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カササギ、カケス

中欧シリーズの続きで、今日は何れもカラス科の鳥、カササギとカケスをご紹介します。

最初は滞在中、何度も目にしたカササギです。

カササギ(Eurasian magpie)はヨーロッパから中央アジア、極東にかけて広く分布し、全体で11亜種に分類されています。日本では北ミャンマーから東中国、北インドシナにかけて分布する亜種カササギ(Pica pica serica)が留鳥として九州北西部に局地的に生息していますが、近年、福井県や石川県、富山県、新潟県、山形県、北海道など、港を中心とした狭い範囲で繁殖する例が増えているようです。

プラハ近郊の公園で目にしたカササギ。当地のカササギはブリテン諸島、南スカンジナビアから東欧、小アジアにかけて分布する亜種Pica pica picaと思われます。見た目には、頭部から背以下の上面、腮から胸、尻から下尾筒は黒色で、翼は青色、尾には紫、緑、青などの金属光沢があり、日本で見られる亜種カササギと大変よく似ていました。

カササギ3

カササギ4

カササギ1

カササギ2

カササギ6

カササギ5

次は日本でもお馴染みのカケスです。

カケス(Eurasian jay)はアフリカ大陸北部、ユーラシア大陸の中部から南部にかけて広く分布していますが、留鳥性が強いため亜種が多く、全体で8グループ33亜種に分類されているそうで、日本では、①本州、四国、九州、対馬に分布する亜種カケスのほか、②北海道に分布する亜種ミヤマカケス、③佐渡島に分布する亜種サドカケス、④屋久島に分布する亜種ヤクシマカケスの4亜種が分布しています。

プラハのホテル中庭で目にしたカケス。今回目にしたのはヨーロッパグループに属する9亜種のうちの一つと思われます。額から後頭にかけて褐色で、黒色の顎線がありますが、日本の亜種カケスのような眼先の黒色部分がなく、少し優しい感じがします。

カケス1

あまり人を恐れないようで、しばらく枝にとまってサービスしてくれました・・・

カケス2

カケス3

今日は何れもカラス科の鳥、カササギとカケスをご紹介しましたが、海外でこのような留鳥性の鳥を見るにつけ、その亜種名について調べることになります。体系だった資料が少なく調べるのは面倒ですが、半面大変勉強にもなります・・・


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ズグロムシクイ

中欧シリーズの続きで、今日はヨーロッパでは比較的よく見られるズグロムシクイをご紹介します。

ズグロムシクイ(Blackcap)はヨーロッパ全域および、西アジア、アフリカの北部・西部・東部に分布するムシクイの仲間で、名前のようにオスは頭部が黒色で、よく響き渡るフルートのような囀りに人気があるそうです。

ツアー終盤、ウイーンのホテル近くの駐車場で目にしたズグロムシクイのオス。よくとおる美しい鳴き声のほうを探すと、木のてっぺんで囀っている頭の黒いズグロムシクイを見つけることができました。

ズグロムシクイ1

ズグロムシクイ2

ズグロムシクイ3

ズグロムシクイ4

しばらくすると場所を変えて、また囀り始めました・・・

ズグロムシクイ5

ズグロムシクイ6

ズグロムシクイ7

こちらはツアー最終日、ブタペストのホテル中庭で目にしたズグロムシクイのメス。メスのほうは頭が茶色で、ちょっと優しい感じがします・・・

ズグロムシクイ10

ズグロムシクイ11

今日はヨーロッパのほぼ全域で繁殖しているズグロムシクイをご紹介しましたが、ズグロムシクイはカッコウに托卵されることでも知られているそうで、日本におけるカッコウの托卵相手はホオジロやモズ、オオヨシキリ、コヨシキリなどが多いようですが、ヨーロッパでは生息数の多いズグロムシクイが托卵のターゲットになっているそうです。なお、この托卵行動については、托卵する側と托卵される側との間で知恵比べが行われることが知られていますが、ズグロムシクイについてもカッコウの卵を見破り、捨ててしまうなどの対抗手段がとられ、最近その成功率は低くなっているそうです・・・


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アカゲラ ヨーロッパ亜種

中欧シリーズの続きで、今日はアカゲラのヨーロッパ亜種をご紹介します。

アカゲラ(Great spotted woodpecker)はヨーロッパ、北アフリカの一部、ロシア、モンゴル、オホーツク、カムチャツカ半島、中国北東部、朝鮮半島、日本、ミャンマー、インドシナ半島北部に分布し、全部で15亜種に分類されています。日本では、①北海道に亜種エゾアカゲラが、②本州、四国に亜種アカゲラが留鳥として周年生息するほか、③アジア大陸北部・樺太に生息する亜種ハシブトアカゲラが春秋の渡りの時期に日本海の離島(見島、舳倉島)で観察されています。

