赤足のミヤマハッカン
タイシリーズの続きで、今日はミヤマハッカンをご紹介します。
ミヤマハッカン(Kalij Pheasant)はパキスタン北部からネパール、ブータン、チベット、ミャンマー、タイ西部にかけて分布する体長50~74㎝のキジ科ハッカン属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、今回目にしたのは分布域から考え、ミャンマー南東部、タイ南西部に分布する亜種Lophura leucomelanos crawfurdi と思われます。なお、当亜種には足が赤色なものと暗灰色なものの2種類がいるようで、今日ご紹介するのは赤足タイプのものです。
ケンガチャン国立公園近くのハイドで目にしたミヤマハッカン(亜種Lophura leucomelanos crawfurdi )オス成鳥の赤足タイプ。上面は銀灰色で紺色の長い冠羽が印象的です。



左側の個体は上面に褐色みがあり、冠羽もほとんど見られないことからオスの若い個体と思われます。



枝にとまったミヤマハッカン。


今日はミャンマー南東部とタイ南西部に分布するミヤマハッカンの亜種Lophura leucomelanos crawfurdi の赤足タイプをご紹介しましたが、暗灰色タイプについては明日ご紹介します・・・
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ミヤマハッカン(Kalij Pheasant)はパキスタン北部からネパール、ブータン、チベット、ミャンマー、タイ西部にかけて分布する体長50~74㎝のキジ科ハッカン属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、今回目にしたのは分布域から考え、ミャンマー南東部、タイ南西部に分布する亜種Lophura leucomelanos crawfurdi と思われます。なお、当亜種には足が赤色なものと暗灰色なものの2種類がいるようで、今日ご紹介するのは赤足タイプのものです。
ケンガチャン国立公園近くのハイドで目にしたミヤマハッカン(亜種Lophura leucomelanos crawfurdi )オス成鳥の赤足タイプ。上面は銀灰色で紺色の長い冠羽が印象的です。



左側の個体は上面に褐色みがあり、冠羽もほとんど見られないことからオスの若い個体と思われます。



枝にとまったミヤマハッカン。


今日はミャンマー南東部とタイ南西部に分布するミヤマハッカンの亜種Lophura leucomelanos crawfurdi の赤足タイプをご紹介しましたが、暗灰色タイプについては明日ご紹介します・・・
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ニワトリの原種 セキショクヤケイ
タイシリーズの続きで、今日はニワトリの原種と言われるセキショクヤケイをご紹介します。
セキショクヤケイ(Red Junglefow)はインド北部から中国南部、インドシナ、マレー半島、スマトラ北部、ジャワにかけて分布する体長41~78cmのキジ科ヤケイ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマー南部からインドシナにかけて分布する基亜種Gallus gallus gallusと思われます。
ケンガチャン国立公園近くのハイドで目にしたセキショクヤケイのオス成鳥。オスは体が大きく、頭部には真っ赤な鶏冠と肉垂れがあり、首から尻尾までは明るい金色からブロンズ色の羽毛に覆われ、長い尾は光の加減によって黒色から青色の間に見えます。


こちらは鶏冠と肉垂れの赤色みが少し薄いことから、少し若いオスと思われます。




こちらは更に若いオス。



こちらはニワトリ同様鶏冠が小さく、羽毛も地味系のメス。



今日はニワトリの原種と言われているセキショクヤケイをご紹介しましたが、ニワトリはこのセキショクヤケイを家禽化したものと考えられており、近年では人間に飼われているニワトリとの交雑(遺伝子汚染)が進み、純粋な野生種は絶滅の危機にあるとも言われています。この貴重な原種であるセキショクヤケイがこの先もずっと維持保存されることを願いたいものです・・・
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セキショクヤケイ(Red Junglefow)はインド北部から中国南部、インドシナ、マレー半島、スマトラ北部、ジャワにかけて分布する体長41~78cmのキジ科ヤケイ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマー南部からインドシナにかけて分布する基亜種Gallus gallus gallusと思われます。
ケンガチャン国立公園近くのハイドで目にしたセキショクヤケイのオス成鳥。オスは体が大きく、頭部には真っ赤な鶏冠と肉垂れがあり、首から尻尾までは明るい金色からブロンズ色の羽毛に覆われ、長い尾は光の加減によって黒色から青色の間に見えます。


こちらは鶏冠と肉垂れの赤色みが少し薄いことから、少し若いオスと思われます。




こちらは更に若いオス。



こちらはニワトリ同様鶏冠が小さく、羽毛も地味系のメス。



今日はニワトリの原種と言われているセキショクヤケイをご紹介しましたが、ニワトリはこのセキショクヤケイを家禽化したものと考えられており、近年では人間に飼われているニワトリとの交雑(遺伝子汚染)が進み、純粋な野生種は絶滅の危機にあるとも言われています。この貴重な原種であるセキショクヤケイがこの先もずっと維持保存されることを願いたいものです・・・
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チュウヒの幼鳥
昨日の続きで、今日は同じ場所で目にしたチュウヒ(Eastern marsh Harrier)の幼鳥をご紹介します。
タイ中部の田園地帯で目にしたチュウヒの幼鳥。全身暗褐色の羽毛に覆われていますが、頭部から顔、肩羽、胸のあたりには白い斑紋が入っています。

虹彩が暗色なのも幼鳥の特徴です・・・


獲物を探して低空飛翔を繰り返していましたが、その後、 一回り小型のカタグロトビが現れ、チュウヒを追い出そうと盛んに攻撃を加えていました。


執拗な攻撃を受け、逃げるチュウヒの幼鳥。

今日は一回り体の小さいカタグロトビにモビングされたチュウヒの幼鳥をご紹介しましたが、まだ戦いに慣れていないのか、あるいは追いかけられて羽根などを傷めたくないのか、逃げるが勝ちとばかりに遠くに飛び去って行きました・・・
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タイ中部の田園地帯で目にしたチュウヒの幼鳥。全身暗褐色の羽毛に覆われていますが、頭部から顔、肩羽、胸のあたりには白い斑紋が入っています。

虹彩が暗色なのも幼鳥の特徴です・・・


獲物を探して低空飛翔を繰り返していましたが、その後、 一回り小型のカタグロトビが現れ、チュウヒを追い出そうと盛んに攻撃を加えていました。


執拗な攻撃を受け、逃げるチュウヒの幼鳥。

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大陸型チュウヒ
タイシリーズの続きで、今日は大陸型チュウヒをご紹介します。
チュウヒ(Eastern marsh Harrier)はシベリア中部から中国北東部、日本にかけて繁殖し、冬季は東南アジアなどに南下し越冬する体長48~58cmのタカ科チュウヒ属の猛禽で、日本では冬鳥または留鳥として全国で生息し、主に中部以北の葦原で局地的に繁殖していますが、近年では九州北部から西日本でも少数の繁殖が確認されているようです。そんなチュウヒですが、羽色の変異が多く、羽色が褐色味のごく普通に見られるタイプと、マダラチュウヒに似て頭頸部や雨覆が黒褐色で、風切、尾羽が青灰色をしたいわゆる「大陸型チュウヒ」の2つのタイプが知られています。
荒地の上を低空飛翔する大陸型チュウヒのオス成鳥。頭部から体上面、胸にかけてと翼先端は黒褐色で、他の部分の白色の羽衣との対比が鮮やかです。



獲物を探して低空飛翔していましたが、獲物を見つけたのかホバリングしはじめました。虹彩が黄色であることから成鳥であることが分かります。(幼鳥は暗色)


後ろ向きになって降下し始めました・・・



日本では冬季に稀に渡来する大陸型チュウヒですが、主な越冬地である東南アジアでは一般的にはこの大陸型チュウヒが主に渡来するようです・・・
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チュウヒ(Eastern marsh Harrier)はシベリア中部から中国北東部、日本にかけて繁殖し、冬季は東南アジアなどに南下し越冬する体長48~58cmのタカ科チュウヒ属の猛禽で、日本では冬鳥または留鳥として全国で生息し、主に中部以北の葦原で局地的に繁殖していますが、近年では九州北部から西日本でも少数の繁殖が確認されているようです。そんなチュウヒですが、羽色の変異が多く、羽色が褐色味のごく普通に見られるタイプと、マダラチュウヒに似て頭頸部や雨覆が黒褐色で、風切、尾羽が青灰色をしたいわゆる「大陸型チュウヒ」の2つのタイプが知られています。
荒地の上を低空飛翔する大陸型チュウヒのオス成鳥。頭部から体上面、胸にかけてと翼先端は黒褐色で、他の部分の白色の羽衣との対比が鮮やかです。



獲物を探して低空飛翔していましたが、獲物を見つけたのかホバリングしはじめました。虹彩が黄色であることから成鳥であることが分かります。(幼鳥は暗色)


