エゾ・サメ・コサメ 3兄弟

舳倉島シリーズの続きで、今日は日本では比較的見ることの多いヒタキ科サメビタキ属の3種をご紹介します。

最初はエゾビタキです。

エゾビタキ(Grey-streaked Flycatcher)は夏季にシベリア南部、サハリン、カムチャツカ半島南部等で繁殖し、冬季はフィリピン、セレベス島、ニューギニア等へ南下し越冬。日本では旅鳥として春と秋の渡りの時期に飛来しますが、一般的に秋の方が通過数が多いようです。

松の切り株にとまったエゾビタキ。初列風切の突出が長く、英名のように体下面の縦斑が明瞭です。

エゾビタキ2

エゾビタキ3

次はサメビタキです。

サメビタキ(Dark-sided Flycatcher)は夏季にアフガニスタン、ヒマラヤ山脈、シベリア東部、サハリン、カムチャツカ半島などで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下して越冬。日本では基亜種が夏季に北海道、本州中部以北で繁殖し、本州西部以南では渡りの途中に旅鳥として飛来するようです。

開けた草地で目にしたサメビタキ。特徴である胸から脇の不明瞭な暗灰褐色の縦斑を確認することができます。

サメビタキ1

サメビタキ2

最後はコサメビタキです。

コサメビタキ(Asian brown Flycatcher)は夏季にシベリア南部、朝鮮半島、日本、ヒマラヤ山脈などで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下し越冬。日本では基亜種が夏季に九州以北に繁殖のため飛来し、秋になると南に渡って行きます。

島の至るところで目にしたコサメビタキ。英名のごとく体上面は灰褐色で、白いアイリングに特徴があります。

コサメビタキ1

コサメビタキ2

コサメビタキ3

コサメビタキ4

今日は日本では比較的見ることの多いサメビタキ属の3兄弟をご紹介しましたが、そのうち、エゾビタキについては秋の渡り途中に見ることは多いのですが春には珍しく、今回は予期せぬ出会いとなりました・・・


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