アジアマミハウチワドリ

いよいよ今年も最後になりましたが、この一年稚拙なブログにお付き合いいただきありがとうございました。
それでは本年最後はアジアマミハウチワドリをご紹介します。

アジアマミハウチワドリ(Plain prinia)はパキスタン、インドから中国、東南アジアにかけて広く分布する体長約13cmのセッカ科の鳥で、和名のマミは眉斑が青白くて目立つことから、ハウチワドリは長い尾羽を扇型のように広げることから名付けられたようです。

バンコクの西方に位置するラチャブリー県の草原で目にしたアジアマミハウチワドリ。光線の関係もありますが、この個体は体上面が灰色みが強く、体下面も白色であることから夏羽の成鳥と思われます。

マミハウチワドリ7

マミハウチワドリ6

こちらはカオヤイ国立公園で目にしたアジアマミハウチワドリ。この個体は嘴の色が淡く、体上面も淡褐色であることから幼鳥と思われます。

マミハウチワドリ2

マミハウチワドリ3

マミハウチワドリ4

マミハウチワドリ5

マミハウチワドリ1

かっては単にマミハウチワドリと呼ばれていたアジアマミハウチワドリですが、これはアフリカのサハラ砂漠以南に生息する(アフリカ)マミハウチワドリ(Tawny-flanked prinia)と同種と考えらえていたため、特に区別せずマミハウチワドリと呼んでいたようです。現在はそれぞれが別種とされており、アジアに生息する種はアジアマミハウチワドリとなっているようですが、それにしても分類が変わると特に和名はややこしくなりますね・・・

それでは皆様よいお年をお迎えください。


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ
スポンサーサイト

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ムナオビオウギビタキ

タイシリーズの続きで、今日はムナオビオウギビタキをご紹介します。

ムナオビオウギビタキ(Malaysian pied fantail)はミャンマーからタイ、マレーシア、シンガポール、カンボジア、ラオス、ベトナムなどに分布するオウギビタキ科の鳥で、和名のように胸に太い帯状の斑があるのが特徴です。

バンコク近郊の寺院の境内で目にしたムナオビオウギビタキ。この場所で営巣しているのか、雛に与える昆虫を咥えて姿を現しました・・・

ムナオビオウギヒタキ2

ムナオビオウギヒタキ1

ムナオビオウギヒタキ3

後ろから見たムナオビオウギビタキ。オウギビタキの仲間は名前のように尾羽を扇のように広げるところから名付けられていますが、そんな尾羽が存在感をアピールしています。

ムナオビオウギヒタキ4

ムナオビオウギヒタキ6

ムナオビオウギヒタキ7

今日は東南アジアではよく目にするオウギビタキ科、オウギビタキ属のムナオビオウギビタキをご紹介しましたが、オウギビタキ属には国際鳥類学会 (IOC) によると44種が属しているそうで、以前、サイパンで目にしたオウギビタキ(Rufous Fantail)に続き2種目になります。この先、何種類のオウギビタキの仲間に出会えるのでしょうか・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

カザリオウチュウ

タイシリーズの続きで、今日はカザリオウチュウをご紹介します。

カザリオウチュウ(Greater racket-tailed drongo)はヒマラヤ西部からインド亜大陸、東南アジアにかけて分布するオウチュウ科の鳥で、名前のように外側尾羽に長いラケット状の飾り羽があるのが特徴です。

バンコク近郊のカオヤイ国立公園で目にしたカザリオウチュウ。かなり距離があり鮮明な写真ではありませんが、特徴である尾羽の長いラケット状の飾り羽と嘴基部のカールした飾り羽を確認することができます。なお、よく似たヒメカザリオウチュウ(Lesser racket-tailed drongo)は尾羽の飾り羽を除く体長が25~27.5cm(カザリオウチュウは30~37cm)とやや小さく、嘴基部の飾り羽も短いことから識別することができます。

カザリオウチュウ1

カザリオウチュウ2

カザリオウチュウ4

カザリオウチュウ3

昨日のオウチュウに続き、今日は同じオウチュウ科のカザリオウチュウをご紹介しましたが、カザリオウチュウは分布域により亜種に分かれており、当地で目にしたのはミャンマーからインドシナ南部にかけて分布するDicrurus paradiseus paradiseusと思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

オウチュウ

タイシリーズの続きで、今日は日本でも数少ない旅鳥として記録あるオウチュウをご紹介します。

オウチュウ(Black drongo)はインド、東南アジア、中国東部から台湾に分布し、中国に生息する個体は冬季には南方へ渡り越冬。日本では数少ない旅鳥として渡来し、日本海側の島嶼や南西諸島では比較的よく観察されているようです。

バンコク近郊の陸軍士官学校の敷地で目にしたオウチュウ。全身青みがかった黒色で羽根には光沢があり、尾は中央尾羽が短く、最外側尾羽は長く大きく外側に反るのが特徴です。

オウチュウ1

よく見るとオウチュウの特徴である口角の付け根付近の白斑をかすかに確認することができます。

オウチュウ4

オウチュウ2

オウチュウ3

オウチュウ5

オウチュウ6

今日は日本でも日本海側の島嶼や南西諸島では比較的よく観察されているオウチュウをご紹介しましたが、オウチュウは生息域により7亜種に分類されており、当地で目にした個体はミャンマー南部からインドネシアにかけて分布するDicrurus macrocercus thaiと思われます。ちなみに日本に渡来する亜種は不明となっていますが、個人的には中国の中部・東部・南部からミャンマー東部、タイ北部、インドシナ半島北部に分布するDicrurus macrocercus cathoecusではないかと勝手に推測しています・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

