。
ハクセキレイ(White Wagtail)はユーラシア大陸ほぼ全域とアフリカ中部以北に分布するセキレイ科の鳥で、日本では留鳥または漂鳥として北海道から九州にかけて生息しています。ハクセキレイは亜種が多く、日本では亜種ハクセキレイのほか、亜種ニシシベリアハクセキレイ、亜種シベリアハクセキレイ、亜種ホオジロハクセキレイ、亜種メンガタハクセキレイ、亜種ネパールハクセキレイ、亜種タイワンハクセキレイの7亜種が記録されています。
キガシラセキレイ、キタツメナガセキレイと同じく、デリー郊外の湖畔で目にした亜種メンガタハクセキレイの冬羽。冬羽のため喉の辺りは白いですが、特徴である白い面をはめたような額から眼の周囲、眉斑の白色部分がよく分かります。







次は亜種メンガタハクセキレイの近くにいた亜種シベリアハクセキレイです。顔が白く、腮から喉は白色で、背が灰色なのが特徴です。


こちらは亜種シベリアハクセキレイに似ていますが、胸と背が黒色であることから亜種ホオジロハクセキレイではないかと思われる個体です。

最後はオオハクセキレイです。
オオハクセキレイ(White-browed wagtail)はインドで留鳥として広く分布し、スリランカには冬鳥として渡るセキレイ科の鳥で、英名のようにすっきりとした白い眉斑があるのが特徴です。
日本で留鳥として分布するセグロセキレイと大きさ、姿ともによく似ていますが、セグロセキレイは額の辺りの白い部分が広いのが特徴です。


今日はデリー郊外の湖畔で目にしたハクセキレイの亜種3種とオオハクセキレイをご紹介しましたが、亜種3種については何れも当地では冬鳥として渡来しており、改めてインドの越冬地として役割を再認識させられました・・・
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最初は亜種メンガタハクセキレイです。
ハクセキレイ(White Wagtail)はユーラシア大陸ほぼ全域とアフリカ中部以北に分布するセキレイ科の鳥で、日本では留鳥または漂鳥として北海道から九州にかけて生息しています。ハクセキレイは亜種が多く、日本では亜種ハクセキレイのほか、亜種ニシシベリアハクセキレイ、亜種シベリアハクセキレイ、亜種ホオジロハクセキレイ、亜種メンガタハクセキレイ、亜種ネパールハクセキレイ、亜種タイワンハクセキレイの7亜種が記録されています。
キガシラセキレイ、キタツメナガセキレイと同じく、デリー郊外の湖畔で目にした亜種メンガタハクセキレイの冬羽。冬羽のため喉の辺りは白いですが、特徴である白い面をはめたような額から眼の周囲、眉斑の白色部分がよく分かります。







次は亜種メンガタハクセキレイの近くにいた亜種シベリアハクセキレイです。顔が白く、腮から喉は白色で、背が灰色なのが特徴です。


こちらは亜種シベリアハクセキレイに似ていますが、胸と背が黒色であることから亜種ホオジロハクセキレイではないかと思われる個体です。

最後はオオハクセキレイです。
オオハクセキレイ(White-browed wagtail)はインドで留鳥として広く分布し、スリランカには冬鳥として渡るセキレイ科の鳥で、英名のようにすっきりとした白い眉斑があるのが特徴です。
日本で留鳥として分布するセグロセキレイと大きさ、姿ともによく似ていますが、セグロセキレイは額の辺りの白い部分が広いのが特徴です。


今日はデリー郊外の湖畔で目にしたハクセキレイの亜種3種とオオハクセキレイをご紹介しましたが、亜種3種については何れも当地では冬鳥として渡来しており、改めてインドの越冬地として役割を再認識させられました・・・
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亜種キタツメナガセキレイ
インド探鳥記の続きで、今日はツメナガセキレイの亜種、キタツメナガセキレイをご紹介します。
ツメナガセキレイ(Yellow wagtail)は夏季にユーラシア大陸中部以北、アラスカで繁殖し、冬季はアフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシアなどへ渡り越冬。日本では5亜種(ツメナガセキレイ、キタツメナガセキレイ、シベリアツメナガセキレイ、マミジロツメナガセキレイ、カオジロツメナガセキレイ)の記録があり、渡りの時期に日本海側の島嶼や南西諸島で比較的よく見られるほか、亜種ツメナガセキレイが北海道で繁殖し、冬季に亜種キタツメナガセキレイが越冬のため主に沖縄県に飛来することが知られています。
昨日のキガシラセキレイと同じく、デリー郊外の湖畔で目にした亜種キタツメナガセキレイ。全体に体色が鈍く、大雨覆と風切の一部に幼羽が見られることから第1回冬羽と思われます。


湖畔を歩き回り、餌を探していたキタツメナガセキレイ。





日本では冬季に越冬のため主に沖縄県に飛来する亜種キタツメナガセキレイですが、越冬地であるインドでは昨日のキガシラセキレイ同様、比較的目にする機会は多いようです・・・
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ツメナガセキレイ(Yellow wagtail)は夏季にユーラシア大陸中部以北、アラスカで繁殖し、冬季はアフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシアなどへ渡り越冬。日本では5亜種(ツメナガセキレイ、キタツメナガセキレイ、シベリアツメナガセキレイ、マミジロツメナガセキレイ、カオジロツメナガセキレイ)の記録があり、渡りの時期に日本海側の島嶼や南西諸島で比較的よく見られるほか、亜種ツメナガセキレイが北海道で繁殖し、冬季に亜種キタツメナガセキレイが越冬のため主に沖縄県に飛来することが知られています。
昨日のキガシラセキレイと同じく、デリー郊外の湖畔で目にした亜種キタツメナガセキレイ。全体に体色が鈍く、大雨覆と風切の一部に幼羽が見られることから第1回冬羽と思われます。


