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クマタカ幼鳥の取り付き

天気も回復に向かうとの予報を見て、久し振りにクマタカ(Mountain Hawk-eagle)ポイントを訪れました。予報に反し現地は低い雲が立ち込めていましたが、それでも対岸の山裾を何度となく飛び回るクマタカ幼鳥の雄姿を楽しんできました。

お腹を空かしているのか、獲物が捕れそうなところに何度となく場所を変えていたクマタカの幼鳥。こちらは取り付きの写真です。対岸までは300m以上の距離があり、おまけに暗くて鮮明な写真ではありませんが・・・

クマタカ (1 - 16)

クマタカ (2 - 16)

クマタカ (3 - 16)

クマタカ (4 - 16)

クマタカ (5 - 16)

クマタカ (8 - 16)

今日はクマタカ幼鳥の取り付きシーンをご紹介しましたが、幼鳥はかなりお腹を空かしているようで、何度となく大きな声で鳴いて親鳥に餌をねだっていたようですが、結局この日は親鳥は現れず、自力で獲物を探そうと何度も場所を変えていました・・・


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獲物を待っているノスリ

昨日の続きで、今日は同じく河川敷の公園で目にしたノスリをご紹介します。

ノスリ(Eastern Buzzard)はシベリア中部・南部、モンゴル、中国北東部から日本にかけて繁殖する体長50~60cmのタカ科ノスリ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本ではすでに絶滅しているとされる亜種ダイトウノスリ(Buteo japonicus oshiroi))を除き、基亜種ノスリ(Buteo japonicus japonicus)と亜種オガサワラノスリ(Buteo japonicus toyoshimai)が生息し、亜種ノスリは北海道、本州中部以北、四国の山地で留鳥として生息し、南西諸島を除く全国に冬鳥として飛来しますが、近年西日本でも繁殖例が増えているそうです。

遠くの木にとまり、獲物がやって来るのを待っていたノスリ。顔から体下面は淡褐色で白っぽく見えるため、遠くからでもすぐにノスリと分かります。

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大きくトリミングしてみました。この個体は虹彩が暗褐色で、蝋膜が灰色であることからメスの成鳥と思われます。(オスの虹彩は暗色で、蝋膜は黄色)

ノスリ52

ノスリ53

ノスリ54

今日は獲物がやって来るのひたすら待っていたノスリをご紹介しましたが、一般に猛獣や猛禽など、生き物を主食とする動物や野鳥たちは、ひたすら忍耐強く獲物が近づいてくるのを待っていることが多く、せっかちな人間にはまねのできない忍耐強さがあります・・・


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コチョウゲンボウ

今日は今年も越冬のため飛来した冬鳥のコチョウゲンボウをご紹介します。

コチョウゲンボウ(Merlin)はユーラシア大陸北部、北アメリカ大陸北部で繁殖し、冬季はヨーロッパ南部からアフリカ北部、インド、中国東南部、北アメリカ大陸中部から南部、西インド諸島にかけて越冬する体長26~33cmのハヤブサ科ハヤブサ属の鳥で、分布域により9亜種に分かれており、日本にはアジア北東部で繁殖し、冬季、中国東部から日本にかけて越冬するする亜種コチョウゲンボウ(Falco columbarius pacificus)が、冬鳥として北海道から九州の各地に渡来しますが数はそれほど多くなく、南西諸島では稀であるようです。

河川敷の公園で目にしたコチョウゲンボウのオス。この写真では体上面がよく見えませんが、オスは頭頂部と背、翼の上面が鮮やかな青灰色で、喉以下の体下面は橙褐色で褐色の縦斑があるのが特徴です。

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今年も越冬のため当地にやって来た冬鳥のコチョウゲンボウですが、日本への渡来数はそれ程多くはなく、バーダーにとっては人気の猛禽でもあります・・・


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獲物探しに忙しいコミミズク

昨日の続きで、今日はコミミズク(Short-eared Owl)の獲物探しのシーンをご紹介します。

土手に止まったコミミズクですが・・・

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いよいよ狩りを始めるのか、飛び始めました。

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刈り取りの終わった田圃の上を低空飛翔するコミミズク。

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今日は田圃の上を低空飛翔しながら獲物となるネズミなどを探していたコミミズクをご紹介しましたが、この時間帯ではまだ簡単に獲物は見つからないようで、彼らにとっては暗くなってからの本格的狩りに向けてのウオーミングアップの飛翔のようです・・・