キンメセンニュウチメドリ

タイシリーズの続きで、今日はキンメセンニュウチメドリをご紹介します。

キンメセンニュウチメドリ(Yellow-eyed Babbler)はバングラデシュ、中国、インド、ラオス、ミャンマー、ネパール、パキスタン、スリランカ、タイ、ベトナムなどに分布するダルマエナガ科、ノドジロチメドリ類の鳥で、名前の由来は目の周囲がオレンジイエローであることから名付けられたようですが、実際に見てみるとオレンジ色が強くむしろ赤っぽく見えました。

ペチャブリー県の湿地で目にしたキンメセンニュウチメドリ。茶色の体上面と白色の体下面との対比が鮮やかで、長い尾羽とオレンジ色の眼瞼輪が目を引きます・・・

キンメセンニュウチメドリ1

キンメセンニュウチメドリ2

キンメセンニュウチメドリ3

キンメセンニュウチメドリ4

キンメセンニュウチメドリ5

大声で鳴いていたキンメセンニュウチメドリ。

キンメセンニュウチメドリ6

キンメセンニュウチメドリ7

今日はダルマエナガ科、ノドジロチメドリ類のキンメセンニュウチメドリをご紹介しましたが、キンメセンニュウチメドリは留鳥性が強いようで生息域により4亜種に分かれており、当地で目にした個体は、ミャンマー、ラオス、タイに分布するChrysomma sinense sinenseと思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

キンイロコウヨウジャク

タイシリーズの続きで、今日はキンイロコウヨウジャクをご紹介します。

キンイロコウヨウジャク(Asian golden weaver)は カンボジア、インドネシア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムなどの低地の草原、や湿地、耕地などに分布するハタオリドリ科の鳥で、オスでは名前のように全身が鮮やかな金色で、顔から喉にかけて黒色なのが特徴です。

ペチャブリー県の水路わきで目にしたキンイロコウヨウジャクのオス。この場所で営巣しているようで、何度も姿を見せてくれました。

キンイロコウヨウジャク1

キンイロコウヨウジャク2

キンイロコウヨウジャク4

キンイロコウヨウジャク5

キンイロコウヨウジャク6

キンイロコウヨウジャク8

こちらはその近くの草原で目にしたキンイロコウヨウジャクのメス。メスは全身淡褐色で白色の眉斑が目立ちます。

キンイロコウヨウジャク11

こちらは幼鳥と思われる個体。

キンイロコウヨウジャク12

飛び出しました・・・

キンイロコウヨウジャク13

キンイロコウヨウジャク14

今日は日本ではあまり馴染みのないハタオリドリ科の鳥、キンイロコウヨウジャクをご紹介しましたが、聞きなれないハタオリドリ(機織鳥)の名前は草などを編んで、枝から垂れ下がる袋状の巣を作ることから名付けられており、以前訪れたアフリカでは多くの種類を目にしました。今回、久し振りにハタオリドリの仲間を目にすることができ、なんだか懐かしい気がしました・・・



ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

オニクロバンケンモドキ

タイシリーズの続きで、今日は同じくカッコウの仲間、オニクロバンケンモドキをご紹介します。

オニクロバンケンモドキ(Green-billed malkoha)はインドから東南アジア全域にかけて分布する体長52~59cmの大型のカッコウ科の鳥で、英名は嘴が緑色であることから、和名は目の周囲が赤く縁取りされており体型もバンケンに似ていることから名付けられたものと思われます。

バンコク近郊の陸軍士官学校の敷地で目にしたオニクロバンケンモドキ。尾が極端に長い上、眼の周囲が赤く、異様な雰囲気を漂わせていました・・・

オニクロバンケンモドキ1

オニクロバンケンモドキ2

オニクロバンケンモドキ3

オニクロバンケンモドキ4

オニクロバンケンモドキ5

今日は昨日にき、同じくカッコウ科の鳥、オニクロバンケンモドキをご紹介しましたが、カッコウ科は以下の5亜科に分けられ、今日ご紹介したオニクロバンケンモドキは日本で見られるカッコウなどと同じカッコウ亜科に属しており、昨日ご紹介したオオバンケン(バンケン亜科)とは分類上、少し離れていることが分かります・・・

オオハシカッコウ亜科 Crotophaginae - 2属4種・・・オオハシカッコウ等
アメリカジカッコウ亜科 Neomorphinae - 5属11種・・・オオミチバシリ等
マダガスカルジカッコウ亜科 Couinae - 2属13種・・・ハシリカッコウ属・ジカッコウ属
バンケン亜科 Centropodinae - 1属27種 バンケン属・・・バンケン、オオバンケン等
カッコウ亜科 Cuculinae - 21属92属・・・カッコウ・ホトトギス・ツツドリ・ジュウイチ・オオオニカッコウ・カンムリカッコウ等


