クマタカ幼鳥の取り付き
昨日の続きで、今日は同じくクマタカ(Mountain Hawk-eagle)幼鳥の取り付きシーンをご紹介します。
対岸の山をバックに飛翔していたクマタカの幼鳥。


飛翔時には空気抵抗を減らすため、足を体に密着して飛翔するクマタカですが、そろそろ何処かに降りるのか、足を少し体から離し・・・

尾羽を開きながら体を立て、急ブレーキをかけ始めました・・・


枝につかまるため足を伸ばしました・・・


木に取り付く直前の幼鳥。足が太く逞しいですね・・・

今日はクマタカ幼鳥の取り付きシーンをご紹介しましたが、飛び出しシーンもいいものですが、このような取り付きのシーンも見ごたえがあります・・・
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対岸の山をバックに飛翔していたクマタカの幼鳥。


飛翔時には空気抵抗を減らすため、足を体に密着して飛翔するクマタカですが、そろそろ何処かに降りるのか、足を少し体から離し・・・

尾羽を開きながら体を立て、急ブレーキをかけ始めました・・・


枝につかまるため足を伸ばしました・・・


木に取り付く直前の幼鳥。足が太く逞しいですね・・・

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久し振りのクマタカ幼鳥
久し振りにクマタカ(Mountain Hawk-eagle)に会いたくなり、いつものポイントに向かいました。現地につくと遠くの稜線近くにとまっている幼鳥を発見。急いで機材を準備し撮影しました。
遠くの稜線近くにとまっていたクマタカの幼鳥。

近くにいる親鳥に餌をねだっているのか、大声で鳴いていました・・・


その後飛び出した幼鳥。





初めて姿を見てから4ヵ月ほど経ったクマタカ幼鳥ですが、行動範囲もかなり広くなったようで、対岸の山バックに飛び回っていましたが、まだ自分では十分な獲物は獲れないようで、今しばらくの間は親鳥へのおねだりは続きそうです・・・
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遠くの稜線近くにとまっていたクマタカの幼鳥。

近くにいる親鳥に餌をねだっているのか、大声で鳴いていました・・・


その後飛び出した幼鳥。





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渡り途中のアリスイ
昨日の続きで、今日は同じく自宅近くの貯水池で目にしたアリスイをご紹介します。
アリスイ(Eurasian Wryneck)はヨーロッパから極東アジアの中緯度地域で繁殖し、冬季、北東アジア、南アジア、東南アジア、アフリカに渡り越冬する体長約18cmのキツツキ科アリスイ属の鳥で、分布域により6亜種に分かれており、従来、日本では夏鳥として北海道と東北地方の一部に渡来し、冬季は本州中部以西で越冬する亜種アリスイ(Jynx torquilla japonica)のほか、亜種シベリアアリスイ(Jynx torquilla chinensis)も渡来するとされていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)では亜種Jynx torquilla japonicaを亜種Jynx torquilla chinensisに吸収させ同一亜種としています。
貯水池の堰堤で目にしたアリスイ。全身灰褐色で黒褐色や茶褐色の細かい複雑な斑があり、後頭から背にかけて黒褐色の縦斑があるのが特徴です。







当地に立ち寄ったアリスイは北海道、本州北部で繁殖した後、越冬地である本州中部以西への移動途中に立ち寄った個体と思われますが、それにしても、従来の亜種アリスイ(Jynx torquilla japonica)が亜種シベリアアリスイ(Jynx torquilla chinensis)に吸収された現状では、和名的には亜種シベリアアリスイは亜種アリスイに変更になるのでしょうか・・・
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アリスイ(Eurasian Wryneck)はヨーロッパから極東アジアの中緯度地域で繁殖し、冬季、北東アジア、南アジア、東南アジア、アフリカに渡り越冬する体長約18cmのキツツキ科アリスイ属の鳥で、分布域により6亜種に分かれており、従来、日本では夏鳥として北海道と東北地方の一部に渡来し、冬季は本州中部以西で越冬する亜種アリスイ(Jynx torquilla japonica)のほか、亜種シベリアアリスイ(Jynx torquilla chinensis)も渡来するとされていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)では亜種Jynx torquilla japonicaを亜種Jynx torquilla chinensisに吸収させ同一亜種としています。
貯水池の堰堤で目にしたアリスイ。全身灰褐色で黒褐色や茶褐色の細かい複雑な斑があり、後頭から背にかけて黒褐色の縦斑があるのが特徴です。







当地に立ち寄ったアリスイは北海道、本州北部で繁殖した後、越冬地である本州中部以西への移動途中に立ち寄った個体と思われますが、それにしても、従来の亜種アリスイ(Jynx torquilla japonica)が亜種シベリアアリスイ(Jynx torquilla chinensis)に吸収された現状では、和名的には亜種シベリアアリスイは亜種アリスイに変更になるのでしょうか・・・
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渡り途中のノゴマ
今日は渡りの途中、地元に立ち寄ってくれたノゴマをご紹介します。
ノゴマ(Siberian Rubythroat)は夏季にシベリア、モンゴル北部、中国、ロシア、北朝鮮、韓国、日本でなどで繁殖し、冬季は東南アジア、フィリピンなどで越冬する体長15~16cmのヒタキ科ノゴマ属の鳥ですが、分布域により3亜種に分かれており、そのうち日本にやって来るのは、カムチャッカ半島、千島列島、北海道などで繁殖し、冬季は東南アジアやフィリピンなどで越冬する亜種Calliope calliope camtschatkensisとされています。
地元の貯水池堰堤に立ち寄ってくれたノゴマのオス。オスは英名のごとく腮から喉の部分が美しいルビー色をしています。(メスは白色または淡褐色)







従来の分類では、コマドリ、アカヒゲ、オガワコマドリ、コルリ、シマゴマなどと同じくLuscinia属(ノゴマ属)として分類されていたノゴマですが、現在、IOC(国際鳥類学会議)ではノゴマはCalliope属(ノゴマ属)に、コマドリ、アカヒゲ、コルリ、シマゴマなどはLarvivora属(コマドリ属)に、オガワコマドリはLuscinia属(サヨナキドリ属)として分類しており、日本鳥類目録次期改訂版ではこれらについても分類の見直しが行われるものと思われます・・・
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ノゴマ(Siberian Rubythroat)は夏季にシベリア、モンゴル北部、中国、ロシア、北朝鮮、韓国、日本でなどで繁殖し、冬季は東南アジア、フィリピンなどで越冬する体長15~16cmのヒタキ科ノゴマ属の鳥ですが、分布域により3亜種に分かれており、そのうち日本にやって来るのは、カムチャッカ半島、千島列島、北海道などで繁殖し、冬季は東南アジアやフィリピンなどで越冬する亜種Calliope calliope camtschatkensisとされています。
地元の貯水池堰堤に立ち寄ってくれたノゴマのオス。オスは英名のごとく腮から喉の部分が美しいルビー色をしています。(メスは白色または淡褐色)







従来の分類では、コマドリ、アカヒゲ、オガワコマドリ、コルリ、シマゴマなどと同じくLuscinia属(ノゴマ属)として分類されていたノゴマですが、現在、IOC(国際鳥類学会議)ではノゴマはCalliope属(ノゴマ属)に、コマドリ、アカヒゲ、コルリ、シマゴマなどはLarvivora属(コマドリ属)に、オガワコマドリはLuscinia属(サヨナキドリ属)として分類しており、日本鳥類目録次期改訂版ではこれらについても分類の見直しが行われるものと思われます・・・
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シモツケとノビタキ
今シーズン、何度もご紹介した渡り途中のノビタキ(Stejneger's Stonechat)ですが、ピンクの花が美しいシモツケにとまってくれましたので、今日はそんなノビタキをご紹介します。
渡りの途中、自宅近くの貯水池堰堤のシモツケにとまったノビタキ。この個体は初列雨覆先端にバフ色の斑があることから第1回冬羽と思われます。


