タイワンオナガ

台湾シリーズの続きで、今日はタイワンオナガをご紹介します。

タイワンオナガ(Gray Treepie)はヒマラヤからインド、東南アジア、中国、台湾などにかけて分布するカラス科タイワンオナガ属の鳥で、分布域により8亜種に分かれており、その内、台湾では基亜種であるDendrocitta formosae formosaeが台湾の固有亜種として分布しています。なお、英名では灰色のオナガとなっていますが、実際には灰色がかった赤褐色というほうが当たっており、太くて分厚くやや下に曲がった嘴が独特の存在感を放っています。

高山帯の山の斜面で目にしたタイワンオナガ。何やらハチのようなものを咥えています。

タイワンオナガ10

タイワンオナガ11

タイワンオナガ12

タイワンオナガ13

タイワンオナガ3

こちらは木の根元でじっとしていたタイワンオナガ。かなり近づきましたが逃げませんでした・・・

タイワンオナガ6

タイワンオナガ7

タイワンオナガ8

今日はタイワンオナガの台湾の固有亜種をご紹介しましたが、種としての和名はタイワンオナガとなっていますが、実際にはヒマラヤからインド、東南アジア、中国、台湾などにかけて広く分布しており、和名としてはちょっとそぐわない感じがします。そういう意味では地名が入らない英名のほうが鳥の特徴を表しており、より相応しい気もしてきます・・・


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水浴びにやって来たヤマムスメ

昨日の続きで、今日は水浴びにやって来たヤマムスメ(Taiwan Blue Magpie)をご紹介します。

台北市内の小さな公園の池にやって来たヤマムスメ。木にとまっている時には比較的警戒心の強いヤマムスメですが、この水場では警戒心はそれ程強くなく、美しい姿を間近で見せてくれました。

ヤマムスメ13

ヤマムスメ25

ヤマムスメ23

ヤマムスメ24

ヤマムスメ27

ヤマムスメ31

ヤマムスメ34

ヤマムスメ17

ヤマムスメ19

ヤマムスメ36

ヤマムスメ37

昨日に続き、今日は水浴びにやって来たヤマムスメをご紹介しましたが、身近な公園でこのように美しい姿を見せてくれるヤマムスメが台湾の国鳥で、人気ナンバーワンであることに納得させられます・・・


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ヤマムスメ

再び台湾シリーズに戻ります。今日は台湾の固有種で、かつ台湾の国鳥でもあるヤマムスメをご紹介します。

ヤマムスメ(Taiwan Blue Magpie)は台湾全島の低海抜の丘陵地から中海抜の山地に分布するカラス科Urocissa属の台湾の固有種で、英名のようにコバルトブルーの胴体と翼、黒色の頭部、真紅な嘴と足、そして長い尾の周辺部の白斑が目立つ大変美しい鳥として人気があります。

台北市内の小さな公園で目にしたヤマムスメ。暗い場所で本来の美しい色が出ていませんが、それでも特徴である長い尾の白斑や真っ赤な嘴や足を確認することができます。

ヤマムスメ1

ヤマムスメ2

ヤマムスメ3

ヤマムスメ4

ヤマムスメ5

少し明るい場所に出てきてくれました・・・

ヤマムスメ6

ヤマムスメ7

ヤマムスメ8

今日は台湾の固有種で、かつ台湾の国鳥でもあヤマムスメをご紹介しましたが、台湾国際鳥協会が開催した2007年国家鳥投票キャンペーンでは、53カ国から100万票を超える投票があり、その結果、1位がヤマムスメ、2位がミカドキジだったそうで、何とか国鳥の地位を守った形になったようです・・・


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クロツグミ

昨日の続きで、今日は同じ森で目にしたクロツグミをご紹介します。

クロツグミ(Japanese Thrush)は夏季には主に日本の本州中部以北や中国の長江中流域などで繁殖し、冬季は中国南部や東南アジアに渡って越冬する体長21~22cmのヒタキ科ツグミ属の鳥ですが、西日本では一部越冬する個体もいるようです。

森の草地で盛んに餌を探していたクロツグミのオス。目の上にわずかに白斑が見られることから比較的若い個体と思われます。

クロツグミ (2 - 6)

ミミズを咥えて出てきたクロツグミ。

クロツグミ (3 - 6)

クロツグミ (4 - 6)

クロツグミ (5 - 6)

ミミズを咥え、一瞬木の枝にとまってくれました。

クロツグミ (6 - 6)

こちらは頭部から体上面がオリーブ褐色のメス。

クロツグミ (1 - 6)

今日は高原の森で目にしたクロツグミをご紹介しましたが、英名からも分かるように日本を主な繁殖地とするクロツグミは容姿、囀りともに魅力的で、何度見ても飽きることがありません・・・


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サンコウチョウ

今日は久しぶりに訪れた高原の森で目にしたサンコウチョウをご紹介します。

サンコウチョウ(Japanese Paradise Flycatcher)は日本、韓国、台湾、フィリピン北部の島などで繁殖し、冬季には東南アジア、フィリピンに渡って越冬する体長17.5~44.5cmのカササギヒタキ科サンコウチョウ属の鳥で、全部で3亜種に分かれており、そのうち日本には基亜種サンコウチョウが夏鳥として本州から屋久島にかけて渡来するほか、亜種リュウキュウサンコウチョウがトカラ列島以南の南西諸島に渡来します。

