ニイタカキクイタダキ
台湾シリーズの続きで、今日はバーダーに大変人気のあるニイタカキクイタダキをご紹介します。
ニイタカキクイタダキ(Flamecrest)は台湾固有の体長約9cmのキクイタダキ科の鳥で、日本で見られるキクイタダキ(Goldcrest)にもよく似ていますが、顔はより白く、眼の周りは黒く縁取りされ、腹はより黄色みが強いのが特徴です。英名は繁殖期に頭頂の冠羽が炎のように真っ赤に開くことから、和名のニイタカは台湾最高峰の玉山の日本統治時代の呼び名「新高山」に由来しています。
高山帯で目にしたニイタカキクイタダキ。この時はまだ繁殖期には入っていないようで、その特徴ある真っ赤な冠羽は見ることができませんでした。





昨年は見ることすら叶わなかったニイタカキクイタダキですが、今回は遠くではありましたが、何とか姿だけは見ることができました。でき得れば今度は是非その魅力的な真っ赤な冠羽を見てみたいものです・・・
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ニイタカキクイタダキ(Flamecrest)は台湾固有の体長約9cmのキクイタダキ科の鳥で、日本で見られるキクイタダキ(Goldcrest)にもよく似ていますが、顔はより白く、眼の周りは黒く縁取りされ、腹はより黄色みが強いのが特徴です。英名は繁殖期に頭頂の冠羽が炎のように真っ赤に開くことから、和名のニイタカは台湾最高峰の玉山の日本統治時代の呼び名「新高山」に由来しています。
高山帯で目にしたニイタカキクイタダキ。この時はまだ繁殖期には入っていないようで、その特徴ある真っ赤な冠羽は見ることができませんでした。





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ハナドリ
昨日の続きで、今日は台湾の固有亜種 ハナドリをご紹介します。
ハナドリ(Fire-breasted flowerpecker)はインド、ネパール、ブータン、バングラデシュから中国、ラオス、タイ、マレーシア、ベトナム、台湾、インドネシア、フィリピンにかけて分布する体長約9cmのハナドリ科の鳥で、分布域により8亜種に分類されており、台湾で生息する個体群は台湾の固有亜種Dicaeum ignipectus formosumとされています。
高山帯の自然保護区で目にしたハナドリのオス。オスは背が瑠璃藍色で、喉から胸は橙紅色、腹の中央に一本の藍色の縦帯があるのが特徴です。








恋の季節なのか盛んに囀っていました・・・


今日は体長約9cmと非常に小さな台湾の固有亜種ハナドリをご紹介しましたが、ハナドリ科の鳥たちは花蜜や果実を食し、その植物の種子の拡散に重要な役割を果たしていると言われています。昆虫と虫媒花の関係もそうですが、このような鳥たちの食性と植物との共生関係を想像しながら鳥たちを見ていると、また新たな興味が湧いてきます・・・
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ハナドリ(Fire-breasted flowerpecker)はインド、ネパール、ブータン、バングラデシュから中国、ラオス、タイ、マレーシア、ベトナム、台湾、インドネシア、フィリピンにかけて分布する体長約9cmのハナドリ科の鳥で、分布域により8亜種に分類されており、台湾で生息する個体群は台湾の固有亜種Dicaeum ignipectus formosumとされています。
高山帯の自然保護区で目にしたハナドリのオス。オスは背が瑠璃藍色で、喉から胸は橙紅色、腹の中央に一本の藍色の縦帯があるのが特徴です。








恋の季節なのか盛んに囀っていました・・・


今日は体長約9cmと非常に小さな台湾の固有亜種ハナドリをご紹介しましたが、ハナドリ科の鳥たちは花蜜や果実を食し、その植物の種子の拡散に重要な役割を果たしていると言われています。昆虫と虫媒花の関係もそうですが、このような鳥たちの食性と植物との共生関係を想像しながら鳥たちを見ていると、また新たな興味が湧いてきます・・・
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ベニサンショウクイ
昨日の続きで、今日は羽衣の美しいいベニサンショウクイをご紹介します。
ベニサンショウクイ(Grey-chinned Minivet)はヒマラヤ、中国南部から台湾、マレー半島、スマトラ西部、ボルネオ北部に分布する体長17~19cmのサンショウクイ科の鳥で、全部で8亜種に分類されており、台湾で見られるのは中国南東部、台湾、海南島、ラオス、ベトナムに分布する亜種Pericrocotus solaris griseogularisとされています。夏場は標高600m以上の山地の林縁部に生息していますが、冬季には少し標高の低いところに降りてくるようです。
高山帯で目にしたベニサンショウクイのオス。和名はオスの鮮やかな橙紅色から、英名は喉の辺りが灰色であることから名付けられています。







こちらは体色がレモンイエローのメス。オスに比べれば若干保護色にはなっていますが、他の多くの地味系のメスに比べると美しさが際立っています・・・






今日は台湾の高山帯で目にしたベニサンショウクイをご紹介しましたが、日本人から見ると、色鮮やかな紅色をしたサンショウクイという名前がしっくりきますが、よく似た紅色のヒイロサンショウクイ(Scarlet minivet)などとの識別には喉が灰色というのは大きな特徴であり、この場合、英名のほうがその特徴をよく捉えているようにも思われます・・・
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ベニサンショウクイ(Grey-chinned Minivet)はヒマラヤ、中国南部から台湾、マレー半島、スマトラ西部、ボルネオ北部に分布する体長17~19cmのサンショウクイ科の鳥で、全部で8亜種に分類されており、台湾で見られるのは中国南東部、台湾、海南島、ラオス、ベトナムに分布する亜種Pericrocotus solaris griseogularisとされています。夏場は標高600m以上の山地の林縁部に生息していますが、冬季には少し標高の低いところに降りてくるようです。
高山帯で目にしたベニサンショウクイのオス。和名はオスの鮮やかな橙紅色から、英名は喉の辺りが灰色であることから名付けられています。







こちらは体色がレモンイエローのメス。オスに比べれば若干保護色にはなっていますが、他の多くの地味系のメスに比べると美しさが際立っています・・・






今日は台湾の高山帯で目にしたベニサンショウクイをご紹介しましたが、日本人から見ると、色鮮やかな紅色をしたサンショウクイという名前がしっくりきますが、よく似た紅色のヒイロサンショウクイ(Scarlet minivet)などとの識別には喉が灰色というのは大きな特徴であり、この場合、英名のほうがその特徴をよく捉えているようにも思われます・・・
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ゴシキドリ
台湾シリーズの続きで、今日は台湾の固有種ゴシキドリをご紹介します。
ゴシキドリ(Taiwan Barbet)はかってはゴシキドリ科に分類されていましたが、その後、オオゴシキドリ科として分類され、更に現在はオオゴシキドリ科のBlack-browed Barbetの1亜種から分離独立し、台湾の固有種ゴシキドリ(Taiwan Barbet)として別種扱いになっています。
たわわに実った房状の実にやって来たゴシキドリ。緑色の体色に頭頂と喉が黄色、目の上の黒く太いストライプ、青い頬と頸が鮮やかで、まさに五色鳥の名にふさわしい鳥です。




こちらはイイギリの木で休んでいたゴシキドリ。




かってはゴシキドリ科に分類され、そして現在はオオゴシキドリ科のBlack-browed Barbetの1亜種から分離独立し、ゴシキドリ(Taiwan Barbet)として別種扱いになっているゴシキドリですが、これはあくまで分類上での話であり、ゴシキドリ自体は何も変っておらず、ある意味、人間の勝手とも言えます・・・
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ゴシキドリ(Taiwan Barbet)はかってはゴシキドリ科に分類されていましたが、その後、オオゴシキドリ科として分類され、更に現在はオオゴシキドリ科のBlack-browed Barbetの1亜種から分離独立し、台湾の固有種ゴシキドリ(Taiwan Barbet)として別種扱いになっています。
たわわに実った房状の実にやって来たゴシキドリ。緑色の体色に頭頂と喉が黄色、目の上の黒く太いストライプ、青い頬と頸が鮮やかで、まさに五色鳥の名にふさわしい鳥です。




こちらはイイギリの木で休んでいたゴシキドリ。




かってはゴシキドリ科に分類され、そして現在はオオゴシキドリ科のBlack-browed Barbetの1亜種から分離独立し、ゴシキドリ(Taiwan Barbet)として別種扱いになっているゴシキドリですが、これはあくまで分類上での話であり、ゴシキドリ自体は何も変っておらず、ある意味、人間の勝手とも言えます・・・
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タイワンツグミ
昨日の続きで、今日は台湾でも人気のあるタイワンツグミをご紹介します。
タイワンツグミ(Island Thrush)は台湾からフィリピン、ボルネオ、南西太平洋の島嶼にかけて広く分布する体長17~25cmのツグミ科の鳥で、英名からも分かるように島嶼という閉鎖環境で生息していることもあり、現在51の亜種に分類されています。台湾では亜種タイワンツグミが標高1,000~2,500mの山地に分布し、オスでは頭から喉が白色で、後頸から背、翼、尾羽が黒色、下面は栗褐色をした大変美しい鳥として人気があります。
イイギリの赤い実を食べにやって来た亜種タイワンツグミのオス。こちらからは見えない場所で実を食べていたため、撮影できたのはこの1枚だけでした。