尾を少し広げてくれました。尾基部の茶褐色と先端の黒色斑との対比が鮮やかです・・・




飛び出しました・・・ 腰と上尾筒が白いのが分かります。

今日はピンク色の花が美しいシモツケにとまってくれたノビタキをご紹介しましたが、やはり花がらみの野鳥は魅力がありますね・・・
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渡りの途中、自宅近くの貯水池堰堤のシモツケにとまったノビタキ。この個体は初列雨覆先端にバフ色の斑があることから第1回冬羽と思われます。


尾を少し広げてくれました。尾基部の茶褐色と先端の黒色斑との対比が鮮やかです・・・




飛び出しました・・・ 腰と上尾筒が白いのが分かります。

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鷹斑(タカフ)があるタカブシギ
昨日に続き、今日は同じく調整池で目にしたタカブシギをご紹介します。
タカブシギ(Wood Sandpiper)はヨーロッパ北部・中部からシベリア東部、中国北東部にかけユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季はアフリカ、インド、東南アジア、ニューギニア、オーストラリアなど南方にに渡り越冬する体長約20cmのシギ科クサシギ属の鳥で、日本では旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来するほか、関東地方以西ではごく少数が越冬することが知られています。
調整池の浅瀬でたたずんでいたタカブシギ。この個体は白く明瞭な眉斑があり、体上面は褐色みが強いことから冬羽の移行中の幼鳥でしょうか・・・

突然飛び出しました・・・ 腰から尾の上部が白く、尾には和名の由来ともなった鷹斑(細い褐色横斑)を確認することができます。




英名はユーラシアの主に高緯度地帯に広く繁殖し、林の開けた沼や湿地で繁殖することからWood Sandpiperと名付けられたタカブシギですが、一方、和名は尾に鷹斑(タカフ)のような細い褐色横斑があることから名付けられています。今回、偶然ではありましたが、飛翔時にそんな鷹斑を見ることができました・・・
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タカブシギ(Wood Sandpiper)はヨーロッパ北部・中部からシベリア東部、中国北東部にかけユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季はアフリカ、インド、東南アジア、ニューギニア、オーストラリアなど南方にに渡り越冬する体長約20cmのシギ科クサシギ属の鳥で、日本では旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来するほか、関東地方以西ではごく少数が越冬することが知られています。
調整池の浅瀬でたたずんでいたタカブシギ。この個体は白く明瞭な眉斑があり、体上面は褐色みが強いことから冬羽の移行中の幼鳥でしょうか・・・

突然飛び出しました・・・ 腰から尾の上部が白く、尾には和名の由来ともなった鷹斑(細い褐色横斑)を確認することができます。




英名はユーラシアの主に高緯度地帯に広く繁殖し、林の開けた沼や湿地で繁殖することからWood Sandpiperと名付けられたタカブシギですが、一方、和名は尾に鷹斑(タカフ)のような細い褐色横斑があることから名付けられています。今回、偶然ではありましたが、飛翔時にそんな鷹斑を見ることができました・・・
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旅鳥 クロハラアジサシ
今日は同じく調整池で目にしたくクロハラアジサシをご紹介します。
クロハラアジサシ(Whiskered Tern)はヨーロッパ南部から中央アジア、アフリカ、南アジア、中国東北部、オーストラリアなどの点在した地域で繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季アフリカ、インド、東南アジア、オーストラリアなどに南下し越冬する体長33~36cmのカモメ科クロハラアジサシ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれています。日本ではアフリカ北部、ヨーロッパ南西部から中央アジア、シベリア南東部、中国、東南アジアで繁殖し、冬季はアフリカ、南アジア、東南アジア南部からスラウェシ島、フィリピンにかけて越冬する基亜種Chlidonias hybrida hybridaが旅鳥として5月~10月にかけて各地で観察され、特に南西諸島では多く見られるようです。
調整池の杭で羽根を休めていたクロハラアジサシ。頭頂から後頸は黒褐色で、バフ色の羽縁があり、背からの体上面は黒褐色で、淡褐色の羽縁があり、眼の後方には大きな黒褐色斑があることから冬羽に移行中の幼鳥と思われます。



こちらは調整池の上を獲物を探しながら飛翔していた同じ個体。






今日は渡りの途中、調整池に立ち寄ったクロハラアジサシの幼鳥をご紹介しましたが、当地で体力をつけた後、越冬地である南の地に向け旅立っていくものと思われます・・・
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クロハラアジサシ(Whiskered Tern)はヨーロッパ南部から中央アジア、アフリカ、南アジア、中国東北部、オーストラリアなどの点在した地域で繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季アフリカ、インド、東南アジア、オーストラリアなどに南下し越冬する体長33~36cmのカモメ科クロハラアジサシ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれています。日本ではアフリカ北部、ヨーロッパ南西部から中央アジア、シベリア南東部、中国、東南アジアで繁殖し、冬季はアフリカ、南アジア、東南アジア南部からスラウェシ島、フィリピンにかけて越冬する基亜種Chlidonias hybrida hybridaが旅鳥として5月~10月にかけて各地で観察され、特に南西諸島では多く見られるようです。
調整池の杭で羽根を休めていたクロハラアジサシ。頭頂から後頸は黒褐色で、バフ色の羽縁があり、背からの体上面は黒褐色で、淡褐色の羽縁があり、眼の後方には大きな黒褐色斑があることから冬羽に移行中の幼鳥と思われます。



こちらは調整池の上を獲物を探しながら飛翔していた同じ個体。






今日は渡りの途中、調整池に立ち寄ったクロハラアジサシの幼鳥をご紹介しましたが、当地で体力をつけた後、越冬地である南の地に向け旅立っていくものと思われます・・・
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チュウヒの幼鳥
昨日の続きで、今日は同じく調整池の周辺を飛翔していたチュウヒをご紹介します。
チュウヒ(Eastern marsh Harrier)はシベリア中部から中国北東部、日本にかけて繁殖し、冬季は東南アジアなどに南下し越冬する体長48~58cmのタカ科チュウヒ属の猛禽で、日本では冬鳥または留鳥として全国で生息し、主に中部以北の葦原で局地的に繁殖していますが、近年では九州北部から西日本でも少数の繁殖が確認されているようです。また、チュウヒは羽色の変異が多く、羽色が褐色のごく普通に見られるタイプと、マダラチュウヒに似て頭頸部や雨覆が黒褐色で、風切、尾羽が青灰色をしたいわゆる「大陸型チュウヒ」の2つのタイプが知られています。
調整池上空を旋回していたチュウヒ。この個体は羽色が褐色のごく普通に見られるタイプです。



比較的近くにやって来てくれました。よく見ると虹彩は暗色で、頭頸部にクリーム色みがあることから幼鳥と思われます。



調整池の周りを暫く旋回した後、塒に降りていきました。

冬季、葦原などでよく見かけるチュウヒですが、当地は繁殖地のようで、この時期、幼鳥が何度も上空を旋回し、目を楽しませてくれました・・・
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チュウヒ(Eastern marsh Harrier)はシベリア中部から中国北東部、日本にかけて繁殖し、冬季は東南アジアなどに南下し越冬する体長48~58cmのタカ科チュウヒ属の猛禽で、日本では冬鳥または留鳥として全国で生息し、主に中部以北の葦原で局地的に繁殖していますが、近年では九州北部から西日本でも少数の繁殖が確認されているようです。また、チュウヒは羽色の変異が多く、羽色が褐色のごく普通に見られるタイプと、マダラチュウヒに似て頭頸部や雨覆が黒褐色で、風切、尾羽が青灰色をしたいわゆる「大陸型チュウヒ」の2つのタイプが知られています。
調整池上空を旋回していたチュウヒ。この個体は羽色が褐色のごく普通に見られるタイプです。