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

オオバンケン

タイシリーズの続きで、今日はオオバンケンをご紹介します。

オオバンケン(Greater Coucal)はネパールからインド、中国、インドネシアにかけて分布するカッコウ科の鳥で、名前のようにバンケン(日本でも迷鳥として南西諸島などで記録がある)より一回り大きく(体長約48cm)、ハシボソガラスほどの大きさがあります。

バンコクの南方に位置するケチャブリー県の浄水池近くで目にしたオオバンケン。全身青みがかった黒色で、背から翼は茶褐色。よく似たバンケン((Lesser coucal:体長約38cm)に比べて大きく、とてもカッコウの仲間とは思えません。

オオバンケン2

尾羽を広げると5枚からなっていることが分かります・・・

オオバンケン3

オオバンケン1

こちらはカオヤイ国立公園で目にした2羽のオオバンケン。草むらの中をゆっくりと歩いていました・・・

オオバンケン4

オオバンケン5

オオバンケン6

オオバンケン7

今日は先日訪れたインドでも目にしたオオバンケンをご紹介しましたが、日本でも記録のあるバンケンについては、かってボルネオで見ただけで写真に撮ることはできませんでした。今度は是非バンケンについても写真を撮ってみたいものです・・・



ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

アカモズ

タイシリーズの続きで、今日は日本でもお馴染みのアカモズをご紹介します。

アカモズ(Brown shrike)は夏季に中国や日本、ロシア東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季になるとインドやインドネシア、東南アジアへ南下し越冬するモズの仲間で、分布域により全部で4亜種(ウスアカモズ、カラアカモズ、シマアカモズ、アカモズ)に分類され、日本では夏鳥として亜種シマアカモズが九州南部や南西諸島に、亜種アカモズが北海道、本州東部に飛来するほか、本州西部、四国、九州では渡りの途中に旅鳥として飛来することが知られています。

バンコクの南方に位置するケチャブリー県の草原で目にしたアカモズ。東南アジアには亜種アカモズのほか、亜種シマアカモズ、亜種ウスアカモズの3種が分布しているようですが、今回目にしたのは上面が赤褐色で額の白色部がやや狭いことから本州で目にする亜種アカモズのメスと思われました。

アカモズ6

アカモズ3

アカモズ4

アカモズ5

こちらは別の場所で目にした亜種アカモズの幼鳥と思われる個体。警戒心が薄く、目の前で撮影することができました。

アカモズ10

アカモズ11

アカモズ13

アカモズ14

アカモズ15

今日は越冬のためタイにやって来た亜種アカモズをご紹介しましたが、繁殖のため日本などにやってくるこのような鳥を遠く離れたタイで目にし、より親しみが湧いてくると同時に、鳥たちの渡りの大変さを改めて思い知らされました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

チャイロカッコウハヤブサ

タイシリーズの続きで、今日はチャイロカッコウハヤブサをご紹介します。

チャイロカッコウハヤブサ(Jerdon's baza)はインド、ネパールから東南アジアにかけて広く分布する体長約46cmのカッコウハヤブサの仲間で、胸には和名のようにカッコウのような褐色の縞模様があるほか、後頭部にはクマタカのような特徴的な冠羽を持つ猛禽です。

バンコク近郊のカオヤイ国立公園で、はるか上空を旋回していたカッコウハヤブサ。現地のガイド氏によれば、当地でカッコウハヤブサを見るのはかなり珍しいとのことでした。

チャイロカッコウハヤブサ1

チャイロカッコウハヤブサ2

チャイロカッコウハヤブサ3

大きくトリミングしているため、あまりはっきりしませんが、この個体は成鳥なのでしょうか、和名のように体下面がかなり赤茶色をしています。

チャイロカッコウハヤブサ4

チャイロカッコウハヤブサ5

チャイロカッコウハヤブサ6

こちらは別個体。尾羽先端に黒色の太い帯が見られることから幼鳥と思われます。

チャイロカッコウハヤブサ7

チャイロカッコウハヤブサ8

今日は日本ではまだ記録のないチャイロカッコウハヤブサをご紹介しましたが、インドから東南アジアにかけて広く分布するチャイロカッコウハヤブサは全部で6亜種に分類されており、今回タイで目にしたのはインド北東部からミャンマー、タイ、マレーシア、インドネシアにかけて分布する亜種Aviceda jerdoni jerdoniと思われました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

シロガシラトビ

タイシリーズの続きで、今日は日本でも2014年に石垣島で初めて確認されたシロガシラトビをご紹介します。

シロガシラトビ(Brahminy kite)はインドから中国、東南アジア、オーストラリア、ソロモン諸島に広く分布する体長44~52cmのトビの仲間で、成鳥では和名のように頭部から腹にかけてが白色で、翼から尾羽が鮮やかな茶色であることから、見た目にも大変美しく見えます。

バンコクの南方に位置するペチャブリー県の水田地帯で目にしたシロガシラトビ。白い頭部と茶色の翼との対比が実に鮮やかです。

シロガシラトビ4

シロガシラトビ3

シロガシラトビ5

シロガシラトビ7

上空を旋回してくれました。下から見ても頭から腹にかけてが白色で、淡褐色の翼下面と褐色の尾羽との対比が鮮やかです・・・

シロガシラトビ8

シロガシラトビ9

シロガシラトビ11

シロガシラトビ12

シロガシラトビ13

今日は近年、日本でも記録のあるシロガシラトビをご紹介しましたが、分布域の広いシロガシラトビは全部で4亜種に分類されており、今回、タイで目にしたのは分布域から考え、東南アジアに分布する亜種Haliastur indus indusと思われます。近年、日本で記録のあるシロガシラトビの亜種名についてははっきりしたことが分かりませんが、マレー半島からスンダ列島、スラウェシ島、フィリピン島の島々には亜種Haliastur indus intermediusが分布していることから、分布域から考えるとこちらの可能性が強いのでしょうか・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

