マミジロクイナ
オーストライアシリーズの続きで、今日は同じく湿地帯で目にしたマミジロクイナをご紹介します。
マミジロクイナ(White-browed crake)は東南アジア南部から太平洋の島々、オーストラリア北部にかけて分布するクイナの仲間で、現在6亜種に分類されていますが、日本でもかっては硫黄島に亜種マミジロクイナ(Porzana cinerea brevipes)が生息していましたが、1911年の採集記録と1925年の観察記録以降報告がなく絶滅しています。今回、当地で目にしたのはモルッカ諸島、ニューギニア島、ビスマルク諸島、オーストラリア北部などに分布する亜種Porzana cinerea leucophrysと思われます。
昨日のトサカレンカクと同じ池で目にしたマミジロクイナの南方亜種。鳥までは距離があり鮮明ではありませんが、それでも名前のような白い眉斑を何とか確認することができます。






以前訪れたタイではマレーシアからスマトラ島、スンバワ島、モルッカ諸島などに分布する亜種Porzana cinerea cinereusを目にしましたが、見た目には極めてよく似ており、外見的にはほとんど区別がつきませんでした・・・
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マミジロクイナ(White-browed crake)は東南アジア南部から太平洋の島々、オーストラリア北部にかけて分布するクイナの仲間で、現在6亜種に分類されていますが、日本でもかっては硫黄島に亜種マミジロクイナ(Porzana cinerea brevipes)が生息していましたが、1911年の採集記録と1925年の観察記録以降報告がなく絶滅しています。今回、当地で目にしたのはモルッカ諸島、ニューギニア島、ビスマルク諸島、オーストラリア北部などに分布する亜種Porzana cinerea leucophrysと思われます。
昨日のトサカレンカクと同じ池で目にしたマミジロクイナの南方亜種。鳥までは距離があり鮮明ではありませんが、それでも名前のような白い眉斑を何とか確認することができます。






以前訪れたタイではマレーシアからスマトラ島、スンバワ島、モルッカ諸島などに分布する亜種Porzana cinerea cinereusを目にしましたが、見た目には極めてよく似ており、外見的にはほとんど区別がつきませんでした・・・
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トサカレンカク
オーストラリアシリーズの続きで、今日はトサカレンカクをご紹介します。
トサカレンカク(Comb-crested jacana)はボルネオ島南部、フィリピン南部、スラウェシ島、モルッカ諸島、小スンダ列島、ニューギニア島、ニューブリテン島、オーストラリア北部および東部に分布するチドリ目レンカク科の鳥で、他のレンカク類同様、スイレン科やホテイアオイ属のような浮葉性植物が豊富にある淡水の湿地に適応しています。
ケアンズ郊外の湿地帯で目にしたトサカレンカク。和名jのように額を覆う明るい赤色のトサカ状の額板を持つ魅力的な鳥で、英名はトサカ状の額板が櫛のように見えることから名付けられたものと思われます。

真っ赤な額板をいただいた姿はまるで貴婦人のようです・・・




こちらは別の場所で目にしたトサカレンカク。


突然飛び出しました。さすが浮葉性植物の上を歩くのに適応しており、趾が極端に長いですね・・・


今日は東南アジア南部からオーストラリアにかけて分布するトサカレンカクをご紹介しましたが、トサカレンカクは他のレンカク類と同じく一妻多夫制だそうで、メスは卵を産むだけで抱卵せずオスのみが抱卵するそうです。このような繁殖形態は同じく一妻多夫制をとっているタマシギなどと同様、生息地が洪水による氾濫の危険が高いため、数が多いオスに分散して子育てさせることにより確実に子孫を残すという戦略なのでしょうか・・・
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トサカレンカク(Comb-crested jacana)はボルネオ島南部、フィリピン南部、スラウェシ島、モルッカ諸島、小スンダ列島、ニューギニア島、ニューブリテン島、オーストラリア北部および東部に分布するチドリ目レンカク科の鳥で、他のレンカク類同様、スイレン科やホテイアオイ属のような浮葉性植物が豊富にある淡水の湿地に適応しています。
ケアンズ郊外の湿地帯で目にしたトサカレンカク。和名jのように額を覆う明るい赤色のトサカ状の額板を持つ魅力的な鳥で、英名はトサカ状の額板が櫛のように見えることから名付けられたものと思われます。

真っ赤な額板をいただいた姿はまるで貴婦人のようです・・・




こちらは別の場所で目にしたトサカレンカク。


突然飛び出しました。さすが浮葉性植物の上を歩くのに適応しており、趾が極端に長いですね・・・


今日は東南アジア南部からオーストラリアにかけて分布するトサカレンカクをご紹介しましたが、トサカレンカクは他のレンカク類と同じく一妻多夫制だそうで、メスは卵を産むだけで抱卵せずオスのみが抱卵するそうです。このような繁殖形態は同じく一妻多夫制をとっているタマシギなどと同様、生息地が洪水による氾濫の危険が高いため、数が多いオスに分散して子育てさせることにより確実に子孫を残すという戦略なのでしょうか・・・
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ミナミオオクイナ
オーストラリアシリーズの続きで、今日は当地でもなかなか見るのが難しいと言われているミナミオオクイナをご紹介します。
ミナミオオクイナ(Red-necked crake)はオーストラリア北東部からモルッカ諸島、小スンダ列島、ニューギニアなどに分布するクイナ科オオクイナ属の鳥で、英名のごとく頭から首、胸が赤褐色で、嘴は明るい緑色をした大変美しいクイナです。
ケアンズ郊外の薄暗い熱帯雨林の森の池に姿を見せたミナミオオクイナ。日本の南西諸島でも見られるオオクイナにも似ていますが、胸から上の赤褐色がより鮮やかなほか、嘴の淡緑色がひときわ目を引きました。




水辺にいる生き物を探しているようで、盛んに水辺を歩き回っていましたが・・・

何か食べ物を見つけたようで、いつの間にやら口に咥えていました・・・





当地でもなかなか見ることが難しいと言われているミナミオオクイナですが、今回のツアーではこの鮮やかな体色をしたクイナを目にすることができたのは大きな収穫でした・・・
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ミナミオオクイナ(Red-necked crake)はオーストラリア北東部からモルッカ諸島、小スンダ列島、ニューギニアなどに分布するクイナ科オオクイナ属の鳥で、英名のごとく頭から首、胸が赤褐色で、嘴は明るい緑色をした大変美しいクイナです。
ケアンズ郊外の薄暗い熱帯雨林の森の池に姿を見せたミナミオオクイナ。日本の南西諸島でも見られるオオクイナにも似ていますが、胸から上の赤褐色がより鮮やかなほか、嘴の淡緑色がひときわ目を引きました。




水辺にいる生き物を探しているようで、盛んに水辺を歩き回っていましたが・・・

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ムギワラトキ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はムギワラトキをご紹介します。
ムギワラトキ(Straw-necked ibis)は主にオーストラリア大陸に分布するコウノトリ目トキ科の鳥ですが、稀に非繁殖個体がニューギニア島南部やタスマニア島に現れることもあるそうです。同じトキ属の仲間たちが基本的に白と黒のツートンカラーであるのに対し、本種は構造色により様々に色合いが変化する暗褐色の羽毛で覆われるのが特徴だそうで、ちょっと変わった名前の由来は上胸に房状の黄色の飾羽があることから、これが麦藁のように見えることから名付けられたようです。
ケアンズ郊外の森の上空を横切っていったムギワラトキ。下から見ると胸以下の体下面と尾羽だけが白く、あとは暗褐色の羽毛で覆われているのが分かります。

ちょっと見にはツルのようにも見え、なかなか優雅です・・・



今日はちょっと変わった名前のムギワラトキをご紹介しましたが、今度は是非、その独特の色合いをした美しい構造色の羽衣を間近で見てみたいものです・・・
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ムギワラトキ(Straw-necked ibis)は主にオーストラリア大陸に分布するコウノトリ目トキ科の鳥ですが、稀に非繁殖個体がニューギニア島南部やタスマニア島に現れることもあるそうです。同じトキ属の仲間たちが基本的に白と黒のツートンカラーであるのに対し、本種は構造色により様々に色合いが変化する暗褐色の羽毛で覆われるのが特徴だそうで、ちょっと変わった名前の由来は上胸に房状の黄色の飾羽があることから、これが麦藁のように見えることから名付けられたようです。
ケアンズ郊外の森の上空を横切っていったムギワラトキ。下から見ると胸以下の体下面と尾羽だけが白く、あとは暗褐色の羽毛で覆われているのが分かります。

