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今年の締めはシメ

今年もいよいよ最後の日を迎えましたが、今年一年、稚拙なブログにお付き合いいただきありがとうございました。
今年最後にご紹介するのは、一年の締めということでシメ(Hawfinch)です。

ユーラシア大陸中部域に広く分布(6亜種)し、日本ではカムチャッカ半島、サハリン、千島列島、日本で繁殖する亜種シメ(Coccothraustes coccothraustes japonicus)が本州の中部以北で繁殖するほか、冬鳥として本州以南に渡来することが知られていますが、今年はことのほか個体数が多いようで、行く先々で目にすることができました。

こちらは高原の森で目にしたシメ。全体的に体色が淡く、眼先が灰黒色で、次列風切の外縁が灰白色であることからメスの冬羽と思われます。

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シメというちょっと変わった和名の由来ですが、これは「チッ」「ツィ」「シー」と聞こえる地鳴きから「シ」で、「メ」はスズメ、カモメの「メ」と同じ、鳥を意味する接尾語が一緒になって名付けられたとされており、「締め」とは関係ありませんでした・・・

それでは皆さま、良いお年をお迎えください!!


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餌を探して歩き回っていたカケス

昨日の続きで、今日は同じく高原の森で目にしたカケス(Eurasian Jay)をご紹介します。

先日は目の前の灌木にとまったカケスをご紹介しましたが、今日は水が抜かれた高原の池にやって来たカケスです。最初は池の畔のブッシュにとまっていましたが・・・

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そのうち、水が抜かれた池に降り立ち、何やら餌を探して歩き回っていました。積雪のないこの時期はまだ虫などが捕れるのでしょうか・・・

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頭頂は白く、黒色の縦斑があり、目先から顎線が黒色で、雨覆の一部、次列風切の基部には青、黒、白色の横斑があり、とてもカラスの仲間とは思えないカラフルな色合いです。

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食性は雑食で、昆虫類を中心に果実や種子、時には他の小鳥の雛を食べることもあるカケスですが、冬季は動物食の確保が難しく木の実が主食となるそうで、秋にカシ、ナラ、クリなどの実を地面や樹皮の間など一定の場所に蓄え、冬場はそれらの実を食べて冬を越すと言われています。なお、このような貯食行動は鳥では同じカラス科のハシボソガラスやオナガ、他にもヤマガラやコガラ、ゴジュウカラなどで見られるほか、動物ではリスやネズミなどでも同様の行動が見られるようです・・・


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今季初のベニマシコ

フィリピンシリーズの途中ですが、今日は高原の森で目にした今季初のベニマシコをご紹介します。

ベニマシコ(Long-tailed Rosefinch)はロシアから中国、、北朝鮮、韓国、日本、モンゴル、カザフスタン、チベットにかけて分布する体長約15cmのアトリ科オオマシコ属(以前はベニマシコ属)の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、日本ではサハリン、千島列島、北海道、青森県下北半島で繁殖する亜種ベニマシコ(Carpodacus sibiricus sanguinolentus)が夏鳥として渡来し、冬季は本州以南へ渡り越冬することが知られています。

高原の池の畔に姿を見せたベニマシコのオス冬羽。夏羽に比べると全体的に赤色みが薄くバフ色がかっています。この時、梢にはメスもいましたが、すぐに飛んでしまい撮影は叶いませんでした。

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今日は高原の森で目にした今季初のベニマシコをご紹介しましたが、これからしばらくの間、この赤い鳥を楽しめそうです・・・


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チョウショウバト

フィリピンシリーズの続きで、今日はチョウショウバトをご紹介します。

チョウショウバト(Zebra Dove)はタイ南部、マレーシア、シンガポールから、インドネシアのスマトラ島、ジャワ島、バリ島などの島々に自然分布する体長約21cmのハト科チョウショウバト属の小型のハトですが、近年、かご抜けあるいは意図的な放鳥により、タイ中部、ラオス、ボルネオ島、スラウェシ島、ハワイ、ニューカレドニアなど、広い範囲で見ることができるようで、今回フィリピンで目にしたのもかご抜けあるいは意図的な放鳥により分布を広げたものではないかと思われます。

セブ島から船で2時間ほどのボホール島のホテル中庭で目にしたチョウショウバト。上面は褐色みのある灰色で黒の縞模様があり、下面は桃色みを帯び、頸、胸、腹の両側に黒い縞があるのが特徴で、顔は青灰色で目の周りに青い皮膚が裸出しています。

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朝陽を浴び、全身褐色に見えるチョウショウバト。

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今日は愛らしい小型のハト、チョウショウバトをご紹介しましたが、その名前の由来は、英名は上面の縞模様がシマウマに似ていることからと思われますが、聞き慣れない和名は漢字では「長嘯鳩」(長くうなるハトの意)となっていることから、断続的にクークーという調子で鳴く鳴き声から付けられたものと思われます・・・