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活動を開始するコミミズク

先日は不発に終わったコミミズクですが、今回は何とかその愛嬌ある姿を目にすることができました。

コミミズク(Short-eared Owl)は北アメリカ、南アメリカ、アフリカ北部、ユーラシア、西インド諸島、ガラパゴス諸島、フォークランド諸島、台湾、日本、ハワイ諸島、ミクロネシアに分布する体長33~40cmのフクロウ科トラフズク属の鳥で、分布域により11亜種に分かれており、日本には北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ北部、アジア北部で繁殖する基亜種Asio flammeus flammeusが冬季に越冬のため全国的に飛来することが知られています。

陽も落ち始めた4時過ぎ、そろそろ活動を始めるのか田圃の畔に姿を見せたコミミズク。

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飛ぶ準備なのか、羽根を少し膨らませ

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翼を少し広げ

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突然、飛び出しました。

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そして、すぐ近くに着地しました。どうやらウオーミングアップだったようです。

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今日はバーダーに大変人気のあるコミミズクをご紹介しましたが、同じトラフズク属のトラフズク(Long-eared Owl)に比べ人気が高いのは、明るいうちから飛び始め、その愛嬌ある人面顔を見せてくれるからなのでしょうか・・・


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クラインガルテンのルリビタキ

今年は行く先々で目にするルリビタキ(Red-flanked Bluetail)ですが、山梨クラインガルテンの近くでも数個体が越冬しているようで、散歩の途中その美しい姿を見せてくれました。

林道を散歩している時、ジジィ・ジジィという地鳴きとともに突然現れたルリビタキのオス。

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人懐っこいルリビタキは、その美しい姿を誇示するかのように、見やすい場所にとまりポーズをとってくれます。

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こちらは別の林道で目にしたルリビタキのメス。鳴き声がするほうを探すと、道路上を歩きながら餌となる昆虫などを探しているようでした。

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今日は山梨クラインガルテンの近くで目にしたルリビタキのオスとメスをご紹介しましたが、この人懐っこく可憐な青い鳥は何度見ても飽きることがありません・・・


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ミコアイサ

今日はクラインガルテン近くの山上の湖で目にしたミコアイサをご紹介します。

ミコアイサ(Smew)はユーラシア大陸亜寒帯のタイガで繁殖し、冬季になるとヨーロッパ、黒海、カスピ海、インド北部、中国南部・東部などへ南下し越冬する体長約42cmのカモ科ミコアイサ属の鳥で、日本では冬季に九州以北に越冬のため飛来するほか、北海道では少数が繁殖することが知られています。

山上の湖で目にしたミコアイサ。オスは眼の周囲や後頭に黒い斑紋が入り、胸部側面には2本の黒い筋模様があり、背の羽衣が黒いのが特徴で、和名はオスの羽衣が巫女の白装束のように見えることに由来するとされていますが、眼の周りが黒いため、見ようによってはギャングのようにも見えてしまいます・・・

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こちらはお互いに向き合っていたオス。右側の頭部から後頸にかけて褐色で、喉から頸部側面にかけて白色の個体はメス。

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通称「パンダガモ」の愛称のあるミコアイサですが、これはオスの羽衣が一見「パンダ風」であることから名付けられていますが、異名に「イタチアイサ」や「キツネアイサ」というのがあり、これらはメスの褐色の頭部を見て付けられたもののようで、先日ご紹介した二ホンイタチの写真と見比べてみると、確かに似てなくもないような気がしてきます・・・


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ジャノヒゲとジョウビタキ

今日はクラインガルテン近くの林道で目にした冬鳥の常連ジョウビタキをご紹介します。

林道を散策中、突然目の前に現れたジョウビタキのメスですが、よく見ると何やら口に青い実を入れています。急いで撮影したのが以下の写真です。

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青い実を飲み込むものだと思っていたところ・・・

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飲み込みそこなったのか、あるいは気に入らなかったのか、落としてしまいました。青い実はよく見るとジャノヒゲの実のようでした。

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今日はジャノヒゲの青い実を咥えていたジョウビタキをご紹介しましたが、ジャノヒゲの和名はジョウノヒゲが転訛してジャノヒゲになったと考えられており、ジョウノヒゲは「尉(じょう)の鬚」という意味で、能面で老人の面である「尉(じょう)」の面の顎鬚(あごひげ)に、葉の形を見立てたものと推測されているそうです。一方、ジョウビタキの和名もオスの白色の頭部を、「尉(じょう)」の面の銀髪に見立てて名付けており、期せずして両者の縁を感じさせてくれました・・・