後ろ向きになって降下し始めました・・・



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カタグロトビ
タイシリーズの続きで、今日は近年、日本でも南西諸島でたびたび記録されているカタグロトビをご紹介します。
カタグロトビ(Black-winged Kite)はアフリカからヨーロッパ南部、アラビア半島南部、パキスタン、インドから東南アジア、ニューギニアにかけて広く分布する体長31~35cmのタカ科カタグロトビ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはパキスタンから中国東部、マレー半島、インドシナにかけて分布する亜種Elanus caeruleus vociferusと思われます。なお、日本では迷鳥として、石垣島、与那国島、西表島、沖縄島などで記録があり大スンダれ島から小スンダ列島、フィリピン、ニューギニアにかけて分布する亜種Elanus caeruleus. hypoleucusとされていますが、日本で撮影された各個体の特徴から今回目にした亜種Elanus caeruleus vociferusである可能性もあるようです。
タイ中部の田園地帯で目にしたカタグロトビ。頭部から体の下面にかけて白灰色で、体の上面はやや銀色がかった灰色、翼の肩の部分が黒く名前の由来ともなっています。また、虹彩は赤色で、目の周囲は黒く、離れて見ると眼が吊り上って見えます。







翼を広げると、肩羽だけでなく翼下面の初列風切と次列風切の一部も黒色なのがよく分かります・・・

今日は日本でも迷鳥として南西諸島などで記録のあるカタグロトビをご紹介しましたが、日本に渡来するカタグロトビは日本鳥類目録改訂第7版では亜種Elanus caeruleus hypoleucusとされていますが、形態的な特徴から亜種Elanus caeruleus vociferusの可能性も考えられています。日本で撮影された個体も多々あることから、どちらの亜種なのかはっきりしてほしいものです・・・
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カタグロトビ(Black-winged Kite)はアフリカからヨーロッパ南部、アラビア半島南部、パキスタン、インドから東南アジア、ニューギニアにかけて広く分布する体長31~35cmのタカ科カタグロトビ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはパキスタンから中国東部、マレー半島、インドシナにかけて分布する亜種Elanus caeruleus vociferusと思われます。なお、日本では迷鳥として、石垣島、与那国島、西表島、沖縄島などで記録があり大スンダれ島から小スンダ列島、フィリピン、ニューギニアにかけて分布する亜種Elanus caeruleus. hypoleucusとされていますが、日本で撮影された各個体の特徴から今回目にした亜種Elanus caeruleus vociferusである可能性もあるようです。
タイ中部の田園地帯で目にしたカタグロトビ。頭部から体の下面にかけて白灰色で、体の上面はやや銀色がかった灰色、翼の肩の部分が黒く名前の由来ともなっています。また、虹彩は赤色で、目の周囲は黒く、離れて見ると眼が吊り上って見えます。







翼を広げると、肩羽だけでなく翼下面の初列風切と次列風切の一部も黒色なのがよく分かります・・・

今日は日本でも迷鳥として南西諸島などで記録のあるカタグロトビをご紹介しましたが、日本に渡来するカタグロトビは日本鳥類目録改訂第7版では亜種Elanus caeruleus hypoleucusとされていますが、形態的な特徴から亜種Elanus caeruleus vociferusの可能性も考えられています。日本で撮影された個体も多々あることから、どちらの亜種なのかはっきりしてほしいものです・・・
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そろそろ北帰行? ベニマシコ
早朝、お散歩カメラを携え山梨クラインガルテン周辺を散歩しましたが、もう居ないと思っていたベニマシコ(Long-tailed Rosefinch)を思いがけず目にすることができましたので、今日はそんなベニマシコをご紹介します。
ベニマシコ(Long-tailed Rosefinch)はロシアから中国、、北朝鮮、韓国、日本、モンゴル、カザフスタン、チベットにかけて分布する体長約15cmのアトリ科ベニマシコ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、日本ではサハリンから千島列島、北海道、青森県下北半島にかけて繁殖する亜種ベニマシコ(Carpodacus sibiricus sanguinolentus)が夏鳥として渡来し、冬季は本州以南へ渡り越冬することが知られています。
農道を散歩していると、突然「フィッフィッ」というベニマシコ特有の鳴き声が聞こえたため、近くの木を探すと1羽で行動していたベニマシコを発見。全身淡褐色で顔や体下面に紅色みが見られないことからメスと思われます。




今日はクラインガルテン近くの農道で目にしたベニマシコをご紹介しましたが、すでに居なくなっていると思っていただけに目にした時には思わず嬉しくなりました。今回目にしたのは、このメス1羽だけでしたが、盛んに鳴いていたことから考えると、近くにオスあるいは仲間がいたのかも知れません。この後、繁殖地であるサハリンや千島列島、北海道、青森県下北半島などに向け元気に旅立って行ってほしいものです・・・
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ベニマシコ(Long-tailed Rosefinch)はロシアから中国、、北朝鮮、韓国、日本、モンゴル、カザフスタン、チベットにかけて分布する体長約15cmのアトリ科ベニマシコ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、日本ではサハリンから千島列島、北海道、青森県下北半島にかけて繁殖する亜種ベニマシコ(Carpodacus sibiricus sanguinolentus)が夏鳥として渡来し、冬季は本州以南へ渡り越冬することが知られています。
農道を散歩していると、突然「フィッフィッ」というベニマシコ特有の鳴き声が聞こえたため、近くの木を探すと1羽で行動していたベニマシコを発見。全身淡褐色で顔や体下面に紅色みが見られないことからメスと思われます。




今日はクラインガルテン近くの農道で目にしたベニマシコをご紹介しましたが、すでに居なくなっていると思っていただけに目にした時には思わず嬉しくなりました。今回目にしたのは、このメス1羽だけでしたが、盛んに鳴いていたことから考えると、近くにオスあるいは仲間がいたのかも知れません。この後、繁殖地であるサハリンや千島列島、北海道、青森県下北半島などに向け元気に旅立って行ってほしいものです・・・
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シロガシラトビ
タイシリーズの続きで、今日は日本でも2014年に石垣島で初めて確認されたシロガシラトビをご紹介します。
シロガシラトビ(Brahminy Kite)はインドから中国南部、東南アジア、オーストラリア、ソロモン諸島にかけて広く分布する体長44~52cmのタカ科シロガシラトビ属の猛禽で、全部で4亜種に分かれており、今回目にしたのは分布域から考えると、インドから中国南部、インドシナにかけて分布する基亜種Haliastur indus indusの可能性が高いと思われますが、マレー半島から大スンダ列島、小スンダ列島、フィリピン、スラウェシにかけては亜種Haliastur indus intermediusが分布しており、後者の可能性も否定はできません。
タイ中部の田園地帯で目にしたシロガシラトビ。成鳥では和名のように頭部から腹にかけて白色で、翼から尾羽が鮮やかな茶色であり、見た目にも大変美しく見えます。

白い頭部と胸には暗褐色の細い縦斑があるのもシロガシラトビの特徴です。

こちらはタイ中部の海岸線で上空を飛翔していたシロガシラトビ。





再度、上空にやって来たシロガシラトビ。よく見ると獲物の魚を掴んでいます。

今日は近年、日本でも記録のあるシロガシラトビをご紹介しましたが、今回訪れたタイではインドから中国南部、インドシナにかけて分布する基亜種Haliastur indus indusのほか、タイ南部ではマレー半島から大スンダ列島、小スンダ列島、フィリピン、スラウェシにかけて分布する亜種Haliastur indus intermediusが分布しており、観察場所によってはどちらの亜種なのか識別には注意が必要です・・・
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シロガシラトビ(Brahminy Kite)はインドから中国南部、東南アジア、オーストラリア、ソロモン諸島にかけて広く分布する体長44~52cmのタカ科シロガシラトビ属の猛禽で、全部で4亜種に分かれており、今回目にしたのは分布域から考えると、インドから中国南部、インドシナにかけて分布する基亜種Haliastur indus indusの可能性が高いと思われますが、マレー半島から大スンダ列島、小スンダ列島、フィリピン、スラウェシにかけては亜種Haliastur indus intermediusが分布しており、後者の可能性も否定はできません。
タイ中部の田園地帯で目にしたシロガシラトビ。成鳥では和名のように頭部から腹にかけて白色で、翼から尾羽が鮮やかな茶色であり、見た目にも大変美しく見えます。

白い頭部と胸には暗褐色の細い縦斑があるのもシロガシラトビの特徴です。

こちらはタイ中部の海岸線で上空を飛翔していたシロガシラトビ。





再度、上空にやって来たシロガシラトビ。よく見ると獲物の魚を掴んでいます。

今日は近年、日本でも記録のあるシロガシラトビをご紹介しましたが、今回訪れたタイではインドから中国南部、インドシナにかけて分布する基亜種Haliastur indus indusのほか、タイ南部ではマレー半島から大スンダ列島、小スンダ列島、フィリピン、スラウェシにかけて分布する亜種Haliastur indus intermediusが分布しており、観察場所によってはどちらの亜種なのか識別には注意が必要です・・・
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越冬地のコサメビタキ
タイシリーズの続きで、今日は当地では留鳥のコサメビタキをご紹介します。
コサメビタキ(Asian brown Flycatcher)はシベリア、モンゴル北部、中国北部、朝鮮半島、日本、パキスタン、ブータン、インド、ミャンマー、タイ、ベトナムなどで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下し越冬する体長約13cmのヒタキ科サメビタキ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはシベリア、モンゴル北部、中国北部、朝鮮半島、日本などで繁殖し、冬季、東南アジア、フィリピンなどへ渡り越冬する基亜種Muscicapa dauurica dauuricaと思われます。英名のごとく体上面は灰褐色で、白いアイリングが特徴的です。
ケンガチャン国立公園で目にしたコサメビタキ。







