ナルシストなキビタキ
夏鳥の続きで、今日は山の水場で目にしたキビタキをご紹介します。
キビタキ(Narcissus Flycatcher)はサハリンから日本列島全土とその近隣、中国の一部地域で繁殖し、冬季はフィリピンやボルネオなど東南アジアへ渡り越冬するヒタキ科キビタキ属の鳥で、分布域により以下の3亜種に分類されていますが、
①夏鳥としてサハリンや日本全土で繁殖する基亜種キビタキ(Ficedula narcissina narcissina)
②屋久島から南西諸島にかけて分布する亜種リュウキュウキビタキ(Ficedula narcissina owstoni)
③夏鳥として中国東北部の河北省で繁殖し、タイやマレー半島で越冬する亜種キムネビタキ (Ficedula narcissina elisae)
現在、IOC(国際鳥類学会議)では亜種キムネビタキを別種キムネビタキ(Green-backed Flycatcher、Ficedula elisae)として独立させていますので、それに従えば2亜種ということになります。
今年も姿を見せてくれた亜種キビタキのオス。学名、英語はともに「水仙」を意味しますが、これは美少女ナルシスが自分の姿に見とれて泉の近くで水仙になったというギリシャ神話に由来しているとかで、まさにナルシスト的なキビタキの生態をよく捉えた名前といえます。




地面に降りたキビタキ。



今日は夏鳥を代表するキビタキをご紹介しましたが、彼らがやってくると新緑の森が急に華やかになってきます・・・
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キビタキ(Narcissus Flycatcher)はサハリンから日本列島全土とその近隣、中国の一部地域で繁殖し、冬季はフィリピンやボルネオなど東南アジアへ渡り越冬するヒタキ科キビタキ属の鳥で、分布域により以下の3亜種に分類されていますが、
①夏鳥としてサハリンや日本全土で繁殖する基亜種キビタキ(Ficedula narcissina narcissina)
②屋久島から南西諸島にかけて分布する亜種リュウキュウキビタキ(Ficedula narcissina owstoni)
③夏鳥として中国東北部の河北省で繁殖し、タイやマレー半島で越冬する亜種キムネビタキ (Ficedula narcissina elisae)
現在、IOC(国際鳥類学会議)では亜種キムネビタキを別種キムネビタキ(Green-backed Flycatcher、Ficedula elisae)として独立させていますので、それに従えば2亜種ということになります。
今年も姿を見せてくれた亜種キビタキのオス。学名、英語はともに「水仙」を意味しますが、これは美少女ナルシスが自分の姿に見とれて泉の近くで水仙になったというギリシャ神話に由来しているとかで、まさにナルシスト的なキビタキの生態をよく捉えた名前といえます。




地面に降りたキビタキ。



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