ウタツグミ

南欧シリーズの続きで、今日は日本でも記録のあるウタツグミをご紹介します。

ウタツグミ(Song Thrush)はヨーロッパからアフリカ北部、トルコ、コーカサス、イラン、シベリア中西部にかけて分布する体長20~22cmのヒタキ科ツグミ属の鳥で、全部で4亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ西部に分布する亜種Turdus philomelos clarkeiと思われます。ウタツグミは名前からも想像できるように美しい囀りに定評があり、見た目にはヤドリギツグミやクロウタドリの若い個体に似ていますが、額から体上面はオリーブ褐色で、胸から脇はバフ色、下面は白色で黒褐色の丸い斑があり、ツグミより一回り小さいのが特徴です。

スペインの港湾都市サン・セバスティアンの公園で早朝、美しい歌声を奏でていたウタツグミ。

ウタツグミ5

ウタツグミ6

ウタツグミ4

ウタツグミ3

こちらは公園の芝生で盛んに餌を探していたウタツグミ。

ウタツグミ8

ウタツグミ10

ウタツグミ11

このようなひょうきんな仕草はツグミ属に共通した特徴のようです・・・

ウタツグミ12

ウタツグミ13

ウタツグミ1

こちらは幼鳥でしょうか? まだ幼羽が残っています。

ウタツグミ14

今日は日本でも北海道、神奈川県、日本海側の島嶼で記録のあるウタツグミをご紹介しましたが、日本鳥類目録改訂第7版の検討では、自然分布であることを示唆する報告がないことから検討種となっています。4亜種の中でもシベリア中西部で繁殖する亜種Turdus philomelos nataliaeなどにつては、迷鳥として日本への渡来も十分考えられることから、今後その面での検討が進むことに期待したいと思います・・・


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ヨーロッパクロウタドリ?

南欧シリーズの続きで、今日はヨーロッパクロウタドリ?をご紹介します。

ヨーロッパクロウタドリ?(Common Blackbird)はヨーロッパから北西アフリカ、中近東、中央アジアの山岳地帯、アフガニスタン北部にかけて分布する体長23.5~29cmのヒタキ科ツグミ属の鳥で、かってはインド、スリランカ、ヒマラヤ、パキスタン、チベット、中国中東部に分布する個体を含めクロウタドリとされていましたが、近年、遺伝子解析が進むとともに、次の3種が分離独立した結果、従来のCommon Blackbirdには正式な和名が与えられておらず、ここでは便宜的にヨーロッパクロウタドリと記載しました。

・クロウタドリ(Chinese Blackbird)・・・中国中東部に分布(2亜種)。 日本に渡来するのは基亜種クロウタドリ(Turdus mandarinus mandarinus)。
・チベットクロウタドリ(Tibetan Blackbird)・・・ヒマラヤからパキスタン北部、チベット北東部に分布。
・インドクロウタドリ(Indian Blackbird)・・・インド、スリランカに分布(4亜種)。

ツアー中、何度も目にしたヨーロッパクロウタドリのオス。体長約29cmとツグミ属では大型で、オスは名前のように黒い体に、黄色い嘴とアイリングが印象的です。

クロウタドリ1

クロウタドリ2

クロウタドリ3

クロウタドリ4

クロウタドリ5

クロウタドリ6

クロウタドリ7

こちらは全体に暗褐色で背や肩羽、体下面には淡褐色の斑が見られることから若い個体と思われます。

クロウタドリ11

クロウタドリ10

クロウタドリ14

今日はヨーロッパクロウタドリともいうべき Common Blackbirdをご紹介しましたが、近年、遺伝子解析の進歩とともに分類の見直しも進んでおり、今回のクロウタドリもそうですが、いつの間にやら種名が変わったりしています。学名や英名は変更に伴い即座に対応しているようですが、和名については追いついておらず、命名について何らかの仕組みが必要と思われます・・・


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クロジョウビタキ

南欧シリーズの続きで、今日は日本でも記録のあるクロジョウビタキをご紹介します。

クロジョウビタキ(Black Redstart)はヨーロッパ中南部、ロシア中南部、モンゴル、中国中西部で繁殖し、冬季はアフリカ北部、ヨーロッパ南部、西南アジア、インドに渡り越冬する体長13~14.5cmのヒタキ科ジョウビタキ属の鳥で、全部で5亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパから北西アフリカにかけて分布する亜種Phoenicurus ochruros gibraltariensisと思われます。なお、日本では迷鳥として北海道、本州、飛島、粟島、舳倉島、見島、宇治群島、久米島、西表島、与那国島などで記録があり、日本に渡来したのはヒマラヤ中部から中国中部にかけて分布する亜種クロジョウビタキ(Phoenicurus ochruros rufiventris)とされています。

フランスの聖地ルルドで目にしたクロジョウビタキのオス第1回夏羽と思われる個体。(成鳥では翼に白斑が見られる)

クロジョウビタキ2

クロジョウビタキ3

クロジョウビタキ1

クロジョウビタキ4

こちらは上記個体より全体に灰褐色み強いことからメスあるいはオスの若い個体と思われます。

クロジョウビタキ8

クロジョウビタキ9

クロジョウビタキ10

クロジョウビタキ7

今日はクロジョウビタキのヨーロッパ亜種Phoenicurus ochruros gibraltariensisをご紹介しましたが、日本では珍鳥のこの鳥もヨーロッパでは普通種であり、街の公園などでは比較的よく目にすることができます・・・


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ムナフヒタキ

南欧シリーズの続きで、今日は日本でも記録のあるムナフヒタキをご紹介します。

ムナフヒタキ(Spotted Flycatcher)はヨーロッパからモロッコ、パキスタン南部、バイカル湖付近にかけて繁殖し、冬季はアフリカ中南部に渡り越冬する体長13.5~15cmのヒタキ科サメビタキ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパから西シベリア、北西アフリカにかけて分布する基亜種Muscicapa striata striataと思われます。なお、日本では迷鳥として舳倉島と大阪府で記録があり、日本に渡来した個体はモンゴルからシベリア中南部にかけて分布する亜種ムナフヒタキ(Muscicapa striata mongola)とされています。