湖畔を歩き回り、餌を探していたキタツメナガセキレイ。





日本では冬季に越冬のため主に沖縄県に飛来する亜種キタツメナガセキレイですが、越冬地であるインドでは昨日のキガシラセキレイ同様、比較的目にする機会は多いようです・・・
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キガシラセキレイ
インド探鳥記の続きで、今日はキガシラセキレイをご紹介します。
キガシラセキレイ(Citrine wagtail)はロシア中西部、モンゴル、ヒマラヤ山脈などで繁殖し、冬季になるとインド、中国南部、インドシナ半島などへ南下し越冬。日本では数少ない旅鳥または冬鳥として主に日本海側の島嶼、南西諸島での記録が多いほか、北海道、本州、四国、九州、伊豆諸島、小笠原諸島などでも記録があるようです。
デリー近郊の湖畔で目にしたキガシラセキレイのオス。草の中に埋もれていますが、頭部から体下面にかけての黄色が確認できます。



こちらは第1回夏羽に換羽中と思われるメス。全体に灰色っぽいですが、顔と喉の辺りには黄色みが出てきています。




今日は日本では大変人気のあるキガシラセキレイをご紹介しましたが、ここインドは越冬地でもあり、冬のこの時期、見られるチャンスは多いようです・・・
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キガシラセキレイ(Citrine wagtail)はロシア中西部、モンゴル、ヒマラヤ山脈などで繁殖し、冬季になるとインド、中国南部、インドシナ半島などへ南下し越冬。日本では数少ない旅鳥または冬鳥として主に日本海側の島嶼、南西諸島での記録が多いほか、北海道、本州、四国、九州、伊豆諸島、小笠原諸島などでも記録があるようです。
デリー近郊の湖畔で目にしたキガシラセキレイのオス。草の中に埋もれていますが、頭部から体下面にかけての黄色が確認できます。



こちらは第1回夏羽に換羽中と思われるメス。全体に灰色っぽいですが、顔と喉の辺りには黄色みが出てきています。




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チャイロオナガ
インド探鳥記の続きで、今日は滞在中何度も目にしたチャイロオナガをご紹介します。
チャイロオナガ(Rufous Treepie)はインド亜大陸から東南アジアにかけて分布するタイワンオナガの仲間で、名前のように背から腰と下面が明るい茶色をしたオナガです。
サリスカ野生動物保護区の近くで目にしたチャイロオナガ。雑食性のチャイロオナガはタイワンオナガなどと同様、森林や農園だけでなく、都市部に近い菜園などでも見られるようであり、人をあまり恐れない点も似ているようです。


羽根を少し広げると、黒色、白色、茶色の3色模様が鮮やかです・・・







青空バックのチャイロオナガ。



今日は滞在中、何度も目にしたチャイロオナガをご紹介しましたが、チャイロオナガは他のオナガの仲間たちと同様、鳴き声がうるさく、その鳴き声を聴けばすぐにチャイロオナガと分かりました。そんなことからインドではその不快音をもとに、ベンガル語や他のいくつかのインドの言語では「Harichacha」と呼んでいるようです・・・
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チャイロオナガ(Rufous Treepie)はインド亜大陸から東南アジアにかけて分布するタイワンオナガの仲間で、名前のように背から腰と下面が明るい茶色をしたオナガです。
サリスカ野生動物保護区の近くで目にしたチャイロオナガ。雑食性のチャイロオナガはタイワンオナガなどと同様、森林や農園だけでなく、都市部に近い菜園などでも見られるようであり、人をあまり恐れない点も似ているようです。


羽根を少し広げると、黒色、白色、茶色の3色模様が鮮やかです・・・







青空バックのチャイロオナガ。



今日は滞在中、何度も目にしたチャイロオナガをご紹介しましたが、チャイロオナガは他のオナガの仲間たちと同様、鳴き声がうるさく、その鳴き声を聴けばすぐにチャイロオナガと分かりました。そんなことからインドではその不快音をもとに、ベンガル語や他のいくつかのインドの言語では「Harichacha」と呼んでいるようです・・・
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ワカケホンセイインコ、コセイインコ
インド探鳥記の続きで、今日はインコの仲間2種をご紹介します。
最初はワカケホンセイインコです。
ワカケホンセイインコ(Rose-ringed parakeet)は北緯20度以南のインド、スリランカに分布していますが、世界各地でペットとして飼われていたものが野生化する現象が起きており、日本でも関東地方を中心に野生化が知られています。
そんなワカケホンセイインコですが、ここインドは自然分布域であり、野生のワカケホンセイインコが訪れた各地で見られました。
サリスカ野生動物保護区で目にしたワカケホンセイインコ。

この果実が好物のようで、次々とやって来ては美味しそうに食べていました。

喉から首にかけては細い黒帯が走っていますが、英名の由来ともなっている首の後ろの細い桃色の帯が確認できることから成鳥のオスと思われます。(メスや若い個体は首輪が目立たない)



この個体は首輪が目立たないことから、メスあるいは若い個体と思われます。


次はコセイインコです。
コセイインコ(Plum-headed Parakeet)はインド、スリランカに分布するインコで、英名のごとく、プラムのような赤色の頭を持つやや小型のインコです。
同じくサリスカ野生動物保護区で目にしたコセイインコのオス(メスは頭が灰色)。独特のプラムのような赤色の頭が印象的です・・・





今日はインコの仲間2種をご紹介しましたが、ワカケホンセイインコについては日本をはじめ、多くの国に移入されていることから目にする機会が多く、よく見慣れたインコという印象ですが、コセイインコについては初めてであり、あのプラムのような独特の色合いの頭は一度見たら忘れることができません・・・
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最初はワカケホンセイインコです。
ワカケホンセイインコ(Rose-ringed parakeet)は北緯20度以南のインド、スリランカに分布していますが、世界各地でペットとして飼われていたものが野生化する現象が起きており、日本でも関東地方を中心に野生化が知られています。
そんなワカケホンセイインコですが、ここインドは自然分布域であり、野生のワカケホンセイインコが訪れた各地で見られました。
サリスカ野生動物保護区で目にしたワカケホンセイインコ。

この果実が好物のようで、次々とやって来ては美味しそうに食べていました。

喉から首にかけては細い黒帯が走っていますが、英名の由来ともなっている首の後ろの細い桃色の帯が確認できることから成鳥のオスと思われます。(メスや若い個体は首輪が目立たない)



この個体は首輪が目立たないことから、メスあるいは若い個体と思われます。


次はコセイインコです。
コセイインコ(Plum-headed Parakeet)はインド、スリランカに分布するインコで、英名のごとく、プラムのような赤色の頭を持つやや小型のインコです。
同じくサリスカ野生動物保護区で目にしたコセイインコのオス(メスは頭が灰色)。独特のプラムのような赤色の頭が印象的です・・・