カタグロトビ

タイシリーズの続きで、今日は近年、日本でも南西諸島でたびたび記録されているカタグロトビをご紹介します。

カタグロトビ(Black-winged kite)はアフリカからヨーロッパ南部、アラビア半島南部、インド、東南アジア、ニューギニアにかけて分布するトビの仲間で、日本では迷鳥として、石垣島、与那国島、西表島、沖縄島などで記録があります。

バンコクの南方に位置するケチャブリー県の塩田付近で目にしたカタグロトビ。体長35cm程の大きさで頭部から体の下面にかけて白灰色で、体の上面はやや銀色がかった灰色、翼の肩の部分が黒く名前の由来ともなっています。また、虹彩は赤色で、目の周囲は黒く、離れて見ると眼が吊り上って見えます。

カタグロトビ4

カタグロトビ5

カタグロトビ6

上空を横切っていったカタグロトビ。翼を広げると、肩羽だけでなく翼下面の初列風切と次列風切の一部も黒色なのがよく分かります・・・

カタグロトビ1

カタグロトビ2

カタグロトビ3

今日は日本でも迷鳥として南西諸島などで記録のあるカタグロトビをご紹介しましたが、分布域の広いカタグロトビは主に4亜種に分類されており、今回、タイで目にしたのは分布域から考え、パキスタンからインドシナ、マレーシア、中国東部の狭い範囲に分布する亜種Elanus caeruleus vociferusと思われます。日本に渡来するカタグロトビは亜種Elanus caeruleus hypoleucusとされていますが、形態的な特徴から亜種Elanus caeruleus vociferusの可能性も考えられており、もしそうであれば、今回目にしたのは日本に渡来する亜種と同じということになります。どちらが正しいのでしょうか・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

オオホンセイインコ

昨日に続き、今日は同じくインコの仲間、オオホンセインコをご紹介します。

オオホンセインコ(Alexandrine parakeet)は中国、インドシナ半島、ネパール、ブータン、バングラデシュ、インド、パキスタン、アフガニスタンなどに分布する体長55~60cmのインコの仲間で、上記エリア以外にもオランダ、トルコ、イラン、アラビア半島、イスラエル、日本、北アメリカなどに外来種として移入されています。

バンコク近郊の寺院近くで目にしたオオホンセイインコの群れ。見た目には関東地方でもよく見かけるホンセイインコ(亜種ワカケホンセイインコ:体長約40~42cm)とよく似ていますが、オオホンセイインコは和名のように一回り大きく、肩羽には鮮やかな赤色斑があるほか、オスには頸輪があり、前部は黒色で後部は幅の広いピンク色をしているのが特徴のようです。

オオホンセイインコ10

オオホンセイインコ11

オオホンセイインコ12

オオホンセイインコ13

羽根を広げると肩羽の赤色斑が目立ちます・・・

オオホンセイインコ14

こちらは営巣木なのでしょうか、メス(メスには頸輪がない)が外の様子を覗っていました。

オオホンセイインコ15

オオホンセイインコ16

オオホンセイインコ17

今日は関東地方でもよく見かける亜種ワカケホンセイインコとよく似たオオホンセイインコをご紹介しましたが、遠目には大きさの差はあまり分かりませんでしたが、肩羽にある赤色斑が印象的で、その違いをはっきり認識することができました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ダルマインコ

タイシリーズの続きで、今日はダルマインコをご紹介します。

ダルマインコ(Red-breasted parakeet)はインドから東南アジアにかけて分布する体長33~37cmのインコ科の鳥で、頭と顔は青灰色で、尾はインコの仲間では短く、胸は英名のようにピンク色みを帯びた赤色をしています。なお、ちょっと変わった和名の由来ですが、目と目の間が黒く、喉から頸にかけて目立つ黒斑があり、それが達磨大師の顔に似ていることから名付けられたものと思われます。

バンコク近郊の寺院近くで目にしたダルマインコ。これら御個体は嘴が灰色であることからメスと思われます。(オスは嘴がピンク色)

ダルマインコ10

ダルマインコ12

ダルマインコ14

ダルマインコ15

寺院の境内で目にしたダルマインコ。こちらは嘴がピンク色をしていることからオスと思われます。

ダルマインコ9

こちらは嘴が灰色のメス。

ダルマインコ1

ダルマインコ3

ダルマインコ4

ダルマインコ5

ダルマインコ7

今日はちょっと変わった名前のダルマインコをご紹介しましたが、和名のごとくまさに達磨大師の名にふさわしい独特の風貌をしていました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヒタキサンショウクイ

昨日に続き、今日は同じくサンショウクイ科の鳥、ヒタキサンショウクイをご紹介します。

ヒタキサンショウクイ(Bar-winged flycatcher-shrike)はヒマラヤ山脈やインド亜大陸東部からインドネシアまでの南アジアに広く分布し、全部で4亜種に分類されていますが、何れも翼を閉じたときに英名のように翼に長い白斑が出るのが特徴のようです。なお、今回タイで目にしたのは、分布域、特徴から考え、ヒマラヤからタイ、ミャンマー、ラオスに分布する亜種Hemipus picatus capitalisと思われます。

バンコク近郊のカオヤイ国立公園で目にしたヒタキサンショウクイのオスと思われる個体。亜種Hemipus picatus capitalisの特徴である黒褐色の頭部と、灰褐色の背、淡灰褐色の体下面を確認することができます。

ヒタキサンショウクイ1

ヒタキサンショウクイ2

ヒタキサンショウクイ3

ヒタキサンショウクイ4

ヒタキサンショウクイ5

昨日のヒイロサンショウクイに続き、今日はヒタキサンショウクイをご紹介しましたが、ヒイロサンショウクイが体長17~21.5cmで色鮮やかなのに対し、こちらは体長約13cmで色も地味系と対照的でしたが、英名のように翼の長い白斑が印象的で、こちらはこちらで「いぶし銀」のような存在感を放っていました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヒイロサンショウクイ

タイシリーズの続きで、今日はヒイロサンショウクイをご紹介します。

ヒイロサンショウクイ(Scarlet minivet)は、インド亜大陸の東から中国南部、東南アジア、南アジアに分布する体長約20~22cmのサンショウクイの仲間で、オスでは頭部と背面は黒色ですが、名前のように下面は鮮やかな緋色をしています。(メスは背面は灰色で下面は黄色)

バンコクの近郊、カオヤイ国立公園で目にしたヒイロサンショウクイのオス。胸からの体下面は鮮やかな緋色で、ひときわ目を引きます。

ヒイロサンショウクイ1

ヒイロサンショウクイ2

ヒイロサンショウクイ4

メスを呼んでいるのか、盛んに鳴き声をあげ左右を見回していました・・・

ヒイロサンショウクイ5

ヒイロサンショウクイ6

ヒイロサンショウクイ7

ヒイロサンショウクイ8

昨年訪れた台湾ではよく似たベニサンショウクイ(Grey-chinned minivet)を見ることができましたが、ベニサンショウクイは英名のごとく頭部の黒色が薄く、喉はさらに薄い灰色をしていました。両者の違いが分かるよう、ご参考までに台湾で目にしたベニサンショウクイのオスを掲載します・・・

ベニサンショウクイ12

ベニサンショウクイ15


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

キバラタイヨウチョウ

タイシリーズの続きで、今日は東南アジアを代表するタイヨウチョウ科の鳥、キバラタイヨウチョウをご紹介します。

キバラタイヨウチョウ(Olive-backed sunbird)は東南アジアからオーストラリアかけて広く分布するタイヨウチョウの仲間で、全部で21亜種に分類されていますが、今回、タイで目にしたのはミャンマー、タイ、カンボジア、マレー半島北部で生息する亜種Cinnyris jugularis flammaxillarisと思われます。

首都バンコク近郊のホテルで目にしたキバラタイヨウチョウのオス。英名のように背はオリーブ褐色をしていますが、和名のごとく腹は黄色で、オスでは喉、上胸が金属光沢のある暗青色をしています。

キバラタイヨウチョウ1

タイヨウチョウの仲間は花蜜が主食であり、この真っ赤なブラシノキの花蜜を盛んに吸っていました・・・

キバラタイヨウチョウ2

キバラタイヨウチョウ3

光が当たると、喉から上胸にかけた暗青色部分が金属光沢を帯びたインク色に輝きます・・・

キバラタイヨウチョウ4

キバラタイヨウチョウ5

キバラタイヨウチョウ6

キバラタイヨウチョウ7

今日は東南アジアを代表するタイヨウチョウ科の鳥、キバラタイヨウチョウをご紹介しましたが、この花蜜を主食とするタイヨウチョウの仲間は、分類や系統は異なるものの、形態的には同じく花蜜を主食とするアメリカ大陸のハチドリやオーストラリアのミツスイの仲間たちともよく似ており、このような類似性は同じく系統の異なるツバメとアマツバメの関係同様、生物学的収斂進化の結果と思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヒメコノハドリ

タイシリーズの続きで、今日はヒメコノハドリをご紹介します。

ヒメコノハドリ(Common iora)はインドから東南アジアにかけて分布するヒメコノハドリ科の鳥で、生息域により全部で11亜種に分類されていますが、今回目にしたのはタイ南西部からカンボジア、ベトナム南部にかけて分布する亜種Aegithina tiphia cambodiana と思われます。

バンコク近郊のカオヤイ国立公園で目にしたヒメコノハドリ。 和名のごとく、体長12~14.5cmとコノハドリ科の鳥たちより小さく、可愛らしい感じがします。

ヒメコノハドリ1

この個体は雨覆と風切の黒色がかなりはっきりしていることから、非繁殖期のオスと思われます。(メスは全体に色が鈍い。また繁殖期のオスは頭から体上面がはっきりとした黒色)

