FC2ブログ

シュバシコウ

スペインシリーズの続きで、今日はヨーロッパを代表するコウノトリの仲間、シュバシコウをご紹介します。

シュバシコウ(White Stork)はヨーロッパ、西アジア、中央アジア、中東、アフリカ北部・南部で繁殖し、冬季、アフリカ東部・南部、
イラン、インドで越冬する体長95~110cmのコウノトリ科コウノトリ属の鳥で、全部2亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ、西アジア、中東、アフリカ北部・南部で繁殖し、冬季、アフリカ東部・南部で越冬する基亜種Ciconia ciconia ciconiaと思われます。

スペイン南部の田園地帯で目にしたシュバシコウ。日本で見られるコウノトリとは近縁で大変よく似ていますが、和名(赤い嘴のコウノトリ)のごとく嘴が赤い点が異なります。

シュバシコウ17

シュバシコウ18

シュバシコウ16

今は使われていない煙突の上で営巣していたシュバシコウ。

シュバシコウ20

シュバシコウ13

シュバシコウ12

青空の中で美しい羽ばたきを見せてくれたシュバシコウ。

シュバシコウ15

シュバシコウ14

今日はコウノトリの近縁種、シュバシコウをご紹介しましたが、両種は嘴の色が違うほか、生態面でもシュバシコウは集団繁殖に近い形で繁殖することがよくあることや、食性において小哺乳類や爬虫類をよく食べるなど、いくつか異なる点があるとされています。しかし、シュバシコウとコウノトリとの間では2代雑種までできているため両種を同一種とする意見も有力で、この場合は学名がシュバシコウはCiconia ciconia ciconia、コウノトリはCiconia ciconia boycianaになると思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

スポンサーサイト

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

世界的希少種 ホオアカトキ

スペインシリーズの続きで、今日は世界的な希少種、ホオアカトキをご紹介します。

ホオアカトキ(Northern Bald Ibis)はモロッコ、アルジェリア、中東などに分布する体長約80cmのトキ科ハゲトキ属の鳥で、全身の羽衣は金属光沢がある紫がかった緑色で、英名のように頭部には羽毛がなく、赤や橙、黒などの斑紋が入り、嘴は暗赤色で、虹彩は橙赤色、頸には襟巻のような羽毛があり、特に後頸では長く伸びているのが特徴です。

スイペイン南部の断崖の岩棚にコロニーを作っていたホオアカトキ。頭部には羽毛がなく、顔や嘴が赤く、何とも異様な雰囲気を携えています。

ホオアカトキ3

ホオアカトキ8

ホオアカトキ5

1羽が起き上がりました。よく見ると脚には標識が付けられています。

ホオアカトキ7

ホオアカトキ1

ホオアカトキ4

ホオアカトキ9

ホオアカトキ10

ホオアカトキ11

ホオアカトキ12

今日は世界的な希少種、ホオアカトキをご紹介しましたが、かっては北アフリカとヨーロッパに広く分布していたそうですが、開発による生息地の破壊や狩猟、殺虫剤の使用などにより生息数を大きく減らし、現在は二つに分断された個体群(①トルコのビレジクで半捕獲されモロッコの最東端に生息する個体群と、②シリアのパルミラで生息する少数の残存個体群)として生き残っているようで、今回、我々が目にしたスペインのコロニーはモロッコとスペインのパートナーシップのもと保護管理されているものと思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ブロンズトキの飛翔

昨日の続きで、今日は同じくブロンズトキ(Glossy Ibis)の飛翔シーンをご紹介します。

スペイン南部の湿地帯で低空飛翔するブロンズトキ。すでに夏羽に移行中のようで、翼上面の深緑色の金属光沢が美しく輝いていました。

ブロンズトキ18

ブロンズトキ19

こちらは冬羽あるいは若い個体でしょうか、全体に鈍い黒褐色で、頭部から頸にかけて細かい斑が多数見うけられます。

ブロンズトキ8

ブロンズトキ9

ブロンズトキ10

ブロンズトキ11

ブロンズトキ12

今日はブロンズトキの飛翔シーンをご紹介しましたが、特に夏羽については翼上面の深緑色の金属光沢が美しく、何とも魅力的です・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

羽衣が美しいブロンズトキ

スペインシリーズの続きで、今日は羽衣が美しいブロンズトキをご紹介します。

ブロンズトキ(Glossy Ibis)はアフリカ、ヨーロッパから南アジア、東南アジア、オーストラリア、アメリカ大陸にかけての熱帯・温帯域にかけて広く分布し、北方の個体群は冬季、南方に渡り越冬する体長55~65cmのトキ科ブロンズトキ属の鳥で、名前のように繁殖羽では赤褐色の身体に金属光沢の深緑色の翼が目立つ大変美しい鳥でもあります。日本では迷鳥として沖縄県などで数度記録があるだけという珍鳥ですが、スペインでは冬鳥として渡来し、南部の湿地帯では数多くの個体を目にすることができました。

湿地で餌を探して歩き回っていたブロンズトキ。すでに繁殖羽に移行中のようで、赤褐色の身体に金属光沢の深緑色の翼が目立ち始めています。後ろの個体は全体に黒褐色で、頭部から頸に淡色の細かな斑点が多数見られることから冬羽あるいは若い個体と思われます。

ブロンズトキ1

ブロンズトキ2

ブロンズトキ3

こちらは成鳥同士。

ブロンズトキ4

ブロンズトキ5

ブロンズトキ7

ブロンズトキ20

ブロンズトキ22

ブロンズトキ23

ブロンズトキ24

ブロンズトキについては以前訪れたアフリカやインドで目にしていましたが、いずれも冬羽であり、一度は夏羽の美しい個体を見たいと思っていました。今回は幸運にも越冬地ではありますが夏羽に冠羽中の美しい個体を多数目にすることができ、ようやく念願が叶いました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヒメノガン

スペインシリーズの続きで、今日は日本でも迷鳥として記録があるヒメノガンをご紹介します。

ヒメノガン(Little Bustard)はヨーロッパ南西部、アフリカ北西部から中央アジアにかけて繁殖し、冬季、一部の個体はアフリカ北部に渡り越冬する体長40~45cmのノガン科ヒメノガン属の鳥で、名前からも分かるようにノガンの仲間では最小で、オスは頭上、背以下の体上面は褐色で、頸部は黒く、前頸から後頸にかけて白いV字の模様があるのが特徴です。なお、本種は日本でも迷鳥として福岡県で過去2例の記録があるようです。

スペイン南部の草原地帯で目にしたヒメノガンのオス。遠くのフェンスの向こう側で上半身を見せてくれました。特徴である黒色の頸部と、後頸から前頸にかけての白いV字模様を確認することができます。

ヒメノガン1

前頸部の白色の太い帯、上胸の黒帯、白色の体下面もオスの特徴のようです。

ヒメノガン2

その後、横を向き、少しずつ移動し始めました・・・

ヒメノガン3

ヒメノガン5

ヒメノガン6

ヒメノガン7

昨日のノガンに続き、今日はノガン科最小のヒメノガンをご紹介しましたが、今回訪れたスペインは世界的にも数の少ないこの2種がともに見られる貴重な場所であり、この先もこの素晴らしい環境が維持されることを願いたいものです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ノガンのディスプレイ

昨日の続きで、今日は独特のポーズでディスプレイをしていたノガン(Great Bustard)をご紹介します。

ノガンは独特のポーズでディスプレイすることで知られていますが、今回、幸運にもそんなシーンを目にすることができました。
昨日と同じスペイン中部の自然保護区で目にしたノガンのオス。メスが近くにいるのでしょうか?尾羽を上にあげ、球状に膨らんでいました。

ノガン30

やはりメス(右側の小さい個体)が近くにいたようで、地面に座り込み、尾羽や翼をめくれ上げるようにしています。

ノガン31

下半身を見せつけるようにお尻を上げています。

ノガン54

これ見よがしにお尻を上げるオス。

ノガン58

更にメスがもう1羽やって来ました・・・

ノガン59

ノガン60

ノガン61

ようやくディスプレイが終わりましたが、最終的にはメスが3羽集まっていました。

ノガン63

今日はノガンの独特のディスプレイシーンをご紹介しましたが、この下半身を見せつけるような独特のディスプレイには総排出腔の周辺に寄生虫や細菌がいないことをメスにアピールする狙いがあるとのスペインの研究チームの論文(Carolina Bravo, et.al.(2014) "Males of a Strongly Polygynous Species Consume More Poisonous Food than Females", PLOS ONE) もあり、大変興味が持たれます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

憧れのノガン

スペインシリーズの続きで、今日は日本でも迷鳥として記録のあるノガンをご紹介します。

ノガン(Great Bustard)はヨーロッパ南西部・中央部、アフリカ北西部からシベリア、モンゴル、中国北東部にかけて分布する体長90~105cmのノガン科ノガン属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ南西部・中央部、アフリカ北西部からシベリア南西部、モンゴル中央部に分布する基亜種Otis tarda tardaと思われます。なお、日本には迷鳥として北海道、本州、四国、九州、五島列島、琉球諸島で記録がありますが、日本に渡来したのはモンゴルからシベリア東部、中国北東部にかけて分布する亜種Otis tarda dybowskiとされています。

スペイン中部の自然保護区で遥か遠くを歩いていたノガンのオス成鳥。頸が太く、頭頸部が青灰色で、喉から顎線にかけて白い針状の羽毛があるほか、既に繁殖羽に移行しているようで、側頸から胸にかけては襟巻状の飾り羽が見られます。

ノガン25

ノガン27

ノガン28

ノガン19

近くにメスがいるのでしょうか?見せびらかすように尾羽を立てたノガンのオス。

ノガン8

大きくトリミングしてみました・・・

ノガン9

こちらは別の場所で目にした2羽のオス。フェンスを挟んで何やらコミュニケーションをはかっているようでした・・・

ノガン71

ノガン72

今回のスペイン探鳥ツアーではノガンやヒメノガンとの出会いを期待していましたが、ツアーの最後にようやく憧れのノガンを目にすることができました。スペインには日本では考えられないほどの広大な自然保護区が幾つもあり、そんな場所で野生の生物が手厚く保護されており、大変うらやましく思いながら日本に戻ってきました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

イワヒバリ

昨日の続きで、今日は同じく高山帯で目にしたイワヒバリをご紹介します。

イワヒバリ(Alpine Accentor)はヨーロッパ、アフリカ北西部から中東、西アジア、中央アジア、南アジア、東アジアに広く分布する体長17~19cmのイワヒバリ科イワヒバリ属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、日本にはカザフスタンからシベリア、中国北東部、韓国、日本にかけて分布する亜種Prunella collaris erythropygiaが留鳥または漂鳥として本州北部から中部の高山帯で生息し、冬季は低地に移動し越冬することが知られています。

ハイマツ帯の小さな岩の上にいたイワヒバリ。上半身の羽衣は灰色で下半身は赤褐色。翼は黒褐色で雨覆の先端部が白く、2対の縞模様に見えます。

20180822-DSC07963.jpg

20180822-DSC07984.jpg

20180822-DSC07993.jpg

20180822-DSC07995.jpg

今日は高山帯で目にしたイワヒバリをご紹介しましたが、英名からも分かるように本種は高山帯を主な棲みかとしており、夏の高山帯では是非見ておきたい貴重な鳥でもあります・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ホシガラス

今日は日帰りバスツアーで訪れた高山帯で目にしたホシガラスをご紹介します。

ホシガラス(Spotted Nutcracker)はスカンジナビアから北部ヨーロッパを経てシベリアから日本を含む東アジアに至る幅広い帯状の地域に分布する体長32~35cmのカラス科ホシガラス属の鳥で、分布域により8亜種に分かれており、日本では千島列島、日本に分布する亜種ホシガラス(Nucifraga caryocatactes. japonica)が留鳥または標鳥として北海道、本州、四国、九州の亜高山帯から高山帯に生息し、冬季は群れで行動し、低山へ移動しているようです。名前の由来は顔から背、腹にかけての白斑が縞をなし星空のように見えることから名付けられたようで、その独特の縞模様が存在感を放っています。

ハイマツ帯にある目の前の岩に突然やって来たホシガラス。好物のハイマツの実を飲み込んだ直後なのでしょうか、喉が大きく膨らんでいます。

20180822-DSC07883.jpg

全身、黒褐色ですが、尾の先端に白斑があり、尻から下尾筒が白色なのが分かります。

20180822-DSC07884.jpg

20180822-DSC07885.jpg

こちらは別の場所にやって来たホシガラス。

20180822-DSC07932.jpg

20180822-DSC07937.jpg

20180822-DSC07942.jpg

飛び出しました・・・

20180822-DSC07943.jpg

日本では千島列島や日本本土で繁殖する亜種ホシガラス(Nucifraga caryocatactes japonica)ですが、50年以上前にウラル山脈からシベリア東部、中国北東部にかけて分布する亜種ハシナガホシガラス(Nucifraga caryocatactes macrorhynchos)が福岡県で記録されているほか、お隣の台湾には固有亜種(Nucifraga caryocatactes owstoni)が生息しており、ホシガラスも調べてみるとなかなか面白いものです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

優雅に飛翔するヨーロッパフラミンゴ

昨日の続きで、今日は大空を優雅に飛翔するヨーロッパフラミンゴ(Greater Flamingo)をご紹介します。

スペイン南部の湿地帯を上空を優雅に飛ぶヨーロッパフラミンゴ。遠目で見ても、大きな嘴、雨覆、脚が鮮やかな紅色でとても印象的です。

ヨーロッパフラミンゴ6

ヨーロッパフラミンゴ9

ヨーロッパフラミンゴ10

ヨーロッパフラミンゴ11

ヨーロッパフラミンゴ4

近くで見ると、下方に曲がった嘴の形がよく分かります。

ヨーロッパフラミンゴ13

ヨーロッパフラミンゴ14

ヨーロッパフラミンゴ15

ヨーロッパフラミンゴ16

昨日に続き、ヨーロッパフラミンゴの美しい飛翔風景をご紹介しましたが、この優雅なフラミンゴの仲間はかってはカモ目、キジ目、コウノトリ目などに分類されてきた歴史があり、特にコウノトリ目説については比較的最近まで有力な説の一つだったようですが、最新の分子生物学的研究によれば意外にもカイツブリ目と近縁だそうです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

色鮮やかなヨーロッパフラミンゴ

スペインシリーズの続きで、今日はヨーロッパフラミンゴをご紹介します。

ヨーロッパフラミンゴ(Greater Flamingo)はアフリカ、ユーラシア南西部から中南部にかけて分布する体長120~145cmのフラミンゴ科フラミンゴ属の鳥で、かってはガラパゴス諸島とカリブ海沿岸に分布する亜種American Flamingoを含めGreater Flamingo(オオフラミンゴ)とされていましたが、現在American Flamingoが別種として分離したことから、ヨーロッパ亜種はヨーロッパフラミンゴ、アメリカ亜種はオオフラミンゴの名前を引き継いでいるようです。

スペイン南部の湿地帯で目にしたヨーロッパフラミンゴ。成鳥は全身ピンク色がかった白色で、嘴、脚、雨覆は鮮やかな紅色なのが特徴です。(右端は全身が灰色の幼鳥、中央手前はハイイロガン)

ヨーロッパフラミンゴ28

ヨーロッパフラミンゴ29

水中に頭を突っ込み、盛んに餌を採っていたヨーロッパフラミンゴ。

ヨーロッパフラミンゴ30

ヨーロッパフラミンゴ22

近くにやって来たヨーロッパフラミンゴ。大きな嘴は中央部で急角度で下に曲がり、「へ」の字状をしていますが、これは頭頂部を下にして嘴を水につけ、水中の藍藻類や小動物を漉しとる濾過摂食を行うのに適した形になっているそうです。

ヨーロッパフラミンゴ32

こちらは求愛ダンスをしていたヨーロッパフラミンゴ。翼を広げると雨覆の紅色が鮮やかです・・・

ヨーロッパフラミンゴ36

ヨーロッパフラミンゴ37

ヨーロッパフラミンゴ38

今日はかってはオオフラミンゴのヨーロッパ亜種であったヨーロッパフラミンゴをご紹介しましたが、以前訪れた東アフリカでは同じフラミンゴの仲間で、東アフリカ、ナミビア、ボツワナ、モーリタリア、セネガル、インド北西部、パキスタン南東部に分布する小型のコフラミンゴ(Lesser Flamingo)を遠くから撮影しましたので、ご参考までに当時のブログをご紹介します。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-357.html


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

営巣するミサゴ

スペインシリーズの続きで、今日は日本でもお馴染みのミサゴをご紹介します。

ミサゴ(Western Osprey)はスラウェシ、オーストラリアを除くほぼ全世界に分布する体長52~60cmのミサゴ科ミサゴ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ、アジア(日本でも留鳥として全国に分布)で繁殖し、冬季、北方の個体はアフリカ、インド、スンダ列島に渡って越冬する基亜種Pandion haliaetus haliaetusと思われます。なお、従来ミサゴの亜種とされていたスラウェシからオーストラリアにかけて分布するカンムリミサゴは、近年ミサゴから分離し、現在は別種カンムリミサゴ(Eastern Osprey)となっています。

スペイン南部の湖で目にしたミサゴ。よく見ると足にはしっかり魚を掴んでいました。

ミサゴ1

ミサゴ2

その後、湖の中に立っている送電線の鉄塔にとまりました。

ミサゴ3

ミサゴ5

よく見ると鉄塔の中腹には抱卵中と思われるもう一羽のミサゴがいました。先ほどのミサゴは抱卵中のペアに魚を運んできたのでしょうか?