たまたま訪れたこの日、偶然にも雛3羽が巣立ったとのことで、親鳥たちは巣立ち雛に盛んに餌を運んでいる様子でした。こちらは時折、枝にとまり休んでいた亜種サンコウチョウのオスです。

サンコウチョウ (2 - 10)

長い尾と水色のアイリングが印象的です・・・

サンコウチョウ (7 - 10)

サンコウチョウ (6 - 10)

サンコウチョウ (3 - 10)

サンコウチョウ (4 - 10)

羽繕い・・・

サンコウチョウ (5 - 10)

時折、可愛い表情を見せてくれました。

サンコウチョウ (9 - 10)

サンコウチョウ (10 - 10)

サンコウチョウ (8 - 10)

今日は久しぶりに訪れた森で偶然目にしたサンコウチョウをご紹介しましたが、低海抜地域ではすでに繁殖が終わっているサンコウチョウも、標高の高い当地では繁殖時期が遅かったようで、幸運にも巣立ち直後の親鳥を目にすることができました。この森でのサンコウチョウの繁殖は初めてのことだそうで、来年以降も来てくれることを祈りたいものです・・・


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ヤイロチョウの子育て

昨日に続き、今日は子育て真っ最中のヤイロチョウ(Fairy Pitta)をご紹介します。

ヤイロチョウの巣は遠くのブッシュの中にありましたが、雛も随分大きくなっており、親鳥たちが頻繁に餌を運んでいました。こちらは雛の待つ巣に降り立つ直前の写真です。巣の場所は暗く、シャッタースピードも思うように上がりません・・・

ヤイロチョウ (15 - 25)

雛に給餌する親鳥。

ヤイロチョウ (20 - 25)

この写真では雛は2羽しか見えませんが、別の写真では3羽確認することができました。

ヤイロチョウ (16 - 25)

ヤイロチョウ (14 - 25)

ヤイロチョウ (17 - 25)

ヤイロチョウ (18 - 25)

ヤイロチョウ (19 - 25)

給餌を終えると、最後は雛の排泄物を口に咥え・・・

ヤイロチョウ (24 - 25)

天敵のヘビなどに気付かれないよう、離れた場所に捨てに飛び立ちます・・・

ヤイロチョウ (22 - 25)

今日は子育て真っ最中のヤイロチョウをご紹介しましたが、雛や排泄物の大きさから判断すると巣立ちも近いのではないかと思われました。それまでは天敵のヘビなどに襲われることなく、無事に巣立ってほしいものだと思いながらこの場を後にしました。
その後の情報によれば、この3日後に雛たちは無事巣立ったそうで、雛は全部で4羽だったそうです。どの子も元気に育ち、来年も元気な姿を見せてほしいものです・・・


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ヤイロチョウ

台湾シリーズの途中ですが、先日、営巣中のヤイロチョウを見に行ってきましたので、その時の証拠写真をご紹介します。
なお、ブログへの掲載はしばらく控えていましたが、雛たちも先日無事に巣立ちを終えたとのことですので、掲載に踏み切った次第です。

ヤイロチョウ(Fairy Pitta)は夏季に日本、韓国、北朝鮮、台湾、中国南東部で繁殖し、冬季はボルネオに渡り越冬する体長約18cmのヤイロチョウ科ヤイロチョウ属の鳥で、日本では数少ない夏鳥として本州から九州の山地に渡来することが知られています。ヤイロチョウ科の鳥は全身が複数の鮮やかな色彩をした種が多く、尾羽は短く、嘴は太くやや下方へ湾曲し、後肢は長く、地表で歩行するのに適していますが、中でもヤイロチョウは色彩豊かで、英名のごとくまさに妖精といった感じで、バーダーにとって憧れの鳥でもあります。

雛に与える餌のミミズを口いっぱいに咥えたヤイロチョウ。距離があり、しかも込み入った木の奥にとまっているため、すっきりとは撮影できませんが・・・

ヤイロチョウ (3 - 25)

こちらも手前の枝が邪魔をしています・・・

ヤイロチョウ (6 - 25)

ヤイロチョウ (1 - 1)

ヤイロチョウ (1 - 1)-3

オスとメスが一緒に並びましたが、残念ながらここでも手前の枝が邪魔をしています・・・

ヤイロチョウ (1 - 1)-2

今日は子育て真っ最中のヤイロチョウをご紹介しましたが、この日はあいにく朝から雨で、被写体までの距離もあるうえ、カメラマンも多くて移動もままならず、満足のいく写真は撮れませんでした。それでも営巣中の行動を目にしたのは初めてであり、貴重な経験となりました・・・


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ベニバト

台湾シリーズの続きで、今日はベニバトをご紹介します。

ベニバト(Red Turtle Dove)はインドから中央アジア東部、中国中南部、東南アジア、台湾などに広く分布する全長約23cmの小型のハトで、全部で2亜種に分かれており、台湾ではネパール東部、インド北東部、チベット北東部から中国、台湾、日本の南西諸島、フィリピンにかけて分布する亜種ベニバト(Streptopelia tranquebarica humilis)が分布しています。