ちょっと見にはツルのようにも見え、なかなか優雅です・・・



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オーストラリアクロトキ
再びオーストラリアシリーズに戻ります。今日はオーストラリアクロトキをご紹介します。
オーストラリアクロトキ(Australian white ibis)はオーストラリア大陸、ニューギニア島南部、モルッカ諸島、小スンダ列島、ソロモン諸島のレンネル島とベロナ島に分布するコウノトリ目トキ科の鳥で、日本でも稀な冬鳥として渡来するクロトキにもよく似ていますが、初列風切先端が黒く、嘴は薄く、脚があまり黒くなく暗褐色であることが特徴だそうです。
ケアンズ郊外の森の池の畔で目にしたオーストラリアクロトキ。右端の個体は頭部が灰黒色であることから幼鳥でしょうか・・・


横から見たオーストラリアクロトキ。こうして見ると嘴は薄く、脚が暗褐色であることが分かります。


マミジロカルガモと一緒のオーアストラリアクロトキ。この個体は頭部が灰黒色であることから幼鳥でしょうか・・・




今日は初見のオーストラリアクロトキをご紹介しましたが、本種は同属のアフリカクロトキの亜種として扱われることもあるようで、そう言われれば両者は大変よく似ているようにも見えます・・・
ご参考までに、以前アフリカで撮影したアフリカクロトキの写真を以下に掲載します。

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オーストラリアクロトキ(Australian white ibis)はオーストラリア大陸、ニューギニア島南部、モルッカ諸島、小スンダ列島、ソロモン諸島のレンネル島とベロナ島に分布するコウノトリ目トキ科の鳥で、日本でも稀な冬鳥として渡来するクロトキにもよく似ていますが、初列風切先端が黒く、嘴は薄く、脚があまり黒くなく暗褐色であることが特徴だそうです。
ケアンズ郊外の森の池の畔で目にしたオーストラリアクロトキ。右端の個体は頭部が灰黒色であることから幼鳥でしょうか・・・


横から見たオーストラリアクロトキ。こうして見ると嘴は薄く、脚が暗褐色であることが分かります。


マミジロカルガモと一緒のオーアストラリアクロトキ。この個体は頭部が灰黒色であることから幼鳥でしょうか・・・




今日は初見のオーストラリアクロトキをご紹介しましたが、本種は同属のアフリカクロトキの亜種として扱われることもあるようで、そう言われれば両者は大変よく似ているようにも見えます・・・
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数少ない冬鳥 アカハジロ?
オーストラリアシリーズの途中ですが、都市公園の池に数少ない冬鳥アカハジロが飛来しているとのことで現地を訪れました。
アカハジロ(Baer's pochard)は中国北東部やロシア東部で繁殖し、冬季になると中国南部や東南アジアへ南下し越冬。日本には冬季に越冬のため稀に全国各地に飛来することが知られています。
アカハジロのオスと言われる個体は寝ていることが多かったのですが、時折このように目を覚まし撮影に応じてくれました。頭部や頸部は緑色光沢がある黒色、体上面は黒褐色、胸は赤褐色で脇腹は淡褐色、脇前部から腹、下尾筒は白く、嘴は鉛色で嘴爪は黒色、腮は白く、アカハジロの多くの特徴を有していました。ただ、この個体の虹彩は黄白色をしており、内外の多くの図鑑ではオスの虹彩は白色となっていることから交雑の可能性も否定できないとも思われます。ただ、BIRDS OF EAST ASIAやWikipediaなど白色または黄白色とするものもあり、真偽のほどは明らかではありません。



突然、頸を伸ばしたかと思うと・・・



羽ばたいてくれました・・

腹以下と翼下面は白色です・・・





今日はアカハジロにかなり近いと思われる個体をご紹介しましたが、アカハジロは繁殖地における狩猟や湿地破壊などが原因で世界的に減少傾向にあり、一説には1,000羽以下に激減しているとも言われています。また、生息数の減少が影響しているのか、アカハジロはメジロガモやホシハジロとの交雑も多く、国内の記録の多くは交雑種とも言われています。ということで、今回の個体は果たしてどうなのでしょうか・・・
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アカハジロ(Baer's pochard)は中国北東部やロシア東部で繁殖し、冬季になると中国南部や東南アジアへ南下し越冬。日本には冬季に越冬のため稀に全国各地に飛来することが知られています。
アカハジロのオスと言われる個体は寝ていることが多かったのですが、時折このように目を覚まし撮影に応じてくれました。頭部や頸部は緑色光沢がある黒色、体上面は黒褐色、胸は赤褐色で脇腹は淡褐色、脇前部から腹、下尾筒は白く、嘴は鉛色で嘴爪は黒色、腮は白く、アカハジロの多くの特徴を有していました。ただ、この個体の虹彩は黄白色をしており、内外の多くの図鑑ではオスの虹彩は白色となっていることから交雑の可能性も否定できないとも思われます。ただ、BIRDS OF EAST ASIAやWikipediaなど白色または黄白色とするものもあり、真偽のほどは明らかではありません。



突然、頸を伸ばしたかと思うと・・・



羽ばたいてくれました・・

腹以下と翼下面は白色です・・・





今日はアカハジロにかなり近いと思われる個体をご紹介しましたが、アカハジロは繁殖地における狩猟や湿地破壊などが原因で世界的に減少傾向にあり、一説には1,000羽以下に激減しているとも言われています。また、生息数の減少が影響しているのか、アカハジロはメジロガモやホシハジロとの交雑も多く、国内の記録の多くは交雑種とも言われています。ということで、今回の個体は果たしてどうなのでしょうか・・・
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オーストラリアヘラサギ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はオーストラリアヘラサギをご紹介します。
オーストラリアヘラサギ(Royal spoonbill)はオーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、パプアニューギニア、ソロモン諸島にの干潟や淡水の浅瀬および塩水の湿地に生息するコウノトリ目 トキ科ヘラサギ属の鳥で、見た目にはクロツラヘラサギによく似ており、ミトコンドリアDNAの研究によれば、オーストラリアヘラサギとクロツラヘラサギは互いに最も近縁な種であることが分かっているそうです。
ケアンズ近郊の森の池で目にしたオーストラリアヘラサギ。

見た目にはクロツラヘラサギとよく似ていますが、顔の黒色部分がクロツラヘラサギが目先だけなのに対し、オーストラリアヘラサギでは範囲が広く、眼の後ろから黒くなっています。






チュウダイサギ(Eastern great egret)と一緒のオーストラリアヘラサギ。


今日はクロツラヘラサギとよく似たオーストラリアヘラサギをご紹介しましたが、その類似性は遺伝子解析からも証明されており、クロツラヘラサギが主に朝鮮半島北西部で繁殖し、冬季になると越冬のためベトナム、台湾、香港、朝鮮半島南西部、日本などに飛来するのに対し、オーストラリアヘラサギはオーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、パプアニューギニア、ソロモン諸島など、より南方に分布しており、種の分化がどの時点でどのように行われたのか、想像を巡らすのは大変楽しいことです・・・
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オーストラリアヘラサギ(Royal spoonbill)はオーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、パプアニューギニア、ソロモン諸島にの干潟や淡水の浅瀬および塩水の湿地に生息するコウノトリ目 トキ科ヘラサギ属の鳥で、見た目にはクロツラヘラサギによく似ており、ミトコンドリアDNAの研究によれば、オーストラリアヘラサギとクロツラヘラサギは互いに最も近縁な種であることが分かっているそうです。
ケアンズ近郊の森の池で目にしたオーストラリアヘラサギ。

見た目にはクロツラヘラサギとよく似ていますが、顔の黒色部分がクロツラヘラサギが目先だけなのに対し、オーストラリアヘラサギでは範囲が広く、眼の後ろから黒くなっています。






