ニシツメナガセキレイ(仮称)、ハクセキレイ

南欧シリーズの続きで、今日はニシツメナガセキレイ(仮称)と思われる個体とハクセキレイをご紹介します。

最初はニシツメナガセキレイ(仮称)の幼鳥と思われる個体です。

従来、ツメナガセキレイ(Yellow Wagtail)は夏季にユーラシア大陸中部以北、アラスカで繁殖し、冬季はアフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシアなどへ渡り越冬するセキレイ科セキレイ属の鳥として知られてきましたが、近年、IOC(国際鳥類学会議)ではYellow WagtailをWestern Yellow Wagtail(ニシツメナガセキレイ(仮称):10亜種)とEastern Yellow Wagtail(ツメナガセキレイ:3亜種)の2種に分割しており、今回目にしたのはニシツメナガセキレイ(仮称)のうち、イベリア半島、フランス南西部、アフリカ北西部で繁殖し、冬季、アフリカ西部・中北部で越冬するき亜種Motacilla flava iberiaeと思われました。

スペインの首都マドリッド近郊で目にしたニシツメナガセキレイ(仮称)の幼鳥と思われる個体。体下面に黄色みがないことからキガシラセキレイ幼鳥の可能性も考えましたが、分布域から考え、ニシツメナガセキレイ(仮称)の亜種Motacilla flava iberiaeの幼鳥の可能性が高いと判断しました。

ツメナガセキレイ1

ツメナガセキレイ2

ツメナガセキレイ3

次はハクセキレイです。

ハクセキレイ(White Wagtail)はユーラシアのほぼ全域およびアフリカ北部、アラスカ西部に分布する体長16.5~19cmのセキレイ科セキレイ属の鳥で、分布域により9亜種に分類されており、今回目にしたのはグリーンランド、アイスランド、ヨーロッパ大陸からウラル山脈、コーカサス、中央アジア、中東で繁殖し、冬季、アフリカ、アラビア、南西アジア、南アジアで越冬する基亜種Motacilla alba albaと思われます。

フランスのガヴァルニー村で目にしたハクセキレイの亜種Motacilla alba albaのオスと思われる個体。顔が白く、頭頂から頸、腮から胸が黒色で、背が灰色なのが特徴です。

ハクセキレイ2

ハクセキレイ3

こちらは頭頂が灰色であることからメスと思われます。

ハクセキレイ4

ハクセキレイ1

今日はニシツメナガセキレイ(仮称)と思われる個体とハクセキレイをご紹介しましたが、今回、ツメナガセキレイについていろいろ調べていく中で、近年、IOCではWestern Yellow Wagtail(ニシツメナガセキレイ(仮称))とEastern Yellow Wagtail(ツメナガセキレイ)の2種に分割していることを知りました。野鳥の分類についてはIOCが年に数回Bird Listの見直しを行っており、常に最新のリストをチェックしておく必要がありそうです・・・


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