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ツバメの幼鳥たち

昨日の続きで、今日は同じく自宅近くの貯水池堰堤で目にしたツバメの幼鳥たちをご紹介します。

ツバメ(Barn Swallow)は北半球の広い範囲で繁殖し、冬季は東南アジアや南アジア、アフリカ、南アメリカなどに渡り越冬する体長約17cmのツバメ科ツバメ属の鳥で、分布域により8亜種に分かれており、日本では①ヒマラヤ東部から朝鮮半島、日本、中国南東部、台湾で繁殖する亜種ツバメ(Hirundo rustica gutturalis)と、②主にシベリア東部で繁殖する亜種アカハラツバメ(Hirundo rustica saturata)の2亜種が繁殖しており、冬季は台湾、フィリピン、ボルネオ島北部、マレー半島、ジャワ島などに渡って越冬することが知られています。

堰堤で休んでいた亜種ツバメ。成鳥にも似ていますが、額、腮から喉の赤褐色が鈍く、風切は褐色がかり、尾も短いことから幼鳥の可能性が高いと思われます。

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こちらは額、腮から喉が淡橙褐色であることから、上記個体より更に若い個体と思われます。

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こちらは嘴の会合線がまだ黄色いことから、巣立って間がない若い個体と思われます。

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今日は貯水池堰堤で休んでいた亜種ツバメの幼鳥たちをご紹介しましたが、ツバメの繁殖回数は通常4~7月にかけて1~2回程度繁殖し、低緯度では3回繁殖する個体もいるようです。そのためこのように成長度合いの異なる幼鳥を同時に目にすることがあるようです・・・


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