今日はインコの仲間2種をご紹介しましたが、ワカケホンセイインコについては日本をはじめ、多くの国に移入されていることから目にする機会が多く、よく見慣れたインコという印象ですが、コセイインコについては初めてであり、あのプラムのような独特の色合いの頭は一度見たら忘れることができません・・・
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インドトサカゲリ、キトサカゲリ
インド探鳥記の続きで、今日は滞在中出会ったケリの仲間、2種をご紹介します。
最初はインドトサカゲリです。
インドトサカゲリ(Red-wattled Lapwing )はトルコ、イラン、イラク、アフガニスタン、インド、バングラデシュ、スリランカなどに分布するケリの仲間で、名前のように眼の周りから前方にかけて赤く細長い肉垂(にくすい)があるのが特徴です。
デリー近郊の湖畔で目にしたインドトサカゲリ。


近くにやって来たインドトサカゲリ。口の周りには植物の種のようなものをいっぱいくっ付けていました。




次はキトサカゲリです。
キトサカゲリ(Yellow-wattled Lapwing)はパキスタン、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、インドなどに生息するケリの仲間で、名前のように眼の前方に黄色の大きな肉垂があるのが特徴です。
ツアー最終日、田園地帯で目にしたキトサカゲリ。最初に見たとき、その黄色い髭のように見える異様な肉垂にびっくりしました。


前方から見ると、肉垂が独特の風貌を醸し出しています・・・



今日は何れも顔に独特の肉垂を持つケリの仲間2種をご紹介しましたが、鶏や七面鳥のオスの肉垂はメスに対するアピールのためと考えられていますが、インドトサカゲリやキトサカゲリなどケリの仲間はほとんどが雌雄同色ですので、必ずしもメスへのアピールのためだけとは言いきれないと思われます。一体どうしてこのような肉垂を持つようになったのでしょうか? 何とも不思議です・・・
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最初はインドトサカゲリです。
インドトサカゲリ(Red-wattled Lapwing )はトルコ、イラン、イラク、アフガニスタン、インド、バングラデシュ、スリランカなどに分布するケリの仲間で、名前のように眼の周りから前方にかけて赤く細長い肉垂(にくすい)があるのが特徴です。
デリー近郊の湖畔で目にしたインドトサカゲリ。


近くにやって来たインドトサカゲリ。口の周りには植物の種のようなものをいっぱいくっ付けていました。




次はキトサカゲリです。
キトサカゲリ(Yellow-wattled Lapwing)はパキスタン、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、インドなどに生息するケリの仲間で、名前のように眼の前方に黄色の大きな肉垂があるのが特徴です。
ツアー最終日、田園地帯で目にしたキトサカゲリ。最初に見たとき、その黄色い髭のように見える異様な肉垂にびっくりしました。


前方から見ると、肉垂が独特の風貌を醸し出しています・・・



今日は何れも顔に独特の肉垂を持つケリの仲間2種をご紹介しましたが、鶏や七面鳥のオスの肉垂はメスに対するアピールのためと考えられていますが、インドトサカゲリやキトサカゲリなどケリの仲間はほとんどが雌雄同色ですので、必ずしもメスへのアピールのためだけとは言いきれないと思われます。一体どうしてこのような肉垂を持つようになったのでしょうか? 何とも不思議です・・・
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ホオジロムクドリ
インド探鳥記の続きで、今日は同じくムクドリの仲間、ホオジロムクドリをご紹介します。
ホオジロムクドリ(Pied myna)はインド、パキスタン、タイ、マレーシア、インドネシア、中国などに分布するムクドリ科の鳥で、名前のように顔に大きな白斑があるほか、インドハッカ(カバイロハッカ)やクビワムクドリなどと同じく眼の周りに黄色い露出部があるのが特徴です。
デリー郊外の湖畔で目にしたホオジロムクドリ。白黒の体色に嘴と眼の周りの黄色が鮮やかです・・・






草地で餌となる虫を探していたホオジロムクドリ。

こちらはツアー最終日、田園で目にしたホオジロムクドリ。


ここでも地面にいる虫を探していました・・・

昨日に続き、同じくムクドリの仲間、ホオジロムクドリをご紹介しましたが、かって日本においても1961~1981年の間、愛玩用・観賞用に輸入された飼い鳥が逃げ出したか、あるいは飼い主によって放たれ野生化したと考えられる個体が繁殖していた時期があったようです。やはり、人為的に持ち込まれたものが繁殖することは、在来生物の生存を脅かすことにもつながり、問題がありますね・・・
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ホオジロムクドリ(Pied myna)はインド、パキスタン、タイ、マレーシア、インドネシア、中国などに分布するムクドリ科の鳥で、名前のように顔に大きな白斑があるほか、インドハッカ(カバイロハッカ)やクビワムクドリなどと同じく眼の周りに黄色い露出部があるのが特徴です。
デリー郊外の湖畔で目にしたホオジロムクドリ。白黒の体色に嘴と眼の周りの黄色が鮮やかです・・・






草地で餌となる虫を探していたホオジロムクドリ。

こちらはツアー最終日、田園で目にしたホオジロムクドリ。


ここでも地面にいる虫を探していました・・・

昨日に続き、同じくムクドリの仲間、ホオジロムクドリをご紹介しましたが、かって日本においても1961~1981年の間、愛玩用・観賞用に輸入された飼い鳥が逃げ出したか、あるいは飼い主によって放たれ野生化したと考えられる個体が繁殖していた時期があったようです。やはり、人為的に持ち込まれたものが繁殖することは、在来生物の生存を脅かすことにもつながり、問題がありますね・・・
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ズグロムクドリ
インド探鳥記のバ続きで、今日は昨日のバライロムクドリと一緒にいたズグロムクドリをご紹介します。
ズグロムクドリ(Brahminy starling)はネパール、インドで繁殖し、冬季は一部がスリランカに渡り越冬するほか、夏季にはヒマラヤの西部および北東部に移動する個体もいるようです。
世界遺産・サリスカ国立公園で目にしたズグロムクドリ。頭には黒く長い羽毛があり和名の由来ともなっているようです。