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高原の森のベニマシコ

今日は高原の森で目にしたベニマシコ(Long-tailed Rosefinch)をご紹介します。

真っ白な雪に覆われた高原の森で、夢中で種子を食べていたベニマシコのオス。

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今日は真っ白な雪で覆われた明るい高原の森で目にしたベニマシコをご紹介しましたが、昨日のフクロウもそうですが、野鳥に雪はよく似合うようです・・・


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フクロウの飛び出し

昨日の続きで、今日は同じく雪原で目にしたフクロウ(Ural Owl)の飛び出しシーンをご紹介します。

夕闇迫るころ遠くの木にひっそり止まっていたフクロウ。

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獲物のネズミを見つけたのでしょうか、突然飛び出しました。辺りはかなり暗くなっておりシャッタースピードが上がりません・・・

フクロウ-11

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急降下していくフクロウ。

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夕闇迫る中、シャッタースピードが上がらず飛びものには厳しい条件でしたが、それでも獲物を狙って飛び出すフクロウは魅力があり、ついつい夢中でシャッターを押していました・・・


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雪原のフクロウ

雪がらみのフクロウが見たくて少し足を延ばしていつもの雪原を訪れました。

スカンジナビア半島からから日本にかけユーラシア大陸北部に帯状に広く分布するフクロウ科フクロウ属のフクロウ(Ural Owl)ですが、分布域により10亜種に分かれており、そのうち、日本では①北海道、南千島に亜種エゾフクロウ(Strix uralensis japonica)、②本州北部に亜種フクロウ(Strix uralensis hondoensis)、③本州中部に亜種モミヤマフクロウ(Strix uralensis momiyamae)、④本州中・南西部、伊豆諸島、淡路島、四国、九州に亜種キュウシュウフクロウ(Strix uralensis fuscescens)の4亜種が留鳥として分布するとされています。そんなフクロウですが、冬場の獲物の少なくなるこの時期は昼間でも狩りを行うため、このような高原では比較的目にする機会が増えてきます。

陽が落ち始めるころ、雪原に姿を現したフクロウ。雪がらみのフクロウは何とも風情があります。

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いよいよ狩りを始めるのか、暫くすると低い杭にとまりました。

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獲物となるネズミのかすかな音も聞き逃さないよう、ときおり頸を回し聞き耳を立てています。

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更に近くの杭にとまったフクロウ。

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警戒心が強く、雪原では豆粒ほどにしか見えないフクロウですが、それでも深々とした冬の高原で凛とした姿のフクロウは何ものにも代えがたい魅力があり、見る者の心を捉えます・・・


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3羽いたルリビタキ

久し振りに自宅近くの丘陵地を散策しましたが、今日はその時目にした3個体のルリビタキ(Red-flanked Bluetail)をご紹介します。

丘陵地の谷戸の周辺には3個体のルリビタキが越冬しているようで、それぞれがお互いの縄張りは侵害しないよう、ほぼ決まった場所で姿を見せてくれました。

谷戸に一番近い場所で姿を見せたオス。

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上記オスの隣のエリアで目にしたルリビタキのメス。時折、地面に降り立ち、獲物の虫などを探していました。

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小さなミミズをゲットしたメス。

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こちらは上記メスの更に隣のエリアで目にしたオス。

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今日は狭いエリアでお互いの縄張りを侵害しないよう棲み分けをしていた3個体のルリビタキをご紹介しましたが、冬の越冬地では食餌となる昆虫類や節足動物はそれほど多くはないと思われ、彼らにとってこのように縄張りを持つことは生き残るための知恵とも言えそうです・・・


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獲物を捕らえてきたニホンイタチ

コミミズクに会いたくてポイントを訪れましたが、いつまで待っても本命は現れず、唯一撮れたのはニホンイタチだけでした。

ニホンイタチ(Japanese Weasel:Mustela itatsi)は本州、四国、九州など(北海道では船に潜入した個体が野生化、島嶼部では人為的な移入)に分布するネコ目イタチ科イタチ属に分類される日本の固有種で、かってはチョウセンイタチの亜種とする説もあったようですが、近年、DNAレベルでの比較により別種とされています。

そんなニホンイタチですが、食性は主に動物食で、ネズミや鳥、両生類、魚、カニ、ザリガニ、昆虫類、ミミズ、動物の死体などを食しているようで、今回、偶然目にしたのは何やら獲物を捕えてきたニホンイタチでした。

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口に咥えた獲物をよく見るとどうやらカエルのようです。

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ニホンイタチは相当用心深いようで、時々立ち止まり、周りの様子を窺いながら獲物を運んでいきました。

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今日は偶然目にした日本の固有種ニホンイタチをご紹介しましたが、一方、本来、日本では対馬だけに自然分布していたチョウセンイタチが、船舶の積荷などに紛れ込んで朝鮮半島から九州に侵入したり、毛皮業者が養殖の為に持ち込んだものが、その後養殖場から逃げ出し、それ以降西日本を中心に分布を広げているようです。チョウセンイタチはニホンイタチに比べ体が一回り大きく、侵入した場所ではチョウセンイタチが優勢になり、ニホンイタチを山間部に追い込んでいるほか、住宅地に適応し、ニワトリ等の食害や、家屋に侵入して糞尿や騒音の問題を引き起こすなど、大きな問題となっているようです・・・


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不発に終わったハイイロチュウヒ

久し振りにハイイロチュウヒが見たくなり遊水地を訪れましたが、残念ながら塒入りが遅く、何とか見られたのは薄暗くなってから遠くを飛ぶ1羽だけでした。

ハイイロチュウヒ(Hen Harrier)は北アメリカ北部やユーラシア北部で繁殖し、冬季は北アメリカ南部から南アメリカ北部、アフリカ北部、ユーラシア中部に移動し越冬する体長43~54cmのタカ科チュウヒ属の鳥として分類されていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)では従来のハイイロチュウヒのうち、北アメリカで繁殖する個体群を別種アメリカチュウヒ(Northern Harrier:Circus hudsonius)として分離独立させています。そんなハイイロチュウヒですが、日本ではユーラシア北部で繁殖した個体が越冬のため渡来しますが、局地的であり個体数はそれほど多くはないようです。

薄暗くなったころ、ようやく遠くを飛んだハイイロチュウヒのオス。シャッタースピードも上がらず、まさに証拠写真でした。

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今回は残念ながら明るい時間帯に目の前を飛翔するハイイロチュウヒを見ることはできませんでしたが、次回はぜひ美しい飛翔姿を目にしたいものです。なお、ご参考までに、以前カナダのバンクーバーで目にした北アメリカで繁殖するアメリカチュウヒ(Northern Harrier:Circus hudsonius)についてのブログをご紹介します。

アメリカチュウヒ(カナダ・バンクーバー)


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珍鳥 コノドジロムシクイ

珍鳥のコノドジロムシクイが飛来しているということで、現地を訪れました。

コノドジロムシクイ(Lesser Whitethroat)はヨーロッパから中近東、中央アジア、ロシアのバイカル地方、モンゴル、中国北部で繁殖し、冬季はアフリカ北東部、アラビア南部、イラン、インドへ渡り越冬する体長約13cmのズグロムシクイ科(ダルマエナガ科)
ズグロムシクイ属の鳥で、分布域により3亜種に分かれています。日本では迷鳥として各地から記録があり、特に秋から冬の記録が多く、亜種は不明とされていますが、北海道で標識された個体はシベリア中北部、カザフスタン北部からモンゴル北部、中国北東部で繁殖し、冬季、南アジアで越冬する亜種Sylvia curruca blythiの可能性が高いとされているようです。

樹々の間を飛び交っていたコノドジロムシクイ。頭頂と側頸は青灰色で、上面は灰褐色。眼先と耳羽は黒褐色で、喉は名前のように白く、体下面は白く胸から脇が褐色みを帯びるのが特徴です。

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コノドジロムシクイ26

花柚子の木がお気に入りのようで頻繁にやって来ましたが、動きが早くカメラマン泣かせでした。

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今日は日本では珍鳥のコノドジロムシクイをご紹介しましたが、ご参考までに以前、モンゴルとインドで目にした同じ亜種(亜種Sylvia curruca blythi)と思われるコノドジロムシクイのブログをご紹介します。

コノドジロムシクイ(2015年モンゴル)

コノドジロムシクイ(2016年インド)

コノドジロムシクイ(2016年モンゴル)


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採餌に夢中なシロハラ

昨日の続きで、今日も同じく自宅近くの谷戸で目にしたシロハラをご紹介します。

シロハラ(Pale Thrush)はロシア南東部から中国北東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季、日本や台湾、中国南東部で越冬する体長24~25cmのツグミ科ツグミ属の鳥で、日本ではほとんどが冬鳥で、本州以南の積雪のない低地で越冬しますが、西日本の山地では少数が繁殖していると考えられています。

