エゾムシクイ、センダイムシクイ、オオムシクイ?

舳倉島シリーズの続きで、今日は島で目にしたムシクイの仲間3種をご紹介します。

最初はエゾムシクイです。

エゾムシクイ(Sakhalin Leaf Warbler)は夏季に日本やロシア東部で繁殖し、冬季は東南アジアで越冬するする体長約12cmのムシクイ科ムシクイ属の仲間で、日本では夏季に繁殖のため北海道から九州にかけて渡来します。眉斑は白く、前方がバフ色みを帯び、頭部は暗灰褐色で、背からの上面は緑褐色をしているのが特徴です。

水場に姿を見せたエゾムシクイ。上記特徴を有しているのが確認できます。

エゾムシクイ1

エゾムシクイ2

エゾムシクイ3

エゾムシクイ4

次はセンダイムシクイです。

センダイムシクイ(Eastern Crowned Warbler)は夏季に中国北東部、日本、ロシア南東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季になると東南アジアへ南下し越冬する体長約13cmのムシクイ属の仲間で、日本には繁殖のため九州以北に夏鳥として渡来します。

海岸線で目にしたセンダイムシクイ。淡黄色の眉斑が明瞭で、大雨覆には淡黄色の斑紋が入り、黒褐色の上嘴と橙黄色の下嘴、そして最大の特徴である頭央線がかろうじて確認できます。

センダイムシクイ1

センダイムシクイ2

センダイムシクイ3

最後はオオムシクイ?と思われる個体です。

オオムシクイ(Kamchatka Leaf Warbler)は夏鳥として北海道の知床半島や千島列島、サハリン、カムチャッカで繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する体長10~13cmのムシクイ属の仲間で、日本全国各地に旅鳥として飛来し、個体数は多いとされています。メボソムシクイの近縁3種(メボソムシクイ、オオムシクイ、コムシクイ)は外見での野外識別は困難とされていますが、声による識別は有効で、オオムシクイの囀りは「ジジロ、ジジロ」「チチロ、チチロ」と3拍子で、地鳴きは「ジッ」「ジジッ」と大きな声で鳴くのが特徴だそうです。

水場で目にしたオオムシクイと思われる個体。鳴き声がしなかったため識別は困難ですが、メボソムシクイの春の渡りは4月下旬~5月上旬頃が最も多く、オオムシクイはそれより遅い5月中旬~6月中旬と言われていますので、時期から考えるとオオムシクイの可能性が高いと思われました。

オオムシクイ1

オオムシクイ2

オオムシクイ3

今日はムシクイ科ムシクイ属の3種をご紹介しましたが、一般にムシクイの仲間は見た目がよく似ているため識別が難しいわけですが、逆に言えば難しいから面白いとも言え、チャレンジのし甲斐があります・・・


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