こちらは世界遺産・ケオラディオ国立公園でバラ色ムクドリと一緒にいたズグロムクドリ。このように冠羽を立てると一段と存在感が増します・・・



バライロムクドリと互いにそっぽを向いていたズグロムクドリ。




今日は昨日のバライロムクドリに続き、ズグロムクドリをご紹介しましたが、この独特の黒い冠羽を持つズグロムクドリもまたバライロムクドリに勝るとも劣らない魅力的な鳥でした・・・
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ズグロムクドリ(Brahminy starling)はネパール、インドで繁殖し、冬季は一部がスリランカに渡り越冬するほか、夏季にはヒマラヤの西部および北東部に移動する個体もいるようです。
世界遺産・サリスカ国立公園で目にしたズグロムクドリ。頭には黒く長い羽毛があり和名の由来ともなっているようです。



こちらは世界遺産・ケオラディオ国立公園でバラ色ムクドリと一緒にいたズグロムクドリ。このように冠羽を立てると一段と存在感が増します・・・



バライロムクドリと互いにそっぽを向いていたズグロムクドリ。




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バライロムクドリ
インド探鳥記の続きで、今日は日本では珍鳥のバライロムクドリをご紹介します。
バライロムクドリ(Rosy starling)はウクライナやトルコからイラン、アフガニスタン、カザフスタン、中国西北部にかけて繁殖し、冬季はインド、西アジアなどに渡り越冬。日本には迷鳥として、山形県、東京都、千葉県、島根県、舳倉島、高知県、鹿児島県、母島、諏訪之瀬島、奄美大島、沖縄島、宮古島、石垣島、与那国島などで記録があるようです。
世界遺産・ケオラディオ国立公園で目にしたバライロムクドリ。頭部から胸、翼、尾、尻から下尾筒は青色光沢のある黒色で、背、腹は名前のごとく薄紅色をしていました。



手前と右端は一緒に居たズグロムクドリ。


この木の花芽(?)が好物のようで、盛んに啄ばんでいました。

枯れ木にやって来たバライロムクドリ。




こちらは第1回冬羽から換羽中の個体でしょうか、全体的に色が鈍く、背の色も褐色みが強く出ていました。

今日は初見のバライロムクドリをご紹介しましたが、まさか当地で見られるとは思ってもいなく、嬉しい出会いとなりました・・・
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バライロムクドリ(Rosy starling)はウクライナやトルコからイラン、アフガニスタン、カザフスタン、中国西北部にかけて繁殖し、冬季はインド、西アジアなどに渡り越冬。日本には迷鳥として、山形県、東京都、千葉県、島根県、舳倉島、高知県、鹿児島県、母島、諏訪之瀬島、奄美大島、沖縄島、宮古島、石垣島、与那国島などで記録があるようです。
世界遺産・ケオラディオ国立公園で目にしたバライロムクドリ。頭部から胸、翼、尾、尻から下尾筒は青色光沢のある黒色で、背、腹は名前のごとく薄紅色をしていました。



手前と右端は一緒に居たズグロムクドリ。


この木の花芽(?)が好物のようで、盛んに啄ばんでいました。

枯れ木にやって来たバライロムクドリ。




こちらは第1回冬羽から換羽中の個体でしょうか、全体的に色が鈍く、背の色も褐色みが強く出ていました。

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ヤナギムシクイ(旧称)、バフマユムシクイ
インド探鳥記の続きで、今日はヤナギムシクイ(旧称)とバフマユムシクイをご紹介します。
最初はヤナギムシクイ(旧称)です。
ヤナギムシクイ(旧称)は従来、①ロシア、中国北西部、中央アジアで繁殖し、冬季はインドシナ半島などに渡り、日本には稀な旅鳥として日本海側の島嶼に渡来する亜種(Two-barred warbler)と、②ヨーロッパで繁殖し、冬季はインド、ネパールなどに渡り越冬する亜種(Greenish warbler)とに分類されていましたが、近年、それぞれが別種扱いされるようになり、その結果、前者(Two-barred warbler)はヤナギムシクイの名前を引き継いでいますが、後者(Greenish warbler)には正式な和名がなく、暫定名称としてニシヤナギムシクイとされています。
世界遺産・ケオラディオ国立公園の湿地に隣接する樹木の中で忙しく動いていたニシヤナギムシクイ(暫定名称)。日本に渡来するヤナギムシクイとは異なり、2本の翼帯はあまり明確ではないようですが、英名のごとく上面はオリーブ色をしていました。


後ろから見たニシヤナギムシクイ(暫定名称)。翼帯の1本はかなりはっきりしていました。

次は日本ではまだ正式には確認されていないバフマユムシクイです。
バフマユムシクイ(Hume’s Leaf Warbler)はヒマラヤなどの高地で繁殖し、冬季にインドなどに渡り越冬するムシクイで、キマユムシクイやカラフトムシクイとよく似ていますが、和名のようにバフ色の眉斑を持ち、上面が灰褐色で、嘴と足が黒いのが特徴です。
ケオラディオ国立公園の湿地に隣接する樹木の中にいたバフマユムシクイ。明確な1本の翼帯と、黒色の嘴、足が確認できます。



今日は日本ではまだ未確認のムシクイ類2種をご紹介しましたが、特にヤナギムシクイ(旧称)については、亜種から別種に変更になったことから、Greenish warblerについてはまだ正式な和名が決まっていないようです。近年、遺伝子レベルでの解析により分類がどんどん変わってきており、今後もこのような分類の変更に伴い同様の問題が起きてくることが予想されます・・・
ご訪問ありがとうございました。
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最初はヤナギムシクイ(旧称)です。
ヤナギムシクイ(旧称)は従来、①ロシア、中国北西部、中央アジアで繁殖し、冬季はインドシナ半島などに渡り、日本には稀な旅鳥として日本海側の島嶼に渡来する亜種(Two-barred warbler)と、②ヨーロッパで繁殖し、冬季はインド、ネパールなどに渡り越冬する亜種(Greenish warbler)とに分類されていましたが、近年、それぞれが別種扱いされるようになり、その結果、前者(Two-barred warbler)はヤナギムシクイの名前を引き継いでいますが、後者(Greenish warbler)には正式な和名がなく、暫定名称としてニシヤナギムシクイとされています。
世界遺産・ケオラディオ国立公園の湿地に隣接する樹木の中で忙しく動いていたニシヤナギムシクイ(暫定名称)。日本に渡来するヤナギムシクイとは異なり、2本の翼帯はあまり明確ではないようですが、英名のごとく上面はオリーブ色をしていました。