今日はシベリアから日本などかけて繁殖し、冬季、東南アジア、フィリピンなどへ渡り越冬する基亜種Muscicapa dauurica dauuricaと思われる個体をご紹介しましたが、ミャンマー南東部からタイ北西部、ベトナム中南部にかけては上面がより褐色みが強く、下面も無地で、アイリングもはっきりしない亜種Muscicapa dauurica siamensisが留鳥として分布しているようであり、識別には注意が必要のようです・・・
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コサメビタキ(Asian brown Flycatcher)はシベリア、モンゴル北部、中国北部、朝鮮半島、日本、パキスタン、ブータン、インド、ミャンマー、タイ、ベトナムなどで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下し越冬する体長約13cmのヒタキ科サメビタキ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはシベリア、モンゴル北部、中国北部、朝鮮半島、日本などで繁殖し、冬季、東南アジア、フィリピンなどへ渡り越冬する基亜種Muscicapa dauurica dauuricaと思われます。英名のごとく体上面は灰褐色で、白いアイリングが特徴的です。
ケンガチャン国立公園で目にしたコサメビタキ。







今日はシベリアから日本などかけて繁殖し、冬季、東南アジア、フィリピンなどへ渡り越冬する基亜種Muscicapa dauurica dauuricaと思われる個体をご紹介しましたが、ミャンマー南東部からタイ北西部、ベトナム中南部にかけては上面がより褐色みが強く、下面も無地で、アイリングもはっきりしない亜種Muscicapa dauurica siamensisが留鳥として分布しているようであり、識別には注意が必要のようです・・・
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越冬地のコルリ
タイシリーズの続きで、今日は越冬地のコルリをご紹介します。
コルリ(Siberian Blue Robin)は夏季にはシベリア、モンゴルから中国北東部、朝鮮半島、樺太、千島列島、日本などで繁殖し、冬季は中国南部や東南アジアへ南下し越冬する体長13.5~14.5cmのヒタキ科の鳥で、従来はノゴマ属に分類されていましたが、近年、IOC(国際鳥類学会議)ではコマドリ属に変更しており、亜種についても3亜種に分類し、日本にやって来る亜種はLarvivora cyane nechaeviとしています。そのうち、今回タイで目にした亜種は分布域から考え、シベリアからモンゴル北部で繁殖し、冬季、東南アジアに渡り越冬する亜種Larvivora cyane bochaiensisと思われます。
ケンガチャン国立公園近くのハイドで目にしたコルリのオス。水浴びをしたようで羽根が濡れています。



こちらは頭部がオリーブ褐色であることからオスの第1回冬羽と思われます。

こちらは更に青色みが淡い個体ですが、同じくオスの第1回冬羽と思われます。



こちらは一見メスのようにも見えますが、体上面に淡い青色みがあることから、やはりオスの第1回冬羽と思われます。

今日はシベリアからモンゴル北部で繁殖し、冬季、東南アジアに渡り越冬する亜種Larvivora cyane bochaiensisと思われるコルリをご紹介しましたが、第1回冬羽と思われる個体も換羽状態が様々であり、この違いは誕生時期の違いなどによるものでしょうか・・・
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ケンガチャン国立公園近くのハイドで目にしたコルリのオス。水浴びをしたようで羽根が濡れています。



こちらは頭部がオリーブ褐色であることからオスの第1回冬羽と思われます。

こちらは更に青色みが淡い個体ですが、同じくオスの第1回冬羽と思われます。



こちらは一見メスのようにも見えますが、体上面に淡い青色みがあることから、やはりオスの第1回冬羽と思われます。

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ロクショウヒタキ
タイシリーズの続きで、今日は日本でも迷鳥として石垣島、甑島、与那国島で記録のあるロクショウヒタキをご紹介します。
ロクショウヒタキ(Verditer Flycatcher)はヒマラヤから中国中南部、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオにかけて分布する体長15~17cmのヒタキ科アイイロヒタキ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのは分布域から考えマレー半島からスマトラ、ボルネオにかけて分布する亜種Eumyias thalassinus thalassoidesと思われます。
ケンガチャン国立公園で目にしたロクショウヒタキ。強い逆光のため大きく露出補正をしており本来の美しい緑青色が出ませんが、目先の黒色部分がほとんど見られないことからメスの可能性が高いと思われます。





以前訪れたタイ北部ではヒマラヤから中国中南部、ミャンマー中部、タイ北部、インドシナにかけて分布する基亜種Eumyias thalassinus thalassinusと思われる個体を見ることができましたが、今回目にしたのは分布域から考え、マレー半島からスマトラ、ボルネオにかけて分布する亜種Eumyias thalassinus thalassoidesと思われます。日本では過去3回記録があるようですが、何れも亜種不明とされています。南西諸島からの距離を考えると基亜種の可能性が高いように思われますが、果たしてどちらが渡来したのでしょうか・・・
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ロクショウヒタキ(Verditer Flycatcher)はヒマラヤから中国中南部、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオにかけて分布する体長15~17cmのヒタキ科アイイロヒタキ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのは分布域から考えマレー半島からスマトラ、ボルネオにかけて分布する亜種Eumyias thalassinus thalassoidesと思われます。
ケンガチャン国立公園で目にしたロクショウヒタキ。強い逆光のため大きく露出補正をしており本来の美しい緑青色が出ませんが、目先の黒色部分がほとんど見られないことからメスの可能性が高いと思われます。





以前訪れたタイ北部ではヒマラヤから中国中南部、ミャンマー中部、タイ北部、インドシナにかけて分布する基亜種Eumyias thalassinus thalassinusと思われる個体を見ることができましたが、今回目にしたのは分布域から考え、マレー半島からスマトラ、ボルネオにかけて分布する亜種Eumyias thalassinus thalassoidesと思われます。日本では過去3回記録があるようですが、何れも亜種不明とされています。南西諸島からの距離を考えると基亜種の可能性が高いように思われますが、果たしてどちらが渡来したのでしょうか・・・
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シキチョウ、アカハラシキチョウ
タイシリーズの続きで、今日はシキチョウとアカハラシキチョウをご紹介します。
最初はシキチョウです。
シキチョウ(Oriental Magpie-robin)はパキスタン北東部、インドから中国南部、台湾、東南アジアにかけて広く分布する体長約19cmのヒタキ科シキチョウ属の鳥で、分布域により7亜種に分かれており、今回目にしたのはパキスタン北東部、インドから中国南部、台湾、タイ、インドシナにかけて分布する基亜種シキチョウ(Copsychus saularis saularis)と思われます。翼に大きな白斑があるのが特徴で、この羽衣がカササギ(magpie)に似ていることが英名の由来ともなっています。
タイ中部の田園地帯で目にしたシキチョウのオス。頭から胸、背、尾羽は特徴のある青味を帯びた黒色で、美しい金属光沢を放っていました。



次はアカハラシキチョウです。
アカハラシキチョウ(White-rumped Shama)はネパール、インド、ネパールから中国南部、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ジャワ、ボルネオなどに広く分布する体長21.5~28cmのヒタキ科シキチョウ属の鳥で、分布域により8亜種に分かれており、今回目にしたのはネパール、インド北部から中国南部、インドシナにかけて分布する亜種Copsychus malabaricus macrourusと思われます。、頭部から体上面は鮮やかな紺色で、英名は腰(尻)が白いことから、和名は腹部が赤いことから名付けられたようです。
ケンガチャン国立公園近くのハイドで目にしたアカハラシキチョウのオス。水浴びをした直後のため羽根がすっかり濡れてしまっています。


目の前にやって来たアカハラシキチョウ。あまりに近すぎて全身が入りません・・・



今日はインドから東南アジアにかけて広く分するシキチョウとアカハラシキチョウをご紹介しましたが、何れも留鳥性が強いようで、分布域によりシキチョウは7亜種、アカハラシキチョウは8亜種に分かれており、それぞれ独自の進化を遂げているようです・・・
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最初はシキチョウです。
シキチョウ(Oriental Magpie-robin)はパキスタン北東部、インドから中国南部、台湾、東南アジアにかけて広く分布する体長約19cmのヒタキ科シキチョウ属の鳥で、分布域により7亜種に分かれており、今回目にしたのはパキスタン北東部、インドから中国南部、台湾、タイ、インドシナにかけて分布する基亜種シキチョウ(Copsychus saularis saularis)と思われます。翼に大きな白斑があるのが特徴で、この羽衣がカササギ(magpie)に似ていることが英名の由来ともなっています。
タイ中部の田園地帯で目にしたシキチョウのオス。頭から胸、背、尾羽は特徴のある青味を帯びた黒色で、美しい金属光沢を放っていました。



次はアカハラシキチョウです。
アカハラシキチョウ(White-rumped Shama)はネパール、インド、ネパールから中国南部、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ジャワ、ボルネオなどに広く分布する体長21.5~28cmのヒタキ科シキチョウ属の鳥で、分布域により8亜種に分かれており、今回目にしたのはネパール、インド北部から中国南部、インドシナにかけて分布する亜種Copsychus malabaricus macrourusと思われます。、頭部から体上面は鮮やかな紺色で、英名は腰(尻)が白いことから、和名は腹部が赤いことから名付けられたようです。
ケンガチャン国立公園近くのハイドで目にしたアカハラシキチョウのオス。水浴びをした直後のため羽根がすっかり濡れてしまっています。


