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ゴマフスズメ、イエスズメ

昨日に続き、今日は同じくバンクーバーで目にしたゴマフスズメとイエスズメをご紹介します。

最初はゴマフスズメです。

ゴマフスズメ(Fox Sparrow)は従来、アリューシャン列島からアラスカ、カナダ、北アメリカの西部で繁殖し、冬季は北アメリカの南部からメキシコ北部へ移動し越冬する体長17~18cmのホオジロ科ゴマフスズメ属の鳥として知られていましたが、現在、IOC(国際鳥類学会議)では本種を以下の4種に分離独立させており、今回目にしたの分布域から考え、Sooty Fox Sparrow(ゴマフスズメ)7亜種のうち、アラスカ南東部からアメリカ北西部の海岸線で繁殖し、カナダ・ブリティッシュコロンビア州南西部からカリフォルニアにかけて越冬する亜種Passerella unalaschcensis fuliginosaと思われました。

・Red Fox Sparrow(2亜種)・・・アラスカ北東部・中央部からカナダ東部で繁殖し、アメリカ中南部・東南部で越冬
・Sooty Fox Sparrow(ゴマフスズメ:7亜種)・・・アリューシャン列島、アラスカ南西部、カナダ北西部で繁殖し、カナダ南西部からカリフォルニア南部で越冬
・Slate-colored Fox Sparrow(5亜種)・・・カナダ南西部からアメリカ中西部で繁殖し、カリフォルニアとアリゾナ南部で越冬
・Thick-billed Fox Sparrow・・・オレゴン南西部、カリフォルニアで繁殖し、カリフォルニア南部からメキシコ北西部で越冬

なお、ゴマフスズメは日本では迷鳥として1935年に栃木県、1985年に北海道で記録されています。

ライフェル保護区で目にしたゴマフスズメ。頭部から体上面は灰褐色。顎線、胸、脇に灰褐色の斑が密集しているのが特徴で、和名はこのゴマフ状の斑から名付けられたようです。

ゴマフスズメ1

ゴマフスズメ2

次はイエスズメです。

イエスズメ(House Sparrow)は南極を除く全大陸に分布する体長14~16cmのスズメ科スズメ属の鳥で、世界一分布域の広い鳥類として知られていますが、東アジアは分布の空白域になっており、朝鮮半島、日本、台湾、フィリピン、インドネシアには自然分布していません。なお、イエスズメは分布域により12亜種に分類されており、今回目にしたのはヨーロッパ西部・北部からアジア北部、シベリア北東部にかけて自然分布し、南北アメリカ、アフリカ南部、オーストラリアに移入された亜種Passer domesticus domesticusと思われます。なお、日本では迷鳥として北海道、利尻島、天売島、舳倉島、見島で記録があり、利尻島ではスズメと交雑し繁殖した記録があるようです。

ライフェル保護区で目にしたイエスズメのオス。スズメとよく似ていますが、額から後頸が灰色で眼の後方に小さい白斑があり、眼先から眼の後方、腮から胸は黒色なのが特徴です。

イエスズメ2

こちらはメス。頭頂、頬以下の体下面は灰褐色で、淡黄褐色の眉斑があるのが特徴です。

イエスズメ1

今日はバンクーバーで目にしたゴマフスズメとイエスズメをご紹介しましたが、中でもゴマフスズメについては近年IOCでは4種に分離しており、常に最新のリストを見ておく必要を感じさせられました・・・


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