後ろから見たニシヤナギムシクイ(暫定名称)。翼帯の1本はかなりはっきりしていました。

次は日本ではまだ正式には確認されていないバフマユムシクイです。
バフマユムシクイ(Hume’s Leaf Warbler)はヒマラヤなどの高地で繁殖し、冬季にインドなどに渡り越冬するムシクイで、キマユムシクイやカラフトムシクイとよく似ていますが、和名のようにバフ色の眉斑を持ち、上面が灰褐色で、嘴と足が黒いのが特徴です。
ケオラディオ国立公園の湿地に隣接する樹木の中にいたバフマユムシクイ。明確な1本の翼帯と、黒色の嘴、足が確認できます。



今日は日本ではまだ未確認のムシクイ類2種をご紹介しましたが、特にヤナギムシクイ(旧称)については、亜種から別種に変更になったことから、Greenish warblerについてはまだ正式な和名が決まっていないようです。近年、遺伝子レベルでの解析により分類がどんどん変わってきており、今後もこのような分類の変更に伴い同様の問題が起きてくることが予想されます・・・
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コノドジロムシクイ
インド探鳥記の続きで、今日は日本では珍鳥のコノドジロムシクイをご紹介します。
コノドジロムシクイ(Lesser Whitethroat)はヨーロッパから中近東、中央アジア、ロシアのバイカル地方、モンゴル、中国北部で繁殖し、冬季はアフリカ北東部、アラビア南部、イラン、インドへ渡り越冬。日本では迷鳥として各地から記録があり、特に秋から冬の記録が多いようです。
サリスカ野生動物保護区近くの湖畔で目にしたコノドジロムシクイ。上面と尾が灰褐色で、体下面は白色とすっきりとしたムシクイですが、頭頂と側頸が青灰色をしておりアクセントになっています。

胸から脇が褐色みを帯びるため、名前のように喉の辺りがより白く見えます・・・

込み入った枝の中にいたコノドジロムシクイ。







今日は日本では珍鳥のコノドジロムシクイをご紹介しましたが、今回訪れたインドはコノドジロムシクイの越冬地でもあり、訪れた先々でその特徴ある姿を見ることができました。海外とはいえ、このような珍鳥に出会えるとついつい嬉しくなってしまいます・・・
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コノドジロムシクイ(Lesser Whitethroat)はヨーロッパから中近東、中央アジア、ロシアのバイカル地方、モンゴル、中国北部で繁殖し、冬季はアフリカ北東部、アラビア南部、イラン、インドへ渡り越冬。日本では迷鳥として各地から記録があり、特に秋から冬の記録が多いようです。
サリスカ野生動物保護区近くの湖畔で目にしたコノドジロムシクイ。上面と尾が灰褐色で、体下面は白色とすっきりとしたムシクイですが、頭頂と側頸が青灰色をしておりアクセントになっています。

胸から脇が褐色みを帯びるため、名前のように喉の辺りがより白く見えます・・・

込み入った枝の中にいたコノドジロムシクイ。







今日は日本では珍鳥のコノドジロムシクイをご紹介しましたが、今回訪れたインドはコノドジロムシクイの越冬地でもあり、訪れた先々でその特徴ある姿を見ることができました。海外とはいえ、このような珍鳥に出会えるとついつい嬉しくなってしまいます・・・
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チフチャフ
インド探鳥記の続きで、今日は日本では珍鳥のチフチャフをご紹介します。
チフチャフ(Common Chiffchaff)は夏季にヨーロッパ、中央アジア、ロシアで繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、西アジア、インド北部へ南下し越冬するムシクイ科の鳥で、日本へは数少ない旅鳥または冬鳥として主に日本海側の島嶼に渡来するほか、全国各地で記録があるようです。
世界遺産・ケオラディオ国立公園の高い木の上に姿を見せたチフチャフ。頭部が丸く、体型に丸みがあり、翼は短く、尾は長めで、嘴と足は黒く、上面はオリーブ色みのある灰褐色で、翼帯がないのが特徴です。






こちらは近くの枝にとまっていたチフチャフ。


湿原の水場に降りてきたチフチャフ。こうして見ると、全体にずんぐりしているのがよく分かります・・・




日本では数少ない旅鳥または冬鳥として渡来するチフチャフですが、ここインド北部は越冬地でもあり、公園内の至る所でその姿を見ることができました。チフチャフというこの奇妙な名前(英名、和名)は「チュピ、チピ」「ピッチャ、ピッチョ」という囀りに由来しているそうで、名前の由来を聞くと益々親しみが湧いてきます・・・
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チフチャフ(Common Chiffchaff)は夏季にヨーロッパ、中央アジア、ロシアで繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、西アジア、インド北部へ南下し越冬するムシクイ科の鳥で、日本へは数少ない旅鳥または冬鳥として主に日本海側の島嶼に渡来するほか、全国各地で記録があるようです。
世界遺産・ケオラディオ国立公園の高い木の上に姿を見せたチフチャフ。頭部が丸く、体型に丸みがあり、翼は短く、尾は長めで、嘴と足は黒く、上面はオリーブ色みのある灰褐色で、翼帯がないのが特徴です。






こちらは近くの枝にとまっていたチフチャフ。


湿原の水場に降りてきたチフチャフ。こうして見ると、全体にずんぐりしているのがよく分かります・・・




日本では数少ない旅鳥または冬鳥として渡来するチフチャフですが、ここインド北部は越冬地でもあり、公園内の至る所でその姿を見ることができました。チフチャフというこの奇妙な名前(英名、和名)は「チュピ、チピ」「ピッチャ、ピッチョ」という囀りに由来しているそうで、名前の由来を聞くと益々親しみが湧いてきます・・・
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怪鳥 ミドリオオゴシキドリ
インド探鳥記の続きで、今日は独特の風貌をしたミドリオオゴシキドリをご紹介します。
ミドリオオゴシキドリ(Brown-headed barbet)はインド、バングラデシュ、スリランカなどインド亜大陸に分布するキツツキ目オオゴシキドリ科の鳥で、英名、和名のように頭が茶色で体は緑色をした体長約27cmの大型のゴシキドリです。
世界遺産・ケオラディオ国立公園の森で目にしたミドリオオゴシキドリ。営巣しているのでしょうか、巣穴と思われる樹洞にやって来て嘴を中に差し込んでいました。