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マダラナキサンショウクイ

フィリピンシリーズの続きで、今日はマダラナキサンショウクイをご紹介します。

マダラナキサンショウクイ(Pied Triller)はマレー半島からスマトラ、ジャワ、ボルネオ、フィリピンにかけて分布する体長17~18cmのサンショウクイ科ナキサンショウクイ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはボルネオからフィリピンにかけて分布する基亜種Lalage nigra nigraと思われます。

セブ島から船で2時間ほどのところにあるボホール島のホテル中庭で目にしたマダラナキサンショウクイのオス。白色の体下面と黒色の上面の対比が鮮やかで、翼には名前のようにまだら状の白斑があるのが特徴です。(メスは上面が灰褐色)

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今日はマレー半島からスマトラ、ジャワ、ボルネオ、フィリピンにかけて分布するマダラナキサンショウクイをご紹介しましたが、この日本では記録のないナキサンショウクイの仲間はインドから東南アジア、オーストラリアにかけて分布しており、以前オーストラリアでもよく似たマミジロナキサンショウクイを目にしていますので、ご参考までにその時のブログをご紹介させていただきます。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-1656.html


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マレーシアセンニョムシクイ

フィリピンシリーズの続きで、今日はセブ島と陸続きのマクタン島からボートで15分ほどの小さな島、オランゴ島で目にしたマレーシアセンニョムシクイをご紹介します。

マレーシアセンニョムシクイ(Golden-bellied Gerygone)はマレー半島、ベトナム南部から大スンダ列島、小スンダ列島、スラウェシ、フィリピンにかけて分布する体長約10cmのトゲハシムシクイ科センニョムシクイ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはフィリピン西部、北部、中部に分布する亜種Gerygone sulphurea simplexと思われます。

オランゴ島の海岸線でマングローブの中を忙しく動き回っていたマレーシアセンニョムシクイ。頭部から体上面は灰褐色で、体下面は英名のように黄色なのが特徴のようです。

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今日はフィリピン・オランゴ島で目にしたトゲハシムシクイ科センニョムシクイ属のマレーシアセンニョムシクイをご紹介しましたが、この聞きなれないトゲハシムシクイ科は生物地理区でいうところのオーストラリア区に主に分布しており、同じオーストラリア区に分布するホウセキドリ科やミツスイ科と近縁であるようです・・・


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フィリピンムナオビオウギビタキ(仮称)

フィリピンシリーズの続きで、今日はフィリピンムナオビオウギビタキ(仮称)をご紹介します。

フィリピンムナオビオウギビタキ(仮称)(Philippine Pied Fantail)はかってはインドシナからマレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、バリ、フィリピンにかけて分布するオウギビタキ科オウギビタキ属のムナオビオウギビタキ(Malaysian Pied Fantail)の亜種として分類されていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)ではムナオビオウギビタキから分離させ、フィリピンの固有種として扱っており、本ブログもIOC分類に従い記載しています。

セブ島と陸続きのマクタン島からボートで15分ほどのところにある小さな島、オランゴ島で目にしたフィリピンムナオビオウギビタキ(仮称)。頭頂から顔にかけて黒色ではっきりとした白い眉斑があり、胸には太い帯状の斑があり、尾羽を扇状に広げることが和名の由来となっています。

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長い尾羽を垂直に立てたフィリピンムナオビオウギビタキ(仮称)。

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今日はムナオビオウギビタキから分離独立したフィリピンの固有種、フィリピンムナオビオウギビタキ(仮称)をご紹介しましたが、従来属していたムナオビオウギビタキ(Malaysian pied Fantail)とは遺伝子レベルでの差異から判断したものと思われますが、形態的には酷似しており、分布域を考えなければ見ただけでは識別困難と思われます・・・


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亜種カラアカモズ?

フィリピンシリーズの続きで、今日は亜種カラアカモズと思われる個体をご紹介します。

アカモズ(Brown Shrike)は夏季にシベリア、ロシア南東部、モンゴル、中国、、朝鮮半島、日本などで繁殖し、冬季になるとインドから中国南部、東南アジアにかけて越冬するモズ科モズ属の鳥で、分布域により4亜種(ウスアカモズ、カラアカモズ、シマアカモズ、アカモズ)に分かれており、今回目にしたのはその特徴から、シベリア中部・東部、モンゴル北部で繁殖し、冬季、インドからマレー半島に渡り越冬する亜種カラアカモズ(Lanius cristatus cristatus)と思われました。なお、日本では亜種アカモズが北海道、本州、四国で局所的に繁殖するほか、亜種シマアカモズが九州南部や南西諸島の一部で繁殖し、渡りの時期には日本海の島嶼、南西日本、南西諸島で多数通過するほか、亜種カラアカモズが稀な旅鳥として日本海の島嶼などで記録されています。