こちらは頸から上の白色部分が鈍いタイワンツグミのメス。




こちらは別個体のメス。


今日はイイギリの赤い実にやってきた台湾の固有亜種タイワンツグミをご紹介しましたが、昨年はオスしか見ることができませんでしたが、今回は初めてメスも見ることができました。それにしても数が少なく、警戒心の強いタイワンツグミはカメラマン泣かせの鳥です・・・
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タイワンツグミ(Island Thrush)は台湾からフィリピン、ボルネオ、南西太平洋の島嶼にかけて広く分布する体長17~25cmのツグミ科の鳥で、英名からも分かるように島嶼という閉鎖環境で生息していることもあり、現在51の亜種に分類されています。台湾では亜種タイワンツグミが標高1,000~2,500mの山地に分布し、オスでは頭から喉が白色で、後頸から背、翼、尾羽が黒色、下面は栗褐色をした大変美しい鳥として人気があります。
イイギリの赤い実を食べにやって来た亜種タイワンツグミのオス。こちらからは見えない場所で実を食べていたため、撮影できたのはこの1枚だけでした。

こちらは頸から上の白色部分が鈍いタイワンツグミのメス。




こちらは別個体のメス。


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ミミジロチメドリ
昨日に続き、今日はミミジロチメドリをご紹介します。
ミミジロチメドリ(White‐eared Sibia)は台湾の中海抜の山地に広く生息し、冬季は低海抜の山地に移動する体長22~24cmのチメドリ科ウタイチメドリ属の台湾の固有種で、名前のように耳羽にかけて白い過眼線があり、尾羽が長いのが特徴で、日本では2006年に与那国島で観察例があるようです。
イイギリの赤い実にやって来たミミジロチメドリ。




赤い実を口に咥えました・・・






今日はチメドリ科ウタイチメドリ属の台湾固有種・ミミジロチメドリをご紹介しましたが、国際鳥類学会議(IOC)ではチメドリ科ガビチョウ亜科はガビチョウ科として独立させており、それに従うと本種はガビチョウ科ウタイチメドリ属として分類されることになります・・・
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ミミジロチメドリ(White‐eared Sibia)は台湾の中海抜の山地に広く生息し、冬季は低海抜の山地に移動する体長22~24cmのチメドリ科ウタイチメドリ属の台湾の固有種で、名前のように耳羽にかけて白い過眼線があり、尾羽が長いのが特徴で、日本では2006年に与那国島で観察例があるようです。
イイギリの赤い実にやって来たミミジロチメドリ。




赤い実を口に咥えました・・・






今日はチメドリ科ウタイチメドリ属の台湾固有種・ミミジロチメドリをご紹介しましたが、国際鳥類学会議(IOC)ではチメドリ科ガビチョウ亜科はガビチョウ科として独立させており、それに従うと本種はガビチョウ科ウタイチメドリ属として分類されることになります・・・
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カンムリチメドリ
昨日の続きで、今日はカンムリチメドリをご紹介します。
カンムリチメドリ(Taiwan yuhina)は台湾の中高海抜の山地に生息する体長13cm程の台湾の固有種で、和名のように冠羽に特徴があり、かってはチメドリ科に分類されていましたが、現在は分類が変わり、メジロ科カンムリチメドリ属に分類されています。
カンヒザクラ(寒緋桜)の真っ赤な花にやって来たカンムリチメドリ。




こちらは小木の実にやって来たカンムリチメドリ。







今日はカンヒザクラや小木の実にやって来た台湾の固有種・カンムリチメドリをご紹介しましたが、カンムリチメドリは通常、中海抜の森林で生息し、冬季には低地に降りてくることが知られており、平地あるいは低海抜の森林に生息するメジロとは巧みに棲み分けをしているようです・・・
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カンムリチメドリ(Taiwan yuhina)は台湾の中高海抜の山地に生息する体長13cm程の台湾の固有種で、和名のように冠羽に特徴があり、かってはチメドリ科に分類されていましたが、現在は分類が変わり、メジロ科カンムリチメドリ属に分類されています。
カンヒザクラ(寒緋桜)の真っ赤な花にやって来たカンムリチメドリ。




こちらは小木の実にやって来たカンムリチメドリ。







今日はカンヒザクラや小木の実にやって来た台湾の固有種・カンムリチメドリをご紹介しましたが、カンムリチメドリは通常、中海抜の森林で生息し、冬季には低地に降りてくることが知られており、平地あるいは低海抜の森林に生息するメジロとは巧みに棲み分けをしているようです・・・
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チャバラオオルリ
台湾シリーズの続きで、今日はチャバラオオルリをご紹介します。
チャバラオオルリ(Vivid niltava)はインド、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、中国、台湾などに分布する体長約18~19cmのヒタキ科の鳥で、日本では迷鳥として沖縄島と与那国島で2回記録がある珍鳥です。和名は腹が茶色のオオルリのような鳥ということで名付けられたと思われますが、茶色というよりはむしろ橙色に近い色をしています。
高山帯のイイギリの赤い実にやって来たチャバラオオルリ。




背中を見せてくれたチャバラオオルリ。背中側から見るとオオルリによく似ていますね・・・




こちらは上面がオリーブ褐色で、下面が灰褐色の地味系のメス。





今日は日本でも迷鳥として2回記録があるチャバラオオルリをご紹介しましたが、本種には2亜種が認められており、台湾には基亜種Niltava vivida vividaが留鳥として分布しています。日本で記録された個体も基亜種Niltava vivida vividaとされており、そういう意味でもより親近感を感じさせてくれました・・・
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チャバラオオルリ(Vivid niltava)はインド、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、中国、台湾などに分布する体長約18~19cmのヒタキ科の鳥で、日本では迷鳥として沖縄島と与那国島で2回記録がある珍鳥です。和名は腹が茶色のオオルリのような鳥ということで名付けられたと思われますが、茶色というよりはむしろ橙色に近い色をしています。
高山帯のイイギリの赤い実にやって来たチャバラオオルリ。




背中を見せてくれたチャバラオオルリ。背中側から見るとオオルリによく似ていますね・・・




こちらは上面がオリーブ褐色で、下面が灰褐色の地味系のメス。





今日は日本でも迷鳥として2回記録があるチャバラオオルリをご紹介しましたが、本種には2亜種が認められており、台湾には基亜種Niltava vivida vividaが留鳥として分布しています。日本で記録された個体も基亜種Niltava vivida vividaとされており、そういう意味でもより親近感を感じさせてくれました・・・
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タイワンシジュウカラ
少し前になりますが、桜の咲くころ台湾の探鳥ツアーに参加してきましたので、今日からしばらくの間、当地で目にした鳥たちをご紹介していきたいと思います。
最初は台湾を代表する鳥、タイワンシジュウカラです。
タイワンシジュウカラ(Yellow tit)は台湾の山岳地帯に分布する体長12~13cmの台湾固有のシジュウカラ科の鳥で、顔から体下面は鮮やかな黄色で、頭頂には黒藍色の冠羽があるのが特徴です。
満開の桜にやって来たタイワンシジュウカラ。冠羽が何とも魅力的です・・・




こちらは空抜けですが・・・





今日は台湾を代表するタイワンシジュウカラをご紹介しましたが、タイワンシジュウカラは全体的に個体数が少なく、高山帯の限られたところでしか見ることが難しいようで、昨年も遠くの木にやって来た個体をほんの一瞬目にしただけでした。今回も動きが早く満足いくものではありませんが、それでも何とか花がらみの写真を撮影することができました・・・
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最初は台湾を代表する鳥、タイワンシジュウカラです。
タイワンシジュウカラ(Yellow tit)は台湾の山岳地帯に分布する体長12~13cmの台湾固有のシジュウカラ科の鳥で、顔から体下面は鮮やかな黄色で、頭頂には黒藍色の冠羽があるのが特徴です。
満開の桜にやって来たタイワンシジュウカラ。冠羽が何とも魅力的です・・・




こちらは空抜けですが・・・





今日は台湾を代表するタイワンシジュウカラをご紹介しましたが、タイワンシジュウカラは全体的に個体数が少なく、高山帯の限られたところでしか見ることが難しいようで、昨年も遠くの木にやって来た個体をほんの一瞬目にしただけでした。今回も動きが早く満足いくものではありませんが、それでも何とか花がらみの写真を撮影することができました・・・
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亜種カラスバト
三宅島探鳥記の最後に、今日は亜種カラスバトをご紹介します。
カラスバト(Japanese Wood Pigeon)は日本と朝鮮半島南部の海岸、済州島、鬱陵島にのみ分布する体長約40cmのハト科カワラバト属の鳥で、日本では留鳥として本州中部以南の島嶼に分布し、春秋の渡りの時期には日本海側の離島で観察されることが多いことで知られています。なお、カラスバトは以下の3亜種が認められており、①亜種カラスバト(本州中部以南の島嶼、朝鮮半島南部の海岸と島嶼)、②亜種アカガシラカラスバト(小笠原諸島、硫黄列島)、③亜種ヨナグニカラスバト(先島諸島)、今回、三宅島で目にしたのはの伊豆諸島に分布する亜種カラスバトです。
島の周遊道路脇の枯れ木にとまっていた亜種カラスバト。全身真っ黒に見え、キジバトより大きく、体のわりに頸は長く、頭が小さく見えるのが特徴です。