目の周りは露出した黄色のリングで覆われ、おどろおどろしい雰囲気を醸し出しています・・・



今にも飛び出しそうです。

飛び出しました・・・

その後、別の樹にやって来たミドリオオゴシキドリ。

幹を登るミドリオオゴシキドリ。やはりキツツキ目の鳥、登る姿はアオゲラなどとよく似ています・・・


今日は独特の風貌をしたミドリオオゴ゙シキドリをご紹介しましたが、この短い首と大きな頭、そして短い尾を持つ、まるで怪鳥のような鳥はマンゴーやパパイヤ、バナナ、イチジクなどの果実や昆虫などを好んで食べているそうで、これらゴシキドリの仲間たちがインド亜大陸や東南アジアなど、熱帯や亜熱帯で生息している理由がそんな食性によるものであることがよく理解できます・・・
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ミドリオオゴシキドリ(Brown-headed barbet)はインド、バングラデシュ、スリランカなどインド亜大陸に分布するキツツキ目オオゴシキドリ科の鳥で、英名、和名のように頭が茶色で体は緑色をした体長約27cmの大型のゴシキドリです。
世界遺産・ケオラディオ国立公園の森で目にしたミドリオオゴシキドリ。営巣しているのでしょうか、巣穴と思われる樹洞にやって来て嘴を中に差し込んでいました。

目の周りは露出した黄色のリングで覆われ、おどろおどろしい雰囲気を醸し出しています・・・



今にも飛び出しそうです。

飛び出しました・・・

その後、別の樹にやって来たミドリオオゴシキドリ。

幹を登るミドリオオゴシキドリ。やはりキツツキ目の鳥、登る姿はアオゲラなどとよく似ています・・・


今日は独特の風貌をしたミドリオオゴ゙シキドリをご紹介しましたが、この短い首と大きな頭、そして短い尾を持つ、まるで怪鳥のような鳥はマンゴーやパパイヤ、バナナ、イチジクなどの果実や昆虫などを好んで食べているそうで、これらゴシキドリの仲間たちがインド亜大陸や東南アジアなど、熱帯や亜熱帯で生息している理由がそんな食性によるものであることがよく理解できます・・・
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インドヒタキ
昨日の続きで、今日は同じくヒタキ科の仲間、インドヒタキをご紹介します。
インドヒタキ(Indian robin)は英名のごとく、バングラデシュ、ブータン、インド、ネパール、パキスタン、スリランカなど、インド亜大陸に広く分布しているヒタキ科の鳥で、北部に分布する亜種cambaiensisのオスは背中の色が茶色なのに対し、南部に分布する亜種fulicatusでは黒色だそうです。
ケオラディオ国立公園近郊の田園地帯で目にしたインドヒタキのオス。今回訪れたのはインドの北部に位置しており、背中の色が茶色の亜種cambaiensisでした。

金属光沢のあるインク色の下面と、長い尾羽がひときわ目を引きます・・・




見る角度によっては、鮮やかなオレンジ色の下尾筒を見ることができます。

こちらは上面の茶色が薄く、下面も濃い灰色をしたインドヒタキのメス。下尾筒もオスほど鮮やかではありませんがオレンジ色をしていました。


今日はインド亜大陸の固有の鳥 インドヒタキをご紹介しましたが、下面が金属光沢の独特のインク色で、尾羽が長いこの鳥は、一度見たら決して忘れることができません・・・
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インドヒタキ(Indian robin)は英名のごとく、バングラデシュ、ブータン、インド、ネパール、パキスタン、スリランカなど、インド亜大陸に広く分布しているヒタキ科の鳥で、北部に分布する亜種cambaiensisのオスは背中の色が茶色なのに対し、南部に分布する亜種fulicatusでは黒色だそうです。
ケオラディオ国立公園近郊の田園地帯で目にしたインドヒタキのオス。今回訪れたのはインドの北部に位置しており、背中の色が茶色の亜種cambaiensisでした。

金属光沢のあるインク色の下面と、長い尾羽がひときわ目を引きます・・・




見る角度によっては、鮮やかなオレンジ色の下尾筒を見ることができます。

こちらは上面の茶色が薄く、下面も濃い灰色をしたインドヒタキのメス。下尾筒もオスほど鮮やかではありませんがオレンジ色をしていました。


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ニシオジロビタキ
インド探鳥記の続きで、今日は日本でも稀な旅鳥、冬鳥として渡来するニシオジロビタキをご紹介します。
ニシオジロビタキ(Red-BreastedFlycather)はユーラシア大陸西部で繁殖し、冬季にアフリカ大陸北部やインド亜大陸などに渡り越冬しますが、そんなニシオジロビタキをケオラディオ国立公園で目にすることができました。
薄暗い森の中を歩いていると、突然眼の前にやって来たニシオジロビタキのオス。あまりに近すぎるため、少し後ずさりして撮影しました。特徴である腮から上胸にかけての橙色部分がとても鮮やかです。



こちらは別の場所で目にしたニシオジロビタキのオス。残念ながら顔から胸の部分だけに強い光が当たり、白飛びしてしまいました・・・




最後は腮から上胸にかけて橙色が見られないニシオジロビタキのメスと思われる個体。

インド亜大陸には今日ご紹介したニシオジロビタキのほかに、ユーラシア大陸東部で繁殖し、冬季はインド亜大陸から東南アジアに渡り越冬するオジロビタキの2種が分布しますが、今回我々が訪れたインド北西部はオジロビタキの越冬地からは少し外れているようで目にすることはありませんでした。鳥たちの分布域を調べると色々なことが分かり、益々興味が湧いてきます・・・
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ニシオジロビタキ(Red-BreastedFlycather)はユーラシア大陸西部で繁殖し、冬季にアフリカ大陸北部やインド亜大陸などに渡り越冬しますが、そんなニシオジロビタキをケオラディオ国立公園で目にすることができました。
薄暗い森の中を歩いていると、突然眼の前にやって来たニシオジロビタキのオス。あまりに近すぎるため、少し後ずさりして撮影しました。特徴である腮から上胸にかけての橙色部分がとても鮮やかです。