セブ島から船で2時間ほどのボホール島で目にした亜種カラアカモズのオスと思われる個体。本亜種のオスは頭部から背にかけて暗灰褐色で、胸以下の下面は橙褐色なのが特徴のようです。

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こちらはセブ島南部の山岳地帯で目にした亜種カラアカモズ・メスの第1回冬羽と思われる個体。

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今日はセブ島およびボホール島で目にした亜種カラアカモズと思われる個体をご紹介しましたが、フィリピンでは主に亜種シマアカモズ(Lanius cristatus lucionensis)が越冬するほか、亜種アカモズ(Lanius cristatus superciliosus)も渡りの時期に通過することが考えられるほか、亜種カラアカモズも台湾、フィリピン、ボルネオを経由して渡るとしている図鑑もあることから、今回の個体が亜種カラアカモズでもおかしくないと判断しました。どなたか詳しい情報をお持ちの方がおられましたらご教授いただけると幸いです・・・


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今季初のミコアイサ

今日は散歩の途中目にしたミコアイサをご紹介します。

ミコアイサ(Smew)はユーラシア大陸亜寒帯のタイガで繁殖し、冬季になるとヨーロッパ、黒海、カスピ海、インド北部、中国南部・東部などへ南下し越冬する体長約42cmのカモ科ミコアイサ属の鳥で、日本では冬季に九州以北に越冬のため飛来するほか、北海道では少数が繁殖することが知られています。

地元の貯水池に立ち寄ったミコアイサのメス。メスは頭部から後頸にかけてが褐色で、喉から頸部側面にかけては白色なのが特徴です。

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後頭に短い冠羽があるのもメスの特徴です。

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ハジロカイツブリ冬羽と一緒のミコアイサ。

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通称「パンダガモ」の愛称のあるミコアイサですが、これはオスの羽衣が一見「パンダ風」であることから名付けられていますが、異名に「イタチアイサ」や「キツネアイサ」というのがあります。これらはメスの褐色の頭部を見て付けられたもののようで、そんな目線で見ると確かにそんな風にも見えてきます・・・


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民家に現れたニホンザル

今日はダム湖からの帰り道に目にしたニホンザルをご紹介します。

ニホンザル(Japanese Macaque)は日本(本州、四国、九州および周辺の島嶼、屋久島)に分布する霊長目オナガザル科マカク属に属する日本の固有種で、ヒトを除いた霊長目の現生種では最も北まで分布することが知られています。

山麓の民家の庭先にやって来たニホンザル。この個体はこの直前まで庭にたわわに実った柿を食べていました。

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その近くの木で休んでいた別の個体。

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こちらは道路わきのフェンスで見張りをしていたニホンザル。ニホンザルは群れで行動しますが、その際、必ずこのような見張り役がいて、危険を知らせたりしています。

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今日は山麓の人里に姿を現したニホンザルをご紹介しましたが、人里近くには彼らの食料となる果実や野菜などが豊富にあり、近年は大胆不敵にもそんな場所に進出しているようです・・・


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増えてきたオシドリ

今日は寒さとともに増えてきたオシドリ(Mandarin Duck)をご紹介します。

先日もご紹介したダム湖のオシドリですが、このところの寒さのせいか数が増えてきたようで、ざっと200羽近くのオシドリたちが陸で休んだり、湖上で泳いだりしていました。

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この時期、オシドリたちにとっては恋の季節のようで、まだペアになっていないメスの周りには複数のオスたちがメスをめぐって盛んに牽制し合っていました。

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今日は寒さとともに数が増えてきたオシドリをご紹介しましたが、この先暖かくなるころまで私たちの目を楽しませてくれます・・・


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増えてきたカシラダカ

今日はクラインガルテン近くの林道で目にしたカシラダカをご紹介します。

カシラダカ(Rustic Bunting)はスカンジナビア半島からカムチャッカ半島までのユーラシア大陸高緯度地域とアリューシャン列島で繁殖し、冬季、中国東部から日本にかけて越冬する体長約15cmのホオジロ科ホオジロ属の鳥で、日本では冬鳥として九州以北に渡来することで知られています。

寒さとともに増えてきたカシラダカ。和名は頭頂に短い冠羽があるホオジロから名付けられていますが、英名のRusticは「シンプルで素朴」という意味のラテン語で、このシンプルな容姿から名付けられたのでしょうか・・・

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わずかに水のたまった地面に降りたカシラダカ。小さな水溜りでも彼らにとっては立派な水飲み場です・・・