台北市内の公園で目にした亜種ベニバトのオス(写真中央とその右)と、その周りはカノコバト。ベニバトのオスは頸が青灰色で、頸の後部に黒い帯があり、翼と背中は赤味のある灰褐色なのが特徴です。

ベニバト6

ベニバト3

ベニバト4

1羽だけで採餌していたベニバトのオス。

ベニバト7

ベニバト8

ベニバト1

ベニバト2

今日は日本でも数少ない旅鳥または冬鳥として西日本に渡来し、南西諸島ではほぼ毎年記録があるベニバトをご紹介しましたが、名前のように全身紅色で体長も約23cmと小さく、何とも可憐なハトです・・・


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クマタカ

台湾シリーズの続きで、今日はクマタカをご紹介します。

クマタカ(Mountain Hawk-eagle)はインド、ネパールからタイ、中国、台湾、日本に至るユーラシア大陸南東部に分布する体長75~80cmのタカ科クマタカ属の猛禽で、分布域により2亜種に分類されており、日本では亜種クマタカ(Nisaetus nipalensis orientalis)が留鳥として北海道、本州、四国、九州の山地に生息しているほか、日本以外のエリアでは基亜種Nisaetus nipalensis nipalensisが分布しています。

高山帯の上空を旋回していた基亜種Nisaetus nipalensis nipalensis。見た目には日本で生息する亜種クマタカとほとんど変わりません。

クマタカ1

クマタカ2

クマタカ3

クマタカ4

クマタカ5

クマタカ6

クマタカ7

今日は森林生態系の頂点に位置し「森の王者」とも呼ばれるクマタカをご紹介しましたが、従来、クマタカはタカ科Spizaetus属に分類され、学名もSpizaetus nipalensisとされていましたが、近年の遺伝的解析によりユーラシアに分布するクマタカを含む10種はNisaetus属として分離独立したため、現在、学名もNisaetus nipalensis となっています・・・


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カンムリワシ

台湾シリーズの続きで、今日はカンムリワシをご紹介します。

カンムリワシ(Crested Serpent Eagle)はインド、インドネシア、スリランカ、タイ、ベトナム、中国南部(福建、広東、雲南など)、日本(石垣島、西表島、与那国島)などに分布する体長約55cmのタカ科カンムリワシ属の猛禽で、分布域により全部で21亜種に分かれており、台湾には台湾固有の亜種Spilornis cheela hoyaが分布しています。

山地の湖上空を旋回していたカンムリワシ。日本で見られる亜種カンムリワシ(Spilornis cheela perplexus)に比べると全体に体色は暗色ですが、翼には特徴である白い斑を確認することができます。

カンムリワシ3

カンムリワシ4

カンムリワシ5

カンムリワシ6

カンムリワシ7

カンムリワシ1

今日はカンムリワシの台湾の固有亜種Spilornis cheela hoyaをご紹介しましたが、カンムリワシの食性は動物食で、両生類、爬虫類、甲殻類、昆虫類などを捕食し、特にヘビを好むことから英名(Serpent Eagle)の由来ともなっているようです・・・


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カザノワシ

台湾シリーズの続きで、今日はカザノワシをご紹介します。

カザノワシ(Black Eeagle)はインド、ネパール、ブータン、スリランカ、ミャンマーから中国南部、台湾、東南アジア、インドネシアにかけて広く分布する体長70~80cmのタカ科カザノワシ属の大型猛禽で、全部で2亜種に分かれており、台湾では中国南部から東南アジア、インドネシアにかけて分布する基亜種Ictinaetus malaiensis malaiensisが留鳥として生息しています。

写真右下のクマタカと一緒に飛んでいたカザノワシ。全身黒い羽毛に覆われ、翼は長く、翼の基部で幅が狭くなっているのが特徴です。

カザノワシ0

左側がカザノワシ。

カザノワシ1

やがて、かなり近づいてきてくれました。

カザノワシ3

カザノワシ2

上空を旋回し始めたカザノワシ。英名のように全身真っ黒です・・・

カザノワシ4

カザノワシ5

カザノワシ6

今日は大型の猛禽、カザノワシをご紹介しましたが、カザノワシは哺乳類や鳥類、そしてその卵を捕食することで知られており、林冠の上をゆっくり飛び回り、時には捕食するひな鳥を巣ごと持ち上げて、食事ができる場所まで運び去るという特異な狩りを行う習性もあるようです・・・


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タイワンオオタカ

台湾シリーズの続きで、今日はカンムリオオタカの台湾の固有亜種であるタイワンオオタカをご紹介します。

カンムリオオタカ(Crested Goshawk)はインド、スリランカ、中国南部、台湾、インドネシア、フィリピンなどで繁殖している体長30~46cmのタカ科の鳥で、生息域により11亜種に分かれており、そのうち、台湾に分布するのは台湾の固有亜種タイワンオオタカ(Accipiter trivirgatus formosae)とされています。

