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ニシツメナガセキレイ(仮称)

スペインシリーズの続きで、今日はニシツメナガセキレイ(仮称)と思われる個体をご紹介します。

従来、ツメナガセキレイ(Yellow Wagtail)は夏季にユーラシア大陸中部以北、アラスカで繁殖し、冬季はアフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシアなどへ渡り越冬するセキレイ科セキレイ属の鳥として知られてきましたが、近年、IOC(国際鳥類学会議)ではYellow WagtailをWestern Yellow Wagtail(ニシツメナガセキレイ(仮称):10亜種)とEastern Yellow Wagtail(ツメナガセキレイ:4亜種)の2種に分割しています。

スペイン南部の草地で目にしたニシツメナガセキレイ(仮称)の夏羽。頭部と頬は暗灰色で、眼の後方に眉斑があり、腮から喉は白色であることから、イベリア半島、フランス南西部、アフリカ北西部で繁殖し、冬季、アフリカ西部・中北部で越冬する亜種Motacilla flava iberiaeと思われました。

ニシツメナガセキレイ6

ニシツメナガセキレイ9

ニシツメナガセキレイ10

こちらは上記個体と似ていますが、眉斑が見られないことから、イタリア、シシリー島、コルシカ島、サルデーニャ島、スロベニアで繁殖し、冬季、アフリカ中部で越冬する亜種Motacilla flava cinereocapillaと思われました。当地は繁殖域ではないため、渡りの途中に立ち寄った ものなのでしょうか・・・

ニシツメナガセキレイ4

ニシツメナガセキレイ2

ニシツメナガセキレイ3

こちらはスペイン南部の湿地帯で目にした個体で、こちらは白い眉斑がはっきりしており、腮から体下面にかけて黄色であることから、ヨーロッパ北部・中部からウラル山脈にかけて繁殖し、冬季、アフリカに渡り越冬する基亜種Motacilla flava flavaと思われます。こちらも渡りの途中立ち寄ったのでしょうか・・・

ニシツメナガセキレイ13

ニシツメナガセキレイ14

今日はニシツメナガセキレイ(仮称)10亜種のうち、それぞれ別亜種と思われる3個体をご紹介しましたが、渡りの時期にはこのように同じエリアでも異なった亜種が見られるのは大変魅力的です・・・


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