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オオトウゾクカモメ

昨日の続きで、今日は同じく北太平洋クルーズで目にしたオオトウゾクカモメをご紹介します。

オオトウゾクカモメ(South Polar Skua)は南極大陸沿岸部で繁殖し、非繁殖期は北半球の北太平洋にまで渡る体長約53cmのトウゾクカモメ科トウゾクカモメ属の海鳥で、日本では旅鳥として、主に春から夏にかけて北海道から本州中部の太平洋側海域で観察され、日本近海に生息する個体が実際に南極から飛来していることが標識調査によって確認されているそうです。なお、このトウゾクカモメというちょっと不名誉な名前の由来ですが、トウゾクカモメはカモメやアジサシの仲間などを執拗に追いかけ回し、恐れをなして吐き出した食べ物を空中で咥え取ることから、このような名前が付けられたようです。

船と並行して飛んでいたオオトウゾクカモメ。初列風切基部に白斑があり、嘴は黒色で太く、先端が鉤状に曲がっています。なお、オオトウゾクカモメは淡色型から暗色型まで様々なパターンがあるようですが、この個体は全体に暗褐色で、後頸がやや淡色であることから暗色型の成鳥と思われます。

オオトウゾクカモメ2

ぐんぐん近づいてきました・・・

オオトウゾクカモメ5

オオトウゾクカモメ6

オオトウゾクカモメ10

オオトウゾクカモメ11

オオトウゾクカモメ16

今日は日本にも飛来するオオトウゾクカモメの暗色型をご紹介しましたが、IOC(国際鳥類学会議)では本種の和名をナンキョクオオトウゾクカモメとし、本種によく似た近縁種として、①南米大陸南部で繁殖するチリオオトウゾクカモメ(Chilean Skua)、②亜南極地方で繁殖するミナミオオトウゾクカモメ(Brown Skua)、③北大西洋の島嶼部で繁殖するオオトウゾクカモメ(Great Skua)の名前を充てており、和名の混乱のもととなっています。やはり、日本で観察されるSouth Polar Skuaについては和名はオオトウゾクカモメにし、北大西洋の島嶼部で繁殖するGreat Skuaについてはキタオオトウゾクカモメなどの和名にしたほうが混乱がないように思うのですが・・・


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