スペインの港町サンセバスチャンの公園で目にしたムナフヒタキ。額から体上面は灰褐色で、額から頭頂に黒褐色の筋状の細い縦斑があるほか、名前のように腮から胸にかけ特徴ある灰褐色の縦斑が見られます。

ムナフヒタキ10

ムナフヒタキ11

ムナフヒタキ9

ムナフヒタキ3

ムナフヒタキ4

こちらは早朝、陽を浴びて赤茶色に染まったムナフヒタキ。

ムナフヒタキ5

突然、尾羽を上げたと思うと・・・

ムナフヒタキ6

オスと思われる別個体がやって来て、いきなり交尾の態勢に入りました・・・

ムナフヒタキ6 (2)

ムナフヒタキ7

ムナフヒタキ8

今日は日本でも記録のあるムナフヒタキのヨーロッパ亜種をご紹介しましたが、まさか異国の地でこのような交尾の様子を見られるとは思ってもいなく、ちょっとしたサプライズとなりました・・・


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ゴシキヒワ

南欧シリーズの続きで、今日は日本でも記録のあるゴシキヒワをご紹介します。

ゴシキヒワ(European Goldfinch)はヨーロッパ、北アフリカおよび中央アジアにかけて分布するアトリ科ヒワ属の鳥で、日本では迷鳥として飛島、山形県、舳倉島で記録がありますが、日本には飼い鳥として多数輸入されているため、かご抜けの可能性も否定できないようです。また、オーストラリア南東部とニュージーランドではかご抜けした個体が帰化しているほか、世界各地で人為移入されています。なお、本種は14亜種が認められており、今回目にしたのはヨーロッパ南西部からアフリカ北西部、カナリア諸島にかけて分布する亜種Carduelis carduelis parvaと思われます。

フランスとスペインの国境線で目にしたゴシキヒワ。顔の前半が赤く、後半は白色で、頭頂から襟、初列風切、尾は黒色。背、胸は褐色で、風切基部と外側大雨覆が黄色と、まさに和名のように五色の美しい羽衣を持つヒワです。

ゴシキヒワ2

ゴシキヒワ5

ゴシキヒワ3

ゴシキヒワ4

ゴシキヒワ6

ゴシキヒワは手前の草と遠くの木の間を行ったり来たりしていましたが、近くに来たところを確認したところ、嘴には巣材と思われる綿毛のようなものを咥えていました・・・

ゴシキヒワ1

今日は日本でも飛島、山形県、舳倉島で記録のあるゴシキヒワをご紹介しましたが、日本鳥類目録改定第7版ではかご抜けの可能性も否定できないとの理由から検討種とされています。ゴシキヒワはヨーロッパ、北アフリカから中央アジアにかけて広く分布していることから考えると、日本への渡来も十分考えられ、然るべき論文の投稿が待たれるところです・・・


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ズアオアトリ

南欧シリーズの続きで、今日はズアオアトリをご紹介します。

ズアオアトリ(Common Chaffinch)はヨーロッパ全域とロシア西部、トルコ、シリア、イラン西部、アフリカ西北部、カナリア諸島などで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季にアフリカ北部、中央アジア、ロシア西南部などに渡って越冬するアトリ科アトリ属の鳥で、日本では迷鳥として1990年に北海道利尻島で1羽の記録があるのみという珍鳥です。分布域により全部で15亜種に分かれており、今回のツアーで目にしたのはヨーロッパ大陸から中央アジア、トルコ、コーカサス、イランにかけて分布する基亜種Fringilla coelebs coelebsと思われます。

フランスの聖地ルルドで目にしたズアオアトリのオス。額は黒色で、頭上から後頸、側頸にかけての青灰色が鮮やかです。

ズアオアトリ21

ズアオアトリ5

ズアオアトリ6

ズアオアトリ8

ズアオアトリ9

こちらは同じ場所で目にしたズアオアトリのメス。額から頭頂、背は暗灰色で、顔は灰褐色、体下面は淡い灰褐色をしています。

ズアオアトリ10

ズアオアトリ11

ズアオアトリ12

ズアオアトリ13

今日は日本でも迷鳥として1990年に北海道利尻島で1羽の記録があるズアオアトリをご紹介しましたが、日本で記録された亜種は今回目にした個体と同じ基亜種ズアオアトリ(Fringilla coelebs coelebs)であり、そういう意味では親しみを感じさせてくれます・・・


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ヨーロッパコマドリ

少し前になりますが、スペインとフランスの国境にまたがるピレネー山脈のトレッキングツアーに参加してきましたので、ツアーの途中目にした鳥たちをご紹介していきたいと思います。

最初は日本でも記録のあるヨーロッパコマドリです。

ヨーロッパコマドリ(European Robin)はヨーロッパ全域のほか、シベリア西部、カフカース、アルジェリア、大西洋上のアゾレス諸島、マデイラ諸島まで広く分布するヒタキ科コマドリ属の鳥で、全部で9亜種に分けられており、今回目にしたのはヨーロッパ大陸からウラル山脈、トルコ西部などに分布する基亜種Erithacus rubecula rubeculaで、イギリスに分布する亜種Erithacus rubecula melophilusに比べると、胸の赤橙色が弱く、上面は灰色がかった褐色をしているのが特徴です。また、日本では迷鳥として北海道、飛島、千葉県、奈良県、舳倉島で記録がありますが、亜種は不明とされています。

フランスの聖地ルルドで目にしたヨーロッパコマドリ。連日暑い日が続いており、ヨーロッパコマドリも暑さを避け木陰で休んでいました。

ヨーロッパコマドリ4

ヨーロッパコマドリ5

ヨーロッパコマドリ8

ヨーロッパコマドリ2

ヨーロッパコマドリ3

ヨーロッパコマドリ6

ヨーロッパコマドリ7

今日は日本でも珍鳥として北海道、飛島、千葉県、奈良県、舳倉島で記録のあるヨーロッパコマドリをご紹介しましたが、本種はヨーロッパから東はウラル山脈、シベリア南西部にかけて9亜種が分布しており、日本で記録のある亜種は果たしてどこから来たものか大変興味のあるところです・・・