チュウダイサギ(Eastern great egret)と一緒のオーストラリアヘラサギ。


今日はクロツラヘラサギとよく似たオーストラリアヘラサギをご紹介しましたが、その類似性は遺伝子解析からも証明されており、クロツラヘラサギが主に朝鮮半島北西部で繁殖し、冬季になると越冬のためベトナム、台湾、香港、朝鮮半島南西部、日本などに飛来するのに対し、オーストラリアヘラサギはオーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、パプアニューギニア、ソロモン諸島など、より南方に分布しており、種の分化がどの時点でどのように行われたのか、想像を巡らすのは大変楽しいことです・・・
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オーストラリアヅル
オーストラリアシリーズの続きで、今日はオーストラリアを代表するツル、オーストラリアヅルをご紹介します。
オーストラリアヅル(Brolga)はインドネシア(パプア州東部)、オーストラリア北部および東部、パプアニューギニアに分布する体長105~125cmのツルの仲間で、全身灰白色で、頭部には羽毛がなく赤い皮膚が露出し、喉には肉垂れがあり黒い羽毛で被われ、脚は灰黒色なのが特徴です。
ケアンズ郊外の湿地帯で目にしたオーストラリアヅル。逆光気味でクリアーな画像ではありませんが、その特徴を何とか確認することができます。





今日はオーストラリア北部および東部で比較的よく見られるオーストラリアヅルをご紹介しましたが、オーストラリア北部にはよく似た別種オオヅルの亜種オーストラリアオオヅル(体長は112~115cmとやや大きく、頭部から頸部上部にかけて羽毛がなく、赤い皮膚が露出する)が分布しており、識別が必要となります・・・
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オーストラリアヅル(Brolga)はインドネシア(パプア州東部)、オーストラリア北部および東部、パプアニューギニアに分布する体長105~125cmのツルの仲間で、全身灰白色で、頭部には羽毛がなく赤い皮膚が露出し、喉には肉垂れがあり黒い羽毛で被われ、脚は灰黒色なのが特徴です。
ケアンズ郊外の湿地帯で目にしたオーストラリアヅル。逆光気味でクリアーな画像ではありませんが、その特徴を何とか確認することができます。





今日はオーストラリア北部および東部で比較的よく見られるオーストラリアヅルをご紹介しましたが、オーストラリア北部にはよく似た別種オオヅルの亜種オーストラリアオオヅル(体長は112~115cmとやや大きく、頭部から頸部上部にかけて羽毛がなく、赤い皮膚が露出する)が分布しており、識別が必要となります・・・
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コシグロペリカン
再びオーストラリアシリーズに戻ります。今日はコシグロペリカンをご紹介します。
コシグロペリカン(Australian pelican)はオーストラリア本土やタスマニアに生息・繁殖し、冬季はニューギニア島に渡り越冬。また、稀にニュージーランド、インドネシア西部(スマトラ島、ジャワ島)のほか、スラウェシ島でも観察される体長150~180cmのペリカンで、英名はオーストラリアでは唯一のペリカンであることから、和名は腰が黒いことから名付けられたようです。
ケアンズ近郊の森の池の畔で目にしたコシグロペリカン。

後ろから見ると、腰が黒いことが分かります。右側はカササギガン。


水浴びをするコシグロペリカン。


こちらはケアンズの海岸線で目にしたコシグロペリカン。周りにいるたくさんのカモメはギンカモメ。


上空を横切って行ったコシグロペリカン。翼開長は250~260cm程あり、やはり迫力があります・・・


今日はオーストラリアでは唯一のペリカン、オーストラリアペリカンをご紹介しましたが、ペリカンの仲間で目にしたのはモモイロペリカン、ホシバシペリカンに次いで3種目となりました。世界には他にもシロペリカン、カッショクペリカン、ペルーペリカン、コシベニペリカン、ハイイロペリカンの5種が生息しており、今度はそんなペリカンも見てみたいものです・・・
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コシグロペリカン(Australian pelican)はオーストラリア本土やタスマニアに生息・繁殖し、冬季はニューギニア島に渡り越冬。また、稀にニュージーランド、インドネシア西部(スマトラ島、ジャワ島)のほか、スラウェシ島でも観察される体長150~180cmのペリカンで、英名はオーストラリアでは唯一のペリカンであることから、和名は腰が黒いことから名付けられたようです。
ケアンズ近郊の森の池の畔で目にしたコシグロペリカン。

後ろから見ると、腰が黒いことが分かります。右側はカササギガン。


水浴びをするコシグロペリカン。


こちらはケアンズの海岸線で目にしたコシグロペリカン。周りにいるたくさんのカモメはギンカモメ。


上空を横切って行ったコシグロペリカン。翼開長は250~260cm程あり、やはり迫力があります・・・


今日はオーストラリアでは唯一のペリカン、オーストラリアペリカンをご紹介しましたが、ペリカンの仲間で目にしたのはモモイロペリカン、ホシバシペリカンに次いで3種目となりました。世界には他にもシロペリカン、カッショクペリカン、ペルーペリカン、コシベニペリカン、ハイイロペリカンの5種が生息しており、今度はそんなペリカンも見てみたいものです・・・
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クマタカのランデブー飛行
昨日の続きで、今日は同じく峠で目にしたクマタカのランデブー飛行をお届けします。
クマタカ(Mountain hawk-eagle)はインド、ネパールからタイ、中国、台湾、日本に至るユーラシア大陸南東部に分布するタカ科クマタカ属の猛禽で、分布域により3亜種に分類されており、日本では亜種クマタカ(Spizaetus nipalensis orientalis)が 留鳥として北海道、本州、四国、九州の山地に生息しています。
そんなクマタカですが、繁殖期のこの時期、ペアーが仲良くランデブー飛行をしていました。突然上空に現れたペアー。

2羽で仲良く飛行するクマタカ・・・


1羽を大きくトリミングしてみました・・・



森林生態系の頂点に位置し「森の王者」とも呼ばれるクマタカですが、繁殖は1年あるいは隔年に1回で、通常1回につき1卵しか産まず、また近年は繁殖に成功する番の割合が急激に低下し絶滅の危機に瀕していると言われています。今回、そんなクマタカのランデブー飛行を偶然目にしましたが、無事繁殖に成功し子孫を増やしてほしいものです・・・
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クマタカ(Mountain hawk-eagle)はインド、ネパールからタイ、中国、台湾、日本に至るユーラシア大陸南東部に分布するタカ科クマタカ属の猛禽で、分布域により3亜種に分類されており、日本では亜種クマタカ(Spizaetus nipalensis orientalis)が 留鳥として北海道、本州、四国、九州の山地に生息しています。
そんなクマタカですが、繁殖期のこの時期、ペアーが仲良くランデブー飛行をしていました。突然上空に現れたペアー。

2羽で仲良く飛行するクマタカ・・・


1羽を大きくトリミングしてみました・・・



森林生態系の頂点に位置し「森の王者」とも呼ばれるクマタカですが、繁殖は1年あるいは隔年に1回で、通常1回につき1卵しか産まず、また近年は繁殖に成功する番の割合が急激に低下し絶滅の危機に瀕していると言われています。今回、そんなクマタカのランデブー飛行を偶然目にしましたが、無事繁殖に成功し子孫を増やしてほしいものです・・・
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カヤクグリ
昨日の続きで、今日はカヤクグリをご紹介します。
カヤクグリ(Japanese accentor)は英名のように日本(北海道、本州中部以北、四国、九州)、ロシア(南千島)に分布するイワヒバリ科カヤクグリ属の漂鳥で、夏季に南千島や北海道、本州、四国の亜高山帯から高山帯で繁殖し、冬季になると低地や本州、四国、九州の暖地へ南下し越冬することが知られています。そんなカヤクグリですが、冬のこの時期、やや標高の低いこの峠にやって来てくれたようです。
展望台の手すりに乗ったカヤクグリ。体上面の羽衣は赤褐色で目立つ模様がなく地味系のカヤクグリですが、虹彩が茶褐色なため光が当たると独特の雰囲気を醸し出します。