目の前にやって来たアカハラシキチョウ。あまりに近すぎて全身が入りません・・・



今日はインドから東南アジアにかけて広く分するシキチョウとアカハラシキチョウをご紹介しましたが、何れも留鳥性が強いようで、分布域によりシキチョウは7亜種、アカハラシキチョウは8亜種に分かれており、それぞれ独自の進化を遂げているようです・・・
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ノドアカヒメアオヒタキ
タイシリーズの続きで、今日はノドアカヒメアオヒタキをご紹介します。
ノドアカヒメアオヒタキ(Tickell's Blue Flycatcher)はネパール南部、インド、スリランカからマレー半島にかけ分布する体長13.5~15.5cmのヒタキ科ヒメアオヒタキ属の鳥で、分布域により全部で5亜種に分かれており、今回目にしたのはメスの色の特徴から考え、ミャンマーからインドシナにかけて分布する亜種Cyornis tickelliae indochinaと思われました。なお、ヒメアオヒタキの仲間は何れもよく似ていますが、本種は腮から喉、胸が橙色で、白色の腹部との境界がはっきりしているのが特徴です。
ケンガチャン国立公園近くの森で目にしたノドアカヒメアオヒタキのオスの成鳥。頭から体上面は鮮やかな青色で、美しく光り輝いていました。




こちらは頭から体上面の青色がやや鈍いことからオスの若い個体と思われます。


こちらは頭部から体上面にかけて灰褐色で、青色が見られないことからメスと思われます。



今回訪れたタイ中部のケンガチャン国立公園近くの森で目にしたノドアカヒメアオヒタキは分布域から考え、ミャンマーからインドシナにかけて分布する亜種Cyornis tickelliae indochina、あるいはマレー半島に分布する亜種Cyornis tickelliae sumatrensisの何れかと思われましたが、頭部から体上面にかけて灰褐色で青色みのないメスがいたことから(亜種Cyornis tickelliae sumatrensisのメスは頭部から体上面が若いオスのように青色)、これら一連のノドアカヒメアオヒタキはミャンマーからインドシナにかけて分布する亜種Cyornis tickelliae indochinaと思われました・・・
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ノドアカヒメアオヒタキ(Tickell's Blue Flycatcher)はネパール南部、インド、スリランカからマレー半島にかけ分布する体長13.5~15.5cmのヒタキ科ヒメアオヒタキ属の鳥で、分布域により全部で5亜種に分かれており、今回目にしたのはメスの色の特徴から考え、ミャンマーからインドシナにかけて分布する亜種Cyornis tickelliae indochinaと思われました。なお、ヒメアオヒタキの仲間は何れもよく似ていますが、本種は腮から喉、胸が橙色で、白色の腹部との境界がはっきりしているのが特徴です。
ケンガチャン国立公園近くの森で目にしたノドアカヒメアオヒタキのオスの成鳥。頭から体上面は鮮やかな青色で、美しく光り輝いていました。




こちらは頭から体上面の青色がやや鈍いことからオスの若い個体と思われます。


こちらは頭部から体上面にかけて灰褐色で、青色が見られないことからメスと思われます。



今回訪れたタイ中部のケンガチャン国立公園近くの森で目にしたノドアカヒメアオヒタキは分布域から考え、ミャンマーからインドシナにかけて分布する亜種Cyornis tickelliae indochina、あるいはマレー半島に分布する亜種Cyornis tickelliae sumatrensisの何れかと思われましたが、頭部から体上面にかけて灰褐色で青色みのないメスがいたことから(亜種Cyornis tickelliae sumatrensisのメスは頭部から体上面が若いオスのように青色)、これら一連のノドアカヒメアオヒタキはミャンマーからインドシナにかけて分布する亜種Cyornis tickelliae indochinaと思われました・・・
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ムナオビオウギビタキ
タイシリーズの続きで、今日はムナオビオウギビタキをご紹介します。
ムナオビオウギビタキ(Malaysian pied Fantail)はインドシナからマレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、バリにかけて広く分布する体長17.5~19.5cmのオウギビタキ科オウギビタキ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはインドシナからマレー半島、スマトラ、ボルネオにかけて分布する亜種Rhipidura javanica longicaudaと思われます。
ケンガチャン国立公園近くの森で目にしたムナオビオウギビタキ。頭部から顔にかけて黒色で、胸に太い帯状の斑があり、尾羽を扇状に広げることが和名の由来となっています。







今日は東南アジアではごく普通に見られるムナオビオウギビタキをご紹介しましたが、オウギビタキ科の鳥は生物地理区の東洋区(日本のトカラ列島小宝島以南の南西諸島、台湾、中国の秦嶺山脈以南、東南アジアの大部分、インド亜大陸を含むエリア)からオーストラリア区にかけて全部で51種が分布しており、改めて東洋区とオーストラリア区との深い結びつきを考えさせられます・・・
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ムナオビオウギビタキ(Malaysian pied Fantail)はインドシナからマレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、バリにかけて広く分布する体長17.5~19.5cmのオウギビタキ科オウギビタキ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはインドシナからマレー半島、スマトラ、ボルネオにかけて分布する亜種Rhipidura javanica longicaudaと思われます。
ケンガチャン国立公園近くの森で目にしたムナオビオウギビタキ。頭部から顔にかけて黒色で、胸に太い帯状の斑があり、尾羽を扇状に広げることが和名の由来となっています。







今日は東南アジアではごく普通に見られるムナオビオウギビタキをご紹介しましたが、オウギビタキ科の鳥は生物地理区の東洋区(日本のトカラ列島小宝島以南の南西諸島、台湾、中国の秦嶺山脈以南、東南アジアの大部分、インド亜大陸を含むエリア)からオーストラリア区にかけて全部で51種が分布しており、改めて東洋区とオーストラリア区との深い結びつきを考えさせられます・・・
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クロエリヒタキ
タイシリーズの続きで、今日は日本でも迷鳥として2008年に与那国島で記録のあるクロエリヒタキをご紹介します。
クロエリヒタキ(Black-naped Monarch)はインド、ネパール、中国南部、台湾から東南アジアにかけて広く分布する体長約15cmのカササギヒタキ科クロエリヒタキ属の鳥で、分布域により23亜種に分かれており、今回目にしたのはタイ北部から中部にかけて分布する亜種Hypothymis azurea montanaあるいはタイ南西部と南東部に分布する亜種Hypothymis azurea galeritaのどちらかだと思われます。
ケンガチャン国立公園近くの森で目にしたクロエリヒタキの成鳥のオス。同じカササギヒタキ科のサンコウチョウにも似ていますが、全身藍色みの強い青色で、名前のように頸の辺りに黒い帯があるほか、後頭にも黒色部があるのが特徴です。





こちらは若いオスと思われる個体。全体的に青色が薄く、後頭部の黒色部が見られないほか、頸の黒色部もあまりはっきりしません。


こちらはメスのようにも見えますが、頸に黒色部が見えはじめ、嘴も青色みが出ていることから、オスの第1回冬羽と思われます。


今日は昨日のカワリサンコウチョウや日本に夏鳥として渡来するサンコウチョウと同じカササギヒタキ科のクロエリヒタキをご紹介しましたが、亜種は何と23亜種に分かれているということで、かなり留鳥性の強い種であることが分かります。日本に渡来した個体は亜種不明となっていますが、与那国島に近いところというと台湾あるいは中国南東部辺りになりますが、果たしてどこからやって来たのでしょうか・・・
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クロエリヒタキ(Black-naped Monarch)はインド、ネパール、中国南部、台湾から東南アジアにかけて広く分布する体長約15cmのカササギヒタキ科クロエリヒタキ属の鳥で、分布域により23亜種に分かれており、今回目にしたのはタイ北部から中部にかけて分布する亜種Hypothymis azurea montanaあるいはタイ南西部と南東部に分布する亜種Hypothymis azurea galeritaのどちらかだと思われます。
ケンガチャン国立公園近くの森で目にしたクロエリヒタキの成鳥のオス。同じカササギヒタキ科のサンコウチョウにも似ていますが、全身藍色みの強い青色で、名前のように頸の辺りに黒い帯があるほか、後頭にも黒色部があるのが特徴です。





こちらは若いオスと思われる個体。全体的に青色が薄く、後頭部の黒色部が見られないほか、頸の黒色部もあまりはっきりしません。


こちらはメスのようにも見えますが、頸に黒色部が見えはじめ、嘴も青色みが出ていることから、オスの第1回冬羽と思われます。


今日は昨日のカワリサンコウチョウや日本に夏鳥として渡来するサンコウチョウと同じカササギヒタキ科のクロエリヒタキをご紹介しましたが、亜種は何と23亜種に分かれているということで、かなり留鳥性の強い種であることが分かります。日本に渡来した個体は亜種不明となっていますが、与那国島に近いところというと台湾あるいは中国南東部辺りになりますが、果たしてどこからやって来たのでしょうか・・・
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カワリサンコウチョウ(旧称)
タイシリーズの続きで、今日はカワリサンコウチョウをご紹介します。
カワリサンコウチョウ(Asian Paradise Flycatcher)はアフガニスタン北部、インドから中国、ロシア、北朝鮮、東南アジアにかけて分布する体長約48cmのカササギヒタキ科サンコウチョウ属の鳥で全部で14亜種に分かれていましたが、近年、IOC(国際鳥類学会議)ではカワリサンコウチョウを①Indian Paradise Flycatcher(3亜種)、②Blyth's Paradise Flycatcher(10亜種)、③Amur Paradise Flycatcherの3種に分離独立させており、今回、当地で目にした個体は分布域から考え、ネパール東部、インド北東部からボルネオ、ジャワ、小スンダ列島にかけて分布する②Blyth's Paradise Flycatcher(Terpsiphone affinis)10亜種のうち、ミャンマー東部、中国南部からインドシナにかけて分布する亜種Terpsiphone affinis indochinensisと思われます。
ケンガチャン国立公園近くの森で目にしたカワリサンコウチョウ(旧称)のオス。オスには白色型(White Morph)と栗色型(Rufous Morph)の2タイプがあり、前回訪れたタイ南部では白色型を目にすることができましたが、今回出会ったのは栗色型で、日本で見られるサンコウチョウにも似ていますが、明るい茶色の体色が特徴で、尾羽もサンコウチョウより長く、一回り大きく感じられます。