ミサゴ4

今日は営巣真っ最中のミサゴをご紹介しましたが、それにしても餌の豊富な湖の中の鉄塔に営巣するとは、何ともいい場所に営巣したものです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

スペインのハイタカ、ハヤブサ

スペインシリーズの続きで、今日は日本でもお馴染みのハイタカとハヤブサをご紹介します。

最初はハイタカです。

ハイタカ(Eurasian Sparrowhawk)はアフリカ北西部からユーラシア大陸の温帯から亜寒帯にかけての広い地域で繁殖し、冬季、北方の個体はアフリカ北東部から南アジア、東南アジア、東アジアにかけて越冬する体長30~40cmのタカ科ハイタカ属の鳥で、分布域により7亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパからシベリア南西部、中央アジアにかけて繁殖し、冬季はアフリカ北東部、アジア南西部にかけて越冬する基亜種Accipiter nisus nisusと思われます。なお、日本にはシベリア北西部から中国北部、日本などで繁殖する亜種ハイタカ(Accipiter nisus nisosimilis)が留鳥として四国以北に分布し、九州以南では冬鳥として知られています。

スペイン南部の山岳地帯で目にした基亜種Accipiter nisus nisusと思われるハイタカ。この個体は眉斑が太く、体上面は褐色みが強く、腮から喉には黒褐色の縦斑があり、白色の体下面には褐色の横斑があることから幼鳥と思われます。

ハイタカ2

ハイタカ1

ハイタカ3

上空を横切って行ったハイタカ。

ハイタカ4

ハイタカ5

ハイタカ6

次はハヤブサです。

ハヤブサ(Peregrine Falcon)は南極大陸をのぞく全世界に分布する体長42~49cmのハヤブサ科ハヤブサ属の鳥で、分布域により16亜種に分かれており、今回目にしたのはユーラシア大陸中北部に分布する基亜種Falco peregrinus peregrinusと思われます。なお、日本では①シベリア北東部から日本にかけて分布する亜種ハヤブサ(Falco peregrinus japonensis)のほか、②アリューシャン列島からアラスカ南部、カナダ北西部にかけて分布する亜種オオハヤブサ(Falco peregrinus pealei)、③アメリカ北部からメキシコにかけて分布する亜種アメリカハヤブサ(Falco peregrinus anatum)、④ラップランドからシベリア北東部にかけて分布する亜種ウスハヤブサ(Falco peregrinus calidus)、⑤1937年を最後に記録がなく、北硫黄島、硫黄島で繁殖するとされていた亜種シマハヤブサ(Falco peregrinus furuitii )の5種が分布するとされています。

スペイン中部の草原で目にした基亜種Falco peregrinus peregrinusと思われるハヤブサ。この個体は体下面に黒褐色の太い縦斑があることから幼鳥と思われます。

ハヤブサ1

よく見ると、何やら獲物を抱えているようです・・・

ハヤブサ2

今日は日本でもお馴染みのハイタカとハヤブサをご紹介しましたが、今回目にした個体は何れも日本では記録のない基亜種であり、そういう目線で見ると、見慣れたこれらの鳥も何となく新鮮に思えてきます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

カタグロトビ

スペインシリーズの続きで、今日はスペイン最南端のジブラルタル海峡を渡った先、アフリカのモロッコで目にしたカタグロトビをご紹介します。

カタグロトビ(Black-winged Kite)はアフリカからヨーロッパ南部、アラビア半島南部、パキスタン、インドから東南アジア、ニューギニアにかけて広く分布する体長31~35cmのタカ科カタグロトビ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはイベリア半島南西部、アフリカ、アラビア半島南西部に分布する基亜種Elanus caeruleus caeruleus と思われます。なお、日本では迷鳥として、石垣島、与那国島、西表島、沖縄島などで記録があり、大スンダ列島から小スンダ列島、フィリピン、ニューギニアにかけて分布する亜種Elanus caeruleus. hypoleucusとされていますが、日本で撮影された各個体の特徴からパキスタンから中国東部、マレー半島、インドシナにかけて分布する亜種Elanus caeruleus vociferusである可能性もあるようです。

モロッコの田園地帯でホバリングしていたカタグロトビ。頭部から体の下面にかけて白灰色で、体の上面はやや銀色がかった灰色、白色の翼下面のうち初列風切は黒色、そして翼の肩の部分が黒く名前の由来ともなっています。また、虹彩は赤色で、目の周囲は黒く、離れて見ると眼が吊り上って見えます。

カタグロトビ1

カタグロトビ2

カタグロトビ3

カタグロトビ4

カタグロトビ5

カタグロトビ6

カタグロトビ7

今日はアフリカ・モロッコで目にしたカタグロトビの基亜種Elanus caeruleus caeruleus と思われる個体をご紹介しましたが、同じ亜種については5年前に同じくアフリカのケニアで目にしていましたので、ご参考までに当時のブログをご紹介します・・・

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-379.html


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヒメチョウゲンボウ

スペインシリーズのっ続きで、今日は日本でも迷鳥として本州、四国、九州、対馬、西表島、与那国島などで記録があるヒメチョウゲンボウをご紹介します。

ヒメチョウゲンボウ(Lesser Kestrel)はヨーロッパ南部、アフリカ北西部から中国北部にかけユーラシア大陸中緯度地方で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸中部以南へ南下し越冬する体長28~31cmのハヤブサ科ハヤブサ属の鳥で、よく似たチョウゲンボウ(体長33~39cm)より一回り小さく、オスでは背、肩羽、雨覆は明るいレンガ色で斑がなく、頭部、大雨覆、三列風切、尾は青灰色である点が特徴です。

スペイン南部の山岳地帯で遥か遠くの岩壁にとまっていたヒメチョウゲンボウのペア。右側の頭部が青灰色なのがオスで、左側の上面が淡褐色で黒褐色の細い横斑があるのがメス。

ヒメチョウゲンボウ1

ヒメチョウゲンボウ2

ヒメチョウゲンボウ3

オスが少し横を向きました。背、肩羽、雨覆は明るいレンガ色で斑がないのが分かります。

ヒメチョウゲンボウ7

しばらくすると上下が入れ替わりました・・・

ヒメチョウゲンボウ8

こちらは横を向いたメス。

ヒメチョウゲンボウ5

こちらは上空を飛翔するオス。

ヒメチョウゲンボウ9

ヒメチョウゲンボウ10

今日はスペイン南部の山岳地帯で繁殖中と思われるヒメチョウゲンボウのペアをご紹介しましたが。普段見慣れたチョウゲンボウとは異なり、背、肩羽、雨覆が無斑で明るいレンガ色をしたヒメチョウゲンボウは何とも魅力的です・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヒメハイイロチュウヒ

スペインシリーズの続きで、今日はヒメハイイロチュウヒをご紹介します。

ヒメハイイロチュウヒ(Montagu's Harrier)は夏季にヨーロッパ西部、アフリカ北西部から中央アジアにかけて繁殖し、冬季はアフリカやインドに渡り越冬する体長39~50cmのタカ科チュウヒ属の鳥で、体長45~55cmのハイイロチュウヒより一回り小さく、大雨覆先端が黒色のため、翼を広げると翼中央に黒帯が出るのが特徴だそうです。

スペイン南部の草原地帯で目にしたヒメハイイロチュウヒのオス。

ヒメハイイロチュウヒ15

ヒメハイイロチュウヒ24

翼下面に黒帯が出るのも本種の特徴のようです。

ヒメハイイロチュウヒ25

ヒメハイイロチュウヒ7

ヒメハイイロチュウヒ9

フェンス脇の枯れ木にとまったヒメハイイロチュウヒ。翼の黒帯が印象的です。

ヒメハイイロチュウヒ17

比較的近くで見ると、虹彩はハイイロチュウヒと同じく黄色であることが分かります。

ヒメハイイロチュウヒ18

ヒメハイイロチュウヒ19

ヒメハイイロチュウヒ21

今日はヨーロッパでは夏鳥のヒメハイイロチュウヒをご紹介しましたが、ヒメハイイロチュウヒは以前から一度は見てみたいと思っていただけに、初めて目にした時には夢中でシャッターを押していました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヒマワリにやって来たカワラヒワ

スペインシリーズの途中ですが、今日はヒマワリにやって来たカワラヒワをご紹介します。

カワラヒワ(Grey-capped Greenfinch)はシベリア東部、中国北東部、朝鮮半島、日本からベトナム中部にかけて分布する体長14.5~16cmのアトリ科カワラヒワ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、日本には①北海道南部から九州にかけて繁殖する亜種カワラヒワ(Chloris sinica minor)のほか、②小笠原群島に留鳥として分布する亜種オガサワラカワラヒワ(Chloris sinica kittlitzi )、③カムチャッカ半島から千島列島、北海道北東部で繁殖し、冬季は中国南東部、日本、台湾などに渡り越冬する亜種オオカワラヒワ(Chloris sinica kawarahiba)の3亜種が知られています。

山梨クラインガルテンのヒマワリにやって来た亜種カワラヒワ。右側の個体は頭部から体下面が淡色で、胸から腹にかけ暗褐色の縦斑が見られることから幼鳥と思われます。

名称未設定 (5 - 12)

やはりアトリ科の鳥、植物の種が主食であり、中でも栄養価に富んだヒマワリの種は大好物で、この時期しっかり実ったヒマワリの種を啄んでいました。

名称未設定 (6 - 12)

名称未設定 (3 - 12)

名称未設定 (9 - 12)

名称未設定 (10 - 12)

名称未設定 (11 - 12)

今日はヒマワリの種にやって来たカワラヒワをご紹介しましたが、群生するヒマワリの開花時期にはかなりの幅があるため、カワラヒワにとっては当分の間、ご馳走にありつけそうです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヨーロッパチュウヒ

スペインシリーズの続きで、今日はヨーロッパチュウヒをご紹介します。

ヨーロッパチュウヒ(Western Marsh Harrier)はヨーロッパ、中東から中央アジアにかけてとアフリカ北西部で繁殖し、冬季はヨーロッパ南部、アフリカ、南アジアに渡り越冬するタカ科チュウヒ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれてり、今回目にしたのはヨーロッパ、中東から中央アジアにかけて繁殖する基亜種Circus aeruginosus aeruginosusと思われます。なお、日本では迷鳥として1989年に山口県で幼鳥1羽の記録があるのみという珍鳥でもあります。

そんな日本では珍鳥のヨーロッパチュウヒですが、ヨーロッパでは普通種であり、今回訪れたスペイン南部の草原地帯ではごく普通に見ることができました。

獲物を探して草原の上を低空飛翔するヨーロッパチュウヒ。成鳥のオスは頭から背、雨覆の一部が褐色で、風切、一部雨覆、尾が灰白色、初列風切が黒色ですが、この個体は全体的に色が鈍く、尾羽にも褐色みが残ることから、オスの若い個体と思われます。

ヨーロッパチュウヒ17

ヨーロッパチュウヒ1

ヨーロッパチュウヒ2

ヨーロッパチュウヒ3

ヨーロッパチュウヒ4

こちらは全身濃褐色で、頭頂、翼前縁、胸の一部が淡褐色で、尾羽が赤茶色であることからメスと思われます。

ヨーロッパチュウヒ19

ヨーロッパチュウヒ20

ヨーロッパチュウヒ22

ヨーロッパチュウヒ23

今日はヨーロッパでは普通種のヨーロッパチュウヒをご紹介しましたが、以前訪れたインドでは成鳥のオスを見ていますので、ご参考までにその時のブログをご紹介します。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-1198.html


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

チュウヒワシ

スペインシリーズの続きで、今日はチュウヒワシをご紹介します。

チュウヒワシ(Short-toed Snake Eagle)は夏季にヨーロッパ南西部から中央アジア、中国北西部、インドにかけてと小スンダ列島で繁殖し、冬季はアフリカとアジア南部から東南アジアに渡り越冬する体長62~69cmのタカ科チュウヒワシ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ南西部から中央アジア、中国北西部、インドにかけて繁殖している基亜種Circaetus gallicus gallicusと思われます。

スペイン南部の草原地帯で目にしたチュウヒワシ。この個体は頭部が暗褐色で、白色の体下面には黒褐色のはっきりとした斑が見られることから成鳥と思われます。

チュウヒワシ3

チュウヒワシ2

チュウヒワシ1

こちらは頭部が白く、前胸部に暗褐色の斑があるチュウヒワシの幼鳥。

チュウヒワシ5

チュウヒワシ7

こちらは頭部から体下面がほぼ真っ白なタイプの幼鳥。

チュウヒワシ9

チュウヒワシ11

チュウヒワシ12

チュウヒワシ13

チュウヒワシ14

今日はスペイン南部の草原地帯で目にしたチュウヒワシの成鳥と幼鳥(2タイプ)をご紹介しましたが、本種は英名からも分かるように、食性はヘビ類を専門にしており、大きな頭に、金色の目、ヘビを殺すのに適した短い足趾を持っているのが特徴で、和名はヘビを獲るためにチュウヒのように草原でホバリングするところから名付けられたと思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヒメクマタカ暗色型

昨日の続きで、今日はヒメクマタカ(Booted Eagle)の暗色型をご紹介します。

スペイン南部の山岳部で目にしたヒメクマタカ暗色型。頭部は茶褐色で、背以下の体上面は暗褐色で、翼と尾基部には淡褐色の斑があるのが特徴です。

ヒメクマタカ3

翼の両側基部に白斑があるのも暗色型の特徴のようです。

ヒメクマタカ4

ヒメクマタカ5

ヒメクマタカ6

全体的に体下面は暗褐色ですが、風切と尾羽は淡褐色をしています。

ヒメクマタカ7

ヒメクマタカ9

ヒメクマタカ10

昨日の白色型に続き、今日は暗色型のヒメクマタカをご紹介しましたが、白色型、暗色型ともにそれぞれバリエーションがあるようで、よく似たヨーロッパチュウヒやハチクマのメスなどとの識別にも注意が必要のようです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ヒメクマタカ白色型

スペインシリーズの続きで、今日はヒメクマタカの白色型をご紹介します。

ヒメクマタカ(Booted Eagle)はヨーロッパ南西部、アフリカ北西部から中央アジア、インド北部にかけてとアフリカ南部で繁殖し、冬季はアフリカやアジア南部に渡り越冬する体長42~51cmのタカ科ケアシクマタカ属の鳥で、白色型と暗色型の2タイプの存在が知られており、脚は厚く羽毛に覆われており、英名は「ブーツをはいたワシ」から来ているようです。

イベリア半島最南端のタリファ岬で目にした白色型のヒメクマタカ成鳥。アフリカ大陸から渡ってきた直後であり、疲れ切って口を開けていました。

ヒメクマタカ26

ヒメクマタカ27

こちらはスペイン南部の山岳地帯で目にした同じく白色型。頭部から背は茶褐色で、黒褐色の翼には一部白色斑が見られます。

ヒメクマタカ31

黒色の風切を除き、体下面は灰白色であり、下から見ると白黒のコントラストが鮮やかです・・・

ヒメクマタカ28

その後、獲物を探しているのか、下方を見ながらゆっくり旋回していました。

ヒメクマタカ41

ヒメクマタカ42

ヒメクマタカ44

ヒメクマタカ43

ヒメクマタカ25

今日は今回のツアーで比較的多く見られたヒメクマタカの白色型をご紹介しましたが、春の渡りの時期には先述のシロエリハゲワシ同様、アフリカ大陸から相当数が渡って来るようです・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ボネリークマタカ

スペインシリーズの続きで、今日はボネリークマタカをご紹介します。

ボネリークマタカ(Bonelli's Eagle)はアフリカ北部、ヨーロッパ南部から中国南部、インドシナ、小スンダ列島にかけて分布する体長55~65cmのタカ科イヌワシ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはアフリカ北部、ヨーロッパ南部から中国南部、インドシナにかけて分布する基亜種Aquila fasciata fasciataで、上面は黒褐色ですが、背のあたりが白く、灰色の体下面には胸から腹にかけて縦斑があるのが特徴です。

遠くで旋回していたボネリークマタカの成鳥。

ボネリークマタカ9

ボネリークマタカ8

その後、ぐんぐんとこちらに近づいてきました・・・

ボネリークマタカ2

ボネリークマタカ3

ボネリークマタカ4

ボネリークマタカ6

こちらは、その後、2羽で飛んでいたボネリークマタカ。下の個体は何やら獲物を持っているようです。

ボネリークマタカ13

ボネリークマタカ14

ボネリークマタカ15

今日はヨーロッパから中国南部、東南アジアにかけて分布するボネリークマタカをご紹介しましたが、本種は以前はヒメクマタカと同じケアシクマタカ属に分類されていましたが、その後イヌワシ属に変更になったようで、和名は旧属名のクマタカの名前がそのまま残ったものと思われます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

ニシカタシロワシ

スペインシリーズの続きで、今日はニシカタシロワシをご紹介します。

ニシカタシロワシ(Spanish Imperial Eagle)はスペイン、ポルトガル、モロッコ分布する体長72~85cmのタカ科イヌワシ属の鳥で、かっては日本でも迷鳥として記録のあるカタシロワシ(Eastern Imperial Eagle)の亜種とされていましたが、その後、分類が見直され、現在は別種として分類されています。

スペイン南部の山岳地帯で目にしたニシカタシロワシの成鳥。全身ほぼ黒褐色で、頭上から後頸、側頸は黄白色で、和名のように肩羽の一部が白色なのが特徴です。

ニシカタシロワシ10

尾羽内側が白っぽいのも特徴の一つです。

ニシカタシロワシ11

ニシカタシロワシ13

ニシカタシロワシ14

その後、遠くの木の中に消えていきましたが・・・

ニシカタシロワシ16

よく見ると営巣しているようで、抱卵のため入れ替わったのか、しばらくすると1羽が飛び出していきました。(左側の巣の中の個体は先ほどの個体でしょうか?)

ニシカタシロワシ17

こちらは巣の中の親鳥を大きくトリミング。

ニシカタシロワシ20

こちらは飛び出していった親鳥を大きくトリミング。

ニシカタシロワシ19

こちらは別の場所で目にした背と雨覆、腰のあたりがバフ色で幼鳥と思われる個体です。

ニシカタシロワシ4

ニシカタシロワシ5

ニシカタシロワシ6

今日はイベリア半島とモロッコだけに分布するニシカタシロワシをご紹介しましたが、本種はこのように限られたエリアにしか分布していないため、ヨーロッパのバーダーにとっても大変人気があるようでした・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

クロハゲワシ

スペインシリーズの続きで、今日は同じくハゲワシの仲間、クロハゲワシをご紹介します。

クロハゲワシ(Cinereous Vulture)はヨーロッパ南部から中央アジア、パキスタン、インドにかけて繁殖し、一部の個体は冬季、アフリカ北部、インド、中国、東南アジアに渡り越冬する体長100~115cmのタカ科クロハゲワシ属に分類される鳥で、日本では迷鳥として、北海道、南千島、本州、佐渡、四国、九州、対馬、先島諸島で記録があり、日本で記録されたワシタカ類中最大で、全身黒褐色の羽毛で覆われ、頸部は襟巻き状の羽毛で覆われています。また、頭部には羽毛がなく灰色の皮膚が露出しているほか、嘴は太く、鉤状になり先端部が黒いのが特徴です。

山岳地帯の上空を悠然と飛んでいたクロハゲワシの成鳥。(幼鳥は頭部も黒色)

クロハゲワシ8

クロハゲワシ7

獲物を探しているのか、顔を下に向け悠然とソアリングしていたクロハゲワシ。

クロハゲワシ15

クロハゲワシ16

こちらは別の場所で目にしたクロハゲワシ。

クロハゲワシ5

昨日に続き、同じくハゲワシの仲間、クロハゲワシをご紹介しましたが、日本で記録されたワシタカ類中最大で、先日のシロエリハゲワシより更に一回り大きく、大空を悠然と飛翔する姿は見るからに迫力があります・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

エジプトハゲワシの飛翔

昨日の続きで、今日はスペイン南部の山岳地帯の上空を飛翔していたエジプトハゲワシ(Egyptian Vulture)をご紹介します。

岩山の上空を飛翔するエジプトハゲワシの成鳥。体上面は白色で風切部分だけ黒色なのがよく分かります。

エジプトハゲワシ20

細くて黄色い嘴の先端は黒色です。

エジプトハゲワシ21

エジプトハゲワシ17

下面から見たところ。黒い風切部分を除き体全体が白色で、尾が楔形なのもよく分かります。

エジプトハゲワシ19

エジプトハゲワシ15

今日は岩山の上空を飛翔するエジプトハゲワシの成鳥をご紹介しましたが、翼を広げると白と黒のコントラストが鮮やかで、羽根を休めている時に比べより魅力的に見えます・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

エジプトハゲワシのペア

スペインシリーズの続きで、今日は同じく山岳地帯で目にしたエジプトハゲワシのペアをご紹介します。

エジプトハゲワシ(Egyptian Vulture)はアフリカ西部からヨーロッパ南部、中東、インドにかけて分布する体長55~65cmのタカ科エジプトハゲワシ属の鳥で、本種のみでエジプトハゲワシ属を形成しており、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはアフリカ西部からヨーロッパ南部、中東にかけて分布する基亜種Neophron percnopterus percnopterusと思われます。

山岳地帯の岩壁で目にしたエジプトハゲワシのペア(左がオスで、右はメス)。雌雄ほぼ同色で、全身が白い体羽で覆われ、眼や嘴の周囲、喉には羽毛がなく黄色い皮膚が露出しているほか、後頭部から頸部にかけて、冠羽や襟巻き状の羽毛が発達しています。

エジプトハゲワシ5

突然、左のオスがメスに近づき交尾行動を始めました・・・

エジプトハゲワシ7

エジプトハゲワシ9

エジプトハゲワシ11

交尾を終え、飛び出していくオス。

エジプトハゲワシ13

今日はまさに繁殖活動に入ろうとするエジプトハゲワシ(基亜種Neophron percnopterus percnopterus)のペアをご紹介しましたが、ご参考までに、以前インドで目にしたネパールからインド北部にかけて分布する別亜種Neophron percnopterus ginginianusの記事をご紹介します・・・

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-1204.html


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

シロエリハゲワシの飛翔

昨日の続きで、今日は同じくスペイン南部の山岳地帯で優雅に飛翔していたシロエリハゲワシ(Griffon Vulture)をご紹介します。

山岳地帯で優雅に飛び交っている猛禽たちを上から観察しようということで、山の上方にある展望台に行きました。そして、そこから眼下を優雅にソアリング(滑翔)するシロエリハゲワシをじっくりと撮影してきました。

この山の下方で繁殖しているようで、眼下をゆったりとソアリングしていたシロエリハゲワシ。

シロエリハゲワシ49

シロエリハゲワシ107

シロエリハゲワシ108

時々、このようにこちらに向かってくる個体もいます。

シロエリハゲワシ105

シロエリハゲワシ106

シロエリハゲワシ103

シロエリハゲワシ104

近づいてくるとファインダーに入れるのが難しくなってきます・・・

シロエリハゲワシ110

今日は眼下を優雅にソアリングするシロエリハゲワシをご紹介しましたが、このような大型猛禽が上昇気流に乗り、ゆったりとソアリングする様は何とも迫力があります・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

シロエリハゲワシのコロニー

少し前になりますが、春の渡りのシーズンにスペイン南部と北アフリカのモロッコに行ってきましたので、今日からしばらくの間、当地で目にした鳥たちをご紹介します。

最初は今回のツアーで最もよく目にしたシロエリハゲワシです。

シロエリハゲワシ(Griffon Vulture)は南ヨーロッパ、北アフリカから中央アジア、インド北部にかけての山岳地帯に分布する体長95~110cmのタカ科Gyps属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのは南ヨーロッパ、北アフリカから中央アジアにかけて分布する基亜種Gyps fulvus fulvusと思われます。なお、和名は白い襟状の羽毛を持つことから名付けられています。

スペイン南部の山岳地帯でコロニーを作っていたシロエリハゲワシ。さすが大型の猛禽、迫力満点です。

シロエリハゲワシ75

シロエリハゲワシ73

シロエリハゲワシ74

シロエリハゲワシ71

シロエリハゲワシ72

シロエリハゲワシ54

シロエリハゲワシ67

シロエリハゲワシ69

今日は南ヨーロッパ、北アフリカから中央アジアにかけて分布するシロエリハゲワシの基亜種Gyps fulvus fulvusをご紹介しましたが、シロエリハゲワシはこの写真のように山岳地帯の岩壁にコロニーを作って繁殖活動を営んでおり、今回訪れたいくつかの場所で同じような光景を目にすることができました・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

エナガの幼鳥

昨日の続きで、今日は同じく山の水場にやって来たエナガの幼鳥をご紹介します。

エナガ(Long-tailed Tit)はユーラシア大陸の中緯度地方を中心にヨーロッパから中央アジア、日本まで広く分布する体長約14cmのエナガ科エナガ属の鳥で、分布域により17亜種に分かれており、そのうち日本では①ヨーロッパ北部・東部からシベリア東部、朝鮮半島、北海道にかけて分布する亜種コウライシマエナガ(シマエナガ)、②本州に分布する亜種エナガ、③四国と九州に分布する亜種キュウシュウエナガ、④朝鮮半島、対馬に分布するチョウセンエナガの4亜種が分布するとされていますが、頭部全体が真っ白なシマエナガを除き、他の3亜種は形態的な差異はほとんどないと言われています。

山の水場に群れでやって来た亜種エナガの幼鳥。幼鳥は顔が黒褐色で、眼瞼は赤く、背の両側と肩羽は褐色みが強いのが特徴です。

エナガ9

エナガ8

エナガ2

エナガ13

エナガ7

水浴びをする亜種エナガの幼鳥。

エナガ4

エナガ11

今日は山の水場にやって来た亜種エナガの幼鳥をご紹介しましたが、エナガはエナガ団子とも言われるように、気温が低い時期には、集団で体を寄せ合うようにする習性がありますが、今回、エナガ団子というほどではありませんでしたが、仲良く枝にとまっていたのが印象的でした・・・


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

水場のミソサザイ

昨日の続きで、今日は同じく山の水場で目にしたミソサザイをご紹介します。

ミソサザイ(Eurasian Wren)はヨーロッパ、アフリカ北部、西アジア、中央アジアからロシア極東部、東南アジア北部、中国、台湾、朝鮮半島、日本にかけて繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南方へ渡るとされる体長10~11cmのミソサザイ科ミソサザイ属の鳥で、IOC(国際鳥類学会議)の分類によれば、全部で28亜種に分かれており、そのうち日本では千島列島南部、樺太、日本に分布する亜種ミソサザイ(Troglodytes troglodytes fumigatus)のほか、伊豆諸島に分布する亜種モスケミソサザイ(Troglodytes troglodytes mosukei)、屋久島、種子島に分布する亜種Troglodytes troglodytes ogawae、 シベリア南東部、中国北東部、朝鮮半島、対馬に分布する亜種Troglodytes troglodytes dauricusの4亜種の存在が知られています。

水場近くに現れた亜種ミソサザイ。全身濃褐色で、全身に細かい小さな白斑があり、背から体上面、雨覆、風切、尾、体下部には黒褐色の横斑が見られます。

ミソサザイ1

ミソサザイ13

ミソサザイは尾羽をよく立てることで知られていますが、この個体も例外でなく、尾羽を立てながら餌を探して動き回っていました。

ミソサザイ3

ミソサザイ6

ミソサザイ5

ミソサザイ7

ミソサザイ8

ミソサザイ9

今日は山の水場で目にした亜種ミソサザイをご紹介しましたが、4亜種の野外での識別は困難ということですが、その中で亜種モスケミソサザイについては成鳥でも口角が橙褐色で、亜種ミソサザイより濃い焦げ茶色という特徴があり、比較的識別しやすいと思われます。ご参考までに、以前三宅島で目にした亜種モスケミソサザイの記事をご紹介します。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-1775.html


ご訪問ありがとうございました。

鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリックいただけると励みになります。
  ↓ ↓

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

プロフィール

shumishan

Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


   ↑ ↑
鳥写真ブログランキングに参加しています。応援クリック宜しくお願いします。  

カレンダー
07 | 2018/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
カテゴリ
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる