固有亜種モスケミソサザイ

昨日の続きで、今日はミソサザイの亜種で、伊豆諸島だけに分布する日本の固有亜種モスケミソサザイをご紹介します。

ミソサザイ(Eurasian wren)はヨーロッパ、アフリカ北部、西アジア、中央アジアからロシア極東部、東南アジア北部、中国、台湾、朝鮮半島、日本にかけて繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南方へ渡るとされる体長10~11cmのミソサザイ科ミソサザイ属の鳥で、分布域により全部で28亜種に分かれており、そのうち日本では千島列島南部、樺太、日本に分布する亜種ミソサザイのほか、伊豆諸島に分布する亜種モスケミソサザイ、屋久島、種子島に分布する亜種Troglodytes troglodytes ogawae の3亜種の存在が知られています。

水場近くに現れた亜種モスケミソサザイ。亜種ミソサザイに比べ全身濃い焦げ茶色で、成鳥でも口角が橙褐色をしています。

モスケミソサザイ5

モスケミソサザイ4

モスケミソサザイ2

モスケミソサザイ3

モスケミソサザイ7

木の幹に張り付いた亜種モスケミソサザイ。

モスケミソサザイ1

今日はミソサザイの亜種で、伊豆諸島だけに分布する日本の固有亜種モスケミソサザイをご紹介しましたが、日本には上記3亜種のほか、かっては南大東島に分布し現在は絶滅した亜種ダイトウミソサザイの存在も知られています。そんな中、日本の固有亜種モスケミソサザイについても環境省及び東京都のレッドリストで絶滅危惧IB類(EN)の指定を受けており、亜種ダイトウミソサザイの二の舞にならないよう、的確な保全対策を講じてほしいものです・・・


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