オオアジサシ
昨日の続きで、ケアンズ沖のグレートバリアリーフにあるミコマスケイではアジサシの仲間5種を見ることができましたので、今日からそんなアジサシ類をご紹介していきたいと思います。
最初はオオアジサシです。
オオアジサシ(Greater crested tern)はアフリカ東部から南太平洋の海岸線にかけ広く分布する体長41~52cmのカモメ科アジサシ亜科Thalasseus属の鳥で、名前のように大型で、後頭がやや伸長(冠羽)した黒い羽毛で被われることから英名(crested=冠のある)の由来にもなっています。なお、オオアジサシには4亜種が認められており、今回目にしたのは日本でも夏季に小笠原諸島や琉球列島に飛来し西之島と尖閣諸島北小島で繁殖する亜種オオアジサシ(Thalasseus bergi cristatusi)と思われます。
集団で羽を休めていた夏羽のオオアジサシ。冬羽では頭頂がごま塩状態になります・・・

黒い冠羽と黄色い嘴がオオアジサシの特徴です。




大きくトリミングしてみました・・・ 後ろの嘴の赤い個体はベンガルアジサシ。


周りはクロアジサシとベンガルアジサシ。

飛翔写真です・・・




今日は日本でも西之島や尖閣諸島北小島で繁殖している亜種オオアジサシをご紹介しましたが、それにしてもこれほど多くのオオアジサシが繁殖している「鳥たちの楽園」ミコマスケイは何とも魅力的なところです・・・
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最初はオオアジサシです。
オオアジサシ(Greater crested tern)はアフリカ東部から南太平洋の海岸線にかけ広く分布する体長41~52cmのカモメ科アジサシ亜科Thalasseus属の鳥で、名前のように大型で、後頭がやや伸長(冠羽)した黒い羽毛で被われることから英名(crested=冠のある)の由来にもなっています。なお、オオアジサシには4亜種が認められており、今回目にしたのは日本でも夏季に小笠原諸島や琉球列島に飛来し西之島と尖閣諸島北小島で繁殖する亜種オオアジサシ(Thalasseus bergi cristatusi)と思われます。
集団で羽を休めていた夏羽のオオアジサシ。冬羽では頭頂がごま塩状態になります・・・

黒い冠羽と黄色い嘴がオオアジサシの特徴です。




大きくトリミングしてみました・・・ 後ろの嘴の赤い個体はベンガルアジサシ。


周りはクロアジサシとベンガルアジサシ。

飛翔写真です・・・




今日は日本でも西之島や尖閣諸島北小島で繁殖している亜種オオアジサシをご紹介しましたが、それにしてもこれほど多くのオオアジサシが繁殖している「鳥たちの楽園」ミコマスケイは何とも魅力的なところです・・・
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カツオドリ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はケアンズ沖のグレートバリアリーフの中にある小さな砂州で、手付かずの自然を満喫できる最後の楽園とも言われ、鳥たちの保護地区となっているミコマスケイを訪れましたので。そこで目にしたカツオドリをご紹介します。
カツオドリ(Brown booby)はインド洋、南大西洋、太平洋西部および中東部、カリブ海に分布する体長65~75cmのカツオドリ科カツオドリ属の鳥で、全部で4亜種に分類されており、今回目にしたのは紅海からインド洋、太平洋に分布し、日本でも仲御神島、伊豆諸島、硫黄列島、小笠原諸島、草垣群島、尖閣諸島などで繁殖している亜種カツオドリ(Sula leucogaster plotus)と思われます。
ミコマスケイで繁殖していたカツオドリ。写真中央の顔の裸出部が青色の個体はオスの成鳥で白い個体は雛。周りにいる小型の黒い鳥はクロアジサシ。


親子そろって・・・ 左側の眼の周りの裸出部が黄色みを帯びているのがメス。

ミコマスケイは海鳥の繁殖地であり、多くの海鳥たちが所狭しと繁殖にいそしんでいます・・・



こちらはオスの飛翔


こちらは顔の裸出部が黄白色のメスの飛翔




今日はケアンズ沖のグレートバリアリーフにあるミコマスケイで目にしたカツオドリをご紹介しましたが、和名の由来はカツオなどの大型魚類に追われて海面付近に上がってきた小魚を狙って集まり、漁師からカツオなどの魚群を知らせる鳥とみなされた事から、一方、英名のbooby(間抜けの意味)は陸上でぎこちなく歩く姿や、まるで警戒心のない様子から名付けられたと言われ、ゴルフの「ブービー」の由来ともなっています・・・
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カツオドリ(Brown booby)はインド洋、南大西洋、太平洋西部および中東部、カリブ海に分布する体長65~75cmのカツオドリ科カツオドリ属の鳥で、全部で4亜種に分類されており、今回目にしたのは紅海からインド洋、太平洋に分布し、日本でも仲御神島、伊豆諸島、硫黄列島、小笠原諸島、草垣群島、尖閣諸島などで繁殖している亜種カツオドリ(Sula leucogaster plotus)と思われます。
ミコマスケイで繁殖していたカツオドリ。写真中央の顔の裸出部が青色の個体はオスの成鳥で白い個体は雛。周りにいる小型の黒い鳥はクロアジサシ。


親子そろって・・・ 左側の眼の周りの裸出部が黄色みを帯びているのがメス。

ミコマスケイは海鳥の繁殖地であり、多くの海鳥たちが所狭しと繁殖にいそしんでいます・・・



こちらはオスの飛翔


こちらは顔の裸出部が黄白色のメスの飛翔




今日はケアンズ沖のグレートバリアリーフにあるミコマスケイで目にしたカツオドリをご紹介しましたが、和名の由来はカツオなどの大型魚類に追われて海面付近に上がってきた小魚を狙って集まり、漁師からカツオなどの魚群を知らせる鳥とみなされた事から、一方、英名のbooby(間抜けの意味)は陸上でぎこちなく歩く姿や、まるで警戒心のない様子から名付けられたと言われ、ゴルフの「ブービー」の由来ともなっています・・・
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シロハラコビトウ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はシロハラコビトウをご紹介します。
シロハラコビトウ(Little pied cormorant)はオーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、パプアニューギニアなどに分布する体長50~55cmの小型のウ科の鳥で、嘴が短く、名前のように体下面が真っ白なのが特徴です。
ケアンズ郊外の川辺で目にしたシロハラコビトウの成鳥。顔から体下面が真っ白です・・・






こちらは別の場所で目にしたシロハラコビトウ。体上面は真っ黒です・・・

今日はオーストラリアでは最小のウ、シロハラコビトウをご紹介しましたが、本種には3亜種が認められており、今回目にしたのは小スンダ列島からオーストラリアにかけて分布する基亜種Microcarbo melanoleucos melanoleucosと思われます・・・
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シロハラコビトウ(Little pied cormorant)はオーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、パプアニューギニアなどに分布する体長50~55cmの小型のウ科の鳥で、嘴が短く、名前のように体下面が真っ白なのが特徴です。
ケアンズ郊外の川辺で目にしたシロハラコビトウの成鳥。顔から体下面が真っ白です・・・






こちらは別の場所で目にしたシロハラコビトウ。体上面は真っ黒です・・・

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カタアカチドリ、ズグロトサカゲリ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はケアンズの海岸線で目にしたカタアカチドリとズグロトサカゲリをご紹介します。
最初はカタアカチドリです。
カタアカチドリ(Black-fronted dotterel)はオーストラリアのほぼ全域に分布する体長16~18cmのチドリ科の鳥で、ちょっと見にはコチドリにも似ていますが、英名のように額には黒斑があり、そこから繫がった太く黒い過眼線と真っ赤な嘴、アイリングに特徴があり、和名は肩羽が赤みを帯びた茶褐色であることから名付けられたものと思われます。
早朝、ケアンズの干潟で目にしたカタアカチドリ。真っ赤な嘴がとても印象的です・・・






次は同じくケアンズの海岸線で目にしたズグロトサカゲリです。
ズグロトサカゲリ(Masked lapwing)はニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドに分布する体長35~38cmのチドリ科タゲリ属の鳥で、英名は顔には仮面を被ったような黄色い肉垂(にくすい)があることから、和名は頭が黒いことから名付けられたものと思われます。なお、本種は2亜種が認められており、今回当地で目にしたのはニューギニアからオーストラリア北部に分布する基亜種Vanellus miles miles(襟に黒く太い帯がない)と思われます。



今日はケアンズの海岸線で目にしたカタアカチドリとズグロトサカゲリをご紹介しましたが、何れも日本では目にすることのできない種であり、楽しみながら観察することができました。なお、カタアカチドリについては、以前はチドリ科チドリ属に分類されていたようですが、現在はチドリ属から分離しElseyornis属(カタアカチドリ属)として独立しているようです・・・
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最初はカタアカチドリです。
カタアカチドリ(Black-fronted dotterel)はオーストラリアのほぼ全域に分布する体長16~18cmのチドリ科の鳥で、ちょっと見にはコチドリにも似ていますが、英名のように額には黒斑があり、そこから繫がった太く黒い過眼線と真っ赤な嘴、アイリングに特徴があり、和名は肩羽が赤みを帯びた茶褐色であることから名付けられたものと思われます。
早朝、ケアンズの干潟で目にしたカタアカチドリ。真っ赤な嘴がとても印象的です・・・