今日はかってはカワリサンコウチョウと呼ばれていたBlyth's Paradise Flycatche(亜種Terpsiphone affinis indochinensis)の栗色型の個体をご紹介しましたが、これは他の種についても言えることですが、従来の種から分離独立させた場合、和名が付けられていないケースが多く、このような場合は英名あるいは学名、旧称で呼ぶしか方法がないようです・・・
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カワリサンコウチョウ(Asian Paradise Flycatcher)はアフガニスタン北部、インドから中国、ロシア、北朝鮮、東南アジアにかけて分布する体長約48cmのカササギヒタキ科サンコウチョウ属の鳥で全部で14亜種に分かれていましたが、近年、IOC(国際鳥類学会議)ではカワリサンコウチョウを①Indian Paradise Flycatcher(3亜種)、②Blyth's Paradise Flycatcher(10亜種)、③Amur Paradise Flycatcherの3種に分離独立させており、今回、当地で目にした個体は分布域から考え、ネパール東部、インド北東部からボルネオ、ジャワ、小スンダ列島にかけて分布する②Blyth's Paradise Flycatcher(Terpsiphone affinis)10亜種のうち、ミャンマー東部、中国南部からインドシナにかけて分布する亜種Terpsiphone affinis indochinensisと思われます。
ケンガチャン国立公園近くの森で目にしたカワリサンコウチョウ(旧称)のオス。オスには白色型(White Morph)と栗色型(Rufous Morph)の2タイプがあり、前回訪れたタイ南部では白色型を目にすることができましたが、今回出会ったのは栗色型で、日本で見られるサンコウチョウにも似ていますが、明るい茶色の体色が特徴で、尾羽もサンコウチョウより長く、一回り大きく感じられます。







今日はかってはカワリサンコウチョウと呼ばれていたBlyth's Paradise Flycatche(亜種Terpsiphone affinis indochinensis)の栗色型の個体をご紹介しましたが、これは他の種についても言えることですが、従来の種から分離独立させた場合、和名が付けられていないケースが多く、このような場合は英名あるいは学名、旧称で呼ぶしか方法がないようです・・・
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ハイイロモリツバメ
タイシリーズの続きで、今日はハイイロモリツバメをご紹介します。
ハイイロモリツバメ(Ashy Woodswallow)はインド、ネパール、スリランカ、タイ、ミャンマー、ラオス、マレーシア、中国などに広く分布する体長16~18cmのモリツバメ科モリツバメ属の鳥で、名前のように全身暗灰色で、短くカーブした嘴と短く角ばった尾羽が特徴の地味系の鳥ですが、いぶし銀のような魅力があります。
タイ中部の郊外で目にしたハイイロモリツバメ。日本で迷鳥として記録のあるモリツバメ(White-breasted Woodswallow)とよく似ていますが、モリツバメが胸以下の体下面が白色なのに対し、ハイイロモリツバメは体下面もやや褐色みを帯びた灰色である点が異なります。





上空を飛んでいたハイイロモリツバメ。


今日はタイ中部で目にしたモリツバメ科モリツバメ属のハイイロモリツバメをご紹介しましたが、一見するとツバメの仲間に似ていることからツバメの名が付けられたと思われますが、分類上はツバメ科やアマツバメ科とは関係なく、むしろ同じカラス上科に属するフエガラス科と姉妹群だそうです・・・
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ハイイロモリツバメ(Ashy Woodswallow)はインド、ネパール、スリランカ、タイ、ミャンマー、ラオス、マレーシア、中国などに広く分布する体長16~18cmのモリツバメ科モリツバメ属の鳥で、名前のように全身暗灰色で、短くカーブした嘴と短く角ばった尾羽が特徴の地味系の鳥ですが、いぶし銀のような魅力があります。
タイ中部の郊外で目にしたハイイロモリツバメ。日本で迷鳥として記録のあるモリツバメ(White-breasted Woodswallow)とよく似ていますが、モリツバメが胸以下の体下面が白色なのに対し、ハイイロモリツバメは体下面もやや褐色みを帯びた灰色である点が異なります。





上空を飛んでいたハイイロモリツバメ。


今日はタイ中部で目にしたモリツバメ科モリツバメ属のハイイロモリツバメをご紹介しましたが、一見するとツバメの仲間に似ていることからツバメの名が付けられたと思われますが、分類上はツバメ科やアマツバメ科とは関係なく、むしろ同じカラス上科に属するフエガラス科と姉妹群だそうです・・・
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ホオジロムクドリ
タイシリーズの続きで、今日は同じくムクドリの仲間、ホオジロムクドリをご紹介します。
ホオジロムクドリ(Pied Myna)はインド、パキスタン、ネパール、バングラディシュ、中国南部、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、スマトラ、ジャワ、バリに分布する体長22~25cmのムクドリ科クビワムクドリ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマー南部・東部、中国南部からタイ、ラオス、カンボジアにかけて分布する亜種Gracupica contra floweriと思われます。名前のように顔に大きな白斑があるほか、眼の周囲に赤色の露出部があり、嘴基部も赤色なのが特徴です。余談ですが、かって日本においても1961~1981年の間、愛玩用・観賞用に輸入された飼い鳥が逃げ出したか、あるいは飼い主によって放たれ野生化したと考えられる個体が繁殖していた時期があったようです。
タイ中部の田園地帯で目にした冠羽を立てたホオジロムクドリ。白黒の体色に嘴と眼の周囲の赤色が鮮やかです。








今日はクビワムクドリと同じ仲間のホオジロムクドリをご紹介しましたが、クビワムクドリが頸の周囲だけが黒色なのに対し、ホオジロムクドリは頭部から頸、上面、腮、喉が黒色で、頬の辺りだけが白色であり、まさにホオジロという和名に相応しい容貌をしていました・・・
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ホオジロムクドリ(Pied Myna)はインド、パキスタン、ネパール、バングラディシュ、中国南部、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、スマトラ、ジャワ、バリに分布する体長22~25cmのムクドリ科クビワムクドリ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマー南部・東部、中国南部からタイ、ラオス、カンボジアにかけて分布する亜種Gracupica contra floweriと思われます。名前のように顔に大きな白斑があるほか、眼の周囲に赤色の露出部があり、嘴基部も赤色なのが特徴です。余談ですが、かって日本においても1961~1981年の間、愛玩用・観賞用に輸入された飼い鳥が逃げ出したか、あるいは飼い主によって放たれ野生化したと考えられる個体が繁殖していた時期があったようです。
タイ中部の田園地帯で目にした冠羽を立てたホオジロムクドリ。白黒の体色に嘴と眼の周囲の赤色が鮮やかです。








今日はクビワムクドリと同じ仲間のホオジロムクドリをご紹介しましたが、クビワムクドリが頸の周囲だけが黒色なのに対し、ホオジロムクドリは頭部から頸、上面、腮、喉が黒色で、頬の辺りだけが白色であり、まさにホオジロという和名に相応しい容貌をしていました・・・
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インドコムクドリ
タイシリーズの続きで、今日はインドコムクドリをご紹介します。
インドコムクドリ(Chestnut-tailed Starling)はインド、ネパール南部、バングラデシュからミャンマー、インドシナ中部にかけて分布する体長18.5~20.5cmのムクドリ科Sturnia属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはインド北東部からミャンマー、インドシナ中部にかけて分布する亜種Sturnia malabarica nemoricolaと思われます。
早朝、ロッジ周辺で目にしたインドコムクドリの亜種Sturnia malabarica nemoricolaと思われる個体。頭部から胸にかけて灰白色で、嘴基部が黒く、先端はオレンジ色で、英名のごとく尾羽下面が栗色をしていました。





今日はインドから東南アジアにかけて分布するインドコムクドリの亜種Sturnia malabarica nemoricolaと思われる個体を紹介しましたが、インド(南西部、北東部を除く)、ネパール南部、バングラデシュに分布する基亜種Sturnia malabarica malabaricaは体下面が栗色であることから区別できるようです・・・
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インドコムクドリ(Chestnut-tailed Starling)はインド、ネパール南部、バングラデシュからミャンマー、インドシナ中部にかけて分布する体長18.5~20.5cmのムクドリ科Sturnia属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはインド北東部からミャンマー、インドシナ中部にかけて分布する亜種Sturnia malabarica nemoricolaと思われます。
早朝、ロッジ周辺で目にしたインドコムクドリの亜種Sturnia malabarica nemoricolaと思われる個体。頭部から胸にかけて灰白色で、嘴基部が黒く、先端はオレンジ色で、英名のごとく尾羽下面が栗色をしていました。





今日はインドから東南アジアにかけて分布するインドコムクドリの亜種Sturnia malabarica nemoricolaと思われる個体を紹介しましたが、インド(南西部、北東部を除く)、ネパール南部、バングラデシュに分布する基亜種Sturnia malabarica malabaricaは体下面が栗色であることから区別できるようです・・・
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ヒメオウチュウ
タイシリーズの続きで、今日はヒメオウチュウをご紹介します。
ヒメオウチュウ(Bronzed Drongo)はインド亜大陸から中国南部、東南アジア、台湾にかけて広く分布する体長22~25cmのオウチュウ科オウチュウ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはインド、ヒマラヤ中部から、中国南部、ミャンマー、マレー半島北部にかけて分布する基亜種ヒメオウチュウ(Dicrurus aeneus aeneus)と思われます。和名のようにオウチュウ(27~29cm)よりやや小振りで、尾羽先端はオウチュウよりやや広く、浅く二又に分かれているほか、英名のように全身が金属光沢のブロンズ色に見えるのが特徴です。
ケンガチャン国立公園で目にした基亜種ヒメオウチュウ。尾羽先端がオウチュウより広く浅く分かれているのがよく分かります。

近くにとまっていたヒメオウチュウ。光が当たるとブロンズ色に光り輝きますが、特に頭部から胸にかけての鱗模様の金属光沢が印象的でした。





今日は①インド、ヒマラヤ中部から、中国南部、ミャンマー、マレー半島北部にかけて分布する基亜種ヒメオウチュウ(Dicrurus aeneus aeneus)をご紹介しましたが、以前、台北近郊の農耕地で目にした台湾の固有亜種Dicrurus aeneus braunianusに比べると、頭部から胸にかけての鱗模様の金属光沢がはっきりしているのが印象的でした・・・
ご参考までに台湾亜種の写真ご紹介しておきます。

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ヒメオウチュウ(Bronzed Drongo)はインド亜大陸から中国南部、東南アジア、台湾にかけて広く分布する体長22~25cmのオウチュウ科オウチュウ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはインド、ヒマラヤ中部から、中国南部、ミャンマー、マレー半島北部にかけて分布する基亜種ヒメオウチュウ(Dicrurus aeneus aeneus)と思われます。和名のようにオウチュウ(27~29cm)よりやや小振りで、尾羽先端はオウチュウよりやや広く、浅く二又に分かれているほか、英名のように全身が金属光沢のブロンズ色に見えるのが特徴です。
ケンガチャン国立公園で目にした基亜種ヒメオウチュウ。尾羽先端がオウチュウより広く浅く分かれているのがよく分かります。

近くにとまっていたヒメオウチュウ。光が当たるとブロンズ色に光り輝きますが、特に頭部から胸にかけての鱗模様の金属光沢が印象的でした。





今日は①インド、ヒマラヤ中部から、中国南部、ミャンマー、マレー半島北部にかけて分布する基亜種ヒメオウチュウ(Dicrurus aeneus aeneus)をご紹介しましたが、以前、台北近郊の農耕地で目にした台湾の固有亜種Dicrurus aeneus braunianusに比べると、頭部から胸にかけての鱗模様の金属光沢がはっきりしているのが印象的でした・・・
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ハイイロオウチュウ
タイシリーズの続きで、今日は日本でも迷鳥として記録のあるハイイロオウチュウをご紹介します。
ハイイロオウチュウ(Ashy Drongo)はアフガニスタン、ヒマラヤから、中国、東南アジアに広く分布しする体長26~29cmのオウチュウ科オウチュウ属の鳥で、北方で繁殖した個体は冬季、南方に渡り越冬することが知られています。分布域により実に15亜種に分かれており、今回目にしたのは中国北部・中部・東部で繁殖し、冬季はマレー半島からカンボジアにかけて移動し、日本にも迷鳥として本州、四国、九州、南西諸島で記録がある亜種Dicrurus leucophaeus leucophaeus と思われます。
ケンガチャン国立公園で目にしたハイイロオウチュウの亜種Dicrurus leucophaeus leucophaeus と思われる個体。全身暗灰色で、眼の周囲は灰白色、額、腮は黒く、風切は暗灰色で、虹彩は暗赤色でした。


別の場所で目にした同じ亜種と思われる個体。




今日は日本でも迷鳥として記録のあるハイイロオウチュウの亜種Dicrurus leucophaeus leucophaeusと思われる個体をご紹介しましたが、今回訪れたタイ中部では、よく似た別亜種Dicrurus leucophaeus salangensisをはじめ、複数の別亜種が分布しているようであり、識別には注意が必要です・・・
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ハイイロオウチュウ(Ashy Drongo)はアフガニスタン、ヒマラヤから、中国、東南アジアに広く分布しする体長26~29cmのオウチュウ科オウチュウ属の鳥で、北方で繁殖した個体は冬季、南方に渡り越冬することが知られています。分布域により実に15亜種に分かれており、今回目にしたのは中国北部・中部・東部で繁殖し、冬季はマレー半島からカンボジアにかけて移動し、日本にも迷鳥として本州、四国、九州、南西諸島で記録がある亜種Dicrurus leucophaeus leucophaeus と思われます。
ケンガチャン国立公園で目にしたハイイロオウチュウの亜種Dicrurus leucophaeus leucophaeus と思われる個体。全身暗灰色で、眼の周囲は灰白色、額、腮は黒く、風切は暗灰色で、虹彩は暗赤色でした。


別の場所で目にした同じ亜種と思われる個体。




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オウチュウ
タイシリーズの続きで、今日は日本でも数少ない旅鳥として渡来するオウチュウをご紹介します。
オウチュウ(Black Drongo)はイラン北東部、アフガニスタン東部からインド、チベット、東南アジア、中国、台湾にかけて分布する体長27~29cmのオウチュウ科オウチュウ属の鳥で、分布域により7亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマー北部からインドシナにかけて分布する亜種Dicrurus macrocercus thaiと思われます。なお、日本では数少ない旅鳥として日本海側の島嶼や南西諸島での記録が多いようですが、亜種不明とされています。
田園地帯でバナナの葉にとまったオウチュウ。全身青みがかった黒色で羽根には光沢があり、尾は中央尾羽が短く、最外側尾羽は長く大きく外側に反るのが特徴です。

よく見ると、オウチュウの特徴である口角の付け根付近の白斑をかすかに確認することができます。







今日はバンコク近郊の田園地帯で目にしたオウチュウをご紹介しましたが、ちなみに日本に渡来する亜種は不明となっていますが、地理的なことを考えると、日本にもっとも近くに分布する亜種Dicrurus macrocercus cathoecus(中国の中部・東部・南部からミャンマー東部、タイ北部、インドシナ半島北部に分布)ではないかと推測しています・・・
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オウチュウ(Black Drongo)はイラン北東部、アフガニスタン東部からインド、チベット、東南アジア、中国、台湾にかけて分布する体長27~29cmのオウチュウ科オウチュウ属の鳥で、分布域により7亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマー北部からインドシナにかけて分布する亜種Dicrurus macrocercus thaiと思われます。なお、日本では数少ない旅鳥として日本海側の島嶼や南西諸島での記録が多いようですが、亜種不明とされています。
田園地帯でバナナの葉にとまったオウチュウ。全身青みがかった黒色で羽根には光沢があり、尾は中央尾羽が短く、最外側尾羽は長く大きく外側に反るのが特徴です。

よく見ると、オウチュウの特徴である口角の付け根付近の白斑をかすかに確認することができます。







今日はバンコク近郊の田園地帯で目にしたオウチュウをご紹介しましたが、ちなみに日本に渡来する亜種は不明となっていますが、地理的なことを考えると、日本にもっとも近くに分布する亜種Dicrurus macrocercus cathoecus(中国の中部・東部・南部からミャンマー東部、タイ北部、インドシナ半島北部に分布)ではないかと推測しています・・・
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モモイロサンショウクイのメス
タイシリーズの続きで、今日はモモイロサンショウクイをご紹介します。
モモイロサンショウクイ(Rosy Minivet)はヒマラヤから中国南部、ミャンマー、ベトナム北西部にかけて繁殖し、冬季はインド中部、タイ、ラオス、ベトナム南部に渡り越冬する体長18~19.5cmのサンショウクイ科サンショウクイ属の鳥で、頭部から背にかけては灰色ですが、オスでは名前のように翼の一部、外側尾羽、体下面が桃色なのが特徴です。
ケンガチャン国立公園で目にしたモモイロサンショウクイのメス。メスは頭部から背が灰色で、翼の一部、外側尾羽、体下面が黄色なのが特徴です。



