アナドリ
小笠原・西之島クルーズの続きで、今日はアナドリをご紹介します。
アナドリ(Bulwer's Petrel)はインド洋、大西洋、太平洋に広く分布し、夏季にアゾレス諸島、ハワイ諸島、マルキーズ諸島で繁殖する体長約27cmのミズナギドリ科アナドリ属の海鳥で、日本では火山列島(硫黄列島)や小笠原諸島、仲の神島、ハンミャ島、枇榔島(繁殖地の北限)で繁殖しています。
小笠原諸島周辺で何度も目にしたアナドリ。岩の隙間や斜面に掘った穴に卵を産むことからアナドリの和名が付けられていますがミズナギドリの仲間で、尾羽はやや長い楔形、全身黒褐色の羽毛で被われ、大雨覆上面が淡褐色であるため、飛翔時には写真のように帯状に見えます。







日本でも火山列島(硫黄列島)や小笠原諸島など、多くの島々で繁殖しているアナドリですが、中でも父島列島の東島はアナドリが1000組以上繁殖している国内最重要繁殖地の一つとして知られていますが、2006年の調査では外来動物であるネズミ類の食害により調査区では繁殖が皆無であることが判明し、2008年環境省自然再生事業として、東島を含めた無人島でのネズミ類根絶対策が開始され、その結果、2009年より東島でアナドリの繁殖が確認され、駆除事業が消滅寸前であった個体群の存続に間に合った事例として紹介されています。同様に、父島や母島においてはネコ駆除によりアカガシラカラスバトをはじめとする鳥類に回復の傾向が見られているそうで、現在も引き続きこれら外来種に対する地道な取り組みが継続されているようです・・・
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アナドリ(Bulwer's Petrel)はインド洋、大西洋、太平洋に広く分布し、夏季にアゾレス諸島、ハワイ諸島、マルキーズ諸島で繁殖する体長約27cmのミズナギドリ科アナドリ属の海鳥で、日本では火山列島(硫黄列島)や小笠原諸島、仲の神島、ハンミャ島、枇榔島(繁殖地の北限)で繁殖しています。
小笠原諸島周辺で何度も目にしたアナドリ。岩の隙間や斜面に掘った穴に卵を産むことからアナドリの和名が付けられていますがミズナギドリの仲間で、尾羽はやや長い楔形、全身黒褐色の羽毛で被われ、大雨覆上面が淡褐色であるため、飛翔時には写真のように帯状に見えます。







日本でも火山列島(硫黄列島)や小笠原諸島など、多くの島々で繁殖しているアナドリですが、中でも父島列島の東島はアナドリが1000組以上繁殖している国内最重要繁殖地の一つとして知られていますが、2006年の調査では外来動物であるネズミ類の食害により調査区では繁殖が皆無であることが判明し、2008年環境省自然再生事業として、東島を含めた無人島でのネズミ類根絶対策が開始され、その結果、2009年より東島でアナドリの繁殖が確認され、駆除事業が消滅寸前であった個体群の存続に間に合った事例として紹介されています。同様に、父島や母島においてはネコ駆除によりアカガシラカラスバトをはじめとする鳥類に回復の傾向が見られているそうで、現在も引き続きこれら外来種に対する地道な取り組みが継続されているようです・・・
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