比較的近くにやって来てくれました。よく見ると虹彩は暗色で、頭頸部にクリーム色みがあることから幼鳥と思われます。



調整池の周りを暫く旋回した後、塒に降りていきました。

冬季、葦原などでよく見かけるチュウヒですが、当地は繁殖地のようで、この時期、幼鳥が何度も上空を旋回し、目を楽しませてくれました・・・
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局地的に繁殖するケリ
昨日の続きで、今日はワライカモメのいる港近くの調整池で目にしたケリをご紹介します。
ケリ(Grey-headed Lapwing)はシベリア東部、中国北東部・東部、日本で繁殖し、冬季、大陸の個体は東南アジアに渡り越冬する体長約36cmのチドリ科タゲリ属の鳥で、日本では留鳥として近畿地方以北の本州に分布し、局地的に繁殖していることが知られています。
調整池の浅瀬で採餌していたケリ。夏羽では青灰色だった頭部はこの時期、褐色みを帯びていました。

嘴は黄色で先端が黒く、足は黄色くて長く、虹彩は赤褐色で黄色いアイリングがあるのも本種の特徴です。

大きく羽ばたきましたが、真っ白な体下面、次列風切、雨覆の一部と、黒色の初列風切、雨覆との対比が実に鮮やかです・・・



上面から見ると、灰褐色、白色、黒色の3色の対比が鮮やかです。




日本においては、かつては主に東北地方に分布していたとされる留鳥のケリですが、近年、分布が拡大し、現在では中部地方、関西地方を中心とした近畿以北の本州に分布し、最近では中国地方・北部九州など西日本でも繁殖が確認され始めているようです・・・
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ケリ(Grey-headed Lapwing)はシベリア東部、中国北東部・東部、日本で繁殖し、冬季、大陸の個体は東南アジアに渡り越冬する体長約36cmのチドリ科タゲリ属の鳥で、日本では留鳥として近畿地方以北の本州に分布し、局地的に繁殖していることが知られています。
調整池の浅瀬で採餌していたケリ。夏羽では青灰色だった頭部はこの時期、褐色みを帯びていました。

嘴は黄色で先端が黒く、足は黄色くて長く、虹彩は赤褐色で黄色いアイリングがあるのも本種の特徴です。

大きく羽ばたきましたが、真っ白な体下面、次列風切、雨覆の一部と、黒色の初列風切、雨覆との対比が実に鮮やかです・・・



上面から見ると、灰褐色、白色、黒色の3色の対比が鮮やかです。




日本においては、かつては主に東北地方に分布していたとされる留鳥のケリですが、近年、分布が拡大し、現在では中部地方、関西地方を中心とした近畿以北の本州に分布し、最近では中国地方・北部九州など西日本でも繁殖が確認され始めているようです・・・
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ワライカモメの飛翔
昨日の続きで、今日は同じくワライカモメ(Laughing Gull)の飛翔シーンをご紹介します。
近くの岸壁で漁師さんの与えた魚の内臓を食べるために、ウミネコたちと一緒に飛び出したワライカモメ。




海面すれすれに低く飛んでいきます・・・



飛翔すると翼後縁が白いことが分かります。


ぐんぐん近づいてきました。近くで見ると、黒く見えた嘴もかなり赤みを帯びていることが分かります。



昨日に続き、今日は迷鳥ワライカモメの飛翔シーンをご紹介しましたが、間近にやって来たワライカモメは大変美しく、魅力的でした・・・
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近くの岸壁で漁師さんの与えた魚の内臓を食べるために、ウミネコたちと一緒に飛び出したワライカモメ。




海面すれすれに低く飛んでいきます・・・



飛翔すると翼後縁が白いことが分かります。


ぐんぐん近づいてきました。近くで見ると、黒く見えた嘴もかなり赤みを帯びていることが分かります。



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迷鳥 ワライカモメ
迷鳥ワライカモメがまだ滞在しているというので、少し足を延ばして現地を訪れました。
ワライカモメ(Laughing Gull)はカナダ南東部、アメリカ東部・南部の海岸線からアメリカ南西部、メキシコ西部、中央アメリカ東部、西インド諸島、ベネズエラ北部にかけて繁殖し、冬季、ペルー南部やブラジル北部に渡り越冬する体長約40cmのカモメ科Leucophaeus属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのは分布域から考え、カナダ南東部、アメリカ東部・南部の海岸線からアメリカ南西部、メキシコ西部、中央アメリカ東部で繁殖し、冬季、ペルー南部に渡り越冬する亜種Leucophaeus atricilla megalopterusと思われます。なお、ちょっと変わった名前の由来ですが、鳴き声が人間の笑い声に似ていることから付けられたそうです。
漁港の沖合にあるテトラポットでウミネコの群れに混じって休んでいたワライカモメの成鳥冬羽。翼が長く、尾から顕著に突出しているほか、冬羽では眼の周囲と後方に暗色斑があり、やや長い嘴は黒く、下に湾曲しており、足も黒みを帯びているのが特徴です。


口を開けて鳴いていたようですが、ウミネコの声にかき消され、よく分かりませんでした・・・



暫くテトラポットで休んでいましたが、岸壁で漁師さんが魚の内臓などを海に投げ入れたため突然飛び出しました・・・

迷鳥として本州の中部地方以北で記録があり、ほとんどが春から夏にかけての記録のワライカモメですが、当地では8月頃に確認されて以降、長逗留しているようで、この先いつまで居てくれるのか興味が持たれます・・・
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漁港の沖合にあるテトラポットでウミネコの群れに混じって休んでいたワライカモメの成鳥冬羽。翼が長く、尾から顕著に突出しているほか、冬羽では眼の周囲と後方に暗色斑があり、やや長い嘴は黒く、下に湾曲しており、足も黒みを帯びているのが特徴です。


口を開けて鳴いていたようですが、ウミネコの声にかき消され、よく分かりませんでした・・・



暫くテトラポットで休んでいましたが、岸壁で漁師さんが魚の内臓などを海に投げ入れたため突然飛び出しました・・・

迷鳥として本州の中部地方以北で記録があり、ほとんどが春から夏にかけての記録のワライカモメですが、当地では8月頃に確認されて以降、長逗留しているようで、この先いつまで居てくれるのか興味が持たれます・・・
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遠景のハチクマ
岬先端のエゾビタキ
昨日の続きで、今日は同じくハチクマの観察中に目にしたエゾビタキをご紹介します。
エゾビタキ(Grey-streaked Flycatcher)は夏季にシベリア南部、サハリン、カムチャツカ半島南部等で繁殖し、冬季はフィリピン、セレベス島、ニューギニア等へ南下し越冬する体長14.5~15cmのヒタキ科サメビタキ属の鳥で、日本では旅鳥として春と秋の渡りの時期に飛来しますが、一般的に秋の方が通過数が多いようです。
岬先端の遠くの小枝にとまっていたエゾビタキ。初列風切の突出が長く、英名のように体下面の縦斑が明瞭です。