次は同じくケアンズの海岸線で目にしたズグロトサカゲリです。
ズグロトサカゲリ(Masked lapwing)はニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドに分布する体長35~38cmのチドリ科タゲリ属の鳥で、英名は顔には仮面を被ったような黄色い肉垂(にくすい)があることから、和名は頭が黒いことから名付けられたものと思われます。なお、本種は2亜種が認められており、今回当地で目にしたのはニューギニアからオーストラリア北部に分布する基亜種Vanellus miles miles(襟に黒く太い帯がない)と思われます。



今日はケアンズの海岸線で目にしたカタアカチドリとズグロトサカゲリをご紹介しましたが、何れも日本では目にすることのできない種であり、楽しみながら観察することができました。なお、カタアカチドリについては、以前はチドリ科チドリ属に分類されていたようですが、現在はチドリ属から分離しElseyornis属(カタアカチドリ属)として独立しているようです・・・
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カササギガン
昨日の続きで、今日はカササギガンをご紹介します。
カササギガン(Magpie goose)はニューギニア、オーストラリア北部・東部・南東部に分布する体長70~90cmのカササギガン科カササギガン属に属する鳥で、名前のようにカササギのような白黒のまだら模様があるほか、頭部に瘤状の隆起があり、嘴から眼にかけてピンク色の皮膚が裸出したちょっと異様な雰囲気を持った鳥です。
ケアンズ郊外の農家の敷地で目にしたカササギガン。


ケアンズ郊外の池で目にしたカササギガン。周りの小さな鳥は雛。(左端の大きな鳥はコシグロペリカン)

マミジロカルガモと一緒のカササギガン。







今日はちょっと異様な雰囲気を持ったカササギガンをご紹介しましたが、本種はかってはカモ科に分類されていましたが、形態や生態などがカモ科の構成種と相違点が多いことから、現在IOC(世界鳥類学会議)では本種のみでカササギガン科 として分離独立させているようです・・・
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カササギガン(Magpie goose)はニューギニア、オーストラリア北部・東部・南東部に分布する体長70~90cmのカササギガン科カササギガン属に属する鳥で、名前のようにカササギのような白黒のまだら模様があるほか、頭部に瘤状の隆起があり、嘴から眼にかけてピンク色の皮膚が裸出したちょっと異様な雰囲気を持った鳥です。
ケアンズ郊外の農家の敷地で目にしたカササギガン。


ケアンズ郊外の池で目にしたカササギガン。周りの小さな鳥は雛。(左端の大きな鳥はコシグロペリカン)

マミジロカルガモと一緒のカササギガン。







今日はちょっと異様な雰囲気を持ったカササギガンをご紹介しましたが、本種はかってはカモ科に分類されていましたが、形態や生態などがカモ科の構成種と相違点が多いことから、現在IOC(世界鳥類学会議)では本種のみでカササギガン科 として分離独立させているようです・・・
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マミジロカルガモ、カザリリュウキュウガモ
昨日の続きで、今日は同じくカモの仲間、マミジロカルガモとカザリリュウキュウガモをご紹介します。
最初はマミジロカルガモです。
マミジロカルガモ(Pacific black duck)はインドネシア、ニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドに分布する体長47~61cmのカモ科マガモ属の鳥で、日本で見られるカルガモにもよく似ていますが、嘴先端の黄色部分はなく、体全体がより暗色であるため眉斑の白色がより鮮明に見えることが和名の由来となったようです。なお、本種には2亜種が認められており、今回目したのはインドネシア、ニューギニア西部、オーストラリア、ニュージーランドに分布する基亜種Anas superciliosa superciliosaと思われます。
昨日のシロガシラツクシガモと同じ場所で目にしたマミジロカルガモ。

スイレンの花咲く池で・・・




次はカザリリュウキュウガモです。
カザリリュウキュウガモ(Plumed whistling duck)はオーストラリア北西部・北部・東部・南東部に分布する体長41~61cmのカモ科リュウキュウガモ属のカモで、体型的にはリュウキュウガモによく似ていますが、名前のように体側には白っぽい飾り羽があるのが特徴です。
ケアンズ郊外の農村地帯で目にしたカザリリュウキュウガモ。右側の白い大きなカモはバリケン。


大きくトリミングしてみました。左下の2羽の小鳥はヨコフリオウギビタキ。


昨日のシロガシラツクシガモに続き、マミジロカルガモとカザリリュウキュウガモをご紹介しましたが、何れもオーストラリア区を主な生息域としており、改めて生物地理区におけるオーストラリア区の特異性を思い知らされます・・・
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最初はマミジロカルガモです。
マミジロカルガモ(Pacific black duck)はインドネシア、ニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドに分布する体長47~61cmのカモ科マガモ属の鳥で、日本で見られるカルガモにもよく似ていますが、嘴先端の黄色部分はなく、体全体がより暗色であるため眉斑の白色がより鮮明に見えることが和名の由来となったようです。なお、本種には2亜種が認められており、今回目したのはインドネシア、ニューギニア西部、オーストラリア、ニュージーランドに分布する基亜種Anas superciliosa superciliosaと思われます。
昨日のシロガシラツクシガモと同じ場所で目にしたマミジロカルガモ。

スイレンの花咲く池で・・・




次はカザリリュウキュウガモです。
カザリリュウキュウガモ(Plumed whistling duck)はオーストラリア北西部・北部・東部・南東部に分布する体長41~61cmのカモ科リュウキュウガモ属のカモで、体型的にはリュウキュウガモによく似ていますが、名前のように体側には白っぽい飾り羽があるのが特徴です。
ケアンズ郊外の農村地帯で目にしたカザリリュウキュウガモ。右側の白い大きなカモはバリケン。


大きくトリミングしてみました。左下の2羽の小鳥はヨコフリオウギビタキ。


昨日のシロガシラツクシガモに続き、マミジロカルガモとカザリリュウキュウガモをご紹介しましたが、何れもオーストラリア区を主な生息域としており、改めて生物地理区におけるオーストラリア区の特異性を思い知らされます・・・
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シロガシラツクシガモ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はシロガシラツクシガモをご紹介します。
シロガシラツクシガモ(Radjah shelduck)はモルッカ諸島、ニューギニア、オーストラリアに分布する体長48~60cmのカモ科ツクシガモ属の鳥で、和名のように頭から腹にかけては真っ白で、胸には翼上面と同じ濃紫色の帯があるのが特徴です。
ケアンズ近郊の池で目にしたシロガシラツクシガモ。体上面の濃紫色と白色との対比が鮮やかで大変美しいカモです。








今日はツクシガモの仲間、シロガシラツクシガモをご紹介しましたが、本種には2亜種が認められており、今回目にしたのはオーストラリア北部から東部にかけて分布する亜種Tadorna radjah rufitergumと思われます・・・
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シロガシラツクシガモ(Radjah shelduck)はモルッカ諸島、ニューギニア、オーストラリアに分布する体長48~60cmのカモ科ツクシガモ属の鳥で、和名のように頭から腹にかけては真っ白で、胸には翼上面と同じ濃紫色の帯があるのが特徴です。
ケアンズ近郊の池で目にしたシロガシラツクシガモ。体上面の濃紫色と白色との対比が鮮やかで大変美しいカモです。








今日はツクシガモの仲間、シロガシラツクシガモをご紹介しましたが、本種には2亜種が認められており、今回目にしたのはオーストラリア北部から東部にかけて分布する亜種Tadorna radjah rufitergumと思われます・・・
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オーストラリアツバメ、ズアカガケツバメ、オーストラリアアナツバメ
オーストラリシリーズの続きで、今日はツバメとアマツバメの仲間、3種をご紹介します。
最初はオーストラリアツバメです。
オーストラリアツバメ(Welcome swallow)はオーストラリア、ニュージーランドに分布する体長約15cmのツバメ科ツバメ属の鳥で、見た目には日本の南西諸島に分布するリュウキュウツバメにもよく似ていますが、尾羽がリュウキュウツバメより長いのが特徴です。なお、本種には2亜種が認められており、今回当地で目にしたのはオーストラリア中南部から東部、ニュージーランドに分布する基亜種Hirundo neoxena neoxenaと思われます。
ケアンズ近郊の農村地帯で目にしたオーストラリアツバメ。

こちらはケアンズ市内の海岸線で目にしたオーストラリアツバメ。日本で見られるツバメのように最外側の尾羽が細くて長いですね・・・



次はズアカガケツバメです。
ズアカガケツバメ(Fairy martin)はオーストラリア全土に分布する体長11~12cmの小型のツバメ科の鳥で、和名のように頭部が赤褐色をしているのが特徴です。
ケアンズ郊外の農村地帯で目にしたズアカガケツバメ。(上から2番目の大きなツバメはオーストラリアツバメ)

上部の2羽をアップしてみました。右側の小さいのがズアカガケツバメ。



体下面だけでなく、腰も白いですね・・・

最後はアマツバメの仲間、オーストラリアアナツバメです。
オーストラリアアナツバメ(Australian swiftlet)はオーストラリアの北東部に分布する体長約11cmのアマツバメ科アナツバメ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはオーストラリア東部の沿岸部に分布する基亜種Aerodramus terraereginae terraereginaeで、体下面は灰色をしていました。(内陸部に分布する亜種Aerodramus terraereginae chillagoensisは体下面が白い)
ケアンズ市内の海岸線で目にしたオーストラリアアナツバメ。

今日はツバメとアマツバメの仲間、3種をご紹介しましたが、何れもオーストラリア区特有の種であり、見るだけでも価値がありました・・・
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最初はオーストラリアツバメです。
オーストラリアツバメ(Welcome swallow)はオーストラリア、ニュージーランドに分布する体長約15cmのツバメ科ツバメ属の鳥で、見た目には日本の南西諸島に分布するリュウキュウツバメにもよく似ていますが、尾羽がリュウキュウツバメより長いのが特徴です。なお、本種には2亜種が認められており、今回当地で目にしたのはオーストラリア中南部から東部、ニュージーランドに分布する基亜種Hirundo neoxena neoxenaと思われます。
ケアンズ近郊の農村地帯で目にしたオーストラリアツバメ。

こちらはケアンズ市内の海岸線で目にしたオーストラリアツバメ。日本で見られるツバメのように最外側の尾羽が細くて長いですね・・・



次はズアカガケツバメです。
ズアカガケツバメ(Fairy martin)はオーストラリア全土に分布する体長11~12cmの小型のツバメ科の鳥で、和名のように頭部が赤褐色をしているのが特徴です。
ケアンズ郊外の農村地帯で目にしたズアカガケツバメ。(上から2番目の大きなツバメはオーストラリアツバメ)

上部の2羽をアップしてみました。右側の小さいのがズアカガケツバメ。



体下面だけでなく、腰も白いですね・・・

最後はアマツバメの仲間、オーストラリアアナツバメです。
オーストラリアアナツバメ(Australian swiftlet)はオーストラリアの北東部に分布する体長約11cmのアマツバメ科アナツバメ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはオーストラリア東部の沿岸部に分布する基亜種Aerodramus terraereginae terraereginaeで、体下面は灰色をしていました。(内陸部に分布する亜種Aerodramus terraereginae chillagoensisは体下面が白い)
ケアンズ市内の海岸線で目にしたオーストラリアアナツバメ。

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オーストラリアマルハシ、モリツバメ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はオーストラリアマルハシとモリツバメをご紹介します。
最初はオーストラリアマルハシです。
オーストラリアマルハシ(Grey-crowned babbler)はニューギニアからオーストラリアにかけて分布する体長約25cmのオーストラリアマルハシ科の鳥で、英名のように頭頂が灰色なのが特徴です。なお本種には2亜種が認められており、当地に分布するのはニューギニアからオーストラリア東部・南部に分布する基亜種Pomatostomus temporalis temporalisで胸が灰白色なのが特徴です。
ケアンズ郊外のゴルフ場で目にしたオーストラリマルハシ。

餌をめぐっての争いでしょうか?2羽がバトルしていました・・・





次はモリツバメです。
モリツバメ(White-breasted woodswallow)はフィリピン、マレー半島、ジャワ、ボルネオ、スマトラ、ニューギニア、オーストラリア、フィジーに分布する体長約17cmのモリツバメ科の鳥で、上面は褐色みを帯びた灰黒色で、胸以下の体下面と腰から上尾筒は白く、嘴は太く青灰色なのが特徴です。なお本種は分布域により9亜種に分かれており、今回当地で目にしたのはニューギニアからオーストラリア北部・東部に分布する亜種Artamus leucorynchus leucopygialisと思われます。
ケアンズ郊外の港で目にしたモリツバメ。青灰色の嘴が印象的です・・・

水面近くを帆翔するモリツバメ。腰から上尾筒にかけての白色部分が印象的です・・・

今日はオーストラリアマルハシとモリツバメをご紹介しましたが、なかでもモリツバメについては、過去、迷鳥として日本でも4回記録(フィリピン、ボルネオ、ブングラン諸島に分布する基亜種Artamus leucorynchus leucorynchus) があるだけに親しみを感じさせてくれました・・・
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最初はオーストラリアマルハシです。
オーストラリアマルハシ(Grey-crowned babbler)はニューギニアからオーストラリアにかけて分布する体長約25cmのオーストラリアマルハシ科の鳥で、英名のように頭頂が灰色なのが特徴です。なお本種には2亜種が認められており、当地に分布するのはニューギニアからオーストラリア東部・南部に分布する基亜種Pomatostomus temporalis temporalisで胸が灰白色なのが特徴です。
ケアンズ郊外のゴルフ場で目にしたオーストラリマルハシ。

餌をめぐっての争いでしょうか?2羽がバトルしていました・・・





次はモリツバメです。
モリツバメ(White-breasted woodswallow)はフィリピン、マレー半島、ジャワ、ボルネオ、スマトラ、ニューギニア、オーストラリア、フィジーに分布する体長約17cmのモリツバメ科の鳥で、上面は褐色みを帯びた灰黒色で、胸以下の体下面と腰から上尾筒は白く、嘴は太く青灰色なのが特徴です。なお本種は分布域により9亜種に分かれており、今回当地で目にしたのはニューギニアからオーストラリア北部・東部に分布する亜種Artamus leucorynchus leucopygialisと思われます。
ケアンズ郊外の港で目にしたモリツバメ。青灰色の嘴が印象的です・・・

水面近くを帆翔するモリツバメ。腰から上尾筒にかけての白色部分が印象的です・・・

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タイワンセッカ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はタイワンセッカをご紹介します。
タイワンセッカ(Golden-headed cisticola)はインドからオーストラリアにかけて分布する体長約10cmのセッカ科の小鳥で、繁殖期には頭部、喉および胸部が明るい金色がかったオレンジ色になり、尾羽は非繁殖期よりも短くなることが知られています。
ケアンズ郊外の高原地帯で目にしたタイワンセッカのオス。既に繁殖期に入っているのでしょうか、嘴には虫を咥えており、頭部、喉および胸部は金色がかっていました。








雛に餌をあげるのでしょうか?飛び出していきました・・・

今日はインドからオーストラリアにかけて分布するタイワンセッカをご紹介しましたが、本種は分布域により12亜種に分類されており、今回目にしたのはニューギニアからオーストラリ北東部に分布する亜種Cisticola exilis diminutusと思われます・・・
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タイワンセッカ(Golden-headed cisticola)はインドからオーストラリアにかけて分布する体長約10cmのセッカ科の小鳥で、繁殖期には頭部、喉および胸部が明るい金色がかったオレンジ色になり、尾羽は非繁殖期よりも短くなることが知られています。
ケアンズ郊外の高原地帯で目にしたタイワンセッカのオス。既に繁殖期に入っているのでしょうか、嘴には虫を咥えており、頭部、喉および胸部は金色がかっていました。








雛に餌をあげるのでしょうか?飛び出していきました・・・

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キバラタイヨウチョウ、ヤドリギハナドリ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はキバラタイヨウチョウとヤドリギハナドリをご紹介します。
最初は東南アジアではお馴染みのキバラタイヨウチョウです。
キバラタイヨウチョウ(Olive-backed sunbird)は東南アジアからオーストラリアかけて広く分布するタイヨウチョウの仲間で、全部で21亜種に分類されていますが、今回、当地で目にしたのはニューギニアからオーストラリア北東部にかけて分布する亜種Cinnyris jugularis frenatusと思われます。
ケアンズ郊外の疎林で目にしたキバラタイヨウチョウのオス。英名のように背はオリーブ褐色をしていますが、和名のごとく腹は黄色で、オスでは喉から上胸が金属光沢のある暗青色をしています。

こちらはオスの若い個体でしょうか・・・


こちらは喉から上胸に金属光沢の暗青色がないメス。

次はヤドリギハナドリです。
ヤドリギハナドリ(Mistletoebird)はマルク諸島からオーストラリア全土にかけて分布する体長10~11cmのハナドリ科の鳥で、名前はヤドリギ(Mistletoe)の実を食べることに由来しており、日本に渡来するレンジャク同様、ヤドリギの種を広げるのに役立っているようです。なお、ヤドリギハナドリは分布域により4亜種に分類されており、当地で目にしたのはオーストラリア全土に分布する基亜種Dicaeum hirundinaceum hirundinaceumと思われます。
ケアンズ近郊の森で目にしたヤドリギハナドリのオス。喉から胸にかけてと下尾筒が鮮やかな緋色でとても美しい鳥です・・・


今日はオーストラリアを代表するタイヨウチョウ科とその姉妹群であるハナドリ科の鳥をご紹介しましたが、ともに東洋区(南アジア・東南アジア)とオーストラリア区に生息し、花蜜を主食とする点では共通しており、両者が近縁であることがよく理解できます・・・
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最初は東南アジアではお馴染みのキバラタイヨウチョウです。
キバラタイヨウチョウ(Olive-backed sunbird)は東南アジアからオーストラリアかけて広く分布するタイヨウチョウの仲間で、全部で21亜種に分類されていますが、今回、当地で目にしたのはニューギニアからオーストラリア北東部にかけて分布する亜種Cinnyris jugularis frenatusと思われます。
ケアンズ郊外の疎林で目にしたキバラタイヨウチョウのオス。英名のように背はオリーブ褐色をしていますが、和名のごとく腹は黄色で、オスでは喉から上胸が金属光沢のある暗青色をしています。

こちらはオスの若い個体でしょうか・・・


こちらは喉から上胸に金属光沢の暗青色がないメス。

次はヤドリギハナドリです。
ヤドリギハナドリ(Mistletoebird)はマルク諸島からオーストラリア全土にかけて分布する体長10~11cmのハナドリ科の鳥で、名前はヤドリギ(Mistletoe)の実を食べることに由来しており、日本に渡来するレンジャク同様、ヤドリギの種を広げるのに役立っているようです。なお、ヤドリギハナドリは分布域により4亜種に分類されており、当地で目にしたのはオーストラリア全土に分布する基亜種Dicaeum hirundinaceum hirundinaceumと思われます。
ケアンズ近郊の森で目にしたヤドリギハナドリのオス。喉から胸にかけてと下尾筒が鮮やかな緋色でとても美しい鳥です・・・


今日はオーストラリアを代表するタイヨウチョウ科とその姉妹群であるハナドリ科の鳥をご紹介しましたが、ともに東洋区(南アジア・東南アジア)とオーストラリア区に生息し、花蜜を主食とする点では共通しており、両者が近縁であることがよく理解できます・・・
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カノコスズメ
昨日の続きで、今日も同じくカエデチョウ科の鳥、カノコスズメをご紹介します。
カノコスズメ(Double-barred finch)はオーストラリア北部から東部の乾燥したサバンナや草原、低木などに分布する体長10~11cmのカエデチョウ科キンパラ亜科キンカチョウ属の小鳥で、英名は喉と胸に2本の黒い帯があることから、和名は翼に鹿の子模様があることから名付けられています。
ケアンズ郊外の高原地帯で目にしたカノコスズメ。地面に降りて盛んに草の実のようなものを食べていました。




ひとしきり食事をした後は、近くの小木の枝にとまり休んでいました。



今日は同じくカエデチョウ科の小鳥、カノコスズメをご紹介しましたが、カノコスズメは顔の周りにリング状の黒い帯があるため、一見フクロウの顔のように見えることから、別名フクロウ・フィンチとも言われているようです・・・
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カノコスズメ(Double-barred finch)はオーストラリア北部から東部の乾燥したサバンナや草原、低木などに分布する体長10~11cmのカエデチョウ科キンパラ亜科キンカチョウ属の小鳥で、英名は喉と胸に2本の黒い帯があることから、和名は翼に鹿の子模様があることから名付けられています。
ケアンズ郊外の高原地帯で目にしたカノコスズメ。地面に降りて盛んに草の実のようなものを食べていました。




ひとしきり食事をした後は、近くの小木の枝にとまり休んでいました。



今日は同じくカエデチョウ科の小鳥、カノコスズメをご紹介しましたが、カノコスズメは顔の周りにリング状の黒い帯があるため、一見フクロウの顔のように見えることから、別名フクロウ・フィンチとも言われているようです・・・
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シマコキン
再びオーストラリアシリーズに戻ります。今日は同じくカエデチョウ科の鳥、シマコキンをご紹介します。
シマコキン(Chestnut-breasted mannikin)はオーストラリア、ニューカレドニア、インドネシア、パプアニューギニアに分布する体長約10cmのカエデチョウ科キンパラ亜科キンパラ属に属する小鳥で、英名のように胸が栗色で、脇腹には縞状の黒色斑があるのが特徴です。
昨日のフヨウチョウと同じく熱帯雨林のロッジ中庭やって来たシマコキン。いがみ合いなのでしょうか?右側の2個体は嘴を突き合わせつばぜり合いしているようでした。









昨日に続き、同じくカエデチョウ科キンパラ亜科に属するシマコキンをご紹介しましたが、シマコキンは日本の南西諸島ではお馴染みのシマキンパラや外来種としても知られるギンパラなどと同じキンパラ属に属しており、見た目にも大変よく似ており、初めてとは思えない親近感を感じました・・・
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シマコキン(Chestnut-breasted mannikin)はオーストラリア、ニューカレドニア、インドネシア、パプアニューギニアに分布する体長約10cmのカエデチョウ科キンパラ亜科キンパラ属に属する小鳥で、英名のように胸が栗色で、脇腹には縞状の黒色斑があるのが特徴です。
昨日のフヨウチョウと同じく熱帯雨林のロッジ中庭やって来たシマコキン。いがみ合いなのでしょうか?右側の2個体は嘴を突き合わせつばぜり合いしているようでした。









昨日に続き、同じくカエデチョウ科キンパラ亜科に属するシマコキンをご紹介しましたが、シマコキンは日本の南西諸島ではお馴染みのシマキンパラや外来種としても知られるギンパラなどと同じキンパラ属に属しており、見た目にも大変よく似ており、初めてとは思えない親近感を感じました・・・
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今季初のオオルリ
オーストラリアシリーズの途中ですが、久し振りに地元の森を散歩しましたが、その時、今季初のオオルリに出会うことができましたので、今日はそんなオオルリをご紹介します。
オオルリ(Blue-and-white flycatcher)は夏季にシベリア南東部から中国北東部、朝鮮半島、千島列島、日本で繁殖し、冬季、東南アジアからジャワ、フィリピンにかけて越冬する体長約16cmのヒタキ科オオルリ属の鳥で、本種には2亜種が認められており、日本には千島列島、日本、朝鮮半島南部に夏鳥として渡来する基亜種オオルリ(Cyanoptila cyanomelana cyanomelana)が4月中旬ごろに渡来し、南西諸島を除く北海道から九州までの全国各地で繁殖し、冬季はフィリピンやボルネオなどで越冬するとされています。
また、シベリア南東部から中国北東部、朝鮮半島北部で繁殖し、日本でも鹿児島県黒島で記録のある別亜種チョウセンオオルリ(Cyanoptila cyanomelana intermedia)についても、近年、それと思われる個体が日本海側の島嶼で見られたとの話もあるようです。
自宅近くの森で目にした基亜種オオルリのオス。到着して間がないのか囀りはなく、木の高いところを飛び回っていました。






今日は自宅近くの森で目にした今季初のオオルリをご紹介しましたが、この日は気温も高く、森ではセンダイムシクイやキビタキの鳴き声も聞かれ、いよいよ夏本番といった感じでした。バーダーにとっては夏鳥が入ってくるこの時期が一番楽しいですね・・・
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オオルリ(Blue-and-white flycatcher)は夏季にシベリア南東部から中国北東部、朝鮮半島、千島列島、日本で繁殖し、冬季、東南アジアからジャワ、フィリピンにかけて越冬する体長約16cmのヒタキ科オオルリ属の鳥で、本種には2亜種が認められており、日本には千島列島、日本、朝鮮半島南部に夏鳥として渡来する基亜種オオルリ(Cyanoptila cyanomelana cyanomelana)が4月中旬ごろに渡来し、南西諸島を除く北海道から九州までの全国各地で繁殖し、冬季はフィリピンやボルネオなどで越冬するとされています。
また、シベリア南東部から中国北東部、朝鮮半島北部で繁殖し、日本でも鹿児島県黒島で記録のある別亜種チョウセンオオルリ(Cyanoptila cyanomelana intermedia)についても、近年、それと思われる個体が日本海側の島嶼で見られたとの話もあるようです。
自宅近くの森で目にした基亜種オオルリのオス。到着して間がないのか囀りはなく、木の高いところを飛び回っていました。






今日は自宅近くの森で目にした今季初のオオルリをご紹介しましたが、この日は気温も高く、森ではセンダイムシクイやキビタキの鳴き声も聞かれ、いよいよ夏本番といった感じでした。バーダーにとっては夏鳥が入ってくるこの時期が一番楽しいですね・・・
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フヨウチョウ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はフヨウチョウをご紹介します。
フヨウチョウ(Red-browed finch)はオーストラリアの東部から南部にかけて分布する体長11~12cmのカエデチョウ科の鳥で、英名のように赤い眉斑が目立つ大変美しい小鳥です。
ケアンズ郊外の熱帯雨林のロッジ庭先にやって来たフヨウチョウ。オリーブ色の翼に鮮やかな赤い眉斑と嘴、腰が印象的です・・・







今日はカエデチョウ科のフヨウチョウをご紹介しましたが、カエデチョウ科はヨーロッパ、アジア、アフリカ、オーストラリ区の熱帯に広く分布し、2亜科30属140種という大きな種を形成しています。そんな中、今日ご紹介したフヨウチョウはキンパラ亜科アサヒスズメ属に属し、通常10~30羽程度の群れで見られることが多いそうです・・・
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フヨウチョウ(Red-browed finch)はオーストラリアの東部から南部にかけて分布する体長11~12cmのカエデチョウ科の鳥で、英名のように赤い眉斑が目立つ大変美しい小鳥です。
ケアンズ郊外の熱帯雨林のロッジ庭先にやって来たフヨウチョウ。オリーブ色の翼に鮮やかな赤い眉斑と嘴、腰が印象的です・・・







今日はカエデチョウ科のフヨウチョウをご紹介しましたが、カエデチョウ科はヨーロッパ、アジア、アフリカ、オーストラリ区の熱帯に広く分布し、2亜科30属140種という大きな種を形成しています。そんな中、今日ご紹介したフヨウチョウはキンパラ亜科アサヒスズメ属に属し、通常10~30羽程度の群れで見られることが多いそうです・・・
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オナガテリカラスモドキ、インドハッカ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はムクドリ科の鳥、オナガテリカラスモドキとインドハッカをご紹介します。
最初はオナガテリカラスモドキです。
オナガテリカラスモドキ(Metallic starling)はオーストラリア北東部、マルク諸島、ニューギニア、ソロモン諸島などに分布する体長18~24cmのムクドリ科の鳥で、名前のように全身緑色がかった金属光沢のある黒色で、尾羽が長く、虹彩は鮮紅色なのが特徴です。
ケアンズ郊外の熱帯雨林の森で目にしたオナガテリカラスモドキ。彼らは集団で繁殖する習性があり、この時も十数羽の群れが巣材運びに飛び回っていました。




次は今や日本でもお馴染みのインドハッカです。
インドハッカ(Common Myna)はインド、中国南部、タイ、インドネシア、マレーシアなどに自然分布するムクドリ科ハッカチョウ属の鳥ですが、自然分布域以外にもオーストラリア、南アフリカ、ニュージーランド、マレーシア、ハワイ、東南アジアなど各地に移入されており、今回訪れたオーストラリアでも1860年代に移入され、現在は東部から南部にかけて広く分布しているようです。
ケアンズ郊外のゴルフ場で目にしたインドハッカ。


今日はムクドリ科の鳥、2種をご紹介しましたが、オナガテリカラスモドキについては、分布域により4亜種に分かれており、今回当地で目にしたのはオーストラリア北東部、マルク諸島、ニューギニアなどに分布する基亜種Aplonis metallica metallicaと思われます・・・
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最初はオナガテリカラスモドキです。
オナガテリカラスモドキ(Metallic starling)はオーストラリア北東部、マルク諸島、ニューギニア、ソロモン諸島などに分布する体長18~24cmのムクドリ科の鳥で、名前のように全身緑色がかった金属光沢のある黒色で、尾羽が長く、虹彩は鮮紅色なのが特徴です。
ケアンズ郊外の熱帯雨林の森で目にしたオナガテリカラスモドキ。彼らは集団で繁殖する習性があり、この時も十数羽の群れが巣材運びに飛び回っていました。




次は今や日本でもお馴染みのインドハッカです。
インドハッカ(Common Myna)はインド、中国南部、タイ、インドネシア、マレーシアなどに自然分布するムクドリ科ハッカチョウ属の鳥ですが、自然分布域以外にもオーストラリア、南アフリカ、ニュージーランド、マレーシア、ハワイ、東南アジアなど各地に移入されており、今回訪れたオーストラリアでも1860年代に移入され、現在は東部から南部にかけて広く分布しているようです。
ケアンズ郊外のゴルフ場で目にしたインドハッカ。


今日はムクドリ科の鳥、2種をご紹介しましたが、オナガテリカラスモドキについては、分布域により4亜種に分かれており、今回当地で目にしたのはオーストラリア北東部、マルク諸島、ニューギニアなどに分布する基亜種Aplonis metallica metallicaと思われます・・・
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ノドグロモズガラス
昨日の続きで、今日は同じくフエガラス科の鳥、ノドグロモズガラスをご紹介します。
ノドグロモズガラス(Pied butcherbird)はオーストラリアのほぼ全土に分布する体長32~35cmのフエガラス科モズガラス属の鳥で、全身黒と白のまだら模様が特徴で、英名はそのまだら模様から、和名は頭から喉にかけて黒いことから名付けられています。
ケアンズ郊外の高原地帯で目にしたノドグロモズガラスの成鳥。フエガラス科の鳥たちは名前のように歌鳥としても知られており、この鳥も同様によく鳴いてました。





今日はフエガラス科モズガラス属のノドグロモズガラスをご紹介しましたが、本種は2亜種に分類されており、今回当地で目にしたのはオーストラリア東部に分布する基亜種Cracticus nigrogularis nigrogularisと思われます・・・
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ノドグロモズガラス(Pied butcherbird)はオーストラリアのほぼ全土に分布する体長32~35cmのフエガラス科モズガラス属の鳥で、全身黒と白のまだら模様が特徴で、英名はそのまだら模様から、和名は頭から喉にかけて黒いことから名付けられています。
ケアンズ郊外の高原地帯で目にしたノドグロモズガラスの成鳥。フエガラス科の鳥たちは名前のように歌鳥としても知られており、この鳥も同様によく鳴いてました。





今日はフエガラス科モズガラス属のノドグロモズガラスをご紹介しましたが、本種は2亜種に分類されており、今回当地で目にしたのはオーストラリア東部に分布する基亜種Cracticus nigrogularis nigrogularisと思われます・・・
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クロモズガラス
オーストラリアシリーズの続きで、今日はクロモズガラスをご紹介します。
クロモズガラス(Black butcherbird)はオーストラリア北部から北東部、パプアニューギニアに分布する体長31~44cmのフエガラス科モズガラス属の鳥で、英名のように全身光沢のある黒色で、嘴は大きく青灰色で先が黒く、先端がかぎ状に曲がるのが特徴です。
ケアンズ郊外の森で目にしたクロモズガラス。よく見ると嘴先端がかぎ状に曲がっているのが確認できます。

こちらは別の場所で突然近くにやって来たクロモズガラス。

よく見ると嘴には餌のようなものを咥えていkます。


すると幼鳥が突然現れ、親鳥から餌をもらいました。


親鳥が去った後の幼鳥。

今日は日本では見られないフエガラス科モズガラス属のクロモズガラスをご紹介しましたが、クロモズガラスには5亜種が認められており、亜種により大きさに違いがあるようで、今回、当地で出会ったのはオーストラリ東部に分布する亜種Cracticus quoyi rufescensと思われ、体長はやや小型(33~38cm)でした・・・
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クロモズガラス(Black butcherbird)はオーストラリア北部から北東部、パプアニューギニアに分布する体長31~44cmのフエガラス科モズガラス属の鳥で、英名のように全身光沢のある黒色で、嘴は大きく青灰色で先が黒く、先端がかぎ状に曲がるのが特徴です。
ケアンズ郊外の森で目にしたクロモズガラス。よく見ると嘴先端がかぎ状に曲がっているのが確認できます。

こちらは別の場所で突然近くにやって来たクロモズガラス。

よく見ると嘴には餌のようなものを咥えていkます。


すると幼鳥が突然現れ、親鳥から餌をもらいました。


親鳥が去った後の幼鳥。

今日は日本では見られないフエガラス科モズガラス属のクロモズガラスをご紹介しましたが、クロモズガラスには5亜種が認められており、亜種により大きさに違いがあるようで、今回、当地で出会ったのはオーストラリ東部に分布する亜種Cracticus quoyi rufescensと思われ、体長はやや小型(33~38cm)でした・・・
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ナンヨウオウチュウ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はナンヨウオウチュウをご紹介します。
ナンヨウオウチュウ(Spangled drongo)はオーストラリア北部から東部にかけて分布する体長28~32cmのオウチュウ科の鳥で、成鳥では全身が青みを帯びた光沢のある黒色で、虹彩は赤色、胸には英名のようにスパンコールのような白斑があるのが特徴です。
ケアンズ近郊の森で目にしたナンヨウオウチュウの成鳥。赤い虹彩と魚の尾のような尾羽が印象的です。



お腹側から見ると、特徴ある胸の白斑を見ることができます・・・





今日はオーストラリアでは唯一のオウチュウであるナンヨウオウチュウをご紹介しましたが、ナンヨウオウチュウは分布域により11亜種に分類されており、今回目にしたのはオーストラリア北東部に分布する亜種Dicrurus bracteatus atrabectusと思われます・・・
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ナンヨウオウチュウ(Spangled drongo)はオーストラリア北部から東部にかけて分布する体長28~32cmのオウチュウ科の鳥で、成鳥では全身が青みを帯びた光沢のある黒色で、虹彩は赤色、胸には英名のようにスパンコールのような白斑があるのが特徴です。
ケアンズ近郊の森で目にしたナンヨウオウチュウの成鳥。赤い虹彩と魚の尾のような尾羽が印象的です。



お腹側から見ると、特徴ある胸の白斑を見ることができます・・・





今日はオーストラリアでは唯一のオウチュウであるナンヨウオウチュウをご紹介しましたが、ナンヨウオウチュウは分布域により11亜種に分類されており、今回目にしたのはオーストラリア北東部に分布する亜種Dicrurus bracteatus atrabectusと思われます・・・
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オナガイヌワシ、オーストラリアチョウゲンボウ、フエフキトビ、トビ
昨日の続きで、今日は同じくタカ科の鳥、4種ご紹介します。
最初はオナガイヌワシです。
オナガイヌワシ(Wedge-tailed eagle)はオーストラリア、パプアニューギニア、インドネシアの南ギニア南部などに分布するタカ科イヌワシ亜科イヌワシ属に属する体長90~100cmのオーストラリア最大の猛禽で、名前のように楔形の長い尾を持つのが特徴です。
ケアンズ郊外熱帯雨林の森の上空を横切って行ったオナガイヌワシ。名前の通り楔形の尾羽が独特です・・・



次はオーストラリアチョウゲンボウです。
オーストラリアチョウゲンボウ(Nankeen kestrel)はオーストラリア、ニューギニア、および近くの島々に分布する体長31~35cmのハヤブサ科ハヤブサ属の鳥で、日本で見られるチョウゲンボウにもよく似ていますが、チョウゲンボウ(33~39cm)より小型で、背からの翼上面は英名のように南京木綿色(淡黄褐色)で黒褐色の斑はチョウゲンボウより少なく、初列風切もチョウゲンボウに比べ濃い黒色をしています。
ケアンズの港で目にしたオーストラリアチョウゲンボウのオス。初列風切や尾羽先端のターミナルバンドの黒色が印象的です。



次はフエフキトビです。
フエフキトビ(Whistling kite)はオーストラリア、ニューカレドニア、ニューギニアに分布する体長約53cmのタカ科トビ亜科Haliastur属の鳥で、名前は飛行中、しばしば笛のような大きな声で鳴くことから名付けられたようです。
ケアンズ郊外のゴルフ場の上空で目にしたフエフキトビ。後述のトビにも似ていますが、トビに比べ全体に淡色で、尾羽もトビほど角尾ではありません。



最後は日本でもお馴染みのトビです。
トビ(Black kite)はユーラシア大陸からアフリカ大陸、オーストラリアにかけて広く分布する体長約52cmのタカ科トビ属の鳥で、分布域により5亜種に分類されており、オーストラリアに分布する亜種は小スンダ列島からオーストラリアにかけて分布する亜種Milvus migrans affinisとされています。
同じくゴルフ場の上空で目にしたトビ。見た目には日本で見られる亜種トビ(Milvus migrans lineatus)とよく似ています・・・


今日は昨日のカンムリカッコウハヤブサに続き、同じくタカ科の鳥4種をご紹介しましたが、ともにオーストラリア区の種あるいは亜種であり、改めて生物地理区におけるオーストラリア区の特異性を考えさせられました・・・
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最初はオナガイヌワシです。
オナガイヌワシ(Wedge-tailed eagle)はオーストラリア、パプアニューギニア、インドネシアの南ギニア南部などに分布するタカ科イヌワシ亜科イヌワシ属に属する体長90~100cmのオーストラリア最大の猛禽で、名前のように楔形の長い尾を持つのが特徴です。
ケアンズ郊外熱帯雨林の森の上空を横切って行ったオナガイヌワシ。名前の通り楔形の尾羽が独特です・・・



次はオーストラリアチョウゲンボウです。
オーストラリアチョウゲンボウ(Nankeen kestrel)はオーストラリア、ニューギニア、および近くの島々に分布する体長31~35cmのハヤブサ科ハヤブサ属の鳥で、日本で見られるチョウゲンボウにもよく似ていますが、チョウゲンボウ(33~39cm)より小型で、背からの翼上面は英名のように南京木綿色(淡黄褐色)で黒褐色の斑はチョウゲンボウより少なく、初列風切もチョウゲンボウに比べ濃い黒色をしています。
ケアンズの港で目にしたオーストラリアチョウゲンボウのオス。初列風切や尾羽先端のターミナルバンドの黒色が印象的です。



次はフエフキトビです。
フエフキトビ(Whistling kite)はオーストラリア、ニューカレドニア、ニューギニアに分布する体長約53cmのタカ科トビ亜科Haliastur属の鳥で、名前は飛行中、しばしば笛のような大きな声で鳴くことから名付けられたようです。
ケアンズ郊外のゴルフ場の上空で目にしたフエフキトビ。後述のトビにも似ていますが、トビに比べ全体に淡色で、尾羽もトビほど角尾ではありません。



最後は日本でもお馴染みのトビです。
トビ(Black kite)はユーラシア大陸からアフリカ大陸、オーストラリアにかけて広く分布する体長約52cmのタカ科トビ属の鳥で、分布域により5亜種に分類されており、オーストラリアに分布する亜種は小スンダ列島からオーストラリアにかけて分布する亜種Milvus migrans affinisとされています。
同じくゴルフ場の上空で目にしたトビ。見た目には日本で見られる亜種トビ(Milvus migrans lineatus)とよく似ています・・・


今日は昨日のカンムリカッコウハヤブサに続き、同じくタカ科の鳥4種をご紹介しましたが、ともにオーストラリア区の種あるいは亜種であり、改めて生物地理区におけるオーストラリア区の特異性を考えさせられました・・・
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カンムリカッコウハヤブサ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はカンムリカッコウハヤブサをご紹介します。
カンムリカッコウハヤブサ(Pacific baza)はオーストラリア北部・東部、ワラセア、ニューギニアおよび隣接する島々に分布する体長38~43cmのタカ科ハチクマ亜科カッコウハヤブサ属に属する猛禽で、和名のように後頭には尖った冠羽があり、腹部にはカッコウのような横縞があるのが特徴です。
ケアンズ郊外の熱帯雨林の森近くで目にしたカンムリカッコウハヤブサの成鳥(虹彩が黄色い)。よく見ると脚にはカエルのような獲物をぶら下げています。


カンムリカッコウハヤブサは営巣中のようで、その近くの木では巣立ち前と思われる幼鳥(虹彩が暗色で、胸も褐色)の姿も見ることができました。

営巣木の近くにやって来た親鳥。


幼鳥に与える餌でしょうか、いつの間にやらカエルのような獲物を口に咥え・・・

飛び出しました・・・

営巣場所にやって来た親鳥。

よく見ると巣には幼鳥が2~3羽いるようです。

今日は子育て真っ最中のカンムリカッコウハヤブサをご紹介しましたが、南半球のここオーストラリアでも子育てにかける親鳥たちの頑張りは変わらないようです・・・
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カンムリカッコウハヤブサ(Pacific baza)はオーストラリア北部・東部、ワラセア、ニューギニアおよび隣接する島々に分布する体長38~43cmのタカ科ハチクマ亜科カッコウハヤブサ属に属する猛禽で、和名のように後頭には尖った冠羽があり、腹部にはカッコウのような横縞があるのが特徴です。
ケアンズ郊外の熱帯雨林の森近くで目にしたカンムリカッコウハヤブサの成鳥(虹彩が黄色い)。よく見ると脚にはカエルのような獲物をぶら下げています。


カンムリカッコウハヤブサは営巣中のようで、その近くの木では巣立ち前と思われる幼鳥(虹彩が暗色で、胸も褐色)の姿も見ることができました。

営巣木の近くにやって来た親鳥。


幼鳥に与える餌でしょうか、いつの間にやらカエルのような獲物を口に咥え・・・

飛び出しました・・・

営巣場所にやって来た親鳥。

よく見ると巣には幼鳥が2~3羽いるようです。

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セアカオーストラリアムシクイ、ハシナガヤブムシクイ
オーストラリアシリーズの続きで、今日も同じくムシクイの名がついたセアカオーストラリアムシクイとハシナガヤブムシクイをご紹介します。
最初はセアカオーストラリアムシクイです。
セアカオーストラリアムシクイ(Red-backed Fairywren)はオーストラリア北部から東部にかけて分布する体長12~13cmのオーストラリアムシクイ科の小鳥で、オスは全身黒色ですが、名前のように背が明るい赤色なのが特徴です。
ケアンズ郊外の高原地帯で目にしたセアカオーストラリアムシクイのオス。遠くの藪の中を飛び交っており撮影は困難でしたが、何とか証拠写真を撮ることができました。




次はハシナガヤブムシクイです。
ハシナガヤブムシクイ(Large-billed scrubwren)はオーストラリア東部に分布する体長12~13cmのトゲハシムシクイ科ヤブムシクイ亜科ヤブムシクイ属に属する小鳥で、名前のごとく嘴が長く大きいのが特徴です。
ケアンズ郊外の熱帯雨林の小さな水路に降りてきたハシナガヤブムシクイ。全身淡褐色で、どちらかというと地味系の小鳥です。




今日もムシクイの名がついたセアカオーストラリアムシクイとハシナガヤブムシクイをご紹介しましたが、中でもセアカオーストラリアムシクイについては、昨日ご紹介したケープヨークオーストラリアムシクイと同じオーストラリアムシクイ科の仲間であり、体色こそ異なりますが、体形や動きは大変よく似ていました・・・
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最初はセアカオーストラリアムシクイです。
セアカオーストラリアムシクイ(Red-backed Fairywren)はオーストラリア北部から東部にかけて分布する体長12~13cmのオーストラリアムシクイ科の小鳥で、オスは全身黒色ですが、名前のように背が明るい赤色なのが特徴です。
ケアンズ郊外の高原地帯で目にしたセアカオーストラリアムシクイのオス。遠くの藪の中を飛び交っており撮影は困難でしたが、何とか証拠写真を撮ることができました。




次はハシナガヤブムシクイです。
ハシナガヤブムシクイ(Large-billed scrubwren)はオーストラリア東部に分布する体長12~13cmのトゲハシムシクイ科ヤブムシクイ亜科ヤブムシクイ属に属する小鳥で、名前のごとく嘴が長く大きいのが特徴です。
ケアンズ郊外の熱帯雨林の小さな水路に降りてきたハシナガヤブムシクイ。全身淡褐色で、どちらかというと地味系の小鳥です。




今日もムシクイの名がついたセアカオーストラリアムシクイとハシナガヤブムシクイをご紹介しましたが、中でもセアカオーストラリアムシクイについては、昨日ご紹介したケープヨークオーストラリアムシクイと同じオーストラリアムシクイ科の仲間であり、体色こそ異なりますが、体形や動きは大変よく似ていました・・・
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ケープヨークオーストラリアムシクイ
オーストラリシリーズの続きで、今日は青色の美しい小鳥、ケープヨークオーストラリアムシクイをご紹介します。
ケープヨークオーストラリアムシクイ(Lovely fairywren)はオーストラリア北東部とニューギニアの低地に分布する体長約14cmのオーストラリアムシクイ科の鳥で、オスは頭と顔は青色、尾は美しい紺色で、喉から胸にかけては黒色、背は栗色という大変色彩豊かな美しい鳥です。英名は愛らしい妖精のようなミソサザイ風の鳥、和名はケープヨーク半島に生息するオーストラリアムシクイから名付けられています。
ケアンズ郊外の熱帯雨林で目にしたケープヨークオーストラリアムシクイのオス。動きが早くじっとしてくれませんが、何とか捉えることができました。

頭から顔にかけての青色が実に鮮やかです・・・





今日はオーストラリアでは東北部のケープヨーク半島周辺だけに生息するケープヨークオーストラリアムシクイをご紹介しましたが、この頭と顔が青いオーストラリアムシクイ(fairywren)の仲間はオーストラリア全土で分布域を異にして4種が分布しており、その中でケープヨークオーストラリアムシクイだけがメスでも頭と顔、背、尾が鮮やかな青色(喉から腹にかけては白色)をしていることから、最も人気のある種となっているようです・・・
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ケープヨークオーストラリアムシクイ(Lovely fairywren)はオーストラリア北東部とニューギニアの低地に分布する体長約14cmのオーストラリアムシクイ科の鳥で、オスは頭と顔は青色、尾は美しい紺色で、喉から胸にかけては黒色、背は栗色という大変色彩豊かな美しい鳥です。英名は愛らしい妖精のようなミソサザイ風の鳥、和名はケープヨーク半島に生息するオーストラリアムシクイから名付けられています。
ケアンズ郊外の熱帯雨林で目にしたケープヨークオーストラリアムシクイのオス。動きが早くじっとしてくれませんが、何とか捉えることができました。

頭から顔にかけての青色が実に鮮やかです・・・





今日はオーストラリアでは東北部のケープヨーク半島周辺だけに生息するケープヨークオーストラリアムシクイをご紹介しましたが、この頭と顔が青いオーストラリアムシクイ(fairywren)の仲間はオーストラリア全土で分布域を異にして4種が分布しており、その中でケープヨークオーストラリアムシクイだけがメスでも頭と顔、背、尾が鮮やかな青色(喉から腹にかけては白色)をしていることから、最も人気のある種となっているようです・・・
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ハイイロツチスドリ
オーストラリシリーズの続きで、今日はハイイロツチスドリをご紹介します。
ハイイロツチスドリ(Apostlebird)はオーストラリア北部と東部の内陸部に分布する体長29~32cmのオオツチスドリ科の鳥で、かっては昨日ご紹介したツチスドリと同じくツチスドリ科の鳥として分類されていましたが、近年の分子系統学的解析により分類が変わり、現在はオオツチスドリ科の鳥として分類されています。和名は全身灰色で泥土で巣を作ることから、英名(Apostle:使徒)はしばしば12羽位の群れで行動することから、聖書の12使徒の名にちなんで命名されたようです。
ケアンズ郊外の高原地帯で目にしたハイイロツチスドリ。全身灰色で、精悍な顔つきは猛禽のようです・・・


こちらは水浴びをしたのでしょうか、羽を乾かしていたハイイロツチスドリ。全体に褐色みがあり、ひょっとすると若い個体なのかもしれません・・・




昨日に続き、今日も泥土で巣を作るハイイロツチスドリをご紹介しましたが、本種には2亜種が認められており、今回出会ったのはオーストラリ北部と北東部に分布する亜種Struthidea cinerea dalyiと思われました・・・
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ハイイロツチスドリ(Apostlebird)はオーストラリア北部と東部の内陸部に分布する体長29~32cmのオオツチスドリ科の鳥で、かっては昨日ご紹介したツチスドリと同じくツチスドリ科の鳥として分類されていましたが、近年の分子系統学的解析により分類が変わり、現在はオオツチスドリ科の鳥として分類されています。和名は全身灰色で泥土で巣を作ることから、英名(Apostle:使徒)はしばしば12羽位の群れで行動することから、聖書の12使徒の名にちなんで命名されたようです。
ケアンズ郊外の高原地帯で目にしたハイイロツチスドリ。全身灰色で、精悍な顔つきは猛禽のようです・・・


こちらは水浴びをしたのでしょうか、羽を乾かしていたハイイロツチスドリ。全体に褐色みがあり、ひょっとすると若い個体なのかもしれません・・・




昨日に続き、今日も泥土で巣を作るハイイロツチスドリをご紹介しましたが、本種には2亜種が認められており、今回出会ったのはオーストラリ北部と北東部に分布する亜種Struthidea cinerea dalyiと思われました・・・
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ツチスドリ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はオーストラリアではごく普通に見られるツチスドリをご紹介します。
ツチスドリ(Magpie-lark)はオーストラリアのほぼ全域、ニューギニア島南部に分布する体長約27cmのカササギヒタキ科の鳥で、かってはツチスドリ科として分類されていましたが、近年の分子系統学的解析により分類が変わり、現在はカササギオヒタキ科に含められています。英名は白黒のまだら模様がカササギに似ていることから、和名は泥土に草や植物性の素材を練り込んで巣を作ることから名付けられたようです。
ケアンズ郊外の公園で目にしたツチスドリのオス。オスは喉が黒くて白い眉斑を持つのが特徴で、メスは額と喉が白いことで識別できます。


目の前にやって来たツチスドリ。日本でこのような鳥を見ることはなく、ちょっと異様な感じがします・・・

ケアンズの海岸線の街路樹にとまっていたツチスドリのオス。



こちらは額と喉が白いメス。

今日はちょっと不思議な鳥、ツチスドリをご紹介しましたが、ツチスドリには2亜種が認められており、今回目にしたのはオーストラリア北部を除くほぼ全土に分布する基亜種Grallina cyanoleuca cyanoleucaと思われます・・・
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ツチスドリ(Magpie-lark)はオーストラリアのほぼ全域、ニューギニア島南部に分布する体長約27cmのカササギヒタキ科の鳥で、かってはツチスドリ科として分類されていましたが、近年の分子系統学的解析により分類が変わり、現在はカササギオヒタキ科に含められています。英名は白黒のまだら模様がカササギに似ていることから、和名は泥土に草や植物性の素材を練り込んで巣を作ることから名付けられたようです。
ケアンズ郊外の公園で目にしたツチスドリのオス。オスは喉が黒くて白い眉斑を持つのが特徴で、メスは額と喉が白いことで識別できます。


目の前にやって来たツチスドリ。日本でこのような鳥を見ることはなく、ちょっと異様な感じがします・・・

ケアンズの海岸線の街路樹にとまっていたツチスドリのオス。



こちらは額と喉が白いメス。

今日はちょっと不思議な鳥、ツチスドリをご紹介しましたが、ツチスドリには2亜種が認められており、今回目にしたのはオーストラリア北部を除くほぼ全土に分布する基亜種Grallina cyanoleuca cyanoleucaと思われます・・・
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オオニワシドリ
オーストラリアシリーズの続きで、今日は「ダーウィンが来た」などでも取り上げられていますが、繁殖期に手のこんだ構築物を地上に作り、オスはそこでディスプレーを行ってメスを引き寄せ、繁殖を行うというニワシドリの仲間、オオニワシドリをご紹介します。
オニワシドリ(Great bowerbird)はオーストラリア北部に分布するニワシドリ科マダラニワシドリ属の鳥で、体長はニワシドリ科では最大の32~35cmという大きさで、体全体は灰色、オスでは頸の上に小さく目立つピンク色の斑があるのが特徴とされています。
ケアンズ郊外の高原で目にしたオオニワシドリのオス。頸の後ろのピンク色の斑が目立ちます。なお、オオニワシドリは分布域により2亜種に分類されていますが、今回出会ったのはオーストラリア北東部に分布する亜種Chlamydera nuchalis orientalisと思われ、体全体がやや褐色みを帯びていました。


近くにメスがいるのでしょうか?盛んに鳴いていました・・・


繁殖期には手のこんだバワー(bower)と呼ばれる構築物を地上に作り、オスはそこでディスプレーを行ってメスを引き寄せ繁殖を行うことから「庭師鳥(ニワシドリ)」と名付けられたニワシドリ科の鳥たちですが、オオニワシドリのバワーは他のニワシドリ科の鳥たちに比べかなり地味だそうで、今回目にしたのも、集めた枯れ枝を立てて通路を作り、その出入り口の庭にグレーや白の小石などを並べていました。今度は是非、その特徴あるディスプレーを見てみたいものです・・・
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オニワシドリ(Great bowerbird)はオーストラリア北部に分布するニワシドリ科マダラニワシドリ属の鳥で、体長はニワシドリ科では最大の32~35cmという大きさで、体全体は灰色、オスでは頸の上に小さく目立つピンク色の斑があるのが特徴とされています。
ケアンズ郊外の高原で目にしたオオニワシドリのオス。頸の後ろのピンク色の斑が目立ちます。なお、オオニワシドリは分布域により2亜種に分類されていますが、今回出会ったのはオーストラリア北東部に分布する亜種Chlamydera nuchalis orientalisと思われ、体全体がやや褐色みを帯びていました。


近くにメスがいるのでしょうか?盛んに鳴いていました・・・


繁殖期には手のこんだバワー(bower)と呼ばれる構築物を地上に作り、オスはそこでディスプレーを行ってメスを引き寄せ繁殖を行うことから「庭師鳥(ニワシドリ)」と名付けられたニワシドリ科の鳥たちですが、オオニワシドリのバワーは他のニワシドリ科の鳥たちに比べかなり地味だそうで、今回目にしたのも、集めた枯れ枝を立てて通路を作り、その出入り口の庭にグレーや白の小石などを並べていました。今度は是非、その特徴あるディスプレーを見てみたいものです・・・
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マミジロナキサンショウクイ、セミサンショウクイ
昨日の続きで、今日もサンショウクイ科の鳥、2種をご紹介します。
最初はマミジロナキサンショウクイです。
マミジロナキサンショウクイ(Varied triller)はオーストラリア北部・東部、ニューギニア、ビスマルク諸島などに分布する体長18~21cmのサンショウクイ科ナキサンショウクイ属の鳥で、分布域により15亜種に分類されています。和名のように顔には白い眉斑があるほか、雨覆や風切先端が白色ではっきりとした模様になっています。
ケアンズ郊外の森で目にしたマミジロナキサンショウクイのオス。なお、今回目にしたのは分布域、白色の体下面から推察し、ニューギニアからオーストラリア北東部にかけて分布する亜種Lalage leucomela yorkiと思われました。