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ミミジロヒヨドリ

今日まで長々とタイで目にした鳥たちをご紹介してきましたが、最後にミミジロヒヨドリをご紹介します。

ミミジロヒヨドリ(Streak-eared Bulbul)はタイ、マレーシア、ラオス、カンボジア、ベトナムなどに分布する体長17.5~19.5cmのヒヨドリ科シロガシラ属の鳥で、名前のごとく耳羽に線状の白斑が見られるのが特徴です。なお余談ですが、ミャンマーに分布する別亜種については2016年、別種として分離独立し、現在英名はAyeyarwady Bulbulとなっています。

宿泊施設近くの道路脇で目にしたミミジロヒヨドリ。全身褐色ですが、よく見ると耳の辺りに線状の白斑を確認することができます。

ミミジロヒヨドリ3

ミミジロヒヨドリ4

ミミジロヒヨドリ1

ミミジロヒヨドリ2

今日まで長々とタイシリーズにお付き合いいただきありがとうございました。今回訪れたタイ南部は初めての場所でしたが、マレーキマユシマヤイロチョウはじめ、今まで北部、中部では見られなかった南部ならではの野鳥に会うことができ、大変充実した探鳥ツアーとなりました。機会があれば是非また訪れてみたいものです・・・


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シマキンパラ

タイシリーズの続きで、今日はシマキンパラをご紹介します。

シマキンパラ(Scaly-breasted Munia)はパキスタン、インドから中国南部、台湾、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、小スンダ列島にかけ広く分布する体長12~12.5cmのカエデチョウ科キンパラ属の鳥で、全部で11亜種に分かれており、今回目にしたのは、ミャンマー南部、タイ、中国南東部、インドシナ、海南島、台湾、奄美諸島、沖縄諸島に分布する亜種Lonchura punctulata topelaと思われます。

宿泊施設近くの開けた場所で目にしたシマキンパラの成鳥。白い体下面には名前(Scalyは鱗状の意)のように、羽縁に茶褐色のU字模様があり、全体的に鱗模様となって見えます。

シマキンパラ1

シマキンパラ2

シマキンパラ3

シマキンパラ4

今日はシマキンパラの亜種Lonchura punctulata topelaをご紹介しましたが、本亜種は自然分布かどうかは不明にせよ、近年日本でも同じ亜種が沖縄諸島をはじめ、奄美諸島以南の多くの島々で観察されており、それを知ると妙に親しみを感じてしまいます・・・


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オオバンケン、オニクロバンケンモドキ

オオバンケン

タイシリーズの続きで、今日は何れもカッコウ科の鳥、オオバンケンとオニクロバンケンモドキをご紹介します。

最初はオオバンケンです。

オオバンケン(Greater Coucal)はパキスタンからインド、中国、バングラデシュ、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、フィリピンにかけて分布する体長48~52cmのカッコウ科バンケン属の鳥で、全部で6亜種に分かれており、今回目にしたのはバングラデシュ、ミャンマーからインドシナ、マレー半島にかけ分布する亜種Centropus sinensis intermediusと思われます。

早朝、宿泊施設近くの道路で目にしたオオバンケン。全身青みがかった黒色で、背から翼は茶褐色。よく似たバンケン((Lesser Coucal:体長約38cm)に比べ大きく、とてもカッコウの仲間とは思えません。

オオバンケン2

オオバンケン3

次はオニクロバンケンモドキです。

オニクロバンケンモドキ(Green-billed Malkoha)はインドからインドシナ、マレー半島、スマトラにかけて分布する体長52~59cmのカッコウ科バンケンモドキ属の鳥で、2亜種の存在が知られており、当地で目にしたのはカンゲアン島(バリ島の北)を除く全域に分布する基亜種Phaenicophaeus tristis tristisと思われます。なお、英名は嘴が緑色であることから、和名は目の周囲が赤く縁取りされ体型もバンケンに似ていることから名付けられたものと思われます。

熱帯雨林の森で目にしたオニクロバンケンモドキ。手前の葉が邪魔をし鮮明な画像ではありませんが、眼の周囲の赤色斑が異様な雰囲気を漂わせています。

オニクロバンケンモドキ1

オニクロバンケンモドキ2

オニクロバンケンモドキ3

今日はオオバンケンとオニクロバンケンモドキをご紹介しましたが、両者ともに体が大きく、雰囲気的にも異様な感じで、とてもカッコウの仲間とは思えません・・・


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ハチクマ

タイシリーズの続きで、今日は日本でもお馴染みのハチクマをご紹介します。

ハチクマ(Crested Honey Buzzard)はロシアのバイカル湖付近から極東地域、サハリン、中国東北部にかけての地域とインドから東南アジア、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、フィリピンで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南下して、インドや東南アジア方面に渡り越冬する体長55~65cmのタカ科ハチクマ属の鳥で、分布域により6亜種に分かれており、マレー半島からスマトラ、ボルネオにかけては亜種Pernis ptilorhynchus torquatusが分布するとされています。今回タイで目にしたのは3月中旬であり、この個体が当地に留鳥として分布する亜種Pernis ptilorhynchus torquatusなのか、あるいは、日本などにも夏鳥として渡来するの亜種Pernis ptilorhynchus orientalisの越冬個体なのかは定かではありませんでした。

熱帯雨林の森に隣接する開けた場所の上空で旋回していたハチクマ。体上面と体下面、下雨覆が黒褐色で、尾羽には2本の太い黒帯があることから、暗色型のオスと思われます。

ハチクマ3

ハチクマ1

ハチクマ2

ハチクマ4

ハチクマ5

今日は極東から東南アジアまで広く分布するハチクマをご紹介しましたが、今回目にした個体が当地で繁殖している個体なのか、あるいは日本などで繁殖し東南アジアで越冬している個体なのかは定かではありませんでしたが、いろいろと考えさせられた今回の出会いでした・・・


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カオグロクマタカ

タイシリーズの続きで、今日はカオグロクマタカをご紹介します。

カオグロクマタカ(Blyth's Hawk-Eagle)はマレー半島からスマトラ、ボルネオにかけて分布する体長51~58cmのタカ科クマタカ属の猛禽で、成鳥では和名のように顔が黒色で、尾羽の先端には黒褐色の太いバンドがあるのが特徴です。

熱帯雨林の森の上空を通過していったカオグロクマタカの成鳥。顔は黒色で、胸から腹にかけ黒褐色の横斑が密にあります。

カオグロクマタカ1

カオグロクマタカ2

カオグロクマタカ3

今日は日本に生息するクマタカより少し小さく、顔と体下面の横斑がより暗色のカオグロクマタカをご紹介しましたが、小型とは言えやはり森の王者、飛翔する姿は迫力がありました・・・


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アジアヤシアマツバメ、マレーアナツバメ?