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今日は林道で目にしたカシラダカをご紹介しましたが、冷え込みが厳しくなるこの時期、冬鳥たちも日に日にその数を増やしているようです・・・


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そっと姿を見せたミソサザイ

昨日の続きで、今日は同じく高原の森で目にしたミソサザイをご紹介します。

ミソサザイ(Eurasian Wren)はヨーロッパ、アフリカ北部、西アジア、中央アジアからロシア極東部、東南アジア北部、中国、台湾、朝鮮半島、日本にかけて繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南方へ渡り越冬する体長10~11cmのミソサザイ科ミソサザイ属の鳥で、分布域により全部で28亜種に分かれており、そのうち日本では千島列島南部、樺太、日本に分布する亜種ミソサザイ(Troglodytes troglodytes fumigatus)のほか、伊豆諸島に分布する亜種モスケミソサザイ(Troglodytes troglodytes mosukei)、屋久島、種子島に分布する亜種Troglodytes troglodytes ogawae、 シベリア南東部、中国北東部、朝鮮半島、対馬に分布する亜種Troglodytes troglodytes dauricusの4亜種の存在が知られています。

森の小さな流れにそっと姿を見せた亜種ミソサザイ。繁殖期には小さな体に似合わず、大きな声で美しい囀りを奏でてくれますが、冬のこの時期は鳴き声もなくひっそりと行動していました。

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森の中の崖地や大木の根元などにコケ類や獣毛等を使って壷型の巣を作るミソサザイですが、属名、種名のtroglodytesは「岩の割れ目に住むもの」を意味するそうで、まさにミソサザイの生態を言い得て妙の名前と感心させられます・・・


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ゴジュウカラ

昨日の続きで、今日は同じく高原の森で目にしたゴジュウカラをご紹介します。

ゴジュウカラ(Eurasian Nuthatch)は寒帯と山岳地帯を除くユーラシアに広く分布する体長約14cmのゴジュウカラ科ゴジュウカラ属の鳥で、分布域により21亜種に分かれており、生息地では基本的には留鳥で渡りは行わないとされています。日本には①亜種ゴジュウカラ(本州、隠岐、四国、九州北部)、②亜種シロハラゴジュウカラ(ロシア東部からシベリア、北海道に分布)、③亜種キュウシュウゴジュウカラ(九州南部)の3亜種が分布していますが、高地で繁殖した個体は冬季には低地に移動することが知られています。

マヒワを撮影しているとき、突然やって来た亜種ゴジュウカラ。

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側面から見ると、顔から胸にかけては白色ですが、脇から腹部、下尾筒は淡いレンガ色をしているのがよく分かります。

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今日は高原の森で目にした亜種ゴジュウカラをご紹介しましたが、ご参考までに以前、北海道で目にしたお腹の真っ白な亜種シロハラゴジュウカラのブログをご紹介します。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-480.html


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カケス

昨日の続きで、今日は同じく高原の森で目にしたカケスをご紹介します。

カケス(Eurasian Jay)はアフリカ大陸北部、ユーラシア大陸の中部から南部にかけて広く分布する体長32~35cmのカラス科カケス属の留鳥ですが、分布域により34亜種に分類されており、そのうち、日本では①本州、四国、九州、対馬に分布する亜種カケスのほか、②北海道に分布する亜種ミヤマカケス、③佐渡島に分布する亜種サドカケス、④屋久島に分布する亜種ヤクシマカケスの4亜種が分布していますが、亜種ミヤマカケスについては額から後頸、喉にかけて茶色で、見た目にもずいぶん違っていますが、亜種サドカケスと亜種ヤクシマカケスについては亜種カケスとの外見上の違いはほとんど分からないそうです。

突然、目の前の灌木にやって来たおじさん顔の亜種カケス。頭頂は白く、黒色の縦斑があり、目先から顎線が黒色で、初列雨覆、雨覆の一部、次列風切の基部には青、黒、白色の横斑があり、特に飛翔時にはよく目立ちます。

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今日は突然目の前に現れたカケスをご紹介しましたが、カケスは歌謡曲「別れの一本杉」に出てくる鳥でもあり、その独特の風貌と相まって、どことなく親しみがあります・・・


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アカゲラ

昨日の続きで、今日は同じく高原の森で目にしたアカゲラをご紹介します。

アカゲラ(Great spotted Woodpecker)はヨーロッパ、北アフリカの一部、ロシア、モンゴル、オホーツク、カムチャッカ半島、中国北東部、朝鮮半島、日本、ミャンマー、インドシナ半島北部に分布する体長約24cmのキツツキ科アカゲラ属の鳥で、最新の分類では実に24亜種に分類されており、日本では従来、①北海道に分布する亜種エゾアカゲラ、②本州、四国に分布する亜種アカゲラ、③シベリア西部から中国北東部、モンゴル北部に分布する亜種ハシブトアカゲラの3亜種の記録があるとされていましたが、最新のIOC分類では①亜種エゾアカゲラと②亜種アカゲラが一緒になり、Dendrocopos major japonicus(シベリア南東部から中国北東部、朝鮮半島、日本の北部、中部に分布)として統一されているようです。