空抜けのため本来の美しい色が出ていませんが、よく見ると頭から後頸、背は赤紫色で、頸と胸には緑色の金属光沢が見られます。





今日まで三宅島で目にした鳥たちを縷々ご紹介してきましたが、島で目にする鳥たちはほとんどが固有種あるいは固有亜種たちであり、東京都とはいえ船で約6時間半という離れた場所で長い時間をかけ独自の進化を遂げてきたものと思われます。今回、幸いにも代表的な野鳥はほぼ目にすることができましたが、三宅島には離島ならではの様々な魅力があり、今度はのんびりと島で過ごしてみたいと思いながら島を後にしました・・・
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カラスバト(Japanese Wood Pigeon)は日本と朝鮮半島南部の海岸、済州島、鬱陵島にのみ分布する体長約40cmのハト科カワラバト属の鳥で、日本では留鳥として本州中部以南の島嶼に分布し、春秋の渡りの時期には日本海側の離島で観察されることが多いことで知られています。なお、カラスバトは以下の3亜種が認められており、①亜種カラスバト(本州中部以南の島嶼、朝鮮半島南部の海岸と島嶼)、②亜種アカガシラカラスバト(小笠原諸島、硫黄列島)、③亜種ヨナグニカラスバト(先島諸島)、今回、三宅島で目にしたのはの伊豆諸島に分布する亜種カラスバトです。
島の周遊道路脇の枯れ木にとまっていた亜種カラスバト。全身真っ黒に見え、キジバトより大きく、体のわりに頸は長く、頭が小さく見えるのが特徴です。

空抜けのため本来の美しい色が出ていませんが、よく見ると頭から後頸、背は赤紫色で、頸と胸には緑色の金属光沢が見られます。





今日まで三宅島で目にした鳥たちを縷々ご紹介してきましたが、島で目にする鳥たちはほとんどが固有種あるいは固有亜種たちであり、東京都とはいえ船で約6時間半という離れた場所で長い時間をかけ独自の進化を遂げてきたものと思われます。今回、幸いにも代表的な野鳥はほぼ目にすることができましたが、三宅島には離島ならではの様々な魅力があり、今度はのんびりと島で過ごしてみたいと思いながら島を後にしました・・・
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亜種ミヤケコゲラ、亜種シチトウメジロ
昨日の続きで、今日は何れも伊豆諸島の亜種、ミヤケコゲラとシチトウメジロをご紹介します。
最初は亜種ミヤケコゲラです。
コゲラ(Japanese Pygmy Woodpecker)はロシア南東部、サハリン、朝鮮半島、中国東北部、日本列島など、東アジアの限られた地域に分布する体長約15cmのキツツキ科アカゲラ属の鳥で、分布域により10亜種に分かれており、そのうち日本では以下の 9亜種が分布し、南へ行くほど体色が濃くなり、上面の白斑の幅も狭くなるようです。
エゾコゲラ(北海道、南千島)、コゲラ(本州北・中部)、ミヤケコゲラ(大島、三宅島、御蔵島、八丈島)、シコクコゲラ(本州西部および四国)、ツシマコゲラ(対馬、隠岐諸島)、キュウシュウコゲラ(九州)、アマミコゲラ(奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島)、リュウキュウコゲラ(沖縄本島、屋我地島)、オリイコゲラ(西表島)
このように亜種の多いコゲラですが、今回訪れた三宅島では亜種ミヤケコゲラが分布しており、亜種コゲラに比べより暗色なのが特徴のようで、今回、森で目にした個体も体色は濃く、上面の白斑の幅も狭く見えました。





水浴びにやって来た亜種ミヤケコゲラ。

次は亜種シチトウメジロです。
メジロ(Japanese White-eye)については今更言うこともありませんが、東アジアから東南アジアにかけて分布する体長約12cmのメジロ科メジロ属の鳥で、分布域により全部で9亜種に分類されており、日本では北海道から南西諸島、硫黄列島にかけ広く分布し、国内では6亜種(メジロ、シチトウメジロ、イオウジマメジロ、ダイトウメジロ、シマメジロ、リュウキュウメジロ)の分布が知られています。その中で今回、三宅島で目にしたのは伊豆諸島(伊豆大島から鳥島まで)に分布する亜種シチトウメジロで、亜種メジロに比べ、嘴がより長く、 脇は灰褐色でブドウ色みに乏しいとされています。
水場近くに現れた亜種シチトウメジロ。確かに嘴が長いですね・・・


今日は伊豆諸島に分布する亜種ミヤケコゲラと亜種シチトウメジロをご紹介しましたが、基本的に留鳥であるこれらの鳥たちにとっては、本州から遠く離れたこのような島々で長い時間をかけ独自の進化を遂げてきたものと思われます・・・
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最初は亜種ミヤケコゲラです。
コゲラ(Japanese Pygmy Woodpecker)はロシア南東部、サハリン、朝鮮半島、中国東北部、日本列島など、東アジアの限られた地域に分布する体長約15cmのキツツキ科アカゲラ属の鳥で、分布域により10亜種に分かれており、そのうち日本では以下の 9亜種が分布し、南へ行くほど体色が濃くなり、上面の白斑の幅も狭くなるようです。
エゾコゲラ(北海道、南千島)、コゲラ(本州北・中部)、ミヤケコゲラ(大島、三宅島、御蔵島、八丈島)、シコクコゲラ(本州西部および四国)、ツシマコゲラ(対馬、隠岐諸島)、キュウシュウコゲラ(九州)、アマミコゲラ(奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島)、リュウキュウコゲラ(沖縄本島、屋我地島)、オリイコゲラ(西表島)
このように亜種の多いコゲラですが、今回訪れた三宅島では亜種ミヤケコゲラが分布しており、亜種コゲラに比べより暗色なのが特徴のようで、今回、森で目にした個体も体色は濃く、上面の白斑の幅も狭く見えました。





水浴びにやって来た亜種ミヤケコゲラ。

次は亜種シチトウメジロです。
メジロ(Japanese White-eye)については今更言うこともありませんが、東アジアから東南アジアにかけて分布する体長約12cmのメジロ科メジロ属の鳥で、分布域により全部で9亜種に分類されており、日本では北海道から南西諸島、硫黄列島にかけ広く分布し、国内では6亜種(メジロ、シチトウメジロ、イオウジマメジロ、ダイトウメジロ、シマメジロ、リュウキュウメジロ)の分布が知られています。その中で今回、三宅島で目にしたのは伊豆諸島(伊豆大島から鳥島まで)に分布する亜種シチトウメジロで、亜種メジロに比べ、嘴がより長く、 脇は灰褐色でブドウ色みに乏しいとされています。
水場近くに現れた亜種シチトウメジロ。確かに嘴が長いですね・・・


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固有亜種オーストンヤマガラ
昨日の続きで、今日はヤマガラの亜種、オーストンヤマガラをご紹介します。
ヤマガラ(Varied Tit)は千島列島南部から日本、朝鮮半島、中国北東部、台湾に分布する体長約14cmのシジュウカラ科コガラ属の鳥で、分布域により全部で8亜種に分類されており、そのうち日本では亜種ヤマガラ(日本、韓国、北朝鮮)、亜種ナミエヤマガラ (神津島、新島、利島)、亜種オーストンヤマガラ (八丈島、御蔵島、三宅島)、亜種タネヤマガラ(種子島)。亜種ヤクシマヤマガラ(屋久島)、亜種アマミヤマガラ(奄美大島)、亜種オリイヤマガラ (西表島)の7亜種が分布し、体色は南部の亜種ほど色味が濃い傾向があるようです。
このように亜種の多いヤマガラですが、今回訪れた三宅島では固有亜種オーストンヤマガラが生息しており、亜種ヤマガラに比べ一回り大きく、額や頬、頭部の明色斑も体下面と同じく濃い赤褐色で、嘴が太いのが特徴です。
水場近くにやって来た亜種オーストンヤマガラ。亜種ヤマガラに比べると、確かに顔から体下面は濃い赤褐色です。



頭部の細い斑も体下面と同じく濃い赤褐色です・・・


今日はヤマガラの亜種オーストンヤマガラをご紹介しましたが、現在IOC(世界鳥類学会議)では上記8亜種のうち、亜種オーストンヤマガラ、亜種イリオモテヤマガラ、亜種タイワンヤマガラの3亜種を別種として分離独立させており、日本鳥類目録次期改訂版(第8版)でも検討されるものと思われます・・・
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ヤマガラ(Varied Tit)は千島列島南部から日本、朝鮮半島、中国北東部、台湾に分布する体長約14cmのシジュウカラ科コガラ属の鳥で、分布域により全部で8亜種に分類されており、そのうち日本では亜種ヤマガラ(日本、韓国、北朝鮮)、亜種ナミエヤマガラ (神津島、新島、利島)、亜種オーストンヤマガラ (八丈島、御蔵島、三宅島)、亜種タネヤマガラ(種子島)。亜種ヤクシマヤマガラ(屋久島)、亜種アマミヤマガラ(奄美大島)、亜種オリイヤマガラ (西表島)の7亜種が分布し、体色は南部の亜種ほど色味が濃い傾向があるようです。
このように亜種の多いヤマガラですが、今回訪れた三宅島では固有亜種オーストンヤマガラが生息しており、亜種ヤマガラに比べ一回り大きく、額や頬、頭部の明色斑も体下面と同じく濃い赤褐色で、嘴が太いのが特徴です。
水場近くにやって来た亜種オーストンヤマガラ。亜種ヤマガラに比べると、確かに顔から体下面は濃い赤褐色です。