更にトリミングしてみました・・・


今日は長崎県五島列島・福江島で目にしたエゾビタキをご紹介しましたが、この個体は北方で繁殖した後、越冬地であるフィリピン、セレベス島、ニューギニア等へ南下する途中に立ち寄ったものと思われますが、この後、一体どのようなコースをたどって南下していくのでしょうか・・・
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岬先端の遠くの小枝にとまっていたエゾビタキ。初列風切の突出が長く、英名のように体下面の縦斑が明瞭です。

更にトリミングしてみました・・・


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迷鳥 ヒマラヤアナツバメ
昨日の続きで、今日はハチクマの渡りを観察中、目にした迷鳥 ヒマラヤアナツバメをご紹介します。
ヒマラヤアナツバメ(Himalayan Swiftlet)はインド北東部から中国中南部、マレー半島にかけて繁殖する体長13~14cmのアマツバメ科ヒマラヤアマツバメ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本で記録のあるものは亜種不明とされていますが、①中国中部からベトナム北部にかけて繁殖する腰が暗褐色の亜種Aerodramus brevirostris. innominatusと、②ヒマラヤ、インド北東部、中国南部、ミャンマー北部で繁殖する腰が淡褐色の亜種Aerodramus brevirostris brevirostrisの2亜種と考えられるものが観察、撮影されているようです。
岬の周辺を飛び回っていたヒマラヤアナツバメ。鳥までの距離があり大きくトリミングしていますが、全体が暗褐色で、体下面はやや淡い灰褐色、尾はツバメよりも浅い凹尾という本種の特徴を何とか確認することができます。なお、腰の色が確認できないためどちらの亜種かは不明です。






空中の虫を捕獲するため口を大きく開けて飛んでいたヒマラヤアナツバメ。

日本では迷鳥として天売島、本州、九州、宇治群島、トカラ列島、琉球諸島などで記録のあるヒマラヤアナツバメですが、ここ福江島でも過去に記録があるようで、今回、幸運にもそんな迷鳥のヒマラヤアナツバメを見ることができました。次回はもっと近くで鮮明な写真を撮りたいものです・・・
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ヒマラヤアナツバメ(Himalayan Swiftlet)はインド北東部から中国中南部、マレー半島にかけて繁殖する体長13~14cmのアマツバメ科ヒマラヤアマツバメ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本で記録のあるものは亜種不明とされていますが、①中国中部からベトナム北部にかけて繁殖する腰が暗褐色の亜種Aerodramus brevirostris. innominatusと、②ヒマラヤ、インド北東部、中国南部、ミャンマー北部で繁殖する腰が淡褐色の亜種Aerodramus brevirostris brevirostrisの2亜種と考えられるものが観察、撮影されているようです。
岬の周辺を飛び回っていたヒマラヤアナツバメ。鳥までの距離があり大きくトリミングしていますが、全体が暗褐色で、体下面はやや淡い灰褐色、尾はツバメよりも浅い凹尾という本種の特徴を何とか確認することができます。なお、腰の色が確認できないためどちらの亜種かは不明です。






空中の虫を捕獲するため口を大きく開けて飛んでいたヒマラヤアナツバメ。

日本では迷鳥として天売島、本州、九州、宇治群島、トカラ列島、琉球諸島などで記録のあるヒマラヤアナツバメですが、ここ福江島でも過去に記録があるようで、今回、幸運にもそんな迷鳥のヒマラヤアナツバメを見ることができました。次回はもっと近くで鮮明な写真を撮りたいものです・・・
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海を渡るサンショウクイの群れ
昨日の続きで、今日は同じくハチクマの渡りを観察中に目にしたサンショウクイの群れをご紹介します。
サンショウクイ(Ashy Minivet)は夏季にシベリア南東部、中国北東部、朝鮮半島、日本から台湾にかけて繁殖し、冬季は東南アジアへ南下し越冬する体長約20cmのサンショウクイ科サンショウクイ属の鳥で、日本鳥類目録改訂第7版では、①亜種サンショウクイ(夏季に繁殖のため本州以南に飛来)と、②亜種リュウキュウサンショウクイ(九州南部から南西諸島で周年生息)の2亜種に分類していますが、近年、IOC(国際鳥類学会議)では亜種リュウキュウサンショウクイ(Ryukyu Minivet)を別種として扱っています。
朝方、岬の周りを100羽くらいの群れで飛んでいたサンショウクイ。


大きくトリミングしてみました・・・

こちらは岬先端の灌木で休んでいたサンショウクイ。この2羽は額の白色部が狭く、頭頂から後頸が灰色であることからメスと思われます。(オスは頭頂から後頸は黒色)



普段は小規模な群れを形成して生活しているサンショウクイですが、秋の渡りのシーズンには大規模な群れを形成するようで、今回も100羽ほどの大きな群れで岬周辺を飛び回っていました。この後、海を越え、大陸経由で東南アジアに南下していくものと思われます・・・
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サンショウクイ(Ashy Minivet)は夏季にシベリア南東部、中国北東部、朝鮮半島、日本から台湾にかけて繁殖し、冬季は東南アジアへ南下し越冬する体長約20cmのサンショウクイ科サンショウクイ属の鳥で、日本鳥類目録改訂第7版では、①亜種サンショウクイ(夏季に繁殖のため本州以南に飛来)と、②亜種リュウキュウサンショウクイ(九州南部から南西諸島で周年生息)の2亜種に分類していますが、近年、IOC(国際鳥類学会議)では亜種リュウキュウサンショウクイ(Ryukyu Minivet)を別種として扱っています。
朝方、岬の周りを100羽くらいの群れで飛んでいたサンショウクイ。


大きくトリミングしてみました・・・

こちらは岬先端の灌木で休んでいたサンショウクイ。この2羽は額の白色部が狭く、頭頂から後頸が灰色であることからメスと思われます。(オスは頭頂から後頸は黒色)



普段は小規模な群れを形成して生活しているサンショウクイですが、秋の渡りのシーズンには大規模な群れを形成するようで、今回も100羽ほどの大きな群れで岬周辺を飛び回っていました。この後、海を越え、大陸経由で東南アジアに南下していくものと思われます・・・
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獲物を探して飛翔するミサゴ
昨日の続きで、今日は同じくハチクマの渡りを観察中、何度も目にしたミサゴをご紹介します。
ミサゴ(Western Osprey)はスラウェシ、オーストラリアを除くほぼ全世界に分布する体長52~60cmのミサゴ科ミサゴ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ、アジア(日本でも留鳥として全国に分布)で繁殖し、冬季、北方の個体はアフリカ、インド、スンダ列島に渡って越冬する基亜種ミサゴ(Pandion haliaetus haliaetus)と思われます。なお、従来ミサゴの亜種とされていたスラウェシからオーストラリアにかけて分布するカンムリミサゴは、近年ミサゴから分離し、現在は別種カンムリミサゴ(Eastern Osprey)となっています。
獲物を探して岬周辺を何度も飛び回っていたミサゴ。この個体は背以下の体上面が黒褐色で、各羽の羽縁は白くないことから成鳥と思われます。



こちらは翼下面が白く、翼端、翼角、下部大雨覆が黒褐色であることから幼鳥と思われます。


こちらも別個体ですが、翼下面が白く、翼端、翼角、下部大雨覆が黒褐色であることから幼鳥でしょうか・・・


今日はハチクマの渡りを観察中、何度も目にしたミサゴをご紹介しましたが、昨日のハヤブサもそうですが、このような岬では留鳥の鳥たちも合わせて見ることができ、楽しい観察ポイントになっています・・・
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ミサゴ(Western Osprey)はスラウェシ、オーストラリアを除くほぼ全世界に分布する体長52~60cmのミサゴ科ミサゴ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ、アジア(日本でも留鳥として全国に分布)で繁殖し、冬季、北方の個体はアフリカ、インド、スンダ列島に渡って越冬する基亜種ミサゴ(Pandion haliaetus haliaetus)と思われます。なお、従来ミサゴの亜種とされていたスラウェシからオーストラリアにかけて分布するカンムリミサゴは、近年ミサゴから分離し、現在は別種カンムリミサゴ(Eastern Osprey)となっています。
獲物を探して岬周辺を何度も飛び回っていたミサゴ。この個体は背以下の体上面が黒褐色で、各羽の羽縁は白くないことから成鳥と思われます。