こちらは別の場所で目にしたニシオジロビタキのオス。残念ながら顔から胸の部分だけに強い光が当たり、白飛びしてしまいました・・・




最後は腮から上胸にかけて橙色が見られないニシオジロビタキのメスと思われる個体。

インド亜大陸には今日ご紹介したニシオジロビタキのほかに、ユーラシア大陸東部で繁殖し、冬季はインド亜大陸から東南アジアに渡り越冬するオジロビタキの2種が分布しますが、今回我々が訪れたインド北西部はオジロビタキの越冬地からは少し外れているようで目にすることはありませんでした。鳥たちの分布域を調べると色々なことが分かり、益々興味が湧いてきます・・・
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イナバヒタキ
インド探鳥記の続きで、今日はサバクヒタキの仲間では最も大きなイナバヒタキをご紹介します。
イナバヒタキ(Isabelline wheatear)は中央アジアからトルコ方面で繁殖し、冬はアラビア半島やエチオピア、ソマリアから西アフリカの砂漠地帯に渡り越冬。日本では迷鳥として、北海道、南千島、本州、舳倉島、九州、対馬、沖縄島、与那国島で記録があるようです。
昨日ご紹介したサバクヒタキと同じく収穫の終わった耕作地で目にしたイナバヒタキのオス。雌雄ほぼ同色ですが、オスは眼先が黒いことから識別できます。

保護色なのでしょうか、昨日のサバクヒタキ同様、周りの色に同化しています・・・










昨日のサバクヒタキに続き、今日は同じ仲間のイナバヒタキをご紹介しましたが、日本では珍鳥のこの2種が簡単に見られてしまうインドは、実に魅力的な場所といえます・・・
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イナバヒタキ(Isabelline wheatear)は中央アジアからトルコ方面で繁殖し、冬はアラビア半島やエチオピア、ソマリアから西アフリカの砂漠地帯に渡り越冬。日本では迷鳥として、北海道、南千島、本州、舳倉島、九州、対馬、沖縄島、与那国島で記録があるようです。
昨日ご紹介したサバクヒタキと同じく収穫の終わった耕作地で目にしたイナバヒタキのオス。雌雄ほぼ同色ですが、オスは眼先が黒いことから識別できます。

保護色なのでしょうか、昨日のサバクヒタキ同様、周りの色に同化しています・・・










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サバクヒタキ
インド探鳥記の続きで、今日はサバクヒタキをご紹介します。
サバクヒタキ(Desert wheatear)はアフリカ北部、トルコから、中央アジア、チベット、モンゴル方面で繁殖し、冬季はアラビア半島やアフリカ東部、インドに渡り越冬。日本では数少ない旅鳥または冬鳥として本州、四国、九州、日本側の島嶼、小笠原群島、南西諸島の各地で記録があるようです。
探鳥ツアーの最終日、収穫の終わった耕作地で目にしたサバクヒタキのメス。同じ場所にはよく似たイナバビタキもいたため、最初はてっきりイナバビタキと思いましたが、よく見ると目先が黒くなく、体も全体に小さいことからサバクヒタキのメスであることが分かりました。

さすがサバクヒタキ、このような荒地が好みのようです。

保護色なのか、すっかり地面の色に同化しています・・・




細枝に乗ったサバクヒタキ。





飛び出しが何とか撮れました。特徴である尾羽先端の黒色部と基部の白色部がよく分かります。

今日はツアー最終日、収穫の終わった耕作地で目にしたサバクヒタキのメスをご紹介しましたが、まさかこのような場所で出会えるとは思ってもみず、嬉しい出会いとなりました・・・
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サバクヒタキ(Desert wheatear)はアフリカ北部、トルコから、中央アジア、チベット、モンゴル方面で繁殖し、冬季はアラビア半島やアフリカ東部、インドに渡り越冬。日本では数少ない旅鳥または冬鳥として本州、四国、九州、日本側の島嶼、小笠原群島、南西諸島の各地で記録があるようです。
探鳥ツアーの最終日、収穫の終わった耕作地で目にしたサバクヒタキのメス。同じ場所にはよく似たイナバビタキもいたため、最初はてっきりイナバビタキと思いましたが、よく見ると目先が黒くなく、体も全体に小さいことからサバクヒタキのメスであることが分かりました。

さすがサバクヒタキ、このような荒地が好みのようです。

保護色なのか、すっかり地面の色に同化しています・・・




細枝に乗ったサバクヒタキ。





飛び出しが何とか撮れました。特徴である尾羽先端の黒色部と基部の白色部がよく分かります。

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クロノビタキ
しばらく国内で出会った鳥たちをご紹介していましたが、再びインド探鳥記に戻ります。今日は滞在中何度も目にしたクロノビタキです。
クロノビタキ(Pied Bush Chat)はイラン東部からネパール、インド、東南アジア、フィリピン、ニューギニアに分布し、日本には稀な迷鳥として与那国島、久米島、宮古島、粟島などでしか記録がない珍鳥です。
世界遺産・ケオラディオ国立公園で目にしたクロノビタキのオス。全身黒色で、雨覆の一部、腰から上尾筒、腹から下尾筒が白色なのが特徴です。




こちらは首都デリー近郊の湖畔で目にしたクロノビタキのオス。この写真では上尾筒の白色部がよく分かります。






羽根を広げると腰から上尾筒にかけての白色部がよく分かります。

こちらは全体的に暗灰褐色をしたクロノビタキのメス。

クロノビタキは以前訪れたタイでも目にすることができましたが、その時は鳥までの距離がかなりあり鮮明な写真は撮れませんでした。しかし今回は何れも比較的近くで見ることができ、その特徴を十分確認することができました・・・
ご訪問ありがとうございました。
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クロノビタキ(Pied Bush Chat)はイラン東部からネパール、インド、東南アジア、フィリピン、ニューギニアに分布し、日本には稀な迷鳥として与那国島、久米島、宮古島、粟島などでしか記録がない珍鳥です。
世界遺産・ケオラディオ国立公園で目にしたクロノビタキのオス。全身黒色で、雨覆の一部、腰から上尾筒、腹から下尾筒が白色なのが特徴です。