ヒメコノハドリ3

ヒメコノハドリ4

ヒメコノハドリ2

今日はタイ中部で目にしたヒメコノハドリの亜種Aegithina tiphia cambodiana と思われる個体をご紹介しましたが、ご参考までに、以前ボルネオ北部のキナバル公園で目にした亜種Aegithina tiphia aeqanimisのオスと思われる個体をご紹介します。この個体は今回タイで目にしたものよりずっと明るい黄色をしていました。

ヒメコノハドリ2


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

キビタイコノハドリ

昨日の続きで、今日は同じくコノハドリ科の鳥、キビタイコノハドリをご紹介します。

キビタイコノハドリ(Golden-fronted leafbird)はインドから東南アジアにかけ広く分布する体長18~19cmのコノハドリ科の仲間で、名前のごとく額に鮮やかな黄斑があるのが特徴です。

バンコク近郊の陸軍士官学校の敷地で目にしたキビタイコノハドリのオス。昨日ご紹介したアオバネコノハドリにも似ていますが、額に黄色部があるところが異なります。

キビタイコノハドリ1

オスでは目先から喉にかけて黒色斑がありますが、この点はアオバネコノハドリと同じです。

キビタイコノハドリ2

キビタイコノハドリ3

こちらを向いたキビタイコンハドリ。額の黄色部が実に鮮やかです・・・

キビタイコノハドリ4

昨日に続き、同じくコノハドリ科の仲間、キビタイコノハドリをご紹介しましたが、コノハドリの仲間はインドから東南アジアにかけてのエリアでしか見ることができないため、我々日本人にとっては珍しい鳥種でもあります・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

アオバネコノハドリ

タイシリーズの続きで、今日はアオバネコノハドリをご紹介します。

アオバネコノハドリ(Blue-winged leafbird)は東南アジア全域に広く分布する体長16.5~18.5cmのコノハドリ科の仲間で、全体的には緑色ですが、名前のように翼に青色の羽衣を持つ美しい鳥です。

バンコク近郊のカオヤイ国立公園で目にしたアオバネコノハドリのオス。オスは目先から喉にかけて黒斑があることで識別できます。

アオバネコノハドリ4

風切と尾羽には美しい青色の羽を確認することができます・・・

アオバネコノハドリ1

アオバネコノハドリ2

アオバネコノハドリ3

こちらは目先から喉にかけて黒斑がないメス。

アオバネコノハドリ5

アオバネコノハドリ6

今日は東南アジアに広く分布するアオバネコノハドリをご紹介しましたが、名前のごとくコノハドリの仲間は木の葉の色に大変似ており、見つけるのが大変難しい鳥でもあります。それだけに見つけた時の喜びはひとしおでもあリますが・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

クロヒゲゴシキドリ

昨日の続きで、今日は同じくゴシキドリの仲間、クロヒゲゴシキドリをご紹介します。

クロヒゲゴシキドリ(Moustached barbet)はミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナムなどの丘陵地帯に生息する体長約23cmのオオゴシキドリ科の鳥で、名前のように顔に髭のような黒帯があるのが特徴だそうです。

バンコク近郊のカオヤイ国立公園で目にしたクロヒゲゴシキドリ。嘴付け根の赤色斑が薄く、髭の黒帯もあまりはっきりしないことから若い個体と思われます。

クロヒゲゴシキドリ1

クロヒゲゴシキドリ2

クロヒゲゴシキドリ3

最初は遠くにとまっていましたが、しばらくすると少し近くに来てくれました。赤色斑や髭が薄く、全身緑一色に見えます。

クロヒゲゴシキドリ5

クロヒゲゴシキドリ6

クロヒゲゴシキドリ8

クロヒゲゴシキドリ9

クロヒゲゴシキドリ10

昨日のムネアカゴシキドリに続き、今日はクロヒゲゴシキドリをご紹介しましたが、同じ仲間の台湾のゴシキドリほど色鮮やかではありませんが、それでも存在感たっぷりであり、しばしの間楽しませてくれました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ムネアカゴシキドリ

タイシリーズの続きで、今日はゴシキドリの仲間、ムネアカゴシキドリをご紹介します。

ムネアカゴシキドリ(Coppersmith barbet)はインド亜大陸や東南アジアに分布する体長約17cmの小型のオオゴシキドリ科の仲間ですが、和名のように胸と額が赤く、眼の周りは黄色で背面は緑色、下面は縦縞模様が目立ちます。

バンコク近郊の寺院の境内で目にしたムネアカゴシキドリの成鳥。この果実が好物のようで盛んにつついていました。

ムネアカゴシキドリ14

ムネアカゴシキドリ15

ムネアカゴシキドリ16

ムネアカゴシキドリ17

こちらは移動途中のドライブインで目にしたムネアカゴシキドリ。この木で営巣しているようで、外の様子を覗っていました。

ムネアカゴシキドリ7

ムネアカゴシキドリ8

ムネアカゴシキドリ9

ムネアカゴシキドリ10

昨年訪れたタイ北部でも目にしたムネアカゴシキドリですが、タイ全土に広く分布しているようで、今回も訪れた各地で何度も目にすることができました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

コガネゲラ

タイシリーズの続きで、今日は東南アジアを代表するキツツキ、コガネゲラをご紹介します。

コガネゲラ(Greater flameback)はインド亜大陸、東南アジア、マレー半島、スマトラ、ジャワ、ボルネオ北東部に広く分布する体長29~32cmのキツツキで、名前のように背面が美しい黄金色で、細長い首が特徴です。

