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ニシセグロカモメ

スペイン・アフリカシリーズの続きで、今日は日本でも数少ない冬鳥として渡来するニシセグロカモメをご紹介します。

ニシセグロカモメ(Lesser black-backed Gull)はヨーロッパの大西洋沿岸、ロシア北部、シベリア北部などで繁殖し、冬季はアフリカ北部、ヨーロッパ南西部からインド北東部、北米の東海岸にかけて越冬する体長48~56cmのカモメ科カモメ属の鳥で、分布域により5亜種に分かれており、今回目にしたのはグリーンランド、アイスランド、フェロー諸島、ヨーロッパ西部で繁殖し、冬季、ヨーロッパ南西部、アフリカ西部、北米東海岸で越冬する亜種Larus fuscus graellsiiと思われます。

モロッコの海岸線で目にしたニシセグロカモメの成鳥夏羽。上面がセグロカモメより濃く、初列風切は長く、足は黄色(肉色を帯びる個体もいる)、嘴は黄色く小ぶりで先の膨らみが小さいのが特徴です。

ニシセグロカモメ1

ニシセグロカモメ2

海岸線で休んでいたニシセグロカモメ。左から2番目の個体は嘴に黒色みがあることから第3回冬羽から夏羽に移行中の個体でしょうか・・・

ニシセグロカモメ6

ニシセグロカモメ8

ニシセグロカモメ4

ダイシャクシギとのツーショット。

ニシセグロカモメ3

今日は日本でも数少ない冬鳥として渡来するニシセグロカモメをご紹介しましたが、ニシセグロカモメには5亜種が存在し、日本にはロシア北部からシベリア北部で繁殖する亜種ニシセグロカモメ(Larus fuscus heuglini)が渡来しますが、渡来する多くはセグロカモメとの交雑個体群とされるtaimyrensisタイプで、これらは上面の色がセグロカモメに近く、足は肉色味を帯びるものが多いようです・・・


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