和名は冬季に藪地に潜むように生活し、なかなか姿を見せず藪の下を潜ることに由来するカヤクグリですが、藪の中を好み体色がミソサザイに似ていることから江戸時代には、「おおみそさざい」とか「やまさざい」とも呼ばれていたようです・・・
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カヤクグリ(Japanese accentor)は英名のように日本(北海道、本州中部以北、四国、九州)、ロシア(南千島)に分布するイワヒバリ科カヤクグリ属の漂鳥で、夏季に南千島や北海道、本州、四国の亜高山帯から高山帯で繁殖し、冬季になると低地や本州、四国、九州の暖地へ南下し越冬することが知られています。そんなカヤクグリですが、冬のこの時期、やや標高の低いこの峠にやって来てくれたようです。
展望台の手すりに乗ったカヤクグリ。体上面の羽衣は赤褐色で目立つ模様がなく地味系のカヤクグリですが、虹彩が茶褐色なため光が当たると独特の雰囲気を醸し出します。







和名は冬季に藪地に潜むように生活し、なかなか姿を見せず藪の下を潜ることに由来するカヤクグリですが、藪の中を好み体色がミソサザイに似ていることから江戸時代には、「おおみそさざい」とか「やまさざい」とも呼ばれていたようです・・・
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ハギマシコ
オーストラリアシリーズの途中ですが、先日、立ち寄り先で今季初のハギマシコを見る機会がありましたので、今日はそんなハギマシコをご紹介します。
ハギマシコ(Asian rosy finch)はユーラシアの東部(ロシア東部、モンゴル、中国北東部、北朝鮮、韓国、 日本)に分布し、夏季にロシアのアルタイ山脈、サヤン山脈からモンゴル北部、ザバイカル、コリャーク地方、カムチャツカ半島、千島列島北部の山地で繁殖し、冬季になると低地や中国、朝鮮半島などへ南下し越冬。日本では冬季に越冬のため飛来し、一部は夏季に北海道や東北地方の高山帯に残る個体もおり、繁殖している可能性もあるようです。
見晴らしのいい峠の展望台にやって来たハギマシコ。逆光気味ですが、特徴である脇のバラ色の縦斑を見ることができます。和名はこの斑紋がハギの花のように見えることから、英名は脇のバラ色から名付けられています。






地面にはまだ雪が残っています・・・

雪の上に乗ったハギマシコ。



その独特の色合いで人気のあるハギマシコですが、ハギマシコは全部で5亜種に分類されており、そのうち日本にやって来るのはシベリア東部の山脈(レナ川からカムチャツカ半島、千島列島)で繁殖する亜種ハギマシコ(Leucosticte arctoa brunneonucha )と考えられています・・・
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ハギマシコ(Asian rosy finch)はユーラシアの東部(ロシア東部、モンゴル、中国北東部、北朝鮮、韓国、 日本)に分布し、夏季にロシアのアルタイ山脈、サヤン山脈からモンゴル北部、ザバイカル、コリャーク地方、カムチャツカ半島、千島列島北部の山地で繁殖し、冬季になると低地や中国、朝鮮半島などへ南下し越冬。日本では冬季に越冬のため飛来し、一部は夏季に北海道や東北地方の高山帯に残る個体もおり、繁殖している可能性もあるようです。
見晴らしのいい峠の展望台にやって来たハギマシコ。逆光気味ですが、特徴である脇のバラ色の縦斑を見ることができます。和名はこの斑紋がハギの花のように見えることから、英名は脇のバラ色から名付けられています。






地面にはまだ雪が残っています・・・

雪の上に乗ったハギマシコ。



その独特の色合いで人気のあるハギマシコですが、ハギマシコは全部で5亜種に分類されており、そのうち日本にやって来るのはシベリア東部の山脈(レナ川からカムチャツカ半島、千島列島)で繁殖する亜種ハギマシコ(Leucosticte arctoa brunneonucha )と考えられています・・・
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オーストラリアツカツクリ
昨日の続きで、今日は同じくツカツクリ科の鳥、オーストラリアツカツクリをご紹介します。
オーストラリアツカツクリ(Orange-footed scrubfowl)はインドネシアの多くの島嶼、ニューギニア南部、オーストラリア北部に生息し、上面は暗褐色で、頸部および下面は濃青灰色。後頭に短くて先の尖った褐色の冠羽があり、嘴は赤褐色、英名のように橙色の太い脚と趾を持つ体長約40cmの小型のツカツクリの仲間です。
ケアンズ近郊の森で目にしたオーストラリアツカツクリ。



大きな塚の上に乗ったオーストラリアツカツクリ。ヤブツカツクリ同様、腐葉などで作った高さ3~5m、直径12mにも達する大きな塚を作りその中で卵を孵化させることが知られています。


昨日に続き、同じツカツクリの仲間、オーストラリアツカツクリをご紹介しましたが、オーストラリアツカツクリは分布域により6亜種に分かれており、当地で目にしたのはヨーク岬半島を除くオーストラリア北東部に分布するMegapodius reinwardt castanonotusと思われます・・・
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オーストラリアツカツクリ(Orange-footed scrubfowl)はインドネシアの多くの島嶼、ニューギニア南部、オーストラリア北部に生息し、上面は暗褐色で、頸部および下面は濃青灰色。後頭に短くて先の尖った褐色の冠羽があり、嘴は赤褐色、英名のように橙色の太い脚と趾を持つ体長約40cmの小型のツカツクリの仲間です。
ケアンズ近郊の森で目にしたオーストラリアツカツクリ。



大きな塚の上に乗ったオーストラリアツカツクリ。ヤブツカツクリ同様、腐葉などで作った高さ3~5m、直径12mにも達する大きな塚を作りその中で卵を孵化させることが知られています。


昨日に続き、同じツカツクリの仲間、オーストラリアツカツクリをご紹介しましたが、オーストラリアツカツクリは分布域により6亜種に分かれており、当地で目にしたのはヨーク岬半島を除くオーストラリア北東部に分布するMegapodius reinwardt castanonotusと思われます・・・
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ヤブツカツクリ
オーストラリアシリーズの続きで、今日は同じく大型の地上性の鳥、ヤブツカツクリをご紹介します。
ヤブツカツクリ(Australian brushturkey)はオーストラリア北東部から東部。海岸に沿った地域の森林や低木林に生息する体長約70cmのキジ目ツカツクリ科の鳥で、頭部から頸は赤褐色でほとんど羽毛がなく、胸の部分には黄色い肉垂が目立つ迫力満点の鳥です。なお、英名は茂みにいるシチメンチョウによく似た鳥であることから、和名は繁殖する際、腐葉で作成する巨大な塚に卵を埋め、発酵熱で温めることから名付けられたものと思われます。
ケアンズ郊外の森で目にしたヤブツカツクリのオス。オスでは胸の黄色い肉垂がメスに比べて大きいことで識別できます。



近くに来たヤブツカツクリ。少し離れないとファインダーから飛び出してしまいます・・・


こちらはオスに比べ胸の黄色い肉垂が小さいメス。


木に登っていたヤブツカツクリ。地上性のヤブツカツクリですが、稀に木に登って実を食べたり、下に落としてから食べることもあるそうです。


今日は大型の地上性の鳥、ヤブツカツクリをご紹介しましたが、本種には2亜種があり、オーストラリア東部に分布する基亜種 Alectura lathami lathamiと、オーストラリア北部のヨーク岬半島北部に分布する亜種 Alectura lathami purpureicollis (胸の肉垂が紫色)とに分けられます。今回、私たちが目にしたのは胸の肉垂が黄色い基亜種 Alectura lathami lathamiでした・・・
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ヤブツカツクリ(Australian brushturkey)はオーストラリア北東部から東部。海岸に沿った地域の森林や低木林に生息する体長約70cmのキジ目ツカツクリ科の鳥で、頭部から頸は赤褐色でほとんど羽毛がなく、胸の部分には黄色い肉垂が目立つ迫力満点の鳥です。なお、英名は茂みにいるシチメンチョウによく似た鳥であることから、和名は繁殖する際、腐葉で作成する巨大な塚に卵を埋め、発酵熱で温めることから名付けられたものと思われます。
ケアンズ郊外の森で目にしたヤブツカツクリのオス。オスでは胸の黄色い肉垂がメスに比べて大きいことで識別できます。