タイシリーズの続きで、今日はアジアヤシアマツバメとマレーアナツバメと思われる2種をご紹介します。

最初はアジアヤシアマツバメです。

アジアヤシアマツバメ(Asian Palm Swift)はインド、スリランカからインドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、バリ、フィリピンにかけて広く分布する体長11~12cmのアマツバメ科Cypsiurus属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのはインド北東部からインドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオに分布する亜種Cypsiurus balasiensis infumatusと思われます。また、ちょっと変わった名前の由来ですが、ヤシの葉に巣を作り営巣することから名付けられたようです。

宿泊施設の上空で目にしたアジアヤシアマツバメ。翼は細長く、尾羽はかなり深く切れ込んでいます。

アジアヤシアマツバメ1

アジアヤシアマツバメ2

アジアヤシアマツバメ3

アジアヤシアマツバメ4

切れ込んだ尾羽が確認できます・・・

アジアヤシアマツバメ5

次はマレーアナツバメと思われる個体です。

マレーアナツバメ(Germain's Swiftlet)は東南アジア、ボルネオ、フィリピンに分布する体長11.5~12.5cmのアマツバメ科アナツバメ属の鳥で、全部で2亜種に分かれており、今回目にしたのはマレー半島南東に位置するアナンバス諸島を除くほぼ全域に分布する基亜種Aerodramus germani germaniと思われます。なお、アナツバメという和名の由来ですが、これは岸壁に開いた洞穴内に集団で営巣することから名付けられているようです。

宿泊施設の上空で目にしたマレーアナツバメと思われる個体です。腹側からしか見えていないため腰のバンドが確認できませんが、よく似たジャワアナツバメ(Edible-nest Swiftlet)は分布域がインド洋のアンダマン・ニコバル諸島とスマトラ、ボルネオ、ジャワ、小スンダ列島であることから、分布域から考え恐らくマレーアナツバメではないかと思われます。

マレーアナツバメ1

マレーアナツバメ2

マレーアナツバメ3

今日はアジアヤシアマツバメとマレーアナツバメと思われる2種をご紹介しましたが、アマツバメの仲間は見た目にもよく似ているため識別はなかなか難しいですが、調べていくうちに今まで知らなかったことがいろいろ見えてきます・・・


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コシラヒゲカンムリアマツバメ

タイシリーズの続きで、今日はコシラヒゲカンムリアマツバメをご紹介します。

コシラヒゲカンムリアマツバメ(Whiskered Treeswift)はミャンマー、タイ、マレー半島からスマトラ、ボルネオ、フィリピンにかけて分布する体長15~16.5cmのカンムリアマツバメ科カンムリアマツバメ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマー南部、タイ南部、マレーシア、スマトラ、ボルネオ及び周辺の島々に分布する基亜種Hemiprocne comata comataと思われます。

熱帯雨林の森で目にしたコシラヒゲカンムリアマツバメ。虹彩は赤く、顔には眉斑と髭のように見える2本の白い縞模様があり、独特の雰囲気を醸し出しています。

コシラヒゲカンムリアマツバメ6

コシラヒゲカンムリアマツバメ7

コシラヒゲカンムリアマツバメ8

コシラヒゲカンムリアマツバメ9

その後、少し近くの枝にとまってくれました。

コシラヒゲカンムリアマツバメ10

コシラヒゲカンムリアマツバメ12

今日は見た目にもちょっと変わったコシラヒゲカンムリアマツバメをご紹介しましたが、本種は開けた森林に留鳥として棲み、アマツバメ類のように空中の虫を飛翔しながら捕食するやり方ではなく、むしろ木にとまって、飛んでくる昆虫類やクモ類を捕食するというやり方をとっているようで、今回もお気に入りの木にとまり、虫がやって来ると捕食のため飛び立つというスタイルを繰り返していました・・・


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キゴシタイヨウチョウ、キバラタイヨウチョウ

タイシリーズの続きで、昨日に続いて同じくタイヨウチョウの仲間2種をご紹介します。

最初はキゴシタイヨウチョウです。

キゴシタイヨウチョウ(Crimson Sunbird)はヒマラヤ、バングラデシュ、中国南部、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、スラウェシにかけて広く分布する体長11~13.5cmのタイヨウチョウ科アジアタイヨウチョウ属の鳥で、分布域により14亜種に分かれており、今回目にしたのはタイ南部とマレー半島北部に分布する亜種Aethopyga siparaja trangensisと思われます。

熱帯雨林の森で目にしたキゴシタイヨウチョウのオス、英名のように顔から背、胸が明るく濃い赤色で、腹部は暗灰色をしています。

キゴシタイヨウチョウ2

キゴシタイヨウチョウ3

キゴシタイヨウチョウ1

次はキバラタイヨウチョウのメスと思われる個体です。

キバラタイヨウチョウ(Olive-backed Sunbird)は中国南部、東南アジアからオーストラリアかけて広く分布する体長11.5cmのタイヨウチョウ科Cinnyris 属の鳥で、分布域により全部で21亜種に分類されていますが、今回目にしたのはミャンマー、タイ、カンボジア、マレー半島北部に分布する亜種Cinnyris jugularis flammaxillarisと思われます。

宿泊施設の庭で目にしたキバラタイヨウチョウのメスと思われる個体。英名のように背はオリーブ褐色で、腹部は和名のように明るい黄色をしています。

キバラタイヨウチョウ10

キバラタイヨウチョウ11

昨日続き、今日は同じくタイヨウチョウの仲間2種をご紹介しましたが、今回は熱帯雨林の森を中心に探鳥したため、このような花蜜食のタイヨウチョウの仲間はじっくり探すことができませんでした。タイヨウチョウの仲間についてはまた別の機会にじっくり探してみたいと思います・・・


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チャノドコバシタイヨウチョウ

タイシリーズの続きで、今日はチャノドコバシタイヨウチョウをご紹介します。

チャノドコバシタイヨウチョウ(Brown-throated Sunbird)はミャンマーからインドシナ、マレー半島、スマトラ、ジャワ、バリ、ボルネオ、フィリピン、 スラウェシにかけて広く分布する体長約14cmのタイヨウチョウ科コバシタイヨウチョウ属の鳥で、分布域により14亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマーからインドシナ、マレー半島、スマトラ、ジャワ、バリ、ボルネオにかけて分布する基亜種Anthreptes malacensis malacensisと思われます。

宿泊施設の庭にやって来たチャノドコバシタイヨウチョウのオス。嘴は短く、オスでは名前のように喉が茶色で、頭部から背、肩にかけ金属光沢の緑色の羽衣に覆われています。

チャノドコバシタイヨウチョウ5

チャノドコバシタイヨウチョウ1

チャノドコバシタイヨウチョウ2

チャノドコバシタイヨウチョウ3

チャノドコバシタイヨウチョウ4

こちらは同じく宿泊施設の庭で目にしたメスと思われる個体。タイヨウチョウの仲間のメスは何れもよく似ていますが、オス同様、嘴が短く、オスの近くにやって来たことからチャノドコバシタイヨウチョウのメスと思われます。

チャノドコバシタイヨウチョウ10

チャノドコバシタイヨウチョウ11

チャノドコバシタイヨウチョウ12

今日はチャノドコバシタイヨウチョウをご紹介しましたが、本種もまた分布域がスマトラ、ジャワ、バリ、ボルネオ、フィリピン、 スラウェシなど周辺に島々が多く、亜種についても14亜種と、実に多くの亜種に分かれています・・・


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オレンジハナドリ

再びタイシリーズに戻ります。今日はオレンジハナドリをご紹介します。

オレンジハナドリ(Orange-bellied Flowerpecker)は バングラデシュからミャンマー、マレー半島、スマトラ、ジャワ、ボルネオ、フィリピンにかけて広く分布する体長約9cmのハナドリ科ハナドリ属の鳥で、分布域により17亜種に分かれており、今回目にしたのはマレー半島中部以南からスマトラおよびその周辺の島々に分布する基亜種Dicaeum trigonostigma trigonostigmaと思われます。

宿泊施設近くのバナナを食べにやって来たオレンジハナドリのオス。頭から体上面は青色ですが、名前のように腹と背が鮮やかかなオレンジ色でとても美しい鳥です。

オレンジハナドリ4

バナナの果肉が大好物のようで、待っていると時折姿を見せてくれました・・・

オレンジハナドリ5

オレンジハナドリ8

オレンジハナドリ20

オレンジハナドリ22

オレンジハナドリ23

こちらは同じバナナにやって来たオレンジハナドリのメス。メスのほうは頭から上面はオリーブ褐色で、腹部から下尾筒にかけて淡いオレンジ色をしていました。

オレンジハナドリ12

オレンジハナドリ10

オレンジハナドリ13

オレンジハナドリ24

オレンジハナドリ25

今日は色鮮やかなオレンジハナドリをご紹介しましたが、本種は留鳥性が強く、分布エリアもスマトラ、ジャワ、ボルネオ、フィリピンなど周辺に多くの島を有しているせいか亜種が多く、実に17亜種という多数に分かれています。今後、もし他のエリアを訪れる機会があれば、亜種間の違いについても関心を持って見ていきたいと思います・・・


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ハジロクロハラアジサシ

小笠原シリーズの最後に、今日は小笠原諸島・父島で目にしたハジロクロハラアジサシをご紹介します。

ハジロクロハラアジサシ(White-winged Tern)はヨーロッパ南東部から中央アジアにかけてと中国東北部で繁殖し、冬季はアフリカ、東南アジア、ニューギニア、オーストラリアなどに渡り越冬する体長約23cmのカモメ科クロハラアジサシ属の鳥で、日本には旅鳥として全国各地で記録がありますが、稀に越冬記録もあるようです。

港の埠頭で目にしたハジロクロハラアジサシの第1回冬羽と思われる個体。小雨覆には幼羽と思われる羽毛が見られます・・・

ハジロクロハラアジサシ1

この場所がお気に入りなのか、なかなか離れません・・・

ハジロクロハラアジサシ2

ハジロクロハラアジサシ3

しばらくすると、ようやく飛び出す気になったのか、前傾姿勢になり・・・

ハジロクロハラアジサシ6

羽根を広げ・・・

ハジロクロハラアジサシ8

ハジロクロハラアジサシ9

飛び出しました・・・

ハジロクロハラアジサシ11

ハジロクロハラアジサシ12

今日は小笠原諸島・父島で目にしたハジロクロハラアジサシをご紹介しましたが、当地でしばらく体力をつけた後は越冬地である東南アジア、ニューギニア、オーストラリアなどに渡っていくものと思われます・・・


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亜種アカガシラカラスバト

今まで小笠原航路で目にした海鳥たちをご紹介してきましたが、今日は小笠原諸島・父島で目にしたカラスバトの亜種アカガシラカラスバトをご紹介します。

カラスバト(Japanese Wood Pigeon)は日本と朝鮮半島南部の海岸、済州島、鬱陵島にのみ分布する体長約40cmのハト科カワラバト属の鳥で、日本では留鳥として本州中部以南の島嶼に分布し、春秋の渡りの時期には日本海側の離島で観察されることで知られています。カラスバトは以下の3亜種が認められており、①亜種カラスバト(本州中部以南の島嶼、朝鮮半島南部の海岸と島嶼)、②亜種アカガシラカラスバト(小笠原諸島、硫黄列島)、③亜種ヨナグニカラスバト(先島諸島)、今回目にしたのは小笠原諸島、硫黄列島に分布する亜種アカガシラカラスバトで、名前のように頭部は美しい赤紫色の羽毛で被われていました。

港近くの植え込みで目にした亜種アカガシラカラスバト。暑さを避けるためか、小木の中で羽を休めていました。

アカガシラカラスバト1

アカガシラカラスバト2

アカガシラカラスバト4

アカガシラカラスバト3

その後、地面に降り、ゆっくりと餌を探し始めました。

アカガシラカラスバト5

アカガシラカラスバト6

アカガシラカラスバト7



今日は小笠原諸島、硫黄列島だけに生息するカラスバトの固有亜種アカガシラカラスバトをご紹介しましたが、、一時は小笠原諸島で40羽以下と激減していたようですが、近年、野ネコ対策等が功を奏しその数も徐々に回復しているそうです。島では通称「アカポッポ」と呼ばれて親しまれているこの希少種をこの先も手厚く保護していってほしいものです・・・


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クロアジサシ

小笠原航路の続きで、今日はクロアジサシをご紹介します。

クロアジサシ(Brown Noddy)は太平洋、インド洋、大西洋の熱帯、亜熱帯の島々で繁殖し、非繁殖期は周辺の外洋で生息する体長38~45cmのカモメ科クロアジサシ属の海鳥で、分布域により4亜種に分かれており、日本で見られるのは紅海からインド洋、太平洋のハワイ諸島、イースター島にかけて分布する亜種クロアジサシ(Anous stolidus pileatus)とされています。

小笠原からの復路でオナガミズナギドリと一緒に飛翔していたクロアジサシ。.名前のごとく全身黒褐色で、額から頭上が白いのが特徴で、日本では夏鳥として小笠原群島、硫黄列島、南鳥島、宮古島、仲御神島、与那国島などの小島や岩礁で繁殖しています。

クロアジサシ1

クロアジサシ2

クロアジサシ3

クロアジサシ4

クロアジサシ5

今日は小笠原からの復路で目にしたクロアジサシをご紹介しましたが、今回、クロアジサシの亜種を調べて気が付いたのですが、かって八重山諸島の仲御神島だけで繁殖するとされていた亜種リュウキュウクロアジサアシ(Anous stolidus pullus)の名前が最新のIOCリストではないことから、恐らくDNA分析の結果、亜種クロアジサシ(Anous stolidus pileatus)と同一とされたものと思われます・・・


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シロハラミズナギドリ、セグロミズナギドリ

小笠原航路の続きで、今日はシロハラミズナギドリとセグロミズナギドリをご紹介します。

最初はシロハラミズナギドリです。

シロハラミズナギドリ(Bonin Petrel)は北太平洋西部に分布し、夏季にマーシャル諸島、マリアナ諸島周辺、オホーツク海などへ渡り、冬季にハワイ諸島で繁殖する体長約31㎝のミズナギドリ科シロハラミズナギドリ属の海鳥で、日本には繁殖のため小笠原諸島の北之島と硫黄列島の南硫黄島で繁殖し、周辺の海域に生息することが知られています。

小笠原からの帰りの航路で姿を見せたシロハラミズナギドリ。頭頂から後頸や眼の周りが黒く、飛翔時には翼に不明瞭な黒褐色のアルファベットの「M」字状の斑紋が見えるほか、翼下面は白く、風切羽下面に黒色斑があるのが特徴です。

シロハラミズナギドリ1

翼には不明瞭な黒褐色のM字模様を確認することができます・・・

シロハラミズナギドリ2

シロハラミズナギドリ3

シロハラミズナギドリ4

翼下面が少し見えましたが、特徴である翼下面の白色部と風切の黒色斑を確認することができます・・・

シロハラミズナギドリ5

シロハラミズナギドリ6


次は遥か彼方を一直線に飛んでいたセグロミズナギドリです。

セグロミズナギドリ(Bannerman's Shearwater)は小笠原諸島、火山列島周辺に分布する体長約31cmのミズナギドリ科ミズナギドリ属の海鳥で、従来、太平洋のミクロネシア、ポリネシア からメラネシアの一部や、大西洋、インド洋の熱帯から亜熱帯の島嶼で繁殖するAudubon's Shearwater(旧和名:セグロミズナギドリ)の9亜種の一つとして分類されていましたが、IOC(国際鳥類学会議)では現在はAudubon's Shearwaterから分離独立させており、本ブログでもIOCの分類に従いました。

小笠原からの復路で目にしたセグロミズナギドリ。遥か彼方を飛んでおりあくまで証拠写真ですが、特徴である頭部から上面が黒褐色で、白色の体下面、翼の下面は白くて灰黒色の縁取りを何とか確認することができます。

セグロミズナギドリ1

セグロミズナギドリ2

セグロミズナギドリ3

セグロミズナギドリ4

セグロミズナギドリ5

今日は何れも小笠原からの復路で目にしたシロハラミズナギドリとセグロミズナギドリをご紹介しましたが、中でもセグロミズナギドリについては、近年、Audubon's Shearwater(旧和名:セグロミズナギドリ)の1亜種から別種Bannerman's Shearwaterとして分離独立しており、数ヵ月おきに更新されるIOCリストから目が離せません・・・


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オガサワラヒメミズナギドリ

小笠原航路の続きで、今日は海鳥ファンにとって垂涎の的であるオガサワラヒメミズナギドリをご紹介します。


オガサワラヒメミズナギドリ(Bryan's Shearwater)はつい最近の2011年に新たに新種として収載された、小笠原諸島周辺に分布するとされる体長約27㎝のミズナギドリ科ハイイロミズナギドリ属の海鳥で、1997年以降に小笠原諸島で見つかっていた小型ミズナギドリの標本を分析した結果、同種であることが判明したものです。その後、2015年2月に小笠原諸島父島列島の無人島・東島において初の営巣が確認されています。

小笠原からの帰路、遠くを一直線に飛び去ったオガサワラヒメミズナギドリ。額からの上面は灰黒色で、喉から下腹は白く、頭部の黒色部と白色部の境が眼の上方に位置しており、下尾筒は黒色、翼下面は白色で黒い縁取りが明瞭なのが特徴です。

オガサワラヒメミズナギドリ1

オガサワラヒメミズナギドリ2

オガサワラヒメミズナギドリ3

斜め横から見ると、眼の周辺や耳羽付近まで白っぽいことがよく分かります。

オガサワラヒメミズナギドリ4

オガサワラヒメミズナギドリ5

この写真では特徴である体下面および翼下面の白色部がよく確認できます・・・

オガサワラヒメミズナギドリ7

オガサワラヒメミズナギドリ9

今日は海鳥ファンにとって垂涎の的であるオガサワラヒメミズナギドリをご紹介しましたが、今回、珍し系の海鳥がなかなか現れない中、復路になりようやく本命のオガサワラヒメミズナギドリを目にすることができた時には、デッキで観察していた全員でその喜びを分かち合いました・・・


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アナドリ

小笠原航路の続きで、今日はアナドリをご紹介します。

アナドリ(Bulwer's Petrel)はインド洋、大西洋、太平洋に広く分布し、夏季にアゾレス諸島、ハワイ諸島、マルキーズ諸島で繁殖する体長約27cmのミズナギドリ科アナドリ属の海鳥で、日本では火山列島(硫黄列島)や小笠原諸島、仲の神島、ハンミャ島、枇榔島(繁殖地の北限)で繁殖しています。

小笠原諸島周辺でよく見かけたアナドリ。岩の隙間や斜面に掘った穴に卵を産むことからアナドリの和名が付けられていますが、ミズナギドリの仲間です。尾羽はやや長い楔形、全身黒褐色の羽毛で被われ、大雨覆上面が淡褐色であるため、飛翔時には写真のように帯状に見えます。

アナドリ2

飛翔時には写真のように尾を上げたような独特の姿勢をとるのもアナドリの特徴です。

アナドリ3

アナドリ4

アナドリ5

アナドリ6

アナドリ7

アナドリ9

アナドリ11

アナドリ14

アナドリ15

今日は昨日ご紹介したオナガミズナギドリ同様、小笠原諸島周辺でたくさん目にしたアナドリをご紹介しましたが、他のミズナギドリの仲間が一定の方向に向けて飛翔するのに対し、アナドリは飛ぶ方向が不規則でいきなり方向転換をするなど、追跡がなかなか難しい海鳥でもあります・・・


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オナガミズナギドリ

小笠原航路の続きで、今日はオナガミズナギドリをご紹介します。

オナガミズナギドリ(Wedge-tailed Shearwater)はインド洋、太平洋に広く分布しする体長約43cmのミズナギドリ科ハイイロミズナギドリ属の海鳥で、日本では主に淡色型の個体が小笠原諸島、硫黄列島に飛来し、春から秋にかけて同海域を中心に生息するほか、冬季も本州中部以南の沖合で見られることがあるようです。

小笠原諸島周辺でよく見られたオナガミズナギドリ。この日は海も穏やかで、このように海面で休んでいる群れも多く見られました。

オナガミズナギドリ13

海面近くをゆったりと飛翔するオナガミズナギドリ。和名のように尾が長く、英名のように尾が尖った楔型をしているのが特徴です。

オナガミズナギドリ9

オナガミズナギドリ10

オナガミズナギドリ12

オナガミズナギドリ15

オナガミズナギドリ16

オナガミズナギドリ16 (2)

オナガミズナギドリ18

翼下面は白く、黒褐色の縁取りが前縁まであるのが分かります。

オナガミズナギドリ19

今日は小笠原諸島、硫黄列島に飛来し、春から秋にかけて同海域を中心に生息するオナガミズナギドリをご紹介しましたが、小笠原航路に乗らなければなかなか見られない海鳥だけに、片道24時間かけて船に乗るだけの価値はあります・・・


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オオミズナギドリ

小笠原航の続きで、今日は日本近海では最もお馴染みのオオミズナギドリをご紹介します。

オオミズナギドリ(Streaked Shearwater)は西太平洋北部の温帯域(日本近海、黄海、台湾周辺の島嶼)で繁殖し、冬季になると南シナ海からオーストラリア北部海域へ南下し越冬する体長約49㎝のミズナギドリ科オオミズナギドリ属の海鳥で、日本では夏季に北海道(渡島大島)から八重山諸島(仲御神島)にかけての離島で繁殖するほか、韓国では済州道の管轄となる泗水島に大繁殖地があり、他の島々でも少数が繁殖しているようです。

風のない穏やかな海では数十羽のオオミズナギドリの群れが海上で休んでいましたが、船が近づくと一斉に飛び出しました・・・

オオミズナギドリ9

オオミズナギドリ10

英名のごとく頭部の白色と黒褐色のごま塩模様が特徴のオオミズナギドリですが、和名は日本産ミズナギドリ類では最大であることから名付けられています。

オオミズナギドリ7

オオミズナギドリ3

オオミズナギドリ2

オオミズナギドリ1

オオミズナギドリ30

オオミズナギドリ31

普段はゆっくりとした羽ばたきを交えながら、海面近くを左右に翼を傾けて飛びまわるオオミズナギドリですが、今回のように風のない穏やかな日には海面近くを滑翔するように飛んでいました・・・


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コアホウドリ

小笠原航路の続きで、今日はコアホウドリをご紹介します。

コアホウドリ(Laysan Albatross)は留鳥または漂鳥として北太平洋の亜熱帯以北の外洋に広く分布する体長約80㎝のアホウドリ科アホウドリ属の海鳥で、日本では小笠原諸島の聟島(むこじま)列島で繁殖しており、本州以北の太平洋側の沖合に通年生息し、特に冬と初夏には多く見られるようです。