台北市内の公園で目にしたタイワンオオタカの幼鳥。幼鳥では体下面に黒褐色の縦斑があり、頭部には成鳥で見られる冠羽がまだありません。

カンムリオオタカ11

公園内にいる小鳥類を狙っているのでしょうか、盛んに周りの様子を伺っていました。

カンムリオオタカ12

カンムリオオタカ10

カンムリオオタカ8

カンムリオオタカ9

カンムリオオタカ6

背中側から。幼鳥とはいえ眼光は鋭いです・・・

カンムリオオタカ5

カンムリオオタカ4

今日はカンムリオオタカの台湾の固有亜種であるタイワンオオタカをご紹介しましたが、身近でこのような猛禽が見られる台湾は何とも魅力的なところです・・・


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シマキンパラ

台湾シリーズの続きで、今日はシマキンパラをご紹介します。

シマキンパラ(Scaly-breasted Munia)はインドから中国南部、台湾、東南アジアにかけて広く分布する体長約11cmのカエデチョウ科の鳥で、生息域により12亜種に分類されており、今回当地で目にしたのはミャンマー南部、 タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム、中国南部、海南島、台湾、奄美諸島、沖縄諸島などに分布する亜種シマキンパラ(Lonchura punctulata topela)と思われます。

台北市内の植物園で目にしたシマキンパラの成鳥。白い体下面には名前のように(Scalyは鱗状の意)、羽縁に茶褐色のU字模様があり、全体的に鱗模様となって見えるのが特徴です。

シマキンパラ4

シマキンパラ1

シマキンパラ2

右端はシマキンパラの幼鳥。幼羽では全身淡茶褐色で、体下面に鱗模様は見られません。

シマキンパラ3

シマキンパラ5

シマキンパラ6

今日は台北の植物園で目にしたシマキンパラをご紹介しましたが、シマキンパラは本来日本にはいなかった種ですが、沖縄では1988年から野外での報告があり、愛玩用・観賞用に輸入された飼い鳥が逃げ出した、あるいは飼い主によって放たれ野生化したと考えられており、近年、沖縄諸島をはじめ、奄美諸島以南の多くの島で観察されています・・・


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クロヒヨドリ、タイワンシロガシラ

台湾シリーズの続きで、今日はヒヨドリの仲間2種をご紹介します。

最初はクロヒヨドリです。

クロヒヨドリ(Black Bulbul)はアフガニスタン、パキスタン、ヒマラヤ山域からミャンマー、インド、中国南部、台湾、インドシナ半島にかけて分布する体長約20cmのヒヨドリ科ヒヨドリ属の鳥で、分布域により10亜種に分かれており、台湾では亜種Hypsipetes leucocephalus nigerrimusが留鳥として生息しています。

台北の市街地で目にしたクロヒヨドリの台湾亜種。全身黒色で風切外弁の一部は灰白色、真紅の嘴と足が印象的です。

クロヒヨドリ1

クロヒヨドリ4

クロヒヨドリ5

次は亜種タイワンシロガシラです。

シロガシラ(Light-vented Bulbul)は中国中南部からベトナム北部、台湾、日本などに分布する体長18~19cmのヒヨドリ科シロガシラ属の鳥で、全部で4亜種が認められており、日本では亜種ヤエヤマシロガシラ(Pycnonotus sinensis orii) が八重山諸島(石垣島・西表島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島)に留鳥として分布するほか、台湾原産の亜種タイワンシロガシラ(Pycnonotus sinensis formosae)が人為的に持ち込まれたと考えられる個体群が沖縄本島南部で繁殖しています。

白い帽子のような頭が特徴の亜種タイワンシロガシラ。

シロガシラ5

シロガシラ3

シロガシラ4

シロガシラ2

今日はタイワンに分布するヒヨドリの仲間2種をご紹介しましたが、日本のヒヨドリもそうですが、ヒヨドリの仲間たちは鳴き声だけでなく、見た目にも共通した特徴を持っているように見えます・・・


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ゴジュウカラ台湾亜種

台湾シリーズの続きで、今日はゴジュウカラの台湾亜種をご紹介します。

ゴジュウカラ(Eurasian Nuthatch)は寒帯と山岳地帯を除くユーラシアに広く分布する体長約147cmのゴジュウカラ科ゴジュウカラ属の鳥で、分布域により21亜種に分かれており、生息地では基本的には留鳥で渡りは行わないとされています。日本には①亜種ゴジュウカラ(本州、隠岐、四国、九州北部)、②亜種シロハラゴジュウカラ(ロシア東部からシベリア、北海道に分布)、③亜種キュウシュウゴジュウカラ(九州南部)の3亜種が分布していますが、高地で繁殖した個体は冬季には低地に移動することが知られています。

高山帯の草地で目にしたゴジュウカラの台湾亜種。当地に分布するゴジュウカラは喉から体下面が明るい赤褐色をした亜種Sitta europaea formosanaと思われます。

ゴジュウカラ2

ゴジュウカラ3

ゴジュウカラ4

ゴジュウカラ5

ゴジュウカラ6

ゴジュウカラ7

今日は台湾の高山帯で目にしたタイワンゴジュウカラとも言うべき台湾の固有亜種をご紹介しましたが、日本で見られるゴジュウカラの3亜種とは異なり体下面が赤褐色をしており、やはり異国の地のゴジュウカラという雰囲気たっぷりでした・・・


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タイワンヤマガラ

台湾シリーズの続きで、今日は台湾の固有種タイワンヤマガラをご紹介します。

タイワンヤマガラ(Chestnut-bellied Tit)は台湾の中・低海抜の山地に分布する体長12~14cmのシジュウカラ科ヤマガラ属の台湾固有種で、かってはヤマガラ(Varied Tit)の8亜種(ヤマガラ、ナミエヤマガラ、オーストンヤマガラ、タネヤマガラ、ヤクシマヤマガラ、アマミヤマガラ、オリイヤマガラ、タイワンヤマガラ) の一つとされていましたが、現在IOC(国際鳥類学会議)では、オーストンヤマガラ(八丈島、御蔵島、三宅島)、オリイヤマガラ(西表島)、タイワンヤマガラの3亜種を別種として分離独立させています。

森林公園の水場にやって来たタイワンヤマガラ。英名のように濃い栗色の体下面が印象的です。

ヤマガラ1

ヤマガラ2

ヤマガラ3

ヤマガラ4

ヤマガラ5

満開の桜にやって来たタイワンヤマガラ。

ヤマガラ6

ヤマガラ7

ヤマガラ8

今日は台湾の固有種タイワンヤマガラをご紹介しましたが、見た目には北海道や本州、四国、九州などで普通に見られるヤマガラの亜種ヤマガラとよく似ていますが、分子系統学的解析ではヤマガラの亜種間ほど近縁ではないようです・・・


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キバラシジュウカラ

台湾シリーズの続きで、今日はキバラシジュウカラをご紹介します。

キバラシジュウカラ(Green-backed Tit )はパキスタン、インド、バングラデシュ、ミャンマー、ネパール、ブータン、中国、ラオス、ベトナム、台湾などに分布する体長12~13cmのシジュウカラ科シジュウカラ属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、そのうち台湾の個体群は台湾の固有亜種 Parus monticolus insperatusとされています。

イイギリの赤い実にやって来たキバラシジュウカラ。英名は背が緑色のシジュウカラとなっていますが、むしろ黄緑色に近い色をしており、和名のキバラシジュウカラのほうが何となくしっくりきます。

キバラシジュウカラ2

キバラシジュウカラ3

キバラシジュウカラ1

ブッシュの中にいたキバラシジュウカラ。背中の黄緑色がきれいです・・・

キバラシジュウカラ4

キバラシジュウカラ5

今日はキバラシジュウカラの台湾の固有亜種をご紹介しましたが、敢えて和名を付けるとするとタイワンキバラシジュウカラとでもなるのでしょうか・・・


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カワビタキ

台湾シリーズの続きで、今日は日本でも迷鳥として記録のあるカワビタキをご紹介します。

カワビタキ(Plumbeous Water Redstart)はアフガニスタン東部から東南アジア、中国東部、台湾などに分布する体長約14cmのヒタキ科の鳥で、2亜種に分類されており、台湾では固有亜種Phoenicurus fuliginosus affinisが分布しています。また、日本でも迷鳥として山口県、栃木県、長崎県などで記録があり、英名は”鉛色をした水辺のジョウビタキ”から、和名は”水辺にいるヒタキ”から名付けられています。

景勝地の渓流近くで目にしたカワビタキのオス。全身、鉛藍灰色で、上尾筒、下尾筒、尾羽は鮮やかな栗紅色をしています。

カワビタキ1

カワビタキ2

カワビタキ3

こちらは全体に淡色のメス。

カワビタキ11

カワビタキ12

カワビタキ13

カワビタキ14

カワビタキ15

カワビタキ16

今日は日本でも迷鳥として記録のあるカワビタキをご紹介しましたが、日本で記録あるカワビタキは中国に分布する基亜種Phoenicurus fuliginosus fuliginosusとされており、カワビタキに限らず、やはり島国である台湾の亜種が日本にやって来る可能性はかなり低いものと思われます・・・


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タイワンキンバネガビチョウ

台湾シリーズの続きで、今日も台湾の固有種タイワンキンバネガビチョウをご紹介します。

タイワンキンバネガビチョウ(White-whiskered Laughingthrush)は台湾にのみ分布する体長約26cmのガビチョウ科ガビチョウ属(アメリカ鳥学会ではチメドリ科ガビチョウ亜科ガビチョウ属)の台湾の固有種で、名前のように黄色い(金色の)翼と、白い眉斑と頬ひげのような白斑に特徴があります。

中海抜の山地の林縁に出てきたタイワンキンバネガビチョウ。人をあまり恐れず、餌をねだって近くにもやって来ます。


キンバネガビチョウ1

キンバネガビチョウ2

キンバネガビチョウ3

キンバネガビチョウ4

キンバネガビチョウ5

キンバネガビチョウ6

キンバネガビチョウ7

今日は別名キンバネホイビイとも呼ばれる、台湾の固有種タイワンキンバネガビチョウをご紹介しましたが、台湾ではガビチョウのことをホイビイとも呼ぶためこのような名前が付けられているようです・・・


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タイワンヒメマルハシ

台湾シリーズの続きで、今日は台湾の固有種タイワンヒメマルハシをご紹介します。

ヒメマルハシ(Taiwan Scimitar Babbler)はかってはインド、ネパール、ブータン、中国、ミャンマー、ラオス、ベトナム、台湾などに分布するアカガシラチメドリ科マルハシ属(アメリカ鳥学会ではチメドリ科アカガシラチメドリ亜科マルハシ属として分類)のヒメマルハシ(Streak‐breasted Scimitar Babbler)の台湾の亜種とされていましたが、近年大陸の亜種から分離し、別種として扱われています。体長は約20cmで、体上面は褐色、太い黒色の過眼線と白い眉斑があり、喉と胸が白く、胸にはに黒褐色の縦斑が目立ちます。

山岳地帯の川沿いで目にしたタイワンヒメマルハシ。黒く太い過眼線と下に湾曲した嘴、黄色い虹彩がちょっと悪そうな雰囲気を醸し出しています・・・

ヒメマルハシ1

タイワンヒメマルハシは群れで行動していましたが、こちらはそのうちの2羽。

ヒメマルハシ2

ヒメマルハシ3

ヒメマルハシ4

ヒメマルハシ5

ヒメマルハシ6

ヒメマルハシ7

ヒメマルハシ8

ヒメマルハシ9

今日は従来の亜種から別種に変更になったタイワンヒメマルハシをご紹介しましたが、近年、遺伝子レベルでの研究が進むにつれ鳥類の分類も大きく変化し、従来の亜種が別種として分離独立するケースも増えているようです・・・


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ヤブドリ

台湾シリーズの続きで、今日も台湾の固有種ヤブドリをご紹介します。

ヤブドリ(Steere's liocichla)は台湾の中海抜の山地に分布する体長約17cmのガビチョウ科ヤブドリ属の台湾の固有種で、和名のごとく主に樹林の下層や藪の中などで活動していることが多いようです。

林縁に出てきたヤブドリ。体型は丸く、全身オリーブ黄色で、頭頂は灰色、頬は灰褐色で、目の前方に黄色の斑紋があるため、遠目で見るとちょっと目付きが悪く見えます。

ヤブドリ1

ヤブドリ2

ヤブドリ3

ヤブドリ4

ヤブドリ5

ヤブドリ6

ヤブドリ7

昨日に続き、今日もガビチョウ科の台湾の固有種ヤブドリをご紹介しましたが、AOU(アメリカ鳥学会)では、IOC(国際鳥類学会議)分類によるアカガシラチメドリ科、チメドリ科、ガビチョウ科の3科をまとめてチメドリ科とし、アカガシラチメドリ科、チメドリ科、ガビチョウ科はそれぞれ亜科としています。分類についてはどちらが正しいということではありませんが、分類の世界はなかなか複雑です・・・


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シマドリ

台湾シリーズの続きで、今日はシマドリをご紹介します。

シマドリ(Taiwan Barwing)は台湾の中・高海抜の限られた山地に分布する体長約18cmのガビチョウ科シマドリ属の台湾の固有種で、名前のように頸と胸に暗灰色の縦斑があるのが特徴です。

高山帯の駐車場近くで目にしたシマドリ。この木の実が好物なようで夢中で実を食べていました。頭から顔、上面、下半身は鮮やかな栗色で、頸から胸にかけての暗灰色の縦斑が印象的です。

シマドリ1

尾羽には黒褐色の細かい横斑が目立ちます・・・

シマドリ2

シマドリ3

シマドリ4

シマドリ6

シマドリ7

今日は台湾の固有種シマドリをご紹介しましたが、今回、限られた日程の中、中・高海抜の限られた山地でしか見ることのできないこのシマドリに出会えたのは大変幸運でした・・・


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タイワンノドジロガビチョウ

台湾シリーズの続きで、今日はタイワンノドジロガビチョウをご紹介します。

タイワンノドジロガビチョウ(Rufous-crowned Laughingthrush、学名:Garrulax ruficeps)は台湾中央部の低・中海抜の山地に分布する体長27~29cmのガビチョウ科ガビチョウ属の鳥で、かってはヒマラヤから中国南部、ベトナム北西部、台湾にかけて分布するノドジロガビチョウ(White‐throated Laughingthrush、学名Garrulax albogularis)の台湾亜種として分類されていたものが、近年、ノドジロガビチョウから分離独立し、台湾の固有種タイワンノドジロガビチョウとなったものです。

高山帯の低木にとまったタイワンノドジロガビチョウ。別種ノドジロガビチョウと比べると、英名のように頭頂部が赤茶色をしているのが特徴のようです。

ノドジロガビチョウ3

ノドジロガビチョウ4

ノドジロガビチョウ5

ノドジロガビチョウ6

こちらは道路わきの薄暗いブッシュにやって来たタイワンノドジロガビチョウ。間近で見ると喉の白さがひときわ目を引きます。

ノドジロガビチョウ1

ノドジロガビチョウ2

今日はかってのノドジロガビチョウから分離独立したタイワンノドジロガビチョウをご紹介しましたが、本種に限らず台湾の固有亜種は、分類の見直しに伴い台湾固有の別種として分離独立する傾向にあるようです・・・


