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ニシイワツバメ

スペインシリーズの続きで、今日は日本でも記録のあるニシイワツバメをご紹介します。

ニシイワツバメ(Common House Martin)はヨーロッパからユーラシア大陸北部一帯で繁殖し、冬季はアフリカ、東南アジアにわたり越冬する体長13.5~15cmのツバメ科Delichon属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ南部、アフリカ北部からアジア中南部にかけて繁殖し、冬季、アフリカ、南西アジアに渡り越冬する亜種Delichon urbicum meridionaleと思われます。

スペイン南部の聖地で目にしたニシイワツバメ。巣作り真っ最中のようで、道路わきの水溜まりで巣材の泥を盛んに口に咥えていました。日本に夏鳥としてやってくるイワツバメに比べ、紺色の光沢が強く、腰の羽軸、腮以下の体下面も白色なのが特徴です。

ニシイワツバメ3

ニシイワツバメ4

ニシイワツバメ5

ニシイワツバメ8

ニシイワツバメ9

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ニシイワツバメ2

日本では稀な旅鳥として渡来するニシイワツバメですが、日本に渡来する亜種ニシイワツバメ(Delichon urbicum lagopodum)に比べ、本亜種や基亜種Delichon urbicum urbicum(ヨーロッパ北部、西部、中部からシベリア西部にかけて分布)は尾の切れ込みがより深く、上尾筒はやや光沢のある黒色をしているそうです・・・


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チャイロツバメ

スペインシリーズの続きで、今日はチャイロツバメをご紹介します。

チャイロツバメ(Eurasian Crag Martin)は地中海沿岸から南アジア、モンゴル、中国東部にかけて繁殖し、冬季、アフリカ北部、インドに渡って越冬する体長14~15cmのツバメ科チャイロツバメ属の鳥で、日本で見られるショウドウツバメにも似ていますが、腮からの体下面は淡い灰褐色で、尾羽に白斑がある点が大きく異なります。

スペイン南部の山岳地帯で目にしたチャイロツバメ。ずんぐりした体形ですが、素早い動きで飛び回っていました。

チャイロツバメ2

眼下を飛んでいたチャイロツバメ。上から見ると尾羽の白斑をはっきり見ることができます。

チャイロツバメ3

チャイロツバメ4

チャイロツバメ5

チャイロツバメ7

チャイロツバメ8

チャイロツバメ9

今日はスペイン南部の山岳地帯で目にしたチャイロツバメをご紹介しましたが、日本では2008年に山口県見島での観察情報があるようですが、目録掲載の根拠となる出版物がないため、日本鳥類目録改訂第7版では検討種扱いとなっています・・・


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ヨーロッパアマツバメ

スペインシリーズの続きで、今日はヨーロッパアマツバメをご紹介します。

ヨーロッパアマツバメ(Common Swift)はヨーロッパ、アフリカ北部からシベリア中部、中央アジア、中国北部にかけて繁殖し、冬季は南アフリカに渡り越冬する体長17~18cmのアマツバメ科アマツバメ属の鳥で、2亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ西部、アフリカ北部からシベリア中部にかけて分布する基亜種Apus apus apusと思われます。なお、日本では亜種Apus apus pekinensisと思われる個体が迷鳥として2002年に与那国島で記録され、その後も4例確認されたほか、舳倉島でも記録があるようです。

スペイン南部の市街地上空を飛んでいたヨーロッパアマツバメ。全身ほぼ黒褐色で喉はわずかに白っぽく、尾はアマツバメよりもやや長く深い燕尾である点が特徴です。

ヨーロッパアマツバメ1

ヨーロッパアマツバメ3

ヨーロッパアマツバメ6

ヨーロッパアマツバメ7

ヨーロッパアマツバメ8

昨日に続き、同じくアマツバメ科アマツバメ属のヨーロッパアマツバメを紹介しましたが、本種は昨日ご紹介したシロハラアマツバメ同様、長期間にわたり飛び続けることが知られており、スウェーデン・ルンド大学の研究チームによれば、ヨーロッパアマツバメ13羽の背部に超小型データ記録装置を取り付け、飛行状況や加速度、位置情報などを収集した結果、繁殖地を出発し次の繁殖期に戻ってくるまでの10ヵ月間、多くの個体は一度も着地しなかったとのことです。このような特徴はアマツバメ科の鳥に共通しているようで、日本にも夏鳥としてやってくるアマツバメやハリオアマツバメなども普段の生活のほとんどを空中で行い、飛びながら睡眠することもできるようです。アマツバメの仲間がどうしてこのような生活様態をとるようになったのかは不思議ですが、飛ぶことに特化した結果、翼が長くなりすぎ、平らな場所にいると翼がつかえて飛び立てなくなってしまうためと考えられているようです・・・


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シロハラアマツバメ

スペインシリーズの続きで、今日はシロハラアマツバメをご紹介します。

シロハラアマツバメ(Alpine Swift)はヨーロッパ南部、アフリカから中東、インド西部、スリランカで繁殖し、ヨーロッパから中東の個体は冬季、アフリカ中部から南部に渡り越冬する体長20~23cmのアマツバメ科アマツバメ属の鳥で、全部で10亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ南部から中東で繁殖し、冬季、アフリカ中部から南部に渡り越冬する基亜種シロハラアマツバメ(Tachymarptis melba melba)と思われます。

スペイン南部の山岳地帯で目にしたシロハラアマツバメ。英名は山岳地帯の崖などで繁殖することから、また、和名は喉と胸から腹が白いことから名付けられています。

シロハラアマツバメ1

シロハラアマツバメ2

シロハラアマツバメ3

シロハラアマツバメ4

真上を横切っていったシロハラアマツバメ。

シロハラアマツバメ5

今日は主に山岳地帯で繁殖するシロハラアマツバメをご紹介しましたが、本種に所在地と生態活動レベルが計測できるGPSデータロガーという記録計を装着し、そこに蓄積されたデータを解析した結果、約200日間(6ヵ月以上)、一度も陸上や水面などに降りないで飛び続けたという恐るべき研究データがあり、にわかには信じがたい話ではありますが、食事や睡眠も飛びながら行っていると考えざるを得なく、体の構造もこのような生活様式に合わせ、独自の進化をとげているものと思われます・・・


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アオジもやって来てくれました

今日もお散歩カメラを携えて、自宅近くの小さな森を散歩しましたが、そこでは今季初のアオジを目にすることができました。

アオジ(Black-faced Bunting)は夏季に中国、ロシア南東部、朝鮮半島北部で繁殖し、冬季になると中国南部、台湾、インドシナ半島などへ南下し越冬する体長約16cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本では、①南樺太、千島列島、日本で繁殖する亜種アオジ(Emberiza spodocephala personata)が留鳥または漂鳥として北海道から本州中部に生息し、本州中部以南では主に冬鳥として見られるほか、②少数ながら基亜種シベリアアオジ(Emberiza spodocephala spodocephala)が旅鳥または冬鳥として主に日本海側や九州に飛来することが知られています。

そんな亜種アオジですが、今年も自宅近くの小さな森にやって来てくれました。こちらは頭部から顔が暗緑灰色の冬羽のオス。(夏羽のオスは英名のように顔がもっと黒い)

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こちらは頭側線、過眼線、頬線が暗褐色で、頭央線、眉斑、頬側線が淡黄色の冬羽のメス。

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今日は当地では冬鳥のアオジをご紹介しましたが、先日のジョウビタキをはじめ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリなど、日を追うごとに冬鳥たちが入り始めており、この先どんな鳥たちが入ってくるのか楽しみの日々が続きます・・・


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増えてきたハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ

今日は地元の貯水池に越冬のため渡来しているハジロカイツブリとカンムリカイツブリをご紹介します。

ハジロカイツブリ(Black-necked Grebe)はヨーロッパ、アフリカ、東アジア、北アメリカ中部、南アメリカ北東部等で繁殖し、非繁殖期には海上や温暖な地域へ移動する体長31cmのカイツブリ科カンムリカイツブリ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本にはヨーロッパ、東アジアに分布する基亜種Podiceps nigricollis nigricollisが冬鳥として全国の湖沼や沿岸に渡来することが知られています。

そんなハジロカイツブリですが、寒さとともに渡来数も増えてきており、今日は11羽の群れが水に潜って獲物を獲っていました。

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大きくトリミングしてみました。冬羽では頭部からの上面は黒く、顔の白黒の境界は不明瞭で、胸は汚白色で体下面が白いのが特徴です。

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そして、こちらも渡来数が増えてきたカンムリカイツブリです。

カンムリカイツブリ(Great crested Gebe)はアフリカ大陸の一部、ユーラシア大陸の中部以南、オーストラリア、ニュージーランドなどに分布する体長56cmのカイツブリかカンムリカイツブリ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本にはユーラシア大陸の中部以南に分布する基亜種Podiceps cristatus cristatusが主に冬鳥として九州以北に渡来し、青森県、茨城県、滋賀県では少数が繁殖しているようです。

近くで水に潜って獲物を獲っていた冬羽のカンムリカイツブリ。冬羽では顔の飾り羽がなくなり、冠羽も短くなり、顔からの体下面は白く、額からの上面が黒いのが特徴です。

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今日は寒さとともに渡来数が増えてきたハジロカイツブリとカンムリカイツブリをご紹介しましたが、冬の到来とともにさらに数を増やし、最盛期にはそれぞれ数十羽、数百羽に増えてくるものと思われます・・・


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カワラバト(原種)

スペインシリーズの続きで、今日はカワラバト(原種)をご紹介します。

カワラバト(Rock Dove)はヨーロッパ、アフリカ中北部から中東、ヒマラヤ、中央アジア、南アジアにかけて分布する体長30~35cmのハト科カワラバト属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ中西部、アフリカ北部から中央アジアにかけて分布する基亜種Columba livia liviaと思われます。なお、本種は英名のように岩場を主な繁殖場所としており、市街地近くで見かけるものはすべて本種をもとに作出された家禽が再び野生化したドバトと思われます。

スペイン南部の山岳地帯で目にしたカワラバト。家禽が再び野生化したドバトに比べると、体全体は青灰色で、頸部は緑色と紫色の金属光沢があり、雨覆の黒灰色の斑がはっきりとした2本の翼帯となって見えます。

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カワラバト3

カワラバト4

今日はスペインの山岳地帯で目にしたカワラバトの原種をご紹介しましたが、これら原種は山岳地帯のごく限られた場所にしか生息していないようで、このような貴重な原種がこの先絶えることがないよう祈りたいものです・・・