こちらは翼下面が白く、翼端、翼角、下部大雨覆が黒褐色であることから幼鳥と思われます。


こちらも別個体ですが、翼下面が白く、翼端、翼角、下部大雨覆が黒褐色であることから幼鳥でしょうか・・・


今日はハチクマの渡りを観察中、何度も目にしたミサゴをご紹介しましたが、昨日のハヤブサもそうですが、このような岬では留鳥の鳥たちも合わせて見ることができ、楽しい観察ポイントになっています・・・
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小鳥を狙うハヤブサ
昨日の続きで、今日はハチクマの渡りを観察中、何度も目にしたハヤブサをご紹介します。
ハヤブサ(Peregrine Falcon)は南極大陸をのぞく全世界に分布する体長42~49cmのハヤブサ科ハヤブサ属の鳥で、現在IOC(国際鳥類学会議)では分布域により16亜種に分類しており、日本では①シベリア北東部から日本にかけて分布する亜種ハヤブサ(Falco peregrinus japonensis)のほか、②アリューシャン列島からアラスカ南部、カナダ北西部にかけて分布する亜種オオハヤブサ(Falco peregrinus pealei)、③アメリカ北部からメキシコにかけて分布する亜種アメリカハヤブサ(Falco peregrinus anatum)、④ラップランドからシベリア北東部にかけて分布する亜種ウスハヤブサ(Falco peregrinus calidus)、⑤1937年を最後に記録がなく、北硫黄島、硫黄島で繁殖するとされていた亜種シマハヤブサ(Falco peregrinus furuitii )の5種が分布するとされています。
当地では留鳥の亜種ハヤブサですが、この時期、渡りの途中に島に立ち寄る小鳥類を狙っているようで、岬周辺では忙しく飛び回っていました。
目線の高さで通過していく亜種ハヤブサ。青黒色の上面に、黄色の蝋膜、眼瞼輪、足が印象的です。









今日はハチクマの渡りを観察中、何度も目にしたハヤブサをご紹介しましたが、渡りの観察ポイントである当地では、渡りの途中、島に立ち寄る小鳥類を狙ってこのような留鳥のハヤブサも居ついており、楽しみの一つとなっています・・・
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ハヤブサ(Peregrine Falcon)は南極大陸をのぞく全世界に分布する体長42~49cmのハヤブサ科ハヤブサ属の鳥で、現在IOC(国際鳥類学会議)では分布域により16亜種に分類しており、日本では①シベリア北東部から日本にかけて分布する亜種ハヤブサ(Falco peregrinus japonensis)のほか、②アリューシャン列島からアラスカ南部、カナダ北西部にかけて分布する亜種オオハヤブサ(Falco peregrinus pealei)、③アメリカ北部からメキシコにかけて分布する亜種アメリカハヤブサ(Falco peregrinus anatum)、④ラップランドからシベリア北東部にかけて分布する亜種ウスハヤブサ(Falco peregrinus calidus)、⑤1937年を最後に記録がなく、北硫黄島、硫黄島で繁殖するとされていた亜種シマハヤブサ(Falco peregrinus furuitii )の5種が分布するとされています。
当地では留鳥の亜種ハヤブサですが、この時期、渡りの途中に島に立ち寄る小鳥類を狙っているようで、岬周辺では忙しく飛び回っていました。
目線の高さで通過していく亜種ハヤブサ。青黒色の上面に、黄色の蝋膜、眼瞼輪、足が印象的です。









今日はハチクマの渡りを観察中、何度も目にしたハヤブサをご紹介しましたが、渡りの観察ポイントである当地では、渡りの途中、島に立ち寄る小鳥類を狙ってこのような留鳥のハヤブサも居ついており、楽しみの一つとなっています・・・
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チゴハヤブサの渡り
今日はハチクマの渡りを観察中に目にしたチゴハヤブサをご紹介します。
チゴハヤブサ(Eurasian Hobby)は夏季にヨーロッパからインド北部、中国、インドシナ、日本にかけて繁殖し、冬季、アフリカ、南アジアに渡り越冬する体長34~37cmのハヤブサ科ハヤブサ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本ではヨーロッパからインド北部、中国中部、日本にかけて繁殖し、冬季アフリカやアジア南部に渡り越冬する基亜種チゴハヤブサ(Falco subbuteo subbuteo)が夏鳥として北海道と本州中部以北に渡来し、渡りの時期には各地で観察されています。
岬の先端上空を通過していった基亜種チゴハヤブサ。和名のごとく体長はハヤブサ(42~49cm)より小さく、成鳥は体下面は白色で、胸から腹にかけて暗褐色の縦斑があり、下腹から下尾筒、脛が赤褐色なのが特徴ですが、この個体は体下面はバフ色みがあり、黒褐色の太い縦斑が顕著で、下腹以下の下面は淡い橙褐色で赤みが少ないことから幼鳥と思われます。


その後、すぐ近くを通過していきました。一般に幼鳥の眼瞼輪は青灰色とされていますが、9月末であったためかこの個体は黄色みを帯びていました・・・


こちらは別個体の幼鳥。


今年夏には信州の繁殖地で目にしたチゴハヤブサですが、この時期、越冬先であるアジア南部に向け移動を始めているようで、渡りの観察ポイントではこのような鳥たちを一緒に見ることができるのも楽しみの一つです・・・
ご訪問ありがとうございました。
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チゴハヤブサ(Eurasian Hobby)は夏季にヨーロッパからインド北部、中国、インドシナ、日本にかけて繁殖し、冬季、アフリカ、南アジアに渡り越冬する体長34~37cmのハヤブサ科ハヤブサ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本ではヨーロッパからインド北部、中国中部、日本にかけて繁殖し、冬季アフリカやアジア南部に渡り越冬する基亜種チゴハヤブサ(Falco subbuteo subbuteo)が夏鳥として北海道と本州中部以北に渡来し、渡りの時期には各地で観察されています。
岬の先端上空を通過していった基亜種チゴハヤブサ。和名のごとく体長はハヤブサ(42~49cm)より小さく、成鳥は体下面は白色で、胸から腹にかけて暗褐色の縦斑があり、下腹から下尾筒、脛が赤褐色なのが特徴ですが、この個体は体下面はバフ色みがあり、黒褐色の太い縦斑が顕著で、下腹以下の下面は淡い橙褐色で赤みが少ないことから幼鳥と思われます。


その後、すぐ近くを通過していきました。一般に幼鳥の眼瞼輪は青灰色とされていますが、9月末であったためかこの個体は黄色みを帯びていました・・・


こちらは別個体の幼鳥。


今年夏には信州の繁殖地で目にしたチゴハヤブサですが、この時期、越冬先であるアジア南部に向け移動を始めているようで、渡りの観察ポイントではこのような鳥たちを一緒に見ることができるのも楽しみの一つです・・・
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アカハラダカの幼鳥
昨日の続きで、今日は同じくアカハラダカ(Chinese Sparrowhawk)の幼鳥をご紹介します。
ハチクマの渡りを観察中、何度も目にしたアカハラダカの幼鳥。虹彩が黄色いところはメスと同じですが、腮から胸にかけて茶褐色の縦斑、腹以下には横斑があり、翼下面の初列風切は黒くならず(成鳥は初列風切5枚が黒色)、黒褐色の明瞭な横斑があるのが特徴です。








昨日、今日と渡り途中のアカハラダカをご紹介しましたが、長崎県には対馬をはじめ佐世保など、数多くのアカハラダカの観察ポイントがあるようで、今度はそんな場所で大群の渡りの光景を見てみたいものです・・・
ご訪問ありがとうございました。
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ハチクマの渡りを観察中、何度も目にしたアカハラダカの幼鳥。虹彩が黄色いところはメスと同じですが、腮から胸にかけて茶褐色の縦斑、腹以下には横斑があり、翼下面の初列風切は黒くならず(成鳥は初列風切5枚が黒色)、黒褐色の明瞭な横斑があるのが特徴です。








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海を渡るアカハラダカ
昨日の続きで、今日はハチクマの渡りを観察中、時々目にしたアカハラダカをご紹介します。
アカハラダカ(Chinese Sparrowhawk)はシベリア東部、中国東北部から朝鮮半島にかけてと中国南西部で繁殖し、冬季は東南アジア周辺へ渡り越冬する体長25~30cmのタカ科ハイタカ属の鳥で、日本では旅鳥として春秋の渡りの時期に九州や南西諸島で数千羽以上の大群が観察されるほか、本州でも渡り途中の個体が観察されています。
滞在中、何度か目にしたアカハラダカ。この個体は頭部から体上面は暗青灰色で、胸は淡橙褐色、虹彩は暗赤色であることから成鳥のオスと思われます。



こちらは虹彩が黄色のメス。





英名(Chinese Sparrowhawk)からも分かるように、アカハラダカが主に中国、朝鮮半島で繁殖するのに対し、外見上よく似たツミ(Japanese Sparrowhawk)は日本を含めた東アジアで繁殖しており、英名では分布域を理解しやすいのに対し、和名は形態的な特徴(アカハラダカ:腹が赤いタカ)や食性(ツミ:スズメなどの小鳥を捕食する)から命名しており、両者の命名の違いを考えさせられます・・・
ご訪問ありがとうございました。
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アカハラダカ(Chinese Sparrowhawk)はシベリア東部、中国東北部から朝鮮半島にかけてと中国南西部で繁殖し、冬季は東南アジア周辺へ渡り越冬する体長25~30cmのタカ科ハイタカ属の鳥で、日本では旅鳥として春秋の渡りの時期に九州や南西諸島で数千羽以上の大群が観察されるほか、本州でも渡り途中の個体が観察されています。
滞在中、何度か目にしたアカハラダカ。この個体は頭部から体上面は暗青灰色で、胸は淡橙褐色、虹彩は暗赤色であることから成鳥のオスと思われます。



こちらは虹彩が黄色のメス。





英名(Chinese Sparrowhawk)からも分かるように、アカハラダカが主に中国、朝鮮半島で繁殖するのに対し、外見上よく似たツミ(Japanese Sparrowhawk)は日本を含めた東アジアで繁殖しており、英名では分布域を理解しやすいのに対し、和名は形態的な特徴(アカハラダカ:腹が赤いタカ)や食性(ツミ:スズメなどの小鳥を捕食する)から命名しており、両者の命名の違いを考えさせられます・・・
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目の前を飛翔するハチクマの幼鳥
目の前を横切るハチクマ
昨日に続き、今日は目の前を横切っていったハチクマ(Crested Honey Buzzard)のメスをご紹介します。
大陸を目指して飛び出していったものの、途中であきらめて戻って来たと思われるハチクマですが、この個体は虹彩が黄色で、尾にはオスより細い2~3本の黒褐色の帯があり、体下面は茶褐色であることから中間型の成鳥のメスと思われます。

メスは体長約61cm、翼長約135cmとオス(体長約57cm、翼長121cm)より一回り大きく、翼の幅が広いのも特徴の一つです。




昨日に続き、目の前を横切っていったハチクマの成鳥のメスをご紹介しましたが、オスより一回り大きいメスが飛翔する姿は迫力満点です・・・
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大陸を目指して飛び出していったものの、途中であきらめて戻って来たと思われるハチクマですが、この個体は虹彩が黄色で、尾にはオスより細い2~3本の黒褐色の帯があり、体下面は茶褐色であることから中間型の成鳥のメスと思われます。

メスは体長約61cm、翼長約135cmとオス(体長約57cm、翼長121cm)より一回り大きく、翼の幅が広いのも特徴の一つです。




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目の前を飛翔するハチクマ
昨日の続きで、今日は五島列島・福江島で目にした目線の高さで飛翔していたハチクマ(Crested Honey Buzzard)をご紹介します。
大陸を目指して飛び出していったものの、途中であきらめて戻って来たと思われるハチクマですが、目線の高さで飛んでくれました。この個体は顔に灰色みがあり、虹彩は暗色で、風切先端に太い黒色帯と尾に太い2本の黒色帯があり、全身が暗褐色であることから暗色型の成鳥のオスと思われます。





こちらは別個体で、体下面が淡褐色タイプの成鳥のオス。


今日は目線の高さで飛翔していたハチクマをご紹介しましたが、目の前を飛び去るハチクマは何とも迫力があります・・・
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大陸を目指して飛び出していったものの、途中であきらめて戻って来たと思われるハチクマですが、目線の高さで飛んでくれました。この個体は顔に灰色みがあり、虹彩は暗色で、風切先端に太い黒色帯と尾に太い2本の黒色帯があり、全身が暗褐色であることから暗色型の成鳥のオスと思われます。





こちらは別個体で、体下面が淡褐色タイプの成鳥のオス。


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低空で旋回するハチクマ
昨日の続きで、今日は低空で旋回するハチクマ(Crested Honey Buzzard)をご紹介します。
大陸を目指して飛び出していったハチクマたちですが、そのうちの一部は途中であきらめ戻ってくるものもいます。そんな時は低空飛翔しながら戻ってくることが多く、目線の高さで見ることができます。
岬の先端で低空で旋回していたハチクマ。右側の個体は尾には細い2本の黒褐色の帯があることから成鳥のメスと思われます。


交差する2羽。左の個体は尾の帯が不鮮明なことから幼鳥と思われます。



こちらは別のシーンで、左の個体は顔に灰色みがあり、虹彩は暗色で、風切先端に太い黒色帯と尾に太い2本の黒色帯があることから成鳥のオスと思われます。




今日は低空で旋回していたハチクマをご紹介しましたが、一般に渡りの途中見かけるハチクマは上空を通過していくものが多いのですが、日本からの最終出発地である福江島ではこのように低空飛翔している個体を見ることも多く、魅力的な場所になっています・・・
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岬の先端で低空で旋回していたハチクマ。右側の個体は尾には細い2本の黒褐色の帯があることから成鳥のメスと思われます。


交差する2羽。左の個体は尾の帯が不鮮明なことから幼鳥と思われます。



こちらは別のシーンで、左の個体は顔に灰色みがあり、虹彩は暗色で、風切先端に太い黒色帯と尾に太い2本の黒色帯があることから成鳥のオスと思われます。




今日は低空で旋回していたハチクマをご紹介しましたが、一般に渡りの途中見かけるハチクマは上空を通過していくものが多いのですが、日本からの最終出発地である福江島ではこのように低空飛翔している個体を見ることも多く、魅力的な場所になっています・・・
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ハチクマの渡り
9月下旬、ハチクマの渡りの国内の主な最終出発地である五島列島・福江島に行って来ましたので、今日から暫くの間、当地で出会った鳥たちをご紹介します。
最初は今回の目玉、ハチクマです。
ハチクマ(Crested Honey Buzzard)はシベリア南部から中国北東部、日本にかけての地域とインドから東南アジア、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、フィリピンで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南下して、インドや東南アジア方面に渡り越冬する体長55~65cmのタカ科ハチクマ属の鳥で、分布域により6亜種に分かれており、日本には夏季、 シベリア南部から中国北東部、日本にかけて繁殖し、冬季、東南アジア、大スンダ列島、フィリピンにかけて越冬する亜種Pernis ptilorhynchus orientalisが夏鳥として渡来し、九州以北の各地で繁殖することが知られています。日本で繁殖したハチクマは主に福江島を最終出発地として日本を離れ、海上を不眠不休で大陸に向けて飛翔し中国上海付近に到達すると言われています。
大陸への旅立ちのため前日、福江島に集結していたハチクマですが、夜が明け始めたころ次々と鷹柱を作り大陸へと渡っていきます。

ハチクマは同じ渡り鳥のサシバとは異なり、上昇気流がなくても自力で羽ばたいて次々と上昇していきます。





大きくトリミングしてみました。ハチクマは羽衣の個体変化が大きい猛禽として知られていますが、この写真からもそんな特徴を見ることができます。


毎年1万羽を超えるハチクマが五島列島・福江島を経由し大陸に渡っているそうですが、今年は度重なる台風や残暑が続いたせいか私達が行った時にはまだ渡り中盤といったところで、観察最終日には千羽を越えるハチクマを見ることができました・・・
ご訪問ありがとうございました。
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最初は今回の目玉、ハチクマです。
ハチクマ(Crested Honey Buzzard)はシベリア南部から中国北東部、日本にかけての地域とインドから東南アジア、スマトラ、ボルネオ、ジャワ、フィリピンで繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南下して、インドや東南アジア方面に渡り越冬する体長55~65cmのタカ科ハチクマ属の鳥で、分布域により6亜種に分かれており、日本には夏季、 シベリア南部から中国北東部、日本にかけて繁殖し、冬季、東南アジア、大スンダ列島、フィリピンにかけて越冬する亜種Pernis ptilorhynchus orientalisが夏鳥として渡来し、九州以北の各地で繁殖することが知られています。日本で繁殖したハチクマは主に福江島を最終出発地として日本を離れ、海上を不眠不休で大陸に向けて飛翔し中国上海付近に到達すると言われています。
大陸への旅立ちのため前日、福江島に集結していたハチクマですが、夜が明け始めたころ次々と鷹柱を作り大陸へと渡っていきます。

ハチクマは同じ渡り鳥のサシバとは異なり、上昇気流がなくても自力で羽ばたいて次々と上昇していきます。





大きくトリミングしてみました。ハチクマは羽衣の個体変化が大きい猛禽として知られていますが、この写真からもそんな特徴を見ることができます。


毎年1万羽を超えるハチクマが五島列島・福江島を経由し大陸に渡っているそうですが、今年は度重なる台風や残暑が続いたせいか私達が行った時にはまだ渡り中盤といったところで、観察最終日には千羽を越えるハチクマを見ることができました・・・
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シロハラクイナ
台湾・金門島シリーズの続きで、今日はシロハラクイナをご紹介します。
シロハラクイナ(White-breasted Waterhen)はインドから東南アジア全域、中国南部、台湾、日本にかけて留鳥として分布する体長約32cmのクイナ科シロハラクイナ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはインドから中国南部、インドシナ、マレー半島、台湾、日本、フィリピンにかけて分布する基亜種Amaurornis phoenicurus phoenicurusと思われます。なお、日本では奄美諸島と琉球諸島に分布するほか、その他の地域でも稀に飛来し繁殖の記録も複数あるようです。
金門島の池の畔を歩き回っていたシロハラクイナ。上面はオリーブ色みのある黒色で、顔から腹にかけての白色と、下腹部・下尾筒の赤褐色の対比が実に鮮やかです。




少し明るいところに出てきましたが、よく見るとペアでしょうか、2羽いました。



今日は金門島で目にしたシロハラクイナをご紹介しましたが、本種は名前のように顔から腹にかけて美しい白色であり、遠目で見ても大変よく目立ちます・・・
ご訪問ありがとうございました。
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シロハラクイナ(White-breasted Waterhen)はインドから東南アジア全域、中国南部、台湾、日本にかけて留鳥として分布する体長約32cmのクイナ科シロハラクイナ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、今回目にしたのはインドから中国南部、インドシナ、マレー半島、台湾、日本、フィリピンにかけて分布する基亜種Amaurornis phoenicurus phoenicurusと思われます。なお、日本では奄美諸島と琉球諸島に分布するほか、その他の地域でも稀に飛来し繁殖の記録も複数あるようです。
金門島の池の畔を歩き回っていたシロハラクイナ。上面はオリーブ色みのある黒色で、顔から腹にかけての白色と、下腹部・下尾筒の赤褐色の対比が実に鮮やかです。




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カヤノボリ
台湾シリーズの続きで、今日はカヤノボリをご紹介します。
カヤノボリ(Collared Finchbill)です。カヤノボリはベトナム北部、中国中南部、台湾に分布する体長約23cmのヒヨドリ科カヤノボリ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、台湾には固有亜種Spizixos semitorques cinereicapillusが分布することが知られています。
亜高山帯のロッジ周辺で目にしたカヤノボリの台湾亜種。全身黒みを帯びた黄緑色で、頭部は黒く、英名のように白色の襟とアトリ科の鳥のような太く短い嘴が特徴です。






今日はカヤノボリの台湾固有亜種をご紹介しましたが、図鑑によれば、ベトナム北部、中国中南部に分布する基亜種Spizixos semitorques semitorquesに比べ 、額、頭頂、後頸と尾羽先端の黒色部は灰色みを帯びているそうです・・・
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カヤノボリ(Collared Finchbill)です。カヤノボリはベトナム北部、中国中南部、台湾に分布する体長約23cmのヒヨドリ科カヤノボリ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、台湾には固有亜種Spizixos semitorques cinereicapillusが分布することが知られています。
亜高山帯のロッジ周辺で目にしたカヤノボリの台湾亜種。全身黒みを帯びた黄緑色で、頭部は黒く、英名のように白色の襟とアトリ科の鳥のような太く短い嘴が特徴です。






今日はカヤノボリの台湾固有亜種をご紹介しましたが、図鑑によれば、ベトナム北部、中国中南部に分布する基亜種Spizixos semitorques semitorquesに比べ 、額、頭頂、後頸と尾羽先端の黒色部は灰色みを帯びているそうです・・・
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イワヒバリ
台湾シリーズの続きで、今日は高山帯で目にしたイワヒバリをご紹介します。
イワヒバリ(Alpine Accentor)はヨーロッパ、アフリカ北西部から中東、西アジア、中央アジア、南アジア、東アジアに広く分布する体長15~19cmのイワヒバリ科イワヒバリ属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、今回目にしたのは台湾の固有亜種Prunella collaris fennelliと思われます。なお、日本にはカザフスタンからシベリア、中国北東部、韓国、日本にかけて分布する亜種Prunella collaris erythropygiaが留鳥または漂鳥として本州北部から中部の高山帯で生息し、冬季は低地に移動し越冬することが知られています。
台湾本島の高山帯の岩場で目にしたイワヒバリの台湾亜種。日本に分布する亜種に比べ、頭部から背、胸の羽衣はより灰色みが強く、脇の赤褐色みも鮮明で、下腹部が白色なのが特徴のようです。





