ハシブトアジサシ

昨日の続きで、今日はハシブトアジサシをご紹介します。

ハシブトアジサシ(Gull-billed Tern)はユーラシア大陸、北アメリカ南部、南アメリカ、アフリカ中部、オーストラリアなど、全世界に広く分布し、日本に一番近い繁殖地は台湾、中国東部などで、日本では稀な旅鳥として本州以南で観察されています。

バンコクの南方に位置するケチャブリー県の塩田で目にした冬羽のハブトアジサシ。名前のように嘴が特に太くがっしりしていて黒いほか、脚も他のアジサシ類に比べ特に脛節が長く、冬羽では頭部が白くなり、黒くて太い過眼線が目立ちます。

ハシブトアジサシ1

ハシブトアジサシの体長は33~43cmですが、左端のコアジサシ(体長22~28cm)と比べると大きさの違いがよく分かります・・・

ハシブトアジサシ2

ハシブトアジサシ3

ハシブトアジサシ4

ハシブトアジサシ5

ハシブトアジサシ6

ハシブトアジサシ7

塩田の畔にずらりと並んだハシブトアジサシ。

ハシブトアジサシ8

日本では稀な旅鳥として渡来するハシブトアジサシですが、全部で6亜種に分類されており、国際鳥類学会議(IOC)の分類によれば、当地を訪れるのはヨーロッパ、北アフリカ、中東、中南アジア、中国西部、タイなどで見られる亜種Gelochelidon nilotica niloticaとされています。なお、日本に渡来するのは日本鳥類目録改訂第7版では亜種Gelochelidon nilotica niloticaとされていますが、IOC分類によれば、日本、東南アジア、フィリピン、ボルネオ、スラウェシ、スマトラで見られる別亜種Gelochelidon nilotica affinisとされています。さてどちらが正しいのでしょうか・・・


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