今日はモモイロサンショウクイのメスと思われる個体をご紹介しましたが、東南アジアではほかにもヒイロサンショウクイ、コバシベニサンショウクイ、オナガベニサンショウクイ、ヒイロサンショウクイなど、オスが赤色、メスが黄色のサンショウクイの仲間が多種類分布しており、識別にあたっては頭部から背にかけての灰色や、顔から喉の灰白色、翼の黄色の模様などからモモイロサンショウクイのメスの可能性が高いと判断しました。それにしてもよく似た種が多いと識別には苦労します・・・
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モモイロサンショウクイ(Rosy Minivet)はヒマラヤから中国南部、ミャンマー、ベトナム北西部にかけて繁殖し、冬季はインド中部、タイ、ラオス、ベトナム南部に渡り越冬する体長18~19.5cmのサンショウクイ科サンショウクイ属の鳥で、頭部から背にかけては灰色ですが、オスでは名前のように翼の一部、外側尾羽、体下面が桃色なのが特徴です。
ケンガチャン国立公園で目にしたモモイロサンショウクイのメス。メスは頭部から背が灰色で、翼の一部、外側尾羽、体下面が黄色なのが特徴です。



今日はモモイロサンショウクイのメスと思われる個体をご紹介しましたが、東南アジアではほかにもヒイロサンショウクイ、コバシベニサンショウクイ、オナガベニサンショウクイ、ヒイロサンショウクイなど、オスが赤色、メスが黄色のサンショウクイの仲間が多種類分布しており、識別にあたっては頭部から背にかけての灰色や、顔から喉の灰白色、翼の黄色の模様などからモモイロサンショウクイのメスの可能性が高いと判断しました。それにしてもよく似た種が多いと識別には苦労します・・・
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オシドリの飛び出し
昨日の続きで、今日はオシドリ(Mandarin Duck)の飛び出しをご紹介します。
氷の上で休んでいたオシドリですが、突然オスが1羽飛び出しました。


薄く張った氷の上を低空飛翔するオシドリ。さすが日本一美しいカモと言われるオシドリ、飛翔姿も魅力的です・・・




今日は結氷した氷の上を低空飛翔するオシドリをご紹介しましたが、陽を浴びて羽ばたくオシドリは実に魅力的です・・・
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氷の上で休んでいたオシドリですが、突然オスが1羽飛び出しました。


薄く張った氷の上を低空飛翔するオシドリ。さすが日本一美しいカモと言われるオシドリ、飛翔姿も魅力的です・・・




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氷上のオシドリ
今シーズン何度も楽しませくれたオシドリ(Mandarin Duck)ですが、そろそろお別れの時期が近いと思い、いつものダム湖を訪れました。先日は全面結氷していた湖もこのところの陽気で氷も随分薄くなっていましたが、そんな中、氷の上で休んでいたオシドリを目にしました。
薄くなった氷の上で休んでいたオシドリ。氷上を歩くときは滑らないよう、おそるおそる歩いていました。


顔を突き出し羽繕いするメス。

滑ったところは見ませんでしたが、動きは何となくぎこちないです・・・


日本では主に漂鳥として北海道や本州中部以北で繁殖し、冬季になると本州以南へ南下し越冬するオシドリですが、一部は国外から越冬のため渡って来るものもいるようです。春の訪れとともに繁殖地に帰っていくオシドリですが、当地のオシドリはどこに帰っていくのか、興味が持たれます・・・
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薄くなった氷の上で休んでいたオシドリ。氷上を歩くときは滑らないよう、おそるおそる歩いていました。


顔を突き出し羽繕いするメス。

滑ったところは見ませんでしたが、動きは何となくぎこちないです・・・


日本では主に漂鳥として北海道や本州中部以北で繁殖し、冬季になると本州以南へ南下し越冬するオシドリですが、一部は国外から越冬のため渡って来るものもいるようです。春の訪れとともに繁殖地に帰っていくオシドリですが、当地のオシドリはどこに帰っていくのか、興味が持たれます・・・
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アサクラサンショウクイ
タイシリーズの続きで、今日は日本でも迷鳥として舳倉島、宮崎県、南西諸島などで記録のあるアサクラサンショウクイをご紹介します。
アサクラサンショウクイ(Black-winged Cuckooshrike)はパキスタン北部、インド北東部からミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、中国南部、台湾にかけて分布する体長約23cmのサンショウクイ科アサクラサンショウクイ属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのは中国中南部からミャンマー東部、タイ北部、ラオス北部、ベトナム中部にかけて分布する亜種Coracina melaschistos avensisと思われます。
ケンガチャン国立公園で目にした朝陽を浴びたアサクラサンショウクイのオス成鳥。陽を浴びているため赤みが強く出ていますが、全身暗灰色で、英名のように翼と尾は光沢のある黒色なのが特徴です。

背中側から見ると、翼と尾が黒色なのが確認できます。





今日はタイで目にしたアサクラサンショウクイの亜種Coracina melaschistos avensisと思われる個体をご紹介しましたが、日本で記録されたものは中国中部・南東部、台湾に分布する亜種Coracina melaschistos intermediaとされており、近年、気候変動のせいでしょうか、観察例が増えてきているそうです・・・
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アサクラサンショウクイ(Black-winged Cuckooshrike)はパキスタン北部、インド北東部からミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、中国南部、台湾にかけて分布する体長約23cmのサンショウクイ科アサクラサンショウクイ属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのは中国中南部からミャンマー東部、タイ北部、ラオス北部、ベトナム中部にかけて分布する亜種Coracina melaschistos avensisと思われます。
ケンガチャン国立公園で目にした朝陽を浴びたアサクラサンショウクイのオス成鳥。陽を浴びているため赤みが強く出ていますが、全身暗灰色で、英名のように翼と尾は光沢のある黒色なのが特徴です。

背中側から見ると、翼と尾が黒色なのが確認できます。





今日はタイで目にしたアサクラサンショウクイの亜種Coracina melaschistos avensisと思われる個体をご紹介しましたが、日本で記録されたものは中国中部・南東部、台湾に分布する亜種Coracina melaschistos intermediaとされており、近年、気候変動のせいでしょうか、観察例が増えてきているそうです・・・
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ヒメコノハドリ、オオヒメコノハドリ
タイシリーズの続きで、今日はヒメコノハドリとオオヒメコノハドリをご紹介します。
最初はヒメコノハドリです。
ヒメコノハドリ(Common Iora)はインド、ヒマラヤ、中国中南部から東南アジアにかけて広く分布する体長12~14.5cmのヒメコノハドリ科ヒメコノハドリ属の鳥で、生息域により11亜種に分類されており、今回目にしたのはミャンマー南東部、タイ南西部、マレー半島、スマトラおよび周辺の島々に分布する亜種Aegithina tiphia horizopteraと思われます。
ケンガチャン国立公園で目にしたヒメコノハドリ。体色が緑色のコノハドリ科の鳥とは異なり、体色は黄色で、嘴は短く、翼に白い2本の翼帯があるのが特徴です。


2本の翼帯を確認することができます・・・

次はオオヒメコノハドリです。
オオヒメコノハドリ(Great Iora)はミャンマー南部、中国南部からインドシナ、マレー半島にかけて分布する体長15.5~17cmのヒメコノハドリ科ヒメコノハドリ属の鳥で、全部で3亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマー南部、中国南部からマレー半島北部、ラオス南部、ベトナムに分布する亜種Aegithina lafresnayei innotataと思われます。
同じくケンガチャン国立公園で目にしたオオヒメコノハドリ。ヒメコノハドリに比べ体も一回り大きく、嘴も太く長く、翼には翼帯がないのが特徴です。



今日は、かってはコノハドリ科ヒメコノハドリ属に分類されていたヒメコノハドリとオオヒメコノハドリをご紹介しましたが、ヒメコノハドリ科の鳥は何れも体色が黄色であり、やはり体色が緑色のコノハドリ科の鳥とは見た目も大きく異なり、別科であるほうが納得がいきます・・・
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最初はヒメコノハドリです。
ヒメコノハドリ(Common Iora)はインド、ヒマラヤ、中国中南部から東南アジアにかけて広く分布する体長12~14.5cmのヒメコノハドリ科ヒメコノハドリ属の鳥で、生息域により11亜種に分類されており、今回目にしたのはミャンマー南東部、タイ南西部、マレー半島、スマトラおよび周辺の島々に分布する亜種Aegithina tiphia horizopteraと思われます。
ケンガチャン国立公園で目にしたヒメコノハドリ。体色が緑色のコノハドリ科の鳥とは異なり、体色は黄色で、嘴は短く、翼に白い2本の翼帯があるのが特徴です。


2本の翼帯を確認することができます・・・

次はオオヒメコノハドリです。
オオヒメコノハドリ(Great Iora)はミャンマー南部、中国南部からインドシナ、マレー半島にかけて分布する体長15.5~17cmのヒメコノハドリ科ヒメコノハドリ属の鳥で、全部で3亜種に分かれており、今回目にしたのはミャンマー南部、中国南部からマレー半島北部、ラオス南部、ベトナムに分布する亜種Aegithina lafresnayei innotataと思われます。
同じくケンガチャン国立公園で目にしたオオヒメコノハドリ。ヒメコノハドリに比べ体も一回り大きく、嘴も太く長く、翼には翼帯がないのが特徴です。



