屍に群がるクロハゲワシ

昨年に続きモンゴルの探鳥ツアーに参加してきましたが、今回はモンゴル西部に位置するオブス湖周辺にも足を延ばしましたので、今日からしばらくの間、当地で出会った鳥たちをご紹介したいと思います。

最初はモンゴルを代表する猛禽クロハゲワシです。

クロハゲワシ(Cinereous vulture)はヨーロッパ南部からトルコ、中央アジア、チベット、中国東北部に分布し、大部分の個体は留鳥ですが、一部の個体は冬季インドや西南アジアへ渡り越冬。日本では迷鳥として、北海道、南千島、本州、佐渡、四国、九州、対馬、先島諸島で記録があり、日本で記録されたワシタカ類中最大(体長100~110cm)で、全身が褐色の羽毛で覆われ、頸部は襟巻き状の羽毛で覆われています。また、頭部には羽毛がなく灰色の皮膚が露出しているほか、嘴は太く、鉤状になり先端部が黒いのが特徴です。

猛禽を探しながら山岳地帯を車で流していたところ、突然、上空にクロハゲワシの鷹柱が立っているのを目にしました。

クロハゲワシ56

クロハゲワシ57

目を下に移すと、そこには山の中腹で牛の屍に群がるたくさんのクロハゲワシがいました。よく見るとほとんど食い尽くされた状態で、頭部と骨だけが無残に残されていました。

クロハゲワシ50

残された餌の取り合いなのでしょうか、こっちに来るなと言わんばかりに他の個体を牽制するクロハゲワシ。

クロハゲワシ51

そんな間にもワタリガラスだけはちゃっかり餌をついばんでいます・・・

クロハゲワシ53

さらに大きくトリミング・・・

umigarasu4 (1 - 1)

umigarasu4 (1 - 1)-2

体長約63cmとカラスの仲間では大きなワタリガラスですが、比較してみるとクロハゲワシがいかに大きいかが分かります・・・

umigarasu4 (42 - 43)

umigarasu4 (43 - 43)

今日は日本で記録されたワシタカ類中最大のクロハゲワシをご紹介しましたが、さすが広大な草原に覆われたモンゴル。ここでは放牧された山羊や羊、牛、馬などのほか野生の草食獣、そして彼らを狙う肉食獣、猛禽など、生態系を構成する多くの生き物が生息しています。日本ではほとんど目にすることのない光景ですが、ここモンゴルではごく日常的に繰り広げられている出来事のようです・・・


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