バンコク近郊のカオヤイ国立公園で目にしたコガネゲラのオス。オスではこのように真っ赤な冠羽がありとてもインパクトがあります。

コガネゲラ1

この近くで営巣しているようで、枯れ木につかまりながらメスがやって来るのを待っているようでした。

コガネゲラ2

コガネゲラ3

コガネゲラ4

コガネゲラ5

コガネゲラ6

コガネゲラ7

コガネゲラ8

今日は東南アジアを代表するキツツキ、コガネゲラをご紹介しましたが、コガネゲラは生息域により亜種に分かれており、当地の亜種は顔から頸にかけての黒斑が太く明瞭で、背中の黄金色もやや黒味を帯びた美しい亜種でした・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ハシブトアジサシ

昨日の続きで、今日はハシブトアジサシをご紹介します。

ハシブトアジサシ(Gull-billed Tern)はユーラシア大陸、北アメリカ南部、南アメリカ、アフリカ中部、オーストラリアなど、全世界に広く分布し、日本に一番近い繁殖地は台湾、中国東部などで、日本では稀な旅鳥として本州以南で観察されています。

バンコクの南方に位置するケチャブリー県の塩田で目にした冬羽のハブトアジサシ。名前のように嘴が特に太くがっしりしていて黒いほか、脚も他のアジサシ類に比べ特に脛節が長く、冬羽では頭部が白くなり、黒くて太い過眼線が目立ちます。

ハシブトアジサシ1

ハシブトアジサシの体長は33~43cmですが、左端のコアジサシ(体長22~28cm)と比べると大きさの違いがよく分かります・・・

ハシブトアジサシ2

ハシブトアジサシ3

ハシブトアジサシ4

ハシブトアジサシ5

ハシブトアジサシ6

ハシブトアジサシ7

塩田の畔にずらりと並んだハシブトアジサシ。

ハシブトアジサシ8

日本では稀な旅鳥として渡来するハシブトアジサシですが、全部で6亜種に分類されており、国際鳥類学会議(IOC)の分類によれば、当地を訪れるのはヨーロッパ、北アフリカ、中東、中南アジア、中国西部、タイなどで見られる亜種Gelochelidon nilotica niloticaとされています。なお、日本に渡来するのは日本鳥類目録改訂第7版では亜種Gelochelidon nilotica niloticaとされていますが、IOC分類によれば、日本、東南アジア、フィリピン、ボルネオ、スラウェシ、スマトラで見られる別亜種Gelochelidon nilotica affinisとされています。さてどちらが正しいのでしょうか・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

クロハラアジサシ・・・飛翔(2)

昨日の続きで、今日は間近を通過していったクロハラアジサシ(Whiskered Tern)をご紹介します。

バンコクより南に下った海岸線で目にした冬羽のクロハラアジサシ。額から後頸はごま塩状で、眼の後方に黒色斑がありますが、腹には夏羽が少し残っています。

クロハラアジサシ1

クロハラアジサシ2

クロハラアジサシ3

クロハラアジサシ6

クロハラアジサシ7

こちらは急降下したクロハラアジサシ。このような角度で見ると翼が長く見えますね・・・

クロハラアジサシ4

クロハラアジサシ5


昨日に続き、冬羽のクロハラアジサシをご紹介しましたが、先日ご紹介したハジロクロハラアジサシ同様、タイは有数の越冬地であり、海岸線では無数のクロハラアジサシを目にすることができました。やはり居るところには居るものです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

クロハラアジサシ・・・飛翔(1)

昨日の続きで、今日はクロハラアジサシをご紹介します。

クロハラアジサシ(Whiskered Tern)はヨーロッパ南部から中央アジア、アフリカ、南アジア、中国東北部、オーストラリアなどの点在した地域で繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季アフリカ、インド、東南アジア、オーストラリアなどに南下し越冬。日本では旅鳥として5月から10月にかけて各地で観察され、特に南西諸島では多く見られるようです。

バンコクより南に下ったペチャブリー県の湿原で目にした冬羽のクロハラアジサシ。額から後頸はごま塩状で、眼の後方に黒色斑があり、腮以下の体下面は白色です。

クロハラアジサシ13

湿原の上で獲物を探してホバリングしていたクロハラアジサシ。

クロハラアジサシ14

クロハラアジサシ15

クロハラアジサシ10

クロハラアジサシ11

下を向くと、ごま塩状で頭がよく分かります。

クロハラアジサシ12

クロハラアジサシ8

クロハラアジサシ9

関東あたりでは春秋の渡りの時期に時折目にするクロハラアジサシですが、さすが越冬地であるタイ、湿地帯では数多くのクロハラアジサシを目にすることができました。昨日ご紹介したハジロクロハラアジサシ同様、今度は夏羽の美しい個体を見てみたいものです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ハジロクロハラアジサシ・・・飛翔(2) 

昨日は浄水場の水面近くを飛翔するハジロクロハラアジサシ(White-winged Black Tern)をご紹介しましたが、今日は青空の中、上空を通過していったハジロクロハラアジサシをご紹介します。