落ち葉の中に頭を突っ込み盛んに採餌していたシロハラ。全身ほぼ灰褐色ですが、頭部が暗灰褐色であることからオスと思われます。

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今日は自宅近くの谷戸で、落ち葉に頭を突っ込み盛んに採餌していたシロハラをご紹介しましたが、食性は雑食で、ツグミなどと同じく地面で昆虫やミミズなどの小動物を捕食するほか、木の実などにもよくやって来ます・・・


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シメも増えてきました

昨日の続きで、今日は同じく自宅近くの谷戸で目にしたシメをご紹介します。

シメ(Hawfinch)はヨーロッパ中部および南部からロシア南部を経て中国東北部、サハリン、カムチャツカ半島までのユーラシア大陸中部域に広く分布し、北方で繁殖した個体は冬季南方へ渡り越冬する体長約19cmのアトリ科シメ属の鳥で、全部で6亜種に分かれており、日本ではカムチャッカ半島、サハリン、千島列島、日本で繁殖する亜種シメ(Coccothraustes coccothraustes japonicus)が本州の中部以北で繁殖するほか、冬鳥として本州以南に渡来することが知られています。

木漏れ日を浴びた谷戸で休んでいたシメ。頭部は淡茶褐色で、後頸、腰は灰色。背、肩羽は暗褐色で、風切は青色光沢のある黒色。眼先から腮は黒色で、嘴は肉色であることから冬羽のオスと思われます。

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今日は今年も自宅近くの谷戸にやって来てくれたシメをご紹介しましたが、冬鳥としては決して珍しくはありませんが、いつもの常連たちが次々に姿を見せてくれるのは何とも嬉しいものです・・・


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自宅近くのルリビタキ

今日は自宅近くを散歩の途中目にしたルリビタキ(Red-flanked Bluetail)ご紹介します。

食餌の時間なのでしょうか、時折、地面に降り虫などを探していたルリビタキ。体上面はオリーブ褐色で、眉斑は細くて不明瞭で、脇は鈍い橙色であることからメスと思われます。

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地面近くにとまったルリビタキ。

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今日は自宅から歩いて2~3分の谷戸で目にしたルリビタキのメスをご紹介しましたが、木漏れ日を浴びた谷戸では、冬鳥たちもかなり出揃ってきたようで賑わいを見せ始めています・・・


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久し振りのオオハシシギ

昨日の続きで、今日は同じく自宅近郊の沼で目にしたオオハシシギをご紹介します。

オオハシシギ(Long-billed Dowitcher)はシベリア北東部、アラスカ、カナダ北部で繁殖し、冬季は北アメリカ南部から中米にかけて越冬する体長約29cmのシギ科オオハシシギ属の鳥で、日本では数少ない旅鳥または冬鳥として水田、ハス田、ため池、干潟、河口に渡来することが知られています。

水辺で盛んに採餌していた2羽のオオハシシギの冬羽。上面が灰褐色で、白っぽい眉斑があり、胸は灰色みがかり、側胸から下尾筒に黒褐色の斑紋と横斑があるのが特徴です。

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オオハシシギはずっと嘴を水中に入れたままで、なかなか起き上がってくれません。その後、ちょっと目を離したすきに飛び去ってしまいました。

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今日は久しぶりに目にしたオオハシシギをご紹介しましたが、ご参考までに以前、カナダ・バンクーバーで目にしたオオハシシギと、よく似たアメリカオオハシシギのブログをご紹介します。

オオハシシギ、アメリカオオハシシギ(バンクーバー)


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偶然目にしたイカルチドリ

今日は自宅近郊の沼で目にしたイカルチドリをご紹介します。

イカルチドリ(Long-billed Plover)は夏季にシベリア南東部、中国北東部・中部、朝鮮半島、日本などで繁殖し、冬季になると中国南部や東南アジアへ南下し越冬する体長約21cmのチドリ科チドリ属の鳥で、日本では九州以北に留鳥として分布し、北海道では夏鳥で一部留鳥、沖縄県では少数が越冬しているようです。

そんなイカルチドリですが、水が引いた泥地で数羽が夢中で採餌していました。よく似たコチドリより一回り大きく、英名のように嘴や足が長く、アイリングがコチドリのようにはっきりないのが特徴です

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イカルチドリは冬季に夏羽に、晩夏に冬羽に換羽することが知られていますが、この個体はこの時期、既に前頭、胸帯が黒色の夏羽に換羽しており、夏羽のオスと思われます。

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こちらは過眼線や前頭に褐色みが強いことからメスと思われます。

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今日は自宅近郊の沼で目にしたイカルチドリをご紹介しましたが、最初見た時にはコチドリかとも思いましたが、よく見るとコチドリより一回り大きく、嘴や足が長く、アイリングがコチドリのようにはっきりしていないことからイカルチドリであることが分かりました。まさかこのような場所で会えるとは思ってもいなく、少しばかり嬉しくなりました・・・


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ノスリの飛び出し

今日は峠越えで車を走らせていたとき、偶然目にしたノスリ(Eastern Buzzard)をご紹介します。

道路わきの木にとまっていたノスリ。車を路肩に止めそっと撮影しましたが、残念ながら細かい枝が多く枝被りです。この個体は虹彩が暗色で、蝋膜は黄色みを帯びていることから成鳥のオスと思われます。(メスは虹彩が暗褐色で、蝋膜は灰色)

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しばらくするとこちらを振り向き・・・

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突然飛び出しました。

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今日は車を走らせていたとき、偶然目にしたノスリをご紹介しましたが、こちらがカメラを向けたため飛び出したようで、ノスリには悪いことをしてしまいました・・・


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種子を食べていたカヤクグリ

先日もご紹介したカヤクグリ(Japanese Accentor)ですが、今日は採餌する場面を目にすることができましたので、そんなシーンをご紹介します。

林道を散策していると、藪の中を忙しく動き回っているカヤクグリを発見。その後、ようやく横たわった茎に止まってくれました。頭部は暗褐色で、背は褐色で暗褐色の縦斑があり、体下面は暗灰色と地味系ですが、虹彩が茶褐色なため独特の雰囲気があります。

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その後、切株の上に移動しました。

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頭を下げて何やら探しているようです。

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よく見ると何やら種子ようななものを咥えています。その後、何度も同じ動作を繰り返し、種子を食べていました・・・

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カヤクグリの食性は雑食で、繁殖期の夏季には栄養価の高い小型の昆虫、幼虫、クモなどを採餌し子育てを行い、動物食が少なくなる非繁殖期の冬季には、草や木の種子などを食べることが知られています。このように季節に合わせて巧みに食餌を変えるのは、多くの雑食性の鳥たちに共通することのようで、種の保存に向けた彼らの巧みな戦略に感心させられます・・・


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子供たちを見守るキジのメス

昨日の続きで、今日は同じく林道で目にしたキジ(Green Pheasan)をご紹介します。

林道を散策中、突然、数羽のキジが飛び出し、山裾のほうに飛び立っていきましたが、その様子をじっと見守っていたのがこの個体です。どうやら子供たちを引き連れていた母鳥のようです。全身淡黄褐色で、黒褐色の軸斑が密にあり、眼の下に白色部があるのがメスの特徴です。

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その後、少し高いところに移動し、子供たちの様子を見た後・・・

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子供たちが無事に渡り終えたのを確認したのか、山裾に消えていきました・・・

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今日は数羽の子供たちを引き連れていたキジの母鳥をご紹介しましたが、この時期、子供たちも母鳥と同じくらいの大きさに成長していましたが、それでもまだまだ子供、今しばらくの間、母親の見守りは続きそうです・・・


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ベニマシコ

先日はオスの第1回冬羽と思われるベニマシコ(Long-tailed Rosefinch)をご紹介しましたが、今回は同じ林道で目にしたオスの成鳥冬羽と思われる個体をご紹介します。

つる性植物の実を食べにやって来たベニマシコの冬羽のオス。逆光気味でおまけに距離があるため鮮明ではありませんが、バフ色がかった冬羽を確認することができます。

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右の個体は盛んに実を啄んでいました。

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それぞれを大きくトリミングしてみました。

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今日はベニマシコのオスの冬羽をご紹介しましたが、当地で冬を越し、繁殖地に戻る頃には鮮やかな紅色の夏羽に換羽していくものと思われます・・・


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今シーズン初のキレンジャク

昨日の続きで、今日は同じく高原で目にした今シーズン初のキレンジャクをご紹介します。

キレンジャク(Bohemian Waxwing)はヨーロッパ北部からアジア北部、北アメリカ北部で繁殖し、冬季、木の実を求めて南下する体長19~20cmのレンジャク科レンジャク属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、日本ではヨーロッパ北部からアジア北部で繁殖する基亜種キレンジャク(Bombycilla garrulus garrulus)が冬鳥として主に本州中部以北に渡来しますが、木の実を求めてどの程度南下するかは途中の木の実の量に影響するとされています。

カラマツの枝にとまったキレンジャク。体長17~18cmのヒレンジャク(Japanese Waxwing)に比べ若干大きく、過眼線は冠羽に達せず、尾の先端は黄色で、下尾筒は橙褐色、腹は一様に灰褐色である点がヒレンジャクとの違いです。また、次列風切の羽軸先端には赤い蝋状の突起物があり、この蝋状の物質がレンジャク科の英名(Waxwing)の由来となっています。

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日本に渡来するレンジャク科の鳥はヒレンジャクとキレンジャクの2種ですが、ヒレンジャクが関東以西に多く渡来するのに対し、キレンジャクは主に本州中部以北に渡来すると言われています。これはヒレンジャクがシベリア東部、中国北東部のアムール川・ウスリー川流域の限られたエリアで繁殖するのに対し、亜種キレンジャクはより北方のユーラシア大陸北部の寒帯で繁殖しており、それが南下緯度の差になっているのでしょうか・・・


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高原の森のフクロウ

久し振りに高原の森を訪れましたが、そこでは今シーズン初のフクロウを目にすることができました。

フクロウ(Ural Owl)はスカンジナビア半島からから日本にかけてユーラシア大陸北部に帯状に広く分布する体長約50cmのフクロウ科フクロウ属の鳥で、分布域により10亜種に分かれており、日本では①北海道、南千島に亜種エゾフクロウ(Strix uralensis japonica)、②本州北部に亜種フクロウ(Strix uralensis hondoensis)、③本州中部に亜種モミヤマフクロウ(Strix uralensis momiyamae)、④本州中・南西部、伊豆諸島、淡路島、四国、九州に亜種キュウシュウフクロウ(Strix uralensis fuscescens)の4亜種が留鳥として分布するとされていますが、冬場の獲物の少なくなるこの時期、昼間でも狩りを行うため、比較的目にする機会が増えてきます。

陽が落ち始めるころ、高原の森に姿を現したフクロウ。突然飛び出しました・・・

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かなり薄暗くなっておりシャッタースピードが上がりません。

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その後、鉄条網の支柱にとまった同じ個体。

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今日は久し振りに目にした高原の森のフクロウをご紹介しましたが、今年は暖冬のせいか雪が全くなくちょっと風情のない写真になってしまいましたが、次回は是非、雪がらみのフクロウを撮影したいものです・・・


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別種になった亜種オオヒシクイ

昨日の続きで、今日は亜種オオヒシクイをご紹介します。

従来、オオヒシクイはヒシクイの亜種として分類されていましたが、現在IOC(国際鳥類学会議)では、従来のヒシクイ(Bean Goose)をニシヒシクイ(Taiga Bean Goose)とヒシクイ(Tundra Bean Goose)の2種に分けて分類しており、本ブログではIOC分類に従って記載することします。
ニシヒシクイ(Taiga Bean Goose)はスカンジナビアからシベリアにかけユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季、ヨーロッパや中央アジア、中国東部、朝鮮半島、日本などに渡り越冬する体長88~95cmのカモ科マガン属の鳥で、分布域により3亜種に分かれており、日本ではシベリア東部で繁殖し、冬季、中国東部、朝鮮半島、日本で越冬するAnser fabalis middendorffii(亜種オオヒシクイ)が冬鳥として局地的に渡来することが知られています。

ハクガンのファミリーの近くで集団で休んでいた亜種オオヒシクイですが、ようやく2羽が活動を開始し始めました。別種ヒシクイに比べ体がやや大きく、頸と嘴も長いのが特徴です。

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こちらは翼を広げる亜種オオヒシクイ。

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今日はヒシクイから分離し別種となった亜種オオヒシクイをご紹介しましたが、ちなみに従来のヒシクイ(Tundra Bean Goose)は2亜種に分けられており、日本に渡来するのはシベリア北東部で繁殖し、冬季、中国朝鮮半島、日本に渡り越冬する基亜種ヒシクイ(Anser serrirostris serrirostris)とされています・・・


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渡来数が増えているシジュウカラガン

昨日の続きで、今日は近年、渡来数が増えているシジュウカラガンをご紹介します。

シジュウカラガン(Cackling Goose)はベーリング海、千島列島、アリューシャン列島からアラスカ、カナダ北部、グーンランドなどで繁殖し、冬季、カナダ中北部・南西部、アメリカ西部、メキシコ、グリーンランド、日本などに渡り越冬する体長約67cmのカモ科コクガン属の鳥で、分布域により4亜種に分かれており、日本にはベーリング海、千島列島、アリューシャン列島で繁殖し、冬季、日本、アメリカ西部に渡り越冬する亜種シジュウカラガン(Branta hutchinsii leucopareia)が宮城県・化女沼(けじょぬま)周辺で越冬し、最近数を増やしているほか、アラスカ西部で繁殖し、冬季、カナダ南西部、アメリカ西部で越冬する亜種ヒメシジュウカラガン(Branta hutchinsii minima)が稀に渡来するようです。また、この2亜種以外にもアラスカ北東部、カナダ北部で繁殖し、冬季、アメリカ南西部、メキシコで越冬する亜種チュウショウカナダガン(アラスカシジュウカラガン?)(Branta hutchinsii taverneri)とされる記録もあるようです。

マガンの群れに混じっていた亜種シジュウカラガン。和名のように頬から喉が白く、成鳥では頸の付け根に白い頸輪があるのが特徴です。写真の中には白い頸輪が不明瞭な個体もいますが、これは第1回冬羽と思われます。

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マガンと比べると一回り小さいことが分かります。

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マガンの群れと一緒に突然飛び出しました・・・

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昭和初期ころまでは宮城県仙台市に多数渡来していたとされる亜種シジュウカラガンですが、毛皮目的で繁殖地に移入されたキツネ類による捕食などにより激減し絶滅が危惧さえていましたが、その後、飼育下繁殖させた個体の放鳥などの回復計画が功を奏し、最近では当地での越冬数は数千羽にまで増えているようです・・・


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白黒のコントラストが美しいハクガン

昨日の続きで、今日はマガンの群れに混じっていたハクガンをご紹介します。

ハクガン(Snow Goose)はシベリア北東部、アラスカ北部、カナダ北部、グリーンランド北西部などで繁殖し、冬季、アメリカ北東部から南部、メキシコ北部、日本などに渡り越冬する体長約67cmのカモ科マガン属の鳥で、分布域により2亜種に分かれており、今回目にしたのはシベリア北東部、アラスカ北部、カナダ北西部で繁殖し、冬季、アメリカ南部、メキシコ北部、日本などで越冬する基亜種ハクガン(Anser caerulescens caerulescens)と思われます。

マガンやオオヒシクイの群れに混じって田圃で休んでいたハクガンのファミリー。全身白色で、嘴と足がピンクなのが成鳥で、全身灰褐色で、嘴が黒く足が暗赤色なのが幼鳥。

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翼を広げると、初列風切の黒色と他の白色部とのコントラストが鮮やかです。

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幼鳥を引き連れた親鳥。

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ファミリーが採餌中は、必ず親鳥1羽がこのように周りの様子を伺っています・・・

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今日はマガンの群れに混じっていたハクガンをご紹介しましたが、例年1~2羽しか渡来しないハクガンも今年は十数羽渡来しているようで、その美しい姿をじっくり楽しむことができました・・・


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目が可愛いカリガネ

昨日の続きで、今日はカリガネをご紹介します。

カリガネ(Lesser White-fronted Goose)はユーラシア北部の寒帯で繁殖し、冬季、ヨーロッパ南東部や中国東部に渡り越冬する隊長約58cmのカモ科マガン属の鳥で、日本では宮城県伊豆沼や蕪栗沼周辺、島根県斐伊川河口では定期的に少数が渡来するようです。日本産ガン類では最小で、嘴はピンク色で短く、額の白色部は広く頭頂近くまであり、アイリングが明瞭な黄色であるのが特徴です。

マガンの群れに混じって採餌していたカリガネのファミリー(左側の4羽がそうですが、真ん中の成鳥以外は額の白色部が少ない幼鳥)。

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頸を伸ばしたカリガネ(中央の2羽)。

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マガンと比較すると大きさの違いがよく分かります。

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その後、田圃の中に移動しました。

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今日は日本では局地的にごく少数が渡来するカリガネをご紹介しましたが、英名は「小さなマガン」という意味で非常にシンプルなのに対し、和名のカリガネは「雁が音(ね)」(「かり」(マガンの鳴き声に由来し、語調を強めるためガンになった)+「が音(ね))」(虫の音と同じようによい音として聴き取った?)から来ているように非常に奥ゆかしいもので、国民性の違いを感じさせられます・・・


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プロフィール

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Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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