突然目の前の灌木にやって来た後頭部が黒色の亜種アカゲラ(旧名称)のメス。

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近年の遺伝子解析の進歩に伴い野鳥の分類もどんどん変わっており、今回のアカゲラについてもIOC(国際鳥類学会議)分類では、亜種アカゲラと亜種エゾアカゲラが統一されており、今後、和名についても見直しが必要になってくるものと思われます・・・


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木の実にやって来たアオゲラ

昨日の続きで、今日は同じく高原の森で目にしたアオゲラをご紹介します。

アオゲラ(Japanese Green Woodpecker)は英名のように日本の本州から四国、九州にかけて分布する体長29~30cmのキツツキ科アオゲラ属の日本の固有種で、分布域により3亜種に分かれており、今回ご紹介するのは本州に分布する基亜種アオゲラです。
・アオゲラ(Picus awokera awokera)・・・本州に分布(まれに飛島、粟島、佐渡島、隠岐でも見られる)
・カゴシマアオゲラ(Picus awokera horii)・・・四国、九州に分布
・タネアオゲラ(Picus awokera takatsukasae)・・・種子島、屋久島に分布

たわわに実った黒い木の実を食べにやって来たアオゲラのオス。雌雄同色ですが、オスは額から後頭、顎線が赤く、メスは後頸、顎線の一部のみ赤いことで識別できます。

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食性は動物食傾向の強い雑食で、主に幹や枝で昆虫を採食するほか、地上ではアリなども採餌するアオゲラですが、寒さの増したこの時期は昆虫類も少なく、このような木の実にも積極的にやって来るようです。夏は昆虫、冬は木の実と、四季折々このように豊かな森が彼らの命を繋いでいます・・・


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トラツグミ

昨日の続きで、今日も同じく高原の森で目にした今季初のトラツグミをご紹介します。

トラツグミ(White's Thrush)はロシア中部からシベリア、モンゴル北部、朝鮮半島、サハリン、千島列島、日本にかけて繁殖し、冬季は東南アジア、フィリピン、中国東部に渡り越冬する体長約29.5cmのツグミ科トラツグミ属の鳥で、IOC(国際鳥類学会議)では現在2亜種に分けており、日本にはロシア南東部、朝鮮半島、サハリン、千島列島、日本で繁殖し、冬季は中国東部、日本で越冬する亜種トラツグミ(Zoothera aurea toratugumi)が留鳥または漂鳥として本州、四国、九州の低山から亜高山帯で繁殖するほか、北海道では夏鳥として渡来することが知られています。なお、IOCでは従来、トラツグミの亜種としていた奄美大島、加計呂島に分布する亜種オオトラツグミを別種オオトラツグミ(Amami Thrush)としているほか、西表島に分布する亜種コトラツグミをヒマラヤからスマトラ、ジャワにかけて分布するカッショクトラツグミ(Scaly Thrush)3亜種の中の亜種コトラツグミ(Zoothera dauma iriomotensis)としています。

草むらから突然飛び出し低い枝にとまったトラツグミ。自宅近くの里山では年が明けないとなかなか見られないトラツグミですが、標高の高い高原地帯では既にこの時期飛来しているようです・・・


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ミヤマホオジロ

昨日の続きで、今日は同じく高原の森にやって来たミヤマホオジロをご紹介します。

ミヤマホオジロ(Yellow-throated Bunting)は夏季にシベリア東部、中国や朝鮮半島などで繁殖し、冬季には中国南部や日本、台湾などへ南下し越冬する体長約15.5㎝のホオジロ科ホオジロ属の鳥で、分布域により2亜種に分類されており、日本にはシベリア東部、中国北東部、朝鮮半島などで繁殖する基亜種ミヤマホオジロ(Emberiza elegans elegans)が冬季に越冬のため渡来します。

目の前のブッシュに突然ペアでやって来たミヤマホオジロでしたが、残念ながらオスのほうは枝被りで撮影できず、かろうじて撮れたのはメスだけでした。メスは額から頭頂、頬が黒褐色で、オスに見られる鮮やかな黄色の眉斑や喉、胸の黒色斑はありませんが、冠羽だけはオス並みに立派です。

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今日は今季初めて目にしたミヤマホオジロをご紹介しましたが、次回は是非、黄色い冠羽と眉斑が美しいオスを撮りたいものです・・・


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アトリ

昨日の続きで、今日は同じく高原の森に今年もやって来たアトリをご紹介します。

アトリ(Brambling)はユーラシア大陸北部の亜寒帯で繁殖し、冬季は北アフリカ、ヨーロッパから中央アジア、中国、朝鮮半島、日本などに渡り越冬する体長約16cmのアトリ科アトリ属の鳥で、日本には冬鳥としてシベリア方面から渡来しますが、渡来する個体数は年による変化が大きいと言われています。

灌木で休んでいたアトリのオス冬羽。夏羽では黒色の頭部も冬羽でバフ色で、背も羽縁が橙褐色になります。

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こちらは頬から側頸が灰色で、黒褐色の頭側線が印象的な冬羽のメス。

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日本には冬鳥としてシベリア方面から渡来するアトリですが、主に日本海側の山形県から富山県辺りに飛来し、そこから日本各地に分散するそうで、渡来直後や繁殖地への渡去直前には数千羽から数万羽になる大群を作ることがあるようです・・・


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マヒワ

フィリピンシリーズの途中ですが、今日は冬の高原の森で目にしたマヒワをご紹介します。

マヒワ(Eurasian Siskin)は夏季に西ヨーロッパ、北ヨーロッパからロシア東部、中国北東部にかけて繁殖し、冬季はアフリカ大陸北部や中東、中国南部にかけて越冬する体長12~13cmのアトリ科Spinus属の鳥で、日本には冬季に越冬のため飛来するほか、北海道から本州中部では局地的に繁殖することが知られています。

灌木の中で休んでいたマヒワのオス。顔から胸以下の体下面、背以下の体上面は黄色で、額から頭頂、腮、翼、尾は黒く、大雨覆と三列風切の羽縁、風切、尾羽基部が黄色なのが特徴です。

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こちらは全体的に白っぽく、黄色みが少ないメス。頭頂から背、胸から脇には黒褐色の縦斑があるのもメスの特徴です。

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こちらはその近くの小さな流れで水を飲んでいたマヒワ。

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真ん中の白っぽい個体はメス。

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今日は高原の森に今年もやって来たマヒワをご紹介しましたが、マヒワは従来、ベニヒワやコベニヒワ、ゴシキヒワなどと同じくCarduelis属(マヒワ属)に属していましたが、現在マヒワやベニヒワ、コベニヒワはCarduelis属から分離し、マヒワはSpinus属に、ベニヒワとコベニヒワはAcanthis属(ベニヒワ属?)となっており、次期改訂版では属の見直しが行われるものと思われます・・・


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ミドリカラスモドキ

フィリピンシリーズの続きで、今日はミドリカラスモドキをご紹介します。

ミドリカラスモドキ(Asian Glossy Starling)はインド、バングラデシュ、ミャンマー、タイ、マレー半島からアンダマン諸島、ニコバル諸島、スマトラ、ジャワ、ボルネオ、スラウェシ、フィリピンなどにかけて分布する体長約20cmのムクドリ科カラスモドキ属の鳥で、分布域により13亜種に分かれており、今回目にしたのはスラウェシからフィリピンにかけて分布する基亜種Aplonis panayensis panayensisと思われます。

セブ島の港近くの公園で目にしたミドリカラスモドキの成鳥。雌雄同色であり、成鳥は和名のように全体が光沢のある緑色みを帯びた黒色で、虹彩が赤色なのが特徴です。

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一番上の個体は上面が褐色みを帯び、下面は白くて黒褐色の縦斑があることから若い個体と思われます。

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こちらはボホール島で目にしたミドリカラスモドキの成鳥。

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こちらは上面が褐色みを帯びた若い個体。

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今日はインドから東南アジアにかけて広く分布するミドリカラスモドキをご紹介しましたが、北太平洋のカロリン諸島、パラオ諸島、マリアナ諸島には虹彩こそ黄色ですが、よく似たカラスモドキ(Micronesian Starling)が分布していますので、ご参考までに以前サイパンで目にしたカラスモドキのブログを紹介させていただきます・・・

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-824.html


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モリツバメ

フィリピンシリーズの続きで、今日はモリツバメをご紹介します。

モリツバメ(White-breasted Woodswallow)はフィリピン、マレー半島、ジャワ、ボルネオ、スマトラ、ニューギニア、オーストラリア、フィジーに分布する体長約17cmのモリツバメ科の鳥で、上面は褐色みを帯びた灰黒色で、胸以下の体下面と腰から上尾筒は白く、嘴は太く青灰色なのが特徴です。なお本種は分布域により9亜種に分かれており、今回当地で目にしたのはフィリピンからボルネオにかけて分布する基亜種Artamus leucorynchus leucorynchusと思われます。

セブ島から船で2時間ほどのところにあるボホール島のホテル中庭で目にしたモリツバメ。ツバメの仲間にも似ていますが、全体に太めでずんぐりしています。

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モリツバメは空中で虫などをフライキャッチするのが得意なようで、蝶か蛾のようなものを咥えて戻ってきました。

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獲物を探しに飛び出していくモリツバメ。

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今日は日本でも迷鳥として過去4回記録のあるモリツバメをご紹介しましたが、日本で記録された亜種は帰国後調べた結果、今回目にした基亜種Artamus leucorynchus leucorynchusと同じであることが分かり、更に親しみを感じさせてくれました・・・


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ゴシキハナドリ

フィリピンシリーズの続きで、今日はフィリピンの固有種ゴシキハナドリをご紹介します。

ゴシキハナドリ(Red-keeled Flowerpecker)はフィリピンだけに分布するハナドリ科ハナドリ属のフィリピンの固有種で、暗藍色の体上面に対し、腮から下尾筒にかけて体下面は白色で、オスでは腹中央に鮮やかな赤色斑が鮮あるのが特徴です。

セブ島から船で2時間ぐらいのところにあるボホール島のホテル中庭で目にしたゴシキハナドリのオス成鳥。真っ白な腹に細長い赤色斑が実に鮮やかです。

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こちらは若い個体でしょうか?眼の周囲に白斑が見られるほか、腹の赤色斑も少し薄いようです・・・

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今日はハナドリ科のフィリピンの固有種ゴシキハナドリをご紹介しましたが、フィリピンにはほかにもハシナガハナドリ、キボウシハナドリ、 ニショクハナドリ、 ヨイロハナドリ、ネグロスハナドリ、ミンドロハナドリを含め全部で7種のハナドリ科の固有種が分布しており、さすが島国フィリピンの面目躍如といった感があります・・・


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キバラタイヨウチョウ

フィリピンシリーズの続きで、今日は東南アジアではポピュラーなキバラタイヨウチョウをご紹介します。

キバラタイヨウチョウ(Olive-backed Sunbird)は中国南部、東南アジアからオーストラリアかけて広く分布する体長11.5cmのタイヨウチョウ科Cinnyris 属の鳥で、分布域により全部で21亜種に分類されていますが、今回目にしたのはフィリピン北部のルソン島と西部・南西部の島々を除くフィリピン全土に分布する基亜種Cinnyris jugularis jugularisと思われます。

セブ島から船で2時間ほどのところにあるボホール島のホテル中庭で目にしたキバラタイヨウチョウのオス。オス・メスともに英名のように背はオリーブ褐色で、腹部は和名のように明るい黄色ですが、オスでは額、喉、上胸が金属光沢のある暗青色である点が異なります。

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こちらは地味系のメス。

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今日は東南アジアを代表するタイヨウチョウ科の鳥、キバラタイヨウチョウをご紹介しましたが、この花蜜を主食とするタイヨウチョウの仲間は、分類や系統は異なりますが、形態的には同じく花蜜を主食とするアメリカ大陸のハチドリやオーストラリアのミツスイの仲間とよく似ており、このような類似性は同じく系統の異なるツバメとアマツバメ、タカとハヤブサなどとの関係同様、生物学的収斂進化の結果と思われます・・・


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残し柿にやって来たオナガ

今日は散歩の途中目にしたオナガをご紹介します。

オナガ(Azure-winged Magpie)はシベリア東部、モンゴル、中国北部・中部・東部から朝鮮半島、日本にかけて分布する体長約37cmのカラス科オナガ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本には日本の固有亜種オナガ(Cyanopica cyanus japonica)が留鳥として本州中部以北に生息することが知られています。

現在、西日本ではほとんど見ることのできないオナガですが、東日本ではむしろ数を増やしているようで、自宅近くの市街地でもごく普通に見ることができます。そんなオナガですが、散歩の途中、残し柿を美味しそうに啄んでいる光景を目にしました。英名のごとく翼が明るい青色で、とてもカラスの仲間とは思えない美しさです。

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こちらにはまだ柿がたくさん残っていました・・・

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尾羽の先端に白斑があるのもオナガの特徴の一つです。

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今日は残し柿にやって来た日本の固有亜種オナガをご紹介しましたが、オナガはかってはイベリア半島に分布する亜種(尾羽の先端に白斑がない)が含まれていましたが、近年の遺伝子解析の結果、イベリア半島の亜種は別種とされ、現在はIberian Magpie(和名なし)として独立種となっています・・・


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増えてきたカンムリカイツブリ

昨日の続きで、今日は寒さとともに増えてきたカンムリカイツブリ(Great crested Gebe)をご紹介します。

日本にはユーラシア大陸の中部以南に分布する基亜種Podiceps cristatus cristatusが主に冬鳥として九州以北に渡来することが知られていますが、寒さとともにここ自宅近くの貯水池にも渡来数が増えてきました。