上空を颯爽と飛翔する冬羽のハジロクロハラアジサシ。眼先、眼の後方に縦に黒斑があり、側頭の白色部が後頭まで入り込んでいます。

ハジロクロハラアジサシ22

ハジロクロハラアジサシ23

ハジロクロハラアジサシ24

ハジロクロハラアジサシ25

ハジロクロハラアジサシ26

こちらは何かを口に咥えて飛んでいたハジロクロハラアジサシ。

ハジロクロハラアジサシ27

ハジロクロハラアジサシ21

ハジロクロハラアジサシ20

今日は青空の中、上空を通過していった冬羽のハジロクロハラアジサシをご紹介しましたが、次回は是非夏羽の美しい個体を間近で見てみたいものです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ハジロクロハラアジサシ・・・飛翔(1)

タイシリーズの続きで、今日は日本でも冬鳥として渡来するハジロクロハラアジサシをご紹介します。

ハジロクロハラアジサシ(White-winged Black Tern)はヨーロッパ南東部から中央アジアにかけてと中国東北部で繁殖し、冬季はアフリカ、東南アジア、ニューギニア、オーストラリアなどに渡り越冬。日本には旅鳥として全国各地で記録がありますが、稀に越冬記録もあるようです。

そんなハジロクロハラアジサシですが、ここタイには冬鳥として渡来しているようで、ペチャブリー県の浄水場では水面近くを高速で飛翔する冬羽のハジロクロハラアジサシを何度も目にすることができました。

ハジロクロハラアジサシ3

ハジロクロハラアジサシ4

ハジロクロハラアジサシ7

ハジロクロハラアジサシ8

比較的近くを通過していったハジロクロハラアジサシの冬羽。眼の後方に縦に黒斑があり、側頭の白色部は後頭まで入り込んでいます。

ハジロクロハラアジサシ11

ハジロクロハラアジサシ5

この個体は何かを咥えています。

ハジロクロハラアジサシ12

ハジロクロハラアジサシ14

ハジロクロハラアジサシ9

獲物を見つけたのか、ホバリングしながら水中に嘴を入れました・・・

ハジロクロハラアジサシ10

今年5月には繁殖地モンゴルで真っ黒な夏羽を見ることのできたハジロクロハラアジサシですが、ここタイは越冬地であり、ヘッドホンをつけたような独特の冬羽個体をたっぷり楽しむことができました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

リュウキュウガモ

タイシリーズの続きで、今日はリュウキュウガモをご紹介します。

リュウキュウガモ(Lesser Whistling Duck)はインド、東南アジアでは留鳥で普通に見られ、中国南部や台湾には夏鳥として飛来し繁殖。日本では、かつてその名のとおり琉球諸島に留鳥もしくは夏鳥として分布し、分布地の北限であったそうですが、1963年の慶良間列島での観察例を最後に記録が途絶えています。

昨日のナンキンオシのいた池で目にしたリュウキュウガモ。独特の体形と色彩をしており、体に比べ頭部と眼、嘴が大きく、上面の赤褐色の羽縁が明瞭です。

リュウキュウガモ4

リュウキュウガモ5

リュウキュウガモ6

リュウキュウガモ3

池の上を飛翔するリュウキュウガモ。赤褐色の雨覆と上尾筒が目立ちます・・・

リュウキュウガモ1

飛翔時に尾羽から足が後ろに飛び出していますが、日本産カモ類では本種だけだそうです。

リュウキュウガモ2

リュウキュウガモ7

リュウキュウガモ8

リュウキュウガモ9

かっては琉球列島に分布していたものの、1963年の慶良間列島での観察例を最後に記録が途絶えているリュウキュウガモですが、でき得れば再び日本を訪れ、私達の目を楽しませて欲しいものです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

初見のナンキンオシ

タイシリーズの続きで、今日は日本でも稀な迷鳥として記録あるナンキンオシをご紹介します。

ナンキンオシ(Cotton pygmy goose)は中国南部、南アジア(パキスタン、インド、バングラデシュ)、東南アジアで繁殖し、中国南部で繁殖した個体は、冬季インドネシアやオーストラリア等の南方に渡り越冬。日本では稀な迷鳥として、大阪府と沖縄県多良間島、与那国島で記録があるようです。

タカサゴクロサギのいたペチャブリー県の池で目にしたナンキンオシのメス。逆光気味で鮮明ではありませんが、メスの特徴である白い顔に黒い過眼線、やや淡色みを帯びた頸側、褐色みの強い上面、褐色みを帯びた体下面を確認することができます。

ナンキンオシ3

ナンキンオシ4

ナンキンオシ5

ナンキンオシ6

リュウキュウガモ(奥のやや大きいカモ)と行動を共にしていたナンキンオシ。

ナンキンオシ8

ナンキンオシ9

ナンキンオシ13

少し手前にやって来たナンキンオシとリュウキュウガモ。

ナンキンオシ14

ナンキンオシ15

今日は初見のナンキンオシをご紹介しましたが、この日見たのはすべてメスと思われ過眼線がはっきりある個体ばかりでした。一度見れば欲がでるもので、今度は真っ白な顔のオスを見てみたいものです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

鳥写真 ブログランキングへ

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

プロフィール

shumishan

Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


    ↑ ↑
鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリック宜しくお願いします。

カレンダー
11 | 2016/12 | 01
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
カテゴリ
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる