イワバホオジロ

4月後半、春の渡りの中継地、トカラ列島に行ってきましたので、しばらくの間、当地で出会った鳥たちをご紹介します。

最初は今回一緒に訪れたベテランバーダー氏が見つけてくれたお陰で初めて目にすることができた迷鳥のイワバホオジロです。

イワバホオジロ(Grey-necked bunting)はトルコ東部、イランからモンゴル西部、中国北西部までの中央アジアで繁殖し、冬季はインド西部や中国西部にかけて越冬する体長約15cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、全部で3亜種が認められており、日本では迷鳥として舳倉島、飛島、愛媛県で計4回記録があるようですが、亜種名は不明とされています。

そんな珍鳥のイワバホオジロですが、渡りの途中、迷鳥として飛来してくれたようで、島の海岸線ではその独特の白いアイリングの可憐な姿を見せてくれました。頭部から胸脇は青灰色で、アイリングは白色、胸以下の体下面は橙褐色の成鳥夏羽のオスと思われます。

イワバホオジロ36

体の下面は淡い橙色ですが、赤褐色の部分が散らばっているため遠目には斑状に見えます・・・

イワバホオジロ38

イワバホオジロ50

イワバホオジロ51

イワバホオジロ52

イワバホオジロ53

イワバホオジロ29

背中から腰にかけて不明瞭な淡黒褐色の斑があるのもイワバホオジロの特徴です。

イワバホオジロ30

両足で器用に枝にとまってくれました・・・

イワバホオジロ42

イワバホオジロ40

今日は初見のイワバホオジロをご紹介しましたが、最初見た時にはよく似たズアオホオジロの可能性もあり、どちらだろうと関係者で検討した結果、①イワバホオジロは胸以下の体下面が橙褐色である(ズアオホオジロは腹以下の体下面が橙褐色である)、②背中から腰にかけて不明瞭な淡黒褐色の斑がある(ズアオホオジロは明瞭な黒褐色の縦斑がある)、③アイリングが白色(ズアオホオジロは淡黄色)、④三列風切の軸斑は直線的(ズアオホオジロは軸斑が細く凹みがある)であるなど、多くの特徴からイワバホオジロのオス成鳥と判断するに至りました・・・

なお、ご参考までに昨年モンゴルで撮影したズアオホオジロのブログを以下にご紹介します。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-1392.html

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