近くに来たヤブツカツクリ。少し離れないとファインダーから飛び出してしまいます・・・


こちらはオスに比べ胸の黄色い肉垂が小さいメス。


木に登っていたヤブツカツクリ。地上性のヤブツカツクリですが、稀に木に登って実を食べたり、下に落としてから食べることもあるそうです。


今日は大型の地上性の鳥、ヤブツカツクリをご紹介しましたが、本種には2亜種があり、オーストラリア東部に分布する基亜種 Alectura lathami lathamiと、オーストラリア北部のヨーク岬半島北部に分布する亜種 Alectura lathami purpureicollis (胸の肉垂が紫色)とに分けられます。今回、私たちが目にしたのは胸の肉垂が黄色い基亜種 Alectura lathami lathamiでした・・・
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オーストラリアイシチドリ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はちょっと異様な雰囲気を持った鳥、オーストラリアイシチドリをご紹介します。
オーストラリアイシチドリ(Bush Stone-curlew)はオーストラリア中南部を除くほぼ全土に分布する体長55~59cm、体重約650gのチドリ目イシチドリ科の鳥で、このちょっと変わった名前は他のチドリ目の鳥が水辺を好むのとは異なり、地上性で、開けた砂地や小石のあるところを好むところから名付けられています。
ケアンズ郊外の森で地面に身を隠すようにして座り込んでいたオーストラリアイシチドリ。良く開けた地上で営巣するとのことですので、ひょっとすると抱卵しているのでしょうか・・・



こちらはケアンズ郊外の墓地で目にしたオーストラリアイシチドリ。夜行性のオーストラリアイシチドリですが、ここでは昼間から活動していました。

イシチドリ科の鳥にはイシチドリ属(8種)とオオイシチドリ属(2種)の2属があり、そのうちオーストラリアイシチドリはイシチドリ属に属しています。以前訪れたインドでは同じイシチドリ属の鳥でよく似たイシチドリ(Eurasian Stone-curlew)を見る機会がありました。ご参考までにインドのイシチドリの写真を以下にご紹介します。やはり異様な雰囲気はよく似ていますね・・・

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オーストラリアイシチドリ(Bush Stone-curlew)はオーストラリア中南部を除くほぼ全土に分布する体長55~59cm、体重約650gのチドリ目イシチドリ科の鳥で、このちょっと変わった名前は他のチドリ目の鳥が水辺を好むのとは異なり、地上性で、開けた砂地や小石のあるところを好むところから名付けられています。
ケアンズ郊外の森で地面に身を隠すようにして座り込んでいたオーストラリアイシチドリ。良く開けた地上で営巣するとのことですので、ひょっとすると抱卵しているのでしょうか・・・



こちらはケアンズ郊外の墓地で目にしたオーストラリアイシチドリ。夜行性のオーストラリアイシチドリですが、ここでは昼間から活動していました。

イシチドリ科の鳥にはイシチドリ属(8種)とオオイシチドリ属(2種)の2属があり、そのうちオーストラリアイシチドリはイシチドリ属に属しています。以前訪れたインドでは同じイシチドリ属の鳥でよく似たイシチドリ(Eurasian Stone-curlew)を見る機会がありました。ご参考までにインドのイシチドリの写真を以下にご紹介します。やはり異様な雰囲気はよく似ていますね・・・

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オーストラリアオオノガン
再びオーストラリアシリーズに戻ります。今日はオーストラリアオオノガンをご紹介します。
オーストラリアオオノガン(Australian bustard)はニューギニア西部とオーストラリアの開けた乾燥地に分布する体長75~105cmのツル目ノガン科の鳥で、頭上は黒く後頭に冠羽があり、眼の後方に黒い過眼線があります。顔から頸、上胸は灰白色で、上面は淡褐色で雨覆に黒白の斑があり、虹彩と足は黄白色です。
ケアンズ郊外アサートン高原の草深い草原の中で身を隠すように歩いていたオーストラリアオオノガンのオス。オスは体長が大きいだけでなく平均体重も6.3kgと重く(メスは3.2kg)、見るからに迫力があります。

こちらはバスのガラス越しに撮影した同じ個体。ガラス越しのため色が少し変ですが・・・


こちらは頭上が暗褐色であることから若い個体と思われます。

歩くときには必ずこのように顎を上げたポーズをとるのもオーストラリアオオノガン特徴のようです・・・





今日はオーストラリアで飛ぶ鳥としては最大であるオーストラリアオオノガンをご紹介しましたが、かってはオーストラリアの草原地帯には相当数いたと言われていますが、開発や狩猟、放牧などの影響でその数を減らし、今では特定の場所でしか目にすることができないようです。1回の繁殖では一つしか卵を産まないこの貴重な鳥がいつまでも生存できることを祈りたいものです・・・
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オーストラリアオオノガン(Australian bustard)はニューギニア西部とオーストラリアの開けた乾燥地に分布する体長75~105cmのツル目ノガン科の鳥で、頭上は黒く後頭に冠羽があり、眼の後方に黒い過眼線があります。顔から頸、上胸は灰白色で、上面は淡褐色で雨覆に黒白の斑があり、虹彩と足は黄白色です。
ケアンズ郊外アサートン高原の草深い草原の中で身を隠すように歩いていたオーストラリアオオノガンのオス。オスは体長が大きいだけでなく平均体重も6.3kgと重く(メスは3.2kg)、見るからに迫力があります。

こちらはバスのガラス越しに撮影した同じ個体。ガラス越しのため色が少し変ですが・・・


こちらは頭上が暗褐色であることから若い個体と思われます。

歩くときには必ずこのように顎を上げたポーズをとるのもオーストラリアオオノガン特徴のようです・・・





今日はオーストラリアで飛ぶ鳥としては最大であるオーストラリアオオノガンをご紹介しましたが、かってはオーストラリアの草原地帯には相当数いたと言われていますが、開発や狩猟、放牧などの影響でその数を減らし、今では特定の場所でしか目にすることができないようです。1回の繁殖では一つしか卵を産まないこの貴重な鳥がいつまでも生存できることを祈りたいものです・・・
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目線で採餌する亜種アオゲラ
オーストラリアシリーズの途中ですが、今日は自宅近くの公園で目にした亜種アオゲラをご紹介します。
アオゲラ(Japanese green woodpecker)は本州から九州にかけて分布する日本固有のキツツキで、分布域により3亜種(基亜種アオゲラ:本州に分布、亜種カゴシマアオゲラ:四国、九州に分布、亜種タネアオゲラ:種子島、屋久島に分布)に分類されています。和名は背から肩羽が緑褐色で、腰から尾、風切の一部が黄緑褐色(緑も含めた古い意味での青)であることから、英名は日本固有の緑色のキツツキということから名付けられています。
目線の高さで桜の幹を突いていた亜種アオゲラのメス。メスは後頭と顎線だけが赤いことから識別することができます。(オスは額から後頸にかけてと顎線が赤色)




こちらを気にする様子もなく、夢中で幹を突いています・・・





今日は日本の固有種である亜種アオゲラをご紹介しましたが、ヨーロッパ全域と西アジアにはアオゲラとよく似たヨーロッパアオゲラ(European green woodpecker)が分布しています。ヨーロッパアオゲラについては昨年訪れた中欧で目にする機会がありましたのご参考までにその時の写真をご紹介します。(写真右側はヨーロッパアオゲラのオス成鳥、左側はオス幼鳥)

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アオゲラ(Japanese green woodpecker)は本州から九州にかけて分布する日本固有のキツツキで、分布域により3亜種(基亜種アオゲラ:本州に分布、亜種カゴシマアオゲラ:四国、九州に分布、亜種タネアオゲラ:種子島、屋久島に分布)に分類されています。和名は背から肩羽が緑褐色で、腰から尾、風切の一部が黄緑褐色(緑も含めた古い意味での青)であることから、英名は日本固有の緑色のキツツキということから名付けられています。
目線の高さで桜の幹を突いていた亜種アオゲラのメス。メスは後頭と顎線だけが赤いことから識別することができます。(オスは額から後頸にかけてと顎線が赤色)