プラハ郊外の公園で目にしたアカゲラののヨーロッパ亜種。この個体は頭頂が赤色であることから、オスの幼鳥と思われます。なお、今回目にしたのはイギリス、フランス、中央ヨーロッパからイタリア、バルカン半島、トルコ、コーカサス、ウクライナ南部に分布する亜種Dendrocopos major pinetorum と思われ、肩羽の白斑が亜種ハシブトアカゲラのように翼角あたりまで伸びていました。

アカゲラ1

アカゲラ2

アカゲラ3

アカゲラ4

こちらを向いたアカゲラ。

アカゲラ5

アカゲラ6

アカゲラ7

昨日のヨーロッパアオゲラに続き、同じくプラハ郊外の公園で目にしたアカゲラのヨーロッパ亜種と思われる個体をご紹介しましたが、何れも比較的人の出入りの多い公園で繁殖し、人をあまり恐れていなかったことから考えると、鳥たちにとってはストレスの少ない環境が確保されており、動植物を大切にするヨーロッパの人たちの国民性を感じた次第です・・・


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ヨーロッパアオゲラ

中欧シリーズの続きで、今日はヨーロッパアオゲラをご紹介します。

ヨーロッパアオゲラ(European green woodpecker)はヨーロッパ全域、西アジアに分布するアオゲラの仲間で、体長は30~36cmと日本のアオゲラ(体長約29cm)より一回り大きく、オス・メスともに頭頂は赤く、目の周囲と顎線が黒い(オスは顎線の中央部が赤色)という特徴があります。

プラハ郊外の公園で目にしたヨーロッパアオゲラの親鳥と幼鳥。幼鳥はまだ餌が十分に捕れないのか、親鳥から給餌を受けていました。

アオゲラ4

アオゲラ5

少し角度を変えて撮影。

アオゲラ6

アオゲラ7

アオゲラ8

親鳥の顎線をよく見ると中央部が赤色であることから、オスであることが分かりました。

アオゲラ9

こちらは地面で餌を探していたヨーロッパアオゲラの幼鳥。幼鳥には目の周囲の黒色部分はありませんが、顎線はうっすらと出ているようです。この個体は顎線の中央部に赤色部分があることからオスの幼鳥であることが分かります。

アオゲラ2

アオゲラ3

アオゲラ1

アオゲラ11

この個体は顎線に赤色部がないことからメスの幼鳥と思われます。

アオゲラ10

今日はヨーロッパ全域、西アジアに分布しているヨーロッパアオゲラをご紹介しましたが、欧米のバーダーが日本に来た時には別種である日本のアオゲラ(Japanese green woodpecker)に大変興味を持っていると聞いたことがありますが、今回はその逆で、初見のヨーロッパアオゲラを楽しんできました・・・



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ニシシジュウカラ(仮称)

中欧シリーズの続きで、今日はニシシジュウカラ(仮称)とも言うべきヨーロッパのシジュウカラをご紹介します。

このニシシジュウカラ(仮称)とも言うべきシジュウカラ(Great tit:Parus major)はユーラシア中部・西部、北アフリカに生息するシジュウカラ科の鳥で、かっては日本や韓国を含む東アジア、ロシア極東に分布するシジュウカラ(Japanese tit:Parus minor )や、南アジア、東南アジア、西アジアの一部に分布するParus cinereusを含むシジュウカラから分離独立した3種のうちの1種で、そのため、まだ正式な日本名は付けられていないようです。日本などで見られるシジュウカラが腹部が白いのに対し、このユーラシア中部・西部、北アフリカに生息するGreat titは腹部が黄色いのが特徴です。

プラハの市街地で目にしたニシシジュウカラ(仮称)。なお、このニシシジュウカラは全部で15亜種に分けられるそうですが、今回目にしたのはヨーロッパ大陸から、小アジア、カザフスタン北部・東部、南シベリア、モンゴル北部などに生息する基亜種(Parus major major)と思われます。

シジュウカラ4

シジュウカラ5

シジュウカラ6

シジュウカラ3

シジュウカラ2

シジュウカラ1

今日はヨーロッパ大陸から、小アジア、カザフスタン北部・東部、南シベリア、モンゴル北部などに生息するニシシジュウカラ(仮称)の基亜種と思われる個体をご紹介しましたが、昨年末に訪れたイギリスで見たニシシジュウカラ(仮称)はParus major newtoniと言う亜種のようで、腹部の黄色がもっと濃いタイプでした。イギリスはヨーロッパ大陸から離れているだけに留鳥性の野鳥は亜種が多いようです・・・


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Author:shumishan
自然大好き人間です。
自然の中で息づく野鳥たちとの出会いに、年も忘れて心ときめかせています。


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