こちらは首都デリー近郊の湖畔で目にしたクロノビタキのオス。この写真では上尾筒の白色部がよく分かります。






羽根を広げると腰から上尾筒にかけての白色部がよく分かります。

こちらは全体的に暗灰褐色をしたクロノビタキのメス。

クロノビタキは以前訪れたタイでも目にすることができましたが、その時は鳥までの距離がかなりあり鮮明な写真は撮れませんでした。しかし今回は何れも比較的近くで見ることができ、その特徴を十分確認することができました・・・
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ウミズズメ
昨日に続き、今日はカモメ ウオッチングの時に目にしたウミスズメをご紹介します。
ウミスズメ(Ancient murrelet)は北太平洋に分布し、主に千島列島からアリューシャン列島、アラスカ西部などの島嶼部で繁殖。日本では北海道天売島、友知島、ハボマイモシリ島で少数が繁殖し、冬季は本州以北の海上では比較的よく見られるようです。
漁港近くで目にしたウミスズメ。夏羽の特徴である目の上から後方にかけた飾り羽こそ見られませんが、嘴が淡いピンク色であることから夏羽に移行中の個体と思われます。





こちらは近くにやって来た別個体。こちらも嘴が淡いピンク色であることから夏羽に移行中の個体と思われます。





今日は漁港近くで目にしたウミスズメをご紹介しましたが、ウミスズメの学名Synthliboramphus antiquusや、英名Ancient murreletは何れも「老齢の」という意味で、恐らく夏羽の飾り羽などの様子から「老人のような容貌」ということで名付けられたと思われますが、少なくとも冬羽を見る限りそのようには見えず、ちょっと違和感を感じてしまいます・・・
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ウミスズメ(Ancient murrelet)は北太平洋に分布し、主に千島列島からアリューシャン列島、アラスカ西部などの島嶼部で繁殖。日本では北海道天売島、友知島、ハボマイモシリ島で少数が繁殖し、冬季は本州以北の海上では比較的よく見られるようです。
漁港近くで目にしたウミスズメ。夏羽の特徴である目の上から後方にかけた飾り羽こそ見られませんが、嘴が淡いピンク色であることから夏羽に移行中の個体と思われます。





こちらは近くにやって来た別個体。こちらも嘴が淡いピンク色であることから夏羽に移行中の個体と思われます。





今日は漁港近くで目にしたウミスズメをご紹介しましたが、ウミスズメの学名Synthliboramphus antiquusや、英名Ancient murreletは何れも「老齢の」という意味で、恐らく夏羽の飾り羽などの様子から「老人のような容貌」ということで名付けられたと思われますが、少なくとも冬羽を見る限りそのようには見えず、ちょっと違和感を感じてしまいます・・・
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再びキバラガラ
カモメ ウオッチングのついでに、先日もご紹介したキバラガラ(Yellow-bellied Tit )のポイントを再度訪れました。
最近は訪れる人も随分少なくなったようで、ゆっくりと園内を探索しましたが、到着後1時間ほどでお目当てのキバラガラが姿を見せてくれました。
相変わらず動きが早くゆっくりとは撮らせてくれませんが、そんな中、少しばかり枝にとまってくれました。前回撮影した時には喉に黒斑が見られず、下面が全て黄色だったことからメスあるいは若い個体と思われましたが、今回は喉が真っ白になっており、明らかにメスであることが確認できました。

前回に比べ全体的に色合いははっきりしてきましたが、オスに比べると鮮やかさは少ないようです・・・



込み入った松の中にいたキバラガラ。



今冬、多くのバーダーを喜ばせてくれたキバラガラですが、早いもので渡来して3ヵ月が過ぎようとしています。この間、羽衣の色も徐々に変化し、前回の個体はメスであることがはっきりしました。今度は喉が黒く、全体に色合いが鮮やかなオスも見てみたいものです・・・
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最近は訪れる人も随分少なくなったようで、ゆっくりと園内を探索しましたが、到着後1時間ほどでお目当てのキバラガラが姿を見せてくれました。
相変わらず動きが早くゆっくりとは撮らせてくれませんが、そんな中、少しばかり枝にとまってくれました。前回撮影した時には喉に黒斑が見られず、下面が全て黄色だったことからメスあるいは若い個体と思われましたが、今回は喉が真っ白になっており、明らかにメスであることが確認できました。

前回に比べ全体的に色合いははっきりしてきましたが、オスに比べると鮮やかさは少ないようです・・・



込み入った松の中にいたキバラガラ。



今冬、多くのバーダーを喜ばせてくれたキバラガラですが、早いもので渡来して3ヵ月が過ぎようとしています。この間、羽衣の色も徐々に変化し、前回の個体はメスであることがはっきりしました。今度は喉が黒く、全体に色合いが鮮やかなオスも見てみたいものです・・・
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再びコミミズク
先日ご紹介したコミミズク(Short-eared owl)ですが、前回は短いレンズでしかも手持ち撮影でしたので、今度はじっくり撮ろうと思い風の少ない日を選んで再度出かけてきました。
予報通りこの日は風が弱く期待が膨らみます。そして、まだ明るい時間帯、葦原の遠くにようやく姿を見せてくれました。残念ながら雲が厚く、もう少し光が欲しかったのですが、欲を言えばきりがありません・・・
獲物を探して葦原を低空飛翔するコミミズク。







獲物を見つけたのか反転するコミミズク。

ホバリングして獲物に狙いを定めるコミミズク。


そして、急降下していきました。

止まり木にとまったコミミズク。




先日に続き、再度コミミズクをご紹介しましたが、この独特の顔をしたコミミズクは何度見ても飽きることがありません・・・
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予報通りこの日は風が弱く期待が膨らみます。そして、まだ明るい時間帯、葦原の遠くにようやく姿を見せてくれました。残念ながら雲が厚く、もう少し光が欲しかったのですが、欲を言えばきりがありません・・・
獲物を探して葦原を低空飛翔するコミミズク。







獲物を見つけたのか反転するコミミズク。

ホバリングして獲物に狙いを定めるコミミズク。


そして、急降下していきました。

止まり木にとまったコミミズク。




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