対岸の紅葉をバックに群れで泳いでいたカンムリカイツブリ。写真では一部しかご紹介できていませんが、渡来数はざっと見積もって300羽位にはなっていると思われます。

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少し近づいてきました・・

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少しトリミングしてみました・・・

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今日は寒さとともに渡来数が増えてきたカンムリカイツブリをご紹介しましたが、当貯水池は以前は草食性のカモ類が多数越冬することで知られていましたが、最近は周りの農地や草地が大幅に減少したためか越冬個体が大幅に減少しています。一方、動物食のカイツブリ類などは、当貯水池が多摩川から取水しており、食料となる小魚類は豊富なようで、大きく数を減らすことなく毎年数百羽ほど渡来し、私たちの目を楽しませてくれています・・・


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自宅近くの貯水池にやって来たカワアイサ

今日は散歩の途中、地元の貯水池で目にした今季初のカワアイサをご紹介します。

カワアイサ(Common Merganser)はユーラシア大陸中北部と北アメリカ北部で繁殖し、冬季はヨーロッパ、中央アジア、インド東部、中国東部、朝鮮半島、北アメリカ中部などに渡り越冬する体長約65cmのカモ科ウミアイサ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本にはユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季ユーラシア大陸南部で越冬する基亜種カワアイサ(Mergus merganser merganser)が冬鳥として九州以北に渡来し、北海道では留鳥として少数が繁殖することが知られています。またこれとは別に、中央アジアで繁殖する別亜種コカワアイサ(Mergus merganser orientalis)が北海道、神奈川県、福岡県で記録されているようです。

地元の貯水池にやって来た基亜種カワアイサのオス。頭部は緑色光沢のある黒色で冠羽はなく、背は黒色で、頸から脇、体下面は白く、嘴は赤みを帯び先端が黒く、虹彩は褐色なのが特徴です。

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遠くから見ると頸以下の白色が目立ちます・・・

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こちらはカワアイサの飛び出し。カワアイサは体が大きく重いため、飛び上がるまでの助走距離が長いようです。(後方は一緒に飛び出したホオジロガモのエクリプスあるいは幼鳥、メスの何れかと思われます)

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今日は自宅近くの貯水池にやってきた今季初のカワアイサをご紹介しましたが、当地には数日前から飛来しているようで、しばらく私たちの目を楽しませてくれそうです・・・


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シメもやって来ました

昨日の続きで、今日は散歩の途中目にしたシメをご紹介します。

シメ(Hawfinch)はヨーロッパ中部および南部からロシア南部を経て中国東北部、サハリン、カムチャツカ半島までのユーラシア大陸中部域に広く分布し、北方で繁殖した個体は冬季南方へ渡り越冬する体長約19cmのアトリ科シメ属の鳥で、全部で6亜種に分かれており、日本ではカムチャッカ半島、サハリン、千島列島、日本で繁殖する亜種シメ(Coccothraustes coccothraustes japonicus)が本州の中部以北で繁殖するほか、冬鳥として本州以南に渡来することが知られています。

そんなシメが今年も地元近くの森にやって来てくれました。高木の梢にとまったシメ。上面は見えませんが、頭部は淡茶褐色で、眼先が黒色であることからオスと思われます。

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尾羽を広げてくれました。尾羽下面は真っ白で、青空によく映えます・・・

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今日は今年も地元近くの森にやって来てくれたシメをご紹介しましたが、冬鳥としては決して珍しくはありませんが、いつもの常連たちが次々に姿を見せてくれるのは何とも嬉しいものです・・・


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シロハラも姿を見せてくれました

昨日に続き、同じく自宅近くの里山で目にした今季初のシロハラをご紹介します。

シロハラ(Pale Thrush)はロシア南東部から中国北東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季、日本や台湾、中国南東部で越冬する体長24~25cmのツグミ科ツグミ属の鳥で、日本ではほとんどが冬鳥で、本州以南の積雪のない低地で越冬しますが、西日本の山地では少数が繁殖していると考えられています。

谷戸の低い枝にとまったシロハラ。全身ほぼ灰褐色ですが、頭部が暗灰褐色であることからオスと思われます。

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日本鳥類目録改定第7版ではヒタキ科ツグミ属に分類されているシロハラですが、近年、IOC(国際鳥類学会議)ではヒタキ科の中のツグミ類をヒタキ科(Muscicapidae)から分離しツグミ科(Turdidae)としており、次期改訂版ではツグミ類全体の分類の見直しが行われるものと思われます・・・


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プロフィール

shumishan

Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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