こちらを気にする様子もなく、夢中で幹を突いています・・・





今日は日本の固有種である亜種アオゲラをご紹介しましたが、ヨーロッパ全域と西アジアにはアオゲラとよく似たヨーロッパアオゲラ(European green woodpecker)が分布しています。ヨーロッパアオゲラについては昨年訪れた中欧で目にする機会がありましたのご参考までにその時の写真をご紹介します。(写真右側はヨーロッパアオゲラのオス成鳥、左側はオス幼鳥)

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ブッポウソウ
昨日の続きで、今日は先日のタイでも目にしたブッポウソウをご紹介します。
ブッポウソウ(Oriental dollarbird)はユーラシア大陸東部とオーストラリアで繁殖するほか、インドから東南アジアでは留鳥として周年生息。日本には夏鳥として飛来し、本州、四国、九州で繁殖した後、冬季は東南アジアに渡りますが、光沢のある青色の胴体に群青色の喉、嘴と脚は鮮やかな赤橙色、飛翔している時には初列風切の白い斑紋が目立つ大変美しい鳥として人気があります。
ケアンズ近郊のゴルフ場で目にしたブッポウソウの成鳥。光線が強く本来の色が出ませんが、光沢のある青色の胴体と赤い嘴を確認することができます。



営巣木にやって来たブッポウソウ。この木の裏側の洞で営巣しているようです・・・

別の木にとまっていたブッポウソウ。



こちらは別の場所で電線にとまっていたブッポウソウ。金属光沢の羽衣のため、柔らかい光のほうが本来の色が出ます・・・

今日はインド亜大陸、東南アジア、東アジアとオーストラリアで繁殖する日本でもお馴染みのブッポウソウをご紹介しましたが、どこで見てもやはりブッポウソウは魅力的な鳥の一つと言えます・・・
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ブッポウソウ(Oriental dollarbird)はユーラシア大陸東部とオーストラリアで繁殖するほか、インドから東南アジアでは留鳥として周年生息。日本には夏鳥として飛来し、本州、四国、九州で繁殖した後、冬季は東南アジアに渡りますが、光沢のある青色の胴体に群青色の喉、嘴と脚は鮮やかな赤橙色、飛翔している時には初列風切の白い斑紋が目立つ大変美しい鳥として人気があります。
ケアンズ近郊のゴルフ場で目にしたブッポウソウの成鳥。光線が強く本来の色が出ませんが、光沢のある青色の胴体と赤い嘴を確認することができます。



営巣木にやって来たブッポウソウ。この木の裏側の洞で営巣しているようです・・・

別の木にとまっていたブッポウソウ。



こちらは別の場所で電線にとまっていたブッポウソウ。金属光沢の羽衣のため、柔らかい光のほうが本来の色が出ます・・・

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ハチクイ
オーストラリアシリーズの続きで、今日は今回のツアーで会いたかった鳥の一つハチクイをご紹介します。
ハチクイ(Rainbow bee-eater)はオーストラリアで繁殖するブッポウソウ目ハチクイ科の鳥で、オーストラリア北部では留鳥として周年見ることができるほか、南部で繁殖したものは冬季は北部に渡り、ニューギニア、セレベス等まで飛来することが知られています。日本では1904年に沖縄県宮古島で採集された記録があるだけという迷鳥です。
ケアンズ郊外の墓地で目にしたハチクイのオス。雌雄ほぼ同色ですが、オスは尾がやや長く、メスに見られる喉の黒色部の下の青色のラインは見られません。名前の通りハチなどの昆虫を捕食する名人で、この個体もハチのような昆虫を口に咥えていました。

中央尾羽1対が長く伸びたハチクイのオス。

こちらは別の枝にとまっていたハチクイのメスと思われる個体。中央尾羽が突出しておらず、喉の黒色部の下に青色のラインを見ることができます。



こちらもメスでしょうか・・・


電線にとまり、飛んでくる昆虫を探していたハチクイ。



東南アジアを起源とするハチクイ科の鳥は何れも羽衣が美しく、魅力的な鳥が多いことで知られています。ハチクイ科の鳥としては今までハリオハチクイ、アオムネハチクイ、ミドリハチクイ、ルリノドハチクイの4種を見ていましたが、今回、5種目として日本でも一度だけ記録のあるハチクイを見ることができ、出会えた時には胸の高まりを抑えることができませんでした・・・
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ハチクイ(Rainbow bee-eater)はオーストラリアで繁殖するブッポウソウ目ハチクイ科の鳥で、オーストラリア北部では留鳥として周年見ることができるほか、南部で繁殖したものは冬季は北部に渡り、ニューギニア、セレベス等まで飛来することが知られています。日本では1904年に沖縄県宮古島で採集された記録があるだけという迷鳥です。
ケアンズ郊外の墓地で目にしたハチクイのオス。雌雄ほぼ同色ですが、オスは尾がやや長く、メスに見られる喉の黒色部の下の青色のラインは見られません。名前の通りハチなどの昆虫を捕食する名人で、この個体もハチのような昆虫を口に咥えていました。

中央尾羽1対が長く伸びたハチクイのオス。

こちらは別の枝にとまっていたハチクイのメスと思われる個体。中央尾羽が突出しておらず、喉の黒色部の下に青色のラインを見ることができます。



こちらもメスでしょうか・・・


電線にとまり、飛んでくる昆虫を探していたハチクイ。



東南アジアを起源とするハチクイ科の鳥は何れも羽衣が美しく、魅力的な鳥が多いことで知られています。ハチクイ科の鳥としては今までハリオハチクイ、アオムネハチクイ、ミドリハチクイ、ルリノドハチクイの4種を見ていましたが、今回、5種目として日本でも一度だけ記録のあるハチクイを見ることができ、出会えた時には胸の高まりを抑えることができませんでした・・・
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ナンヨウショウビン
昨日の続きで、今日は日本でも記録のあるナンヨウショウビンをご紹介します。
ナンヨウショウビン(Collared kingfisher)は紅海西岸からアラビア半島、インド沿岸部、東南アジア、ミクロネシア、ニューギニア、オーストラリア中北部の沿岸部などに広く分布する留鳥で、日本では迷鳥として、南西諸島(宮古島、石垣島、西表島、与那国島)で記録があります。
ケアンズ近郊の公園近くで目にしたナンヨウショウビン。頭部から背にかけては黒色で、翼、尾羽は暗青色。喉からの体下面は白色で眼の前方の白い眉斑が目立ちます。







今日はケアンズ郊外で目にしたナンヨウショウビンをご紹介しましたが、本種は亜種が非常に多く(学説によっては約50亜種に分類)、亜種によって羽色がかなり異なるようです。オーストラリア北西部には頭部から背が暗緑色がかった亜種が生息しているようですが、今回ケアンズで目にしたものは頭部から背にかけて黒色のオーストラリア東部に生息する別亜種と思われます・・・
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ナンヨウショウビン(Collared kingfisher)は紅海西岸からアラビア半島、インド沿岸部、東南アジア、ミクロネシア、ニューギニア、オーストラリア中北部の沿岸部などに広く分布する留鳥で、日本では迷鳥として、南西諸島(宮古島、石垣島、西表島、与那国島)で記録があります。
ケアンズ近郊の公園近くで目にしたナンヨウショウビン。頭部から背にかけては黒色で、翼、尾羽は暗青色。喉からの体下面は白色で眼の前方の白い眉斑が目立ちます。







今日はケアンズ郊外で目にしたナンヨウショウビンをご紹介しましたが、本種は亜種が非常に多く(学説によっては約50亜種に分類)、亜種によって羽色がかなり異なるようです。オーストラリア北西部には頭部から背が暗緑色がかった亜種が生息しているようですが、今回ケアンズで目にしたものは頭部から背にかけて黒色のオーストラリア東部に生息する別亜種と思われます・・・
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ルリミツユビカワセミ
昨日の続きで、今日は同じくカワセミの仲間、ルリミツユビカワセミをご紹介します。
ルリミツユビカワセミ(Azure kingfisher)はオーストラリア北部から東部、タスマニア島、ニューギニア島などの河川沿い、湖沼周辺、マングローブ周辺に生息する体長17~19cmのカワセミ科ミツユビカワセミ属の鳥で、昨日ご紹介したモリショウビンにも似ていますが、全身濃青色で、腹面は栗色、目先および肩の辺りに白色から栗色の筋が入るのが特徴です。なお、英名は体全体が紺碧色(azure)であることから、和名は体全体が瑠璃色で、指が第3趾までしかないことから名付けられたものと思われます。
ケアンズ近郊の森の小川で突然、対岸にやって来たルリミツユビカワセミ。


