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肩に白斑があるカタシロワシ

ブルガリアシリーズの続きで、今日は日本でも記録のあるカタシロワシをご紹介します。

カタシロワシ(Eastern Imperial Eagle)はヨーロッパ南東部からシベリア中部にかけて繁殖し、冬季、アラビア半島やアフリカ北東部に渡り越冬する体長70~83cmのタカ科イヌワシ属の猛禽で、日本では稀な冬鳥として北海道、本州、佐渡、四国、九州、対馬、トカラ列島、八重山諸島で記録があり、成鳥は全身黒褐色で、肩羽の一部に白色部があるのが和名の由来となっています。

ブルガリアの田園地帯で遥か遠くで旋回していたカタシロワシ。あいにくの曇天で真っ黒にしか写っていませんが、何とかその特徴である肩羽の一部の白色部を確認することができます。この個体は全身暗褐色で肩羽の白色部がはっきりしていることから成鳥と思われます。(幼鳥~亜成鳥では肩羽の白色部がほとんどない)

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少し近づいてくれました。こちらは体下面の写真ですが、額から後頸にかけて淡黄褐色であるため顔の辺りが明るく見えます・・・

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今日は日本では稀な冬鳥として記録のあるカタシロワシをご紹介しましたが、同じイヌワシ属のイヌワシより一回り小型とは言えやはり大型の猛禽、旋回する姿は迫力満点でした。ご参考までに以前スペインで撮影した、同じイヌワシ属の仲間でスペイン、ポルトガル、モロッコだけに分布するニシカタシロワシ(Spanish Imperial Eagle)のブログをご紹介します。

ニシカタシロワシ(スペイン)


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アシナガワシ

ブルガリアシリーズの続きで、今日はアシナガワシをご紹介します。

アシナガワシ(Lesser Spotted Eagle)はヨーロッパ東部で繁殖し、冬季、アフリカに渡り越冬する体長55~65cmのClanga属の猛禽で、日本でも稀な冬鳥として記録のある同じ仲間のカラフトワシ(Greater Spotted Eagle)より一回り小型で、カラフトワシの翼指が7本であるのに対し、アシナガワシでは6本で、初列雨覆辺りに2本の白斑がある(カラフトワシは小さな白斑のみ)のが特徴です。

田園地帯で上空を旋回していたアシナガワシ。(右側はヨーロッパノスリ)

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大きくトリミングしてみました・・・

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この写真では特徴である6本の翼指と初列雨覆辺りの2本の白斑を確認することができます。また、翼を広げると写真のように翼が長方形のように見えるのもアシナガワシの特徴だそうです。

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今日はカラフトワシの弟分ともいえるアシナガワシをご紹介しましたが、同じ仲間のカラフトワシ、インドワシを含めた3種はかってはイヌワシ属(Aquila属)に属していましたが、現在はイヌワシ属から分かれ、Clanga属として独立しています。ご参考までに以前、日本とインドで撮影した同じClanga属のカラフトワシのブログをご紹介します。

カラフトワシ(日本)

カラフトワシ(インド)



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カラフトワシ

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ヨーロッパチュウヒ

ブルガリアシリーズの続きで、今日はヨーロッパチュウヒをご紹介します。

ヨーロッパチュウヒ(Western Marsh Harrier)はヨーロッパ、中東から中央アジアにかけてとアフリカ北西部で繁殖し、冬季はヨーロッパ南部、アフリカ、南アジアに渡り越冬するタカ科チュウヒ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれてり、今回目にしたのはヨーロッパ、中東から中央アジアにかけて繁殖する基亜種Circus aeruginosus aeruginosusと思われます。なお、日本では迷鳥として1989年に山口県で幼鳥1羽の記録があるのみという珍鳥でもあります。

そんな日本では珍鳥のヨーロッパチュウヒですが、ヨーロッパでは普通種であり、今回訪れたブルガリアの草原地帯ではごく普通に見ることができました。

獲物を探して草原の上を低空飛翔していたヨーロッパチュウヒ。成鳥のオスは頭から背、雨覆の一部が褐色で、風切、一部雨覆、尾が灰白色、初列風切が黒色ですが、この個体は全身黒褐色で、肩羽から雨覆に細い淡褐色の羽縁があり、虹彩が暗色であることから幼鳥ではないかと思われます。

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その後、何か獲物を見つけたのか、着陸体制に入りました・・・

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今日はヨーロッパでは普通種のヨーロッパチュウヒの幼鳥と思われる個体をご紹介しましたが、以前訪れたインドでは成鳥のオスを見ていますので、ご参考までにその時のブログをご紹介します。

http://shumishan.blog.fc2.com/blog-entry-1198.html

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チュウヒワシ

ブルガリアシリーズの続きで、今日はチュウヒワシをご紹介します。

チュウヒワシ(Short-toed Snake Eagle)は夏季にヨーロッパ南西部から中央アジア、中国北西部、インドにかけてと小スンダ列島で繁殖し、冬季はアフリカとアジア南部から東南アジアに渡り越冬する体長62~69cmのタカ科チュウヒワシ属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ南西部から中央アジア、中国北西部、インドにかけて繁殖している基亜種Circaetus gallicus gallicusと思われます。

ブルガリアの田園地帯で目にしたチュウヒワシ。この個体は頭部が暗褐色で、白色の体下面には黒褐色のはっきりとした斑が見られることから成鳥と思われます。

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本種は英名からも分かるように、食性はヘビ類を専門にしており、大きな頭に金色の目、ヘビを殺すのに適した短い足趾を持っているのが特徴で、一方の和名はヘビを獲るためにチュウヒのように草原でホバリングするところから名付けられており、何れもチュウヒワシの特徴をよく捉えた名前のように思われます・・・


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ヒメクマタカ

ブルガリアシリーズの続きで、今日はヒメクマタカをご紹介します。

ヒメクマタカ(Booted Eagle)はヨーロッパ南西部、アフリカ北西部から中央アジア、インド北部にかけてとアフリカ南部で繁殖し、冬季はアフリカやアジア南部に渡り越冬する体長42~51cmのタカ科ケアシクマタカ属の鳥で、白色型と暗色型の2タイプの存在が知られており、脚は厚く羽毛に覆われており、英名は「ブーツをはいたワシ」から来ているようです。

ブルガリアの田園地帯で目にしたヒメクマタカ成鳥。頭部から背は茶褐色で、黒褐色の翼には一部白色斑が見られます。

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翼の付け根に白斑があるのも本種の特徴です。

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体下面は黒色の風切を除き灰白色であることから、この個体は白色型と思われます。

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今日は今回のツアーで何度も目にしたヒメクマタカをご紹介しましたが、この後、越冬地であるアフリカやアジア南部に渡っていくものと思われます・・・


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シロエリハゲワシ

ブルガリアシリーズの続きで、今日はシロエリハゲワシをご紹介します。

シロエリハゲワシ(Griffon Vulture)は南ヨーロッパ、北アフリカから中央アジア、インド北部にかけての山岳地帯に分布する体長95~110cmのタカ科Gyps属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのは南ヨーロッパ、北アフリカから中央アジアにかけて分布する基亜種Gyps fulvus fulvusと思われます。なお、和名は白い襟状の羽毛を持つことから名付けられています。

ブルガリアの山岳地帯でコロニーを作っていたシロエリハゲワシ。さすが大型の猛禽、迫力満点です。

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頸を伸ばしたシロエリハゲワシ。和名のごとく白い襟状の羽毛を確認することができます。

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岩山をバックに飛翔するシロエリハゲワシ。

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今日は南ヨーロッパ、北アフリカから中央アジアにかけて分布するシロエリハゲワシの基亜種Gyps fulvus fulvusをご紹介しましたが、シロエリハゲワシはこの写真のように山岳地帯の岩壁にコロニーを作って繁殖しており、このコロニーを見るために多くのバーダーが訪れていました・・・


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シュバシコウ

ブルガリアシリーズの続きで、今日は秋の渡りの主役、シュバシコウをご紹介します。

シュバシコウ(White Stork)はヨーロッパ、西アジア、中央アジア、中東、アフリカ北部・南部で繁殖し、冬季、アフリカ東部・南部、
イラン、インドで越冬する体長95~110cmのコウノトリ科コウノトリ属の鳥で、2亜種に分かれており、今回目にしたのはヨーロッパ、西アジア、中東、アフリカ北部・南部で繁殖し、冬季、アフリカ東部・南部で越冬する基亜種Ciconia ciconia ciconiaと思われます。

大群で上空を横切って行ったシュバシコウ。日本で見られるコウノトリとは近縁で大変よく似ていますが、和名(赤い嘴のコウノトリ)のように嘴が赤い点が異なります。

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大きくトリミングしてみました。嘴の赤みが淡く、先端に黒みがあることから若い個体と思われます。

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今日はコウノトリの近縁種、シュバシコウをご紹介しましたが、シュバシコウ(Ciconia ciconia )とコウノトリ(Ciconia boyciana)との間では2代雑種までできているため両種を同一種とする意見も有力で、この場合は学名がシュバシコウはCiconia ciconia ciconia、コウノトリはCiconia ciconia boycianaになると思われます・・・


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ハイイロペリカン

昨日に続いて、今日は同じくブルガリアで目にしたハイイロペリカンをご紹介します。

ハイイロペリカン(Dalmatian Pelican)はヨーロッパ南東部から中国にかけて繁殖し、冬季、ギリシャから中国南部にかけ越冬する体長160~180cmのペリカン科ペリカン属の鳥で、日本では迷鳥として本州、九州、宮古島、八重山諸島で記録があり、和名のように全身つやのある灰白色で、後頭から後頸の冠羽がややカールしているのが特徴です。

右側のモモイロペリカンの群れの近くで泳いでいたハイイロペリカン。全身淡いピンク色のモモイロペリカンに比べ、体色は灰白色であることが分かります。

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大きくトリミングしてみました。手前の猛禽はオジロワシ(White-tailed Eagle)。

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こちらは別の湖で目にしたハイイロペリカン。眼の周囲の裸出部は灰色で小さく、体上面は灰白色で、後頭の冠羽はボサボサとして僅かにカールしていることから若い個体と思われます。

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日本で記録のあるペリカンはモモイロペリカン、ハイイロペリカン、ホシバシペリカンの3種ですが、今までハイイロペリカンだけは見たことがなく一度は目にしたいと思っていました。そんな中、ようやく今回のブルガリアで念願の3種目を目にすることができました・・・


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上空を飛翔するモモイロペリカン

昨日の続きで、今日は上空を飛んでいたモモイロペリカン(Great White Pelican)をご紹介します。

薄日を浴び、上空を横切っていった夏羽のモモイロペリカン。体全体がピンク色を帯び、黒色の風切との対比が鮮やかです・・・

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こちらは青空バックに上空を通過していったモモイロペリカン。真下から見ると嘴の幅は狭く、異様に細長く見えます・・・

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今日は越冬地に向かう途中、中継地である湖に集団で立ち寄っていた夏羽のモモイロペリカンをご紹介しましたが、体長140~175cm、翼長270cmという大型鳥類が間近で飛ぶ様は実に迫力満点でした・・・


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モモイロペリカン

だいぶ前になりますが、東欧・ブルガリアの探鳥ツアーに参加してきましたので、しばらくの間、当地で目にした鳥たちをご紹介します。

最初は日本でも記録のあるモモイロペリカンです。

モモイロペリカン(Great White Pelican)はヨーロッパ南東部から中央アジア(黒海、カスピ海、アラル海沿岸等)とアフリカで繁殖し、冬季はアフリカ中部から南部、パキスタン、インド、ベトナム南部等に渡り越冬する体長140~175cmのペリカン科ペリカン属の鳥で、日本では迷鳥として沖縄県で数例の観察記録があるほか、各地において籠ぬけと思われる個体が観察されています。なお、和名は繁殖期に体色がピンク色になることから名付けられたものと思われますが、非繁殖期は白色であり、そんなことから英名では大型の白いペリカン(Great White pelican) と名付けられています。

集団で越冬地に向かう途中なのでしょうか、大きな池で群れで休んでいた夏羽のモモイロペリカン。

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水面近くを低空飛翔するモモイロペリカン。体全体がピンク色を帯び、黒色の風切との対比が鮮やかです・・・

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今日は越冬地に向かう途中と思われる夏羽のモモイロペリカンの群れをご紹介しましたが、ご参考までに、以前訪れたケニアとインドでのモモイロペリカンのブログをご紹介します・・・

ケニア(夏羽)

インド(冬羽)


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プロフィール

shumishan

Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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