今日は、かってはコノハドリ科ヒメコノハドリ属に分類されていたヒメコノハドリとオオヒメコノハドリをご紹介しましたが、ヒメコノハドリ科の鳥は何れも体色が黄色であり、やはり体色が緑色のコノハドリ科の鳥とは見た目も大きく異なり、別科であるほうが納得がいきます・・・
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アオバネコノハドリ
タイシリーズの続きで、今日は同じくコノハドリ科の鳥、アオバネコノハドリをご紹介します。
アオバネコノハドリ(Blue-winged Leafbird)はインド、バングラデシュ、中国南部からインドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワにかけ東南アジア全域に広く分布する体長16.5~18.5cmのコノハドリ科コノハドリ属の鳥で、全部で7亜種に分かれており、今回目にしたのはインド、バングラデシュからミャンマー、タイ西部に分布する基亜種Chloropsis cochinchinensis cochinchinensisと思われます。体全体が緑色で頭部は黄緑色ですが、翼には名前のように美しい青色の羽衣があるのが特徴です。
ケンガチャン国立公園で目にしたアオバネコノハドリのオス。込み入った枝の中できれいな写真ではありませんが、オスの特徴である目先から喉にかけての光沢ある黒色斑が確認できます。



昨日のキビタイコノハドリに続き、今日は同じくコノハドリ科の仲間アオバネコノハドリをご紹介しましたが、何れも体色が木の葉の色に極めてよく似ており、自然界の中ではなかなか見つけづらい鳥でもあります・・・
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アオバネコノハドリ(Blue-winged Leafbird)はインド、バングラデシュ、中国南部からインドシナ、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワにかけ東南アジア全域に広く分布する体長16.5~18.5cmのコノハドリ科コノハドリ属の鳥で、全部で7亜種に分かれており、今回目にしたのはインド、バングラデシュからミャンマー、タイ西部に分布する基亜種Chloropsis cochinchinensis cochinchinensisと思われます。体全体が緑色で頭部は黄緑色ですが、翼には名前のように美しい青色の羽衣があるのが特徴です。
ケンガチャン国立公園で目にしたアオバネコノハドリのオス。込み入った枝の中できれいな写真ではありませんが、オスの特徴である目先から喉にかけての光沢ある黒色斑が確認できます。



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キビタイコノハドリ
タイシリーズの続きで、今日はキビタイコノハドリをご紹介します。
キビタイコノハドリ(Golden-fronted Leafbird)はインド、スリランカ、ヒマラヤ東部、中国南西部から東南アジアにかけ広く分布する体長18~19cmのコノハドリ科コノハドリ属の鳥で、全部で6亜種に分かれており、今回目にしたのはタイ、カンボジア、ベトナム南部に分布する亜種Chloropsis aurifrons inornataと思われます。名前のごとく全身木の葉のような黄緑色で、額に鮮やかな黄斑があるのが特徴です。
ケンガチャン国立公園近くのロッジで目にしたキビタイコノハドリのオス。オスでは目先から喉にかけ濃藍色の斑があるのが特徴です。

キビタイコノハドリはバナナが好物のようで、盛んに果肉を突いていました。






かってはコノハドリ科のコノハドリ属、ルリコノハドリ属、ヒメコノハドリ属に分類されていたコノハドリの仲間ですが、現在、それぞれ属が科として分類され、コノハドリ科(Chloropsis)、ルリコノハドリ科(Irenidae)、ヒメコノハドリ科(Aegithinidae) の3科となっています。そのうち、コノハドリ科の鳥が木の葉と同じ全身黄緑色の羽色であるのに対し、ルリコノハドリ科は青色、ヒメコノハドリ科は黄色であり、そういう意味ではコノハドリ科の鳥だけが英名でLeafbirdというのも何となく納得がいきます・・・
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キビタイコノハドリ(Golden-fronted Leafbird)はインド、スリランカ、ヒマラヤ東部、中国南西部から東南アジアにかけ広く分布する体長18~19cmのコノハドリ科コノハドリ属の鳥で、全部で6亜種に分かれており、今回目にしたのはタイ、カンボジア、ベトナム南部に分布する亜種Chloropsis aurifrons inornataと思われます。名前のごとく全身木の葉のような黄緑色で、額に鮮やかな黄斑があるのが特徴です。
ケンガチャン国立公園近くのロッジで目にしたキビタイコノハドリのオス。オスでは目先から喉にかけ濃藍色の斑があるのが特徴です。

キビタイコノハドリはバナナが好物のようで、盛んに果肉を突いていました。






かってはコノハドリ科のコノハドリ属、ルリコノハドリ属、ヒメコノハドリ属に分類されていたコノハドリの仲間ですが、現在、それぞれ属が科として分類され、コノハドリ科(Chloropsis)、ルリコノハドリ科(Irenidae)、ヒメコノハドリ科(Aegithinidae) の3科となっています。そのうち、コノハドリ科の鳥が木の葉と同じ全身黄緑色の羽色であるのに対し、ルリコノハドリ科は青色、ヒメコノハドリ科は黄色であり、そういう意味ではコノハドリ科の鳥だけが英名でLeafbirdというのも何となく納得がいきます・・・
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よく水を飲むキレンジャク
昨日に続き、今日は水を飲みに水路に下りてきたキレンジャク(Bohemian Waxwing)をご紹介します。
木の実や草の実が好物のレンジャクの仲間はよく水を飲むことで知られていますが、今回のキレンジャクもご多分に漏れず、時折水路に舞い下り、美味しそうに水を飲んでいました。
水を飲みに水路に下りてきたキレンジャク。



水路脇の小石にとまり・・・


美味しそうに水を飲んでいました。

その間ほんの2~3秒、水を飲み終わるとすぐに飛び去ります・・・

今日は水を飲むため頻繁に水路に下りてきたキレンジャクをご紹介しましたが、レンジャク類が好物とする植物の実は果実性のものであり、果肉を食べた後、残りの種を排泄するためにも多くの水分を必要としているのでしょうか・・・
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木の実や草の実が好物のレンジャクの仲間はよく水を飲むことで知られていますが、今回のキレンジャクもご多分に漏れず、時折水路に舞い下り、美味しそうに水を飲んでいました。
水を飲みに水路に下りてきたキレンジャク。



水路脇の小石にとまり・・・


美味しそうに水を飲んでいました。

その間ほんの2~3秒、水を飲み終わるとすぐに飛び去ります・・・

今日は水を飲むため頻繁に水路に下りてきたキレンジャクをご紹介しましたが、レンジャク類が好物とする植物の実は果実性のものであり、果肉を食べた後、残りの種を排泄するためにも多くの水分を必要としているのでしょうか・・・
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北日本では渡来数の多い亜種キレンジャク
陽気に誘われ、今シーズン最初で最後と思い、キレンジャクを見に行ってきました。
キレンジャク(Bohemian Waxwing)はヨーロッパ北部からアジア北部、北アメリカ北部で繁殖し、冬季、木の実を求めて南下する体長19~20cmのレンジャク科レンジャク属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本ではヨーロッパ北部からアジア北部で繁殖する基亜種Bombycilla garrulus garrulusが冬鳥として主に本州中部以北に渡来しますが、木の実を求めてどの程度南下するかは途中の木の実の量に影響するとされています。
枝にとまったキレンジャクのオス第1回冬羽と思われる個体。体長17~18cmのヒレンジャク(Japanese Waxwing)に比べ若干大きく、過眼線は冠羽に達せず、尾の先端は黄色で、下尾筒は橙褐色、腹は一様に灰褐色である点がヒレンジャクとの違いだそうです。また、次列風切の羽軸先端には赤い蝋状の突起物がありますが、この蝋状の物質がレンジャク科の英名(Waxwing)の由来だそうです。







日本に渡来するレンジャク科の鳥はヒレンジャクとキレンジャクの2種ですが、ヒレンジャクが関東以西に多く渡来するのに対し、亜種キレンジャクは主に本州中部以北に渡来すると言われています。これはヒレンジャクがシベリア東部、中国北東部のアムール川・ウスリー川流域の限られたエリアで繁殖するのに対し、亜種キレンジャクはより北方のユーラシア大陸北部の寒帯で繁殖しており、それが南下緯度の差になっているのでしょうか・・・
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キレンジャク(Bohemian Waxwing)はヨーロッパ北部からアジア北部、北アメリカ北部で繁殖し、冬季、木の実を求めて南下する体長19~20cmのレンジャク科レンジャク属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本ではヨーロッパ北部からアジア北部で繁殖する基亜種Bombycilla garrulus garrulusが冬鳥として主に本州中部以北に渡来しますが、木の実を求めてどの程度南下するかは途中の木の実の量に影響するとされています。
枝にとまったキレンジャクのオス第1回冬羽と思われる個体。体長17~18cmのヒレンジャク(Japanese Waxwing)に比べ若干大きく、過眼線は冠羽に達せず、尾の先端は黄色で、下尾筒は橙褐色、腹は一様に灰褐色である点がヒレンジャクとの違いだそうです。また、次列風切の羽軸先端には赤い蝋状の突起物がありますが、この蝋状の物質がレンジャク科の英名(Waxwing)の由来だそうです。







日本に渡来するレンジャク科の鳥はヒレンジャクとキレンジャクの2種ですが、ヒレンジャクが関東以西に多く渡来するのに対し、亜種キレンジャクは主に本州中部以北に渡来すると言われています。これはヒレンジャクがシベリア東部、中国北東部のアムール川・ウスリー川流域の限られたエリアで繁殖するのに対し、亜種キレンジャクはより北方のユーラシア大陸北部の寒帯で繁殖しており、それが南下緯度の差になっているのでしょうか・・・
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