トサカレンカク

オーストラリアシリーズの続きで、今日はトサカレンカクをご紹介します。

トサカレンカク(Comb-crested jacana)はボルネオ島南部、フィリピン南部、スラウェシ島、モルッカ諸島、小スンダ列島、ニューギニア島、ニューブリテン島、オーストラリア北部および東部に分布するチドリ目レンカク科の鳥で、他のレンカク類同様、スイレン科やホテイアオイ属のような浮葉性植物が豊富にある淡水の湿地に適応しています。

ケアンズ郊外の湿地帯で目にしたトサカレンカク。和名jのように額を覆う明るい赤色のトサカ状の額板を持つ魅力的な鳥で、英名はトサカ状の額板が櫛のように見えることから名付けられたものと思われます。

トサカレンカク20

真っ赤な額板をいただいた姿はまるで貴婦人のようです・・・

トサカレンカク21

トサカレンカク22

トサカレンカク23

トサカレンカク24

こちらは別の場所で目にしたトサカレンカク。

トサカレンカク7

トサカレンカク8

突然飛び出しました。さすが浮葉性植物の上を歩くのに適応しており、趾が極端に長いですね・・・

トサカレンカク10

トサカレンカク11

今日は東南アジア南部からオーストラリアにかけて分布するトサカレンカクをご紹介しましたが、トサカレンカクは他のレンカク類と同じく一妻多夫制だそうで、メスは卵を産むだけで抱卵せずオスのみが抱卵するそうです。このような繁殖形態は同じく一妻多夫制をとっているタマシギなどと同様、生息地が洪水による氾濫の危険が高いため、数が多いオスに分散して子育てさせることにより確実に子孫を残すという戦略なのでしょうか・・・


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