凪の海面で休んでいたコアホウドリ。頭部が白く、眼のまわりが黒いのが特徴で、黒褐色の翼と淡いピンク色の嘴がアクセントになっています。

コアホウドリ6

こちらは海面近くを帆翔するコアホウドリ。

コアホウドリ2

コアホウドリ3

コアホウドリ4

コアホウドリ5

翼下面は白く、黒褐色の縁取りが特徴的です。

コアホウドリ7

コアホウドリ8

こちらはオオミズナギドリと一緒に帆翔していたコアホウドリ。体長約49㎝のオオミズナギドリと比べると大きさの違いがよく分かります・・・

コアホウドリ9

コアホウドリ10

今日は往復の航路で何度も目にしたコアホウドリをご紹介しましたが、例年この時期はすでに北上しており、この海域で見ることは稀だとのことでした。繁殖時期が遅かったのか、あるいは何らかの気候変動によるものなのか、気になるところです・・・


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カツオドリ

タイシリーズの途中ですが、先日、小笠原航路に乗ってきましたので、その時目にした鳥たちをご紹介します。

最初は当航路ではお馴染みのカツオドリです。

カツオドリ(Brown Booby)はインド洋、南大西洋、太平洋西部および中東部、カリブ海に分布する体長65~75cmのカツオドリ科カツオドリ属の鳥で、分布域により4亜種に分類されており、今回目にしたのは紅海からインド洋、太平洋に分布し、日本では仲御神島、伊豆諸島、硫黄列島、小笠原諸島、草垣群島、尖閣諸島などで繁殖している亜種カツオドリ(Sula leucogaster plotus)と思われます。

船と並走するように飛んでいたカツオドリのオス。オスは眼の周りの裸出部が青色であることで識別できます。

カツオドリ12

間近で見ると迫力があります・・・

カツオドリ11

カツオドリ13

カツオドリ10

カツオドリ9

カツオドリ7

カツオドリ8

こちらは眼の周りの裸出部が黄白色のメス。

カツオドリ14

カツオドリ17

カツオドリ18

カツオドリ15

カツオドリ16

今日は小笠原航路で目にしたカツオドリをご紹介しましたが、カツオドリは船の航行に驚いて飛び出すトビウオを狙って船に並走するように飛んでおり、今回目にしたカツオドリは最多で13羽という大群でした・・・


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コルリ

タイシリーズの続きで、今日は日本でもお馴染みのコルリをご紹介します。

コルリ(Siberian Blue Robin)は夏季にはシベリア、モンゴルから中国北東部、朝鮮半島、樺太、千島列島、日本などで繁殖し、冬季は中国南部や東南アジアへ南下し越冬する体長13.5~14.5cmのヒタキ科の鳥で、従来はノゴマ属に分類されていましたが、近年、IOC(国際鳥類学会議)ではコマドリ属に変更しており、亜種についても3亜種に分類し、日本にやって来る亜種はLarvivora cyane nechaeviとしています。そのうち、今回タイで目にした亜種は分布域から考え、シベリアからモンゴル北部で繁殖し、冬季、東南アジアに渡り越冬する亜種Larvivora cyane bochaiensisと思われます。

熱帯雨林の森で目にしたコルリのオス幼鳥と思われる個体。全身、褐色の幼羽がたくさん残っています・・・

コルリ1

コルリ7

コルり2

コルリ3

コルリ4

コルリ6

コルリ8

今日は東南アジアで越冬中と思われるコルリの幼鳥をご紹介しましたが、IOCでは従来ノゴマ属だったコマドリ、アカヒゲ、コルリ、シマゴマなどをコマドリ属に変更しており、日本鳥類目録の次期改訂版においては本種についても分類の見直しが検討されるものと思われます・・・


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ハイガシラアゴカンムリヒヨドリ

タイシリーズの続きで、今日はハイガシラアゴカンムリヒヨドリをご紹介します。

ハイガシラアゴカンムリヒヨドリ(Yellow-bellied Bulbul)はマレー半島、スマトラ、ボルネオに分布する体長20~20.5cmのヒヨドリ科Alophoixus属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのはマレー半島からスマトラにかけて分布する基亜種Alophoixus phaeocephalus phaeocephalusと思われます。

熱帯雨林の森で目にしたハイガシラアゴカンムリヒヨドリ。和名、英名のとおり、頭は灰色で喉は白く、腹は黄色で目も可愛らしく、ヒヨドリの仲間とは思えない美しさがあります。

ハイガシラアゴカンムリヒヨドリ2

真っ白な喉の羽衣が長く、顎髭のような風貌を作っています・・・

ハイガシラアゴカンムリヒヨドリ1

ハイガシラアゴカンムリヒヨドリ4

ハイガシラアゴカンムリヒヨドリ3

ハイガシラアゴカンムリヒヨドリ5

今日は見た目にも大変美しいハイガシラアゴカンムリヒヨドリをご紹介しましたが、IOC分類によれば現在ヒヨドリ科は27亜種155種から成っていますが、あくまで個人的見解ではありますが、このハイガシラアゴカンムリヒヨドリはヒヨドリ科の中でも最も美しい部類に入るのではないかと思われます・・・


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ヒゲチャイロチメドリ

タイシリーズの続きで、今日はヒゲチャイロチメドリをご紹介します。

ヒゲチャイロチメドリ(Moustached Babbler)はマレー半島からスマトラ、ボルネオに分布する体長約17cmのチメドリ科チャイロチメドリ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはマレー半島、スマトラ、アナンバス諸島(南シナ海)に分布する基亜種Malacopteron magnirostre magnirostreと思われます。

熱帯雨林の森で目にしたヒゲチャイロチメドリ。名前のように顔には髭のように見える細長い黒斑があり、独特な雰囲気を醸し出しています。

ヒゲチャイロチメドリ2

ヒゲチャイロチメドリ1

ヒゲチャイロチメドリ3

ヒゲチャイロチメドリ4

ヒゲチャイロチメドリ5

ヒゲチャイロチメドリ7

ヒゲチャイロチメドリ8

昨日に続き、今日もチメドリ科のチャイロチメドリ属ヒゲチャイロチメドリをご紹介しましたが、チメドリ科の範囲はIOC(国際鳥類学会議)とAOU(アメリカ鳥学会)で見解が異なっており、IOCではチメドリ科を15属70種としているのに対し、AOUではIOC分類によるアカガシラチメドリ科とガビチョウ科を含めてチメドリ科としており、それに従えば39属258種となります。分類については様々な見解があるためなかなか厄介です・・・


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shumishan

Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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