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今日もいましたノゴマのオス

天気の良い日は12,000歩/日(うち速歩40分)を目標に散歩を続けていますが、今日もお散歩カメラを携え自宅近くを散歩しましたが、昨日目にしたノゴマ(Siberian Rubythroat)のオスを再び目にすることができました。

貯水池に到着直後、目にしたノゴマのオス。

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シモツケの細枝にとまっていましたが・・・

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羽根を広げて、その下の更に細い枝に飛び移りました。

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昨日に続き、今日も地元に立ち寄ったノゴマのオスをご紹介しましたが、渡り鳥が立ち寄ったり、冬鳥が入ってくるこの時期は平凡な散歩を楽しくさせてくれます・・・


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ノゴマのオス

先日、地元に立ち寄ってくれたのはノゴマ(Siberian Rubythroat)のメスでしたが、その後、オスも追いかけるように立ち寄ってくれましたので、今日はそんなノゴマをご紹介します。

散歩の途中、地元の貯水池堰堤で目にしたノゴマのオス。今回目にしたのは大雨覆が幼羽であることから第1回冬羽と思われます。

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腮から喉にかけての美しいルビー色が何とも印象的です。

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足が長いのもノゴマの特徴です。

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先日のメスの続き、今日はノゴマのオスをご紹介しましたが、当地を通過するノゴマはカムチャッカ半島、千島列島、北海道などで繁殖する亜種Calliope calliope camtschatkensisとされており、この後、東南アジアやフィリピンなどに向け渡っていくものと思われます・・・


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冬鳥到来・・・ジョウビタキ

スペインシリーズの途中ですが、今日はクラインガルテン近くを散歩中目にした今季初の冬鳥、ジョウビタキをご紹介します。

ジョウビタキ(Daurian Redstart)はシベリア、モンゴル、ヒマラヤ東部から中国、朝鮮半島で繁殖し、冬季、中国南東部、日本からインドシナにかけて越冬する体長約14cmのヒタキ科ジョウビタキ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本にはシベリア、モンゴルから中国北東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季、中国南東部、日本などで越冬する基亜種ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus auroreus)が全国各地にやって来ます。

そんなジョウビタキのオズですが、まだやって来て間がないのか、警戒心が強いようで遠くの枝にとまり、あまり近くには来てくれません。

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同じ個体。光線の加減でしょうか? キビタキみたいに黄色っぽく写りこんでしまいました。

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こちらはジョウビタキのメス。こちらも高木の枝にとまり、下には降りてきてくれませんでした。

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今日は、山梨クラインガルテンで朝の散歩の途中目にしたジョウビタキをご紹介しましたが、冬鳥の中でもジョウビタキは最も早く渡来する小鳥として知られており、このジョウビタキを皮切りに、この先いつもの常連たちが次々にやって来てくれることと思います・・・


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コキジバト

スペインシリーズの続きで、今日はコキジバトをご紹介します。

コキジバト(European Turtle Dove)はヨーロッパ、アフリカ北西部から中東、シベリア西部、中国西部にかけて繁殖し、冬季はアフリカに渡り越冬するする体長25~27cmのハト科キジバト属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ、マデイラ諸島、カナリア諸島からシベリア西部にかけて繁殖する基亜種Streptopelia turtur turturと思われます。

スペイン南部の農耕地付近で目にしたコキジバト。日本で普通に見られるキジバト(Oriental Turtle Dove)によく似ていますが、体長は一回り小さく(キジバトは体長30~35cm)、胸は淡いピンク色を帯び、風切、雨覆には幅広い橙褐色の羽縁が見られるのが特徴です。

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今日はユーラシアの西部に分布するコキジバトをご紹介しましたが、ユーラシアの東部に分布するキジバトとは形態的にも極めてよく似ており、恐らくは元は同じ種だったものが、別々のエリアで独自の進化を遂げたものと思われます・・・


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渡り途中のオオムシクイ?

昨日の続きで、今日は渡りの途中、地元に立ち寄ったオオムシクイと思われる個体をご紹介します。

オオムシクイ(Kamchatka Leaf Warbler)は夏鳥として北海道の知床半島や千島列島、サハリン、カムチャッカで繁殖し、冬季、インドネシアなどに渡り越冬する体長10~13cmのムシクイ科ムシクイ属の鳥で、日本では渡りの時期に全国各地に旅鳥として飛来し、個体数は多いとされています。以前はメボソムシクイとして分類され、現在はそれぞれ別種として分類されているメボソムシクイ(Japanese Leaf Warbler)、オオムシクイ、コムシクイ(Arctic Warbler)は外見での野外識別は困難とされていますが、声による識別は有効で、オオムシクイの囀りは「ジジロ、ジジロ」「チチロ、チチロ」と3拍子で、地鳴きは「ジッ」「ジジッ」と大きな声で鳴くのが特徴とされています。

渡りの途中、昨日のノゴマと同じ貯水池堰堤で目にしたオオムシクイと思われる個体。鳴き声がしないため識別は困難ですが、メボソムシクイの渡りは8月下旬~9月初旬頃が最も多く、オオムシクイはそれより遅い9月中旬~10月中旬と言われていますので、時期から考えるとオオムシクイの可能性が高いと思われます。

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この個体は全身が黄色みが強く、羽衣もフレッシュに見えることから第1回冬羽と思われます。

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今日は渡りの途中、地元に立ち寄ったオオムシクイと思われる個体をご紹介しましたが、よく似たメボソムシクイやコムシクイとの識別は鳴き声以外では極めて困難とされており、今回の個体も鳴き声が聞かれなかったため、渡りの時期から推定したものであり、メボソムシクイの可能性も否定できないことを申し添えておきます・・・


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渡り途中のノゴマ

スペインシリーズの途中ですが、今日は渡りの途中、地元に立ち寄ってくれたノゴマをご紹介します。

ノゴマ(Siberian Rubythroat)は夏季にシベリア、モンゴル北部、中国、ロシア、北朝鮮、韓国、日本でなどで繁殖し、冬季は東南アジア、フィリピンなどで越冬する体長15~16cmのヒタキ科ノゴマ属の鳥ですが、分布域により3亜種に分かれており、そのうち日本にやって来るのは、カムチャッカ半島、千島列島、北海道などで繁殖し、冬季は東南アジアやフィリピンなどで越冬する亜種Calliope calliope camtschatkensisとされています。

散歩の途中、地元の貯水池堰堤で目にしたノゴマのメス。オスは英名のごとく腮から喉の部分が美しいルビー色をしていますが、メスは白色または淡褐色なのが特徴で、今回目にしたのは大雨覆が幼羽であることから第1回冬羽と思われます。

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やはりヒタキ科の鳥、時折このように尾羽を立ててサービスしてくれます。

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従来の分類では、コマドリ、アカヒゲ、オガワコマドリ、コルリ、シマゴマなどと同じくLuscinia属(ノゴマ属)として分類されていたノゴマですが、現在、IOC(国際鳥類学会議)ではノゴマはCalliope属(ノゴマ属)に、コマドリ、アカヒゲ、コルリ、シマゴマなどはLarvivora属(コマドリ属)に、オガワコマドリはLuscinia属(サヨナキドリ属)として分類しており、日本鳥類目録次期改訂版ではこれらについても分類の見直しが行われるものと思われます・・・


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ヒゲホオジロ

スペインシリーズの続きで、今日はヒゲホオジロをご紹介します。

ヒゲホオジロ(Rock Bunting)はヨーロッパ中南部、アフリカ北西部から中東、中央アジア、チベット、ネパールにかけて分布する体長15~16.5cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、分布域により6亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ中南部からバルカン半島、トルコ北部、アフリカ北西部に分布する基亜種Emberiza cia ciaと思われます。

スペイン南部の岩山で目にしたヒゲホオジロ。頭側線、過眼線、そしてヒゲのように見える頬線がはっきりしており、和名はヒゲのように見える頬線から、英名は岩山のような場所で繁殖することから名付けられたものと思われます。

ヒゲホオジロ1

ヒゲホオジロ2

ヒゲホオジロ3

正面から見ると、歌舞伎役者の隈取(くまどり)のようにも見えます・・・
  
ヒゲホオジロ5

ヒゲホオジロ7

今日は山岳地帯の岩山で繁殖するヒゲホオジロをご紹介しましたが、昨日ご紹介したハタホオジロは農耕地を主な繁殖地としており、このように同じホオジロ属の鳥たちも実に巧みに棲み分けを行っているようです・・・


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ハタホオジロ

スペインシリーズの続きで、今日はハタホオジロをご紹介します。

ハタホオジロ(Corn Bunting)はアフリカ北西部、カナリア諸島、ヨーロッパから中東、中国北西部にかけて分布する体長16~19cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはアフリカ北西部、カナリア諸島、ヨーロッパからトルコ、コーカサス、イラン北部にかけて分布する基亜種Emberiza calandra calandraと思われます。

スペイン南部の草原で目にしたハタホオジロ。見た目にはあまり特徴のない鳥ですが、赤みを帯びた嘴は太くがっしりしており、尾羽には白色部分がないのが特徴です。

ハタホオジロ1

ハタホオジロ3

ハタホオジロ5

ハタホオジロ4

ハタホオジロ6

ハタホオジロ7

こちらは農耕地の有刺鉄線にとまったハタホオジロ。

ハタホオジロ8

ハタホオジロ9

今日はヨーロッパの農耕地では比較的よく見られるハタホオジロをご紹介しましたが、このちょっと変わった名前の由来について調べてみましたが、残念ながら分かる資料がありませんでした。そこで、英名はトウモロコシ畑でよく見かけるホオジロから、和名は畑でよく見られるホオジロということから名付けられたのではないかと勝手にこじつけましたが、どなたかご存知の方、ご教示いただけると嬉しいです・・・


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ノドグロアオジ

スペインシリーズの続きで、今日はノドグロアオジをご紹介します。

ノドグロアオジ(Cirl Bunting)はヨーロッパ南部とアフリカ北西部に分布する体長15~16.5cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、顔と体下面は黄色で、オスでは和名のように喉に黒色斑があるのが特徴です。

スペイン南部の海岸線で目にしたノドグロアオジのオス。逆光のため鮮明な画像ではありませんが、何とかその特徴である喉の黒色斑を確認することができます。

ノドグロアオジ1

ノドグロアオジ3

ノドグロアオジ4

ノドグロアオジ5

ノドグロアオジ6

今日はヨーロッパ南部とアフリカ北西部にだけ分布するノドグロアオジをご紹介しましたが、今までご紹介したスペインスズメ(Spanish Sparrow)やムジホシムクドリ(Spotless Starling)などと同様、同じヨーロッパでも南部とアフリカ北部など限られたエリアにだけ分布する鳥たちが多いことに驚かされます・・・


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スペインスズメ

スペインシリーズの続きで、今日は今回のツアーで会いたかった鳥の一つ、スペインスズメをご紹介します。

スペインスズメ(Spanish Sparrow)はイベリア半島、アフリカ北西部からトルコ、中東、カザフスタン、中国西部、アフガニスタンにかけて分布する体長14~16cmのIスズメ科スズメ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはイベリア半島、アフリカ北西部からトルコ西部、大西洋東部の島に分布する基亜種Passer hispaniolensis hispaniolensisで、オスでは頭部は赤茶色で、顔は白く、腮、喉が黒色で、胸と脇に黒色の縦斑があるのが特徴です。

スペイン南部の草地で盛んに草の実を啄んでいたスペインスズメ。顔が白く、喉から胸にかけて黒斑があるのがオス。メスはイエスズメ(House Sparrow)のメスと酷似しており、野外での識別は難しいとされています。

スペインスズメ2

スペインスズメ1

その後、飛び出し・・・

スペインスズメ5

スペインスズメ6

近くの枝にとまりました。

スペインスズメ7

スペインスズメ8

スペインスズメ9

今日はイベリア半島、アフリカ北西部からトルコ、中東、カザフスタン、中国西部、アフガニスタンにかけての比較的狭いエリアに分布するスペインスズメをご紹介しましたが、本種の生息エリアは同じスペインでもイエスズメが生息するような市街地ではなく、自然が残る郊外であり、ここでもうまく棲み分けをしているようです・・・


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ムジホシムクドリ

スペインシリーズの続きで、今日はムジホシムクドリをご紹介します。

ムジホシムクドリ(Spotless Starling)はヨーロッパ南西部とアフリカ北部だけに分布する体長19~22cmのムクドリ科ホシムクドリ属の鳥で、名前のように全身金属光沢のある黒色で、ホシムクドリに見られるような星をちりばめたような小さな斑がないのが特徴です。

スペイン南部の羊の放牧地で目にしたムジホシムクドリ。おびただしい数の群がヒツジの周りに集まっていました。

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ホシムクドリと同じく、夏羽では嘴が黄色くなっています。

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水路で水浴びをしていたムジホシムクドリ。

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ロッジの前庭で目にしたムジホシムクドリ。

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ムジホシムクドリ4

今日はヨーロッパ南西部とアフリカ北部だけに分布するムジホシムクドリをご紹介しましたが、同じ仲間で、日本にも冬鳥として渡来するホシムクドリは当該エリアを除くヨーロッパからアジア中南部にかけて繁殖(当該エリアでは冬鳥)しており、ある意味、うまく棲み分けしていることに驚かされます・・・


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タンシキバシリ

スペインシリーズの続きで、今日はタンシキバシリをご紹介します。

タンシキバシリ(Short-toed Treecreeper)はヨーロッパ中南部、アフリカ北西部に分布する体長12~13.5cmのキバシリ科キバシリ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはスペイン南東部からトルコに至るヨーロッパ中南部に分布する
基亜種Certhia brachydactyla brachydactylaと思われます。

スペイン南部の森で目にしたタンシキバシリ。日本で見られるキバシリに比べ、嘴が長く、足の爪が短く、腹部が茶色みを帯び、羽の模様がはっきりしているなどの特徴があるようです。

タンシキバシリ2

タンシキバシリ4

タンシキバシリ5

タンシキバシリ6

タンシキバシリ7

タンシキバシリ8

今日はヨーロッパ中南部、アフリカ北西部に分布するタンシキバシリをご紹介しましたが、ユーラシアに広く分布するキバシリとタンシキバシリの分布域はほとんど重なっておらず、当該エリアにおいて独自の進化を遂げたものと思われます・・・


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アオガラ、エナガ

スペインシリーズの続きで、今日はアオガラとエナガをご紹介します。

最初は日本人にも大変人気のあるアオガラです。

アオガラ(Eurasian Blue Tit)はヨーロッパから中東、アジア北部にかけて分布する体長10.5~12cmのシジュウカラ科Cyanistes属の鳥で、分布域により9亜種に分類されており、今回目にしたのはイベリア半島、コルシカ島、サルデーニヤ島に分布する亜種Cyanistes caeruleus ogliastraeと思われます。なお、従来、アオガラ(Blue Tit)はユーラシアに分布するEurasian Blue Titとアフリカに分布するテネリフェアオガラ(African Blue Tit)を含めてアオガラとされていましたが、現在はそれぞれ別種として分類されています。

スペイン南部で目にしたアオガラ(亜種Cyanistes caeruleus ogliastrae)。以前モンゴルで撮影した同属のルリガラ(Azure Tit)ともよく似ていますが、背、肩羽、胸、腹が黄色みを帯びているほか、頭頂も青色をしており、頭頂、胸、腹が白色で、背、肩羽が灰色のルリガラとはやはりちょっと異なります。

アオガラ1

アオガラは動きが速くなかなかじっとしてくれません・・・

アオガラ3

アオガラ4

アオガラ5

次は日本でもお馴染みのエナガです。

エナガ(Long-tailed Tit)はユーラシア大陸の中緯度地方を中心にヨーロッパから中央アジア、日本まで広く分布する体長約14cmのエナガ科エナガ属の鳥で、分布域により17亜種に分かれており、今回目にしたのはスペイン南部、ポルトガル、コルシカ島に分布する亜種Aegithalos caudatus irbiiと思われます。

スペイン南部の森で目にしたエナガ(亜種Aegithalos caudatus irbii)。背は灰色で顔、喉には暗色の縦斑があり、胸から腹にかけて淡い赤褐色をしているのが特徴のようで、本州で見られる亜種エナガ(Aegithalos caudatus trivirgatus)に比べると何となく汚れて見えます。

エナガ1

エナガ2

エナガ3

今日はアオガラとエナガをご紹介しましたが、今回、亜種を調べる中で、アフリカに分布するテネリフェアオガラが別種として分類されたことを知ったのは大きな収穫でした・・・


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ゴシキヒワ、ムネアカヒワ

スペインシリーズの続きで、今日はゴシキヒワとムネアカヒワをご紹介します。

最初はゴシキヒワです。

ゴシキヒワ(European Goldfinch)はヨーロッパ、北アフリカおよび中央アジアにかけて分布する体長12~13.5cmのアトリ科ヒワ属の鳥で、分布域により14亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ南西部からアフリカ北西部、カナリア諸島にかけて分布する亜種Carduelis carduelis parvaと思われます。なお、本種は日本では迷鳥として飛島、山形県、舳倉島で記録がありますが、日本には飼い鳥として多数輸入されているため、かご抜けの可能性も否定できないようです。また、オーストラリア南東部とニュージーランドではかご抜けした個体が帰化しているほか、世界各地で人為移入されているようです。

スペイン南部の草地で目にしたゴシキヒワ。顔の前半が赤く、後半は白色で、頭頂から襟、初列風切、尾は黒色。背、胸は褐色で、風切基部と外側大雨覆が黄色と、まさに和名のように五色の美しい羽衣を持っています。

ゴシキヒワ1

ゴシキヒワ2

ゴシキヒワ3

ゴシキヒワ4

ゴシキヒワ5

次はムネアカヒワです。

ムネアカヒワ(Common Linnet)はヨーロッパ、アフリカ北西部から中東、中央アジア、シベリア中南部、中国北西部にかけて分布する体長12.5~14cmのアトリ科Linaria属の鳥で、分布域により6亜種に分かれており、今回目にしたのはいイベリア半島、アフリカ北西部からイタリア、ギリシャ、地中海の島に分布する亜種Linaria cannabina mediterraneaと思われます。

スペイン南部の草地で目にしたムネアカヒワのオス。オスでは和名のように胸に赤みがあるのが特徴です。オスの成鳥夏羽では前頭部に赤みがあるとのことですが、この個体には赤みが見られないことから冬羽あるいは若い個体なのでしょうか?

ムネアカヒワ1

ムネアカヒワ3

今日は何れもアトリ科の鳥、ゴシキヒワとムネアカヒワをご紹介しましたが、中でもムネアカヒワは初見の鳥であり、今度はもう少しじっくり見てみたいものです・・・


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今年もやって来たノビタキ

今日は自宅近くをサイクリング中、偶然目にした渡り途中のノビタキをご紹介します。

従来、ノビタキ(Common Stonechat)はユーラシア大陸、アフリカで広く繁殖し、冬季はアフリカ北部、中近東、インド、東南アジアで越冬する体長約13cmのヒタキ科ノビタキ属の鳥として、分布域により全部で24亜種に分類されていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)では①ヨーロッパノビタキ(European Stonechat:2亜種)、②シベリアノビタキ(仮称)(Siberian Stonechat:5亜種)、③ニシノビタキ(African Stonechat:13亜種)、④ノビタキ(Stejneger's Stonechat:亜種なし)などに分離独立させており、日本にはシベリア南東部からモンゴル東部、中国北東部、朝鮮半島、日本で繁殖するノビタキ(Stejneger's Stonechat)が夏鳥として渡来し、繁殖を終えたあとは東南アジア(主にマレー半島)に渡り越冬することが知られています。

渡りの途中、自宅近くの貯水池の堰堤にやって来たノビタキ。この個体は顔の黒みが強いことから冬羽に換羽中のオスと思われます。

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こちらは別個体で、顔に黒みがあり、初列雨覆先端にバフ色の斑があることから第1回冬羽と思われます。

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こちらは上記個体より、顔の黒みは弱いですが、初列雨覆先端にバフ色の斑があることからやはり第1回冬羽と思われます。

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こちらは顔に黒みがなく、全体的に体色が淡く、初列雨覆先端にバフ色の斑があることから、メスの第1回冬羽でしょうか・・・

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今日は渡りの途中、自宅近くの貯水池にやって来たノビタキをご紹介しましたが、ノビタキは冬羽に換羽中の成鳥オスや第1回冬羽に換羽中の個体など全部で4羽確認できました。毎年この時期、当地を渡っていくノビタキですが、来年も元気な姿を見せてほしいものです・・・


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大きくなったキジの幼鳥

スペインシリーズの途中ですが、山梨クラインガルテン近くで繁殖しているキジの幼鳥をご紹介します。

日本の国鳥である日本産のキジは、日本鳥類目録改定第7版ではユーラシア大陸に分布するコウライキジ(英名:Common Pheasant、学名:Phasianus colchicus)の亜種として、4亜種(①東北地方・佐渡に生息するキジ、②本州・四国の大部分に生息するトウカイキジ、③紀伊半島などに局地的に生息するシマキジ、④主に九州に生息するキュウシュウキジ)が分類されていますが、現在、IOC(国際鳥類学会議)では従来のコウライキジ(英名:Common Pheasant、学名:Phasianus colchicus)から日本産の個体群(4亜種)を独立させ、キジ(英名:Green Pheasan、学名:Phasianus versicolor)として分離しています。

クラインガルテン近くの草地で餌を探しながら歩き回っていたキジの幼鳥と思われる2羽。10月のこの時期、幼鳥たちもずいぶん大きくなっており、見た目には成鳥と区別が付きにくくなっています。

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この日、キジは3羽で歩き回っていましたが、右側の個体は眼の下の白色部がはっきりしており、時折、他の2羽(オス、メス)を見守るような仕草をしていたことから成鳥のメスと思われます。

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今日はキジの幼鳥2羽と幼鳥を見守っていた成鳥メスと思われる個体をご紹介しましたが、10月のこの時期、幼鳥たちは成鳥と見分けが付かないほど大きく成長しており、識別には悩まされます・・・


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アオカワラヒワ

スペインシリーズの続きで、今日はアオカワラヒワをご紹介します。

アオカワラヒワ(European Greenfinch)はヨーロッパから中東、中央アジアにかけて分布する体長14~16cmのアトリ科カワラヒワ属の鳥で、分布域により10亜種に分かれており、今回目にしたのはスペイン南部からギリシャ西部にかけて繁殖する亜種Chloris chloris aurantiiventrisと思われます。

スペイン南部のロッジ近くで目にしたアオカワラヒワのオス。頭部から背、体下面は灰色みを帯びた黄緑色で、オスでは背が無地で、背に暗褐色の縦斑があるメスと識別することができます。

アオカワラヒワ1

アオカワラヒワ2

朝の光を浴びたアオカワラヒワのオス。

アオカワラヒワ4

アオカワラヒワ5

今日はヨーロッパのカワラヒワ、アオカワラヒワをご紹介しましたが、日本で見られるカワラヒワに比べ全身黄緑色が強く、頭部も黒色みがないため、全体的にすっきりとした印象があります・・・


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セリン

スペインシリーズの続きで、今日はセリンをご紹介します。

セリン(European Serin)はヨーロッパ中部・南部から北アフリカ、中東にかけて分布する体長11~12cmのアトリ科セリン属の鳥で、オスでは頭部から腹にかけて黄色で、胸から腹の脇には黒褐色の縦斑があるのが特徴です。

スペイン南部の山岳地帯で目にしたセリンのオス。頭部から腹にかけての黄色が実に色鮮やかです。

セリン10

セリン11

セリン12

セリン13

セリン14

こちらはスぺイン南部の草地で目にしたセリンのメス。オスに比べて黄色みが淡く、腮から胸にかけて黒褐色の縦斑が見られます。

セリン1

セリン2

セリン3

セリン4

今日はヨーロッパ中部・南部から北アフリカ、中東にかけて分布するセリンをご紹介しましたが、同じセリン属の仲間には飼鳥として人気のあるカナリア(Atlantic Canary)もおり、そういう目で見るとカナリアにも大変よく似ていることに気付きます・・・


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ズアオアトリ(亜種 africana)

昨日の続きで、今日はアフリカ・モロッコで目にしたズアオアトリをご紹介します。

ズアオアトリ(Common Chaffinch)は分布域により15亜種に分かれていることは昨日ご紹介したとおりですが、今日はアフリカ・モロッコからチュニジア北西部にかけて繁殖する亜種Fringilla coelebs africanaについてご紹介します。

モロッコの草地で目にしたズアオアトリ(亜種F.c.africana)のオス。額が黒色なのは基亜種と同じですが、頭部から顔、後頸、側頸全体が鮮やかな青灰色で、背が黄緑色である点が基亜種F.c.coelebsと大きく異なります。

ズアオアトリ19

ズアオアトリ20

ズアオアトリ21

ズアオアトリ23

ズアオアトリ1

こちらは別の場所で目にした亜種F.c.africanaのオス。

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ズアオアトリ18

その近くにいた亜種F.c.africanaのメス。メスについては亜種間の違いはあまり無いようです・・・

ズアオアトリ10

ズアオアトリ11

昨日に続き、今日はアフリカ・モロッコで目にしたズアオアトリの亜種Fringilla coelebs africanaをご紹介しましたが、一度のツアーで別亜種をそれぞれ見ることができたのは大変ラッキーでした・・・


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ズアオアトリ(ヨーロッパ亜種)

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日はスペインで目にしたズアオアトリをご紹介します。

ズアオアトリ(Common Chaffinch)はヨーロッパ全域とロシア西部、トルコ、シリア、イラン西部、アフリカ西北部、カナリア諸島などで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季にアフリカ北部、中央アジア、ロシア西南部などに渡って越冬する体長14~16cmのアトリ科アトリ属の鳥で、分布域により全部で15亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパから中央アジア、トルコ、コーカサス、イランにかけて分布する基亜種Fringilla coelebs coelebsと思われます。なお、日本では迷鳥として1990年に北海道利尻島で1羽の記録があるのみという珍鳥です。

スペイン南部の山岳地帯で目にしたズアオアトリのオス。額は黒色で、頭上から後頸、側頸にかけての青灰色が鮮やかです。

ズアオアトリ5

ズアオアトリ6

ズアオアトリ7

ズアオアトリ8

ズアオアトリ27

こちらは別の場所で目にしたズアオアトリのオス。あまり警戒心が強くないようで、間近で撮ることができました。

ズアオアトリ26

ズアオアトリ25

今日は日本でも迷鳥として1990年に北海道利尻島で1羽の記録があるズアオアトリをご紹介しましたが、日本で記録された亜種は今回目にした個体と同じ基亜種ズアオアトリ(Fringilla coelebs coelebs)だそうで、そういう意味では親しみを感じさせてくれます・・・


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ズアカモズ

スペインシリーズの続きで、今日はズアカモズをご紹介します。

ズアカモズ(Woodchat Shrike)はヨーロッパ中南部、アフリカ北部から地中海沿岸、キプロス、トルコ南部、イランにかけて繁殖し、冬季、アフリカに渡り越冬する体長17~19cmのモズ科モズ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ中南部、アフリカ北部で繁殖し、冬季アフリカ中西部で越冬する基亜種Lanius senator senatorと思われます。

スペイン南部の草原で目にしたズアカモズのオス。和名のように頭が赤褐色で、顔と背以下の体上面は黒色で、肩羽と初列雨覆には大きな白斑があり、体下面は白色なのが特徴です。

ズアカモズ4

ズアカモズ6

ズアカモズ7

こちらは別の場所で目にしたズアカモズ。この個体は顔と背以下の体上面の黒色みが淡いことからオスの若い個体と思われます。

ズアカモズ9

ズアカモズ10

今日はヨーロッパ中南部から地中海沿岸、アフリカ北部にかけて繁殖するズアカモズをご紹介しましたが、英名は開けた森や果樹園などを好んで生息することから命名しているようで、一方、和名は形態的な特徴から命名しており、洋の東西を問わず命名方法に決まったものはないようです・・・


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モリヒバリ

スペインシリーズの続きで、今日はモリヒバリをご紹介します。

モリヒバリ(Woodlark)はヨーロッパ西部、アフリカ北西部からロシア西部、ウクライナ、中東、トルクメニスタンにかけて分布する体長13.5~15cmのヒバリ科モリヒバリ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ南部、アフリカ北西部からイラン、トルクメニスタンにかけて分布する亜種Lullula arborea pallidaと思われます。

スペイン南部の草地で目にしたモリヒバリ。嘴は細く、頬には赤褐色斑があり、白く太い眉斑は頭の後ろで繋がっているのが特徴だそうです。

モリヒバリ1

尾羽が短いのも本種の特徴のようです。

モリヒバリ3

モリヒバリ2

モリヒバリ4

モリヒバリ5

モリヒバリ6

今日はヨーロッパでは比較的普通に見られるモリヒバリをご紹介しましたが、本種は名前からも想像できるように、開けた森、特に砂地の松林を好んで繁殖するそうで、一般に草原で繁殖する他のヒバリ類とは少しばかり繁殖形態が異なっているようです・・・


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台風の贈り物・・・コシジロウミツバメ

スペインシリーズの途中ですが、今日は台風24号の翌日、自宅近くの貯水池で目にしたコシジロウミツバメをご紹介します。

コシジロウミツバメ(Leach's Storm Petrel)は夏季に千島列島、アリューシャン列島、北アメリカ西岸、北ヨーロッパ、コマンドル諸島(メキシコ西部)などで繁殖し、非繁殖期は太平洋、大西洋に広く分布する体長21cmのウミツバメ科オーストンウミツバメ属の海鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回当地にやって来たのは千島列島、アリューシャン列島、北アメリカ西岸、北ヨーロッパなどで繁殖する基亜種コシジロウミツバメ(Oceanodroma leucorhoa leucorhoa)と思われます。

台風の贈り物がないかと思いながら自宅近くの貯水池を散歩しましたが、幸運にも普段内陸ではめったに見ることのできないコシジロウミツバメを目にすることができました。お散歩カメラでしたので鮮明な写真ではありませんが、当地では比較的珍しいためご紹介することとしました。台風で体力を消耗したのか、水上で休んでいたコシジロウミツバメ。全身黒褐色ですが、和名のごとく上尾筒と下尾筒側部が白く、長い翼の上面には淡褐色の逆ハの字の翼帯があるのが特徴です。

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しばらく水に浮かんでじっとしていましたが、トビがやって来たため突然飛び出しました。

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背後から見ると、白色の上尾筒と、翼上面の淡褐色の逆ハの字の翼帯を確認することができます。

20181001-DSC08690-2.jpg

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横から見ると、下尾筒側部の白色部も確認することができます。

20181001-DSC08717-2.jpg

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日本では北海道大黒島・友知島、岩手県日出島・三貫島などで繁殖し、冬季には太平洋沿岸でも少数見ることができるコシジロウミツバメですが、内陸部ではこのような台風の後、稀に見ることができる貴重な鳥でもあります。今回、幸運にもそんな台風の贈り物に出会うことができましたが、欲を言えば、お散歩用カメラでなく、もう少ししっかりした機材だったらと悔やまれます・・・


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Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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