頭部の細い斑も体下面と同じく濃い赤褐色です・・・


今日はヤマガラの亜種オーストンヤマガラをご紹介しましたが、現在IOC(世界鳥類学会議)では上記8亜種のうち、亜種オーストンヤマガラ、亜種イリオモテヤマガラ、亜種タイワンヤマガラの3亜種を別種として分離独立させており、日本鳥類目録次期改訂版(第8版)でも検討されるものと思われます・・・
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固有亜種モスケミソサザイ
昨日の続きで、今日はミソサザイの亜種で、伊豆諸島だけに分布する日本の固有亜種モスケミソサザイをご紹介します。
ミソサザイ(Eurasian wren)はヨーロッパ、アフリカ北部、西アジア、中央アジアからロシア極東部、東南アジア北部、中国、台湾、朝鮮半島、日本にかけて繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南方へ渡るとされる体長10~11cmのミソサザイ科ミソサザイ属の鳥で、分布域により全部で28亜種に分かれており、そのうち日本では千島列島南部、樺太、日本に分布する亜種ミソサザイのほか、伊豆諸島に分布する亜種モスケミソサザイ、屋久島、種子島に分布する亜種Troglodytes troglodytes ogawae、 シベリア南東部、中国北東部、朝鮮半島、対馬に分布する亜種Troglodytes troglodytes dauricusの4亜種の存在が知られています。
水場近くに現れた亜種モスケミソサザイ。亜種ミソサザイに比べ全身濃い焦げ茶色で、成鳥でも口角が橙褐色をしています。





木の幹に張り付いた亜種モスケミソサザイ。

今日はミソサザイの亜種で、伊豆諸島だけに分布する日本の固有亜種モスケミソサザイをご紹介しましたが、日本には上記4亜種のほか、かっては南大東島に分布し現在は絶滅した亜種ダイトウミソサザイの存在も知られています。そんな中、日本の固有亜種モスケミソサザイについても環境省及び東京都のレッドリストで絶滅危惧IB類(EN)の指定を受けており、亜種ダイトウミソサザイの二の舞にならないよう、的確な保全対策を講じてほしいものです・・・
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ミソサザイ(Eurasian wren)はヨーロッパ、アフリカ北部、西アジア、中央アジアからロシア極東部、東南アジア北部、中国、台湾、朝鮮半島、日本にかけて繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南方へ渡るとされる体長10~11cmのミソサザイ科ミソサザイ属の鳥で、分布域により全部で28亜種に分かれており、そのうち日本では千島列島南部、樺太、日本に分布する亜種ミソサザイのほか、伊豆諸島に分布する亜種モスケミソサザイ、屋久島、種子島に分布する亜種Troglodytes troglodytes ogawae、 シベリア南東部、中国北東部、朝鮮半島、対馬に分布する亜種Troglodytes troglodytes dauricusの4亜種の存在が知られています。
水場近くに現れた亜種モスケミソサザイ。亜種ミソサザイに比べ全身濃い焦げ茶色で、成鳥でも口角が橙褐色をしています。





木の幹に張り付いた亜種モスケミソサザイ。

今日はミソサザイの亜種で、伊豆諸島だけに分布する日本の固有亜種モスケミソサザイをご紹介しましたが、日本には上記4亜種のほか、かっては南大東島に分布し現在は絶滅した亜種ダイトウミソサザイの存在も知られています。そんな中、日本の固有亜種モスケミソサザイについても環境省及び東京都のレッドリストで絶滅危惧IB類(EN)の指定を受けており、亜種ダイトウミソサザイの二の舞にならないよう、的確な保全対策を講じてほしいものです・・・
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固有亜種タネコマドリ
三宅島探鳥記の続きで、今日はコマドリの亜種で日本の固有亜種タネコマドリをご紹介します。
コマドリ(Japanese Robin)は夏季に日本の九州以北、サハリン、南千島で繁殖し、冬季になると中国南部へ南下し越冬する亜種コマドリのほか、伊豆諸島、種子島、屋久島に分布する固有亜種タネコマドリの2亜種が分布し、亜種コマドリが亜高山帯の渓谷や斜面にある笹などの下草が生い茂った針葉樹林や混交林で生息するのに対し、亜種タネコマドリは主に照葉樹林に生息しています。
水場にやって来た亜種タネコマドリのオス。暗い場所でしかも水浴びを終えた後のため綺麗な写真ではありませんが・・・





こちらは全体的に色が鈍い亜種タネコマドリのメス。



今日はコマドリの亜種で日本の固有亜種タネコマドリをご紹介しましたが、和名の由来ともなった種子島では近年繁殖は見つかっておらず、屋久島の個体群も伊豆諸島の個体群とは羽色が異なることから、分類上の再検討が必要との指摘もあるようです・・・
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コマドリ(Japanese Robin)は夏季に日本の九州以北、サハリン、南千島で繁殖し、冬季になると中国南部へ南下し越冬する亜種コマドリのほか、伊豆諸島、種子島、屋久島に分布する固有亜種タネコマドリの2亜種が分布し、亜種コマドリが亜高山帯の渓谷や斜面にある笹などの下草が生い茂った針葉樹林や混交林で生息するのに対し、亜種タネコマドリは主に照葉樹林に生息しています。
水場にやって来た亜種タネコマドリのオス。暗い場所でしかも水浴びを終えた後のため綺麗な写真ではありませんが・・・





こちらは全体的に色が鈍い亜種タネコマドリのメス。



今日はコマドリの亜種で日本の固有亜種タネコマドリをご紹介しましたが、和名の由来ともなった種子島では近年繁殖は見つかっておらず、屋久島の個体群も伊豆諸島の個体群とは羽色が異なることから、分類上の再検討が必要との指摘もあるようです・・・
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アカコッコ
三宅島探鳥記の続きで、今日はこちらも三宅島を代表する鳥、アカコッコをご紹介します。
アカコッコ(Izu Thrush)は留鳥として伊豆諸島とトカラ列島だけで繁殖する体長23~24cmのヒタキ科ツグミ属の日本の固有種で、オスは頭部から胸は光沢のある黒色で嘴、眼瞼輪は黄色、腹から脇は暗橙色という大変インパクトのある美しい鳥です。
水場近くにやって来たアカコッコのオス。この場所で繁殖しているらしく、足輪が付けられていました。





枝にとまったアカコッコ。

昨日に続き、こちらも三宅島を代表するアカコッコをご紹介しましたが、アカコッコもまた開発による生息地の破壊、人為的に移入されたニホンイタチによる捕食、また最大の繁殖地である三宅島では2000年の噴火などにより生息数は減少しているそうで、1975年に国の天然記念物に指定されています。この貴重な鳥がいつまでも私たちの目を楽しませてくれることを祈りたいものです・・・
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アカコッコ(Izu Thrush)は留鳥として伊豆諸島とトカラ列島だけで繁殖する体長23~24cmのヒタキ科ツグミ属の日本の固有種で、オスは頭部から胸は光沢のある黒色で嘴、眼瞼輪は黄色、腹から脇は暗橙色という大変インパクトのある美しい鳥です。
水場近くにやって来たアカコッコのオス。この場所で繁殖しているらしく、足輪が付けられていました。





枝にとまったアカコッコ。

昨日に続き、こちらも三宅島を代表するアカコッコをご紹介しましたが、アカコッコもまた開発による生息地の破壊、人為的に移入されたニホンイタチによる捕食、また最大の繁殖地である三宅島では2000年の噴火などにより生息数は減少しているそうで、1975年に国の天然記念物に指定されています。この貴重な鳥がいつまでも私たちの目を楽しませてくれることを祈りたいものです・・・
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イイジマムシクイ
昨日の続きで、今日はこちらも日本ではごく限られた場所にしかやって来ないイイジマムシクイをご紹介します。
イイジマムシクイ(Ijima's Leaf Warbler)は夏季には伊豆大島から青ヶ島までの伊豆諸島とトカラ列島中之島で繁殖し、冬季になるとフィリピンへ南下し越冬すると考えられている体長約12cmのムシクイ科ムシクイ属の鳥で、見た目はセンダイムシクイに酷似していますが、頭央線がなく、アイリングが目立ち、頭側線が不明瞭で眉斑が細く、体下面は黄色みが強いのが特徴です。
水場に現れたイイジマムシクイ。ちょっと見にはセンダイムシクイそっくりですが、眉斑は細く、アイリングもはっきりしています。

センダイムシクイに見られる頭央線もありません。






今日はこちらも日本ではごく限られた場所にしかやって来ないイイジマムシクイをご紹介しましたが、本種も森林伐採や道路工事による繁殖地の破壊などにより生息数は減少しているそうで、主要な繁殖地であった三宅島では2000年の噴火により約60%の森林が消失あるいは影響を受け、本種への影響も懸念されているほか、未だ不明である越冬地の環境破壊の可能性も考えられており、日本では1975年に国の天然記念物に指定されています。昨日のウチヤマセンニュウ同様、いつまでも私たちの目を楽しませてほしいものです・・・
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イイジマムシクイ(Ijima's Leaf Warbler)は夏季には伊豆大島から青ヶ島までの伊豆諸島とトカラ列島中之島で繁殖し、冬季になるとフィリピンへ南下し越冬すると考えられている体長約12cmのムシクイ科ムシクイ属の鳥で、見た目はセンダイムシクイに酷似していますが、頭央線がなく、アイリングが目立ち、頭側線が不明瞭で眉斑が細く、体下面は黄色みが強いのが特徴です。
水場に現れたイイジマムシクイ。ちょっと見にはセンダイムシクイそっくりですが、眉斑は細く、アイリングもはっきりしています。

センダイムシクイに見られる頭央線もありません。






今日はこちらも日本ではごく限られた場所にしかやって来ないイイジマムシクイをご紹介しましたが、本種も森林伐採や道路工事による繁殖地の破壊などにより生息数は減少しているそうで、主要な繁殖地であった三宅島では2000年の噴火により約60%の森林が消失あるいは影響を受け、本種への影響も懸念されているほか、未だ不明である越冬地の環境破壊の可能性も考えられており、日本では1975年に国の天然記念物に指定されています。昨日のウチヤマセンニュウ同様、いつまでも私たちの目を楽しませてほしいものです・・・
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ウチヤマセンニュウ
この時期、限られた島嶼に夏鳥としてやって来るウチヤマセンニュウに会いたくて、伊豆諸島・三宅島に行ってきました。
ウチヤマセンニュウ(Styan's Grasshopper Warbler)は夏季は日本や朝鮮半島、ロシア東部周辺の島嶼等で繁殖し、冬季は中国南東部、ベトナム北部で越冬する体長約17cmのセンニュウ科センニュウ属の鳥で、日本では夏季に繁殖のため伊豆諸島の一部、本州、四国、九州の島嶼に渡来することが知られています。
海岸線の草原で目にしたウチヤマセンニュウ。北海道に夏鳥としてやって来るシマセンニュウと大変よく似ていますが、体上面は灰褐色でシマセンニュウよりも赤みが少なく、嘴と足がより長く、体下面はより白っぽいのが特徴です。




繁殖期のこの時期、大きく口を開けて囀ってくれました・・・

飛び出し・・・

体上面は灰褐色で、シマセンニュウほど赤みがありません・・・

別の場所で囀っていたウチヤマセンニュウ。

今日は日本では限られた島嶼にしかやって来ないウチヤマセンニュウをご紹介しましたが、近年、開発などによる生息地の破壊等により繁殖地が減少しているようで、絶滅危惧IB類に指定されています。この貴重な種がいつまでも絶えることがないよう、生息域全体での保全活動に期待したいものです・・・
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ウチヤマセンニュウ(Styan's Grasshopper Warbler)は夏季は日本や朝鮮半島、ロシア東部周辺の島嶼等で繁殖し、冬季は中国南東部、ベトナム北部で越冬する体長約17cmのセンニュウ科センニュウ属の鳥で、日本では夏季に繁殖のため伊豆諸島の一部、本州、四国、九州の島嶼に渡来することが知られています。
海岸線の草原で目にしたウチヤマセンニュウ。北海道に夏鳥としてやって来るシマセンニュウと大変よく似ていますが、体上面は灰褐色でシマセンニュウよりも赤みが少なく、嘴と足がより長く、体下面はより白っぽいのが特徴です。




繁殖期のこの時期、大きく口を開けて囀ってくれました・・・

飛び出し・・・

体上面は灰褐色で、シマセンニュウほど赤みがありません・・・

別の場所で囀っていたウチヤマセンニュウ。

今日は日本では限られた島嶼にしかやって来ないウチヤマセンニュウをご紹介しましたが、近年、開発などによる生息地の破壊等により繁殖地が減少しているようで、絶滅危惧IB類に指定されています。この貴重な種がいつまでも絶えることがないよう、生息域全体での保全活動に期待したいものです・・・
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ブッポウソウ、アオバト
舳倉島シリーズの最後に今日はブッポウソウとアオバトをご紹介します。
最初はブッポウソウです。
ブッポウソウ(Oriental Dollarbird)はユーラシア大陸東部とオーストラリアで繁殖するほか、インドから東南アジアでは留鳥として周年生息。日本には夏鳥として飛来し、本州、四国、九州で繁殖した後、冬季は東南アジアに渡りますが、光沢のある青色の胴体に群青色の喉、嘴と脚は鮮やかな赤橙色、飛翔している時には初列風切の白い斑紋が目立つ大変美しい鳥として人気があります。
はるか遠くの松の木にとまっていたブッポウソウ。大きくトリミングしていますが、光沢のある青色の胴体と赤い嘴を何とか確認することができます。



次はアオバトです。
アオバト(White-bellied Green Pigeon)は中国、台湾、日本に分布し、本州、四国、九州では留鳥で、北海道では夏鳥、南西諸島や台湾、中国では冬鳥として知られています。
そんなアオバトですが、北に向かう移動の途中なのでしょうか、はるか遠方の松の木に数羽とまっていました。

更に大きくトリミング。鮮明な写真ではありませんが、この個体は肩羽が暗赤色であることからオスであることがかろうじて分かります。

今日まで長々と舳倉島シリーズにお付き合いいただきありがとうございました。今回はそれほど珍鳥という鳥には出会うことができませんでしたが、それでもこのような日本海側の島嶼ならではの鳥たちに出会うことができ、楽しい時間を過ごすことができました。次回は秋の渡りシーズンに再び訪れたいと思います・・・
ご訪問ありがとうございました。
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最初はブッポウソウです。
ブッポウソウ(Oriental Dollarbird)はユーラシア大陸東部とオーストラリアで繁殖するほか、インドから東南アジアでは留鳥として周年生息。日本には夏鳥として飛来し、本州、四国、九州で繁殖した後、冬季は東南アジアに渡りますが、光沢のある青色の胴体に群青色の喉、嘴と脚は鮮やかな赤橙色、飛翔している時には初列風切の白い斑紋が目立つ大変美しい鳥として人気があります。
はるか遠くの松の木にとまっていたブッポウソウ。大きくトリミングしていますが、光沢のある青色の胴体と赤い嘴を何とか確認することができます。



次はアオバトです。
アオバト(White-bellied Green Pigeon)は中国、台湾、日本に分布し、本州、四国、九州では留鳥で、北海道では夏鳥、南西諸島や台湾、中国では冬鳥として知られています。
そんなアオバトですが、北に向かう移動の途中なのでしょうか、はるか遠方の松の木に数羽とまっていました。

更に大きくトリミング。鮮明な写真ではありませんが、この個体は肩羽が暗赤色であることからオスであることがかろうじて分かります。

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ハチクマ、ハイタカ、ツミ
舳倉島シリーズの続きで、今日は渡りの途中、島にやって来たと思われるハチクマとハイタカ、ツミをご紹介します。
最初はハチクマです。
ハチクマ(Crested honey Bazzard)はロシアのバイカル湖付近から極東地域、サハリン、中国東北部にかけての地域とインドから東南アジアで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南下して、インドや東南アジア方面の地域に渡り越冬。日本では夏鳥として渡来し、九州以北の各地で繁殖することが知られています。
移動途中、島の上空を旋回していたハチクマ。体下面と下雨覆が白っぽく、尾羽の黒帯が細いことから、淡色型のメスと思われます。




次はハイタカです。
ハイタカ(Eurasian Sparrowhawk)はユーラシア大陸の温帯から亜寒帯にかけての広い地域に分布し、6亜種に分類されていますが、日本にはシベリア東部からカムチャッカ、中国北部、日本などで繁殖する亜種ハイタカが留鳥として四国以北に分布し、九州以南では冬鳥として知られています。
移動途中、島に立ち寄ったと思われる亜種ハイタカ。逆光のため鮮明な写真ではありませんが、尾が長く見え、飛翔時、初列風切最外の翼指の分離が6枚であることから何とかハイタカであることが分かります。



最後はツミです。
ツミ(Japanese Sparrowhawk)は夏季に中国東部や日本、朝鮮半島で繁殖し、冬季は中国南部や東南アジアに南下して越冬。日本では温暖な地域では周年生息(留鳥)しますが、寒冷地では冬季に南下することもあるようです。
移動途中、島に立ち寄ったと思われるツミ。胸以下に黒褐色の横斑あることからメスと思われます。


今日は渡りの途中、島に立ち寄ったと思われるハチクマとハイタカ、ツミをご紹介しましたが、そのうち、ハイタカやツミは島に立ち寄る小鳥類を狙っているようで、猛スピードで獲物を追いかける姿を時折見ることができました・・・
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最初はハチクマです。
ハチクマ(Crested honey Bazzard)はロシアのバイカル湖付近から極東地域、サハリン、中国東北部にかけての地域とインドから東南アジアで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南下して、インドや東南アジア方面の地域に渡り越冬。日本では夏鳥として渡来し、九州以北の各地で繁殖することが知られています。
移動途中、島の上空を旋回していたハチクマ。体下面と下雨覆が白っぽく、尾羽の黒帯が細いことから、淡色型のメスと思われます。




次はハイタカです。
ハイタカ(Eurasian Sparrowhawk)はユーラシア大陸の温帯から亜寒帯にかけての広い地域に分布し、6亜種に分類されていますが、日本にはシベリア東部からカムチャッカ、中国北部、日本などで繁殖する亜種ハイタカが留鳥として四国以北に分布し、九州以南では冬鳥として知られています。
移動途中、島に立ち寄ったと思われる亜種ハイタカ。逆光のため鮮明な写真ではありませんが、尾が長く見え、飛翔時、初列風切最外の翼指の分離が6枚であることから何とかハイタカであることが分かります。



最後はツミです。
ツミ(Japanese Sparrowhawk)は夏季に中国東部や日本、朝鮮半島で繁殖し、冬季は中国南部や東南アジアに南下して越冬。日本では温暖な地域では周年生息(留鳥)しますが、寒冷地では冬季に南下することもあるようです。
移動途中、島に立ち寄ったと思われるツミ。胸以下に黒褐色の横斑あることからメスと思われます。


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ハヤブサ
舳倉島シリーの続きで、今日はハヤブサをご紹介します。
ハヤブサ(Peregrine Falcon)は南極大陸を除くほぼ全世界に分布し、寒冷地に分布する個体群は冬季になると温帯域や熱帯域へ移動し越冬。日本では亜種ハヤブサが周年留鳥として生息し、冬季に亜種オオハヤブサや亜種シベリアハヤブサが越冬のため稀に飛来するようです。
そんなハヤブサですが、この時期、渡りの途中、島に立ち寄る小鳥類を狙ってやってきているようで、日中激しく飛び回っていました。こちらは海岸線で獲物を探して周りを見まわしていたハヤブサ。




こちらは小鳥を追いかけて海岸線を低空飛翔していたハヤブサ。



今日は渡りの途中、島に立ち寄る小鳥類を狙ってやってきたハヤブサをご紹介しましたが、このハヤブサはまだ若い個体のようで、狩りはそれほどうまくなく失敗を繰り返していました。鳥類の頂点に立つ猛禽類でも生きていくのはなかなか大変なようです・・・
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ハヤブサ(Peregrine Falcon)は南極大陸を除くほぼ全世界に分布し、寒冷地に分布する個体群は冬季になると温帯域や熱帯域へ移動し越冬。日本では亜種ハヤブサが周年留鳥として生息し、冬季に亜種オオハヤブサや亜種シベリアハヤブサが越冬のため稀に飛来するようです。
そんなハヤブサですが、この時期、渡りの途中、島に立ち寄る小鳥類を狙ってやってきているようで、日中激しく飛び回っていました。こちらは海岸線で獲物を探して周りを見まわしていたハヤブサ。




こちらは小鳥を追いかけて海岸線を低空飛翔していたハヤブサ。



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亜種マミジロツメナガセキレイ、亜種シベリアツメナガセキレイ?
舳倉島シリーズの続きで、今日はツメナガセキレイの亜種でマミジロツメナガセキレイとシベリアツメナガセキレイと思われる個体をご紹介します。
ツメナガセキレイ(Yellow Wagtail)は夏季にユーラシア大陸中部以北、アラスカで繁殖し、冬季はアフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシアなどへ渡り越冬。日本では5亜種(ツメナガセキレイ、キタツメナガセキレイ、シベリアツメナガセキレイ、マミジロツメナガセキレイ、カオジロツメナガセキレイ)の記録があり、渡りの時期に日本海側の島嶼や南西諸島で比較的よく見られるほか、亜種ツメナガセキレイが北海道で繁殖し、冬季に亜種キタツメナガセキレイが越冬のため主に沖縄県に飛来することが知られています。
こちらは島の海岸線で目にしたツメナガセキレイ。眉斑が白く、外頬線も白いことから亜種マミジロツメナガセキレイと思われます。




こちらは典型的なシベリアツメナガセキレイとは少し違う気もしますが、頭部が暗灰色で、顔が黒っぽく、眼の後方に細く白い眉斑があり、マミジロツメナガセキレイのような明瞭な眉斑が見られないことから亜種シベリアツメナガセキレイの可能性も考えられます。

こちらはその中間的な特徴を持った個体。



今日はツメナガセキレイの亜種、マミジロツメナガセキレイとシベリアツメナガセキレイの可能性のある個体をご紹介しましたが、それにしても両者は類似点も多く、その中間的な特徴を持った個体は果たしてどちらなのか悩ましいところがあります・・・
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ツメナガセキレイ(Yellow Wagtail)は夏季にユーラシア大陸中部以北、アラスカで繁殖し、冬季はアフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシアなどへ渡り越冬。日本では5亜種(ツメナガセキレイ、キタツメナガセキレイ、シベリアツメナガセキレイ、マミジロツメナガセキレイ、カオジロツメナガセキレイ)の記録があり、渡りの時期に日本海側の島嶼や南西諸島で比較的よく見られるほか、亜種ツメナガセキレイが北海道で繁殖し、冬季に亜種キタツメナガセキレイが越冬のため主に沖縄県に飛来することが知られています。
こちらは島の海岸線で目にしたツメナガセキレイ。眉斑が白く、外頬線も白いことから亜種マミジロツメナガセキレイと思われます。




こちらは典型的なシベリアツメナガセキレイとは少し違う気もしますが、頭部が暗灰色で、顔が黒っぽく、眼の後方に細く白い眉斑があり、マミジロツメナガセキレイのような明瞭な眉斑が見られないことから亜種シベリアツメナガセキレイの可能性も考えられます。

こちらはその中間的な特徴を持った個体。



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夏羽のオグロシギ
舳倉島シリーズの続きで、今日はオグロシギをご紹介します。
オグロシギ(Black-tailed Godwit)はユーラシア大陸の中部から北部で繁殖し、冬季はアフリカ、インド、マレーシア、インドネシア、フィリピン、オーストラリアなどで越冬する体長38.5cmほどのシギ科オグロシギ属の鳥で、日本では旅鳥として春と秋に北海道から沖縄までの各地に渡来しますが、春より秋の方が飛来数が多いようです。
そんなオグロシギですが、島の海岸線では頭部から胸が赤褐色の夏羽の美しい個体を目にすることができました。


キアシシギ(左側)と一緒にいたオグロシギ。



今日は渡りの途中、島に立ち寄った夏羽のオグロシギをご紹介しましたが、やはりシギチは夏羽がいいですね・・・
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オグロシギ(Black-tailed Godwit)はユーラシア大陸の中部から北部で繁殖し、冬季はアフリカ、インド、マレーシア、インドネシア、フィリピン、オーストラリアなどで越冬する体長38.5cmほどのシギ科オグロシギ属の鳥で、日本では旅鳥として春と秋に北海道から沖縄までの各地に渡来しますが、春より秋の方が飛来数が多いようです。
そんなオグロシギですが、島の海岸線では頭部から胸が赤褐色の夏羽の美しい個体を目にすることができました。


キアシシギ(左側)と一緒にいたオグロシギ。



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エゾムシクイ、センダイムシクイ、オオムシクイ?
舳倉島シリーズの続きで、今日は島で目にしたムシクイの仲間3種をご紹介します。
最初はエゾムシクイです。
エゾムシクイ(Sakhalin Leaf Warbler)は夏季に日本やロシア東部で繁殖し、冬季は東南アジアで越冬するする体長約12cmのムシクイ科ムシクイ属の仲間で、日本では夏季に繁殖のため北海道から九州にかけて渡来します。眉斑は白く、前方がバフ色みを帯び、頭部は暗灰褐色で、背からの上面は緑褐色をしているのが特徴です。
水場に姿を見せたエゾムシクイ。上記特徴を有しているのが確認できます。




次はセンダイムシクイです。
センダイムシクイ(Eastern Crowned Warbler)は夏季に中国北東部、日本、ロシア南東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季になると東南アジアへ南下し越冬する体長約13cmのムシクイ属の仲間で、日本には繁殖のため九州以北に夏鳥として渡来します。
海岸線で目にしたセンダイムシクイ。淡黄色の眉斑が明瞭で、大雨覆には淡黄色の斑紋が入り、黒褐色の上嘴と橙黄色の下嘴、そして最大の特徴である頭央線がかろうじて確認できます。



最後はオオムシクイ?と思われる個体です。
オオムシクイ(Kamchatka Leaf Warbler)は夏鳥として北海道の知床半島や千島列島、サハリン、カムチャッカで繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する体長10~13cmのムシクイ属の仲間で、日本全国各地に旅鳥として飛来し、個体数は多いとされています。メボソムシクイの近縁3種(メボソムシクイ、オオムシクイ、コムシクイ)は外見での野外識別は困難とされていますが、声による識別は有効で、オオムシクイの囀りは「ジジロ、ジジロ」「チチロ、チチロ」と3拍子で、地鳴きは「ジッ」「ジジッ」と大きな声で鳴くのが特徴だそうです。
水場で目にしたオオムシクイと思われる個体。鳴き声がしなかったため識別は困難ですが、メボソムシクイの春の渡りは4月下旬~5月上旬頃が最も多く、オオムシクイはそれより遅い5月中旬~6月中旬と言われていますので、時期から考えるとオオムシクイの可能性が高いと思われました。



今日はムシクイ科ムシクイ属の3種をご紹介しましたが、一般にムシクイの仲間は見た目がよく似ているため識別が難しいわけですが、逆に言えば難しいから面白いとも言え、チャレンジのし甲斐があります・・・
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最初はエゾムシクイです。
エゾムシクイ(Sakhalin Leaf Warbler)は夏季に日本やロシア東部で繁殖し、冬季は東南アジアで越冬するする体長約12cmのムシクイ科ムシクイ属の仲間で、日本では夏季に繁殖のため北海道から九州にかけて渡来します。眉斑は白く、前方がバフ色みを帯び、頭部は暗灰褐色で、背からの上面は緑褐色をしているのが特徴です。
水場に姿を見せたエゾムシクイ。上記特徴を有しているのが確認できます。




次はセンダイムシクイです。
センダイムシクイ(Eastern Crowned Warbler)は夏季に中国北東部、日本、ロシア南東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季になると東南アジアへ南下し越冬する体長約13cmのムシクイ属の仲間で、日本には繁殖のため九州以北に夏鳥として渡来します。
海岸線で目にしたセンダイムシクイ。淡黄色の眉斑が明瞭で、大雨覆には淡黄色の斑紋が入り、黒褐色の上嘴と橙黄色の下嘴、そして最大の特徴である頭央線がかろうじて確認できます。



最後はオオムシクイ?と思われる個体です。
オオムシクイ(Kamchatka Leaf Warbler)は夏鳥として北海道の知床半島や千島列島、サハリン、カムチャッカで繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する体長10~13cmのムシクイ属の仲間で、日本全国各地に旅鳥として飛来し、個体数は多いとされています。メボソムシクイの近縁3種(メボソムシクイ、オオムシクイ、コムシクイ)は外見での野外識別は困難とされていますが、声による識別は有効で、オオムシクイの囀りは「ジジロ、ジジロ」「チチロ、チチロ」と3拍子で、地鳴きは「ジッ」「ジジッ」と大きな声で鳴くのが特徴だそうです。
水場で目にしたオオムシクイと思われる個体。鳴き声がしなかったため識別は困難ですが、メボソムシクイの春の渡りは4月下旬~5月上旬頃が最も多く、オオムシクイはそれより遅い5月中旬~6月中旬と言われていますので、時期から考えるとオオムシクイの可能性が高いと思われました。



今日はムシクイ科ムシクイ属の3種をご紹介しましたが、一般にムシクイの仲間は見た目がよく似ているため識別が難しいわけですが、逆に言えば難しいから面白いとも言え、チャレンジのし甲斐があります・・・
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エゾ・サメ・コサメ 3兄弟
舳倉島シリーズの続きで、今日は日本では比較的見ることの多いヒタキ科サメビタキ属の3種をご紹介します。
最初はエゾビタキです。
エゾビタキ(Grey-streaked Flycatcher)は夏季にシベリア南部、サハリン、カムチャツカ半島南部等で繁殖し、冬季はフィリピン、セレベス島、ニューギニア等へ南下し越冬。日本では旅鳥として春と秋の渡りの時期に飛来しますが、一般的に秋の方が通過数が多いようです。
松の切り株にとまったエゾビタキ。初列風切の突出が長く、英名のように体下面の縦斑が明瞭です。


次はサメビタキです。
サメビタキ(Dark-sided Flycatcher)は夏季にアフガニスタン、ヒマラヤ山脈、シベリア東部、サハリン、カムチャツカ半島などで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下して越冬。日本では基亜種が夏季に北海道、本州中部以北で繁殖し、本州西部以南では渡りの途中に旅鳥として飛来するようです。
開けた草地で目にしたサメビタキ。特徴である胸から脇の不明瞭な暗灰褐色の縦斑を確認することができます。


最後はコサメビタキです。
コサメビタキ(Asian brown Flycatcher)は夏季にシベリア南部、朝鮮半島、日本、ヒマラヤ山脈などで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下し越冬。日本では基亜種が夏季に九州以北に繁殖のため飛来し、秋になると南に渡って行きます。
島の至るところで目にしたコサメビタキ。英名のごとく体上面は灰褐色で、白いアイリングに特徴があります。




今日は日本では比較的見ることの多いサメビタキ属の3兄弟をご紹介しましたが、そのうち、エゾビタキについては秋の渡り途中に見ることは多いのですが春には珍しく、今回は予期せぬ出会いとなりました・・・
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最初はエゾビタキです。
エゾビタキ(Grey-streaked Flycatcher)は夏季にシベリア南部、サハリン、カムチャツカ半島南部等で繁殖し、冬季はフィリピン、セレベス島、ニューギニア等へ南下し越冬。日本では旅鳥として春と秋の渡りの時期に飛来しますが、一般的に秋の方が通過数が多いようです。
松の切り株にとまったエゾビタキ。初列風切の突出が長く、英名のように体下面の縦斑が明瞭です。


次はサメビタキです。
サメビタキ(Dark-sided Flycatcher)は夏季にアフガニスタン、ヒマラヤ山脈、シベリア東部、サハリン、カムチャツカ半島などで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下して越冬。日本では基亜種が夏季に北海道、本州中部以北で繁殖し、本州西部以南では渡りの途中に旅鳥として飛来するようです。
開けた草地で目にしたサメビタキ。特徴である胸から脇の不明瞭な暗灰褐色の縦斑を確認することができます。


最後はコサメビタキです。
コサメビタキ(Asian brown Flycatcher)は夏季にシベリア南部、朝鮮半島、日本、ヒマラヤ山脈などで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下し越冬。日本では基亜種が夏季に九州以北に繁殖のため飛来し、秋になると南に渡って行きます。
島の至るところで目にしたコサメビタキ。英名のごとく体上面は灰褐色で、白いアイリングに特徴があります。




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カラフトムジセッカ
舳倉島シリーズの続きで、今日はカラフトムジセッカをご紹介します。
カラフトムジセッカ(Radde's Warbler)はカザフスタン東部、ロシア南部から東南部、北朝鮮にかけて繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する体長約13cmのメボソムシクイ科メボソムシクイ属の鳥で、日本でhは数少ない旅鳥として北海道、本州、九州に渡来し、特に日本海側の島嶼での記録が多いようです。ムジセッカによく似ていますが、上面はオリーブ褐色で、翼帯はなく、眉斑が眼の前方がバフ色で太くぼやけ気味で、後方では白っぽいのが特徴です。
島の海岸近くの草地で目にしたカラフトムジセッカ。まだ到着したばかりなのか、夢中で餌を探しているようでした。



目の前の枯れた茎にとまったカラフトムジセッカ。眉斑の前方がバフ色で、後方では白っぽい特徴がよく分かります。


今日は日本では数少ない旅鳥のカラフトムジセッカをご紹介しましたが、ちょっと見にはムジセッカともよく似ていますので、ご参考までに昨年モンゴルで撮影したムジセッカの記事をご紹介します。
http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-1397.html
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カラフトムジセッカ(Radde's Warbler)はカザフスタン東部、ロシア南部から東南部、北朝鮮にかけて繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する体長約13cmのメボソムシクイ科メボソムシクイ属の鳥で、日本でhは数少ない旅鳥として北海道、本州、九州に渡来し、特に日本海側の島嶼での記録が多いようです。ムジセッカによく似ていますが、上面はオリーブ褐色で、翼帯はなく、眉斑が眼の前方がバフ色で太くぼやけ気味で、後方では白っぽいのが特徴です。
島の海岸近くの草地で目にしたカラフトムジセッカ。まだ到着したばかりなのか、夢中で餌を探しているようでした。



目の前の枯れた茎にとまったカラフトムジセッカ。眉斑の前方がバフ色で、後方では白っぽい特徴がよく分かります。


今日は日本では数少ない旅鳥のカラフトムジセッカをご紹介しましたが、ちょっと見にはムジセッカともよく似ていますので、ご参考までに昨年モンゴルで撮影したムジセッカの記事をご紹介します。
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キマユホオジロ
舳倉島シリーズの続きで、今日はキマユホオジロをご紹介します。
キマユホオジロ(Yellow-browed Bunting)はシベリア中部で繁殖し、冬季は中国中部や南東部に渡り越冬する体長約15.5cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、日本では数少ない旅鳥として主に西日本に渡来し、日本海側の島嶼部や南西諸島では春秋の渡りの時期に毎年記録されています。
シロハラホオジロのいた薄暗い林道で草の実を啄ばんでいたキマユホオジロのオス。名前のように黄色い眉斑がひときわ目立ちます・・・




今日は数少ない旅鳥キマユホオジロをご紹介しましたが、中国中部や南東部で越冬した個体が繁殖地であるシベリアに向かう途中、この島に立ち寄ったものと思われます。無事、繁殖を終え、来年もまた元気な姿を見せてほしいものです・・・
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キマユホオジロ(Yellow-browed Bunting)はシベリア中部で繁殖し、冬季は中国中部や南東部に渡り越冬する体長約15.5cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、日本では数少ない旅鳥として主に西日本に渡来し、日本海側の島嶼部や南西諸島では春秋の渡りの時期に毎年記録されています。
シロハラホオジロのいた薄暗い林道で草の実を啄ばんでいたキマユホオジロのオス。名前のように黄色い眉斑がひときわ目立ちます・・・




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シロハラホオジロ
舳倉島シリーズの続きで、今日はシロハラホオジロをご紹介します。
シロハラホオジロ(Tristram's Bunting)はアムール、ウスリー地方から中国北東部で繁殖し、冬季は中国南東部から東南アジア北部で越冬する体長約15cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、日本では数少ない旅鳥として日本海側の島嶼や南西諸島での記録が多いようです。
樹木に囲まれた薄暗い林道で草の実を啄ばんでいたシロハラホオジロのオス。夏羽のオスは頭側線、耳羽、喉が黒色で、頭央線と眉班が白く、まるで歌舞伎役者のような独特の隈取りの顔が特徴です。




こちらは頭側線、耳羽、喉が黒褐色で、頭央線と眉班が淡黄色。胸以下の下面は褐色で、黒褐色の縦斑があることからメスと思われます。



今日は日本では数少ない旅鳥、シロハラホオジロをご紹介しましたが、この種の鳥は渡りの時期、舳倉島のような日本海側の島嶼や南西諸島以外ではほとんど見ることができないため、大変貴重な鳥といえます・・・
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シロハラホオジロ(Tristram's Bunting)はアムール、ウスリー地方から中国北東部で繁殖し、冬季は中国南東部から東南アジア北部で越冬する体長約15cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、日本では数少ない旅鳥として日本海側の島嶼や南西諸島での記録が多いようです。
樹木に囲まれた薄暗い林道で草の実を啄ばんでいたシロハラホオジロのオス。夏羽のオスは頭側線、耳羽、喉が黒色で、頭央線と眉班が白く、まるで歌舞伎役者のような独特の隈取りの顔が特徴です。




こちらは頭側線、耳羽、喉が黒褐色で、頭央線と眉班が淡黄色。胸以下の下面は褐色で、黒褐色の縦斑があることからメスと思われます。



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シマゴマ
舳倉島シリーズの続きで、今日はシマゴマをご紹介します。
シマゴマ(Rufous-tailed Robin)は夏季にロシア東部のバイカル湖付近から沿海州、サハリンで繁殖し、冬季は中国南部から東南アジアに渡り越冬する体長約13cmのヒタキ科ノゴマ属の鳥で、日本では数少ない旅鳥として主に日本海側の島嶼で記録が多く、北海道、南千島、本州、四国、九州、南西諸島などでも記録があるようです。
水場に現れたシマゴマ。額から尾にかけての上面は褐色で尾は赤みがかった褐色。腹部は白色で、頸の両側、胸、脇にオリーブ褐色の鱗状斑があることが特徴で、和名この鱗状斑から、英名は赤褐色の尾から名付けられています。


羽衣は個体差が多いようで、この個体は上面の褐色みはあまり強くありません。




別の場所で目にしたシマゴマ。この個体は全体的に赤褐色みが強く出ています。

今日は日本では数少ない旅鳥、シマゴマをご紹介しましたが、今年はシマゴマの当たり年なのか島の異なる場所でたくさんの鳴き声が聞かれたほか、水場にも羽衣の異なる個体が何個体も出てくれました。島に立ち寄るシマゴマは年によってかなり少ないこともありますが、このような個体数の変動は恐らく気象条件等により、たまたま島に立ち寄ってくれたかどうかだけで決まるものだと思われます・・・
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シマゴマ(Rufous-tailed Robin)は夏季にロシア東部のバイカル湖付近から沿海州、サハリンで繁殖し、冬季は中国南部から東南アジアに渡り越冬する体長約13cmのヒタキ科ノゴマ属の鳥で、日本では数少ない旅鳥として主に日本海側の島嶼で記録が多く、北海道、南千島、本州、四国、九州、南西諸島などでも記録があるようです。
水場に現れたシマゴマ。額から尾にかけての上面は褐色で尾は赤みがかった褐色。腹部は白色で、頸の両側、胸、脇にオリーブ褐色の鱗状斑があることが特徴で、和名この鱗状斑から、英名は赤褐色の尾から名付けられています。


羽衣は個体差が多いようで、この個体は上面の褐色みはあまり強くありません。




別の場所で目にしたシマゴマ。この個体は全体的に赤褐色みが強く出ています。

今日は日本では数少ない旅鳥、シマゴマをご紹介しましたが、今年はシマゴマの当たり年なのか島の異なる場所でたくさんの鳴き声が聞かれたほか、水場にも羽衣の異なる個体が何個体も出てくれました。島に立ち寄るシマゴマは年によってかなり少ないこともありますが、このような個体数の変動は恐らく気象条件等により、たまたま島に立ち寄ってくれたかどうかだけで決まるものだと思われます・・・
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シベリアムクドリ
舳倉島シリーズの続きで、今日はシベリアムクドリをご紹介します。
シベリアムクドリ(Daurian Starling)は夏季にモンゴル東部、ロシア南東部から朝鮮半島北部、中国東部で繁殖し、冬季は東南アジアに渡って越冬する体長約19cmのムクドリ科コムクドリ属の鳥で、日本では数少ない旅鳥として日本海側の島嶼部で記録が多く、小笠原諸島や八重山諸島、四国でも記録があるようです。
電線で夕陽を浴びてとまっていたシベリアムクドリのオス(左端)とコムクドリのオス(中央)・メス(右端)。コムクドリとほぼ同じ大きさですが、オスは頭部から後頸、体下面が灰色で、背と肩羽は紫色光沢のある黒色で、肩羽先端に黄白色部があるのが特徴です。

羽根を少し広げシベリアムクドリ。

横を向いたシベリアムクドリ。中・大雨覆先端の黄白色部分が印象的です・・・

その後、真ん中に移動したシベリアムクドリ。腹側から見るとコムクドリのメスにもよく似ています・・・


先日訪れたトカラ列島では、コムクドリの群れに交じったギンムクドリとカラムクドリを目にしましたが、今回は数少ない旅鳥として記録のあるシベリアムクドリも目にすることができ、幸運な出会いとなりました・・・
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シベリアムクドリ(Daurian Starling)は夏季にモンゴル東部、ロシア南東部から朝鮮半島北部、中国東部で繁殖し、冬季は東南アジアに渡って越冬する体長約19cmのムクドリ科コムクドリ属の鳥で、日本では数少ない旅鳥として日本海側の島嶼部で記録が多く、小笠原諸島や八重山諸島、四国でも記録があるようです。
電線で夕陽を浴びてとまっていたシベリアムクドリのオス(左端)とコムクドリのオス(中央)・メス(右端)。コムクドリとほぼ同じ大きさですが、オスは頭部から後頸、体下面が灰色で、背と肩羽は紫色光沢のある黒色で、肩羽先端に黄白色部があるのが特徴です。

羽根を少し広げシベリアムクドリ。

横を向いたシベリアムクドリ。中・大雨覆先端の黄白色部分が印象的です・・・

その後、真ん中に移動したシベリアムクドリ。腹側から見るとコムクドリのメスにもよく似ています・・・


先日訪れたトカラ列島では、コムクドリの群れに交じったギンムクドリとカラムクドリを目にしましたが、今回は数少ない旅鳥として記録のあるシベリアムクドリも目にすることができ、幸運な出会いとなりました・・・
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チゴモズ
舳倉島シリーズの続きで、今日はチゴモズをご紹介します。
チゴモズ(Tiger Shrike)は夏季はユーラシア大陸北東部や日本で繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部や東南アジアに渡り越冬する体長約18cmの小型のモズですが、日本では数少ない夏鳥として本州中部から北部にかけて渡来し、分布は限局的で、近年個体数は激減しているようです。また、渡りの時期には日本海側の島嶼を通過することが知られています。
渡りの途中、島に立ち寄ったチゴモズのオス。オスでは頭頂から背は灰色で、額から過眼線は太く黒く、翼、下背、尾は茶褐色、体下面は白色で大変美しいモズです。なお、名前の由来ですが、和名は普通のモズより小さいことから「稚児」を、英名は虎のような斑紋があることから名付けられています。






チゴモズは体が小さいため、相対的に頭が大きく見えます・・・

日本では数少ない夏鳥として本州中部から北部にかけて渡来するチゴモズですが、近年、生息適地の減少あるいは悪化のためか個体数が激減し、目にする機会は極めて少ないようです。そんな中、渡りの時期、このような日本海側の島嶼を通過する個体がかろうじて私たちの目を楽しませてくれます・・・
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チゴモズ(Tiger Shrike)は夏季はユーラシア大陸北東部や日本で繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部や東南アジアに渡り越冬する体長約18cmの小型のモズですが、日本では数少ない夏鳥として本州中部から北部にかけて渡来し、分布は限局的で、近年個体数は激減しているようです。また、渡りの時期には日本海側の島嶼を通過することが知られています。
渡りの途中、島に立ち寄ったチゴモズのオス。オスでは頭頂から背は灰色で、額から過眼線は太く黒く、翼、下背、尾は茶褐色、体下面は白色で大変美しいモズです。なお、名前の由来ですが、和名は普通のモズより小さいことから「稚児」を、英名は虎のような斑紋があることから名付けられています。






チゴモズは体が小さいため、相対的に頭が大きく見えます・・・

日本では数少ない夏鳥として本州中部から北部にかけて渡来するチゴモズですが、近年、生息適地の減少あるいは悪化のためか個体数が激減し、目にする機会は極めて少ないようです。そんな中、渡りの時期、このような日本海側の島嶼を通過する個体がかろうじて私たちの目を楽しませてくれます・・・
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