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メジロチメドリ、亜種ヒメメジロ

台湾シリーズの続きで、今日はメジロチメドリと、メジロの亜種ヒメメジロをご紹介します。

最初はメジロチメドリです。

メジロチメドリ(Grey-cheeked Fulvetta)はかってはミャンマー、タイ、ベトナム、中国、台湾などに分布するチメドリ科の1種として分類されていましたが、近年、生息域により4種に分けられており、その結果、台湾の固有亜種は従来の学名、英名を引き継ぎ、Grey-cheeked Fulvetta(学名:Alcippe morrisonia)として分離独立しています。

林道わきのブッシュで目にしたメジロチメドリ。英名のごとく灰色の顔が何とも印象的です・・・

メジロチメドリ1

メジロチメドリ2

メジロチメドリ3

次はメジロの亜種ヒメメジロです。

メジロ(Japanese White-eye)については今更言うこともありませんが、東アジアから東南アジアにかけて分布するメジロ科メジロ属の鳥で、分布域により全部で9亜種に分類されており、日本では北海道から南西諸島、硫黄列島にかけ広く分布し、国内では6亜種(メジロ、シチトウメジロ、イオウジマメジロ、ダイトウメジロ、シマメジロ、リュウキュウメジロ)の分布が知られています。その中で今回、台湾で目にしたのは中国東部、台湾、ベトナムで繁殖し、冬季インドシナ半島中部で越冬する亜種ヒメメジロ(Zosterops japonicus simplex)と思われます。

満開の桜にやって来た亜種ヒメメジロ。眼先や前頭部、背などが黄色がかり、胸部が灰白色であるのが特徴とされています。

メジロ1

メジロ2

メジロ3

メジロ4

メジロ5

今日は共に白いアイリングのある台湾の固有種メジロチメドリとメジロの亜種ヒメメジロをご紹介しましたが、分類上、チメドリ(知目鳥)科とメジロ(目白)科は姉妹群とする考え方があり、そういう意味では似ていて当然と言えなくもありません・・・


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キクチヒタキ

台湾シリーズの続きで、今日は同じく高山帯で見られるヒタキ科のキクチヒタキをご紹介します。

キクチヒタキ(White-browed Bush Robin)はネパール、インド、ブータン、中国、ミャンマー、台湾などの高山帯に分布する体長約13cmのヒタキ科の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、台湾に分布するのは固有亜種Tarsiger indicus formosanusとされています。

よく茂った森の林縁に出てきたキクチヒタキのオス。オスの上面は青味のある灰黒色で、下面はオリーブ黄色。英名のごとく白く長い眉斑が特徴の美しい鳥です。

キクチヒタキ2

外形はアリサンヒタキにもよく似ていますが、アリサンヒタキに見られる胸や肩羽の橙紅色の帯がないのが識別ポイントです。

キクチヒタキ3

キクチヒタキ4

キクチヒタキ5

枝どまりのキクチヒタキ。

キクチヒタキ6

キクチヒタキ7

今日は台湾の固有亜種キクチヒタキ(Tarsiger indicus formosanus)をご紹介しましたが、①ヒマラヤ中東部に分布する基亜種Tarsiger indicus indicusや②ミャンマー北部、中国南部、ベトナム北部に分布する亜種Tarsiger indicus yunnanensiとは鳴き声が異なるようです・・・


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アリサンヒタキ

台湾シリーズの続きで、今日は台湾を代表する固有種、アリサンヒタキをご紹介します。

アリサンヒタキ(Collared Bush Robin)は台湾にのみ分布する体長約12cmのヒタキ科の鳥で、標高2,000~2,800mの高山に生息し、阿里山でよく見られたことが和名の由来になっています。

高山帯で目にしたアリサンヒタキのオス。頭から上面は濃青色で、体下面はオリーブ黄色、白く長い眉斑と、胸と後頸、肩羽の橙紅色がアクセントになっています。なお、英名はこの襟のような橙紅色の帯から名付けられたものと思われます。

アリサンヒタキ11

アリサンヒタキ12

アリサンヒタキ6

アリサンヒタキ7

アリサンヒタキ8

やはりヒタキ科の鳥、いろいろなポーズでサービスしてくれます。

アリサンヒタキ9

アリサンヒタキ10

アリサンヒタキ1

アリサンヒタキ2

アリサンヒタキ4

アリサンヒタキ5

今日は台湾を代表する固有種 アリサンヒタキをご紹介しましたが、和名からすると阿里山周辺でしか目にすることができないようにも思われますが、島の中央部を南北に高山帯が走っている台湾では、阿里山周辺だけでなく、高山帯であれば同じように目にすることができるようです・・・