こちらは体下面が淡褐色で、頸から体下面にかけて暗褐色の細い縞模様があるメス。





次は同じくサンショウクイの仲間、セミサンショウクイです。
セミサンショウクイ(Common cicadabird)はオーストラリア北部・東部、インドネシア、ミクロネシア、パラオ、ニューギニア、ソロモン諸島などに分布する体長24~26cmのサンショウクイ科アサクラサンショウクイ属の鳥で、分布域により約30の亜種に分類されています。オスは全身灰黒色で、ちょっと変わった名前は大きな声で鳴き、その鳴き方がセミ(cicada)に似ていることから名付けられたようです。
ケアンズ郊外の森で目にしたセミサンショウクイのオス


昨日に続き、今日は同じくサンショウクイの仲間、マミジロナキサンショウクイとセミサンショウクイをご紹介しましたが、それにしてもオーストラリアにはいろいろなサンショウクイがいるものです・・・
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最初はマミジロナキサンショウクイです。
マミジロナキサンショウクイ(Varied triller)はオーストラリア北部・東部、ニューギニア、ビスマルク諸島などに分布する体長18~21cmのサンショウクイ科ナキサンショウクイ属の鳥で、分布域により15亜種に分類されています。和名のように顔には白い眉斑があるほか、雨覆や風切先端が白色ではっきりとした模様になっています。
ケアンズ郊外の森で目にしたマミジロナキサンショウクイのオス。なお、今回目にしたのは分布域、白色の体下面から推察し、ニューギニアからオーストラリア北東部にかけて分布する亜種Lalage leucomela yorkiと思われました。

こちらは体下面が淡褐色で、頸から体下面にかけて暗褐色の細い縞模様があるメス。





次は同じくサンショウクイの仲間、セミサンショウクイです。
セミサンショウクイ(Common cicadabird)はオーストラリア北部・東部、インドネシア、ミクロネシア、パラオ、ニューギニア、ソロモン諸島などに分布する体長24~26cmのサンショウクイ科アサクラサンショウクイ属の鳥で、分布域により約30の亜種に分類されています。オスは全身灰黒色で、ちょっと変わった名前は大きな声で鳴き、その鳴き方がセミ(cicada)に似ていることから名付けられたようです。
ケアンズ郊外の森で目にしたセミサンショウクイのオス


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パプアオオサンショウクイ
オーストラリアシリーズの続きで、今日はパプアオオサンショウクイをご紹介します。
パプアオオサンショウクイ(White-bellied cuckooshrike)はそれはオーストラリア北部・東部、モルッカ、ニューギニア、ソロモン諸島などに分布する体長約28cmのサンショウクイ科アサクラサンショウクイ属の鳥で、分布域により13亜種に分類されており、オーストラリア国内だけでも4亜種が分布しているようですが、今回目にしたのはオーストラリア北東部から東部にかけて分布する亜種Coracina papuensis artamoidesと思われました。
ケアンズ郊外の疎林で目にしたパプアオオサンショウクイ。パプアオオサンショウクイは目先に黒く太い帯があり、腹が白色なのが共通した特徴のようですが、、当地の亜種は頭から背にかけてやや濃い灰色をしていました。

体型的には日本で迷鳥として記録のあるアサクラサンショウクイにも似ていますが、体長28cmと一回り大きく、体色はアサクラサンショウクイに比べると明るい灰色をしています。





こちらは別の場所で目にしたパプアオオサンショウクイ。よく見ると巣の上に乗っかっており、どうやら抱卵中のようです・・・


こちらは嘴がやや短く、まだ幼羽が見られることから幼鳥と思われます。


今日は大型のサンショウクイであるパプアオオサンショウクイをご紹介しましたが、パプアオオサンショウクイは日本でも記録のあるアサクラサンショウクイ(Black-winged cuckooshrike)と同じくサンショウクイ科アサクラサンショウクイ属であり、体色の違いこそありますが、体型的には大変よく似ているというのが率直な印象でした・・・
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パプアオオサンショウクイ(White-bellied cuckooshrike)はそれはオーストラリア北部・東部、モルッカ、ニューギニア、ソロモン諸島などに分布する体長約28cmのサンショウクイ科アサクラサンショウクイ属の鳥で、分布域により13亜種に分類されており、オーストラリア国内だけでも4亜種が分布しているようですが、今回目にしたのはオーストラリア北東部から東部にかけて分布する亜種Coracina papuensis artamoidesと思われました。
ケアンズ郊外の疎林で目にしたパプアオオサンショウクイ。パプアオオサンショウクイは目先に黒く太い帯があり、腹が白色なのが共通した特徴のようですが、、当地の亜種は頭から背にかけてやや濃い灰色をしていました。

体型的には日本で迷鳥として記録のあるアサクラサンショウクイにも似ていますが、体長28cmと一回り大きく、体色はアサクラサンショウクイに比べると明るい灰色をしています。





こちらは別の場所で目にしたパプアオオサンショウクイ。よく見ると巣の上に乗っかっており、どうやら抱卵中のようです・・・


こちらは嘴がやや短く、まだ幼羽が見られることから幼鳥と思われます。


今日は大型のサンショウクイであるパプアオオサンショウクイをご紹介しましたが、パプアオオサンショウクイは日本でも記録のあるアサクラサンショウクイ(Black-winged cuckooshrike)と同じくサンショウクイ科アサクラサンショウクイ属であり、体色の違いこそありますが、体型的には大変よく似ているというのが率直な印象でした・・・
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ズグロハゲミツスイ
ミツスイ科の最後に、今日は同じくハゲミツスイの仲間、ズグロハゲミツスイをご紹介します。
ズグロハゲミツスイ(Noisy friarbird)はニューギニア南部とオーストラリア東部に生息する体長25~29cmのミツスイ科ハゲミツスイ属の鳥で、和名は頭から顔、嘴が真っ黒なことから、また英名は鳴き声がうるさいことから付けられたものと思われます。
ケアンズ郊外の森で目にしたズグロハゲミツスイ。首から上が真っ黒で、嘴上部には黒い瘤があり、虹彩が赤いのが特徴です。



飛び出しです・・・

ミツスイ科の最後に、今日はズグロハゲミツスイをご紹介しましたが、ミツスイ科の鳥たちはオーストラリアをはじめ、、ニュージーランド、ビスマルク諸島、太平洋の島々に分布しており、その種は実に170種を超えるという大繁栄を遂げているそうです。この繁栄の要因としては、①天敵が少ないこと、②食料となる花蜜や果実、昆虫などが豊富にあることが考えられているようです・・・
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ズグロハゲミツスイ(Noisy friarbird)はニューギニア南部とオーストラリア東部に生息する体長25~29cmのミツスイ科ハゲミツスイ属の鳥で、和名は頭から顔、嘴が真っ黒なことから、また英名は鳴き声がうるさいことから付けられたものと思われます。
ケアンズ郊外の森で目にしたズグロハゲミツスイ。首から上が真っ黒で、嘴上部には黒い瘤があり、虹彩が赤いのが特徴です。



飛び出しです・・・

ミツスイ科の最後に、今日はズグロハゲミツスイをご紹介しましたが、ミツスイ科の鳥たちはオーストラリアをはじめ、、ニュージーランド、ビスマルク諸島、太平洋の島々に分布しており、その種は実に170種を超えるという大繁栄を遂げているそうです。この繁栄の要因としては、①天敵が少ないこと、②食料となる花蜜や果実、昆虫などが豊富にあることが考えられているようです・・・
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ヒメハゲミツスイ
昨日の続きで、今日は同じくハゲミツスイの仲間、ヒメハゲミツスイをご紹介します。
ヒメハゲミツスイ(Little friarbird)はオーストラリア東部とニューギニア南部の疎林や森林に分布する体長25~29cmのミツスイ科ハゲミツスイ属の鳥で、名前は昨日ご紹介したケープヨークハゲミツスイより小型であることから名づけられています。
ケアンズ郊外の高原地帯の疎林で目にしたヒメハゲミツスイ。顔は灰色で、ケープヨークハゲミツスイに見られるような嘴上部の瘤のような隆起がないのが特徴です。

何やら実のようなものを咥えています。



こちらは虫のようなものを咥えてやってきたヒメハゲミツスイ。



今日は昨日に続き、同じくハゲミツスイの仲間、ヒメハゲミツスイをご紹介しましたが、大きさこそ少し小さいものの見た目には大変よく似ており、さしずめケープヨークハゲミツスイの弟分といった鳥でした・・・
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ヒメハゲミツスイ(Little friarbird)はオーストラリア東部とニューギニア南部の疎林や森林に分布する体長25~29cmのミツスイ科ハゲミツスイ属の鳥で、名前は昨日ご紹介したケープヨークハゲミツスイより小型であることから名づけられています。
ケアンズ郊外の高原地帯の疎林で目にしたヒメハゲミツスイ。顔は灰色で、ケープヨークハゲミツスイに見られるような嘴上部の瘤のような隆起がないのが特徴です。

何やら実のようなものを咥えています。



こちらは虫のようなものを咥えてやってきたヒメハゲミツスイ。



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