大きくトリミングしてみました。一般の鳥では前方には第4趾までの3本が見られますが、本種は前方には第2趾と第3趾しかないことが分かります。

今日は紺碧色の体色が鮮やかなルリミツユビカワセミをご紹介しましたが、本種は留鳥性が強いようで、生息域により7亜種に分類されており、当地で目にしたものはオーストラリア東部に分布する基亜種 Alcedo azurea azurea と思われます・・・
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ルリミツユビカワセミ(Azure kingfisher)はオーストラリア北部から東部、タスマニア島、ニューギニア島などの河川沿い、湖沼周辺、マングローブ周辺に生息する体長17~19cmのカワセミ科ミツユビカワセミ属の鳥で、昨日ご紹介したモリショウビンにも似ていますが、全身濃青色で、腹面は栗色、目先および肩の辺りに白色から栗色の筋が入るのが特徴です。なお、英名は体全体が紺碧色(azure)であることから、和名は体全体が瑠璃色で、指が第3趾までしかないことから名付けられたものと思われます。
ケアンズ近郊の森の小川で突然、対岸にやって来たルリミツユビカワセミ。


大きくトリミングしてみました。一般の鳥では前方には第4趾までの3本が見られますが、本種は前方には第2趾と第3趾しかないことが分かります。

今日は紺碧色の体色が鮮やかなルリミツユビカワセミをご紹介しましたが、本種は留鳥性が強いようで、生息域により7亜種に分類されており、当地で目にしたものはオーストラリア東部に分布する基亜種 Alcedo azurea azurea と思われます・・・
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モリショウビン
昨日の続きで、今日は同じくカワセミの仲間、モリショウビンをご紹介します。
モリショウビン(Forest kingfisher)はインドネシア、パプアニューギニア、ソロモン諸島、およびオーストラリア北・東部に分布する体長19~22cmの青色と白色が目立つカワセミ科ナンヨウショウビン属の鳥で、名前のように開けた森林や疎林に生息することが知られています。
ケアンズ近郊の開けた森の道路際で目にしたモリショウビン。オスでは喉からの白色の帯が後頸まで延びる(メスは後頸は青色)ことで識別できますが、この個体は果たしてどちらでしょうか・・・

モリショウビンは額に白斑があるのも特徴の一つです。


この写真を見ると後頸が青いようにも見えますので、やはりメスでしょうか・・・

こちらは別の場所で見たモリショウビン。こちらも後頸が青く見えますのでメスでしょうか・・・


別の場所で目にしたモリショウビン。こちらもメスでしょうか・・・


今日は青色と白色の対比が美しいモリショウビンをご紹介しましたが、モリショウビンは生息域により3亜種に分類されており、当地で目にしたのはオーストラリア北東部のヨーク岬半島からオーストラリアの東沿岸部、南東部のニューサウスウェールズ州付近にかけて分布する亜種Todiramphus macleayii incinctus と思われます・・・
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モリショウビン(Forest kingfisher)はインドネシア、パプアニューギニア、ソロモン諸島、およびオーストラリア北・東部に分布する体長19~22cmの青色と白色が目立つカワセミ科ナンヨウショウビン属の鳥で、名前のように開けた森林や疎林に生息することが知られています。
ケアンズ近郊の開けた森の道路際で目にしたモリショウビン。オスでは喉からの白色の帯が後頸まで延びる(メスは後頸は青色)ことで識別できますが、この個体は果たしてどちらでしょうか・・・

モリショウビンは額に白斑があるのも特徴の一つです。


この写真を見ると後頸が青いようにも見えますので、やはりメスでしょうか・・・

こちらは別の場所で見たモリショウビン。こちらも後頸が青く見えますのでメスでしょうか・・・


別の場所で目にしたモリショウビン。こちらもメスでしょうか・・・


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ワライカワセミ
昨日の続きで、今日はワライカワセミをご紹介します。
ワライカワセミ(Laughing kookaburra)はオーストラリア北東部のヨーク岬半島から南オーストラリア州アデレード付近にかけて分布するほか、西オーストラリア州南西部やタスマニア島、カンガルー島、ニュージーランドにも移入され分布を広げている体長約46cmの大型カワセミで、人の笑い声に似た大声の「ワハハハ……」と笑っているように聞こえる囀りが名前の由来になっています。
昨日のシラオラケットカワセミと同じ森で何度も目にしたワライカワセミ。嘴は短くて太く、白色の頭部には黒褐色の冠羽と過眼線があり、濃褐色の上面には小雨覆、中雨覆、腰に水色が混じり、尾羽には黒色の帯が7本前後入るのが特徴です。






目の前に突然やって来たワライカワセ。口には大きな昆虫のようなものを咥えていました。


今日はカワセミ科の中では最大の種、ワライカワセミをご紹介しましたが、今回残念ながらその特徴である、人の笑い声に似た大声の囀りは聞くことができませんでした。次回もし訪れる機会があれば、是非その特徴ある囀りを聞いてみたいものです・・・
ご訪問ありがとうございました。
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ワライカワセミ(Laughing kookaburra)はオーストラリア北東部のヨーク岬半島から南オーストラリア州アデレード付近にかけて分布するほか、西オーストラリア州南西部やタスマニア島、カンガルー島、ニュージーランドにも移入され分布を広げている体長約46cmの大型カワセミで、人の笑い声に似た大声の「ワハハハ……」と笑っているように聞こえる囀りが名前の由来になっています。
昨日のシラオラケットカワセミと同じ森で何度も目にしたワライカワセミ。嘴は短くて太く、白色の頭部には黒褐色の冠羽と過眼線があり、濃褐色の上面には小雨覆、中雨覆、腰に水色が混じり、尾羽には黒色の帯が7本前後入るのが特徴です。






目の前に突然やって来たワライカワセ。口には大きな昆虫のようなものを咥えていました。


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シラオラケットカワセミ
昨年末、オーストラリ・ケアンズの探鳥ツアーに参加してきましたので、今日からしばらくの間、当地で出会った鳥たちをご紹介ます。
最初はオーストラリアを代表するカワセミの仲間、シラオラケットカワセミです。
シラオラケットカワセミ(Buff-breasted paradaise kingfisher)はニューギニア、ビスマーク諸島、オーストラリア東部に分布し、オーストラリア東部には10月~1月にニューギニアから渡来し、アリの巣に穴をあけて巣穴として繁殖するそうで、オーストラリアではこの鳥が飛来すると雨期が始まるといわれているそうです。
ケアンズ郊外の森で目にしたシラオラケットカワセミ。光沢のある青紫色の体と白く長い尾が特徴で、「世界一美しいカワセミ」といわれています。 和名は長く白いラケット状の尾羽から、英名は赤褐色の胸の色から名付けられており、メスでは尾羽の長さが若干短いようです。










今日は、「世界一美しいカワセミ」といわれるシラオラケットカワセミをご紹介しましましたが、繁殖のため当地にやって来たシラオラケットカワセミは森の中の開けた場所の枝にとまり、ペアリングの相手を探しているようにも見えました・・・
ご訪問ありがとうございました。
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最初はオーストラリアを代表するカワセミの仲間、シラオラケットカワセミです。
シラオラケットカワセミ(Buff-breasted paradaise kingfisher)はニューギニア、ビスマーク諸島、オーストラリア東部に分布し、オーストラリア東部には10月~1月にニューギニアから渡来し、アリの巣に穴をあけて巣穴として繁殖するそうで、オーストラリアではこの鳥が飛来すると雨期が始まるといわれているそうです。
ケアンズ郊外の森で目にしたシラオラケットカワセミ。光沢のある青紫色の体と白く長い尾が特徴で、「世界一美しいカワセミ」といわれています。 和名は長く白いラケット状の尾羽から、英名は赤褐色の胸の色から名付けられており、メスでは尾羽の長さが若干短いようです。










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年に一度は会いたいルリビタキ
自宅近くの里山を久し振りに散策しましたが、今日はその時出会ったルリビタキをご紹介します。
ルリビタキ(Red-flanked bluetail)は夏季はユーラシア大陸の亜寒帯やヒマラヤ山脈で繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部で越冬。日本では留鳥または漂鳥として北海道、本州、四国の平地から亜高山帯で繁殖し、冬季は本州以南の平地から山地の常緑広葉樹林、公園などで越冬します。
そんなルリビタキですが、今年も自宅近くの里山に降りてきてくれました。開けた林縁に姿を見せてくれたルリビタキのオス。




虫を見つけると地面に降りてきます・・・



こちらは体上面がオリーブ褐色のメス。



今日は今季初めて目にしたルリビタキをご紹介しましたが、青色の美しいルリビタキはやはり年に一度は出会いたい鳥です・・・
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ルリビタキ(Red-flanked bluetail)は夏季はユーラシア大陸の亜寒帯やヒマラヤ山脈で繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部で越冬。日本では留鳥または漂鳥として北海道、本州、四国の平地から亜高山帯で繁殖し、冬季は本州以南の平地から山地の常緑広葉樹林、公園などで越冬します。
そんなルリビタキですが、今年も自宅近くの里山に降りてきてくれました。開けた林縁に姿を見せてくれたルリビタキのオス。




虫を見つけると地面に降りてきます・・・



こちらは体上面がオリーブ褐色のメス。



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里山の代表的な冬鳥 シメ
昨日の続きで、今日は同じく冬の公園で目にした冬鳥 シメをご紹介します。
シメ(Hawfinch)はヨーロッパ中部および南部からロシア南部を経て中国東北部、サハリン、カムチャツカ半島までのユーラシア大陸中部域に広く分布し、北方で繁殖した個体は冬季南方へ渡ることが知られていますが、日本では北海道や本州の中部以北で繁殖するほか、冬鳥として本州以南に渡来します。
そんなシメが今年も公園にやって来てくれました。散策路脇の木にとまっていたシメ。頭部は淡茶褐色でで、眼先が黒色であることからオスと思われます。

夏羽では鉛色になる大きくて太い嘴も、この時期では肉色をしています。



その後、更に近くにとまったシメ。



今日は里山の代表的な冬鳥、シメをご紹介しましたが、このちょっと不思議な和名ですが、「シー」と聞こえる鳴き声と、鳥を意味する接尾語である「メ」が和名の由来となっているようです・・・
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シメ(Hawfinch)はヨーロッパ中部および南部からロシア南部を経て中国東北部、サハリン、カムチャツカ半島までのユーラシア大陸中部域に広く分布し、北方で繁殖した個体は冬季南方へ渡ることが知られていますが、日本では北海道や本州の中部以北で繁殖するほか、冬鳥として本州以南に渡来します。
そんなシメが今年も公園にやって来てくれました。散策路脇の木にとまっていたシメ。頭部は淡茶褐色でで、眼先が黒色であることからオスと思われます。

夏羽では鉛色になる大きくて太い嘴も、この時期では肉色をしています。



その後、更に近くにとまったシメ。



今日は里山の代表的な冬鳥、シメをご紹介しましたが、このちょっと不思議な和名ですが、「シー」と聞こえる鳴き声と、鳥を意味する接尾語である「メ」が和名の由来となっているようです・・・
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カケス
昨日の続きで、今日は同じく冬晴れの公園で目にしたカケスをご紹介します。
カケス(Eurasian jay)はアフリカ大陸北部、ユーラシア大陸の中部から南部にかけて分布するカラス科カケス属の留鳥で、日本では九州以北で繁殖し、北部に生息するものは冬季に南に移動するようです。
公園内の生い茂った林にやって来た亜種カケス。頭頂は白く、黒色の縦斑があり、目先から顎線が黒色で、初列雨覆、雨覆の一部、次列風切の基部には青、黒、白色の横斑があり、特に飛翔時にはよく目立ちます。




アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸の中部から南部にかけて広範囲に分布するカケスですが、留鳥性が強く全体で約30亜種に分類されているそうです。そのうち、日本では本州、四国、九州、対馬に分布する亜種カケスのほか、北海道に分布する亜種ミヤマカケス、佐渡島に分布する亜種サドカケス、屋久島に分布する亜種ヤクシマカケスの4亜種が分布していますが、亜種ミヤマカケスについては額から後頸、喉にかけて茶色で、見た目にもずいぶん違っていますが、亜種サドカケスと亜種ヤクシマカケスについては亜種カケスとの外見上の違いはほとんど分からないそうです・・・
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カケス(Eurasian jay)はアフリカ大陸北部、ユーラシア大陸の中部から南部にかけて分布するカラス科カケス属の留鳥で、日本では九州以北で繁殖し、北部に生息するものは冬季に南に移動するようです。
公園内の生い茂った林にやって来た亜種カケス。頭頂は白く、黒色の縦斑があり、目先から顎線が黒色で、初列雨覆、雨覆の一部、次列風切の基部には青、黒、白色の横斑があり、特に飛翔時にはよく目立ちます。




アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸の中部から南部にかけて広範囲に分布するカケスですが、留鳥性が強く全体で約30亜種に分類されているそうです。そのうち、日本では本州、四国、九州、対馬に分布する亜種カケスのほか、北海道に分布する亜種ミヤマカケス、佐渡島に分布する亜種サドカケス、屋久島に分布する亜種ヤクシマカケスの4亜種が分布していますが、亜種ミヤマカケスについては額から後頸、喉にかけて茶色で、見た目にもずいぶん違っていますが、亜種サドカケスと亜種ヤクシマカケスについては亜種カケスとの外見上の違いはほとんど分からないそうです・・・
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ベニマシコ
冬晴れの一日、陽だまりの公園を散策しましたが、今日はその時目にしたベニマシコをご紹介します。
ベニマシコ(Long-tailed rosefinch)は日本、中国、カザフスタン、北朝鮮、韓国、ロシアなどに分布するアトリ科ベニマシコ属の鳥で、日本では夏鳥として北海道、青森県下北半島で繁殖し、冬鳥として本州以南へ渡り越冬します。なお、名前の由来ですが、英名は尾の長い赤いアトリ科の鳥から、和名は「ベニ」はその名の通り体色が赤いため、 「マシコ」は猿子と書き、猿のことで、猿のように顔が赤いため付けられたようです。
関東では冬鳥のベニマシコですが、今年も当公園にやって来てくれました。葦や低木の生い茂る湿原に姿を見せてくれたベニマシコのオス2羽とメス1羽。

草の実を食べていたベニマシコのオス。夏羽ほど真っ赤ではありませんが、それでもその独特の色合いを見せてくれました。







こちらの個体は褐色みが強く、顔や体下面、腰などに紅色みが見られないことから、メスの第1回冬羽と思われます。



今日は関東では冬鳥のベニマシコをご紹介しましたが、夏の北海道で見る鮮やかな紅色のベニマシコもいいものですが、津軽海峡を渡って来た冬のベニマシコもなかなか味わい深いものがあります・・・
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ベニマシコ(Long-tailed rosefinch)は日本、中国、カザフスタン、北朝鮮、韓国、ロシアなどに分布するアトリ科ベニマシコ属の鳥で、日本では夏鳥として北海道、青森県下北半島で繁殖し、冬鳥として本州以南へ渡り越冬します。なお、名前の由来ですが、英名は尾の長い赤いアトリ科の鳥から、和名は「ベニ」はその名の通り体色が赤いため、 「マシコ」は猿子と書き、猿のことで、猿のように顔が赤いため付けられたようです。
関東では冬鳥のベニマシコですが、今年も当公園にやって来てくれました。葦や低木の生い茂る湿原に姿を見せてくれたベニマシコのオス2羽とメス1羽。

草の実を食べていたベニマシコのオス。夏羽ほど真っ赤ではありませんが、それでもその独特の色合いを見せてくれました。







こちらの個体は褐色みが強く、顔や体下面、腰などに紅色みが見られないことから、メスの第1回冬羽と思われます。



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