今日はイワヒバリの台湾の固有亜種をご紹介しましたが、日本で目にするイワヒバリに比べ全体に色鮮やかであり、見た目にもインパクトがありました・・・
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イワヒバリ(Alpine Accentor)はヨーロッパ、アフリカ北西部から中東、西アジア、中央アジア、南アジア、東アジアに広く分布する体長15~19cmのイワヒバリ科イワヒバリ属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、今回目にしたのは台湾の固有亜種Prunella collaris fennelliと思われます。なお、日本にはカザフスタンからシベリア、中国北東部、韓国、日本にかけて分布する亜種Prunella collaris erythropygiaが留鳥または漂鳥として本州北部から中部の高山帯で生息し、冬季は低地に移動し越冬することが知られています。
台湾本島の高山帯の岩場で目にしたイワヒバリの台湾亜種。日本に分布する亜種に比べ、頭部から背、胸の羽衣はより灰色みが強く、脇の赤褐色みも鮮明で、下腹部が白色なのが特徴のようです。





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カンムリワシ
台湾シリーズの続きで、今日はカンムリワシをご紹介します。
カンムリワシ(Crested Serpent Eagle)はインド、スリランカからミャンマー、タイ、インドシナ、中国南部、台湾、日本の八重山諸島、マレー半島、スマトラ、ジャワ、バリ、ボルネオなどに広く分布する体長50~74cmのタカ科カンムリワシ属の鳥で、分布域により21亜種に分かれており、今回目にしたのは台湾の固有亜種Spilornis cheela hoyaで、日本の八重山諸島(石垣島、西表島)に生息する固有亜種Spilornis cheela perplexus(体長50~56cm)に比べ、体長が65~74cmと一回り大きく、体色もやや濃いのが特徴です。
台湾本島の山麓で目にしたカンムリワシの台湾亜種。名前のように後頭部に冠羽があるのが特徴で、興奮したりすると冠羽を立てるそうです。

水浴びをした後なのでしょうか、翼と尾羽を少し広げて休んでいました・・・




今日はカンムリワシ属カンムリワシの台湾の固有亜種をご紹介しましたが、英名(Serpent:ヘビ)からも分かるように食性は動物食で、両生類、爬虫類、甲殻類、昆虫類などを捕食し、特にヘビを好んで食べることが知られています。なお、ヘビを好んで捕食するのは、カンムリワシ属のほかにチュウヒワシ(Short-toed Snake Eagle)に代表されるチュウヒワシ属の猛禽も同様であるようです・・・
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カンムリワシ(Crested Serpent Eagle)はインド、スリランカからミャンマー、タイ、インドシナ、中国南部、台湾、日本の八重山諸島、マレー半島、スマトラ、ジャワ、バリ、ボルネオなどに広く分布する体長50~74cmのタカ科カンムリワシ属の鳥で、分布域により21亜種に分かれており、今回目にしたのは台湾の固有亜種Spilornis cheela hoyaで、日本の八重山諸島(石垣島、西表島)に生息する固有亜種Spilornis cheela perplexus(体長50~56cm)に比べ、体長が65~74cmと一回り大きく、体色もやや濃いのが特徴です。
台湾本島の山麓で目にしたカンムリワシの台湾亜種。名前のように後頭部に冠羽があるのが特徴で、興奮したりすると冠羽を立てるそうです。

水浴びをした後なのでしょうか、翼と尾羽を少し広げて休んでいました・・・




今日はカンムリワシ属カンムリワシの台湾の固有亜種をご紹介しましたが、英名(Serpent:ヘビ)からも分かるように食性は動物食で、両生類、爬虫類、甲殻類、昆虫類などを捕食し、特にヘビを好んで食べることが知られています。なお、ヘビを好んで捕食するのは、カンムリワシ属のほかにチュウヒワシ(Short-toed Snake Eagle)に代表されるチュウヒワシ属の猛禽も同様であるようです・・・
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ヒガシオオコノハズク
台湾シリーズの続きで、今日はヒガシオオコノハズクの台湾の固有亜種をご紹介します。
ヒガシオオコノハズク(Collared Scops Owl)はヒマラヤ西部からインドシナ北部、中国南東部、台湾にかけて分布する体長23~25cmのフクロウ科オオコノハズク属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのは台湾の固有亜種Otus lettia glabripesと思われます。
台湾本島の寺院で目にしたヒガシオオコノハズク。寺院の天井を塒にしているようで、昼間のこの時間帯は眼を閉じていましたが・・・

しばらくすると眼を開けてくれました。

日本に分布するオオコノハズクは虹彩が橙色ですが、こちらは暗赤色である点が大きく異なります。

今日はヒガシオオコノハズク(Collared Scops Owl)の台湾の固有亜種をご紹介しましたが、Collared Scops Owl(旧称:オオコノハズク)はかってはロシア東部の沿海州からサハリン、中国東部、朝鮮半島、日本、東南アジア、インド、ネパール、イラン南部、パキスタン南部にかけて分布するフクロウ科オオコノハズク属の鳥として分類されていましたが、現在は以下の4種に分かれており、注意が必要です・・・
①インドオオコノハズク(Indian Scops Owl)・・・イラン南部、パキスタン南部からインド、スリランカに分布(4亜種)
②ヒガシオオコノハズク(Collared Scops Owl)・・・ヒマラヤ西部から中国南部、インドシナ北部、台湾にかけて分布(5亜種)
③オオコノハズク(Japanese Scops Owl)・・・ロシア東部、中国北東部、朝鮮半島、日本、南西諸島にかけて分布(亜種サメイロオオコノハズク、亜種オオコノハズク、亜種リュウキュウオオコノハズクの3亜種)
④スンダオオコノハズク(Sunda Scops Owl)・・・タイ南部、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワにかけて分布(3亜種)
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ヒガシオオコノハズク(Collared Scops Owl)はヒマラヤ西部からインドシナ北部、中国南東部、台湾にかけて分布する体長23~25cmのフクロウ科オオコノハズク属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのは台湾の固有亜種Otus lettia glabripesと思われます。
台湾本島の寺院で目にしたヒガシオオコノハズク。寺院の天井を塒にしているようで、昼間のこの時間帯は眼を閉じていましたが・・・

しばらくすると眼を開けてくれました。

日本に分布するオオコノハズクは虹彩が橙色ですが、こちらは暗赤色である点が大きく異なります。

今日はヒガシオオコノハズク(Collared Scops Owl)の台湾の固有亜種をご紹介しましたが、Collared Scops Owl(旧称:オオコノハズク)はかってはロシア東部の沿海州からサハリン、中国東部、朝鮮半島、日本、東南アジア、インド、ネパール、イラン南部、パキスタン南部にかけて分布するフクロウ科オオコノハズク属の鳥として分類されていましたが、現在は以下の4種に分かれており、注意が必要です・・・
①インドオオコノハズク(Indian Scops Owl)・・・イラン南部、パキスタン南部からインド、スリランカに分布(4亜種)
②ヒガシオオコノハズク(Collared Scops Owl)・・・ヒマラヤ西部から中国南部、インドシナ北部、台湾にかけて分布(5亜種)
③オオコノハズク(Japanese Scops Owl)・・・ロシア東部、中国北東部、朝鮮半島、日本、南西諸島にかけて分布(亜種サメイロオオコノハズク、亜種オオコノハズク、亜種リュウキュウオオコノハズクの3亜種)
④スンダオオコノハズク(Sunda Scops Owl)・・・タイ南部、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワにかけて分布(3亜種)
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