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ミヤマテッケイ

台湾シリーズの続きで、今日はミヤマテッケイをご紹介します。

ミヤマテッケイ(Taiwan Partridge)は昨日のサンケイ同様、台湾の海抜900~3000mの山地に生息する台湾固有のキジ科ミヤマテッケイ属の鳥で、体長は約24cmと小型ですが、全身ほぼ灰黒色で上面には黒褐色の鱗状斑があり、顔には黒褐色の過眼線に白い頬、喉には黒褐色の帯があり、脚は赤色で、よくよく見ると地味系ではありますが、なかなか美しい鳥でもあります。

高山帯の山の斜面で餌を啄んでいたミヤマテッケイ。

ミヤマテッケイ9

ミヤマテッケイ10

ミヤマテッケイ11

ミヤマテッケイ12

近くにやって来たミヤマテッケイ。よくよく見ると墨色をした体下面がいぶし銀のように美しいです・・・

ミヤマテッケイ1

ミヤマテッケイ2

ミヤマテッケイ3

ミヤマテッケイ4

今日は台湾の固有種、ミヤマテッケイをご紹介しましたが、その聞きなれない名前の由来ですが、台湾にはキジ科コジュケイ属のテッケイ(竹鶏、Taiwan Bamboo Partridge:かっては日本に移入された外来種コジュケイの台湾亜種でしたが、現在は別種として独立)が標高300~1,200mの草原、森林、竹林、農耕地などに生息するのに対し、よく似たミヤマテッケイはより標高の高い山地に生息することから、このように名付けられたものと思われます・・・


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サンケイ

台湾シリーズの続きで、今日は台湾の固有種、サンケイをご紹介します。

サンケイ(Swinhoe's Pheasant)は台湾の高地に生息するキジ科の鳥で、オスは全身暗藍色で、顔には紅色の皮膚が露出した肉垂れ、頭頂には白色の短い冠羽、上背は白色、肩羽は紅褐色で、そして尾羽は長く、特に中央の2枚の白色の尾羽が長いのが特徴です。

山から降りてきたサンケイのオス。体長約79cmと日本のキジより少し小さめですが、光の下では藍色や緑色の金属光沢が輝き、とても美しく見えます。

サンケイ1

道路わきで餌を啄むサンケイ。周りにいる地味系の鳥はメス。

サンケイ0

サンケイ2

サンケイ4

サンケイ6

サンケイ7

サンケイ8

体長約50cmとオスより小振りなメス。メスのほうは全身灰褐色で、目の周りの紅色の露出部が印象的です。

サンケイ10

サンケイ11

サンケイ12

今日は台湾のキジ科の中では最も美しいとされるサンケイをご紹介しましたが、今回も同じキジ科の台湾固有種ミカドキジについては見ることが叶わず、次回の宿題となってしまいました・・・


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ヒゴロモ

台湾シリーズの続きで、今日は台湾でも人気のヒゴロモをご紹介します。

ヒゴロモ(Maroon Oriole)はヒマラヤから東南アジア、中国南部、台湾に分布する体長24~28cmのコウライウグイス科コウライウグイス属の鳥で、分布域により4亜種に分類されており、台湾には台湾固有の亜種Oriolus traillii ardensが生息しています。なお、亜種により若干違いはありますが、和名のように体色が緋色(英名は栗色)なのが共通の特徴です。

山麓の開けた場所で目にしたヒゴロモのメス。メスはオスに比べると上面の緋色が鈍く、胸以下の体下面は白っぽく、黒褐色の縦斑があるのが特徴です。

ヒゴロモ1

ヒゴロモ2

枝を少し移動し、色々なポーズをとってくれました・・・

ヒゴロモ3

ヒゴロモ4

ヒゴロモ5

ヒゴロモ6

ヒゴロモ7

コウライウグイス科コウライウグイス属の鳥は世界で29種が知られていますが、そのうち、日本ではコウライウグイス1種のみが稀な旅鳥として渡来し、黄色い体色の鳥というイメージが強いですが、黄色以外にも緋色、緑色、オリーブ色、茶色、銀色、黒色など多様な体色を持った仲間の存在が知られています。今度はそんな体色の異なるコウライウグイスも見てみたいものです・・・


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ズアカエナガ

台湾シリーズの続きで、今日はズアカエナガをご紹介します。

ズアカエナガ(Black-throated Bushtit)はヒマラヤからインド、東南アジア、中国、台湾に分布する体長10~11cmのエナガ科の鳥で、分布域により6亜種に分類されており、台湾に分布するのは中国、ベトナム、台湾に分布する基亜種Aegithalos concinnus concinnusとされています。英名は喉に黒斑があることから、和名は頭部が赤茶色であることから名付けられています。

亜高山帯の森で目にしたズアカエナガ。空抜けで鮮明な写真ではありませんが・・・

ズアカエナガ7

ズアカエナガ8

ズアカエナガ5

ズアカエナガ6

ズアカエナガ4

頭上から見たズアカエナガ。頭部全体が赤茶色であることが分かります・・・

ズアカエナガ1

今日はヒマラヤからインド、東南アジア、中国、台湾に分布するズアカエナガをご紹介しましたが、昨年訪れた際には目にすることができず一度は見たいと思っていただけに、目にした時には思わず夢中でシャッターを切っていました・・・


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Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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